JP2853436B2 - 内燃機関の吸入空気量制御装置 - Google Patents

内燃機関の吸入空気量制御装置

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JP2853436B2
JP2853436B2 JP4037912A JP3791292A JP2853436B2 JP 2853436 B2 JP2853436 B2 JP 2853436B2 JP 4037912 A JP4037912 A JP 4037912A JP 3791292 A JP3791292 A JP 3791292A JP 2853436 B2 JP2853436 B2 JP 2853436B2
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の吸入空気量制
御装置に係り、特に燃焼室に渦状の吸入空気流を形成す
るヘリカル通路と、排気ガスを吸気管に導入して排気ガ
スの再循環(Exhaust Gas Recirculation,以下、EGR
と称する)を行う排気ガス再循環装置とを備えた内燃機
関の吸入空気量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関に用いられる可変吸気スワール
方式の吸気ポート構造の一つとして、燃焼室の開口端の
周りに旋回したヘリカル通路と上記開口端に直線状に通
ずるストレート通路とを有し、このストレート通路の途
中に通路を開閉する吸気制御弁を設けた吸気ポート構造
が一般的に知られている。この吸気ポート構造を備えた
内燃機関においては、吸気制御弁によりストレート通路
が閉じられている時には吸気(混合気)の全てがヘリカ
ル通路を流れて燃焼室内に流入することにより燃焼室内
に強力な吸気スワールが生じ、これにより燃焼速度が速
くなって希薄混合気による運転や上記EGRを実行した
運転が可能となる。この吸気スワールによる急速燃焼は
低負荷域において特に有効とされている。
【0003】一方、排気管から吸気管に連通する連通路
と、この連通路の通過面積を調節する排気ガス再循環バ
ルブ(EGRバルブ)とを有し、排気ガスを吸気管に導
入して排気ガスの再循環を行う排気ガス再循環装置(E
GR装置)が知られている。このEGR装置において
は、吸気中に排気ガス(不活性ガス)を混入することに
より最高燃焼温度を低下させ、最高燃焼温度によりその
発生量が増減する特性の窒素酸化物(NOx)の発生量
を低減している。また、排気ガスを導入して出力が低下
した分スロットルバルブを開弁せしめて前の出力を維持
するため、特に低負荷域で吸気行程のポンピングロスが
低減し、その分、燃費性能が向上する。
【0004】上記吸気スワールにより希薄混合気の急速
燃焼が行われると、NOxの発生量が増大し、大気中に
放出されるNOx量が増大して排気エミッションが悪化
する。そこで、低負荷域において吸気スワールによる急
速燃焼が行われている時には上記EGRを併せて実行
し、この時のNOx発生量を抑制して排気エミッション
の悪化を防止すると共に燃費性能を上記の如く向上させ
た運転が行われている。また高負荷域においては、吸気
スワールによる効果が低減すると共に高出力が要求され
るため、吸気スワールによる急速燃焼および出力低下を
伴う上記EGRの両方を停止した通常の運転が行われて
いる。
【0005】このように、吸気スワールによる急速燃焼
とEGRとを併せて実行する低負荷域の運転状態と、吸
気スワールによる急速燃焼とEGRの両方を実行せず通
常の運転を行う高負荷域の運転状態とを、内燃機関の負
荷域に応じて切り換えることにより、排気エミッション
および燃費性能を向上させ、しかも高負荷域において所
望の高出力を得ることができる制御方法が従来から周知
とされている(特開昭59−49359号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図10はスロットル開
度(TA)と発生トルク(T)との関係をEGR実行/
停止の両条件において表した図である。同図に示すよう
に、EGRが実行されている時には吸気中に排気ガスが
混入されるため、EGRが停止されている場合に比べて
スロットル開度が同一であっても発生トルクが低下す
る。従って、上記従来の制御方法においては、図11に
示すように、スロットル開度TA1 までの低負荷域にお
いてはEGRが実行されるため(但し、アイドル運転状
態を除く)、図10中の点線で示される曲線に対応した
発生トルクの低い運転状態となり(曲線D)、また、ス
ロットル開度TA1 以上の高負荷域においてはEGRが
停止されるため、図10中の実線で示される曲線に対応
した発生トルクの高い運転状態となる(曲線E)。この
