JP3061992B2 - 感光性樹脂の製造方法 - Google Patents

感光性樹脂の製造方法

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JP3061992B2
JP3061992B2 JP5272165A JP27216593A JP3061992B2 JP 3061992 B2 JP3061992 B2 JP 3061992B2 JP 5272165 A JP5272165 A JP 5272165A JP 27216593 A JP27216593 A JP 27216593A JP 3061992 B2 JP3061992 B2 JP 3061992B2
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  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高分子量の感光性樹脂
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体素子の表面保護膜、層間絶
縁膜等には、耐熱性が優れ、また卓越した電気絶縁性、
機械強度等を有するポリイミドが用いられているが、ポ
リイミドパターンを作成する繁雑な工程を簡略化する為
にポリイミド自身に感光性を付与する技術が最近注目を
集めている。例えば、下記式
【0003】
【化2】
【0004】で示されるような構造のエステル基で感光
性基を付与したポリイミド前駆体組成物(例えば特公昭
55−41422号公報)等が知られている。これら
は、いずれも適当な有機溶剤に溶解し、ワニス状態で塗
布、乾燥した後、フォトマスクを介して紫外線照射し、
現像、リンス処理して所望のパターンを得、更に加熱処
理することによりポリイミド皮膜としている。感光性を
付与したポリイミドを使用するとパターン作成工程の簡
素化効果があるだけでなく、毒性の強いエッチング液を
使用しなくてすむので安全でかつ公害の点でも優れてお
り、ポリイミドの感光性化は、今後一層重要な技術とな
ることが期待されている。
【0005】エステル基を導入する方法としては、まず
酸二無水物と感光性基を含有するアルコール化合物を反
応させ、更に酸クロライドにしてジアミンと共重合する
方法(特公昭55−41422号公報)が報告されてい
る。またカルボジイミド類を縮合剤とする方法(特開昭
60−228537号公報、特開昭61−293204
号公報)も知られている。このカルボジイミド類を用い
て合成した樹脂は、含塩素量が数ppm以下と少ないと
いう利点を有するが、以下のような問題点を残してい
る。一般にカルボジイミド類は、アミノ酸からペプチド
を合成する際に用いる縮合剤である。その反応機構はま
ずカルボン酸と反応しO−アシルイソ尿素が生成する。
さらにもう1分子のカルボキシル成分と反応して対称酸
無水物となり、この無水物がアミンと反応してアミド結
合を形成する。しかしこの反応において、反応系中に塩
基性の強いアミンがあると、副反応としてO−アシルイ
ソ尿素が転位して反応性のないアシル尿素が副生する。
感光性樹脂を得る場合、感光基を有するアルコール化合
物と酸二無水物を反応させて得られるアクリル又はメタ
クリル基を有するテトラカルボン酸ジエステルとジアミ
ンからカルボジイミド類を用いてポリイミド前駆体を得
るが、通常のジカルボン酸とジアミンからポリアミドを
得るのとは異なり、立体障害の非常に大きいアクリル又
はメタクリル基を有するテトラカルボン酸ジエステルで
あるため、対称酸無水物を作りにくく反応性が非常に悪
い。また上記に示した理由で副生成物であるアシル尿素
ができ、末端は停止してしまい、高分子量化は非常に困
難となる。そこで、これを抑制するために反応を低温で
行なうという方法もあるが、反応による発熱等もあり、
完全に抑制するのは困難で、低分子量のポリイミド前駆
体しか得られない。また反応方法においても種々検討さ
れており、例えば、日本化学会誌〔第80巻、第12
号、1497頁(1959)〕に、カルボジイミドとし
てN,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(以下D
CCと略す)を用いた例が示してあるが、それによると
