JP3119996B2 - マルチスキャンディスプレイ装置 - Google Patents

マルチスキャンディスプレイ装置

Info

Publication number
JP3119996B2
JP3119996B2 JP06127803A JP12780394A JP3119996B2 JP 3119996 B2 JP3119996 B2 JP 3119996B2 JP 06127803 A JP06127803 A JP 06127803A JP 12780394 A JP12780394 A JP 12780394A JP 3119996 B2 JP3119996 B2 JP 3119996B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image signal
display device
parameter
dot clock
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP06127803A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07334141A (ja
Inventor
明男 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP06127803A priority Critical patent/JP3119996B2/ja
Publication of JPH07334141A publication Critical patent/JPH07334141A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3119996B2 publication Critical patent/JP3119996B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像信号を表示するデ
ィスプレイ装置に係り、特に、パーソナルコンピュー
タ、ワークステーション、マルチメディア機器等の画像
信号表示に好適なマルチスキャンディスプレイ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ及びワークステ
ーション等に使用されるディスプレイ装置には、特定の
機種に専用として設計製作された専用ディスプレイ装置
と、ある一定の範囲の水平・垂直周波数を有する画像信
号であれば表示可能なマルチスキャンディスプレイ装置
とがある。
【0003】現在市販されているパーソナルコンピュー
タには、アーキテクチャの異なる機種が多くあり、同じ
アーキテクチャの中においても複数の画像信号モードが
あって、それぞれ解像度(縦横の画素数)、水平周波
数、垂直周波数が異なっている。マルチスキャンディス
プレイ装置は、1台のディスプレイ装置で複数の画像信
号の方式に対応可能な様に設計製造されており、通常工
場出荷時に予め複数の方式の画像信号を画面に表示する
ためのパラメータ(水平ドット数、垂直ライン数、ドッ
トクロック、A/D変換用クロックフェーズ、水平位
置、垂直位置)がプリセットされている。
【0004】この様なマルチスキャンディスプレイ装置
の従来例の構成を図5に示す。図5において、従来のマ
ルチスキャンディスプレイ装置は、画像信号入力端子1
4と、アナログ/ディジタル切換スイッチ(以下、A/
D切換スイッチと略す)15と、増幅器16と、アナロ
グ/ディジタル変換器(以下、ADCと略す)17と、
メモリコントロール回路4と、フィールドメモリ11
と、液晶インタフェース(以下、液晶I/Fと略す)1
2と、液晶パネル13と、位相比較器1と、ローパスフ
ィルタ(以下、LPFと略す)2と、電圧制御発振器
(以下、VCOと略す)3と、CPU5と、コントロー
ルパネル7と、EE−PROMで構成された標準パラメ
ータメモリ8と、基準クロック発生器10とからなる。
【0005】また、破線で囲われた範囲のメモリコント
ロール回路4は、セレクタ41と、同期信号制御回路4
2と、クロック制御回路43と、1/N分周回路44
と、フィールドメモリ書込制御回路45と、フィールド
メモリ読出制御回路46と、液晶表示タイミング生成回
路47とからなる。
【0006】上記構成の従来のマルチスキャンディスプ
レイ装置は、以下のように動作する。まず、画像信号入
力端子14に画像信号が入力される。使用者が設定する
A/D切換スイッチ15は、セレクタ41の切換信号を
発生する。また、A/D切換スイッチ15は、入力され
た画像信号がディジタル信号であれば直接セレクタ41
に出力し、アナログ信号であれば増幅器16へ出力す
る。増幅器16はアナログ画像信号をAD変換可能なレ
ベルまで増幅し、ADC17へ出力する。ADC17
は、クロック制御回路43より位相調整されたタイミン
グで入力信号の各色について8ビットのディジタルデー
タに変換し、セレクタ41へ3色計24ビットのデータ
として出力する。
【0007】メモリコントロール回路4のセレクタ41
は、A/D切換スイッチ15からのディジタル画像信号
とADC17からのディジタル画像信号とをA/D切換
