JP2720686B2 - ポリイミド、その製造方法及び感光性樹脂組成物 - Google Patents

ポリイミド、その製造方法及び感光性樹脂組成物

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JP2720686B2
JP2720686B2 JP3566892A JP3566892A JP2720686B2 JP 2720686 B2 JP2720686 B2 JP 2720686B2 JP 3566892 A JP3566892 A JP 3566892A JP 3566892 A JP3566892 A JP 3566892A JP 2720686 B2 JP2720686 B2 JP 2720686B2
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弘茂 沖之島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光性を有するポリイ
ミド、その製造方法及び感光性樹脂組成物に関し、更に
詳述すると、例えば半導体素子上に光によって直接微細
なパターンの耐熱性、電気的及び機械的性質に優れた塗
膜を形成することができる感光性樹脂組成物の感光性樹
脂成分として有用なポリイミド及びその製造方法並びに
該組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
半導体素子上にパターンを形成するための耐熱性感光材
料としては、ポリアミック酸と重クロム酸塩からなる材
料(特開昭49−17374号公報)、ポリアミック酸
のカルボキシル基にエステル結合により感光基を導入す
ることからなる材料(特開昭49−115541、同6
0−37550号公報)、ポリアミック酸と感光基を有
するアミン化合物とからなる材料(特開昭54−145
794号公報)、ポリアミック酸と感光基を有するエポ
キシとを反応させて得られる材料(特開昭55−457
46号公報)等が提案されている。
【0003】しかし、これらのポリイミドは、一般に溶
剤不溶性であるため、ポリアミック酸の形で素子上にコ
ーティングを行い、光硬化後高温でポストベークしてポ
リイミドとする必要があるが、素子への熱的影響や収縮
による歪みや応力を与えるおそれがあるという問題があ
る。
【0004】また、特定のテトラカルボン酸成分と芳香
族ジアミン化合物との重縮合物から有機溶剤可溶性の感
光性ポリイミドを得ることが提案されている(特開昭6
0−72925号公報)。
【0005】しかし、このようにして得られるポリイミ
ドはレリーフパターンの形成材料として溶液にする際、
N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロ
リドン等の極性溶剤にしか溶解せず、溶剤が限られるた
めレリーフパターン形成において実用性に劣るものであ
る。
【0006】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
感光性を有し、種々の溶剤に可溶性であるポリイミド及
びその製造方法、並びにかかるポリイミドを配合し、高
温での硬化工程が不要であり、耐熱性、電気的及び機械
的性質に優れた塗膜を形成することができる感光性樹脂
組成物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、下記一般
式(5)で表わされる3−(ジクロロオルガノシリル)
プロピルメタクリレートと下記一般式(6)で表わされ
るクロロ(4’−フタル酸無水物)ジオルガノシランと
を共加水分解することにより、シロキサン鎖の両末端に
フタル酸無水物が結合し、シロキサン鎖の側鎖にメタク
リル基が導入された下記一般式(2)で表わされる新規
メタクリル基含有ビス(4’−フタル酸無水物)シロキ
サン化合物が得られることを知見した。
【0008】
【化7】 (但し、式中R、R及びRは各々互いに同一又は
異種の炭素数1〜10のアルキル基、アリール基及びア
ルケニル基から選ばれる1価の基を示し、kは1〜20
の整数である。)
【0009】更に、この式(2)で表わされるシロキサ
ン化合物に必要により下記一般式(3)で表わされる他
のテトラカルボン酸二無水物を加え、これに下記一般式
(4)で表わされるジアミン成分とを反応させることに
より、式(A)で示される繰り返し単位又は式(A)と
式(B)で示される繰り返し単位からなるポリイミドが
得られること、そしてこのポリイミドが感光性樹脂組成
物の感光性樹脂成分として有効であることを知見した。
【0010】
【化8】
【0011】