ため、アクセルペダルを踏み込んでスロットル開度が開
いていくと、上記低負荷域の運転状態と高負荷域の運転
状態とが切り換わるスロットル開度TA1 を通過する時
に図11に示すようにトルク段差が発生し、ドライバビ
リティが悪化するという問題が発生する。また、スロッ
トル開度が閉じる場合にも、図11に示すようにハンチ
ングを防止するために上記TA1 とは離されて設定され
たスロットル開度TA2 を通過する時に反対のトルク段
差が発生する。
【0007】そこで本発明は上記課題に鑑みなされたも
ので、低負荷域の運転状態において吸入空気量を増量し
てEGR実行によるトルク低下分を補償することによ
り、低負荷域の運転状態と高負荷域の運転状態とが切り
換わる際のトルク段差を防止した内燃機関の吸入空気量
制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は上記目的を達成す
る本発明の原理構成図を示す。同図に示すように本発明
は、吸気管1に連通し、燃焼室2への開口端の周りに旋
回したヘリカル通路3と、前記吸気管1に連通し、前記
開口端に直線状に通ずるストレート通路4と、該ストレ
ート通路4を開閉する吸気制御弁5と、排気ガスを前記
吸気管1に導入して排気ガスの再循環を行う排気ガス再
循環装置6とを備えると共に、前記吸気制御弁5を閉弁
し、且つ前記排気ガス再循環装置6による排気ガスの再
循環を行う第1の運転状態7と、前記吸気制御弁5を開
弁し、且つ前記排気ガスの再循環を停止する第2の運転
状態8とを、内燃機関9の運転状態に応じて切り換える
切換手段10を有してなる内燃機関の吸入空気量制御装
置において、前記第1の運転状態7の時に吸入空気量を
増量する吸入空気量増量手段11を設け、前記第1の運
転状態7における発生トルクと前記第2の運転状態8に
おける発生トルクとのトルク差を、前記吸入空気量増量
手段11による吸入空気量の増量により発生したトルク
分で補償する構成である。
【0009】
【作用】吸気制御弁5を閉弁し、且つ排気ガス再循環装
置6による排気ガスの再循環を実行している第1の運転
状態7時は、吸気制御弁5を開弁し、且つ排気ガスの再
循環を停止している第2の運転状態8時に比べて発生ト
ルクが低下する。そこで本発明において、吸入空気量増
量手段11が第1の運転状態7時に吸入空気量を増量す
ることにより、吸入空気量が増量された分、燃料が余分
に噴射されてトルクが新たに発生する。そして、この新
たに発生したトルク分により、第1の運転状態7におけ
る発生トルクと第2の運転状態8における発生トルクと
のトルク差が補償される。その結果、第1の運転状態7
と第2の運転状態8との間にトルク差が無くなり、第1
の運転状態7と第2の運転状態8との切り換え時におけ
るトルク段差が解消される。
【0010】
【実施例】図2は本発明による内燃機関の吸入空気量制
御装置が実施された内燃機関及び周辺装置の一つの実施
例を示す概略構成図、図3は図2に示された内燃機関の
吸気ポート構造を示す概略構成図である。
【0011】これらの図に於て、21は内燃機関を示し
ており、該内燃機関21はシリンダブロック22とシリ
ンダヘッド23とを有し、シリンダブロック22はその
内部に形成されたシリンダボアにピストン24を受入れ
ており、そのピストン24の上方に上記シリンダヘッド
23と協働して燃焼室25を形成している。シリンダヘ
ッド23には吸気ポート26と排気ポート27とが夫々
形成されており、これらポートは夫々燃焼室25に対す
る開口端にて吸気バルブ28と排気バルブ29により開
閉されるようになっている。また、シリンダヘッド23
には点火プラグ30が取付けられている。
【0012】吸気ポート26はガイドベーン31により
区分された燃焼室25への開口端の周りに旋回したヘリ
カル通路32と前記開口端に直線状に通ずるストレート
通路33とを有している。ストレート通路33の途中に
は吸気制御弁34が設けられており、該吸気制御弁34
は弁軸35に担持されたバタフライ弁として構成され、
ストレート通路33を開閉するようになっている。
【0013】尚、この吸気ポート構造についてより詳細
な説明が必要であるならば、特願昭56−120634
号及び特願昭57−79459号を参照されたい。
【0014】吸気ポート26には前記吸気管1に該当す
る吸気マニホールド36が接続されており、また該吸気
マニホールド36には燃料供給装置37が接続されてい
る。燃料供給装置37は一つの燃料噴射弁38とスロッ
トルバルブ39とを含んでいる。
【0015】吸気制御弁34の弁軸35には駆動レバー
45が取付けられており、該駆動レバー45はダイヤフ
ラム装置46のロッド47に駆動連結されている。ダイ
ヤフラム装置46はそのダイヤフラム室に負圧が導入さ