スイッチ15の指示に従って切り換えてフィールドメモ
リ11へ出力する。
【0008】セレクタ41から送られるディジタル信号
は、フィールドメモリ書込制御回路45から送られる書
込アドレス及び書込指示に従って、フィールドメモリ1
1に書き込まれる。また、フィールドメモリ読出制御回
路46は、フィールドメモリ11の読出アドレス及び液
晶パネル13に適合した読出タイミングを指示し、この
読出アドレスに従って読み出された内容は、液晶I/F
12へ送られる。液晶I/F12は、液晶表示タイミン
グ生成回路47からの表示タイミング信号に基づいて、
液晶パネル13の駆動形態に従った信号変換を行って、
液晶パネル13の駆動信号を生成する。
【0009】同期信号制御回路42は、画像信号入力端
子14から水平同期信号(HSYNC)及び垂直同期信
号(VSYNC)を入力する。また、同期信号制御回路
42は、水平周期カウンタを内蔵し、CPU5から入力
画像信号のステータス読み出しに応じて、水平周期カウ
ンタによる水平周期計数値を出力する。
【0010】ドットクロック生成回路は、位相比較器1
と、LPF2と、VCO3と、1/N分周回路44とか
ら構成されたPLLとなっている。また、1/N分周回
路44の分周比NはCPU5から設定可能であり、いわ
ゆるプログラマブル分周器となっている。ドットクロッ
クは、画素データ1ドット毎に対応したタイミング信号
であり、通常パソコンからは直接出力されないため、入
力される画像信号をサンプリングして生成する必要があ
る。
【0011】上記ドットクロック生成において、VCO
3の発振出力は、1/N分周回路44で分周されフィー
ドバック信号(HSYNCF)となって、位相比較器1
に与えられる。また、入力水平同期信号(HSYNC)
も位相比較器1に与えられる。位相比較器1は、HSY
NCとHSYNCFとの比較を行い、2つの入力に位相
差がある場合は、その位相差に応じた出力電圧を出力す
る。
【0012】位相比較器1の出力は、LPF2により低
域成分のみ通過して、再びVCO3に戻される。こうし
て、水平同期信号に同期し、水平同期信号のN倍の周波
数をもつ信号がVCO3の出力に得られる。ところで、
CPU5は、入力画像信号の水平同期信号及び垂直同期
信号の周期を知らされているので、これらの周期から1
ライン当たりのドット数Nを判断し、1/N分周回路4
4に分周比Nを設定している。このため、VCO3の出
力に得られた水平同期信号のN倍の周波数をもつ信号
は、入力画像信号の画素毎のタイミングを示す信号とな
り、入力画像信号をA/D変換するADC17のサンプ
リングクロック及びフィールドメモリ11の書き込みク
ロックとして使用される。
【0013】次に、上記構成の従来のマルチスキャンデ
ィスプレイ装置における入力画像信号の判別方法につい
て説明する。図6及び7は、CPU5が内蔵するプログ
ラムから入力画像信号の判定及びこの判定に基づくスキ
ャンパラメータの切換部分を抜き出し、フローチャート
で示したものである。
【0014】まず最初に、入力画像信号のステータスが
読み込まれる(ステップS100)。このステータス
は、入力画像信号の有無、アナログ/ディジタル切換ス
イッチ15の状態、入力画像信号がインターレース信号
かノンインターレース信号かを示すインターレースフラ
グ及び同期信号制御回路42が内蔵する水平同期カウン
タの値を含む。
【0015】次いで、入力画像信号の有無が調べられる
(ステップS101)。入力画像信号がなければ、モー
ド判別外又は非対応機種からの画像信号であるとして、
LCDの表示を停止する(S107)。入力画像信号が
あれば、次いで、アナログ/ディジタル切換スイッチ1
5の状態が判定される(ステップS102)。
【0016】ディジタル入力であれば、インターレース
フラグが調べられる(ステップS103)。インターレ
ースフラグがセットされていれば、モード判別外又は非
対応機種からの画像信号であるとして、LCDの表示を
停止する(S107)。インターレースフラグがセット
されていなければ、次いで、水平周期カウンタの値が調
べられる(ステップS104)。
【0017】ステップS104において、水平周期カウ
ンタの値がそれぞれ16進表示で、“0C”,“0
9”,“08”,“06”のとき、入力画像信号のモー
ドは、それぞれCGA(640×200ドット)、EG
A(640×350ドット)、EGA(640×350
ドット)、JEGA(640×480ドット)であると
判断し、ステップS108へ移る。水平周期カウンタの
値がその他の値であるとき、モード判別外又は非対応機
種として、ステップS107へ移る。
【0018】ステップS102において、アナログ入力
であれば、次いで、インターレースフラグが調べられる
(ステップS105)。インターレースフラグがセット
されていれば、入力画像信号は、PCであると判断す
る。インターレースフラグがセットされていなければ、
水平周期カウンタの値を調べる(ステップS106)。
【0019】ステップS106において、水平周期カウ
ンタの値がそれぞれ16進表示で、“05”,“0
6”,“07”,“08”のとき、入力画像信号のモー
