JPH0619932A - 画像形成システム - Google Patents

画像形成システム

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Publication number
JPH0619932A
JPH0619932A JP19616992A JP19616992A JPH0619932A JP H0619932 A JPH0619932 A JP H0619932A JP 19616992 A JP19616992 A JP 19616992A JP 19616992 A JP19616992 A JP 19616992A JP H0619932 A JPH0619932 A JP H0619932A
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JP
Japan
Prior art keywords
image forming
forming apparatus
card
unit
main body
Prior art date
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Application number
JP19616992A
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English (en)
Inventor
Takahiro Atomichi
高広 後路
Teruo Mitsui
輝生 光井
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カード部材と複数の画像形成装置から構成さ
れる画像形成システムにおける使用する画像形成装置の
検索時間を大幅に短縮できる。 【構成】 選択された所望の処理時間デ−タを選択デ−
タとして非接触カード1のカード送受信制御部がカード
送信部の無線送信を制御しながら各画像形成装置が送信
し、上記選択デ−タを本体受信部が受信すると、各画像
形成装置が自ら送信した処理時間デ−タとを照合し、照
合結果が一致する場合に、報知手段が当該画像形成装置
が画像形成対象として選抜された旨を報知する構成を特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置と非接触
カ−ドからなる画像形成システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の画像形成装置によりシステ
ムを構築した場合において、使用者が所望の画像形成モ
ードを実行可能な画像形成装置を使用するには、複数の
画像形成装置の中から最適な画像形成装置、すなわち使
用者の知識に基づき自分の使用する画像形成モードに合
った画像形成装置を選択し、さらに使用者が各画像形成
装置にICカ−ドを挿入することにより、使用者を識別
した後、画像形成処理実行を可能としている。
【0003】さらに、ICカ−ドのような接触方式のカ
−ド媒体ではなく、非接触カ−ドによって各画像形成装
置と無線通信して、各画像形成装置の電源をON/OF
Fする機能を備え、さらに上記無線通信により複数台中
の画像形成装置のうち、未使用状態の画像形成装置を検
索して、その検索結果を非接触カ−ドに備えられた表示
部に表示して、使用者による使用可能な画像形成装置を
紹介するシステムも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像形成システ
ムは上記のように構成されているので、所望とする画像
形成装置の設置位置に移動した際に、当該画像形成装置
が稼動中である場合、さらに、所望とする画像形成装
置、すなわち所望の画像形成モードを実行可能な空き状
態の画像形成装置を使用者が1台1台検索するといった
時間と労力を必要といていた。
【0005】また、カードを挿入して画像形成装置のオ
ペレーションを指示可能な装置においては、カードが頻
繁に着脱される使用環境を考慮して、あらかじめ本体の
挿入口における摩擦や機械的強度を考慮した設計をする
必要があるという、設計上の問題が合った。
【0006】さらに、非接触カ−ド媒体を使用可能な画
像形成システムでは、単に使用可能な空き状態の画像形
成装置を紹介するだけなので、そのような要求が相前後
してなされた場合、その当該画像形成装置の設置位置に
近い使用者が使用可能となってしまうため、先に検索指
示を行った使用者が常に当該画像形成装置を使用できな
くなり、得られた情報が誤ったものと見なされてしまう
等の問題点があった。
【0007】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、非接触カ−ドを利用して画像形成シス
テムが構築された場合において、非接触カ−ドから送信
された要求された画像形成条件を解釈して、当該画像形
成条件に見合う画像形成装置の検索結果を使用者の非接
触カ−ドに返信して表示することにより、要求された画
像形成条件を満たす最適な画像形成装置を照会して使用
者に報知できる画像形成システムを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成シ
ステムは、複数の画像形成装置と、少なくとも1つ以上
の非接触型のカード部材とを有し、前記カード部材が、
前記画像形成装置で設定可能な所望の画像形成モードを
記憶する記憶部と、この記憶部に記憶された所望の画像
形成モードを設定する操作部と、前記画像形成装置から
送信される本体送信データを受信するカード受信部と、
前記操作部から設定された画像形成モードに対応するカ
ードデータまたは前記受信部が受信した本体送信データ
に基づいて選択された選択データを送信するカード送信
部と、データの送受信を制御するカード送受信制御部と
を備え、各画像形成装置が、前記カード部材から送信さ
れたカードデータまたは前記選択データを受信する本体
受信部と、この本体受信部が受信した前記カードデータ
に基づいて本体処理時間を算出する算出手段と、この算
出手段が算出した本体処理時間に基づく処理時間データ
を前記カード部材に送信する本体送信部と、前記本体受
信部が受信した選択データと前記算出手段が算出した本
体処理時間に基づく時間データとを照合して選抜結果を
報知する報知手段と、データの送受信を制御する本体送
受信制御部とを備えてなるものである。
【0009】また、画像形成装置に、本体受信部が受信
した選択データと前記算出手段が算出した本体処理時間
に基づく時間データとが一致する場合に、カード部材か
ら送信要求されている画像形成モードを自動設定するモ
ード設定手段を備えてなるものである。
【0010】さらに、算出手段は、本体受信部が受信し
た前記カードデータに基づいて単位原稿枚数当たりの本
体処理時間を算出するように構成したものである。
【0011】また、算出手段は、本体受信部が受信した