【化9】 から選ばれる4価の基、Yは炭素数6〜30の芳香族環
含有ジアミン残基、 ケイ素原子数2〜20のシロキサン、シルアルキレン及
びシルアリーレンのジアミン残基から選ばれる2価の基
である。)
【0012】
【化10】 (但し、X,Y,R,R,R,kは上記と同様の
意味を示し、単位Aと単位Bとの割合B/Aは0〜5の
値を示す。)
【0013】かかるポリイミドは、感光性を有し、耐熱
性に優れているため、従来の非感光性ポリイミドのよう
に画像形成用の別のフォトレジストを必要とせず、レリ
ーフパターン形成工程が簡略化できる。しかも従来の感
光基を有するポリイミドと比べて有機溶剤に対する溶解
性に優れ、アミド類、エーテル類、セロソルブ類、ケト
ン類、エステル類等幅広い溶剤に溶解し、レリーフパタ
ーン形成において実用的であると共に、感光性ポリアミ
ック酸使用時に必要なイミド化工程を省略でき、半導体
素子への熱的影響や収縮による歪みや応力を与えること
がない。
【0014】このため、上記ポリイミドを含む感光性樹
脂組成物、特にこのポリイミドに光重合開始剤及び有機
溶剤を配合した感光性樹脂溶液組成物は、例えば半導体
素子上に光によって直接微細なパターンを形成すること
が可能であり、耐熱性、電気的及び機械的性質に優れた
塗膜を与えるので、各種半導体素子用あるいは液晶表示
素子用配向膜、多層プリント版絶縁膜用等のコーティン
グ用途として有用であることを見い出し、本発明をなす
に至ったものである。
【0015】従って、本発明は、上記繰り返し単位A又
は上記繰り返し単位AとBとからなるポリイミド、式
(2)の化合物に必要により式(3)の化合物を加え、
これを式(4)の化合物と反応させる上記ポリイミドの
製造方法、及び、上記ポリイミドを感光性樹脂として含
む感光性樹脂組成物を提供するものである。
【0016】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明のポリイミドは下記繰り返し単位A又は繰り
返し単位AとBとからなるものである。
【0017】
【化11】
【0018】ここで、式中R、R及びRは各々互
いに同一又は異種の炭素数1〜10のアルキル基、アリ
ール基及びアルケニル基から選ばれる1価の基であり、
例えば代表的なものとして、メチル基、エチル基、プロ
ピル基などの低級アルキル基;ビニル基、アリル基など
の低級アルケニル基;フェニル基、トリル基などのアリ
ール基が挙げられる。また、kは1〜20の整数、好ま
しくは1〜10の整数である。更に、Xは4価の有機
基、Yは2価の有機基であり、これらの具体例は後述す
る。単位Aと単位Bの割合B/Aは0〜5であるが、該
ポリイミドを感光性樹脂として用いる場合、感度の点か
らB/A≧3が好ましい。
【0019】なお、式(1)の分子量は通常1,500
〜500,000である。
【0020】このポリイミドは上述したように下記式
(2)で表わされるシロキサン化合物と、下記一般式
(3)で表わされる他のテトラカルボン酸二無水物、及
び下記一般式(4)で表わされるジアミン成分から合成
することができる。
【0021】
【化12】
【0022】ここで、式(2)で表わされるシロキサン
化合物は新規化合物であり、このシロキサン化合物は上
述したように下記一般式(5)で表わされる3−(ジク
ロロオルガノシリル)プロピルメタクリレートと下記一
般式(6)で表わされるクロロ(4’−フタル酸無水
物)ジオルガノシランとを共加水分解することにより得
ることができる。
【0023】
【化13】 (但し、式中R、R及びRは上記と同様の意味を
示す。)
【0024】この場合、式(5)で表わされる3−(ジ
クロロオルガノシリル)プロピルメタクリレート1モル
に対して式(6)で表わされるクロロ(4’−フタル酸
無水物)ジオルガノシランを0.01〜5モル、好まし
くは0.1〜2モルの範囲で使用し、好ましくは溶媒を
用いて共加水分解させることができる。反応の際の溶媒
としては、テトラヒドロフラン、アセトン、ジエチルエ
ーテル、イソプロピルエーテル、ジクロロメタン、クロ
ロホルム、トルエン、キシレン等が挙げられ、これらを
単独で又は2種以上を混合して用いることができる。こ
れらの溶媒の中ではテトラヒドロフラン、アセトンが好
ましい。この際の反応温度は0℃〜溶媒の沸点、好まし
くは0℃〜室温である。反応時間は通常1〜48時間、
代表的には6〜24時間である。
【0025】また、加水分解に使用する水の量は、式
(2)、式(3)の化合物に対して大過剰に使用し、具
体的には式(2)と式(3)の化合物の合計100重量
部に対して500〜3,000重量部の範囲とすること