ドは、それぞれVGA,VGA,PC98,PC98と
判断し、ステップS108へ移る。水平周期カウンタの
値がその他の値であるとき、モード判別外又は非対応機
種として、ステップS107へ移る。
【0020】ステップS108において、今回判断され
た入力画像信号のモードが、前回判断された入力画像信
号のモードと同じか異なるかが判断される。前回と同じ
モードであれば、前回設定されたモードが継続している
ので今回の処理は必要がなく、その他の処理へ移る。前
回のモードと異なっていれば、LCDの表示を停止し
(ステップS109)、入力画像信号の番号を設定し
(ステップS110)、判別した画像信号の番号に応じ
て、モードLEDを点滅、点灯または消灯する(ステッ
プS111)。
【0021】次いで、前記設定された画像信号番号に応
じたパラメータアドレスを読み出し(ステップS11
2)、このアドレスを使用して標準パラメータメモリ8
(EE−PROMで構成)からパラメータを読み出し、
CPU5の内部RAMへ格納する(ステップS11
3)。ついで、CPU5の内部RAMからメモリコント
ロール回路4の各部へパラメータを設定し(ステップS
114)、この設定されたパラメータに従ってLCD1
3の表示が開始される(ステップS115)。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のマルチスキャンディスプレイ装置においては、予め
標準パラメータメモリに記憶された画像信号のみ表示が
可能であり、標準パラメータメモリに設定されていない
画像信号が入力された場合には、表示画面上にこの入力
画像信号を表示できないという問題点があった。
【0023】以上の問題点に鑑み、本発明の課題は、予
め標準パラメータメモリにパラメータが設定されていな
いモードの画像信号が入力されたときでも、入力された
画像信号に応じて、使用者が不揮発性メモリにパラメー
タを設定し、以後使用者が設定したモードと同じ画像信
号が入力されたとき、使用者の設定したパラメータを使
用して画像信号を表示可能なマルチスキャンディスプレ
イ装置を提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を有する。すなわち、本発明は、
走査方式及び信号伝送方式のいずれか一方または双方が
互いに異なる複数の画像信号の何れでも画面に表示可能
なマルチスキャンディスプレイ装置において、製造工程
において設定されかつそれぞれ異なる方式の画像信号を
画面に表示するための複数組の標準パラメータを記憶す
る標準パラメータ記憶手段と、使用者がユーザー設定パ
ラメータを入力するパラメータ入力手段と、前記ユーザ
ー設定パラメータを記憶するための少なくとも1つの記
憶場所を有する不揮発性のユーザー設定パラメータ記憶
手段と、入力された画像信号に適合するパラメータを前
記標準パラメータ記憶手段及び前記ユーザー設定パラメ
ータ記憶手段から検索する検索手段と、前記検索された
パラメータに基づいて画像信号の表示を制御する制御手
段と、を備えることを特徴とするマルチスキャンディス
プレイ装置である。
【0025】また本発明においては、前記ユーザー設定
パラメータは、水平画素数、垂直画素数、ドットクロッ
ク周波数、フェーズ、水平位置及び垂直位置をそれぞれ
含むことができる。また本発明においては、複数のバン
ドを有しドットクロックを発生する電圧制御発振器と、
前記ドットクロックを分周するドットクロック分周器
と、前記分周されたドットクロックと水平同期信号とを
位相比較する位相比較器と、前記位相比較器出力の低域
信号を通過させ前記電圧制御発振器の制御電圧とする低
域濾波器と、前記制御電圧をアナログ/ディジタル変換
するアナログ/ディジタル変換器と、前記パラメータ入
力手段により制御されるドットクロック周波数が前記バ
ンドの端部にあるとき、前記制御電圧のディジタル変換
値に基づいて前記バンドを隣接するバンドに切り換える
バンド切換手段と、を更に備えることができる。さらに
本発明においては、前記画面を液晶パネルとすることが
できる。
【0026】
【作用】本発明は上記構成により、標準パラメータに設
定されてない画像信号を入力する場合、使用者が入力画
像信号に応じたパラメータをユーザー設定パラメータ記
憶手段に記憶させることができ、以後このユーザー設定
パラメータ記憶手段と従来の標準パラメータ記憶手段と
を検索し、入力画像信号に適合した表示制御パラメータ
を読み出すことができる。
【0027】
【実施例】次に、図面を参照して本発明の一実施例を詳
細に説明する。図1は、本発明に係るマルチスキャンデ
ィスプレイ装置の構成を示すブロック図である。なお、
図5に示した従来技術の構成要素と同様の構成要素に
は、同じ符号を付与している。図1において、本実施例
のマルチスキャンディスプレイ装置は、画像信号入力端
子14と、A/D切換スイッチ15と、増幅器16と、
ADC17と、メモリコントロール回路4と、フィール
ドメモリ11と、液晶I/F12と、液晶パネル13
と、位相比較器1と、LPF2と、VCO3と、CPU
5と、ADC6と、コントロールパネル7と、EE−P
ROMで構成された標準パラメータメモリ8と、同じく