前記カードデータに基づいて総本体処理時間を算出する
ように構成したものである。
【0012】さらに、複数の画像形成装置と、少なくと
も1つ以上の非接触型のカード部材とを有し、前記カー
ド部材が、前記画像形成装置に対する使用要求信号を無
線送信する送信部を備え、前記画像形成装置が各画像形
成装置と通信回線を介して相互に通信する通信手段と、
前記送信部から無線送信される使用要求信号を検出する
検出部と、この検出部の信号検出結果および本体使用状
態に基づいて前記カード部材からの使用可能な他の画像
形成装置を前記通信回線を介して通信検索する検索手段
と、この検索手段の検索結果を報知する報知手段とを備
えてなるものである。
【0013】また、画像形成装置が、残る他の画像形成
装置との配置位置関係を示す位置情報を記憶する記憶部
を備え、報知手段が検索手段の検索結果と前記記憶部に
記憶される配置位置関係を示す位置情報とを照合して最
も近接配置される画像形成装置を次候補として報知する
ように構成したものである。
【0014】さらに、複数の画像形成装置と、少なくと
も1つ以上の非接触型のカード部材とを有し、前記カー
ド部材が、前記画像形成装置に対する使用要求信号を無
線送信する送信部を備え、前記画像形成装置が各画像形
成装置と通信回線を介して相互に通信する通信手段と、
前記送信部から無線送信される使用要求信号を検出する
検出部と、この検出部の信号検出結果および本体使用状
態に基づいて前記カード部材からの使用可能な他の画像
形成装置を前記通信回線を介して通信検索する検索手段
と、この検索手段の検索結果に基づいて休止中の画像形
成装置を予約する予約手段と、この予約手段による予約
状況および前記検索手段の検索結果を報知する報知手段
とを備えてなるものである。
【0015】また、複数の画像形成装置と、少なくとも
1つ以上の非接触型のカード部材とを有し、前記カード
部材が、前記画像形成装置に対する使用要求信号を無線
送信する送信部を備え、各画像形成装置が各カード部材
から無線送信された各使用要求信号を解析して各カード
部材を識別する識別手段と、特定のカード部材からの使
用要求を無効または有効を選別する選別情報を設定する
設定手段と、この設定手段による選別情報および前記識
別手段の識別結果を比較照合して特定のカード部材から
の使用要求の無効または有効を制御する選別制御手段と
を備えてなるものである。
【0016】さらに、複数の画像形成装置と、少なくと
も1つ以上の非接触型のカード部材とを有し、前記カー
ド部材が、前記画像形成装置に対する使用要求信号を無
線送信する送信部を備え、各画像形成装置が各カード部
材から無線送信された各使用要求信号出力状態を検知す
る検知手段と、この検知手段が検知している前記各使用
要求信号検知経過時間に基づいて前記画像形成装置に対
する本体電源の入切を制御する電源制御手段とを備えて
なるものである。
【0017】また、複数の画像形成装置と、少なくとも
1つ以上の非接触型のカード部材とを有し、前記カード
部材が、前記画像形成装置に対する使用要求信号を無線
送信する送信部を備え、各画像形成装置が各カード部材
から無線送信された各使用要求信号出力状態を検知する
検知手段と、この検知手段が検知している前記各使用要
求信号検知経過時間に基づいて前記画像形成装置に対す
る本体電源の入切を制御する電源制御手段と、各画像形
成装置が各カード部材から無線送信された各使用要求信
号を解析して各カード部材を識別する識別手段と、特定
のカード部材からの使用要求を無効または有効を選別す
る選別情報を設定する設定手段と、この設定手段による
選別情報および前記識別手段の識別結果を比較照合し
て、電源制御手段の起動を識別管理する電源管理手段と
を備えてなるものである。
【0018】
【作用】本発明においては、カード部材に備えられた記
憶部に記憶される所望の画像形成モードが操作部より設
定されると、カード送受信制御部がカード送信部の無線
送信を制御しながら所望の画像形成モードに対応するカ
ードデ−タを複数の画像形成装置に無線送信し、上記カ
ードデ−タを本体受信部が受信すると、算出手段が本体
処理時間を算出し、算出された処理時間デ−タが本体送
受信制御部に制御される本体送信部が各カード部材に対
してそれぞれ送信し、各画像形成装置から送信された上
記処理時間デ−タをカード受信部が受信すると、操作部
より所望の処理時間デ−タを選択し、選択された所望の
処理時間デ−タを選択デ−タとしてカード送受信制御部
がカード送信部の無線送信を制御しながら各画像形成装
置が送信し、上記選択デ−タを本体受信部が受信する
と、各画像形成装置が自ら送信した処理時間デ−タとを
照合し、照合結果一致する場合に、報知手段が当該画像
形成装置が画像形成対象として選抜された旨を報知する
ことにより、所望の画像形成モードを実行する上で最適
な画像形成装置候補を使用者に通知することを可能とす
る。
【0019】また、上記選択デ−タを本体受信部が受信
すると、各画像形成装置が自ら送信した処理時間デ−タ
とを照合し、照合結果一致する場合に、モード設定手段
がカード部材から送信された画像形成モードを自動設定
することにより、使用者が選抜された画像形成装置に移
動した際の画像形成モード設定負担を軽減することを可
能とする。
【0020】さらに、算出手段は、本体受信部が受信し
た前記カードデータに基づいて単位原稿枚数当たりの本
体処理時間を算出することにより、少量の画像形成実行
要求を最小時間で処理できる高速な画像形成装置を選抜
することを可能とする。
【0021】また、算出手段は、本体受信部が受信した
前記カードデータに基づいて総本体処理時間を算出する
ことにより、大量の画像形成要求を最小時間で処理でき
る高速な画像形成装置を選抜することを可能とする。
【0022】さらに、カード部材の送信部から無線送信
された使用要求信号を画像形成装置の検出部が検出する
と、検索手段が検出手段の信号検出結果および本体使用
状態に基づいて前記カード部材からの使用可能な他の画
像形成装置を前記通信回線を介して通信検索し、報知手
段が検索結果を報知することにより、当該使用要求を検
出した画像形成装置がたまたま使用中である場合には、
使用可能な次の画像形成装置候補を使用者にその場で通
知することを可能とする。
【0023】また、報知手段が検索手段の検索結果と前
記記憶部に記憶される配置位置関係を示す位置情報とを
照合して最も近接配置される画像形成装置を次候補とし
て報知することにより、使用者が現在位置から最も移動
距離が短い位置に配設された画像形成装置を次の選抜候
補として通知することを可能とする。
【0024】さらに、カード部材の送信部から無線送信
された使用要求信号を画像形成装置の検出部が検出する
と、検索手段が検出手段の信号検出結果および本体使用
状態に基づいて前記カード部材からの使用可能な他の画
像形成装置を前記通信回線を介して通信検索し、この検
