JP3046373B2 - ポリブテン系樹脂積層体 - Google Patents
ポリブテン系樹脂積層体Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリブテン系樹脂積層体
に関し、特に、透明性、ストレッチ性、柔軟性、滑り
性、熱融着性および自己粘着性に優れ、かつ延伸されて
もその透明性が良好に維持されるとともに、しわ等が生
起されず、良好な緊締力を保持することができるため、
食品包装用ストレッチフィルムとして好適なポリブテン
系樹脂積層体に関する。
に関し、特に、透明性、ストレッチ性、柔軟性、滑り
性、熱融着性および自己粘着性に優れ、かつ延伸されて
もその透明性が良好に維持されるとともに、しわ等が生
起されず、良好な緊締力を保持することができるため、
食品包装用ストレッチフィルムとして好適なポリブテン
系樹脂積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、生鮮食品や惣菜等を店頭に商品と
して展示する際に、これらの生鮮食品や惣菜等を塵芥の
付着や汚染から守り、清潔かつ衛生的に保ち鮮度を維持
するために、これらの生鮮食品や惣菜等を直接またはプ
ラスチック製トレーに載せ、透明な食品包装用ストレッ
チフィルムでストレッチ包装する、いわゆるプリパッケ
ージが行われている。この食品包装用ストレッチフィル
ムは、被包装物を緊密に密閉するために延伸されて包装
に供される。従来、この食品包装用ストレッチフィルム
には、ストレッチ包装された商品が見えるように、透明
性を有することが要求され、さらに商品価値を向上させ
るために包装の仕上がりが美麗で艷がよいことも要求さ
れる。また、包装された生鮮食品等の鮮度および香りを
保持するために、通気性、水蒸気透過性、保香性に優れ
ることも要求され、さらには低温での保存性、包装機械
によるストレッチ包装において良好な延展性および弾力
性を示し、しかも包装後には長時間放置しても剥離しな
い自己粘着性などの種々の特性が要求される。このよう
な特性が要求される食品包装用ストレッチフィルムとし
て、従来、軟質塩化ビニル樹脂(PVC)からなるフィ
ルムが主として用いられている。
して展示する際に、これらの生鮮食品や惣菜等を塵芥の
付着や汚染から守り、清潔かつ衛生的に保ち鮮度を維持
するために、これらの生鮮食品や惣菜等を直接またはプ
ラスチック製トレーに載せ、透明な食品包装用ストレッ
チフィルムでストレッチ包装する、いわゆるプリパッケ
ージが行われている。この食品包装用ストレッチフィル
ムは、被包装物を緊密に密閉するために延伸されて包装
に供される。従来、この食品包装用ストレッチフィルム
には、ストレッチ包装された商品が見えるように、透明
性を有することが要求され、さらに商品価値を向上させ
るために包装の仕上がりが美麗で艷がよいことも要求さ
れる。また、包装された生鮮食品等の鮮度および香りを
保持するために、通気性、水蒸気透過性、保香性に優れ
ることも要求され、さらには低温での保存性、包装機械
によるストレッチ包装において良好な延展性および弾力
性を示し、しかも包装後には長時間放置しても剥離しな
い自己粘着性などの種々の特性が要求される。このよう
な特性が要求される食品包装用ストレッチフィルムとし
て、従来、軟質塩化ビニル樹脂(PVC)からなるフィ
ルムが主として用いられている。
【0003】しかし、軟質塩化ビニル樹脂は、含有する
可塑剤が食品へ移行して衛生上の問題が生じるおそれが
あり、また廃棄・焼却時の塩化水素ガスの発生が問題と
なるなど、近年、食品包装用ストレッチフイルムへの使
用が再考されつつあり、その代替品の開発が急がれてい
る。
可塑剤が食品へ移行して衛生上の問題が生じるおそれが
あり、また廃棄・焼却時の塩化水素ガスの発生が問題と
なるなど、近年、食品包装用ストレッチフイルムへの使
用が再考されつつあり、その代替品の開発が急がれてい
る。
【0004】そこで、軟質塩化ビニル樹脂の代替品とし
て、ポリオレフィンの中でも分子量が極めて高く、ゴム
的な特性を有し、塩化ビニルに特性が類似しているポリ
1−ブテンの特性を生かし、このポリ1−ブテンを中間
層とし、表層にポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共
重合体等の他のポリオレフィンを積層してなる積層体が
提案されている。例えば、ポリオレフィン/ポリ1−ブ
テン/ポリオレフィン、エチレン・酢酸ビニル共重合体
/ポリ1−ブテン/エチレン・酢酸ビニル共重合体ある
いはポリオレフィン/ポリ1−ブテン/ポリオレフィン
等の3層からなる積層体で構成される食品包装用ストレ
ッチフィルムフィルムが提案されている。(特公昭62
−27981号公報、特開昭61−89040号公報、
特開平1−166954号公報)。
て、ポリオレフィンの中でも分子量が極めて高く、ゴム
的な特性を有し、塩化ビニルに特性が類似しているポリ
1−ブテンの特性を生かし、このポリ1−ブテンを中間
層とし、表層にポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共
重合体等の他のポリオレフィンを積層してなる積層体が
提案されている。例えば、ポリオレフィン/ポリ1−ブ
