JP2952096B2 - ポリオレフィン積層体およびその用途 - Google Patents

ポリオレフィン積層体およびその用途

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JP2952096B2 JP32444891A JP32444891A JP2952096B2 JP 2952096 B2 JP2952096 B2 JP 2952096B2 JP 32444891 A JP32444891 A JP 32444891A JP 32444891 A JP32444891 A JP 32444891A JP 2952096 B2 JP2952096 B2 JP 2952096B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリオレフィン積層
体に関し、このポリオレフィン積層体は特に、透明性、
ストレッチ性、柔軟性、滑り性、熱融着性、衝撃強度お
よび自己粘着性に優れ、かつ延伸されてもその透明性が
良好に維持されるとともに、しわ等が生起されず、良好
な緊締力を保持することができ、そのカット性が良好で
ある点で、食品包装用等に有用なストレッチフィルムと
して好適であることに加えて、プロテクトフィルムとし
ても好適なポリオレフィン積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、生鮮食品や総菜等を店頭に商品と
して展示する際に、これらの生鮮食品や総菜等を塵芥の
付着や汚染から守り、清潔かつ衛生的に保ち鮮度を保
持するために、これらの生鮮食品や総菜等を直接又はプ
ラスチック製トレイに載せ、透明な食品包装用ストレッ
チフィルムでストレッチ包装する、いわゆるプリパッケ
ージが行なわれている。この食品包装用ストレッチフィ
ルムは、被包装物を緊密に密閉するために延伸されて包
装に供される。
【0003】従来、この食品包装用ストレッチフィルム
には、ストレッチ包装された食品が見えるように、透明
性を有することが要求され、更に商品価値を向上させる
ために包装の仕上がりが美麗で艶がよいことも要求され
る。また、包装された生鮮食品等の鮮度及び香りを保持
するために、通気性、水蒸気透過性、保香性に優れるこ
とも要求され、さらには低温での保存性、包装機械によ
るストレッチ包装において良好な延展性及び弾力性を示
し、プラスチック製トレイの歪みや損傷が無くまた、鋭
利な内容物でも破れることなく、包装後に長時間放置し
ても剥離しない自己粘着性を有し、しかも手で容易にカ
ットできるなどの種々の特性が要求される。
【0004】このような特性が要求される食品包装用ス
トレッチフィルムとして、従来、軟質塩化ビニル樹脂
(PVC)からなるフィルムが主として用いられてい
る。しかし、軟質塩化ビニル樹脂は、含有する可塑剤が
食品へ移行して衛生上の問題が生じるおそれがあり、ま
た廃棄・焼却時の塩化水素ガスの発生が問題となるな
ど、近年、食品包装用ストレッチフィルムへの使用が再
考されつつあり、その代替品の開発が急がれている。
【0005】そこで、軟質塩化ビニル樹脂の代替品とし
て、柔軟で強靭な直鎖状低密度ポリエチレンを使用する
こと、ポリオレフィンの中でも極めて高分子量で、ゴム
的な特性を有し、その特性が軟質塩化ビニル樹脂に類似
したポリ1−ブテンの特性を生かし、このポリ1−ブテ
ンを中間層として、表層にポリエチレン、エチレン・酢
酸ビニル共重合体等の他のポリオレフィンを積層してな
る積層体が提案されている。例えば、特定の直鎖状低密
度ポリエチレンによる単層フィルムが提供され(例え
ば、特公平3−28460号公報参照)或は、ポリオレ
フィン/ポリ1−ブテン/ポリオレフィン、或は、エチ
レン・酢酸ビニル共重合体/ポリ1−ブテン/エチレン
・酢酸ビニル共重合体等の3層からなる積層体で構成さ
れる食品包装用ストレッチフィルムが提案されてい
特公昭62−27981号公報、特開昭61−890
40号公報および特開平1−166954号公報参
照)。
【0006】しかしながら、直鎖状低密度ポリエチレン
単層ではその柔軟性、滑り性、熱融着性などの包装適性
が軟質塩化ビニル樹脂に比べて不足していることから
ストレッチ包装後タルミが発生する。それに起因し
包装の仕上がりが劣り、また、長時間放置した場合
フィルムにしわが入って剥離するという外観上の問
題があった。代表的な直鎖状低密度ポリエチレンである
エチレン−1−ブテン共重合体を用いた単層フィルムで
は衝撃強度が低過ぎることから、鋭利な内容物を包装す
る際に破れが発生する他方、エチレンと炭素数6以上
のα−オレフィンとの共重合体を用いた単層フィルムで