れていない時には吸気制御弁34を図3に示されている
如き全開位置にもたらし、これに対し前記ダイヤフラム
室に負圧が導入されている時には吸気制御弁34を前記
全開位置よりほぼ90°回転させた全閉位置にもたらす
ようになっている。
【0016】ダイヤフラム装置46のダイヤフラム室は
導管48を経て電磁切換弁49のポートaに接続されて
いる。電磁切換弁49はポートa以外に負圧ポートbと
大気ポートcとを有しており、通電時にはポートaを負
圧ポートbに接続し、非通電時にはポートaを大気ポー
トcに接続するようになっている。負圧ポートbは導管
50、逆止弁51、導管52を経て吸気マニホールド3
6に設けられた吸気管負圧取出ポート53に接続されて
いる。電磁切換弁49に対する通電は後述する制御装置
70により行われる。
【0017】排気ポート27には排気マニホールド4
0、マニバータ41、排気管42、三元触媒コンバータ
43及び排気管44が順に接続されている。排気マニホ
ールド40は排気ガス再循環用の排気ガス取出ポート5
4が設けられており、このポートは導管55、流量制御
装置56及び導管58を経て吸気マニホールド36に設
けられた排気ガス注入ポート59に接続されている。流
量制御装置56は排気ガス再循環制御弁(EGRバル
ブ)60と負圧調整弁61とを含み、制御流体圧として
燃料供給装置37に設けられた吸気管負圧取出ポート6
2に現れる吸気管負圧を導管63、電磁開閉弁64及び
導管65を経て選択的に与えられ、背圧制御式に排気ガ
ス再循環流量を吸入空気量に応じて制御するようになっ
ている。
【0018】電磁開閉弁64は通電時のみ導管63と6
5とを連通接続するようになっており、これに対する通
電制御は制御装置70により行われる。従って、EGR
バルブ60、負圧調整弁61、導管55,58等の主要
部分、およびEGRバルブ61を開閉するための他のハ
ード構成、そして、制御装置70内で行われる電磁開閉
弁64を開閉するためのソフトウェア処理とにより前記
排気ガス再循環装置6が構成されている。
【0019】また、燃料供給装置37におけるスロット
ルバルブ39の上流側には吸気バイパス入口ポート81
が設けられており、このポートは導管82、電磁流量調
整弁であるアイドルスピードコントロールバルブ(IS
CV)83、導管84を経てスロットルバルブ39の下
流側に設けられた吸気バイパス出口ポート85に接続さ
れている。上記ISCV83は導管82,84の通過面
積を大小調節する電磁流量調整弁であり、制御装置70
からの適当なデューティ比のパルス信号により適当な開
度が設定され、スロットルバルブ39の上流側からスロ
ットルバルブ39をバイパスして下流側に流れる吸入空
気(混合気)の流量を制御するようになっている。この
ISCV83によれば、例えば、アイドル運転時にエア
コン(図示せず)等の内燃機関21により駆動される補
機器が運転された時に、ISCV83を適当量開弁する
ことで吸入空気量、これに伴う燃料噴射量を増量せしめ
てトルクを新たに発生させ、内燃機関21のアイドル回
転数の落ち込みを防止することができる。
【0020】更に、図2中、71は図示されていないデ
ィストリビュータに設けられ、機関回転数に応じた信号
を出力する回転角センサ、72は吸気マニホールド36
内の負圧を検出する圧力センサ、73はスロットルバル
ブ39の開度を検出するスロットルポジションセンサ、
74は排気ガス中における酸素濃度を検出する酸素セン
サ、75は機関冷却水温度を検出する水温センサであ
る。
【0021】次に図4は制御装置70の具体的な構成要
素を示している。同図中、図2と同一構成部分には同一
符号を付し、その説明を省略する。同図中、中央処理ユ
ニット(CPU)80は、各センサから出力されるデー
タを制御プログラムに従って入力、演算すると共に、燃
料噴射弁38、ISCV83、電磁切換弁49等の各種
アクチュエータを制御するための処理を行うようになっ
ている。リードオンリメモリ(ROM)81は、前記制
御プログラム、点火時期演算マップ等のデータを格納す
る記憶装置であり、ランダムアクセスメモリ(RAM)
82は、各センサから出力されるデータや演算制御に必
要なデータを一時的に読み書きする記憶装置であり、バ
ックアップランダムアクセスメモリ(バックアップRA
M)83は、図示しないイグニッションスイッチがオフ
になっても機関駆動に必要なデータ等がバッテリー電源
によりバックアップされる記憶装置である。
【0022】また入力部84は圧力センサ72、酸素セ
ンサ74等の各センサの出力信号を図示しない波形整形
回路により波形整形し、この信号を図示しないマルチプ
レクサによりCPU80に選択的に出力するようにして
いる。入力部84では、各センサからの出力信号がアナ
