JP3005455B2 - 内燃機関の回転数制御装置 - Google Patents

内燃機関の回転数制御装置

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JP3005455B2
JP3005455B2 JP7147867A JP14786795A JP3005455B2 JP 3005455 B2 JP3005455 B2 JP 3005455B2 JP 7147867 A JP7147867 A JP 7147867A JP 14786795 A JP14786795 A JP 14786795A JP 3005455 B2 JP3005455 B2 JP 3005455B2
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combustion engine
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    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D31/00Use of speed-sensing governors to control combustion engines, not otherwise provided for
    • F02D31/001Electric control of rotation speed
    • F02D31/002Electric control of rotation speed controlling air supply
    • F02D31/003Electric control of rotation speed controlling air supply for idle speed control
    • F02D31/005Electric control of rotation speed controlling air supply for idle speed control by controlling a throttle by-pass
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D11/00Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
    • F02D11/06Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
    • F02D11/10Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
    • F02D2011/101Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles
    • F02D2011/102Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type characterised by the means for actuating the throttles at least one throttle being moved only by an electric actuator

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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の回転数制御
装置に係り、詳しくは、アイドルスピードコントロール
バルブ等の吸入空気量調整手段が吸気通路の途中に設け
られてなる内燃機関の回転数制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年の内燃機関においては、低燃費化の
観点からアイドル時のエンジン回転数を低く設定する傾
向にある。このため、例えば自動変速機を備えたエンジ
ンにおいて、シフトレバーが操作され、NレンジからD
レンジにシフト位置が変化することにより、エンジンに
負荷が加わったような場合には、エンジン回転数の急激
な低下を招くことがある(図10の破線参照)。そし
て、この低下によって、アイドル時のエンジン回転数が
不安定になることがある。
【0003】かかる不具合を防止するための技術とし
て、例えば特開昭60−19932号公報に開示された
ものが知られている。この技術では、例えばNレンジか
らDレンジにシフト位置が変化することによりエンジン
に負荷が加わったような場合には、図10に示すよう
に、アイドルスピードコントロールバルブ(ISCV)
の開度を所定量(見込み量)だけ増大させて、吸気通路
を迂回するバイパス通路を流れる空気量を、当初の目標
空気量よりも増大させるようにしている。また、その
後、ISCVの開度を徐々に減衰させて、所定の目標空
気量まで減少させるようにしている。例えば、当該技術
では、当初のエンジン回転数が大きいほど減衰時の減衰
度合いが小さくなるように設定されている。このよう
に、一時的に上記のオープンループ制御が行われること
により、エンジン回転数のアンダーシュートの防止が図
られ、エンジン回転数が目標とする回転数まで減少させ
る場合の円滑化が図られうる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術では、回転数等に応じて設定される上記減衰率は、個
々のエンジンについて同一であった。このため、個々の
エンジンによって、エンジンにかかるトルク(いわゆる