は、衝撃強度が高く鋭利な内容物を包装しても破れない
が、引裂強度が強過ぎることに妨げられて、フィルムの
カット性が劣るという問題点があった。
【0007】一方、従来提案されている少なくとも3層
からなる積層体において、中間層に使用されているポリ
−1−ブテンは、1−ブテン単位の含有量が85モル%
以上の共重合体であることから、その結晶性が高過ぎ
、ストレッチ包装時延伸に伴って配向結晶化が生起
され、この配向結晶化によってフィルム内部で透過光の
乱反射が生じることに起因する白濁の結果としてフィル
ムの透明性が低下する。また、ポリ−1−ブテンがポリ
オレフィンとの相溶性に劣ることから延伸時にはポリ
−1−ブテンからなる中間層とポリオレフィンからなる
表層との界面が剥離するその結果として積層体の各層
が不均一に延伸されてしわが発生し、その外観が悪化す
るなどの問題があった。他方、従来の積層体はプロテク
トフィルムとしても、被包装物の保護能力に不足する面
があった
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の最初の
目的は、衝撃強度とカット性に優れ、特に食品包装
に有用なポリオレフィン積層体を提供することにある。
本発明の次の目的は、包装適性であ延展性と仕上がり
外観に優れ、特に経時でも(時間が経過しても)しわ
等が生起ず、良好な緊締力を保持することが出来る
に、延伸されてもその透明性を良好に維持することの出
来る点で食品包装用等に有用なストレッチフィルム等を
提供することにある。本発明の更に別の目的は耐衝撃
性及び縦引裂強度等に優れる点で被包装物の保護及び使
用後の剥離性能を兼備えたプロテク トフィルムを提供す
ることにある
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、プロピレン単位含有量15〜40モル
%、かつメルトフローレートが0.1〜30g/10m
inである1−ブテン−プロピレン共重合体(A)を主
成分とする中間層(a)と、該中間層(a)の両面に積
層された1−ペンテン単位含有量1〜12モル%、かつ
メルトフローレートが0.1〜15g/10minであ
るエチレン−1−ペンテン共重合体(B)を主成分とす
る上表層(b1)および下表層(b2)とを有するポリ
オレフィン積層体を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】 以下、本発明のポリオレフィン積
層体(以下、「本発明の積層体」と略称することがあ
)について詳細に説明する。本発明の積層体の中間層
(a)の主成分である1−ブテン−プロピレン共重合体
としては、そのプロピレン単位含有量が15〜40モル
%、好ましくは15〜35モル%、特に好ましくは18
〜30モル%のものを挙げることができる
【0011】また、この1−ブテン−プロピレン共重合
体は、ASTM−D−1238Eによって測定される
メルトフローレート(190℃)が0.1〜30g/
10minのものであり、好ましくは0.3〜20g/
10minのものである。この1−ブテン−プロピレン
共重合体としては、重量平均分子量[Mw]/数平均分
子量[Mn]の比(Mw/Mn)が2〜8であるものが
好ましい。
【0012】この重量平均分子量[Mw]/数平均分子
量[Mn]の比(Mw/Mn)は、下記の方法によっ
て測定されるものである。 a)分子量既知の標準ポリスチレン単分散ポリスチレ
ン(東ソー社製)を用い、異なる分子量のポリスチレ
ンを試料として、下記測定装置および測定条件下で、G
PC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)分析
に供し、分子量MとEV値(Evolution Vo
lume:溶出体積)の校正曲線を作成する: ・装置 :ウオーター社製、Model 150C ・カラム(6.6mm×600)商品名「TSKGM
H(東ソー製)」; ・サンプル量:400μl ・温度 :135℃ ・流量 :1ml/min。
【0013】b)試料の調整 分子量Mを測定する試料ポリマーと溶媒o−ジクロルベ
ンゼンとをフラスコに入れ、試料ポリマー15mgに対
して溶媒20mlの割合のポリマー溶液を調製する。
【0014】得られたポリマー溶液に、安定剤として
2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾールを0.1重量
%の濃度になる様に加える。
【0015】この溶液を140℃で1時間加熱した後
1時間撹拌して、試料ポリマー及び安定剤を完全に溶解
させる。次に、135〜140℃の温度で0.5μmの