索結果に基づいて予約手段が休止中の画像形成装置を予
約し、報知手段がその予約状況および前記検索手段の検
索結果を報知することにより、休止中の画像形成装置か
ら離れている使用者による当該休止中の画像形成装置の
優先使用をその場で確保することを可能とする。
【0025】また、カード部材の送信部から無線送信さ
れた使用要求信号を画像形成装置の検出部が検出する
と、各画像形成装置の識別手段が各カード部材から無線
送信された各使用要求信号を解析して各カード部材を識
別し、設定手段による選別情報および前記識別手段の識
別結果を比較照合して選別制御手段が特定のカード部材
からの使用要求の無効または有効を制御することによ
り、各画像形成装置毎に使用者を特定した使用態様を任
意に設定可能とする。
【0026】さらに、カード部材の送信部から無線送信
された使用要求信号を画像形成装置の検知手段が検知す
ると、検知している前記各使用要求信号検知経過時間に
基づいて電源制御手段が画像形成装置に対する本体電源
の入切を制御することにより、カード部材から無線送信
される使用要求信号による電源通電時間を最適化して、
無駄な電力消費を抑えることを可能とする。
【0027】また、カード部材の送信部から無線送信さ
れた使用要求信号を画像形成装置の検知手段が検知する
と、各画像形成装置の識別手段が各カード部材から無線
送信された各使用要求信号を解析して各カード部材を識
別し、設定手段による選別情報および前記識別手段の識
別結果を比較照合して電源管理手段が電源制御手段の起
動を識別管理することにより、各画像形成装置毎に使用
者を特定した使用態様を任意に設定し、かつ不要な電力
消費を抑えることを可能とする。
【0028】
【実施例】
〔第1実施例〕図1は本発明の第1実施例を示す画像形
成システムにおけるカ−ド媒体の構成を説明する外観図
である。
【0029】図において、1は非接触型のカード本体
(カード)で、カード1の前面側に液晶表示部1−a,
項目矢印キー1−b,1−c,選定矢印キー1−d,1
−e,リセットキー(Rキー)1−f,送信キー1−g
等備え、後述するようにデータ処理機能を実行するマイ
コン,無線送受信処理を実行する送受信部,メモリ等を
有している。
【0030】図2は、図1に示したカード本体1と複数
の画像形成装置から構築される画像形成システムの一例
を示すシステム構成図である。
【0031】図において、2−1〜2−4は画像形成装
置で、種々の画像形成モードを実行可能であるが、各画
像形成装置2−1〜2−4はそれぞれ共通の機能処理お
よび独自の機能処理を実行可能に構成されているが、す
べてを同スペックでシステムを構築するか、それともス
ペックレベルを段階的に異なるシステムを構築するかは
使用者が適宜決定するれば良い。2−1a〜2−4aは
表示ランプで、カ−ド1から送信された画像形成モード
を短時間に処理可能な候補として選択された旨を報知す
る。なお、候補選択処理については後述する。なお、各
画像形成装置2−1〜2−4には後述するようにデータ
処理機能を実行するマイコン,無線送受信処理を実行す
る送受信部,メモリ,画像形成部等を有し、カ−ド1と
相互に無線でデータ通信を行うことができるように構成
されている。
【0032】以下、カード1から要求された画像形成モ
ードに見合う画像形成装置候補検索報知処理について概
略を説明する。なお、(1) 〜(12)は操作手順に相当す
る。
【0033】先ず (1)、使用者によりカード1の液晶表
示部1−aを見ながら各種のキーを操作して所望の画像
形成モードを入力する。次いで (2)、使用者により送信
キー1−gが押下されると、 (3)カード1から画像形成
モードが送信される。このようにして、カード1から画
像形成モードが送信されると、 (4)上記4台の各画像形
成装置2−1〜2−4が送信された画像形成モードを受
信し、各画像形成装置2−1〜2−4が、当該画像形成
モードを実行した場合に、 (5)原稿1枚当たり何秒かか
るかを後述するマイコンが算出する。次いで、 (6)各画
像形成装置2−1〜2−4が個別的に算出した各処理時
間(各画像形成時間)データを送信する。 (7)これをカ
ード1が受信し、 (8)受信した各処理時間データ中から
最小のものを選択し、 (9)その最小の処理時間データを
カード1が各画像形成装置2−1〜2−4に対して送信
する。(10)このようにして送信された最小の処理時間デ
ータを各画像形成装置2−1〜2−4が受信し、(11)当
該受信したデータと各画像形成装置2−1〜2−4がカ
ード1に送信し各自の処理時間データとを比較し、一致
した場合には各自の表示ランプ2−1a〜2−4aを点
灯させるとともに、既に受信した画像形成モードを設定
する。次いで、(12)使用者は表示ランプが点灯している
画像形成装置(選択候補)の配設位置へ移動し、図示し
ない画像形成装置前面操作部に配置されたコピースター
トキーを押下し、画像形成を開始する。
【0034】図3は、図1に示したカード1の概略機能
構成を説明するブロック図である。
【0035】図において、3−aはマイクロコンピュー
タ(マイコン)で、記憶部3−dに記憶された通信処理
プログラム,データ処理プログラムに基づいて図1に示
した各キー入力を処理しながら通信処理,データ処理を
行う。3−bは送信部で、各画像形成装置2−1〜2−
4に対する使用要求および所望の画像形成モードデータ
に基づく特定周波数の電磁波または音波エネルギーに変
換したコード信号を送信する。3−cは受信部で、各画
像形成装置2−1〜2−4から送信される応答信号を受
信し、特に後述する本体処理時間に対応する処理時間デ
ータを受信したら、その各データを記憶部3−dに格納
する。
【0036】図4は、図2に示した画像形成装置2−1
〜2−4の概略機能構成を説明するブロック図である。
【0037】図において、4−aはマイクロコンピュー
タ(マイコン)で、記憶部4−dに記憶された通信処理
プログラム,データ処理プログラム,画像形成処理プロ
グラムに基づいて通信処理,データ処理,画像形成処理
を行う。4−bは送信部で、各画像形成装置のマイコン
4−aが算出した本体処理時間データに基づく特定周波
数の電磁波または音波エネルギーに変換したコード信号
を送信する。4−cは受信部で、使用要求および所望の
画像形成モードデータに基づく特定周波数の電磁波また
は音波エネルギーを受信する。4−dは記憶部で、算出
した当該画像形成装置における要求された画像処理時間
データを一時記憶する。4−eは画像形成部で、公知の
電子写真プロセスを実行するための各機器を備えてい
る。
【0038】このように構成された画像形成システムに
おいて、カード部材(カード1)に備えられた記憶部に
記憶される所望の画像形成モードが操作部より設定され
ると、カード送受信制御部(マイコン3−a)がカード
送信部(送信部3−b)の無線送信を制御しながら所望