「ひきずりトルク」)にばらつきが生じることがあるに
もかかわらず、上記制御が行われることとなっていた。
この場合、エンジンによっては、回転数の落ち込み度合
いが大きくなりすぎてしまうおそれがあった。その結
果、エンストやアンダーシュートの確実な防止を図るこ
とが困難となる場合が生じていた。
【0005】また、自動変速機を備えたエンジンにおい
て、当該自動変速機の負荷が大きい場合(例えば油温が
低く、油の粘性が高い場合)には、当初のエンジン回転
数はさほど大きくならない。かかる場合、上記従来技術
では、空気量の減衰率が大きく設定されてしまうことと
なり、エンジン回転数の低下度合いが急激なものとなっ
てしまう。その結果、エンストやアンダーシュート等の
不具合が生じてしまうおそれもあった。
【0006】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、内燃機関の回転数制御装置に
おいて、アイドリング時に何らかの負荷がかかったとし
ても、当該負荷による回転数の急激な落ち込みを防止す
ることができ、もって当該落ち込みによる不具合の発生
を回避することの可能な内燃機関の回転数制御装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明においては、図1に示すように、内燃機関M1
の吸気通路M2の途中に設けられ、アクチュエータM3
により開閉駆動される吸入空気量調整手段M4と、前記
内燃機関M1の運転状態を検出する運転状態検出手段M
5と、少なくとも前記内燃機関M1のアイドリング時に
おいて、前記運転状態検出手段M5の検出結果に基づ
き、前記吸入空気量調整手段M4の目標開度を演算する
目標開度演算手段M6と、少なくとも前記内燃機関M1
のアイドリング時において、前記目標開度演算手段M6
により演算された目標開度に基づき、前記アクチュエー
タM3をフィードバック制御するアイドリング時フィー
ドバック制御手段M7と、前記内燃機関M1に所定の負
荷が加わったことを検出する負荷検出手段M8と、少な
くとも前記内燃機関M1のアイドリング時において、前
記負荷検出手段M8により前記内燃機関M1に所定の負
荷が加わったことが検出されたとき、前記吸入空気量調
整手段M4の開度を所定開度だけ増大させるとともに、
その後、吸入空気量調整手段M4の開度を特定開度まで
減衰させるよう前記アクチュエータM3をオープンルー
プ制御するオープンループ制御手段M20とを備えた内
燃機関の回転数制御装置であって、前記オープンループ
制御手段M20は前記負荷検出手段M8により前記内
燃機関M1に所定の負荷が加わったことが検出されたと
きの前記内燃機関M1の回転数の変化率を算出する回転
数変化率算出手段M21Aと、前記回転数変化率算出手
段M21Aにより算出された前記内燃機関M1の回転数
変化率に基づき、前記減衰に際しての減衰率を算出する
減衰率算出手段M22Aとを備え、前記吸入空気量調整
手段M4の開度を前記増大される所定開度から前記特定
開度まで、前記減衰率算出手段22Aにより算出される
減衰率分ずつ徐々に減衰させることをその要旨としてい
る。
【0008】また、請求項2に記載の発明においては、
図2に示すように、内燃機関M1の吸気通路M2の途中
に設けられ、アクチュエータM3により開閉駆動される
吸入空気量調整手段M4と、前記内燃機関M1の運転状
態を検出する運転状態検出手段M5と、少なくとも前記
内燃機関M1のアイドリング時において、前記運転状態
検出手段M5の検出結果に基づき、前記吸入空気量調整
手段M4の目標開度を演算する目標開度演算手段M6
と、少なくとも前記内燃機関M1のアイドリング時にお
いて、前記目標開度演算手段M6により演算された目標
開度に基づき、前記アクチュエータM3をフィードバッ
ク制御するアイドリング時フィードバック制御手段M7
と、前記内燃機関M1に所定の負荷が加わったことを検
出する負荷検出手段M8と、少なくとも前記内燃機関M
1のアイドリング時において、前記負荷検出手段M8に
より前記内燃機関M1に所定の負荷が加わったことが検
出されたとき、前記吸入空気量調整手段M4の開度を所
定開度だけ増大させるとともに、その後、吸入空気量調
整手段M4の開度を特定開度まで減衰させるよう前記ア
クチュエータM3をオープンループ制御するオープンル
ープ制御手段M20とを備えた内燃機関の回転数制御装
置であって、前記オープンループ制御手段M20は
記負荷検出手段M8により前記内燃機関M1に所定の負
荷が加わったことが検出されたときの前記内燃機関M1
の吸気圧の変化率を算出する吸気圧変化率算出手段M2
1Bと、前記吸気圧変化率算出手段M21Bにより算出
された前記内燃機関M1の吸気圧変化率に基づき、前記
減衰に際しての減衰率を算出する減衰率算出手段M22
Bとを備え、前記吸入空気量調整手段M4の開度を前記
増大される所定開度から前記特定開度まで、前記減衰率
算出手段22Bにより算出される減衰率分ずつ徐々に減
衰させることをその要旨としている。
【0009】
【作用】上記の請求項1に記載の発明の構成によれば、
図1に示すように、内燃機関M1の吸気通路M2の途中
に設けられた吸入空気量調整手段M4が開閉されること
により、内燃機関M1に供給される吸入空気量が調整さ
れ、これによって内燃機関M1の回転数が調整されう
る。この吸入空気量調整手段M4はアクチュエータM3
によって駆動される。
【0010】また、運転状態検出手段M5により、内燃
機関M1の運転状態が検出される。そして、少なくとも
内燃機関M1のアイドリング時において、運転状態検出
手段M5の検出結果に基づき、吸入空気量調整手段M4