テン/ポリオレフィン、エチレン・酢酸ビニル共重合体
/ポリ1−ブテン/エチレン・酢酸ビニル共重合体ある
いはポリオレフィン/ポリ1−ブテン/ポリオレフィン
等の3層からなる積層体で構成される食品包装用ストレ
ッチフィルムフィルムが提案されている。(特公昭62
−27981号公報、特開昭61−89040号公報、
特開平1−166954号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来提案されている少なくとも3層を有する積層体にお
いて、中間層に使用されているポリ1−ブテンは、1−
ブテンの単独重合体あるいは1−ブテンの含有量が85
モル%以上の共重合体であるため、結晶性が高く、スト
レッチ包装時に延伸されると配向結晶化が生起され、こ
の配向結晶化により内部で透過光の乱反射が生じるため
白濁して透明性が低下する。また、表層であるポリオレ
フィンとの相溶性に劣るため、ポリ1−ブテンからなる
中間層とポリオレフィンからなる表層との界面が剥離し
て各層が不均一に延伸されてしわ等が発生し、外観が悪
化するなどの問題があった。
従来提案されている少なくとも3層を有する積層体にお
いて、中間層に使用されているポリ1−ブテンは、1−
ブテンの単独重合体あるいは1−ブテンの含有量が85
モル%以上の共重合体であるため、結晶性が高く、スト
レッチ包装時に延伸されると配向結晶化が生起され、こ
の配向結晶化により内部で透過光の乱反射が生じるため
白濁して透明性が低下する。また、表層であるポリオレ
フィンとの相溶性に劣るため、ポリ1−ブテンからなる
中間層とポリオレフィンからなる表層との界面が剥離し
て各層が不均一に延伸されてしわ等が発生し、外観が悪
化するなどの問題があった。
【0006】そこで本発明の目的は、透明性、ストレッ
チ性、柔軟性、滑り性、熱融着性および自己粘着性に優
れ、かつ延伸されてもその透明性が良好に維持されると
ともに、しわ等が生起されず、良好な緊締力を保持する
ことができるため、食品包装用ストレッチフィルムとし
て好適なポリブテン系樹脂積層体を提供することにあ
る。
チ性、柔軟性、滑り性、熱融着性および自己粘着性に優
れ、かつ延伸されてもその透明性が良好に維持されると
ともに、しわ等が生起されず、良好な緊締力を保持する
ことができるため、食品包装用ストレッチフィルムとし
て好適なポリブテン系樹脂積層体を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、プロピレン含有量15〜40モル%、か
つメルトフローレートが(190℃)0.1〜30g/
10minである1−ブテン・プロピレン共重合体
(A)を主成分とする中間層(a)と、該中間層の両面
に積層されたポリオレフィン系樹脂(B)を主成分とす
る上表層(b1)および下表層(b2)とを有するポリ
ブテン系樹脂積層体を提供するものである。
決するために、プロピレン含有量15〜40モル%、か
つメルトフローレートが(190℃)0.1〜30g/
10minである1−ブテン・プロピレン共重合体
(A)を主成分とする中間層(a)と、該中間層の両面
に積層されたポリオレフィン系樹脂(B)を主成分とす
る上表層(b1)および下表層(b2)とを有するポリ
ブテン系樹脂積層体を提供するものである。
【0008】以下、本発明のポリブテン系樹脂積層体
(以下、「積層体」と略す)について詳細に説明する。
(以下、「積層体」と略す)について詳細に説明する。
【0009】本発明の積層体の中間層(a)の主成分で
ある1−ブテン・プロピレン共重合体は、プロピレン含
有量が15〜40モル%、好ましくは15〜35モル
%、特に好ましくは18〜30モル%のものである。
ある1−ブテン・プロピレン共重合体は、プロピレン含
有量が15〜40モル%、好ましくは15〜35モル
%、特に好ましくは18〜30モル%のものである。
【0010】また、この1−ブテン・プロピレン共重合
体は、メルトフローレート(190℃)が0.1〜30
g/10minのものであり、好ましくは0.3〜20
g/10minのものである。
体は、メルトフローレート(190℃)が0.1〜30
g/10minのものであり、好ましくは0.3〜20
g/10minのものである。
【0011】この1−ブテン・プロピレン共重合体は、
重量平均分子量〔Mw〕/数平均分子量〔Mn〕の比
(Mw/Mn)が2〜8であるものが好ましい。この重
量平均分子量〔Mw〕/数平均分子量〔Mn〕の比(M
w/Mn)は、下記の方法によって測定されるものであ
る。 (a)分子量既知の標準ポリスチレン(単分散ポリスチ
レン、(株)東ソー製)を用い、異なる分子量のポリス
チレンを、下記測定条件: 装置:ウオーター社製、Mode1 150C カラム:(株)東ソー製、TSKGMH−6.6mmφ
×600 サンプル量:400μl 温度:135℃ 流量:1ml/min で、GPC(ゲルパーミェーションクロマトグラフィ
ー)分析に供し、分子量MとEV値(Elution
Volume:溶出体積)の校正曲線を作成する。 (b)試料の調製 分子量を測定するポリマー試料と溶媒o−ジクロロベン
ゼンとを、フラスコに入れ、ポリマー15mgに対して
溶媒20mlの割合の溶液を調製する。得られたポリマ
ー溶液に、安定剤として2,6−ジ−t−ブチル−クレ