の画像形成モードに対応するカードデ−タを複数の画像
形成装置(2−1〜2−4)に無線送信し、上記カード
デ−タを本体受信部(受信部4−c)が受信すると、算
出手段(マイコン4−a)が本体処理時間を算出し、算
出された処理時間デ−タが本体送受信制御部(マイコン
4−a)に制御される本体送信部(送信部4−b)が各
カード部材(カード1)に対してそれぞれ送信し、各画
像形成装置2−1〜2−4から送信された上記処理時間
デ−タをカード受信部(受信部3−c)が受信すると、
操作部より所望の処理時間デ−タを選択し、選択された
所望の処理時間デ−タを選択デ−タとしてカード送受信
制御部(マイコン3−a)がカード送信部(送信部3−
b)の無線送信を制御しながら各画像形成装置2−1〜
2−4が送信し、上記選択デ−タを本体受信部が受信す
ると、各画像形成装置が自ら送信した処理時間デ−タと
を照合し、照合結果が一致する場合に、報知手段(本実
施例ではマイコン4−aが表示ランプ2−1a〜2−4
aを点灯してその旨を報知する)が当該画像形成装置が
画像形成対象として選抜された旨を報知することによ
り、所望の画像形成モードを実行する上で最適な画像形
成装置候補を使用者に通知することを可能とする。
【0039】また、上記選択デ−タを本体受信部が受信
すると、各画像形成装置が自ら送信した処理時間デ−タ
とを照合し、照合結果が一致する場合に、モード設定手
段がカード部材から送信された画像形成モードを自動設
定することにより、使用者が選抜された画像形成装置に
移動した際の画像形成モード設定負担を軽減することを
可能とする。
【0040】さらに、算出手段は、算出手段は、本体受
信部が受信した前記カードデータに基づいて単位原稿枚
数当たりの本体処理時間を算出することにより、少量の
画像形成実行要求を最小時間で処理できる高速な画像形
成装置を選抜することを可能とする。
【0041】また、算出手段は、本体受信部が受信した
前記カードデータに基づいて総本体処理時間を算出する
ことにより、大量の画像形成要求を最小時間で処理でき
る高速な画像形成装置を選抜することを可能とする。
【0042】以下、図5に示すフローチャートを参照し
ながら図1に示したカード1の動作について詳述する。
【0043】図5は、図1に示したカード1のデータ通
信処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、
(1) 〜(15)は各ステップを示す。
【0044】初期設定がなされて(1) 、リセットキー
(Rキー)1−fが押下されると(2)、再度設定されて
いる画像形成モードを標準モードに初期設定する。な
お、本実施例では画像形成モードには、倍率,枚数,用
紙サイズ,ページ連写等の複数の項目があり、記憶部3
−dに記憶されている。
【0045】一方、カ−ド1の項目矢印キー1−b,1
−cが押下されると(3) 、液晶表示部1−a上で項目が
順次変更されながら上下にスクロールされる(4) 。選定
矢印キー1−d,1−eが押下されると(5) 、現在中央
にある項目の設定内容が変化する(6) 。例えば図1に示
した中央にある項目は、用紙サイズで現在の設定は、A
4サイズになっていて選択矢印キー1−d,1−eを押
下すると、A3サイズになったり、B4サイズになった
りする。以上のように、カ−ド1が動作するので、使用
者は自分の使用したい画像形成モードをカ−ド1に設定
することができる。
【0046】このようにして画像形成モードが設定され
た後、カード1の送信キー1−gが押下されると(7) 、
現在設定されている画像形成モードを送信する(8) 。こ
れにより、使用者は自分の使用したい画像形成モードを
カード1から複数の画像形成装置2−1〜2−4に送信
することができる。
【0047】次いで、カード1は送信した直後にマイコ
ン3−a内のタイマT1のカウントを開始し(9) 、タイ
マT1のタイマ値が1sec に達するまで(10)、各画像形
成装置2−1〜2−4から送信される画像形成時間デー
タの受信を待機し(11)、受信したら画像形成時間データ
が最適値かどうかを判定し(12)、NOならばステップ(1
0)に戻り、YESならば当該受信した画像形成時間デー
タを最適値として更新し(13)、記憶部3−dに記憶す
る。
【0048】このようなデータ受信処理を実行し、タイ
マT1のタイマ値が1sec が経過すると、各画像形成装
置2−1〜2−4から送信された各画像形成時間データ
中で最小の値が最適値としてカード1の記憶部3−dに
記憶される。次いで、記憶部3−dに記憶された最適値
を各画像形成装置2−1〜2−4に送信し(14)、その対
の処理を実行し(15)、ステップ(2) に戻る。
【0049】図6は、図2に示した画像形成装置2−1
〜2−4のデータ通信処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。なお、(1) 〜(8) は各ステップを示す。
【0050】先ず、各画像形成装置2−1〜2−4のマ
イコン4−aは、各部を初期化し(1) 、カード1から送
信された画像形成モードを受信したかどうかを判定し
(2) 、NOならばステップ(5) 移行に進み、YESなら
ば各画像形成装置2−1〜2−4のマイコン4−aは、
受信した画像形成モードに基づく原稿1枚当たりの画像
形成時間を個別に算出し(3) 、算出された画像形成時間
を記憶部4−dに記憶させた後、算出された画像形成時
間に対応する画像形成時間データをカード1に送信する
(4) 。次いで、図5に示したステップ(14)の処理実行に
伴ってカード1から送信された最適値データを受信する
のを待機し(5) 、NOならばステップ(8)に戻る。
【0051】一方、ステップ(5) で最適値データを受信
したら、受信した最適値データが記憶部4−eに記憶さ
れた画像形成時間データとが一致するかどうかを判定し
(6)、NOならばステップ(8) 移行に進み、YESなら
ば表示ランプ2−1a〜2−4aのいずれかを点灯する
とともに、受信した画像形成モードを設定する(7) 。次
いで、その他の処理を実行し(8) 、ステップ(2) に戻
る。
【0052】なお、上記実施例では、各画像形成装置2
−1〜2−4には自動原稿給送装置ADFまたは循環式
原稿搬送装置RDF等が接続されていない状態を想定し
た画像形成モードに最適な画像形成装置を検索して報知
する場合について説明したが、各画像形成装置2−1〜
2−4のいずれかに自動原稿給送装置ADFまたは循環
式原稿搬送装置RDFが接続されている場合には、カ−
ド1の設定項目に、自動原稿給送装置ADFまたは循環
式原稿搬送装置RDFに対するモードをも含めて設定可
能に構成し、カ−ド1から送信された画像形成モードを
解析した際に、上記原稿給送に関するモード設定有無に
基づいて画像形成時間を正確に算出する構成であっても
良い。これにより、自動原稿給送装置ADFまたは循環