の目標開度が目標開度演算手段M6により演算される。
また、少なくとも内燃機関M1のアイドリング時におい
て、目標開度演算手段M6により演算された目標開度に
基づき、アイドリング時フィードバック制御手段M7に
よって、アクチュエータM3がフィードバック制御され
る。このフィードバック制御により、アイドリング時の
吸入空気量が適宜に調整されうる。
【0011】また、負荷検出手段M8により、内燃機関
M1に所定の負荷が加わったことが検出される。そし
て、少なくとも内燃機関M1のアイドリング時におい
て、内燃機関M1に所定の負荷が加わったことが検出さ
れたとき、オープンループ制御手段M20により、アク
チュエータM3がオープンループ制御される。すなわ
ち、吸入空気量調整手段M4の開度が所定開度だけ増大
させられる。その後、吸入空気量調整手段M4の開度が
増大される所定開度から特定開度まで、減衰率算出手段
22Aにより算出される減衰率分ずつ徐々に減衰させら
れる。従って、負荷に応じた速やかな制御が図られると
ともに、内燃機関M1の回転数のアンダーシュートの一
応の防止が図られうる。
【0012】さて、本発明においては、オープンループ
制御に際しては、負荷検出手段M8により内燃機関M1
に所定の負荷が加わったことが検出されたときの前記内
燃機関M1の回転数の変化率が回転数変化率算出手段M
21Aによって算出される。そして、その回転数変化率
算出手段M21Aにより算出された回転数変化率に基づ
き、前記減衰に際しての減衰率が減衰率算出手段M22
Aによって算出される。ここで、上記回転数変化率は、
負荷が加わったことにより今後予想される回転数の低下
に対応しうるものである。すなわち、起こりうる回転数
の低下が大きい場合には、回転数変化率(減少率)も当
然大きいものとなる。このように、回転数の低下に対応
して前記減衰率も設定されうるため、個々の内燃機関M
1によって負荷のかかる程度が多少異なっていたとして
も、あるいは、場合によって負荷が大きいときがあった
としても、その負荷、ひいては回転数の減少度合いに対
応した吸入空気量の調整が可能となる。
【0013】また、請求項2に記載の発明によれば、図
2に示すように、上記請求項1に記載の発明における回
転数変化率算出手段M21Aに代えて、吸気圧変化率算
出手段M21Bが設けられる。すなわち、オープンルー
プ制御に際しては、負荷検出手段M8により内燃機関M
1に所定の負荷が加わったことが検出されたときの内燃
機関M1の吸気圧の変化率が吸気圧変化率算出手段M2
1Bにより算出される。そして、その吸気圧変化率算出
手段M21Bにより算出された内燃機関M1の吸気圧変
化率に基づき、前記減衰に際しての減衰率が減衰率算出
手段M22Bにより算出される。ここで、上記吸気圧変
化率は、負荷が加わったことにより今後予想される回転
数の低下に対応しうるものである。すなわち、起こりう
る回転数の低下が大きい場合には、吸気圧変化率(減少
率)も当然大きいものとなる。このため、本発明におい
ても、上記請求項1に記載の発明とほぼ同等の作用を奏
する。
【0014】さらに、本発明では、上記作用に加えて、
吸気圧変化率が、例えば空燃比制御や、点火時期制御等
のその他の制御にパラメータとして採用されているよう
な場合には、これら各制御と本発明の回転数制御とにお
いて吸気圧変化率という共通のパラメータが採用されう
ることとなる。従って、これらの各種制御とあいまった
きめ細やかな制御が可能となる。
【0015】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明における内燃機関の回転数
制御装置をガソリンエンジンのそれに具体化した第1実
施例を図3〜図7に基づいて詳細に説明する。
【0016】図3は、この実施例において、車両に搭載
されたエンジンの回転数制御装置を示す概略構成図であ
る。同図に示すように、内燃機関としてのエンジン1は
吸気通路2を介してエアクリーナ3から外気を取り込む
ようになっている。また、エンジン1はその外気の取り
込みと同時に、吸気ポート2aの近傍にて各気筒毎に設
けられたインジェクタ4から噴射される燃料を取り込む
ようになっている。そして、取り込まれた燃料と外気と
の混合気を各気筒毎に設けられた吸気バルブ5を介して
燃焼室1aへ導入し、同燃焼室1a内にて爆発・燃焼さ
せて駆動力を得る。また、爆発、燃焼後の排気ガスは、
燃焼室1aから排気バルブ6を介して各気筒毎の排気マ
ニホールドが集合する排気通路7へ導出され、外部へ排
出されるようになっている。
【0017】吸気通路2の途中には、図示しないアクセ
ルペダルの操作に連動して開閉されるスロットルバルブ
8が設けられている。そして、このスロットルバルブ8
が開閉されることにより、吸気通路2への吸入空気量が
調節される。また、スロットルバルブ8の下流側には、
吸入空気の脈動を平滑化させるサージタンク9が設けら
れている。
【0018】また、吸気通路2の途中には、スロットル
バルブ8を迂回する、すなわち、スロットルバルブ8の
上流側と下流側との間を連通させるバイパス通路として
のバイパス吸気通路10が設けられている。そして、こ
のバイパス吸気通路10の途中には、同通路10を流れ
る空気流量を調節するリニアソレノイド式のアイドル・
スピード・コントロール・バルブ(ISCV)11が設
けられている。このISCV11は、基本的には、スロ
ットルバルブ8が閉じられてエンジン1がアイドル状態
のときに、アクチュエータを構成するソレノイド11a
がデューティ制御される。そのデューティ比が制御され
てISCV11が適宜に開閉(駆動)される。この開閉