EE−PROMで構成されたユーザー設定パラメータメ
モリ9と、基準クロック発生器10とからなる。
【0028】また、メモリコントロール回路4は、セレ
クタ41と、同期信号制御回路42と、クロック制御回
路43と、1/N分周回路44と、フィールドメモリ書
込制御回路45と、フィールドメモリ読出制御回路46
と、液晶表示タイミング生成回路47とからなる。
【0029】上記構成の本実施例において、本発明にお
いて追加された構成要素は、ADC6と、ユーザー設定
パラメータメモリ9と、CPU5に内蔵された2つのサ
ブプログラム、すなわち、ユーザー設定パラメータの入
力手段及び標準パラメータとユーザー設定パラメータの
双方から入力画像信号に応じたパラメータを検索する手
段である。その他の構成要素は、従来技術と同じ構成要
素を使用しているので、同じ説明は省略する。
【0030】さて、本実施例のドットクロック生成回路
は、位相比較器1と、LPF2と、VCO3と、プログ
ラマブルな1/N分周回路44とから構成されたPLL
となっている。そして、VOC3は、図2に示すよう
に、それぞれPLL電圧1〜4Vにより制御される23
〜35MHz,14.5〜25.5MHz,7.5〜1
7.5MHzからなる3バンド構成となっている。そし
て、このPLL電圧は、ADC6によりアナログ/ディ
ジタル変換されて、CPU5に読み込まれるようになっ
ている。
【0031】VCO3のバンド選択は、後述するフロー
チャートにおいて、パラメータが設定されてない画像信
号が入力されたときに、コントロールパネル7のキース
イッチに含まれるドットクロック調整ボタン(ドットク
ロック上昇用とドットクロック低下用)を使用してドッ
トクロックを合わせ込む際に使用される。すなわち、ド
ットクロックボタンを押す毎に、PLL電圧が上下し、
CPU5はそれぞれ変更後のPLL電圧をチェックし、
PLL電圧が、1〜4Vの範囲の端部(例えば、1.2
V以下、3.5V以上)になると、隣接するバンドに切
り換える。隣接バンドがない場合には、切換は起こらな
い。
【0032】ドットクロックの合わせ込みが終わると、
次いで、水平ドット数、垂直ライン数、クロック、フェ
ーズ、水平位置、垂直位置の各パラメータもコントロー
ルパネル7に設けられたキースイッチからそれぞれ設定
され、CPU5がコントロールパネル7から読み込んだ
各パラメータは、ユーザー設定パラメータメモリ(EE
−PROMで構成)9に書き込まれる。
【0033】次いで、本実施例のマルチスキャンディス
プレイ装置における入力画像信号の判別方法について説
明する。図3及び4は、CPU5が内蔵するプログラム
から入力画像信号の判定及びこの判定に基づくスキャン
パラメータの切換部分を抜き出し、フローチャートで示
したものである。
【0034】まず最初に、入力画像信号のステータスが
読み込まれる(ステップS10)。このステータスは、
入力画像信号の有無、アナログ/ディジタル切換スイッ
チ15の状態、入力画像信号がインターレース信号かノ
ンインターレース信号かを示すインターレースフラグ及
び同期信号制御回路42が内蔵する水平同期カウンタの
値を含む。
【0035】次いで、入力画像信号の有無が調べられる
(ステップS11)。入力画像信号がなければ、モード
判別外の画像信号であるとして、ドットクロック調整モ
ードへ移る(ステップS17)。入力画像信号があれ
ば、次いで、アナログ/ディジタル切換スイッチ15の
状態が判定される(ステップS12)。
【0036】ディジタル入力であれば、インターレース
フラグが調べられる(ステップS13)。インターレー
スフラグがセットされていれば、非標準画像信号である
として、ドットクロック調整モードへ移る(ステップS
17)。インターレースフラグがセットされていなけれ
ば、次いで、水平周期カウンタの値が調べられる(ステ
ップS14)。
【0037】ステップS14において、水平周期カウン
タの値がそれぞれ16進表示で、“0C”,“09”,
“08”,“06”のとき、入力画像信号のモードは、
それぞれCGA(640×200ドット)、EGA(6
40×350ドット)、EGA(640×350ドッ
ト)、JEGA(640×480ドット)であると判断
し、ステップS25へ移る。水平周期カウンタの値がそ
れ以外であれば、ユーザーによるパラメータ設定を可能
とするため、ステップS17へ移る。
【0038】ステップS12において、アナログ入力で
あれば、次いで、インターレースフラグが調べられる
(ステップS15)。インターレースフラグがセットさ
れていれば、入力画像信号は、PCであると判断する。
インターレースフラグがセットされていなければ、水平
周期カウンタの値を調べる(ステップS16)。
【0039】ステップS16において、水平周期カウン
タの値がそれぞれ16進表示で、“05”,“06”,
“07”,“08”のとき、入力画像信号のモードは、
それぞれVGA,VGA,PC98,PC98と判断
し、ステップS25へ移る。水平周期カウンタの値がそ
れ以外であれば、ユーザーによるパラメータ設定を可能
とするため、ステップS17へ移る。
【0040】ステップS17ではドットクロック調整モ
ードが設定され、次いで、VCO3のPLL電圧がチェ