式原稿搬送装置RDFが装備された画像形成装置を選択
する場合にも、画像形成時間が短縮される画像形成装置
を検索して報知することができる。
【0053】ただし、自動原稿給送装置ADFまたは循
環式原稿搬送装置RDFが装備された画像形成装置に対
して、カ−ド1から送信された画像形成モード中に、上
記原稿給送に関するモード設定が未設定の場合には、原
稿を使用者が手作業で交換するのに要する標準的な時間
を考慮して画像形成時間を算出している。
【0054】なお、上記実施例では、各画像形成装置2
−1〜2−4が独立して配置され、カ−ド1が各画像形
成装置2−1〜2−4と個別に通信する画像形成システ
ムを例にして説明したが、複数の画像形成装置がネット
ワーク接続されて、非接触式のカ−ド1とが無線通信す
る画像形成システムでも本発明を適用できる。以下、図
7等参照しながら詳述する。 〔第2実施例〕図7は本発明の第2実施例を示す画像形
成システムにおける画像形成装置と非接触カ−ドとの構
成を説明するブロック図である。
【0055】図において、11は非接触IDカ−ドで、
後述する送信部から画像形成要求信号を無線送信する。
12は画像形成装置で、シーケンス制御手段21,非接
触カード検出手段22,非接触カード設定手段23,予
約手段24,表示制御手段25,通信制御検索手段26
等を備え、通信手段13を介して他の画像形成装置とネ
ットワーク接続されている。
【0056】このように構成された画像形成システムに
おいて、カード部材の送信部から無線送信された使用要
求信号を画像形成装置の検出部(非接触カード検出手段
22)が検出すると、検索手段(通信制御検索手段2
6)が検出手段の信号検出結果および本体使用状態に基
づいて前記カード部材(非接触IDカ−ド11)からの
使用可能な他の画像形成装置を前記通信回線を介して通
信検索し、この検索結果に基づいて予約手段24が休止
中の画像形成装置を予約し、報知手段(表示制御手段2
5)がその予約状況および前記検索手段の検索結果を報
知することにより、休止中の画像形成装置から離れてい
る使用者による当該休止中の画像形成装置の優先使用を
その場で確保することを可能とする。
【0057】また、カード部材の送信部から無線送信さ
れた使用要求信号を画像形成装置の検出部が検出する
と、各画像形成装置の識別手段が各カード部材から無線
送信された各使用要求信号を解析して各カード部材を識
別し、設定手段による選別情報および前記識別手段の識
別結果を比較照合して選別制御手段が特定のカード部材
からの使用要求の無効または有効を制御することによ
り、各画像形成装置毎に使用者を特定した使用態様を任
意に設定可能とする。
【0058】図8は、図7に示した非接触IDカ−ド1
1の一例を示す外観図である。
【0059】図において、30は非接触カード(本体)
で、送信のON/OFFを設定するスイッチ32をON
状態に設定することにより、送信部31から画像形成要
求信号を無線送信する。
【0060】図9は、図8に示した非接触IDカ−ド1
1の回路構成を説明するブロック図である。
【0061】図において、33は電源となる電池で、ス
イッチ32のON/OFFにより発振部34への給電が
制御される。発振部34は、電池33から供給される電
力から周波数fの信号(画像形成要求信号)を作り、送
信部35を通じてアンテナ36から電波を発射する。な
お、アンテナ36から発射された電波の受信範囲は、電
池33から供給される電力により決定される。 〔第3実施例〕図10は本発明の第3実施例を示す画像
形成システムの概略構成を説明するブロック図である。
【0062】図において、PPC1〜PPCnは原稿複
写処理を行う画像形成装置で、各々無線または有線L1
〜L(n−1)でそれぞれのコントローラ1b〜nbが
結合されていて、各装置間で必要な情報は無線または有
線を通してやり取りされる。1a〜Naは検出装置で、
非接触IDカ−ド(非接触カード)NCC1〜NCCm
からの送信信号を識別検出する。各画像形成装置PPC
1〜PPCnは、通常各々の非接触カードからの信号を
検知すると、画像形成装置PPC1〜PPCnのパワー
スイッチ(SW)がOFFの時は、ONとする。通常、
これらの画像形成装置PPC1〜PPCnは、パワース
イッチSWがONされていても非接触カードNCC1〜
NCCmの信号を検知していない場合、コピー不可能な
スタンバイ状態としておく。そして、非接触カ−ドNC
C1〜NCCmからの送信信号を検知した場合、当該画
像形成装置はコピー可能状態にする。
【0063】このように構成された画像形成システムに
おいて、カード部材(非接触IDカ−ド(非接触カー
ド)NCC1〜NCCm)の送信部から無線送信された
使用要求信号を画像形成装置(PPC1〜PPCn)の
検出部(後述する図11のカード検出器42,45,4
8)が検出すると、検索手段(後述する図11のコント
ローラ部43,46,49)が検出手段の信号検出結果
および本体使用状態に基づいて前記カード部材からの使
用可能な他の画像形成装置を前記通信回線を介して通信
検索し、報知手段(本実施例では後述する図11のコン
トローラ部43,46,49が操作パネル51〜53に
表示することによる)が検索結果を報知することによ
り、当該使用要求を検出した画像形成装置がたまたま使
用中である場合には、使用可能な次の画像形成装置候補
を使用者にその場で通知することを可能とする。
【0064】また、報知手段が検索手段の検索結果と前
記記憶部に記憶される配置位置関係を示す位置情報とを
照合して最も近接配置される画像形成装置を次候補とし
て報知することにより、使用者が現在位置から最も移動
距離が短い位置に配設された画像形成装置を次の選抜候
補として通知することを可能とする。
【0065】更に、画像形成装置がコピー中の時は、使
用者以外の非接触カードを検出すると、そのコピーの表
示部の一部に使用可能な最も近くの画像形成装置を紹介
表示する。以下、有線による通信を行う場合について、
図11を参照しながら説明する。
【0066】図11は本発明の第3実施例を示す画像形
成システムの一例を示す構成ブロック図であり、例えば
3台の画像形成装置PPC1〜PPC3が回線コントロ
ーラ54を介して接続された状態を示す。
【0067】この図に示されるように、回線コントロー
ラ54と各画像形成装置PPC1〜PPC3は対応する
コネクタ44b,47b,50bおよび本体コネクタ4
4a,47a,50aを介してそれぞれネットワーク接
続されており、画像形成装置PPC1にはカード検出器
42,コントローラ部43を備え、画像形成装置PPC
2にはカード検出器45,コントローラ部46を備え、
画像形成装置PPC3にはカード検出器48,コントロ
ーラ部49を備えている。また、コントローラ部43,
46,49は各コネクタを介して相互に通信信号を送受
信する。
【0068】また、画像形成装置PPC1には操作パネ