によって、バイパス吸気通路10の空気流量(吸入空気
量)が調節される。そして、この吸入空気量の調整によ
ってアイドリング時のエンジン回転数NEが制御される
ようになっている。本実施例では、このISCV11に
より、吸入空気量調整手段が構成されている。
【0019】吸気通路2においてエアクリーナ3の近傍
には、吸気温度THAを検出する吸気温センサ21が設
けられている。また、スロットルバルブ8の近傍には、
その開度(スロットル開度)θを検出するスロットルセ
ンサ22が設けられるとともに、スロットルバルブ8が
全閉となったときに「オン」してアイドル状態を検知す
るアイドルスイッチ23が設けられている。さらに、サ
ージタンク9には、同タンク9に連通して吸入空気圧力
(吸気圧)PiMを検出する吸気圧センサ24が設けら
れている。
【0020】一方、排気通路7の途中には、排気中の酸
素濃度OXを検出する酸素センサ25が設けられてい
る。また、エンジン1には、その冷却水の温度(冷却水
温)THWを検出する水温センサ26が設けられてい
る。
【0021】エンジン1の各気筒毎に設けられた点火プ
ラグ12には、ディストリビュータ13にて分配される
点火信号が印加される。ディストリビュータ13はイグ
ナイタ14から出力される高電圧をエンジン1のクラン
ク角に同期して各点火プラグ12に分配するためのもの
であり、各点火プラグ12の点火タイミングはイグナイ
タ14からの高電圧出力タイミングにより決定される。
【0022】ディストリビュータ13には、同ディスト
リビュータ13に内蔵された図示しないロータの回転か
ら、エンジン1の回転数(エンジン回転数)NEを検出
する回転数センサ27が設けられている。また、ディス
トリビュータ13には、同じくロータの回転に応じてエ
ンジン1のクランク角の変化を所定の割合で検出するク
ランク角センサ28が設けられている。
【0023】併せて、エンジン1に駆動連結された自動
変速機15には、車速センサ29が設けられている。こ
の車速センサ29は、そのときどきの車両の速度(車
速)SPDを検出するとともに、その値を示す信号を出
力できるようになっている。
【0024】加えて、前記自動変速機15の内部には、
ニュートラルスタートスイッチ30が設けられている。
このニュートラルスタートスイッチ30は、現在のシフ
ト位置ShPがニュートラルレンジ[Nレンジ(Pレン
ジも含む)]にあることを検出する。すなわち、現在の
シフト位置ShPがNレンジにあるのかドライブレンジ
(Dレンジ)にあるのかを検出することができるように
なっている。なお、上記自動変速機15は、例えば図示
しないエアーコンディショナ(エアコン)や前照灯等と
ともに、外部負荷の一部を構成している。
【0025】そして、前記各センサ21,22,24〜
29並びにアイドルスイッチ23及びニュートラルスタ
ートスイッチ30等によって、エンジン1の運転状態等
が適宜検出され、これらにより運転状態検出手段が構成
されている。また、例えばニュートラルスタートスイッ
チ30によって、負荷検出手段が構成されている。
【0026】また、各インジェクタ4、ISCV11用
のソレノイド11a及びイグナイタ14は電子制御装置
(以下、単に「ECU」という)41に電気的に接続さ
れ、このECU41の作動によってそれらの駆動タイミ
ングが制御される。このECU41により、目標開度演
算手段、アイドリング時フィードバック制御手段、オー
プンループ制御手段、回転数変化率算出手段及び減衰率
算出手段が構成されている。
【0027】このECU41には、前述した吸気温セン
サ21、スロットルセンサ22、アイドルスイッチ2
3、吸気圧センサ24、酸素センサ25、水温センサ2
6、回転数センサ27、クランク角センサ28、車速セ
ンサ29及びニュートラルスタートスイッチ30がそれ
ぞれ接続されている。従って、ECU41はこれら各セ
ンサ21,22,24〜29並びにアイドルスイッチ2
3及びニュートラルスタートスイッチ30からの出力信
号等に基づいて、インジェクタ4、ソレノイド11a
(ISCV11)及びイグナイタ14等を好適に制御す
る。
【0028】次に、ECU41の構成について図4のブ
ロック図に従って説明する。ECU41は中央処理装置
(CPU)42、所定の制御プログラムやマップ等を予
め記憶した読出専用メモリ(ROM)43、CPU42
の演算結果等を一時記憶するランダムアクセスメモリ
(RAM)44、予め記憶されたデータを保存するバッ
クアップRAM45等を備えている。また、ECU41
は、これら各部と外部入力回路46、外部出力回路47
等とをバス48によって接続した論理演算回路として構
成されている。
【0029】外部入力回路46には、前述した吸気温セ
ンサ21、スロットルセンサ22、アイドルスイッチ2
3、吸気圧センサ24、酸素センサ25、水温センサ2
6、回転数センサ27、クランク角センサ28、車速セ
ンサ29及びニュートラルスタートスイッチ30等がそ
れぞれ接続されている。そして、CPU42は外部入力
回路46を介して各センサ21,22,24〜29並び
にアイドルスイッチ23及びニュートラルスタートスイ
ッチ30からの出力信号を入力値として読み込む。そし
て、CPU42はこれら入力値に基いて、外部出力回路
47に接続されたインジェクタ4、ソレノイド11a及
びイグナイタ14等を好適に制御する。なお、この実施
例における各学習値やフラグは、上記したバックアップ
RAM45に保存されるようになっている。
【0030】次に、ECU41により実行される各種処
理のうち、ISCV11の開度制御について説明する。