酸とアミンとDCCを最初から全量加えて反応させるの
ではなく、酸とDCCをしばらく反応させた後、アミン
を徐々に滴下した方がN−アシル尿素の生成が抑制でき
ると報告されている。しかしながら、これら添加順を考
慮しポリイミド前駆体を合成(特開昭61−29320
4号公報)したとしても、低分子量のポリイミド前駆体
しか得られないのが実情である。このような低分子量ポ
リイミド前駆体を用いた感光性樹脂組成物は感度が低
く、またそれを加熱処理することにより得られるポリイ
ミドフィルムの機械特性は劣り、実用化には問題があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高分
子量の感光性樹脂の製造方法を提供することにあり、そ
の結果として高感度でかつ硬化膜特性に優れる感光性樹
脂を得るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、式(1)で示
されるテトラカルボン酸テトラエステルと
【0008】
【化3】
【0009】ジアミンを非プロトン性極性溶媒中、温度
0〜50℃で反応させることを特徴とする式(2)で示
される繰り返し単位を有する感光性樹脂の製造方法で、
【化6】 特に、式(1)で示されるテトラカルボン酸テトラエス
テルが、テトラカルボン酸二無水物にR 2 のアルコール
化合物とR 3 のアルコール化合物とを付加反応させた
後、縮合剤としてのカルボジイミド類の存在下、1−ヒ
ドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアゾールを反応させ
て得られるテトラカルボン酸テトラエステルである、前
記の感光性樹脂の製造方法である。
【0010】
【作用】本発明に使用する式(1)のテトラカルボン酸
テトラエステルは、ジアミン類と定量的に反応を行い、
容易に極めて高分子量のポリアミド酸を誘導することが
できる。式(1)のテトラカルボン酸テトラエステル
は、テトラカルボン酸二無水物にR2のアルコール化合
物とR3のアルコール化合物とを付加反応させた後、縮
合剤としてのカルボジイミド類の存在下、1−ヒドロキ
シ−1,2,3−ベンゾトリアゾールを反応させること
により合成される。
【0011】本発明において用いられるテトラカルボン
酸二無水物は、芳香族テトラカルボン酸二無水物又は/
及びその誘導体が主に使用される。例えば、ピロメリッ
ト酸二無水物、ベンゼン−1,2,3,4−テトラカル
ボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノン
テトラカルボン酸二無水物、2,2’,3,3’−ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,3,3’,
4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、ナフ
タレン−2,3,6,7−テトラカルボン酸二無水物、
ナフタレン−1,2,5,6−テトラカルボン酸二無水
物、ナフタレン−1,2,4,5−テトラカルボン酸二
無水物、ナフタレン−1,4,5,8−テトラカルボン
酸二無水物、ナフタレン−1,2,6,7−テトラカル
ボン酸二無水物、4,8−ジメチル−1,2,3,5,
6,7−ヘキサヒドロナフタレン−1,2,5,6−テ
トラカルボン酸二無水物、4,8−ジメチル−1,2,
3,5,6,7−ヘキサヒドロナフタレン−2,3,
6,7−テトラカルボン酸二無水物、2,6−ジクロロ
ナフタレン−1,4,5,8−テトラカルボン酸二無水
物、2,7−ジクロロナフタレン−1,4,5,8−テ
トラカルボン酸二無水物、2,3,6,7−テトラクロ
ロナフタレン−1,4,5,8−テトラカルボン酸二無
水物、1,4,5,8−テトラクロロナフタレン−2,
3,6,7−テトラカルボン酸二無水物、3,3’,
4,4’−ジフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,
2’,3,3’−ジフェニルテトラカルボン酸二無水
物、2,3,3’,4’−ジフェニルテトラカルボン酸
二無水物、3,3”,4,4”−p−テルフェニルテト
ラカルボン酸二無水物、2,2”,3,3”−p−テル
フェニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,3”,
4”−p−テルフェニルテトラカルボン酸二無水物、
2,2−ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)−プロ
パン二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフ
ェニル)−プロパン二無水物、ビス(2,3−ジカルボ
キシフェニル)エーテル二無水物、ビス(3,4−ジカ
ルボキシフェニル)エーテル二無水物、ビス(2,3−
ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、ビス(3,4
−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、ビス(2,
3−ジカルボキシフェニル)スルホン二無水物、ビス
(3,4−ジカルボキシフェニル)スルホン二無水物、
1,1−ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)エタン
二無水物、1,1−ビス(3,4−ジカルボキシフェニ
ル)エタン二無水物、ペリレン−2,3,8,9−テト
ラカルボン酸二無水物、ペリレン−3,4,9,10−
テトラカルボン酸二無水物、ペリレン−4,5,10,
11−テトラカルボン酸二無水物、ペリレン−5,6,
11,12−テトラカルボン酸二無水物、フェナンスレ
ン−1,2,7,8−テトラカルボン酸二無水物、フェ
ナンスレン−1,2,6,7−テトラカルボン酸二無水
物、フェナンスレン−1,2,9,10−テトラカルボ
ン酸二無水物、シクロペンタン−1,2,3,4−テト
ラカルボン酸二無水物、ピラジン−2,3,5,6−テ
トラカルボン酸二無水物、ピロリジン−2,3,4,5
−テトラカルボン酸二無水物、チオフェン−2,3,
4,5−テトラカルボン酸二無水物等が挙げられるが、
これらに限定されるものではない。また、使用にあたっ
ては、1種類でも2種類以上の混合物でもかまわない。
【0012】本発明において用いられるアクリル又はメ
タクリル基を有するアルコール化合物は、エステル結合
でポリアミド側鎖に結合し、さらにこれらのアクリル又
はメタクリル基が光架橋反応することにより、ネガ型の
感光性樹脂の原料となる。アクリル又はメタクリル基を
有するアルコール化合物において、アクリル又はメタク
リル基数(式(1)中のp)は、1〜5が好ましい。望
ましいのは複数のアクリル基、メタクリル基を有するア
ルコール化合物が感度向上のため特に好ましい。0では
アクリル又はメタクリルを含まないため光架橋反応が進
行しないので好ましくない。また6以上では工業的に製
造することが難しいばかりでなく、反応も進行しにくく
好ましくない。アクリル又はメタクリル基を有するアル
コール化合物としては、例えば、ペンタエリスリトール
トリアクリレート、ペンタエリスリトールトリメタクリ
レート、ペンタエリスリトールアクリレートジメタクリ
レート、ペンタエリスリトールジアクリレートメタクリ
レート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、
ジペンタエリスリトールペンタメタクリレート、グリセ
ロールジアクリレート、グリセロールジメタクリレー
ト、グリセロールアクリレートメタクリレート、トリメ
チロールプロパンジアクリレート、1,3−ジアクリロ
イルエチル−5−ヒドロキシエチルイソシアヌレート、
1,3−ジメタクリレート−5−ヒドロキシエチルイソ
シアヌレート、エチレングリコール変性ペンタエリスリ
トールトリアクリレート、プロピレングリコール変性ペ
ンタエリスリトールトリアクリレート、トリメチロール
プロパンジアクリレート、トリメチロールプロパンジメ
タクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、
2−ヒドロキシエチルアクリレート、グリシジルメタク
リレート、グリシジルアクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリ
レート、ポリエチレングリコール変性メタクリレート、
ポリエチレングリコール変性アクリレート、ポリプロピ
レングリコール変性アクリレート、ポリプロピレングリ