ゾールを0.1重量%の濃度に加える。この溶液を14
0℃で1時間加熱した後、1時間攪拌して、ポリマーお
よび安定剤を完全に溶解させる。次に、135〜140
℃の温度で0.5μmのフィルターで溶液を濾過する。
得られた濾過液を、上記の(a)と同じ測定条件でGP
C分析に供し、得られたEV値から、前記で作成してお
いた校正曲線により、数平均分子量〔Mn〕: 〔Mn〕=ΣMiNi/ΣNi および重量平均分子量〔Mw〕: 〔Mw〕=ΣMi2Ni/ΣMiNi を求め、重量平均分子量/数平均分子量の比(〔Mw〕
/〔Mn〕)を計算する。
重量平均分子量〔Mw〕/数平均分子量〔Mn〕の比
(Mw/Mn)が2〜8であるものが好ましい。この重
量平均分子量〔Mw〕/数平均分子量〔Mn〕の比(M
w/Mn)は、下記の方法によって測定されるものであ
る。 (a)分子量既知の標準ポリスチレン(単分散ポリスチ
レン、(株)東ソー製)を用い、異なる分子量のポリス
チレンを、下記測定条件: 装置:ウオーター社製、Mode1 150C カラム:(株)東ソー製、TSKGMH−6.6mmφ
×600 サンプル量:400μl 温度:135℃ 流量:1ml/min で、GPC(ゲルパーミェーションクロマトグラフィ
ー)分析に供し、分子量MとEV値(Elution
Volume:溶出体積)の校正曲線を作成する。 (b)試料の調製 分子量を測定するポリマー試料と溶媒o−ジクロロベン
ゼンとを、フラスコに入れ、ポリマー15mgに対して
溶媒20mlの割合の溶液を調製する。得られたポリマ
ー溶液に、安定剤として2,6−ジ−t−ブチル−クレ
ゾールを0.1重量%の濃度に加える。この溶液を14
0℃で1時間加熱した後、1時間攪拌して、ポリマーお
よび安定剤を完全に溶解させる。次に、135〜140
℃の温度で0.5μmのフィルターで溶液を濾過する。
得られた濾過液を、上記の(a)と同じ測定条件でGP
C分析に供し、得られたEV値から、前記で作成してお
いた校正曲線により、数平均分子量〔Mn〕: 〔Mn〕=ΣMiNi/ΣNi および重量平均分子量〔Mw〕: 〔Mw〕=ΣMi2Ni/ΣMiNi を求め、重量平均分子量/数平均分子量の比(〔Mw〕
/〔Mn〕)を計算する。
【0012】さらに、この1−ブテン・プロピレン共重
合体は、通常、示差走査熱量計によって測定される融点
Tmが50〜110℃程度のものであり、またX線回折
法によって測定される結晶化度が5〜50%程度、好ま
しくは10〜45%程度のものである。
合体は、通常、示差走査熱量計によって測定される融点
Tmが50〜110℃程度のものであり、またX線回折
法によって測定される結晶化度が5〜50%程度、好ま
しくは10〜45%程度のものである。
【0013】上記融点Tmの測定は、成形後、10日間
経過後の厚さ0.1mmのプレスシートを示差走査熱量
計にかけて10℃/minの昇温速度で0℃から250
℃まで昇温し、最大吸熱ピークを示す温度を融点Tmと
する。
経過後の厚さ0.1mmのプレスシートを示差走査熱量
計にかけて10℃/minの昇温速度で0℃から250
℃まで昇温し、最大吸熱ピークを示す温度を融点Tmと
する。
【0014】また結晶化度の測定は、10日間経過後の
厚さ1.5mmのプレスシートをX線回折法により測定
に供して行った。
厚さ1.5mmのプレスシートをX線回折法により測定
に供して行った。
【0015】さらに、この1−ブテン・プロピレン共重
合体(A)には、必要に応じて、延伸性、柔軟性または
引裂強度等を調整したり、成形加工性の向上を図るため
に、プロピレン含有量が70モル%以上のプロピレン系
樹脂、エチレン含有量が60モル%以上のエチレン系樹
脂、あるいは1−ブテン含有量が85モル%以上のブテ
ン系樹脂などを、40重量%以下の割合で配合してもよ
い。プロピレン系樹脂の具体例としては、プロピレン単
独重合体、プロピレン・エチレン共重合体、プロピレン
・ブテン共重合体、プロピレン・エチレン・1−ブテン
3元共重合体等が挙げられる。エチレン系樹脂の具体例
としては、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレ
ン、高圧法低密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル
共重合体、エチレン・不飽和脂肪酸共重合体、エチレン
・α−オレフィン共重合体、エチレン・メタクリル酸共
重合体をZnイオンまたはNaイオン等の金属イオンで
架橋してなるアイオノマー樹脂等が挙げられる。ブテン
系樹脂の具体例としては、1−ブテン単独重合体、1−
ブテン・α−オレフィン共重合体等が挙げられる。
合体(A)には、必要に応じて、延伸性、柔軟性または
引裂強度等を調整したり、成形加工性の向上を図るため
に、プロピレン含有量が70モル%以上のプロピレン系
樹脂、エチレン含有量が60モル%以上のエチレン系樹
脂、あるいは1−ブテン含有量が85モル%以上のブテ
ン系樹脂などを、40重量%以下の割合で配合してもよ
い。プロピレン系樹脂の具体例としては、プロピレン単
独重合体、プロピレン・エチレン共重合体、プロピレン
・ブテン共重合体、プロピレン・エチレン・1−ブテン
3元共重合体等が挙げられる。エチレン系樹脂の具体例