ックされる(ステップS18)。PLL電圧のチェック
において、まず3.5V以上か否かがチェックされる
(ステップS19)。3.5V以上であれば、上位の隣
接するバンドへVCO3の発振周波数範囲を切り換え、
最上位のバンドであれば切換はしない(ステップS2
0)。3.5V未満の時は続いて1.2V以下か否かが
チェックされる(ステップS21)。1.2V以下であ
れば、下位の隣接するバンドへVCO3の発振周波数範
囲を切り換え、最下位のバンドであれば切換はしない
(ステップS22)。1.2〜3.5Vの範囲内であれ
ば、バンド切換は行わずに、ステップS23へ移る。
【0041】バンド切換の後、ステップS23では、水
平ドット数、垂直ライン数、クロック、A/D変換クロ
ックフェーズ、水平位置、垂直位置の各パラメータがコ
ントロールパネルから設定され、CPU5がその内部に
読み込む。次いで、これらのパラメータをユーザー設定
パラメータメモリ9に書き込み、この書き込みアドレス
に対応する入力画像信号番号を設定し(ステップS2
4)、次いで、ステップS25へ移る。
【0042】ステップS25において、今回判断された
入力画像信号のモードが、前回判断された入力画像信号
のモードと同じか異なるかが判断される。前回と同じモ
ードであれば、前回設定されたモードが継続しているの
で今回の処理は必要がなく、その他の処理へ移る。前回
のモードと異なっていれば、LCDの表示を停止し(ス
テップS26)、ユーザー設定画像信号番号を含む入力
画像信号の番号を設定し(ステップS27)、判別した
画像信号の番号に応じて、モードLEDを点滅、点灯ま
たは消灯する(ステップS28)。
【0043】次いで、前記設定された画像信号番号に応
じたパラメータアドレスを読み出し(ステップS2
9)、このアドレスを使用して標準パラメータメモリ8
及びユーザー設定パラメータメモリ9からパラメータを
読み出し、CPU5の内部RAMへ格納する(ステップ
S30)。次いで、CPU5の内部RAMからメモリコ
ントロール回路4の各部へパラメータを設定し(ステッ
プS31)、この設定されたパラメータに従ってLCD
13の表示が開始される(ステップS32)。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ユ
ーザー設定パラメータ入力手段及びユーザー設定パラメ
ータ記憶手段により、標準パラメータ記憶手段に設定さ
れてない画像信号入力時にも、一旦ユーザー設定パラメ
ータ記憶手段に登録すると、次回からは自動的にパラメ
ータを検索して、入力映像信号に適合したパラメータを
使用することができ、非標準画像信号を適正な表示モー
ドで表示することができるマルチスキャンディスプレイ
装置を提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマルチスキャンディスプレイ装置
の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】実施例に使用される電圧制御発振器(VCO)
のバンド切換を説明するためのドットクロック−PLL
電圧対応を示すグラフである。
【図3】実施例の動作を説明するフローチャートの前半
部である。
【図4】実施例の動作を説明するフローチャートの後半
部である。
【図5】従来のマルチスキャンディスプレイ装置の構成
例を示すブロック図である。
【図6】従来例の動作を説明するフローチャートの前半
部である。
【図7】従来例の動作を説明するフローチャートの後半
部である。
【符号の説明】
1 位相比較器 2 ローパスフィルタ(LPF) 3 電圧制御発振器(VCO) 4 メモリコントロール回路 41 セレクタ 42 同期信号制御回路 43 クロック制御回路 44 プログラマブル1/N分周回路 45 フィールドメモリ書き込み制御回路 46 フィールドメモリ読み出し制御回路 47 液晶表示タイミング生成回路 5 CPU 6 アナログ/ディジタル変換器(ADC) 7 コントロールパネル 8 標準パラメータメモリ 9 ユーザー設定パラメータメモリ 10 基準クロック発生器 11 フィールドメモリ 12 液晶インタフェース 13 液晶パネル 14 画像信号入力端子 15 アナログ/ディジタル切換スイッチ 16 増幅器 17 アナログ/ディジタル変換器(ADC)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G09G 5/12 H04N 3/14 H04N 3/14 5/05 5/05 5/46 5/46 G09G 5/00 520T (56)参考文献 特開 平5−35240(JP,A) 特開 平4−349491(JP,A) 特開 平2−181783(JP,A) 特開 平6−161369(JP,A) 実願 平2−66251号(実開 平4− 24793号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 5/18 G09G 1/16 G09G 3/20 G09G 3/36 G09G 5/00 G09G 5/12 H04N 3/14 H04N 5/05 H04N 5/46