上述したとおり、ISCV11は、基本的には、スロッ
トルバルブ8が閉じられてエンジン1がアイドリング状
態のときには、ソレノイド11aがデューティ制御され
る。このとき、上記各センサ等21〜30からの検出信
号に基づき、エンジン1の運転状態が判断されるととも
に、その判断結果に基づいて、学習値が適宜更新され
る。そして、その学習値が目標開度とされ、実際のIS
CV11の開度、すなわち、実際のエンジン回転数NE
が、目標開度に対応した開度(回転数)となるよう、I
SCV11のソレノイド11aがフィードバック制御さ
れるのである。これに対し、エンジン1がアイドリング
状態でないとき、基本的には、ISCV11の開度は、
最新の目標開度となるようオープンループ制御される。
【0031】さて、エンジン1が所定のアイドリング状
態にあるときには、次に説明するようなISCV11の
制御が実行される。そして、以下には、その制御を行う
ための処理について、図5のフローチャート等に従って
説明する。
【0032】図5はエンジン1の運転時、特に、アイド
リング時においてECU41により実行される「ISC
V制御ルーチン」を示すフローチャートであって、所定
時間毎の定時割込みで実行される。
【0033】処理がこのルーチンへ移行すると、先ずス
テップ101において、ECU41は、各センサ等21
〜30からの検出信号(例えば吸気温度THA、スロッ
トル開度θ、吸気圧PiM、酸素濃度OX、冷却水温T
HW、エンジン回転数NE、車速SPD、シフト位置S
hP、エアコン作動信号等)、及びフラグ(例えば後述
するアイドル時オープンループ制御フラグFOPEN)
等を読み込む。
【0034】次に、ステップ102において、ECU4
1は、上記ステップ101で読み込んだシフト位置Sh
Pが、現在Dレンジであるか否かを判断する。そして、
シフト位置ShPが、現在Dレンジでない、すなわち、
Nレンジの場合には、ステップ103へ移行する。当該
ステップ103においてNレンジ用の制御を実行する。
Nレンジ用の制御においては、ECU41は、そのとき
の運転状態に応じて、Nレンジ用の目標開度(Nレンジ
用デューティ比NDUTY)を演算するとともに、実際
のISCV11の開度、すなわち、実際のエンジン回転
数NEが、目標開度に対応した開度(回転数)となるよ
う、ISCV11のソレノイド11aをフィードバック
制御する。そして、その後の処理を一旦終了する。
【0035】一方、シフト位置ShPが、現在Dレンジ
の場合には、ステップ104において、アイドル時オー
プンループ制御フラグFOPENが「1」であるか否か
を判断する。ここで、アイドル時オープンループ制御フ
ラグFOPENは、アイドル時におけるオープンループ
制御が実行されている場合には「1」に、そうでない場
合には「0」に設定されるものである。そして、アイド
ル時オープンループ制御フラグFOPENが「1」の場
合には、オープンループ制御中であるものとして、ステ
ップ108へジャンプする。また、アイドル時オープン
ループ制御フラグFOPENが「0」の場合には、ステ
ップ105へ移行する。
【0036】ステップ105において、ECU41は、
前回の処理におけるシフト位置ShPがNレンジであっ
たか否かを判断する。そして、前回のシフト位置ShP
がNレンジであった場合には、今回の処理においてNレ
ンジからDレンジにシフト位置ShPが切り替わったも
のと判断してステップ106へ移行する。
【0037】ステップ106においては、それまでのN
レンジ用デューティ比NDUTY(ISCV11の目標
開度に相当)に所定値εを加算した値をDレンジ用デュ
ーティ比DDUTYとして設定するとともに、そのDレ
ンジ用デューティ比DDUTYに基づき、ISCV11
のソレノイド11aをオープンループ制御する。また、
続くステップ107においては、これ以降アイドル時オ
ープンループ制御が実行されることから、アイドル時オ
ープンループ制御フラグFOPENを「1」に設定す
る。
【0038】前記ステップ104又はステップ107か
ら移行して、ステップ108においては、今回読み込ん
だエンジン回転数NE及び前回の処理において読み込ま
れていたエンジン回転数NEとの差に基づき回転数変化
率DLNEを算出する。
【0039】次に、ステップ109において、今回算出
した回転数変化率DLNEに基づき、減衰率αを算出す
る。この減衰率αの算出に際しては、図6に示すような
マップが参照される。すなわち、回転数変化率DLNE
の負の値が大きい場合(回転数の減少度合いが大きい)
場合には、減衰率αが小さい値に、回転数変化率DLN
Eの負の値が小さい場合(回転数の減少度合いが小さ
い)場合には、減衰率αが大きい値に設定される。
【0040】さらに、ステップ110においては、前回
の処理におけるDレンジ用デューティ比DDUTYか
ら、上記ステップ109で算出された減衰率αを減算し
た値を新たなDレンジ用デューティ比DDUTYとして
設定する。また、これとともに、そのDレンジ用デュー
ティ比DDUTYに基づき、ISCV11のソレノイド
11aをオープンループ制御する。
【0041】次に、ステップ111においては、現在設
定されているDレンジ用デューティ比DDUTYが、D
レンジに切り換えられる直前のNレンジ用デューティ比
NDUTYに等しくなるまで減ったか否かを判断する。
そして、Dレンジ用デューティ比DDUTYが、Nレン
ジ用デューティ比NDUTYに等しくなるまで減ってい
ない場合には、ステップ110へ戻る。そして、さらに
Dレンジ用デューティ比DDUTYから減衰率αを減算
した値を新たなDレンジ用デューティ比DDUTYとし