コール変性メタクリレート等が挙げられるが、これらに
限定されない。これらの使用にあたっては1種類でも2
種類以上の混合物でもかまわない。本発明において、テ
トラエステル体におけるR3成分として示されるメチル
エステル、エチルエステル、プロピルエステルはそれぞ
れメチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアル
コールから誘導される、これらのエステル体は感度や溶
解性の調整のために用いられる。又、合成工程において
これらのジエステルが副生する場合があるがなんら問題
ない。
【0013】本発明において用いられるカルボジイミド
類としては、ジシクロヘキシルカルボジイミド、エチル
シクロヘキシルカルボジイミド、ジエチルカルボジイミ
ド、ジフェニルカルボジイミド、ジイソプロピルカルボ
ジイミド等が挙げられる。
【0014】1−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリ
アゾールは、その有するヒドロキシ基が酸性度が高いの
に、ヒドロキシ基のβ位にあるN原子が、ヒドロキシ基
とカルボン酸との反応で生じるエステル結合を安定化さ
せ、活性エステル体を生じることができる。さらに安定
である活性エステル体は、ジアミンと反応させると容易
にかつ定量的にアミド結合を生じるという特異な化合物
である。特に本発明において側鎖にアクリル又はメタク
リル基を有し、大きな立体障害を有するジカルボン酸ジ
エステルに使用した場合、従来の方法と比較し、容易に
高分子量体が得られることを見い出したものである。本
発明の式(1)のテトラカルボン酸テトラエステルはジ
アミンと非プロトン性極性溶媒中、温度0〜50℃で反
応させる。
【0015】本発明において用いられるジアミンは、芳
香族ジアミン及び/又はその誘導体が使用される。例え
ばm−フェニレン−ジアミン、1−イソプロピル−2,
4−フェニレン−ジアミン、p−フェニレン−ジアミ
ン、4,4’−ジアミノ−ジフェニルプロパン、3,
3’−ジアミノ−ジフェニルプロパン、4,4’−ジア
ミノ−ジフェニルエタン、3,3’−ジアミノ−ジフェ
ニルエタン、4,4’−ジアミノ−ジフェニルメタン、
3,3’−ジアミノ−ジフェニルメタン、4,4’−ジ
アミノ−ジフェニルスルフィド、3,3’−ジアミノ−
ジフェニルスルフィド、4,4’−ジアミノ−ジフェニ
ルスルホン、3,3’−ジアミノ−ジフェニルスルホ
ン、4,4’−ジアミノ−ジフェニルエーテル、3,
3’−ジアミノ−ジフェニルエーテル、ベンジジン、
3,3’−ジアミノ−ビフェニル、3,3’ジメチル−
4,4’−ジアミノ−ビフェニル、3,3’−ジメトキ
シ−ベンジジン、4,4”−ジアミノ−p−テルフェニ
ル、3,3”−ジアミノ−p−テルフェニル、ビス(p
−アミノ−シクロヘキシル)メタン、ビス(p−β−ア
ミノ−t−ブチルフェニル)エーテル、ビス(p−β−
メチル−δ−アミノペンチル)ベンゼン、p−ビス(2
−メチル−4−アミノ−ペンチル)ベンゼン、p−ビス
(1,1−ジメチル−5−アミノ−ペンチル)ベンゼ
ン、1,5−ジアミノ−ナフタレン、2,6−ジアミノ
−ナフタレン、2,4−ビス(β−アミノ−t−ブチ
ル)トルエン、2,4−ジアミノ−トルエン、m−キシ
レン−2,5−ジアミン、p−キシレン−2,5−ジア
ミン、m−キシリレン−ジアミン、p−キシリレン−ジ
アミン、2,6−ジアミノ−ピリジン、2,5−ジアミ
ノ−ピリジン、2,5−ジアミノ−1,3,4−オキサ
ジアゾール、1,4−ジアミノ−シクロヘキサン、ピぺ
ラジン、メチレン−ジアミン、エチレン−ジアミン、プ
ロピレン−ジアミン、2,2−ジメチル−プロピレン−
ジアミン、テトラメチレン−ジアミン、ペンタメチレン
−ジアミン、ヘキサメチレン−ジアミン、2,5−ジメ
チル−ヘキサメチレン−ジアミン、3−メトキシ−ヘキ
サメチレン−ジアミン、ヘプタメチレン−ジアミン、
2,5−ジメチル−ヘプタメチレン−ジアミン、3−メ
チル−ヘプタメチレン−ジアミン、4,4−ジメチル−
ヘプタメチレン−ジアミン、オクタメチレン−ジアミ
ン、ノナメチレン−ジアミン、5−メチル−ノナメチレ
ン−ジアミン、2,5−ジメチル−ノナメチレン−ジア
ミン、デカメチレン−ジアミン、1,10−ジアミノ−