ル51を備え、表示部51a,51bを有し、画像形成
装置PPC2には操作パネル52を備え、表示部52
a,52bを有し、画像形成装置PPC3には操作パネ
ル53を備え、表示部53a,53bを有している。以
下、非接触カ−ド41と各画像形成装置PPC1〜PP
C3とのデータ通信処理動作について説明する。
【0069】図11は、現在、非接触カード41ではな
い図示されない他の非接触カ−ドにより起動され、稼動
中である画像形成装置PPC1に非接触カード41をも
った人が近づいた例を示す。画像形成装置PPC1はカ
ード検出器42により非接触カード41の信号を検出す
ると、それをコントローラ部43に通知する。コントロ
ーラ部43は、画像形成装置PPC1がコピー中である
ことを知っているので、回線コントローラ54を通じて
未使用の画像形成装置を以下のようにコントローラ部4
3から検索する。
【0070】すなわち、コントローラ部43から回線コ
ントローラ54の送信線により画像形成装置PPC2の
信号受信部に使用中であるかどうか問い合わせのための
照会信号を送出する。この場合、画像形成装置PPC2
はスタンバイ中なので画像形成装置PPC1からの送信
信号を受信した画像形成装置PPC2のコントローラ部
46は、回線の送信線により使用可能であることを知ら
せる信号を画像形成装置PPC1に送出する。この画像
形成装置PPC2からの信号を受信した画像形成装置P
PC1のコントローラ部43は、その操作パネル51の
表示部51bに照会結果となる「PPC2が使用可能」
の表示を行うための表示制御を行う。
【0071】もし、画像形成装置PPC2がコピー中の
場合、画像形成装置PPC2のコントローラ部46は、
画像形成装置PPC1へ使用不可能であることを知らせ
る照会結果信号を画像形成装置PPC1に送出する。こ
の照会結果信号を受け取った画像形成装置PPC1は画
像形成装置PPC3に同様の送信を行い、画像形成装置
PPC3が使用可能であれば表示部53bに照会結果と
なる「画像形成装置PPC3が使用可能」の表示を行う
ための表示制御を行い、もし、画像形成装置PPC3も
コピー中の場合は、画像形成装置PPC1へ使用不可能
であることを知らせる信号を送出し、それを受信した画
像形成装置PPC1は、表示部51bに照会結果となる
「すべて使用中です」の表示を行うための制御を行う。
以上、画像形成装置PPC1を基準としてスタンバイ中
の画像形成装置を検索してその候補を報知する場合につ
いて説明したが、画像形成装置PPC2,PPC3を基
準としても同様である。
【0072】図12は、図11に示した回線コントロー
ラ54と各画像形成装置PPC1〜PPC3との通信機
構を示す詳細図であり、図11と同一のものには同じ符
号を付してある。なお、現在回線コントローラ54が画
像形成装置PPC1と画像形成装置PPC2とを接続し
ている状態に対応する。
【0073】以下、非接触カード41からの指示を検出
した画像形成装置が稼動中である場合に、当該画像形成
装置に近接されるスタンバイ中の画像形成装置を検索し
て報知する処理について説明する。
【0074】この場合、各画像形成装置PPC1〜PP
C3のコントローラ部43,46,49の不揮発性メモ
リに対して、各画像形成装置PPC1〜PPC3を基準
として、近接される画像形成装置から順に候補選択順位
を示す情報(本実施例では位置関係を示すデータ)を入
力する。なお、この入力は、複数台の画像形成装置を新
規導入の際、または順次入れ替えまたは配置替え実行時
にその情報を更新するものとする。
【0075】このように候補選択順位を示す情報を更新
管理することにより、上記同様の未使用の画像形成装置
を検索する際に、未使用の画像形成装置が1台みつかっ
た時点で検索処理を終了することなく、すべての未使用
の画像形成装置の検索を実行し、検索された画像形成装
置に対する上記候補選択順位を示す情報を比較して、最
も近い未使用の画像形成装置を候補として使用者に報知
する。
【0076】例えば各画像形成装置PPC1〜PPC3
が図13に示すように(各画像形成装置PPC1〜PP
C3との相互の距離関係は、図中の本体の大きさの差で
示す)ように配設されている場合、各画像形成装置PP
C1〜PPC3には、位置関係を示すデータ,が回
のように記憶されている。
【0077】 画像形成装置PPC1:画像形成装置PPC3,画
像形成装置PPC2 画像形成装置PPC2:画像形成装置PPC3,画
像形成装置PPC1 画像形成装置PPC3:画像形成装置PPC1,画
像形成装置PPC2 図13に示すようにシステムが構築された場合には、画
像形成装置PPC1を例とすれば、画像形成装置PPC
3が最も近くに設置され、次に画像形成装置PPC2が
設置されていることを判別する位置関係を示すデータ
,がコントローラ部43の不揮発性メモリに記憶さ
れている。
【0078】ここで、画像形成装置PPC1が稼動中
で、非接触カード41を所持する使用者がスイッチ32
をONした状態で画像形成装置PPC1に近づいたとす
ると、この場合、画像形成装置PPC1は稼動中なので
通信回線を利用して未使用画像形成装置を検索に行く。
画像形成装置PPC2にアクセスすると、画像形成装置
PPC2は未使用なのでその情報が回線コントローラ5
4を介して画像形成装置PPC1のコントローラ部43
に返信されてくる。次いで、画像形成装置PPC3にも
同様のアクセスを実行すると、画像形成装置PPC3も
未使用なのでその情報が回線コントローラ54を介して
画像形成装置PPC1のコントローラ部43に返信され
てくる。
【0079】そこで、画像形成装置PPC1のコントロ
ーラ部43は、あらかじ記憶されている上記位置関係を
示すデータ,を参照して、データに対応する画像
形成装置PPC3の方が近いので、表示部51bに「画
像形成装置PPC3が使用可能」の表示を行う。
【0080】このように、表示部51bに「画像形成装
置PPC3が使用可能」の表示により使用者は、画像形
成装置PPC3の設置位置への移動を開始するが、その
間に非接触カードを所持した他の使用者が割込み使用を
開始する恐れがある。そこで、未使用の画像形成装置を
検索した後、使用予約を行い、移動後の使用を確保でき
るように構成しても良く、以下その場合について詳述す
る。
【0081】先ず、これまで通り、未使用の画像形成装
置の検索を上述の通り実行した結果、未使用の画像形成
装置があった場合(例えば画像形成装置PPC2)、こ
れまでのように「画像形成装置PPC2が使用可能」の
表示とともに、「画像形成装置PPC2を予約します
か」の表示を図14の(a)に示すように操作パネル5
1の表示部51bに表示する。もし、予約したい場合は
予約キー51cを押下することによって予約のための動
作を行う。すなわち、画像形成装置PPC1は回線コン
トローラ54を通じて画像形成装置PPC2のコントロ
ーラ部46に予約するための信号を送出する。信号を受