フィルターで溶液を濾過する。得られた濾過液を、上記
のa)と同じ測定条件でGPC分析に供し、得られたE
V値から、前記で作成しておいた校正曲線に基づいて
数平均分子量[Mn]を下記式[II]から算出すると
共に、 [Mn]=ΣMiNi/ΣNi …[II]下記式[III]から 重量平均分子量[Mw]を求め、 [Mw]=ΣMiNi/ΣMiNi …[III]得られた[Mn]と[Mw]とを用いて 重量平均分子量
[Mw]/数平均分子量[Mn]の比([Mw]/[M
n])を計算する。
【0016】更に、この1−ブテン−プロピレン共重合
体は、示差走査熱量計(DSC)によって測定される融
点Tmが通常50〜110℃程度のものであり、またX
回折法によって測定される結晶化度が5〜50%程
度、好ましくは10〜45%のものである。
【0017】上記融点Tmは、成形後、10日経過後の
厚さ0.1mmのプレスシートを示差走査熱量計を用い
た測定に供して昇温速度10℃/minで0℃から25
0℃まで昇温し、吸熱曲線が最大吸熱ピークを示す温度
とする。ここで、吸熱ピークが複数個観察される場合に
は、その中で最大面積の吸熱ピークが位置する温度を融
点Tmとする
【0018】また結晶化度の測定は、成形後10日間経
過後の厚さ1.5mmのプレスシートを用いてX線回折
法によってった。
【0019】更に、この1−ブテン−プロピレン共重合
体(A)としては、必要に応じて、その延伸性、柔軟性
または引裂強度等を調整したり、成形加工性の向上を図
るために、プロピレン単位の含有量が70モル%以上の
プロピレン系樹脂、エチレン単位の含有量が60モル%
以上のエチレン系樹脂、あるいは1−ブテン単位の含有
量が85モル%以上のブテン系樹脂などを、形成される
組成物基準で40重量%以下の割合で配合してもよい。
プロピレン系樹脂(PP)の具体例としては、プロピレ
ン単独重合体、プロピレン−エチレン共重合体、1−ブ
テン単位の含有量が7モル%以下のプロピレン−1−ブ
テンランダム共重合体、プロピレン−エチレン−1−
テン三元共重合体等が挙げられる。エチレン系樹脂(P
E)の具体例としては、高密度ポリエチレン(HDP
E)、直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDPE)、高
圧法低密度ポリエチレン(LDPE)、エチレン−酢酸
ビニル共重合体(EVA)、エチレン−不飽和脂肪酸共
重合体、エチレン−α−オレフィン共重合体、エチレン
−メタクリル酸共重合体をZnイオンまたはNaイオン
等の金属イオンで架橋してなるアイオノマー樹脂等が挙
げられる。1−ブテン系樹脂の具体例としては、1−ブ
テン単独重合体等が挙げられる。
【0020】また、1−ブテン−プロピレン共重合体
(A)には、本発明の目的を損ねない範囲で、衝撃強度
を向上させるためのゴム成分を配合したり、耐熱安定
剤、耐候安定剤、帯電防止剤、スリップ剤、アンチブロ
ッキング剤、防曇剤、滑剤、顔料およびワックスなど
ら選ばれた1種以上を配合してもよい。
【0021】本発明の積層体を形成する中間層(a)の
両面に配設される上表層(b1)と下表層(b2)
主成分であるエチレン−1−ペンテン共重合体は、その
1−ペンテン単位の含有量が1〜12モル%、好ましく
は3〜10モル%のものである。
【0022】また、このエチレン−1−ペンテン共重合
体は、ASTM−D−1238Eによって測定されるメ
ルトフローレート[MFR(190℃)が0.1〜1
5g/10minのものであり、好ましくは0.3〜1
1g/10minのものである。
【0023】さらに、このエチレン−1−ペンテン共重
合体は、その衝撃強度と引裂強度とが本用途にいて良
好なバランスを有するために、次式[I]を満たすこ
とが望ましい。
【0024】 RS≧−201ogMFR−1000d+968 …[I] 式中「RS」とは、このエチレン−1−ペンテン共重合
体をキャスト成形して得られる40μm厚フィルムの衝
撃強度と、該フィルムの引取り方向の引裂強度との比を
表わし、衝撃強度はASTM−3420によって測定
(23℃)された値を、引裂強度はASTM−D882
によって測定(23℃/エルメンドルフ引裂強度され
た値を用いる。MFRはこのエチレン−1−ペンテン共
重合体のメルトフローレート(190℃;g/10mi
n)を表わし、dはこのエチレン−1−ペンテン共重合
体のASTM−1505によって測定される密度(g/
cm を表わす。
【0025】この衝撃強度と引裂強度との比「RS」が
式[I]で表わされる算式「−201ogMFR−10
00d+968」で算出される値よりも大きいかそれに