1,10−ジメチル−デカン、2,11−ジアミノ−ド
デカン、1,12−ジアミノ−オクタデカン、2,12
−ジアミノ−オクタデカン、2,17−ジアミノ−アイ
コサン、ジアミノシロキサン、2,6−ジアミノ−4−
カルボキシリックベンゼン、3,3’−ジアミノ−4,
4’−ジカルボキシリックベンジジン、2,2−ビス
〔4−(4−アミノフェノキシ)〕プロパン、1,3−
ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。さらに、式
(3)で示されるジアミノシロキサンを用いることもで
きる。また使用にあたっては、1種類でも2種類以上の
混合物でもかまわない。
【0016】
【化4】
【0017】本発明に用いる非プロトン性極性溶媒とし
ては、例えば、γ−ブチロラクトン、N,N−ジメチル
ホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N
−ジエチルホルムアミド、N,N−ジエチルアセトアミ
ド、N,N−ジメチルメトキシアセトアミド、ジメチル
スルホキジド、ヘキサメチルフォスホアミド、N−メチ
ル−2−ピロリドン、ピリジン、ジメチルスルホン、テ
トラメチレンスルホン、ジメチルテトラメチレンスルホ
ン、メチルホルムアミド、N−アセチル−2−ピロリド
ン、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテル、1,3−ジメチル−2
−イミダゾリドン、ジオキサン、テトラヒドフラン、シ
クロヘキサノンを、単独又は混合して使用される。この
他にも溶媒として混合して用いられるものとして、キシ
レン、トルエン、シクロヘキサン等の非溶媒等も使用す
ることができる。本発明の反応温度は0〜50℃であ
る。より好ましくは20〜30℃で、0℃未満では反応
性が低いため、極めて長時間の反応となるので好ましく
ない。50℃を越えるとアクリル又はメタクリル基が重
合やイミド化が進行し、ゲル化してしまうので好ましく
ない。
【0018】本発明により得られる感光性樹脂は、通常
生成物を精製する目的で水やメタノール、イソプロピル
アルコールあるいはエチルアルコール等の貧溶媒に滴下
し、生成物を析出させ、濾別し、乾燥後再度非プロトン
性極性溶媒等に溶解させ使用する。貧溶媒としては1−
ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアゾールを溶解す
ることが好ましく、メタノール、エタノール等が好まし
い。溶解に使用する溶媒としては、上述の非プロトン性
極性溶媒の他にも炭素−炭素二重結合を含むアミド化合
物等も使用できる。この炭素−炭素二重結合を含むアミ
ド化合物としては、例えばN−メチルアクリルアミド、
N−エチルアクリルアミド、N−メチルメタクリルアミ
ド、N−エチルメタクリルアミド、N,N−ジメチルア
クリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N−
アクリロイルピペリジン、N−アクリロイルモルホリ
ン、N,N−ジメチルメタクリルアミド、N,N−ジエ
チルメタクリルアミド、N,N−ジメチルアミノエチル
メタクリルアミド等が挙げられるが、これらに限定され
るものではない。さらに本発明で得られる感光性樹脂
は、使用に際し、通常感度を向上する目的で光重合開始
剤を添加することが望ましい。
【0019】光重合開始剤としては、一般的なUV硬化
樹脂に用いられる下記のものを用いることができる。ミ
ヒラーケトン、ベンジル、ベンゾインエチルエーテル、
ベンゾインイソブチルエーテル、ベンゾインイソプロピ
ルエーテル、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベ
ンゾイル安息香酸メチル、4−ベンゾイル−4’−メチ
ルジフェニルサルファイド、ベンジルジメチルケター
ル、2−n−ブトキシエチル−4−ジメチルアミノベン
ゾエート、2−クロロチオキサンソン、2,4−ジエチ
ルチオキサンソン、2,4−ジイソプロピルチオキサン
ソン、2−ジメチルアミノエチルベンゾエート、p−ジ
メチルアミノ安息香酸エチル、p−ジメチルアミノ安息
香酸イソアミル、3,3’−ジメチル−4−メトキシベ
ンゾフェノン、2,4−ジメチルチオキサンソン、1−