ログ信号であればこれをA/Dコンバータ86によりデ
ジタル信号に変換する。入出力部85は、機関回転数の
信号の基となる回転角センサ71等の出力信号を波形整
形回路により波形整形し、この信号を入力ポートを介し
てRAM82等に書き込む。また入出力部85は、CP
U80の指令により出力ポートを介して駆動する駆動回
路により燃料噴射弁38、ISCV83、電磁切換弁4
9等を所定のタイミングで駆動する。バスライン87
は、前記CPU80、ROM81等の各素子および入力
部84に接続されるA/Dコンバータ86、入出力部8
5を結び各種データを送るものである。
【0023】上記構成の制御装置70内のCPU80
は、上記各種センサ71〜75による検出信号を入力
し、ROM81内に格納されたプログラムに従い、燃料
噴射弁38の開弁時間(燃料噴射量)や、電磁切換弁4
9および電磁開閉弁64に対する通電を以下に説明する
如く制御し、また、上記ISCV83の開度を図5にて
後述するフローチャートに従い制御する。
【0024】先ず、燃料噴射弁38の開弁時間に対応す
る燃料噴射量の制御は、スロットルポジションセンサ7
3により検出されるスロットル開度の出力信号に基づき
判定されるアイドル運転状態、加速運転状態、および所
定出力以上の高負荷運転状態においては、回転角センサ
71による機関回転数の出力信号および圧力センサ72
による吸気マニホールド36内の負圧の出力信号とによ
り算出される機関負荷に関する信号と、酸素センサ74
が検知する排気ガス中の酸素濃度の信号とに基づき、理
論空燃比の混合気が内燃機関21に供給されるように行
われている。また、アイドル運転状態を除く上記所定出
力以下の低負荷運転状態においては、理論空燃比よりも
大きい空燃比(リーン)の希薄混合気が内燃機関21に
供給されるように行われている。ここで、本実施例にお
ける高負荷運転状態と低負荷運転状態とを仕切る上記所
定出力とは、図11にて上述したスロットル開度で示さ
れるTA1 ,TA2 である。
【0025】尚、制御装置70は燃料噴射弁38に対し
て噴射タイミングの制御も行っているが、ここではそれ
についての説明を省略する。
【0026】電磁切換弁49に対する通電は、上述の如
く希薄混合気を供給する低負荷運転状態の時のみ通電を
行うようになっている。即ち、低負荷運転状態の時は電
磁切換弁49が通電されて上記の如く吸気制御弁34が
閉弁される。
【0027】電磁開閉弁64に対する通電は、水温セン
サ75により検知される水温が所定値、例えば20℃以
上で且つ電磁切換弁49に通電が行われている時のみ通
電されるようになっている。即ち、冷却水温が一定温度
以上で、且つ低負荷運転状態の時には電磁開閉弁64に
通電されて上記の如くEGRが実行される。
【0028】従って、内燃機関21の低負荷運転状態に
おいては、ストレート通路33内の吸気制御弁34が閉
弁されて吸気が全てヘリカル通路32を流れるため燃焼
室25内に強力な吸気スワールが発生して希薄混合気の
急速燃焼が可能とされ、またこれに併せてEGRバルブ
60が開弁されてEGRが実行されているため希薄混合
気の燃焼時にもNOxの発生が抑制されている。また反
対に、内燃機関21の高負荷運転状態においては、吸気
制御弁34が開弁されると共にEGRバルブ60が閉弁
され、機関の出力低下を伴うEGRが行われないため所
望の高出力を得ることができる。尚、希薄混合気の急速
燃焼が行われていないアイドル運転状態、加速運転状態
および高負荷運転状態においては、上記の如く理論空燃
比の混合気が供給されるため、三元触媒コンバータ43
がNOxの浄化に有効に作動し、低負荷運転状態のよう
にEGRを実行しなくても大気中に多量のNOxが排出
されることが防止される。
【0029】以上のように本実施例では、スロットル開
度TA1 ,TA2 で仕切られる低負荷運転状態が前記第
1の運転状態7に相当し、高負荷運転状態が前記第2の
運転状態8に相当する。
【0030】次にISCV83の開度の制御方法につい
て説明する。
【0031】図5は本発明装置の一実施例の要部を構成
する制御プログラムとして、ISCV制御ルーチンのフ
ローチャートを示す。図2に示すISCV83および導
管82,84のハード構成に加えて、制御装置70のC
PU80は図5に示すフローチャートのソフトウェア処
理を実行することにより前記した吸入空気量増量手段1
1を実現する。
【0032】図5中、ISCV制御ルーチンが所定時間
毎に割り込み起動されると、先ずステップ102にて吸
気制御弁34が閉弁状態、即ちEGRの実行状態である
か否かの判定を行う。吸気制御弁34が閉弁状態、即ち
完全な閉弁状態または閉弁動作途中である場合にはスロ
ットル開度がTA1 (TA2 )以下の上記低負荷運転状