等しいエチレン−1−ペンテン共重合体を使用すること
により、本発明の積層体の衝撃高度と引裂強度とのバラ
ンスを非常に良好にすることができる。すなわち、RS
が上記式[]を満たすエチレン−1−ペンテン共重合
体(B)を上表層(b1)および下表層(b2)に用
い、前述の1−ブテン−プロピレン共重合体(A)を中
間層に用いたポリオレフィン積層体は、ストレッチ包装
した際、鋭利な内容物によって積層体が破れる、あ
るいは、そのカット性不足を来すといった従来の問題点
を解消することができるのである。
【0026】そして、さらに、この「RS」の値が次式
’]で表わされる共重合体(B)、特に好ましく
は、その次の式[’’]で表わされる共重合体(B)
を使用することにより、衝撃強度と引裂強度とのバラン
スがより良好な積層体を得ることができる。
【0027】 RS≧−201ogMFR−1000d+973 …[’]
【0028】 −201ogMFR−1000d+975≦RS≦200 …[’’]
【0029】なお、上記RS値を測定するために用いら
れる厚さ40μmの試験フィルムは、エチレン−1−ペ
ンテン共重合体(B)を用いて下記のような条件下で作
されものである。すなわち、上記の試験フィルムは
65mmφ押出機を備えたTダイフィルム成形機を用
い、ダイ内温度を220〜240℃の範囲内、チルロー
ル温度を30〜40℃の範囲内、製膜速度(厚さ40μ
m)を20m/min、そして、ドラフト比(フィルム
厚み(mm)/リップ開度(mm))を0.05〜0.
07の範囲内にそれぞれ設定して製膜することによって
調製されたものである。
【0030】なお、上記のような諸特性を有するエチレ
ン−1−ペンテン共重合体(B)を前記の条件で加工し
て得られる40μm厚のキャストフィルムの衝撃強度
は、通常1000kg・cm/cm以上、好ましくは
1200kg・cm/cm以上に達する
【0031】さらに、このエチレン−1−ペンテン共重
合体(B)は、ASTM−D1505に準拠して測定さ
れる密度が0.80〜0.96g/cm の範囲のもの
であり、好ましくは0.80〜0.94g/cm 、さ
らに好ましくは0.85〜0.92g/cm の範囲の
ものである。
【0032】また、このエチレン−1−ペンテン共重合
体(B)は、X線回折法によって測定される結晶化度が
5〜60%のものが好ましく、15〜55%のものがさ
らに好ましい。この結晶化度は、前記1−ブテン−プロ
ピレン共重合体の結晶化度の測定方法と同じ方法で測定
されたものである。
【0033】また、エチレン−1−ペンテン共重合体
(B)には、他の物性を損なわない範囲で、衝撃強度を
向上させるためのゴム成分を配合したり、耐熱安定剤、
耐候安定剤、帯電防止剤、スリップ剤、アンチブロッキ
ング剤、防曇剤、滑剤、顔料、ワックスなどの1種類以
を配合してもよい。
【0034】たとえば、任意成分として配合される安定
剤として具体的には、テトラキス[メチレン−3(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート]メタン、β−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸アルキルエステ
ル、2,2’−オキザミドビス[エチル−3(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)]プロピオ
ネートなどのフェノール系酸化防止剤、ジラウリルフォ
スファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フォスファイトなどのリン系酸化防止剤、ステアリ
ン酸亜鉛、12−ヒドロキシステアリン酸カルシウム、
エルカ酸カルシウムなどの脂肪酸金属塩、グリセリンモ
ノステアレート、グリセリンジラウレート、ポリグリセ
リンステアレート、ペンタエリスリトールモノステアレ
ート、ペンタエリスリトールトリステアレート、ラウリ
ルソルビタンエステル、ポリオキシエチレンステアリル
ソルビタンエステル、ラウリルジエタノールアミン、ス
テアリルジエタノールアミンモノステアレートなどの界
面活性剤すなわち帯電防止剤あるいは防曇剤を挙げるこ
とができる。これらは単独で配合してもよいが、組み合
せで配合してもよく、たとえば、テトラキス[メチレン
−3(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート]メタンとステアリン酸亜鉛および
グリセリンモノステアレートとの組み合せを例示するこ
とができる。
【0035】この酸化防止剤は、エチレン−1−ペンテ
ン共重合体組成物100重量部に対して0.01〜1.