て設定し、そのDレンジ用デューティ比DDUTYに基
づき、ISCV11のソレノイド11aのオープンルー
プ制御を繰り返す。
【0042】また、Dレンジ用デューティ比DDUTY
が、Nレンジ用デューティ比NDUTYに等しくなるま
で減った場合には、ステップ112へ移行する。ステッ
プ112においては、当該オープンループ制御を終了さ
せるべく、アイドル時オープンループ制御フラグFOP
ENを「0」に設定し、その後の処理を一旦終了する。
【0043】また、前記ステップ105において、前回
のシフト位置ShPがNレンジでなかった場合には、ア
イドル時オープンループ制御は既に完了しており、その
ままDレンジが継続しているものと判断してステップ1
13へ移行する。そして、ステップ113において、D
レンジ用の制御を実行する。Dレンジ用の制御において
は、ECU41は、そのときの運転状態に応じて、Dレ
ンジ用の目標開度(Dレンジ用デューティ比DDUT
Y)を演算するとともに、実際のISCV11の開度、
すなわち、実際のエンジン回転数NEが、目標開度に対
応した開度(回転数)となるよう、ISCV11のソレ
ノイド11aをフィードバック制御する。そして、その
後の処理を一旦終了する。
【0044】このように、本実施例の「ISCV制御ル
ーチン」によれば、シフト位置ShPがNレンジからD
レンジに切り替わった場合に、上述したオープンループ
制御が実行される。
【0045】かかるオープンループ制御に際しては、シ
フト位置ShPがNレンジからDレンジに切り替わった
ことが検出された場合、まず、それまでのNレンジ用デ
ューティ比NDUTYに所定値εを加算した値がDレン
ジ用デューティ比DDUTYとして設定され、そのDレ
ンジ用デューティ比DDUTYに基づき、ISCV11
のソレノイド11aがオープンループ制御される。この
ため、図7に示すように、ISCV11の開度が所定量
だけ増大するとともに、シフト位置ShPがDレンジに
切り替えられた(負荷が加わったこと)ことに伴うエン
ジン回転数NEの急激な低下が回避される。
【0046】また、その後、かかる増大設定されたDレ
ンジ用デューティ比DDUTYが減衰率α分だけ徐々に
減衰してゆき、これに伴いISCV11の開度も徐々に
減少してゆく。このとき、回転数変化率DLNEが算出
されるとともに、その回転数変化率DLNEに基づいて
減衰率αが設定される。すなわち、回転数の減少度合い
が大きい場合には、減衰率αが小さい値に、回転数の減
少度合いが小さい場合には、減衰率αが大きい値に設定
される。そして、Dレンジ用デューティ比DDUTYと
しては、その減衰率α分だけ減算された値が採用され、
ISCV11の開度が制御されてゆく。ここで、エンジ
ン回転数NEの減少度合いは、負荷が加わったことによ
り今後予想されるエンジン回転数NEの低下に対応しう
るものである。すなわち、起こりうるエンジン回転数N
Eが大きい場合には、回転数変化率DLNEも当然大き
いものとなる。
【0047】このように、エンジン回転数NEの低下に
対応して減衰率αが設定されうるようにしたため、個々
のエンジン1によって負荷のかかる程度が多少異なって
いたとしても、あるいは、場合によって負荷が大きいと
き(例えば自動変速機15の油温が低く、油の粘性が高
い場合)があったとしても、その負荷、ひいてはエンジ
ン回転数NEの減少度合いに対応した吸入空気量の調整
を図ることができる。従って、シフト位置ShPが切り
替わったことにより負荷がかかったとしても、当該負荷
によるエンジン回転数の急激な落ち込みを確実に防止す
ることができ、シフト位置ShPの変更に伴う円滑なエ
ンジン回転数NEの低減を行うことができる。また、そ
の結果、エンジン回転数NEの落ち込みによるエンジン
ストール、アンダーシュート等の不具合の発生を確実に
回避することができる。
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】(第実施例) 次に、本発明を具体化した第実施例について説明す
る。但し、本実施例の構成等において上述した第1実
施例と同等であるため、同一の部材等については同一の
符号を付してその説明を省略する。そして、以下には、
第1実施例との相違点を中心として説明することとす
る。
【0060】本実施例では、ECU41により、目標開
度演算手段、アイドリング時フィードバック制御手段、
オープンループ制御手段、吸気圧変化率算出手段及び減
衰率算出手段が構成されている。つまり、第1実施例で
は回転数変化率DLNEが算出され、それに基づいて減
衰率αが算出されていたのに対し、本実施例では、吸気
圧変化率DLPiMが算出され、これに基づいて減衰率
αが算出される。
【0061】図8は第1実施例と同様、エンジン1の運
転時、特に、アイドリング時においてECU41により
実行される「ISCV制御ルーチン」を示すフローチャ
ートであって、所定時間毎の定時割込みで実行される。
【0062】ECU41は、ステップ301〜ステップ
307及びステップ310〜ステップ313において
は、第1実施例におけるステップ101〜ステップ10
7及びステップ110〜ステップ113の処理と同様の
処理を行う。
【0063】本実施例では、前記第1実施例のステップ
108の処理に代えて、ステップ308の処理を行う。
すなわち、ステップ308においては、今回読み込んだ
吸気圧PiM及び前回の処理において読み込まれていた
吸気圧PiMとの差に基づき吸気圧変化率DLPiMを
算出する。
【0064】次に、ステップ309において、今回算出
した吸気圧変化率DLPiMに基づき、減衰率αを算出