としては、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレ
ン、高圧法低密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル
共重合体、エチレン・不飽和脂肪酸共重合体、エチレン
・α−オレフィン共重合体、エチレン・メタクリル酸共
重合体をZnイオンまたはNaイオン等の金属イオンで
架橋してなるアイオノマー樹脂等が挙げられる。ブテン
系樹脂の具体例としては、1−ブテン単独重合体、1−
ブテン・α−オレフィン共重合体等が挙げられる。
【0016】この1−ブテン・プロピレン共重合体
(A)を主成分とする中間層(a)の厚さは、通常、1
〜15μm程度であり、成形加工性および自動包装適性
に優れる点で、2〜10μm程度であるのが好ましい。
(A)を主成分とする中間層(a)の厚さは、通常、1
〜15μm程度であり、成形加工性および自動包装適性
に優れる点で、2〜10μm程度であるのが好ましい。
【0017】本発明の積層体の中間層(a)の両面に配
設される上表層(b1)と下表層(b2)は、ポリオレ
フィン系樹脂(B)を主成分とするものである。
設される上表層(b1)と下表層(b2)は、ポリオレ
フィン系樹脂(B)を主成分とするものである。
【0018】このポリオレフィン系樹脂(B)は、炭素
数2〜20のα−オレフィンの単独重合体、あるいは2
種以上の該α−オレフィンの共重合体、該α−オレフィ
ンと、該α−オレフィンと共重合可能な単量体との共重
合体、あるいはこれらの重合体または共重合体の架橋体
などが挙げられる。
数2〜20のα−オレフィンの単独重合体、あるいは2
種以上の該α−オレフィンの共重合体、該α−オレフィ
ンと、該α−オレフィンと共重合可能な単量体との共重
合体、あるいはこれらの重合体または共重合体の架橋体
などが挙げられる。
【0019】このα−オレフィンと共重合可能な単量体
としては、例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アク
リル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、酢酸ビニル
等が挙げられる。
としては、例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アク
リル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、酢酸ビニル
等が挙げられる。
【0020】このポリオレフィン系樹脂(B)の具体例
としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン・
酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、
エチレン・アクリル酸エチルエステル共重合体、エチレ
ン・メタクリル酸共重合体、エチレンと他のα−オレフ
ィンとの共重合体、あるいはこれらの重合体の金属イオ
ン架橋重合体などが挙げられる。エチレンと他のα−オ
レフィンとの共重合体としては、特に、エチレン含有量
60〜95モル%のものが挙げられる。これらは1種単
独でも2種以上を組み合わせても用いられる。これらの
ポリオレフィン系樹脂(B)の中でも、密度が0.92
0g/cm3以下の線状低密度ポリエチレン、酢酸ビニ
ル含有量が10〜20重量%のエチレン・酢酸ビニル共
重合体が好ましい。
としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン・
酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、
エチレン・アクリル酸エチルエステル共重合体、エチレ
ン・メタクリル酸共重合体、エチレンと他のα−オレフ
ィンとの共重合体、あるいはこれらの重合体の金属イオ
ン架橋重合体などが挙げられる。エチレンと他のα−オ
レフィンとの共重合体としては、特に、エチレン含有量
60〜95モル%のものが挙げられる。これらは1種単
独でも2種以上を組み合わせても用いられる。これらの
ポリオレフィン系樹脂(B)の中でも、密度が0.92
0g/cm3以下の線状低密度ポリエチレン、酢酸ビニ
ル含有量が10〜20重量%のエチレン・酢酸ビニル共
重合体が好ましい。
【0021】このポリオレフィン系樹脂(B)は、通
常、メルトフローレート(MFR)が0.1〜30g/
10min程度のものであり、成形加工性に優れる点
で、0.3〜20g/10minのものが特に好まし
い。
常、メルトフローレート(MFR)が0.1〜30g/
10min程度のものであり、成形加工性に優れる点
で、0.3〜20g/10minのものが特に好まし
い。
【0022】また、このポリオレフィン系樹脂(B)
は、X線回折法によって測定される結晶化度が5〜60
%のものが好ましい。この結晶化度は、前記1−ブテン
・プロピレン共重合体の結晶化度の測定方法と同じ方法
で測定されたものである。
は、X線回折法によって測定される結晶化度が5〜60
%のものが好ましい。この結晶化度は、前記1−ブテン
・プロピレン共重合体の結晶化度の測定方法と同じ方法
で測定されたものである。