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査方式及び信号伝送方式のいずれか一
    方または双方が互いに異なる複数の画像信号の何れでも
    画面に表示可能なマルチスキャンディスプレイ装置にお
    いて、 製造工程において設定されかつそれぞれ異なる方式の画
    像信号を画面に表示するための複数組の標準パラメータ
    を記憶する標準パラメータ記憶手段と、 使用者がユーザー設定パラメータを入力するパラメータ
    入力手段と、 前記ユーザー設定パラメータを記憶するための少なくと
    も1つの記憶場所を有する不揮発性のユーザー設定パラ
    メータ記憶手段と、 入力された画像信号に適合するパラメータを前記標準パ
    ラメータ記憶手段及び前記ユーザー設定パラメータ記憶
    手段から検索する検索手段と、 前記検索されたパラメータに基づいて画像信号の表示を
    制御する制御手段と、 を備え 前記ユーザー設定パラメータは、水平画素数、垂直画素
    数、ドットクロック周波数、アナログ/ディジタル変換
    サンプリングクロックの位相、水平位置及び垂直位置を
    それぞれ含む ことを特徴とするマルチスキャンディスプ
    レイ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、複数のバンドを有しドットクロックを発生する電圧制御
    発振器と、 前記ドットクロックを分周するドットクロック分周器
    と、 前記分周されたドットクロックと水平同期信号とを位相
    比較する位相比較器と、 前記位相比較器出力の低域信号を通過させ前記電圧制御
    発振器の制御電圧とする低域濾波器と、 前記制御電圧をアナログ/ディジタル変換するアナログ
    /ディジタル変換器と、 前記パラメータ入力手段により制御されるドットクロッ
    ク周波数が前記バンドの端部にあるとき、前記制御電圧
    のディジタル変換値に基づいて前記バンドを隣接するバ
    ンドに切り換えるバンド切換手段と、を更に備える こと
    を特徴とするマルチスキャンディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
    画面を液晶パネルとしたことを特徴とするマルチスキャ
    ンディスプレイ装置。
JP06127803A 1994-06-09 1994-06-09 マルチスキャンディスプレイ装置 Expired - Lifetime JP3119996B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06127803A JP3119996B2 (ja) 1994-06-09 1994-06-09 マルチスキャンディスプレイ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06127803A JP3119996B2 (ja) 1994-06-09 1994-06-09 マルチスキャンディスプレイ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07334141A JPH07334141A (ja) 1995-12-22
JP3119996B2 true JP3119996B2 (ja) 2000-12-25