する。この減衰率αの算出に際しては、図9に示すよう
なマップが参照される。このマップにおいては、吸気圧
変化率DLPiMの負の値が大きい場合(吸気圧の減少
度合いが大きい)場合には、減衰率αが小さい値に、吸
気圧変化率DLPiMの負の値が小さい場合(吸気圧の
減少度合いが小さい)場合には、減衰率αが大きい値に
設定される。
【0065】そして、ステップ310においては、前回
の処理におけるDレンジ用デューティ比DDUTYか
ら、上記ステップ309で算出された減衰率αを減算し
た値を新たなDレンジ用デューティ比DDUTYとして
設定する。また、これとともに、そのDレンジ用デュー
ティ比DDUTYに基づき、ISCV11のソレノイド
11aをオープンループ制御する。
【0066】このように、本実施例では、第1実施例の
回転数変化率DLNEに代えて、吸気圧変化率DLPi
Mが算出され、これに基づいて減衰率αが算出される。
ここで、上記吸気圧変化率DLPiMは、回転数変化率
DLNEと同様、負荷が加わったことにより今後予想さ
れるエンジン回転数NEの低下に対応しうるものであ
る。すなわち、起こりうる回転数の低下が大きい場合に
は、吸気圧変化率DLPiM(減少率)も当然大きいも
のとなる。このため、本実施例においても、上記第1実
施例の場合と同等の作用及び効果を奏する。さらに、本
実施例では、上記作用効果に加えて、吸気圧変化率DL
PiMが、例えば空燃比制御や、点火時期制御等のその
他の制御にパラメータとして採用されているような場合
には、これら各制御と本実施例のエンジン回転数制御と
において、吸気圧変化率DLPiMという共通のパラメ
ータが採用されうることとなる。従って、これらの各種
制御とあいまった、よりきめ細やかで円滑な制御が行わ
れうる。
【0067】尚、本発明は上記各実施例に限定されず、
例えば次の如く構成してもよい。 (1)前記各実施例では、負荷が加わる場合の例とし
て、シフト位置ShPがNレンジからDレンジに切り替
わった場合を挙げたが、それ以外にも、例えばエアコン
スイッチがオンされた場合や、前照灯が点灯された場合
においても上記各実施例の概念を適用することができ
る。
【0068】(2)前記実施例では、エンジンとしてガ
ソリンエンジンの場合に具体化したが、ディーゼルエン
ジンを搭載した車両についても具体化することができ
る。 (3)前記実施例では、ISCV11の開度を、ソレノ
イド11aに対するデューティ制御により制御する場合
に具体化したが、例えばアクチュエータとしてステップ
モータ等を用い、それを駆動制御するようにしてもよ
い。
【0069】(4)前記各実施例では、回転数変化率D
LNE、吸気圧変化率DLPiMに対する減衰率αの関
係を線形状としたが(図6、図9参照)、非線形に設定
しても差し支えない。
【0070】(5)前記各実施例では、ISCV11に
より吸入空気量調整手段を構成し、ソレノイド11aに
よりアクチュエータを構成するようにしたが、スロット
ルバルブ8を別途ステップモータ等のアクチュエータに
より開閉駆動できるようにし、これを吸入空気量調整手
段としてもよい。
【0071】また、燃料噴射量の増減により、アイドル
スピードコントロールを行うようにしてもよい
【0072】
【0073】
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
内燃機関の回転数制御装置において、アイドリング時に
何らかの負荷がかかったとしても、当該負荷による回転
数の急激な落ち込みを防止することができ、もって当該
落ち込みによる不具合の発生を回避することができると
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る発明の概念構成を説明する概念
構成図である。
【図2】請求項2に係る発明の概念構成を説明する概念
構成図である。
【図3】第1実施例のエンジン回転数制御装置を示す概
略構成図である。
【図4】第1実施例のECUの電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】第1実施例においてECUにより実行される
「ISCV制御ルーチン」を示すフローチャートであ
る。
【図6】回転数変化率に対する減衰率の関係を示すマッ
プである。
【図7】第1実施例の作用効果を説明するタイミングチ
ャートである。
【図8】第2実施例においてECUにより実行される
「ISCV制御ルーチン」を示すフローチャートであ
る。
【図9】吸気圧変化率に対する減衰率の関係を示すマッ
プである。
【図10】従来技術におけるエンジン回転数等の挙動を
説明するタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…内燃機関としてのエンジン、8…スロットルバル
ブ、10…バイパス通路としてのバイパス吸気通路、1
1…吸入空気量調整手段としてのアイドルスピードコン
トロールバルブ(ISCV)、11a…アクチュエータ
としてのソレノイド、21…運転状態検出手段を構成す
る吸気温センサ、22…運転状態検出手段を構成するス
ロットルセンサ、23…運転状態検出手段を構成するア
イドルスイッチ、24…運転状態検出手段を構成する吸
気圧センサ、25…運転状態検出手段を構成する酸素セ
ンサ、26…運転状態検出手段を構成する水温センサ、
27…運転状態検出手段を構成する回転数センサ、28
…運転状態検出手段を構成するクランク角センサ、29
…運転状態検出手段を構成する車速センサ、30…運転
状態検出手段及び負荷検出手段を構成するニュートラル
スタートスイッチ、41…目標開度演算手段、アイドリ