【0023】また、これらのポリオレフィン系樹脂
(B)中には、必要に応じて、粘着性、防曇性、帯電防
止性等を付与するために、脂肪酸アルコール系脂肪酸エ
ステル、ポリアルキレンエーテルポリオール等の界面活
性剤を配合してもよい。ポリオレフィン系樹脂(B)
に、これらの界面活性剤を配合する場合、その配合量
は、通常、0.5〜5重量%程度である。
(B)中には、必要に応じて、粘着性、防曇性、帯電防
止性等を付与するために、脂肪酸アルコール系脂肪酸エ
ステル、ポリアルキレンエーテルポリオール等の界面活
性剤を配合してもよい。ポリオレフィン系樹脂(B)
に、これらの界面活性剤を配合する場合、その配合量
は、通常、0.5〜5重量%程度である。
【0024】本発明の積層体において、このポリオレフ
ィン系樹脂(B)を主成分とする上表層(b1)および
下表層(b2)のそれぞれの厚さは、通常、1〜15μ
m程度であり、成形加工性および自動包装適性に優れる
点で、2〜10μmであるのが好ましい。
ィン系樹脂(B)を主成分とする上表層(b1)および
下表層(b2)のそれぞれの厚さは、通常、1〜15μ
m程度であり、成形加工性および自動包装適性に優れる
点で、2〜10μmであるのが好ましい。
【0025】本発明の積層体の厚さは、通常、5〜30
μmであり、ストレッチ包装時の延展性とフィルム強度
のバランスに優れる点で、10〜20μmであるのが好
ましい。
μmであり、ストレッチ包装時の延展性とフィルム強度
のバランスに優れる点で、10〜20μmであるのが好
ましい。
【0026】本発明の積層体の製造は、常法にしたがっ
て行うことができ、その方法は特に制限されない。例え
ば、共押出インフレーション成形法、共押出Tダイキャ
スト成形法等の無延伸フィルム成形法;押出コーティン
グによるラミネート法などに一度に3層を有する本発明
の積層体を製造する方法、あるいは一度、積層フィルム
を成形した後、再度加熱しながら一軸または二軸方向に
延伸する延伸フィルム成形法などが挙げられる。これら
の方法の中でも、成形設備が簡便であり、縦方向および
横方向の物性のバランスに優れる積層体が得られる点
で、無延伸共押出インフレーション成形法が好ましい。
て行うことができ、その方法は特に制限されない。例え
ば、共押出インフレーション成形法、共押出Tダイキャ
スト成形法等の無延伸フィルム成形法;押出コーティン
グによるラミネート法などに一度に3層を有する本発明
の積層体を製造する方法、あるいは一度、積層フィルム
を成形した後、再度加熱しながら一軸または二軸方向に
延伸する延伸フィルム成形法などが挙げられる。これら
の方法の中でも、成形設備が簡便であり、縦方向および
横方向の物性のバランスに優れる積層体が得られる点
で、無延伸共押出インフレーション成形法が好ましい。
【0027】本発明の積層体は、引き伸ばすと全体が均
一に延伸され、かつ収縮応力を有し、さらに適度な粘着
性を有する等の特徴を生かして、食品用ストレッチフィ
ルムに好適であり、また、プロテクトフィルム等の用途
にも好適である。
一に延伸され、かつ収縮応力を有し、さらに適度な粘着
性を有する等の特徴を生かして、食品用ストレッチフィ
ルムに好適であり、また、プロテクトフィルム等の用途
にも好適である。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例および比較例を挙げ、
本発明を具体的に説明するが、これらの実施例はいかな
る点においても本発明の範囲を限定するものではない。
本発明を具体的に説明するが、これらの実施例はいかな
る点においても本発明の範囲を限定するものではない。
【0029】(実施例1) 共押出インフレーション成形法により、中間層として1
−ブテン・プロピレン共重合体(プロピレン含有量:2
0モル%、MFR(190℃):4.0g/10mi
n)からなる厚さ4μmのフィルム、この中間層の両面
に上表層および下表層としてエチレン・酢酸ビニル共重
合体(酢酸ビニル含有量:15モル%、MFR(190
℃):2.0g/10min)からなる厚さ4μmのフ
ィルムを積層してポリブテン系樹脂積層体フィルムを作
成した。得られた積層体フィルムのへイズ値を非延伸お
よび30%延伸状態において測定した。また、発泡ポリ
スチレンのトレー上に高さ約10cmのりんごを2個載
せ、この積層体フィルムを用い、ストレッチ自動包装機
((株)寺岡精工製、AW−2600Jr)で包装し、
延展性および外観を観察して包装適性を評価した。ま
た、中間層に用いた1−ブテン・プロピレン共重合体の
重量平均分子量/数平均分子量の比(Mw/Mn)、融
点および結晶化度を、前記と同様の方法で測定した。結
果を表1に示す。
−ブテン・プロピレン共重合体(プロピレン含有量:2
0モル%、MFR(190℃):4.0g/10mi
n)からなる厚さ4μmのフィルム、この中間層の両面
に上表層および下表層としてエチレン・酢酸ビニル共重
合体(酢酸ビニル含有量:15モル%、MFR(190
℃):2.0g/10min)からなる厚さ4μmのフ
ィルムを積層してポリブテン系樹脂積層体フィルムを作
成した。得られた積層体フィルムのへイズ値を非延伸お
よび30%延伸状態において測定した。また、発泡ポリ
スチレンのトレー上に高さ約10cmのりんごを2個載