が好ましい。加水分解に際し、まず水と溶媒の混合物に
式(2)で表わされる3−(ジクロロオルガノシリル)
プロピルメタクリレートをゆっくりと滴下し、次いで式
(3)で表わされるクロロ(4’−フタル酸無水物)ジ
オルガノシランをゆっくり滴下することが好ましい。
【0026】反応終了後、トルエン、ジエチルエーテ
ル、イソプロピルエーテルなどの溶媒を加え、反応生成
物をこの溶媒層に移し、該溶媒層を採取した後、水洗
し、塩酸を除去し、その後溶媒を留去して式(2)で表
わされるシロキサン化合物の粗生成物を得ることができ
る。
【0027】なお、共加水分解による粗生成物に、無水
酢酸を式(6)の化合物の仕込み量1モルに対して1〜
2モル加え、更に重合禁止剤、例えばハイドロキノンモ
ノメチルエーテルを添加し、トルエン、キシレンなどの
溶媒を用いて加熱脱水反応を行い、副生成物を目的の式
(2)のシロキサン化合物に変換することが好ましい。
この場合の反応温度は50℃〜溶媒の沸点、好ましくは
50〜90℃である。反応時間は通常10分〜3時間、
代表的には30分〜1時間である。反応後、ヘキサン等
を用いて再沈殿化を行うことにより、式(2)で表わさ
れるシロキサン化合物が得られる。
【0028】本発明のポリイミドの製造にこの式(2)
のシロキサン化合物とともに使用され得るテトラカルボ
ン酸二無水物は下記式(3)で表わされるものである。
【0029】
【化14】 この式中Xは4価の有機基であり、具体的にXとテトラ
カルボン酸二無水物を例示すると次の通りである。
【0030】
【化15】
【0031】なお、テトラカルボン酸二無水物は1種を
単独で又は2種以上を併用して用いることができる。従
って、上記単位B中のXは1種であっても2種以上の組
み合わせであっても良い。
【0032】一方、本発明の感光性ポリイミドの原料と
なるジアミンは、下記式(4)で表わされるものであ
る。
【0033】
【化16】 HN−Y−NH …(4)
【0034】この式中Yはジアミン残基であり、かかる
ジアミン残基を有するジアミンのうち、炭素数6〜30
の芳香族環含有ジアミンは、具体的に示すとp−フェニ
レンジアミン、m−フェニレンジアミン、4,4’−ジ
アミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニ
ルエーテル、2,2’−ビス(4−アミノフェニル)プ
ロパン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,
4’−ジアミノジフェニルスルフィド、1,4−ビス
(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(4
−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(m−ア
ミノフェニルスルホニル)ベンゼン、1,4−ビス(p
−アミノフェニルスルホニル)ベンゼン、1,4−ビス
(m−アミノフェニルチオエーテル)ベンゼン、1,4
−ビス(p−アミノフェニルチオエーテル)ベンゼン、
2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル〕プロパン、2,2−ビス〔3−メチル−4−(4−
アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス
〔3−クロロ−4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル〕プロパン、1,1−ビス〔4−(4−アミノフェノ
キシ)フェニル〕エタン、1,1−ビス〔3−メチル−
4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕エタン、1,
1−ビス〔3−クロロ−4−(4−アミノフェノキシ)
フェニル〕エタン、1,1−ビス〔3,5−ジメチル−
4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕エタン、ビス
〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕メタン、ビ
ス〔3−メチル−4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル〕メタン、ビス〔3−クロロ−4−(4−アミノフェ
ノキシ)フェニル〕メタン、ビス〔3,5−ジメチル−
4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕メタン、ビス
〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕スルホン、
2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル〕パーフルオロプロパンから選ばれる炭素数6〜30
の芳香族環含有ジアミンである。また、Yとして下記式
のようなアミノ基、アミド基の核置換基を有するジアミ
ンであってもよい。
【0035】
【化17】
【0036】更に、ケイ素原子数2〜20のシロキサ
ン、シルアルキレン及びシルアリーレンのジアミン残基
を有するジアミンは下記の通りである。
【0037】
【化18】
【0038】
【化19】
【0039】これらのジアミンは1種を単独で又は2種
以上を併用して用いても良い。本発明の感光性ポリイミ
ド中のYは上記ジアミン残基であり、従って、Yは1種
であっても2種以上の組み合わせであっても良い。
【0040】本発明の感光性ポリイミドは、一般に次の
手順で得ることができる。
【0041】即ち、まず式(2)で表わされるシロキサ
ン化合物と式(3)で表わされるテトラカルボン酸二無
水物からなるテトラカルボン酸成分と、式(4)で表わ
されるジアミンからなるジアミン成分とを略等モルの使
用割合で有機溶媒中で重合反応させ、ポリアミック酸溶
液を得る。この際の反応温度は0〜100℃、特に80
℃以下て1〜48時間反応させることか好ましい。
【0042】得られたポリアミック酸溶液に、更に無水
酢酸、ピリジン、第3級アミン等のイミド化剤を加え、
イミド化反応を行う。この際の反応温度は0〜100
℃、特に80℃以下で30分〜5時間反応させることか
好ましい。
【0043】これらの重合反応及びイミド化反応に使用
できる溶媒としては、例えばジエチレングリコールジメ
チルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテ
ル、N,N−ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチル
ホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メ
チル−2−ピロリドン、ヘキサメチレンホスホアミド、
シクロヘキサノン、シクロペンタノン、γ−ブチロラク
トン、ブチルアセテート、エチルアセテート等を用いる
ことができる。
【0044】この反応によって本発明の感光性ポリイミ
ドが得られる。
【0045】本発明のポリイミドは感光性樹脂として使
用し、感光性樹脂組成物を構成することができる。この
場合、該組成物には光重合開始剤を配合することが好ま
しく、また上記ポリイミドを溶解し、組成物を溶液状に
するため有機溶剤を配合することが好ましい。
【0046】なお、光重合開始剤としては次のようなも
のを挙げることができる。例えば、ミヒラーズケトン、
ベンゾイン、2−メチルベンゾイン、ベンゾインメチル
エーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソ
プロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、2
−t−ブチルアントラキノン、1,2−ベンゾ−9,1
0−アントラキノン、アントラキノン、メチルアントラ
キノン、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェ
ノン、アセトフェノン、ベンゾフェノン、チオキサント
ン、1,5−アセナフテン、2,2−ジメトキシ−2−
フェニルアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシ
ルフェニルケトン、2−メチル−〔4−(メチルチオ)
フェニル〕−2−モルフォリノ−1−プロパノン、ジア
セチル、ベンジル、ベンジルジメチルケタール、ベンジ
ルジエチルケタール、ジフェニルジスルフィド、アント
ラセン、2−ニトロフルオレン、ジベンザルアセトン、
1−ニトロピレン、1,8−ジニトロピレン、1,2−
ナフトキノン、1,4−ナフトキノン、1,2−ベンズ
アントラキノン、3,3’−カルボニルビス(7−ジエ
チルアミノクマリン)、N−フェニルグリシン、2,6
−ジ(p−アジドベンザル)−4−メチルシクロヘキサ
ノン、2,6−ジ(p−アジドベンザル)シクロヘキサ
ノン、4,4’−ジアジドカルコン、4,4’−ジアジ
ドベンザルアセトン、4,4’−ジアジドスチルベン、
4,4’−ジアジドベンゾフェノン、4,4’−ジアジ
ドジフェニルメタン、4,4’−ジアジドジフェニルア
ミン等が挙げられる。
【0047】これらの光重合開始剤はその1種を単独で
又は2種以上を併用し、本発明のポリイミドに対し0.