け取った画像形成装置PPC2は、その間、他の非接触
カードを検知しなかたった場合は、予約を受け付け、画
像形成装置PPC2の操作パネル52の表示部52b
に、図14の(b)に示すように「このコピーは予約中
です」の表示を行うとともに、予約した非接触カード以
外の非接触カードの信号を検知してもコピー不可能とす
る。そして、画像形成装置PPC1に回線コントローラ
54を通じて予約を受け付けたことを知らせる信号を送
出する。その信号を受け付けた画像形成信号PPC1
は、その操作パネル51の表示部51bに、図14の
(c)に示すように「画像形成装置PPC2を予約しま
した」の表示を行う。なお、予約した非接触カード41
の信号を検知しなくなると、画像形成装置PPC1は、
表示部51bの「画像形成装置PPC2を予約しまし
た」の表示を消す。そして、予約した非接触カードを所
持して使用者が画像形成装置PPC2に近づくと、画像
形成装置PPC2はコピー予約状態からコピー可能状態
に設定する。そして、画像形成動作が終了すると、予約
状態から抜けて、スタンバイ状態となる。
【0082】以下、図15〜図18を参照しながら本発
明に係る画像形成システムにおけるデータ通信処理動作
について説明する。
【0083】図15は本発明に係る画像形成システムに
おける非接触カード41とのデータ処理手順の一例を示
すフローチャートである。なお、(1) 〜(7) は各ステッ
プを示す。また、各画像形成装置PPC1〜PPC3は
パワースイッチSWがオフされてもバッテリでバックア
ップされている。
【0084】このような状態で、非接触カードからの送
信信号を絶えず監視(1) 、この送信信号を受信すると、
パワースイッチ(パワーSW)をONする(2) 。その
後、図16に示すサブルーチン1(SUB1)の処理に
移行し(3) 、サブルーチン1を終了すると、他の画像形
成装置から予約がなされているかどうかを判定し(4) 、
YESならばステップ(7) に進み、図18に示すサブル
ーチン3(SUB3)の処理に移行し、サブルーチン1
を終了すると、最終操作から所定時間経過したかどうか
を判定し(5) 、NOならばステップ(3) に戻り、YES
ならばパワースイッチSWをオフし(6) 、ステップ(1)
に戻る。
【0085】図16は、図15に示したサブルーチン1
の詳細手順の一例を示すフローチャートである。なお、
(1) 〜(11)は各ステップを示す。
【0086】先ず、非接触カードの信号が検出されたま
まかどうかを判定し(1) 、もNOならばリターンし、Y
ESならば当該画像形成装置(本体)が稼動中(コピー
中)かどうかを判定し(2) 、NOならば操作者の操作に
応じた動作を行い(3) 、リータンする。
【0087】一方、ステップ(2) の判定でYESの場合
は、当該操作者以外の非接触カードを検出したかどうか
を判定し(4) 、NOならばリターンし、YESならば未
使用の画像形成装置を検索処理を開始し(5) 、使用可能
な画像形成装置があるかどうかを判定し(6) 、NOなら
ば「すべて使用中です」の表示を当該画像形成装置の表
示部に表示し(7) 、リターンする。
【0088】一方、ステップ(6) の判定でYESの場合
は、当該画像形成装置から最も近接した地点に配置され
た画像形成装置を候補として表示部に表示し(8) 、後述
する図17に示すサブルーチン2(SUB2)の処理に
移行し(9) 、サブルーチン2を終了すると、コピー操作
以外の非接触カードを検出しているかどうかを判定し(1
0)、NOならばステップ(8) で表示した表示内容を消し
(11)、処理を終了する。
【0089】図17は、図16に示したサブルーチン2
の詳細手順の一例を示すフローチャートである。なお、
(1) 〜(7) は各ステップを示す。
【0090】図16に示したステップ(8) で最も近接し
た地点に配置された画像形成装置が使用候補として表示
部に表示されたら、前処理で検索された画像形成装置P
PCx(xは複数台中の選択された候補を示す)に対
し、「画像形成装置PPCxを予約しますか」というメ
ッセージを出力するとともに(1) 、タイマをスタートす
る(2) 。そして、予約キーが押下されたかどうかを判定
し(3) 、NOならばステップ(6) に進み、所定時間が経
過したかどうかを判定し、NOならばステップ(3) に戻
り、YESならば「画像形成装置PPCxを予約します
か」というメッセージ表示を消して(7) 、処理を終了す
る。
【0091】一方、ステップ(3) の判定でYESの場合
は、画像形成装置PPCxを予約待ち状態する信号を画
像形成装置PPCxに送出し(4) 、予約した非接触カー
ドの識別信号を送った後(5) 、処理を終了する。
【0092】図18は、図15に示したサブルーチン3
の詳細手順の一例を示すフローチャートである。なお、
(1) 〜(10)は各ステップを示す。
【0093】図15に示したステップ(4) の判定がYE
Sとなると、「予約中です」の表示を出すとともに(1)
、所定時間のタイマをスタートする(2) 。次いで、所
定時間経過中に予約した非接触カードを検出したかどう
かを判定し(3) 、NOならば所定時間経過後 (9)、ステ
ップ(7) 移行に進む。
【0094】一方、ステップ(3) の判定でYESの場合
は、タイマをリセットし(4) 、「コピーできます」の表
示とともに、操作者の操作に応じた動作を行う(5) 。次
いで、コピー終了を待機し(6) 、コピーが終了したら、
任意の非接触カードを検出しているかどうかを判定し
(7) 、YESならばサブルーチン1(SUB1)の実行
に処理を移し(10)、NOならば当該画像形成装置をスタ
ンバイ状態として(8) 、処理を終了する。
【0095】なお、上記実施例では非接触カードと複数
の画像形成装置とで構成される画像形成システムにおい
て、非接触カードから送信された信号を検知して当該画
像形成装置の電源をオンし、種々の画像形成装置の検
索,予約処理等を詳述したが、非接触カードからの送信
信号を識別して、当該画像形成装置の電源ON/OFF
制御およびコピー実行制御動作について以下詳述する。
【0096】図19は非接触カード検出部を備えた画像
形成装置の外観図であり、内容は図11に示した装置と
同様の構成であり、100は本体で、図8に示した非接
触カード30の送信信号を検出する検出部101を備え
ている。
【0097】図20は、図19に示した検出部101の
詳細構成を説明する回路ブロック図である。
【0098】図において、110はAC入力部、111
は画像形成装置のコントローラ部114の信号に基づい
てACラインを繋いだり切ったりするリレで、パワース
イッチとして機能する。112はDC電源で、画像形成
装置のいろいろな負荷ヘ供給されるDC電力を作り出
す。113は電池で、リレー111がオフの時、コント
ローラ部114内のマイクロコンピュータと非接触ID