せ、この積層体フィルムを用い、ストレッチ自動包装機
((株)寺岡精工製、AW−2600Jr)で包装し、
延展性および外観を観察して包装適性を評価した。ま
た、中間層に用いた1−ブテン・プロピレン共重合体の
重量平均分子量/数平均分子量の比(Mw/Mn)、融
点および結晶化度を、前記と同様の方法で測定した。結
果を表1に示す。
【0030】ヘイズ値: 無延伸の状態と30%引き伸ばした状態でのヘイズ値を
測定し、ストレッチによるフィルムの白濁化の程度を調
べた。これは、ストレッチ包装時にフィルムが引き伸ば
される程度は、包装する品物の大きさ、形状等によって
も異なるが、部分的には30%あるいはそれ以上の場合
もあるためである。
測定し、ストレッチによるフィルムの白濁化の程度を調
べた。これは、ストレッチ包装時にフィルムが引き伸ば
される程度は、包装する品物の大きさ、形状等によって
も異なるが、部分的には30%あるいはそれ以上の場合
もあるためである。
【0031】延展性: ストレッチ自動包装機による包装時にフィルムが均一で
スムーズに引き伸ばされているかどうかを観察した。
スムーズに引き伸ばされているかどうかを観察した。
【0032】外観: ストレッチ自動包装後のフィルムの包装状態を観察し、
シワ、破れなどの有無を調べた。
シワ、破れなどの有無を調べた。
【0033】(実施例2〜6) 各例において、実施例1と同様にして、表1に示す層構
成および各層の厚みを有し、ならびに中間層を構成する
1−ブテン・プロピレン共重合体が表1に示すプロピレ
ン含有量および特性を有する共重合体である積層体フィ
ルムを作成し、得られた積層体フィルムのヘイズ値を無
延伸および30%延伸状態において測定し、また延展性
および外観を観察し、包装適性を評価した。また、中間
層に用いた1−ブテン・プロピレン共重合体の重量平均
分子量/数平均分子量の比(Mw/Mn)、融点および
結晶化度を、前記と同様の方法で測定した。結果を表1
に示す。
成および各層の厚みを有し、ならびに中間層を構成する
1−ブテン・プロピレン共重合体が表1に示すプロピレ
ン含有量および特性を有する共重合体である積層体フィ
ルムを作成し、得られた積層体フィルムのヘイズ値を無
延伸および30%延伸状態において測定し、また延展性
および外観を観察し、包装適性を評価した。また、中間
層に用いた1−ブテン・プロピレン共重合体の重量平均
分子量/数平均分子量の比(Mw/Mn)、融点および
結晶化度を、前記と同様の方法で測定した。結果を表1
に示す。
【0034】
【0035】(比較例1〜6) 各例において、実施例1と同様にして、表2に示す層構
成および各層の厚みを有し、ならびに表2に示すポリ1
−ブテン系樹脂を中間層とする積層体フィルムを作成
し、得られた積層体フィルムのヘイズ値を無延伸および
30%延伸状態において測定し、また延展性および外観
を観察し、包装適性を評価した。また、中間層に用いた
ポリ1−ブテン系樹脂の重量平均分子量/数平均分子量
の比(Mw/Mn)、融点および結晶化度を、前記と同
様の方法で測定した。結果を表2に示す。
成および各層の厚みを有し、ならびに表2に示すポリ1
−ブテン系樹脂を中間層とする積層体フィルムを作成
し、得られた積層体フィルムのヘイズ値を無延伸および
30%延伸状態において測定し、また延展性および外観
を観察し、包装適性を評価した。また、中間層に用いた
ポリ1−ブテン系樹脂の重量平均分子量/数平均分子量
の比(Mw/Mn)、融点および結晶化度を、前記と同
様の方法で測定した。結果を表2に示す。
【0036】(比較例7) 密度0.910g/cm3、MFR:1.0g/10m
inの線状低密度ポリエチレン(L−LDPE)の単層
フィルムについて、実施例1と同様にして、ヘイズ値の
測定および包装適性の評価を行った。また、用いた線状
低密度ポリエチレンの重量平均分子量/数平均分子量の
比(Mw/Mn)、融点および結晶化度を、前記と同様
の方法で測定した。結果を表2に示す。
inの線状低密度ポリエチレン(L−LDPE)の単層
フィルムについて、実施例1と同様にして、ヘイズ値の
測定および包装適性の評価を行った。また、用いた線状
低密度ポリエチレンの重量平均分子量/数平均分子量の
比(Mw/Mn)、融点および結晶化度を、前記と同様
の方法で測定した。結果を表2に示す。
【0037】
【0038】
【発明の効果】本発明のポリブテン系樹脂積層体は、透
明性、ストレッチ性、柔軟性、滑り性、熱融着性および
自己粘着性に優れ、かつ延伸されてもその透明性が良好
に維持されるとともに、しわ等が生起されず、良好な緊
締力を保持することができる。そのため、本発明のポリ
ブテン系樹脂積層体は、食品包装用ストレッチフィルム
として好適である。
明性、ストレッチ性、柔軟性、滑り性、熱融着性および
自己粘着性に優れ、かつ延伸されてもその透明性が良好
に維持されるとともに、しわ等が生起されず、良好な緊
締力を保持することができる。そのため、本発明のポリ
ブテン系樹脂積層体は、食品包装用ストレッチフィルム
として好適である。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00
Claims (3)
- 【請求項1】 プロピレン含有量15〜40モル%、か
つメルトフローレートが0.1〜30g/10minで