1〜20重量%、特に0.1〜10重量%の範囲で使用
することが好ましい。
【0048】更に、有機溶剤としては、本発明のポリイ
ミド及び光重合開始剤のいずれも溶解する有機溶剤を選
択することが好ましい。具体的には、例えばN−メチル
−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、
N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド類;テトラヒ
ドロフラン、1,4−ジオキサン、ジエチレングリコー
ルジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエ
ーテル等のエーテル類;メチルセロソルブ、エチルセロ
ソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類;アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロペンタノン、シクロヘキサノン等のケトン類;γ−
ブチロラクトン、ブチルセロソルブアセテート、ブチル
アセテート、エチルアセテート等のエステル類等、幅広
い有機溶剤を使用することができる。従って、このよう
な有機溶剤を用いてポリイミドを溶解した感光性樹脂溶
液組成物はレリーフパターン形成において実用的であ
る。
【0049】なお、これらの有機溶剤はその1種を単独
で又は2種以上を混合して用いることができる。また、
使用量は、感光性樹脂組成物全体の30〜98重量%、
特に40〜95重量%の範囲が好ましい。
【0050】また、上記有機溶剤以外にも、塗布性を向
上させるためトルエン、キシレン等の有機溶剤を本発明
のポリイミドと光重合開始剤の溶解性を損なわない程度
に添加することができる。
【0051】更に、本発明の感光性樹脂組成物には、感
光性の改良を目的として光重合性官能基を有する化合物
を添加することもできる。このような化合物としては、
例えばブチルアクリラート、シクロヘキシルアクリラー
ト、ジメチルアミノエチルメタクリラート、ベンジルア
クリラート、カルビトールアクリラート、2−エチルヘ
キシルアクリラート、2−エチルヘキシルメタクリラー
ト、ラウリルメタクリラート、2−ヒドロキシエチルア
クリラート、2−ヒドロキシエチルメタクリラート、2
−ヒドロキシプロピルアクリラート、2−ヒドロキシプ
ロピルメタクリラート、グリシジルメタクリラート、N
−メチロールアクリルアミド、N−ジアセトンアクリル
アミド、N,N’−メチレンビスアクリルアミド、N−
ビニルピロリドン、エチレングリコールジアクリラー
ト、ジエチレングリコールジアクリラート、トリエチレ
ングリコールジアクリラート、ブチレングリコールジア
クリラート、ブチレングリコールジメタクリラート、ネ
オペンチルグリコールジアクリラート、ネオペンチルグ
リコールジメタクリラート、1;4−ブタンジオールジ
アクリラート、1;6−ヘキサンジオールジアクリラー
ト、1;6−ヘキサンジオールジメタクリラート、ペン
タエリスリトールジアクリラート、ペンタエリスリトー
ルトリアクリラート、トリメチロールプロパントリアク
リラート、トリメチロールプロパントリメタクリラート
などを挙げることができる。
【0052】本発明の感光性樹脂組成物によれば、例え
ば半導体素子表面にパターン化された耐熱性、電気的及
び機械的性質に優れたポリイミド皮膜を得ることができ
る。
【0053】このパターン化されたポリイミド皮膜を形
成する場合、一般的に次の方法を採用することができ
る。まず、本発明の感光性樹脂組成物をスピンコート、
浸漬又は印刷等の公知方法により、シリコンウェーハ、
金属板又はガラス板等の基板上に塗布する。次に電気炉
あるいはホットプレート等の加熱手段を用いて塗膜を加
熱し、30〜150℃の温度で数分〜数十分プリベーク
を行い、塗膜中の大部分の溶剤を除去する。この塗膜に
ネガマスクを置き、可視光線、紫外線あるいは放射線、
好ましくは紫外線を照射する。次いで、未露光部分を現
像液で溶解除去してレリーフパターンを得ることができ
る。なお、現像液は本発明の感光性樹脂組成物に用いる
ことができるとして例示した有機溶剤を使用することが
できるが、これに加えて本発明のポリイミドを溶解しな
い非溶媒のメタノール、エタノール、プロパノール等の
低級アルコールとの混合液を使用することもできる。ま
た、所望により上記非溶媒中でリンスし、更に所望によ
り上記加熱手段にて150〜200℃の温度で数十分〜
数時間加熱して溶剤を揮発させることができる。
【0054】従って、本発明の感光性樹脂組成物によれ
ば、従来の非感光性ポリイミドのように画像形成用の別
のフォトレジスを必要とせず、レリーフパターン形成工