0重量部、好ましくは0.01〜0.5重量部、さらに
好ましくは0.02〜0.4重量部の量で用いられ、ま
た界面活性剤は、エチレン−1−ペンテン共重合体組成
物100重量部に対して0.01〜5重量部、好ましく
は0.05〜5重量部の量で用いられる。
【0036】さらに、このエチレン−1−ペンテン共重
合体(B)には、必要に応じて、衝撃強度、引裂強度
を調整するためにまたは、成形加工性の向上を図るため
に、エチレン単位含有量が60モル%以上のエチレン−
1−ペンテン共重合体あるいは1−ブテン単位含有量が
70モル%以上の1−ブテン系樹脂などを、得られる組
成物の重量基準で30重量%以下の割合で配合してもよ
い。エチレン系樹脂の具体例としては、エチレン−1−
ブテン共重合体(E・B)、高密度ポリエチレン(HD
PE)、高圧法低密度ポリエチレン(LDPE)、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン・不飽
和脂肪酸共重合体等が挙げられる。1−ブテン系樹脂の
具体例としては、1−ブテン単独重合体(PB)、1−
ブテン−α−オレフィン共重合体等が挙げられる。
【0037】本発明の積層体において、このエチレン−
1−ペンテン共重合体(B)を主成分とする上表層(b
1)および下表層(b2)のそれぞれの厚さは、通常、
1〜15μm程度であり、成形加工性および自動包装適
を考慮すると、2〜10μmであることが好ましい。
【0038】本発明の積層体の厚さは、通常、5〜30
μmであり、ストレッチ包装時の延展性とフィルム強度
バランスを向上させるためには、10〜20μm
設定されることが好ましい。
【0039】本発明の積層体の製造は、常法にしたがっ
て行なうことができ、その方法は特に制限されない。例
えば、共押出インフレーション成形法、共押出Tダイキ
ャスト成形法等の無延伸フィルム成形法;押出コーティ
ングによるラミネート法などの3層を有する本発明の積
層体を製造する方法、あるいは一旦、積層フィルムを成
させた後再加熱してあるいは再加熱しながら、一
軸または二軸方向に延伸する延伸フィルム成形法などが
挙げられる。これらの方法の中でも好ましい成形方法と
しては、設計および設備が簡便である点、縦方向と横方
の物性のバランスに優れる積層体が得られる点で、
無延伸共押出インフレーション成形法およびチューブラ
ー法同時二軸延伸成形法を挙げることができる
【0040】
【実施例】 以下、本発明を実施例および比較例によって
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。 〈積層フィルムの成形装置および成形条件〉成形装置: 3層インフレーションフィルム成形機(モダ
ンマシーナリー社製) 押出機3種(それぞれ):バレル内径50mmφ/50
mmφ/50mmφ 設定温度:190℃(但し比較例7の中間層のみ210
℃) ダイリップ開度:1.2mm 成形速度:25m/min BUR(ブローアップ比):4.3。
【0041】〈積層体の構造〉積層体の作成 に用いられ1−ブテン−プロピレン共重
合体(A1)のMFR、重量平均分子量(Mw)/数平
均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)、融点 Tm)
よび結晶化度を前記方法に従って測定した結果を対応す
る表に示す。
【0042】また、上表層および下表層に用いたエチレ
ン−1−ペンテン共重合体(B1)のMFR、RS、前
記式「を用いて算出された計算値(括弧内の数値)
およびRSを得る為に用いられた40μmキャスト成
形フィルムの衝撃強度と引取り方向(縦)引裂強度
密度および結晶化度を測定した結果を対応する続表に示
す。
【0043】ここで、A1には耐熱安定剤が配合されて
おり、B1にはテトラキス〔メチレン−3(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト〕メタン0.10重量部、ステアリン酸亜鉛0.05
重量部、グリセリンモノステアレート0.50重量部、
ラウリルジエタノールアミン0.30重量部が配合され
ている。
【0044】〈フィルムの評価〉 得られた積層体のフィルムの評価は以下の方法にる。 衝撃強度:ASTM−3420に準拠; カット性:ASTM−D882に準拠;引裂強度 : 透明性:ASTM−D1003に準拠して未延伸及び
30%延伸時において側定されたヘイズ値で評価; 包装適性 測定方法:発泡ポリエチレンの上に高さ4cmのみか
ん2個載せ、この積層体フィルムを用いストレッチ
装を自動包装機[商品名:AW−2600Jr(寺岡精
工社製)]によってテンション目盛り3で行なった; 測定項目: 延展性部分伸びの発生状態); 仕上り外観(シワ、タルミ、白濁の発生状態)。
【0045】
【実施例1】共押出インフレーション成形法によって
中間層として1−ブテン−プロピレン共重合体A1(プ
ロピレン単位含有量20モル%)から厚さ4μmの
間層フィルムを作成すると共に、この中間層の両面に上
表層および下表層としてエチレン−1−ペンテン共重合
体B1(1−ペンテン単位含有量5.1モル%)から
なる厚さ4μmのフィルムを積層して層積層体フィル