ある1−ブテン・プロピレン共重合体(A)(炭素数5
以上のα−オレフィンを共重合体成分として含むものを
除く)を60重量%以上含む中間層(a)と、該中間層
(a)の両面に積層されたポリオレフィン系樹脂(B)
を主成分とする上表層(b1)および下表層(b2)と
を有するポリブテン系樹脂積層体。 - 【請求項2】 プロピレン含有量15〜40モル%、か
つメルトフローレートが0.1〜30g/10minで
ある1−ブテン・プロピレン共重合体(A)を主成分と
する中間層(a)と、該中間層(a)の両面に積層され
たポリオレフィン系樹脂(B)を主成分とする上表層
(b1)および下表層(b2)とを有するストレッチフ
ィルム用ポリブテン系樹脂積層体。 - 【請求項3】 請求項1に記載のポリブテン系樹脂積層
体からなるストレッチフィルム。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3056804A JP3046373B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | ポリブテン系樹脂積層体 |
AU12868/92A AU643373B2 (en) | 1991-03-20 | 1992-03-12 | Polybutene-1 resin laminate |
CA002063332A CA2063332A1 (en) | 1991-03-20 | 1992-03-18 | Polybutene resin laminate |
NZ242044A NZ242044A (en) | 1991-03-20 | 1992-03-18 | A laminate comprising surface layers consisting mainly of polyolefin resin and an intermediate layer of butene-1-propylene copolymer |
KR1019920004605A KR950007554B1 (ko) | 1991-03-20 | 1992-03-20 | 폴리부텐-1 수지적층체 |
EP92302445A EP0505209B1 (en) | 1991-03-20 | 1992-03-20 | Polybutene-1 resin laminate |
US07/854,191 US5236774A (en) | 1991-03-20 | 1992-03-20 | Polybutene resin laminate |
DE69222457T DE69222457T2 (de) | 1991-03-20 | 1992-03-20 | Verbundstoff aus Polybuten-1 |
AT92302445T ATE158752T1 (de) | 1991-03-20 | 1992-03-20 | Verbundstoff aus polybuten-1 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3056804A JP3046373B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | ポリブテン系樹脂積層体 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04292944A JPH04292944A (ja) | 1992-10-16 |
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Family
ID=13037583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3056804A Expired - Fee Related JP3046373B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | ポリブテン系樹脂積層体 |
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---|---|
US (1) | US5236774A (ja) |
EP (1) | EP0505209B1 (ja) |
JP (1) | JP3046373B2 (ja) |
KR (1) | KR950007554B1 (ja) |
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AU (1) | AU643373B2 (ja) |
CA (1) | CA2063332A1 (ja) |
DE (1) | DE69222457T2 (ja) |
NZ (1) | NZ242044A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101915409B1 (ko) * | 2017-08-11 | 2018-11-05 | 백상훈 | 전동스쿠터용 에어백 장치 및 이를 이용한 전동스쿠터 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1197500B1 (en) * | 2000-01-26 | 2011-05-18 | Mitsui Chemicals, Inc. | Olefin triblock copolymers and production processes thereof |