態であることを意味し、次のステップ104に進む。ス
テップ104では、後述するステップ116の処理に備
えて吸気制御弁34開弁時のカウントアップタイマCo
pをリセットする。このカウントアップタイマCopと
は、吸気制御弁34が閉から開へ開弁する開弁動作が始
まる時点を0(ゼロ)としてその時点からカウントアッ
プされるタイマである。
【0033】次のステップ106では、吸気制御弁34
閉弁時のカウントアップタイマCclと、吸気制御弁3
4が開から閉へ閉弁するに要する時間Kcl(定数)と
の大小を比較する。カウントアップタイマCclは、上
記カウントアップタイマCopとは反対に、吸気制御弁
34が開から閉へ閉弁する閉弁動作が始まる時点を0
(ゼロ)としてその時点からカウントアップされるタイ
マであり、吸気制御弁34開弁時のステップ114にて
予めリセットされたものである。従って、ステップ10
6にてタイマCclの値が上記Kcl未満である場合
(Ccl<Kcl)には、吸気制御弁34が開から閉へ
の閉弁動作途中(半開きの状態)であることを意味し、
またCclの値がKcl以上である場合(Ccl≧Kc
l)には、閉弁動作が終了して吸気制御弁34が完全な
閉弁状態にあることを意味する。
【0034】吸気制御弁34が閉弁動作途中である場合
にはステップ108にてISCV83の弁開度Ybを算
出し、完全な閉弁状態である場合にはステップ110に
てISCV83の弁開度Ybを算出する。
【0035】一方、ステップ102にて吸気制御弁34
が開弁状態、即ち完全な開弁状態または開弁動作途中で
ある場合にはスロットル開度がTA1 (TA2 )以上の
高負荷運転中であることを意味し、次のステップ114
に進む。ステップ114では、上述した吸気制御弁34
閉弁時の処理(ステップ106)に備えて吸気制御弁3
4閉弁時のカウントアップタイマCclをリセットして
おく。
【0036】そして次のステップ116では、吸気制御
弁34開弁時のカウントアップタイマCopと、吸気制
御34が閉から開へ開弁するに要する時間Kop(定
数)との大小を比較する。ここでカウントアップタイマ
Copは、閉弁時(閉弁動作途中または完全な閉弁状
態)においては上記ステップ104でリセットされ続
け、開弁動作が始まってステップ102にて“NO”が
選択されると同時にカウントアップを開始するので吸気
制御弁34の開弁動作の経過時間を正確にカウントして
いる(Cclについても同様である)。従って、ステッ
プ116にてタイマCopの値が上記Kop未満である
場合(Cop<Kop)には、吸気制御弁34が閉から
開への開弁動作途中(半開きの状態)であることを意味
し、Copの値がKop以上である場合(Cop≧Ko
p)には、開弁動作が終了して吸気制御弁34が完全な
開弁状態にあることを意味する。
【0037】吸気制御弁34が開弁動作途中である場合
にはステップ118にてISCV83の弁開度Ybを算
出し、完全な開弁状態である場合にはステップ120に
てISCV83の弁開度Ybを算出する。
【0038】以上のように、カウントアップタイマCc
l,Copの値から吸気制御弁34の開→閉時、閉弁
時、閉→開時、開弁時、夫々の状態を判定することがで
き、その時の状態におけるISCV83の弁開度Ybが
ステップ108,110,118,120のいずれかに
て算出される。
【0039】車両の運転者がアイドル運転状態から上記
スロットル開度TA1 までのアクセル開度を使用してい
る場合には、吸気制御弁34は完全な閉弁状態にあり、
ISCV83の弁開度Ybはステップ110の次式によ
って算出される。
【0040】 Yb=Y(TA)+Y(THWcl) ……(1) 上式(1)中、Y(TA)は温間、吸気制御弁34閉弁
時におけるスロットル開度(TA)に対応したISCV
83の開度を表す。このY(TA)は、スロットルポジ
ションセンサ73の出力信号(スロットル開度)を読み
込んで図6に示すスロットル開度(TA)とISCV開
度とのマップから求めることができる。図6中、アイド
ル運転状態からスロットル開度TA1 までの間における
ISCV83の開度は、マップ中のP0 からP1 に至る
曲線Aに対応して求められる。また、上式(1)中、Y
(THWcl)は吸気制御弁34閉弁時におけるISC
V83の開度の水温補正量を表す。このY(THWc
l)は水温センサ75の出力信号を読み込んで図7に示
すマップから求めることができる。
【0041】次に運転者がアクセルペダルを踏み込んで
スロットル開度を上記スロットル開度TA1 より大きく
した場合には、制御装置70の上述した電磁切換弁4
9、電磁開閉弁64に対する制御により吸気制御弁34
の開弁動作が実行される共に、EGRが停止される。こ
こで、吸気制御弁34の開弁動作途中においてはステッ