ムを作成した。その結果(各層の配合処方および性状
値)を表1および表2(表1の続き2)に示す
【0046】
【実施例2】中間層として1−ブテン−プロピレン共重
合体A2(プロピレン単位含有量26モル%)を用い
る以外は実施例1におけると同様に積層体の作成を
った。その結果を表1および表2(表1の続き2)
示す。
【0047】
【実施例3】中間層として1−ブテン−プロピレン共重
合体A3(プロピレン単位含有量30モル%)を用い
る以外は実施例1におけると同様に積層体の作成を
った。結果を表1および表2(表1の続き2)に示
す。
【0048】
【実施例4】中間層として1−ブテン−プロピレン共重
合体A4(プロピレン単位含有量20モル%)を用い
る以外は実施例1におけると同様に積層体の作成を
った。その結果を表1および表2(表1の続き2)
示す。
【0049】
【実施例5】中間層の厚さを6μm、上表層および下表
層の厚さをそれぞれ3μmとする以外は実施例1にお
けると同様に積層体の作成をった。その結果を表1
およ び表2(表1の続き2)に示す。
【0050】
【実施例6】中間層の厚さを3μm、上表層および下表
層の厚さをそれぞれ5μmとする以外は実施例1にお
けると同様に積層体の作成をった。結果を表1およ
び表2(表1の続き2)に示す。
【0051】
【実施例7】上表層および下表層としてエチレン−1−
ペンテン共重合体B2(1−ペンテン単位含有量5.
7モル%)を用いる以外は実施例1におけると同様に
積層体の作成をった。その結果を表1および表2
(表1の続き2)に示す。
【0052】
【実施例8】上表層および下表層としてエチレン−1−
ペンテン共重合体B3(1−ペンテン単位含有量6.
8モル%)を用いる以外は実施例1におけると同様に
積層体の作成をった。その結果を表1および表2
(表1の続き2)に示す。
【0053】
【実施例9】上表層および下表層としてエチレン−1−
ペンテン共重合体B4(1−ペンテン単位含有量6.
0モル%)を用いる以外は実施例1におけると同様に
積層体の作成をった。その結果を表3(表1の続き
1)および表4(表1の続き3)に示す。
【0054】
【実施例10】上表層としてエチレン−1−ペンテン共
重合体B1(1−ペンテン単位含有量:5.1モル%)
を、下表層としてエチレン−1−ペンテン共重合体B3
(1−ペンテン単位含有量6.8モル%)を用いて、
それぞれの厚さ4μmとする以外は実施例1におけ
と同様に積層体の作成をった。その結果を表3
(表1の続き1)および表4(表1の続き3)に示す。
【0055】
【実施例11】上表層としてエチレン−1−ペンテン共
重合体B2(1−ペンテン単位含有量5.7モル%)
を、下表層としてエチレン−1−ペンテン共重合体B3
(1−ペンテン単位含有量6.8モル%)を用いて、
それぞれの厚さ4μmとする以外は実施例1における
と同様に積層体の作成をった。その結果を表3(表
1の続き1)および表4(表1の続き3)に示す。
【0056】
【実施例12】1−ブテン−プロピレン共重合体A1
(プロピレン単位含有量20モル%)に、プロピレン
−エチレン−1−ブテン共重合体(プロピレン単位含有
量:94モル%;MFR5.2g/10min)を20
重量%ブレンドした重合体混合物を中間層として用いる
以外は、実施例1におけると同様に積層体の作成を
った。その結果を表3(表1の続き1)および表4
(表1の続き3)に示す。
【0057】
【実施例13】エチレン−1−ペンテン共重合体B1
(1−ペンテン単位含有量5.1モル%)に、高圧法
低密度ポリエチレン(MFR0.8g/10min;密
度0.920g/cm )を10重量%ブレンドした
合体混合物を上表層および下表層にそれぞれ用いる以外
は、実施例1におけると同様に積層体の作成を
た。その結果を表3(表1の続き1)および表4(表1
の続き3)に示す。
【0058】
【実施例14】共押出Tダイキャスト成形法によって
形する以外は、実施例1におけると同様に積層体の作
成をった。その結果を表3(表1の続き1)および
表4(表1の続き3)に示す。
【0059】
【実施例15】下記の延伸成形装置を用いてチューブラ
ー法同時二軸延伸成形法によってタ(縦)3倍および
ヨコ(横)3倍に延伸して成形する以外は、実施例1
におけると同様に積層体の作成をった。その結果を
表3(表1の続き1)および表4(表1の続き3)に示
。 〈二軸延伸成形条件〉 チューブラー法同時二軸延伸装置(山口製作所製);・3台の 押出機(バレル径それぞれ)50mmφ/50
mmφ/40mmφの3種3層;押出設定温度:190
延伸炉出口温度:185℃ 成形速度:25m/min 延伸倍率:縦3倍×横3倍。
【0060】
【実施例16】チューブラー法同時二軸延伸成形法によ
って、縦3倍×横3倍に延伸して成形する以外は、実
施例7におけると同様に積層体の作成をった。その
結果を表3(表1の続き1)および表4(表1の続き
3)に示す。
【0061】
【比較例1】中間層としてポリ−1−ブテンを用いる以
は実施例1と同様に積層体の作成をった。その
結果を表5(表2)および表6(表2の続き2)に示
す。
【0062】
【比較例2】中間層として1−ブテン−エチレン共重合
体(MFR:1.0g/10min;Mw/Mn:8.