程を簡略化することができる。また、ポリイミド皮膜形
成は、溶剤を蒸発させれば良く、従来のポリアミック酸
使用時に必要な高温でのイミド工程を省略でき、素子へ
の熱的影響や収縮による歪みや応力を与えることがな
く、信頼性に優れた半導体を得ることができる。
【0055】本発明の感光性樹脂組成物は、例えばジャ
ンクションコート膜、パッシベーション膜、バッファー
コート膜、α線遮蔽膜等の半導体素子表面保護膜や多層
配線用の層間絶縁膜のような半導体素子用絶縁膜、ある
いは液晶表示素子用配向膜、多層プリント基板用絶縁膜
等の皮膜形成用途に好適に用いることができる。
【0056】
【実施例】
【0057】以下、実施例を示し、本発明を具体的に説
明するか、本発明は下記の実施例に制限されるものでは
ない。
【0058】まず、実施例で用いた式(2)で表わされ
るシロキサン化合物を次のように合成した。
【0059】〔合成例1〕 (1)共加水分解 リフラックスコンデンサー、温度計、撹拌機及び滴下ロ
ートを備えた2リットルフラスコに純水500ml及び
テトラヒドロフラン150mlを仕込んだ後、フラスコ
内を5℃に冷却し、3−(ジクロロメチルシリル)−プ
ロピルメタクリレート(12.0g、5.0×10−2
モル)のテトラヒドロフラン溶液80mlを2時間かけ
て滴下した。滴下終了後、反応溶液を撹拌しながら5℃
で1時間熟成させた。
【0060】熟成終了後、5℃に冷却しながら4−(ク
ロロジメチルシリル)−フタル酸無水物(24.0g、
1.0×10−1モル)のテトラヒドロフラン溶液22
0mlを4時間かけて滴下した。滴下終了後、反応溶液
を撹拌しなから25℃で12時間熟成させた。反応終了
後、トルエンを200ml加え、有機層を250mlの
水で3回洗浄した後、溶媒を減圧下に留去することによ
り無色液体31.8gを得た。
【0061】(2)加熱脱水 リフラックスコンデンサー、温度計及び撹拌機を備えた
500mlフラスコに反応生成物、無水酢酸(10.5
g、1.0×10−1モル)、トルエン150ml及び
ハイドロキノンモノメチルエーテル0.1gを加えた
後、反応溶液を撹拌させながら80℃で30分加熱し
た。加熱終了後、ヘキサンを用いて再沈殿化を行うこと
により白色固体15.7gを得た(収率52%)。
【0062】得られた化合物についてH−NMR及び
赤外線吸収スペクトルによる同定を行った。その結果、
得られた化合物は下記式(2−a)で表わされる構造を
有することが確認された。
【0063】
【化20】
【0064】
【化21】 H−NMR;アセトン−d δ(ppm) 赤外線吸収スペクトル; (cm−1) 1854,1778 (C=O 酸無水物) 1715 (C=O メタクリル基) 1081 (Si−O) 1257,796 (Si−CH
【0065】〔合成例2〕 (1)共加水分解 リフラックスコンデンサー、温度計、撹拌機及び滴下ロ
ートを備えた2リットルフラスコに純水400ml及び
テトラヒドロフラン120mlを仕込んだ後、フラスコ
内を5℃に冷却し、3−(ジクロロメチルシリル)プロ
ピルメタクリレート(12.0g、5.0×10−2
ル)のテトラヒドロフラン溶液80mlを2時間かけて
滴下した。滴下終了後、反応溶液を撹拌しながら5℃で
1時間熟成させた。
【0066】熟成終了後、5℃に冷却しながら4−(ク
ロロジメチルシリル)−フタル酸無水物(8.0g、
3.3×10−2モル)のテトラヒドロフラン溶液15
0mlを3時間かけて滴下した。滴下終了後、トルエン
を200ml加え、有機層を250mlの水で3回洗浄
した後、溶媒を留去することにより、無色液体16.5
gを得た。
【0067】(2)加熱脱水 リフラックスコンデンサー、温度計及び撹拌機を備えた
500mlフラスコに反応生成物、無水酢酸(3.4
g、3.3×10−2モル)、トルエン100ml及び
ハイドロキノンモノメチルエーテル0.1gを加えた
後、反応溶液を撹拌させながら80℃で30分加熱し
た。加熱終了後、ヘキサンを用いて再沈殿化を行うこと
により、白色固体7.3gを得た(収率45%)。プロ
トンNMR及びIR分析から生成物は下記式(2−b)
で表わされる構造の化合物であることが確認された。
【0068】
【化22】
【0069】〔実施例1〕 上記合成例1で得られた式(2−a)で表わされるシロ
キサン化合物(8.7g、0.014モル)を窒素気流
中でジエチレングリコールジメチルエーテル30gに溶
解した溶液を調製した。次に、この溶液に2,2−ビス
〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン
(5.8g、0.014モル)をジエチレングリコール
ジメチルエーテル30gに溶解したアミン溶液を系の温