プ118に示される次式によってISCV83の弁開度
Ybが算出される。
【0042】 Yb=(1−Cop/Kop)×{Y(TA)+Y(THWcl) −Y(THWop)}+Y(THWop) ……(2) また、吸気制御弁34の完全な開弁状態においてはステ
ップ120に示される次式によって弁開度Ybが算出さ
れる。
【0043】Yb=Y(THWop) ……(3) 上式(2),(3)中、Y(THWop)は吸気制御弁
34開弁時におけるISCV83の開度の水温補正量を
表し、図7に示すマップに準じたマップ(図示せず)か
ら求められる。上式(3)から分かるように、吸気制御
弁34の完全な開弁状態においてはスロットル開度に関
係なくISCV83の弁開度Ybが算出さる。このた
め、図6中、TA1 より大きいスロットル開度に対する
ISCV83の開度は0(ゼロ)とされる。
【0044】吸気制御弁34が完全な閉弁状態である開
弁動作の開始時点ではCop=0であるため、上式
(2)は、Yb=Y(TA)+Y(THWcl)とな
り、吸気制御弁34閉弁時の上式(1)と同じ式とな
る。また、吸気制御弁34が完全な開弁状態である開弁
動作の完了時点ではCop=Kopであるため、上式
(2)は、Yb=Y(THWop)となり、吸気制御弁
34開弁時の上式(3)と同じ式となる。このように上
式(2)によれば、吸気制御弁34の開弁動作開始時に
おけるISCV83の弁開度と、開弁動作完了時におけ
るISCV83の弁開度との間の中間開度を、開弁動作
の経過時間を表すカウントアップタイマCopの値に応
じて求めることができる。即ち上式(2)で得られるI
SCV83の弁開度は、図6中のP1 ,P2 間の直線B
の部分に対応している(但し、図6は水温補正を加えて
いない)。
【0045】次に運転者がアクセルペダルを戻してスロ
ットル開度をスロットル開度TA2(図11参照)より
小さくした場合には、制御装置70による制御により吸
気制御弁34の閉弁動作が実行される共に、EGRが実
行される。吸気制御弁34の閉弁動作途中においてはス
テップ108に示される次式によってISCV83の弁
開度Ybが算出される。
【0046】 Yb=(Ccl/Kcl)×{Y(TA)+Y(THWcl) −Y(THWop)}+Y(THWop) ……(4) また、完全な閉弁状態においてはステップ110に示さ
れる上式(1)によって弁開度Ybが算出される。
【0047】ここで上式(4)は、上式(2)と同様
に、吸気制御弁34の閉弁動作開始時におけるISCV
83の弁開度と、閉弁動作完了時におけるISCV83
の弁開度との間の中間開度を、閉弁動作の経過時間を表
すカウントアップタイマCclに対応させて表してい
る。即ち、上式(4)において、Ccl=0を代入する
と吸気制御弁34開弁時の上式(3)と同一式となり、
またCcl=Kclを代入すると吸気制御弁34閉弁時
の上式(1)と同一式となる。即ち、上式(4)から得
られるISCV83の弁開度は、図6中のP3 ,P4
の点線Cの部分に対応している。
【0048】このように、図5に示すISCV制御ルー
チンにおいては、スロットル開度TA1 (TA2 )以下
の低負荷運転状態(前記第1の運転状態に該当する)に
おいて、図6に示すようにISCV83の弁開度Ybが
大きくなり、弁開度Ybの値に応じて内燃機関21が吸
入する吸入空気量が増加する。そして、この吸入空気量
の増加に対応して燃料噴射量も増加するため、その分、
内燃機関21の発生トルクが増加する。従って、上記I
SCV制御ルーチンはISCV83および導管82,8
4のハード構成と共に前記した吸入空気量増量手段11
を実現する。
【0049】次に本実施例の効果について説明する。
【0050】図8は本実施例の効果を説明する図であ
る。同図中、曲線D,E、および直線Fは図11に示す
従来のスロットル開度TAに対する発生トルクの曲線
D,E、および直線Fと同一のものである。今、仮に水
温補正を考慮しないとすると、ISCV83の弁開度Y
bはスロットル開度TAに応じて図6に示すように制御
される。そして、図6に示すISCV83の弁開度Yb
に応じた吸入空気量の増加により燃料が余分に噴射され
るため、図8中のハッチングで示される部分のトルクが
新たに発生し、従来の曲線Dで示される発生トルクに加
算される。
【0051】従って、本実施例のISCV83の制御方
法によれば、従来の運転方法の低負荷運転状態において
吸気制御弁34が閉弁され且つEGRが実行されたこと
により低下したトルク分を、ISCV83が開弁して吸
入空気量を増量させたことによる発生トルクで補償して
いる。即ち、従来の曲線DにISCV83の開弁により
発生したトルクが加算された状態の新たな曲線Gが、図
10に示すEGR停止状態の発生トルクの曲線と一致す