JP4692818B2 (ja) * | 2005-08-05 | 2011-06-01 | Dic株式会社 | 共押出積層フィルム並びにそれを用いたラミネートフィルム及び包装容器 |
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---|---|---|---|---|
JPS5321688A (en) * | 1976-08-10 | 1978-02-28 | Toray Ind Inc | Automatic packaging laminate film |
US4410582A (en) * | 1980-12-10 | 1983-10-18 | Toray Industries, Inc. | Multi-layered polyolefin laminated film |
JPS6189040A (ja) * | 1984-10-08 | 1986-05-07 | 三菱化学株式会社 | ストレツチ包装用フイルム |
CA1304187C (en) * | 1985-11-25 | 1992-06-23 | Charles Chiu-Hsiung Hwo | Butene-rich butene-1 propylene copolymer shrink film |
JPH01166954A (ja) * | 1987-12-23 | 1989-06-30 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | ポリオレフィン系樹脂積層体 |
JPH0759641B2 (ja) * | 1987-12-28 | 1995-06-28 | 出光石油化学株式会社 | ブテン−1重合体系フィルムおよびその積層フィルム |
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1991
- 1991-03-20 JP JP3056804A patent/JP3046373B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-03-12 AU AU12868/92A patent/AU643373B2/en not_active Ceased
- 1992-03-18 NZ NZ242044A patent/NZ242044A/en unknown
- 1992-03-18 CA CA002063332A patent/CA2063332A1/en not_active Abandoned
- 1992-03-20 EP EP92302445A patent/EP0505209B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-03-20 DE DE69222457T patent/DE69222457T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1992-03-20 US US07/854,191 patent/US5236774A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-03-20 AT AT92302445T patent/ATE158752T1/de active
- 1992-03-20 KR KR1019920004605A patent/KR950007554B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101915409B1 (ko) * | 2017-08-11 | 2018-11-05 | 백상훈 | 전동스쿠터용 에어백 장치 및 이를 이용한 전동스쿠터 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU643373B2 (en) | 1993-11-11 |
EP0505209B1 (en) | 1997-10-01 |
EP0505209A3 (en) | 1993-01-07 |
DE69222457T2 (de) | 1998-02-26 |
US5236774A (en) | 1993-08-17 |
ATE158752T1 (de) | 1997-10-15 |
JPH04292944A (ja) | 1992-10-16 |
DE69222457D1 (de) | 1997-11-06 |
KR920017810A (ko) | 1992-10-21 |
KR950007554B1 (ko) | 1995-07-12 |
CA2063332A1 (en) | 1992-09-21 |
EP0505209A2 (en) | 1992-09-23 |
AU1286892A (en) | 1992-10-01 |
NZ242044A (en) | 1994-06-27 |
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