(4−ドデシルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチ
ルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシル
フェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フ
ェニル−プロパン−1−オン、1−(4−イソプロピル
フェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1
−オンイソプロピルチオキサンソン、メチルベンゾイル
フォーメート、2−メチル−1−〔4(メチルチオ)フ
ェニル〕−2−モルホリノプロパノン−1、N−フェニ
ルグリシン、1−フェニル−1’,2−プロパンジオン
−2−(O−エトキシカルボニル)オキシム、テトラ
(t−ブチルバーオキシカルボニル)ベンゾフェノン等
が挙げられるが、これに限定されるものではない。な
お、これらは単独でも複数を混合してもよい。
【0020】また、感光性樹脂の更なる感度向上を目的
として、炭素−炭素二重結合を有する光重合性モノマー
を添加することもできる。その具体例としては、トリメ
チロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリト
ールトリアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ
アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジアクリレート、エチレン
グリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジア
クリレート、テトラエチレングリコールジアクリレー
ト、ポリエチレングリコールジアクリレート、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート、イソボニルアクリレート、
N−メチロールアクリルアミド、N,N−ジメチルアク
リルアミド及びこれらのアクリレート、アクリルアミド
をメタクリレート、メタクリルアミドに変えたものを用
いることができる。本発明の感光性樹脂を用いたネガ型
感光性樹脂組成物には、接着助剤、禁止剤、レベリング
剤その他各種充填剤を添加してもよい。
【0021】本発明の感光性樹脂を用いたネガ型感光性
樹脂組成物の使用方法は、まず、該組成物を適当な支持
体、例えばシリコンウェハーやセラミック、アルミ基板
等に塗布する。塗布方法は、スピンナーを用いた回転塗
布、スプレーコーターを用いた噴霧塗布、浸漬、印刷、
ロールコーティング等で行なう。次に、60〜80℃の
低温でプリベークして塗膜を乾燥後、所望のパターン形
状に化学線を照射する。化学線としては、X線、電子
線、紫外線、可視光線等が使用できるが、200〜50
0nmの波長のものが好ましい。特に半導体製造に使用
されるG線又はI線ステッパ等が好ましい。次に、未照
射部を現像液で溶解除去することによりネガ型のレリー
フパターンを得る。現像液としては、N−メチル−2−
ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−
ジメチルホルムアミド、γ−ブチロラクトン等を単独又
は混合して使用するか、更にキシレン、メタノール、イ
ソプロピルアルコール、水、アルカリ水溶液等貧溶媒を
混合して使用する。現像方法としては、スプレー、パド
ル、浸漬、超音波等の方式が可能である。次に、現像に
よって形成したレリーフパターンをリンスする。リンス
液としては、メタノール、キシレン、エタノール、イソ
プロピルアルコール、酢酸ブチル、水等を使用する。次
に加熱処理を行ない、イミド環を形成し、耐熱性に富む
最終パターンを得る。本発明による感光性樹脂組成物
は、半導体用途のみならず、多層回路の層間絶縁膜やフ
レキシブル銅張板のカバーコート、ソルダーレジスト膜
や液晶配向膜等としても有用である。
【0022】以下実施例により本発明を具体的に説明す
る。 実施例1 3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物322.2g(1.0モル)をグリセロールジ