ング時フィードバック制御手段、オープンループ制御手
段、回転数変化率算出手段、吸気圧変化率算出手段及び
減衰率算出手段を構成するECU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 武彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車 株式会社 内 (72)発明者 仙田 正典 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1 愛三工業株式会社 内 (72)発明者 竹内 克直 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1 愛三工業株式会社 内 (72)発明者 佐藤 亨 愛知県大府市共和町一丁目1番地の1 愛三工業株式会社 内 (56)参考文献 特開 平5−280397(JP,A) 特開 昭60−19932(JP,A) 特開 平8−28329(JP,A) 特開 昭61−234247(JP,A) 特開 昭63−143347(JP,A) 特公 平6−102997(JP,B2) 特公 平2−43019(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 29/00 - 29/06 F02D 41/00 - 41/40 F02D 43/00 - 45/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の吸気通路の途中に設けられ、
    アクチュエータにより開閉駆動される吸入空気量調整手
    段と、 前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段
    と、 少なくとも前記内燃機関のアイドリング時において、前
    記運転状態検出手段の検出結果に基づき、前記吸入空気
    量調整手段の目標開度を演算する目標開度演算手段と、 少なくとも前記内燃機関のアイドリング時において、前
    記目標開度演算手段により演算された目標開度に基づ
    き、前記アクチュエータをフィードバック制御するアイ
    ドリング時フィードバック制御手段と、 前記内燃機関に所定の負荷が加わったことを検出する負
    荷検出手段と、 少なくとも前記内燃機関のアイドリング時において、前
    記負荷検出手段により前記内燃機関に所定の負荷が加わ
    ったことが検出されたとき、前記吸入空気量調整手段の
    開度を所定開度だけ増大させるとともに、その後、吸入
    空気量調整手段の開度を特定開度まで減衰させるよう前
    記アクチュエータをオープンループ制御するオープンル
    ープ制御手段とを備えた内燃機関の回転数制御装置であ
    って、 前記オープンループ制御手段は 前記負荷検出手段により前記内燃機関に所定の負荷が加
    わったことが検出されたときの前記内燃機関の回転数の
    変化率を算出する回転数変化率算出手段と、 前記回転数変化率算出手段により算出された前記内燃機
    関の回転数変化率に基づき、前記減衰に際しての減衰率
    を算出する減衰率算出手段とを備え、 前記吸入空気量調整手段の開度を前記増大される所定開
    度から前記特定開度まで、前記減衰率算出手段により算
    出される減衰率分ずつ徐々に減衰させる ことを特徴とす
    る内燃機関の回転数制御装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関の吸気通路の途中に設けられ、
    アクチュエータにより開閉駆動される吸入空気量調整手
    段と、 前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段
    と、 少なくとも前記内燃機関のアイドリング時において、前
    記運転状態検出手段の検出結果に基づき、前記吸入空気
    量調整手段の目標開度を演算する目標開度演算手段と、 少なくとも前記内燃機関のアイドリング時において、前
    記目標開度演算手段により演算された目標開度に基づ
    き、前記アクチュエータをフィードバック制御するアイ
    ドリング時フィードバック制御手段と、 前記内燃機関に所定の負荷が加わったことを検出する負
    荷検出手段と、 少なくとも前記内燃機関のアイドリング時において、前
    記負荷検出手段により前記内燃機関に所定の負荷が加わ
    ったことが検出されたとき、前記吸入空気量調整手段の
    開度を所定開度だけ増大させるとともに、その後、吸入
    空気量調整手段の開度を特定開度まで減衰させるよう前
    記アクチュエータをオープンループ制御するオープンル
    ープ制御手段とを備えた内燃機関の回転数制御装置であ
    って、 前記オープンループ制御手段は 前記負荷検出手段により前記内燃機関に所定の負荷が加
    わったことが検出されたときの前記内燃機関の吸気圧の
    変化率を算出する吸気圧変化率算出手段と、 前記吸気圧変化率算出手段により算出された前記内燃機
    関の吸気圧変化率に基づき、前記減衰に際しての減衰率
    を算出する減衰率算出手段とを備え、 前記吸入空気量調整手段の開度を前記増大される所定開
    度から前記特定開度まで、前記減衰率算出手段により算
    出される減衰率分ずつ徐々に減衰させる ことを特徴とす
    る内燃機関の回転数制御装置。
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