度が40℃を超えないように滴下した。滴下終了後、更
に15時間撹拌を行い、ポリアミック酸溶液を得た。
【0070】次に、このポリアミック酸溶液に無水酢酸
(29g、0.28モル)とピリジン(11g、0.0
14モル)を加え、50℃で2時間撹拌した。反応後メ
タノールを用いて再沈殿化し、下記式(1−A)の繰り
返し単位を有する感光性ポリイミド12g(85%)を
得た。このポリイミドの重量平均分子量は20,000
であった。
【0071】
【化23】
【0072】得られたポリイミド5gをトリエチレング
リコールジメチルエーテル15gに溶解し、更に2,4
−ジエチルチオキサントン0.1gと2−ベンジル−2
−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)
−ブタン−1−オン0.25gを加えて、感光性樹脂溶
液組成物を調製した。
【0073】この組成物をスピンナーでシリコンウェー
ハ上に回転塗布し、次に80℃で1時間乾燥し、厚さ2
μmの塗膜を得た。この塗膜面をマスクを通して高圧水
銀灯(250W)で1分間露光した。露光後、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテルで現像し、2−プロパノ
ールでリンスを行い、これを150℃で1時間、更に2
00℃で1時間加熱処理して鮮明な樹脂パターンを得
た。
【0074】得られたポリイミド樹脂皮膜の耐熱性は3
50℃以上であり、良好な耐熱性を示し、また、シリコ
ンウェーハに対する接着性も良好であった。
【0075】〔実施例2〕窒素気流中で合成例1で得ら
れた式(2−a)で表わされるシロキサン化合物(6.
1g、0.01モル)と3,3’,4,4’−ビフェニ
ルテトラカルボン酸二無水物(2.9g、0.01モ
ル)をジエチレングリコールジメチルエーテル35gに
溶解した溶液を調製した。次に、この溶液に2,2−ビ
ス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン
(8.2g、0.02モル)をジエチレングリコールジ
メチルエーテル35gに溶解したアミン溶液を系の温度
が40℃を超えないように滴下した。滴下終了後、更に
15時間撹拌を行い、ポリアミック酸溶液を得た。
【0076】次に、このポリアミック酸溶液に無水酢酸
(41g、0.4モル)とピリジン(16g、0.2モ
ル)を加え、50℃で2時間撹拌した。反応後、メタノ
ールを用いて再沈殿化し、下記式(1−B)で示される
繰り返し単位mとnからなる感光性ポリイミド14g
(84%)を得た。このポリイミドの重量平均分子量は
32,000であった。
【0077】
【化24】
【0078】得られたポリイミド5gをトリエチレング
リコールジメチルエーテル15gに溶解し、更に2,4
−ジエチルチオキサントン0.1gと2−ベンジル−2
−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)
−ブタン−1−オン0.25gを加え、これに下記構造
式を有する化合物0.5gを添加した。
【0079】
【化25】
【0080】この感光性樹脂溶液組成物をスピンナーで
シリコンウェーハ上に回転塗布し、次に80℃で1時間
乾燥し、厚さ2mmの塗膜を得た。この塗膜面をマスク
を通して高圧水銀灯(250W)で1分間露光した。露
光後、ジエチレングリコールジメチルエーテルで現像
し、2−プロパノールでリンスを行い、これを150℃
で1時間、更に200℃で1時間加熱処理して鮮明な樹
脂パターンを得た。得られたポリイミド樹脂皮膜のシリ
コンウェーハに対する接着性は良好であった。
【0081】〔実施例3〕 窒素気流中で、上記合成例2で得られた式(2−b)で
表わされるシロキサン化合物(9.8g、0.01モ
ル)と2,2−ビス(3,4−ベンゼンジカルボン酸ア
ンヒドリド)パーフルオロプロパン(4.4g、0.0
1モル)をジエチレングリコールジメチルエーテル80
gに溶解した溶液を調製した。次に、この溶液に4,
4’−ジアミノジフェニルエーテル(4.0g、0.0
2モル)を加えて撹拌した。20時間撹拌し、ポリアミ
ック酸溶液を得た。
【0082】次に、このポリアミック酸溶液に無水酢酸
(41g、0.4モル)とピリジン(16g、0.2モ
ル)を加え、50℃で2時間撹拌した。反応後、メタノ
ールを用いて再沈殿化し、下記式(1−C)で示される
繰り返し単位mとnからなる感光性ポリイミド14g
(80%)を得た。このポリイミドの重量平均分子量は
36,000であった。
【0083】
【化26】
【0084】得られたポリイミド5gをトリエチレング
リコールジメチルエーテル15gに溶解し、更に3,