メタクリレート228.3g(1.0モル)、メタノー
ル32.0g(1.0モル)をN−メチル−2−ピロリ
ドンに懸濁し、ピリジン166.1g(2.1モル)を
加え、25℃で10時間反応させた。次に1−ヒドロキ
シ−1,2,3−ベンゾトリアゾール270.2g
(2.0モル)を加え1時間で完全に溶解した後、反応
系を10℃以下に保ちながらN−メチル−2−ピロリド
ン400gに溶解したジシクロヘキシルカルボジイミド
412.6g(2.0モル)を約20分かけて滴下し
た。その後25℃で3時間反応を行った。反応液を濾別
し、ジシクロヘキシルウレアを回収し洗浄、乾燥後の重
量は448.6gで回収率は100%であった。反応液
をNaCl法にて赤外スペクトルを測定したところ、1
800cm-1に−COON結合のピークを確認した。更
に、ジシクロカルボジイミドに由来するピークは存在し
なかった。別途全く同様にして反応した反応溶液に4,
4’−ジアミノジフェニルエーテルを200.2g
(1.0モル)を加え、25℃で5時間反応を行った。
ジシクロヘキシルウレアを濾別した後、反応混合物をメ
タノールに再沈し、固形物を濾集し、エタノールで洗浄
後、48時間減圧乾燥した。分子量をゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフィー(GPC)にて測定したところ
数平均分子量32000、重量平均分子量55000と
高分子量であった。更に、この得られたポリマー100
gを、N−メチル−2−ピロリドン200gに溶解し、
更にこれに重合禁止剤としてメチルエーテルハイドロキ
ノン0.1gと光重合開始剤としてミヒラーケトン(λ
max 365nm)10g、シランカップリング剤、
トリメトキシシリルプロピルメタクリレート5g、アク
リルモノマーとしてジエチレングリコールジメタクリレ
ート10gを添加し、室温で溶解した。得られた組成物
をシリコンウエハー上にスピンナーで塗布し、乾燥機に
より70℃で1時間乾燥し、フィルムを得た。このフィ
ルムに凸版印刷社製解像度測定用マスク(凸版テストチ
ャートNo.1)を重ね、1000mJ/cm2の紫外
線を照射し、次いでN−メチル−2−ピロリドン50重
量%、キシレン50重量%の現像液で現像したところ、
解像度15μmのパターンが形成された。さらにこの感
光性樹脂組成物をシリコンウエハに塗布、プリベーク
し、最終温度350℃で硬化した後2%のフッ酸水溶液
で剥離し、フィルムを得た。このフィルムの引張強度は
15.5kg/mm2と実用に耐えられる十分な強度を
有していた。
【0023】実施例2 実施例1のグリセロールジメタクリレートを2−ヒドロ
キシエチルメタクレート130.1g(1.0モル)に
変え、反応仕込比、反応条件を実施例1と全く同様に行
ったところ、数平均分子量28000、重量平均分子量
52000の高分子量のポリマーを得た。このポリマー
に実施例1と同様に光重合開始剤、禁止剤、シランカッ
プリング剤、アクリルモノマーを加え、パターニング評
価したところ、解像度25μmのパターンが形成され
た。なおこれより得られた硬化フィルムの引張強度は1
2.8kg/mm2と実用に耐えられる十分な強度を有
していた。 実施例3 実施例1のメタノールをグリセロールジメタクリレート
228.3g(1.0モル)に変え、反応仕込み比、反
応条件を実施例1と全く同様に行ったところ、数平均分
子量は32000、重量平均分子量75000の高分子
量のポリマーを得た。このポリマーに実施例1と同様に
光重合開始剤、禁止剤、シランカップリング剤、アクリ
ルモノマーを加え、パターニング評価したところ解像度
25μmのパターンが形成された。なおこれより得られ
た硬化フィルムの引張強度は12.4kg/mm2と実
用に耐えられる十分な強度を有していた。 実施例4 実施例1中の4,4′−ジアミノジフェニルエーテルの
反応温度を25℃から40℃に変更し反応を行った。数
平均分子量38000、重量平均分子量66000の高
分子量のポリマーを得た。このポリマーに実施例1と同
様に光重合開始剤、禁止剤、シランカップリング剤、ア
クリルモノマーを加え、パターニング評価したところ、
解像度20μmのパターンが形成された。なおこれより
得られた硬化フィルムの引張強度は14.8kg/mm