るように図6に示す曲線Aのマップが予め設定されてい
る。
【0052】また、内燃機関21の運転状態を上記スロ
ットル開度TA1 を境とした低負荷運転状態から高負荷
運転状態に移行させる過程においては、図11に示す従
来においてスロットル開度がTA1 を越えた段階で発生
トルクが段差状に上昇することに対して、ISCV83
が図6の直線Bで示すように急激に閉弁されて吸気空気
量の増量による発生トルクが急激に無くなるため、本実
施例ではスロットル開度を大きくして低負荷運転状態か
ら高負荷運転状態へ移行させる過程においてトルク段差
は発生しなくなる。また反対に高負荷運転状態から低負
荷運転状態に移行させる過程においては、図11に示す
従来においてスロットル開度がTA2 よりも小さくなっ
た段階で発生トルクが段差状に低下することに対して、
ISCV83が図6の点線Cで示すように急激に開弁さ
れて吸気空気量の増量による発生トルクが急激に発生す
るため、本実施例ではスロットル開度を小さくして高負
荷運転状態から低負荷運転状態へ移行させる過程におい
てもトルク段差は発生しない。
【0053】このように、本実施例の内燃機関21によ
れば、低負荷運転状態における発生トルクと高負荷運転
状態における発生トルクとの間のトルク差が、ISCV
83の開弁による新たな発生トルクによって完全に補償
されるため、スロットル開度TAに対する発生トルク
は、図10に示すEGR停止状態の発生トルクの曲線に
一致した、図8中の曲線G,Eで表される。即ち、低負
荷域、高負荷域を通した一連のスロットル開度に応じて
発生トルクが連続的に増減するようになる。その結果、
従来において発生していた上記吸気制御弁34の開閉お
よびEGRの実行/停止を切り換えるスロットル開度T
1 ,TA2 におけるトルク段差を、トルク低下を伴う
ことなく解消することができ、これによってドライバビ
リティを従来に比べて向上させることができる。
【0054】また、上述した水温補正量Y(THWc
l),Y(THWop)は、図7に示すように冷却水温
が高いほどISCV83を開弁させるように補正する
が、これは以下の理由によるものである。電子燃料噴射
制御装置を有している内燃機関では、冷間時に燃料の霧
化が悪いことを考慮して、図9に示すように冷却水温が
低い場合には燃料噴射量の暖機増量を実施して空燃比を
濃く(リッチ)設定している。従って、冷間時は温間時
に比べて同一スロットル開度であってもトルクが出る傾
向にある。即ち、あるスロットル開度に対して2種類の
トルクを有することになる。そしてこのことがスロット
ル開度と車速で変速点やトランスミッションのライン圧
を決定しているオートマチックトランスミッションにお
いて特に不具合となる。即ち、冷間時に比べてトルクが
小さくなる温間時に適合させてトランスミッションのク
ラッチ、ブレーキを行うライン圧を設定すると、トルク
が出る傾向の冷間時においてはライン圧が不足し、クラ
ッチ、ブレーキのすべりが大きくなり、変速フィーリン
グや耐久性に問題を生じる。また、シフトアップポイン
トもスロットル開度で決まるため、シフトアップポイン
トを温間時に合わせると冷間時においてトルクが出て回
転数が上昇しているにも係わらずシフトアップしないと
いう問題が生じる。
【0055】そこで本実施例においては図7に示すよう
に冷却水温が高いほどISCV83を開弁させるように
補正することにより、冷却水温が高い温間時に吸入空気
量の増量を行って発生トルクを上昇せしめ、温間時にお
いても暖機増量を行っている冷間時と同じレベルの発生
トルクが得られるようにしている。このように水温補正
を行うことにより、冷間、温間を問わず発生トルクがス
ロットル開度に対して常に1対1で決定され、その結
果、上記不具合を解消することができる。
【0056】また、図11に示す従来においては、スロ
ットル開度TA1 近傍における吸気制御弁34の開閉お
よびEGR実行/停止のハンチングを防止するために、
スロットル開度TA1 ,TA2 によるヒステリシスが設
けられている。このヒステリシスによりスロットル開度
TA1 ,TA2 間においては、スロットル開度の上昇時
と低下時とで、あるスロットル開度に対して2つの発生
トルクを有することになる。従って、従来においては、
上述した冷間、温間の場合だけではなく、スロットル開
度TA1 ,TA2 間においても、あるスロットル開度に
対して2つの発生トルクを有することによる上述した不
具合が発生していた。
【0057】しかしながら、本実施例によれば、スロッ
トル開度に対応する発生トルクは上述したように図8中
の曲線G,Eで示される1本の連続した曲線で表される
ようになるため、低負荷域から高負荷域を通してスロッ
トル開度に対応する発生トルクが1対1で決定され、従