3;Tm112℃;結晶化度45%)を用いた以外には
実施例1におけると同様に積層体の作成を行なった。そ
の結果を表5(表2)および表6(表2の続き2)に示
【0063】
【比較例3】中間層として1−ブテン−プロピレン共重
合体A5(プロピレン単位含有量8モル%)を用いる
以外は実施例1と同様に積層体の作成をった。
結果を表5(表2)および表6(表2の続き2)に示
す。
【0064】
【比較例4】中間層として1−ブテン−プロピレン共重
合体A6(プロピレン単位含有量53モル%)を用い
る以外は実施例1と同様に積層体の作成をった。
その結果を表5(表2)および表6(表2の続き2)
示す。
【0065】
【比較例5】中間層として1−ブテン−プロピレン共重
合体A7(プロピレン単位含有量20モル%)を用い
る以外は実施例1におけると同様に積層体の作成を
った。その結果を表5(表2)および表6(表2の続
き2)に示す。
【0066】
【比較例6】中間層として1−ブテン−プロピレン共重
合体A8(プロピレン単位含有量18モル%)を用い
る以外は実施例1におけると同様に積層体の作成を
った。その結果を表5(表2)および表6(表2の続
き2)に示す。
【0067】
【比較例7】中間層としてプロピレン−エチレン共重合
体を用いる以外は実施例1におけると同様に積層体の
作成をった。その結果を表5(表2)および表6
(表2の続き2)に示す。
【0068】
【比較例8】中間層としてエチレン−1−ペンテン共重
合体B3(1−ペンテン単位含有量6.8モル%)を
用いる以外は実施例1におけると同様に積層体の作成
った。その結果を表5(表2)および表6(表2
の続き2)に示す。
【0069】
【比較例9】中間層、上表層および下表層に1−ブテン
−プロピレン共重合体A1(プロピレン単位含有量
0モル%)を用いる、すなわちA1の単層フィルムとす
る以外は実施例1におけると同様に行ったが、フィ
ルム製の袋の開口性が極度に悪く評価サンプルが得られ
なかった。評価ができなかったことも表5(表2)およ
び表6(表2の続き2)に示す
【0070】
【比較例10】中間層、上表層および下表層にエチレン
−1−ペンテン共重合体B1(1−ペンテン単位含有
5.1モル%)を用いる、すなわちB1の単層フィ
ルムとする以外は実施例1におけると同様に行
た。その結果を表5(表2)および表6(表2の続き
2)に示す。
【0071】
【比較例11】上表層および下表層としてエチレン−
ブテン共重合体を用いる以外は、実施例1における
と同様に積層体の作成をった。その結果を表7(表
2の続き1)および表8(表2の続き3)に示す。
【0072】
【比較例12】上表層および下表層としてエチレン−1
−ヘキセン共重合体を用いる以外は、実施例1におけ
と同様に積層体の作成をった。その結果を表7
(表2の続き1)および表8(表2の続き3)に示す。
【0073】
【比較例13】上表層および下表層としてエチレン−1
−ヘキセン共重合体を用いる以外は、実施例1におけ
と同様に積層体の作成をった。の結果を表7
(表2の続き1)および表8(表2の続き3)に示す。
【0074】
【比較例14】上表層および下表層としてエチレン−1
−オクテン共重合体を用いる以外は、実施例1におけ
と同様に積層体の作成をった。その結果を表7
(表2の 続き1)および表8(表2の続き3)に示す。
【0075】
【比較例15】上表層および下表層として高圧法低密度
ポリエチレンを用いる以外は、実施例1におけると同
様に積層体の作成をった。その結果を表7(表2の
続き1)および表8(表2の続き3)に示す。
【0076】
【比較例16】上表層および下表層としてエチレン−酢
酸ビニル共重合体(酢酸ビニル単位含有量15モル
%)を用いる以外は実施例1におけると同様に積層体
の作成をった。その結果を表7(表2の続き1)お
よび表8(表2の続き3)に示す。
【0077】
【比較例17】上表層としてエチレン−1−オクテン共
重合体を用いる以外は、実施例1におけると同様に
層体の作成をった。その結果を表7(表2の続き
1)および表8(表2の続き3)に示す。
【0078】