2と実用に耐えられる十分な強度を有していた。 実施例5 実施例1中の4,4′−ジアミノジフェニルエーテルの
反応温度を25℃から10℃に変更し反応を行った。数
平均分子量32000、重量平均分子量54000の高
分子量のポリマーを得た。このポリマーに実施例1と同
様に光重合開始剤、禁止剤、シランカップリング剤、ア
クリルモノマーを加え、パターニング評価したところ解
像度21μmのパターンが形成された。なおこれより得
られた硬化フィルムの引張強度は14.9kg/mm2
と実用に耐えられる十分な強度を有していた。
【0024】比較例1 3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物322.2g(1.0モル)とグリセロールジ
メタクリレート228.3g(1.0モル)、メタノー
ルを32.0g(1.0モル)をN−メチル−2−ピロ
リドンに溶解し、ピリジン166.1g(2.1モル)
を加え、室温で10時間反応させた。その後、反応系を
10℃以下に保ちながら、N−メチル−2−ピロリドン
400gに溶解したジシクロカルボジイミド412.6
g(2.0モル)を約20分かけて滴下した。NaCl
法にてIRを測定したところ1800cm-1にはピーク
はなく−COONの吸収は確認されなかった。次に4,
4’−ジアミノジフェニルエーテルを200.2g
(1.0モル)加え、25℃で5時間反応させた。以下
実施例1と同様の処理を行ったところ、得られたポリマ
ーは数平均分子量8000、重量平均分子量15000
と低分子量であった。次にポリマーに実施例1と同様に
光重合開始剤、禁止剤、シランカップリング剤、アクリ
ルモノマーを加え、パターニング評価したところ、解像
度18μmのパターンが形成された。しかしフィルム引
張強度は、7.5kg/mm2と実用に耐えられるもの
ではなかった。
【0025】比較例2 実施例1の1−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリア
ゾールをN−ヒドロキシコハク酸イミド230.2g
(2.0モル)に変え、その他は実施例と同様にして樹
脂を得た。比較例1と同様の処理を行ったところ、数平
均分子量12000、重量平均分子量25000と低分
子量のポリマーを得た。このポリマーに実施例1と同様
に光重合開始剤、禁止剤、シランカップリング剤、アク
リルマモノマーを加え、パターニング評価したところ、
解像度21μmのパターンが形成された。なおこれより
得られた硬化フィルムの引張強度は8.5kg/mm2
と実用に耐えられるものではなかった。 比較例3 比較例1中の4,4′−ジアミノジフェニルエーテルの
反応温度を60℃に変更して行った。2時間経過後反応
液は固化し、以後操作できなくなった。 比較例4 比較例1中の4,4′−ジアミノジフェニルエーテルの
反応温度を−10℃に変更して行った。数平均分子量6
000、重量平均分子量8000の低分子量のポリマー
を得た。このポリマーに実施例1と同様に光重合開始
剤、禁止剤、シランカップリング剤、アクリルマモノマ
ーを加え、パターニング評価したところ、塗布時にはじ
き評価に耐えうるものではなかった。
【0026】
【発明の効果】本発明に従うと、高分子量で、かつ高感
度、硬化膜特性に優れた感光性樹脂を容易に製造でき
る。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1)で示されるテトラカルボン酸テ
    トラエステルと 【化1】 ジアミンを非プロトン性極性溶媒中、温度0〜50℃で
    反応させることを特徴とする式(2)で示される繰り返
    し単位を有する感光性樹脂の製造方法。 【化5】
  2. 【請求項2】 式(1)で示されるテトラカルボン酸テ
    トラエステルが、テトラカルボン酸二無水物にR 2 のア
    ルコール化合物とR 3 のアルコール化合物とを付加反応
    させた後、縮合剤としてのカルボジイミド類の存在下、
    1−ヒドロキシ−1,2,3−ベンゾトリアゾールを
    応させて得られるテトラカルボン酸テトラエステルであ
    る、請求項1記載の感光性樹脂の製造方法。
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