来のヒステリシスによる上記不具合も解消するとこがで
きる。
【0058】尚、上記実施例においては吸入空気増量手
段11のハード構成の実施例としてISCV83を利用
していたが、本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、ISCV83の代わりに、例えば、制御装置70
からの信号によりスロットルバルブ39が開弁駆動され
ることにより吸入空気量を増量する構成であってもよ
い。また、ISCV83とは別に専用のバイパス弁を設
けてもよく、また、その他の構成であってもよい。
【0059】更に、上記実施例においては、第1の運転
状態7として低負荷運転状態、第2の運転状態8として
高負荷運転状態を設定しているが、本発明は上記実施例
に限定されるものではなく、第1および第2の運転状態
7,8はいかなる負荷域に設定されてもよく、この場合
にも第1の運転状態7と第2の運転状態8との間を移行
する場合のトルク段差を解消することができる。
【0060】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、吸入空気
量増量手段が第1の運転状態において吸入空気量を増量
することにより新たにトルクが発生し、第1の運転状態
における発生トルクと第2の運転状態における発生トル
クとのトルク差を補償するため、第1の運転状態と第2
の運転状態との間にトルク差が無くなり、第1の運転状
態と第2の運転状態とが切り換わる際のトルク段差を、
発生トルクの低下を伴うことなく防止することができ
る。その結果、ドライバビリティを従来に比べて向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明による内燃機関の吸入空気量制御装置が
実施された内燃機関および周辺装置の一つの実施例を示
す概略構成図である。
【図3】図2に示された内燃機関の吸気ポート構造を示
す概略構成図である。
【図4】図2に示された制御装置の具体的な構成要素を
示す図である。
【図5】本発明装置の一実施例の要部を構成するISC
V制御ルーチンのフローチャートである。
【図6】スロットル開度とISCV開度とのマップを示
す図である。
【図7】冷却水温とISCV開度とのマップを示す図で
ある。
【図8】本実施例の効果を説明する図である。
【図9】冷却水温と空燃比との関係を示す図である。
【図10】スロットル開度と発生トルクとの関係をEG
R実行/停止の両条件において表した図である。
【図11】従来装置におけるスロットル開度と発生トル
クとの関係を表した図である。
【符号の説明】
1 吸気管 2,25 燃焼室 3,32 ヘリカル通路 4,33 ストレート通路 5,34 吸気制御弁 6 排気ガス再循環装置 7 第1の運転状態 8 第2の運転状態 9,21 内燃機関 10 切換手段 11 吸入空気量増量手段 26 吸気ポート 27 排気ポート 28 吸気バルブ 31 ガイドベーン 36 吸気マニホールド 37 燃料供給装置 39 スロットルバルブ 49 電磁切換弁 60 排気ガス再循環バルブ 64 電磁開閉弁 70 制御装置 83 アイドルスピードコントロールバルブ(ISC
V)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 41/04 310 F02D 41/04 315 F02D 43/00 301

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気管に連通し、燃焼室への開口端の周
    りに旋回したヘリカル通路と、前記吸気管に連通し、前
    記開口端に直線状に通ずるストレート通路と、該ストレ
    ート通路を開閉する吸気制御弁と、排気ガスを前記吸気
    管に導入して排気ガスの再循環を行う排気ガス再循環装
    置とを備えると共に、 前記吸気制御弁を閉弁し、且つ前記排気ガス再循環装置
    による排気ガスの再循環を行う第1の運転状態と、前記
    吸気制御弁を開弁し、且つ前記排気ガスの再循環を停止
    する第2の運転状態とを、内燃機関の運転状態に応じて
    切り換える切換手段を有してなる内燃機関の吸入空気量
    制御装置において、 前記第1の運転状態の時に吸入空気量を増量する吸入空
    気量増量手段を設け、前記第1の運転状態における発生
    トルクと前記第2の運転状態における発生トルクとのト
    ルク差を、前記吸入空気量増量手段による吸入空気量の
    増量により発生したトルク分で補償することを特徴とす
    る内燃機関の吸入空気量制御装置。
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