【比較例18】下表層としてエチレン−酢酸ビニル共重
合体(酢酸ビニル単位含有量15モル%)を用いる以
は実施例1におけると同様に積層体の作成を
た。その結果を表7(表2の続き1)および表8(表2
の続き3)に示す。
【0079】
【比較例19】中間層としては1−ブテン−エチレン共
重合体を、上表層および下表層としてエチレン−酢酸
ビニル共重合体(酢酸ビニル単位含有量15モル%)
を用いる以外は実施例1におけると同様に積層体の作
成をった。その結果を表7(表2の続き1)および
表8(表2の続き3)に示す。
【0080】
【発明の効果】本発明の積層体は、引き伸ばしによって
全体として均一に延伸され、かつ収縮応力に富み、強度
およびカット性に優れ、さらに適度な粘着性を有する
これ等の特徴を生かして、食品用等のストレッチフィル
ムに好適であり、また、プロテクトフィルム等の用途に
も好適である。
【0081】
【表1】
【0082】
【表2】
【0083】
【表3】
【0084】
【表4】
【0085】
【表5】
【0086】
【表6】
【0087】
【表7】
【0088】
【表8】

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロピレン含有量15〜40モル%、かつ
    メルトフローレートが0.1〜30g/10minであ
    1−ブテン・プロピレン共重合体(A)を主成分とす
    る中間層(a)と、該中間層(a)の両面に積層された
    1−ペンテン単位含有量1〜12モル%、かつメルトフ
    ローレートが0.1〜15g/10minであるエチレ
    ン−1−ペンテン共重合体(B)を主成分とする上表層
    (b1)および下表層(b2)とを有するポリオレフィ
    ン積層体。
  2. 【請求項2】エチレン・1−ペンテン共重合体をキャス
    トフィルム成形して得られる40μm厚フィルムの衝撃
    強度と、該フィルムの引取り方向の引裂強度との比(R
    S)が、下記式[I]を満たすエチレン−1−ペンテン
    共重合体であることを特徴とする請求項1に記載のポリ
    オレフィン積層体: RS≧−201ogMFR−1000d+968 …[I] [式中、MFR、dはそれぞれエチレン−1−ペンテン
    共重合体(B)のメルトフローレート(g/10mi
    n)と密度(g/cm とを表わす]。
  3. 【請求項3】 RSが下記式[I’]を満たすエチレン−
    1−ペンテン共重合体(B)を上表層(b1)および下
    表層(b2)に用い、前述の1−ブテン−プロピレン共
    重合体(A)を中間層に用いた請求項1または2に記載
    のポリオレフィン積層体: RS≧−201ogMFR−1000d+973 …[I’] [式中、MFR、dはそれぞれエチレン−1−ペンテン
    共重合体(B)のメルトフローレート(g/10mi
    n)と密度(g/cm)とを表わす]。
  4. 【請求項4】 RSが下記式[I’’]を満たすエチレン
    −1−ペンテン共重合体(B)を上表層(b1)および
    下表層(b2)に用い、前述の1−ブテン−プロピレン
    共重合体(A)を中間層に用いた請求項1〜3の何れか
    に記載のポリオレフィン積層体: −201ogMFR−1000d+975≦RS≦200 …[I’’] [式中、MFR、dはそれぞれエチレン−1−ペンテン
    共重合体(B)のメルトフローレート(g/10mi
    n)と密度(g/cm)とを表わす]。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかに記載のポリオレフ
    ィン積層体をその主要構成層とするストレッチ包装用フ
    ィルム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4の何れかに記載のポリオレフ
    ィン積層体をその主要構成層とするプロテクトフィル
    ム。
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