Family

ID=14969068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06127803A Expired - Lifetime JP3119996B2 (ja) 1994-06-09 1994-06-09 マルチスキャンディスプレイ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3119996B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015520316A (ja) * 2012-04-17 2015-07-16 ボルボ ラストバグナー アーベー 第2の車両部品に着脱自在に連結されている第1の車両部品の盗難を防止するための装置

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW376642B (en) * 1996-05-07 1999-12-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd Video signal processing apparatus
US5796392A (en) 1997-02-24 1998-08-18 Paradise Electronics, Inc. Method and apparatus for clock recovery in a digital display unit
JP3644672B2 (ja) * 1999-07-09 2005-05-11 シャープ株式会社 表示装置およびその駆動方法
JP4639433B2 (ja) * 2000-06-08 2011-02-23 ソニー株式会社 画像処理装置および画像処理方法、並びに記録媒体
JP4594018B2 (ja) * 2000-07-26 2010-12-08 ルネサスエレクトロニクス株式会社 表示制御装置
JP5237979B2 (ja) * 2000-07-26 2013-07-17 ルネサスエレクトロニクス株式会社 表示制御方法、表示制御装置、及び携帯電話システム
JP2006227442A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Sharp Corp 映像信号処理装置、及び該装置を備えた映像表示装置
JP2008165037A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Funai Electric Co Ltd 表示装置
JP6120557B2 (ja) * 2012-12-21 2017-04-26 キヤノン株式会社 表示装置、画像処理装置、及びその制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015520316A (ja) * 2012-04-17 2015-07-16 ボルボ ラストバグナー アーベー 第2の車両部品に着脱自在に連結されている第1の車両部品の盗難を防止するための装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07334141A (ja) 1995-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6078317A (en) Display device, and display control method and apparatus therefor
JP2903044B2 (ja) ビデオ信号変換器及び方法
US5917552A (en) Video signal interface system utilizing deductive control
JP3119996B2 (ja) マルチスキャンディスプレイ装置
KR100338901B1 (ko) 텔레비젼수신기
WO1999014940A1 (en) Microbuffer used in synchronization of image data
US6704009B2 (en) Image display
JPH10319932A (ja) ディスプレイ装置
KR100283574B1 (ko) 모니터 화면 사이즈 제어 회로 및 그 제어방법
US5608463A (en) Oscillator circuit suitable for picture-in-picture system
US7327401B2 (en) Display synchronization signal generation apparatus and method in analog video signal receiver
JPH09294231A (ja) データ伝送システム
JPH01321475A (ja) マルチスキャン型crtディスプレイ装置
KR0183819B1 (ko) 모니터 겸용의 텔레비젼 수상기
JPH01248879A (ja) アドレス制御回路
JP3301196B2 (ja) 走査変換装置
JPH0720809A (ja) ディジタルコンバーゼンス補正装置とそれを用いた画像表示装置
JPH07219486A (ja) 液晶表示装置
KR100237421B1 (ko) 액정표시장치 출력신호의 주사선수 변환장치
JP2001075533A (ja) 投射型表示装置
JPH08186801A (ja) 走査線変換回路
KR100483532B1 (ko) 멀티싱크를구현하는피엘엘시스템
KR100516052B1 (ko) 블랭크구간을이용한비디오패러미터의전송방법
JPH10288972A (ja) サンプリングクロック発生装置
KR19980016023A (ko) 텔레비젼수상기/피씨겸용 온스크린 처리회로

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071013

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081013

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081013

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091013

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091013

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101013

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121013

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131013

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term