3’−カルボニルビス(7−ジエチルアミノクマリン)
0.1gとN−フェニルグリシン0.25gを加えて感
光性樹脂溶液組成物を調製した。
【0085】得られた組成物をスピンナーでシリコンウ
ェーハ上に回転塗布し、次に80℃で1時間乾燥し、厚
さ3mmの塗膜を得た。この塗膜面をマスクを通して高
圧水銀灯(250W)で1分間露光した。露光後、ジエ
チレングリコールジメチルエーテルで現像し、2−プロ
パノールでリンスを行い、これを150℃で1時間、更
に200℃で1時間加熱処理して鮮明な樹脂パターンを
得た。得られたポリイミド樹脂皮膜の耐熱性は350℃
以上であり、良好な耐熱性を示し、また、シリコンウェ
ーハに対する接着性も良好であった。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のポリイミ
ドは感光性を有し、種々の溶剤に可溶であり、この溶剤
可溶性の感光性ポリイミドを配合した感光性樹脂組成物
は、従来の非感光性ポリイミドのように画像形成用の別
のフォトレジストを必要とせず、レリーフパターン形成
工程を簡略化することができ、また、高温によるイミド
化工程が不要であり、素子への熱的影響や収縮による歪
みや応力を与えることなく、直接微細なパターンの皮膜
を形成することができ、この皮膜は耐熱性、電気的及び
機械的性質に優れたものであるため、半導体素子表面保
護膜や半導体素子用絶縁膜等に好適に使用することがで
きるものである。更に、本発明の製造方法によればかか
るポリイミドを簡単に製造し得る。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記繰り返し単位Aと繰り返し単位Bと
    からなるポリイミド。 【化1】 【化2】 から選ばれる4価の基、Yは炭素数6〜30の芳香族環
    含有ジアミン残基、 ケイ素原子数2〜20のシロキサン、シルアルキレン及
    びシルアリーレンのジアミン残基から選ばれる2価の
    基、R、R及びRは各々互いに同一又は異種の炭
    素数1〜10のアルキル基、アリール基及びアルケニル
    基から選ばれる1価の基、kは1〜20の整数を示し、
    単位Aと単位Bの割合B/Aは0<B/A≦5であ
    る。)
  2. 【請求項2】 下記繰り返し単位Aからなるポリイミ
    ド。 【化3】 (但し、式中Yは炭素数6〜30の芳香族環含有ジアミ
    ン残基、 ケイ素原子数2〜20のシロキサン、シルアルキレン及
    びシルアリーレンのジアミン残基から選ばれる2価の
    基、R、R及びRは各々互いに同一又は異種の炭
    素数1〜10のアルキル基、アリール基及びアルケニル
    基から選ばれる1価の基、kは1〜20の整数を示
    す。)
  3. 【請求項3】 下記一般式(2)で表わされるシロキサ
    ン化合物に下記一般式(3)で表わされるテトラカルボ
    ン酸二無水物を加え、これを下記一般式(4)で表わさ
    れるジアミンと反応させることを特徴とする請求項1記
    載のポリイミドの製造方法。 【化4】 【化5】 から選ばれる4価の基、Yは炭素数6〜30の芳香族環
    含有ジアミン残基、 ケイ素原子数2〜20のシロキサン、シルアルキレン及
    びシルアリーレンのジアミン残基から選ばれる2価の
    基、R、R及びRは各々互いに同一又は異種の炭
    素数1〜10のアルキル基、アリール基及びアルケニル
    基から選ばれる1価の基、kは1〜20の整数を示
    す。)
  4. 【請求項4】 下記一般式(2)で表わされるシロキサ
    ン化合物に下記一般式(4)で表わされるジアミンと反
    応させることを特徴とする請求項2記載のポリイミドの
    製造方法。 【化6】 (但し、Yは炭素数6〜30の芳香族環含有ジアミン残
    基、 ケイ素原子数2〜20のシロキサン、シルアルキレン及
    びシルアリーレンのジアミン残基から選ばれる2価の
    基、R、R及びRは各々互いに同一又は異種の炭
    素数1〜10のアルキル基、アリール基及びアルケニル
    基から選ばれる1価の基、kは1〜20の整数を示
    す。)
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載のポリイミドを感光
    性樹脂として含有する感光性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 光重合開始剤及び有機溶剤を含有し、溶
    液状に調製された請求項5記載の組成物。
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