カードの検知のための回路を動作させておく、バックア
ップ電源として機能する。115は検知回路で、アンテ
ナ116により受信した非接触IDカードの信号を検知
する。
【0099】このように構成された画像形成システムに
おいて、カード部材(非接触カード30)の送信部から
無線送信された使用要求信号を画像形成装置の検知手段
(検知回路115)が検知すると、検知している前記各
使用要求信号検知経過時間に基づいて電源制御手段(コ
ントローラ部114)が画像形成装置に対する本体電源
の入切を制御することにより、カード部材から無線送信
される使用要求信号による電源通電時間を最適化して、
無駄な電力消費を抑えることを可能とする。
【0100】また、カード部材の送信部から無線送信さ
れた使用要求信号を画像形成装置の検知手段が検知する
と、各画像形成装置の識別手段(コントローラ部11
4)が各カード部材から無線送信された各使用要求信号
を解析して各カード部材を識別し、設定手段による選別
情報および識別手段の識別結果を比較照合して電源管理
手段が電源制御手段の起動を識別管理することにより、
各画像形成装置毎に使用者を特定した使用態様を任意に
設定し、かつ不要な電力消費を抑えることを可能とす
る。
【0101】先ず、非接触カード30のスイッチ32を
オンにすると、送信部31から当該カード特有の周波数
fの電波信号が常時放射される。この非接触カード30
を所持して本体100に接近すると、検出部101にて
非接触カード30の信号を検知する。
【0102】具体的には、アンテナ116で受信した信
号が検知回路115で検知し、コントローラ部114へ
通知する。この信号を受け取ると、コントローラ部11
4は、第1のタイマ114aをスタートし、上記非接触
カード30からの信号を検出している間、常時経時処理
を進行させ、所定時間経過する前に上記非接触カード3
0からの信号を検知しなくなった場合、コントローラ部
114は第1のタイマ114aをクリアする。もし、上
記信号を検出した状態で所定時間経過した場合、コント
ローラ部114はリレー111をONするための信号を
出力する。これに呼応して、リレー111がONし、画
像形成装置のメイン電源となるDC電源112がONす
ると同時に第1のタイマ114aをクリアする。
【0103】コピー動作以外で、非接触カード30の信
号を検知しなくなった場合、コントローラ部114は、
第2のタイマ114bをスタートさせ、経時時間が所定
時間に達したら、リレー111をOFFするための信号
を出力する。これに呼応して、リレー111がOFF
し、画像形成装置のメイン電源となるDC電源112が
OFFすると同時に第2のタイマ114bをクリアす
る。もし、第2のタイマ114bが上記所定時間を経時
する以前に上記非接触カード30からの信号を検出した
場合は、第2のタイマ114bをクリアする。
【0104】ところで、DC電源112が立ち上がった
後、非接触IDカード30の信号を検知していない場
合、画像形成動作を禁止する。そして、任意の非接触I
Dカードの信号を検知すると、画像形成動作を可能とす
る。
【0105】また、あらかじめ設定された非接触IDカ
ードのみ動作を可能とすることもできる。すなわち、画
像形成装置の本体100の操作部(図示しない)から、
特定の非接触カードのコードをコントローラ部114の
不揮発性メモリ114cに入力して管理し、当該登録さ
れた非接触カードに対応する信号を検知した場合に限っ
て、画像形成処理実行を可能とするように制御しても良
い。
【0106】以下、図21〜図23を参照しながら本発
明に係る画像形成システムにおける本体電源立ち上げ制
御動作等について説明する。
【0107】図21は本発明に係る画像形成システムに
おける本体電源立ち上げ制御手順の一例を示すフローチ
ャートである。なお、(1) 〜(15)は各ステップを示す。
【0108】コントローラ部114は、非接触カード3
0の信号を常時監視し、非接触カード30の信号を検知
すると(1) 、第1のタイマ114aをスタートし(2) 、
第1のタイマ114aが所定時間経過したかどうかを判
定し(3) 、YESならば第1のタイマ114aをクリア
し(4) 、メイン電源となるDC電源112がONする
(5) 。
【0109】一方、ステップ(3) の判定でNOの場合
は、非接触カード30の信号を検知したままの状態かど
うかを判定し(12)、YESならばステップ(3) に戻り、
NOならば第1のタイマ114aをクリアして(13)、ス
テップ(1) に戻る。
【0110】このようにして、電源がON状態となる
と、後述するメインSUB1に示す処理を実行する(6)
。このメインSUB1に示す処理を終了したら、非接
触カード30の信号を検知したままの状態かどうかを判
定し(7) 、YESならばステップ(6) に戻り、NOなら
ばコントローラ部114は、第2のタイマ114bをス
タートさせ(8) 、第2のタイマ114bが所定時間経過
したかどうかを判定し(9)、YESならば第2のタイマ
114bをクリアして(10)、メイン電源となるDC電源
112をOFFし(11)、ステップ(1) に戻る。
【0111】一方、ステップ(9) の判定で、第2のタイ
マ114bが所定時間を経時する以前に非接触カード3
0の信号を検知したかどうかを判定し(14)、NOならば
ステップ(9) に戻り、YESならば第2のタイマ114
bをクリアし(15)、ステップ(6) に戻る。
【0112】図22は、図21に示したメインSUB1
の詳細手順の一例を示すフローチャートである。なお、
(1) ,(2) は各ステップを示す。
【0113】先ず、非接触カード30の信号を現在検知
している状態かどうかを判定し(1)、NOならばリター
ンし、YESならば操作部で操作者が設定した画像形成
モードに基づいて画像形成処理動作を実行し(2) 、リタ
ーンする。
【0114】図23は本発明に係る画像形成システムに
おける非接触カード登録処理手順の一例を示すフローチ
ャートである。なお、(1) 〜(3) は各ステップを示す。
また、本処理は割込み処理として実行される。
【0115】先ず、操作部上に配置された登録スイッチ
あるいはそれに対応する入力操作がなされかどうかを監
視して(1) 、登録スイッチ等が押下された場合には
(2)、非接触カード30の、例えば送信周波数に対応し
たコードを不揮発性メモリ114cに記憶させ(3) 、処
理を終了する。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、カード
部材に備えられた記憶部に記憶される所望の画像形成モ
ードが操作部より設定されると、カード送受信制御部が
カード送信部の無線送信を制御しながら所望の画像形成
モードに対応するカードデ−タを複数の画像形成装置に
無線送信し、上記カードデ−タを本体受信部が受信する
と、算出手段が本体処理時間を算出し、算出された処理
時間デ−タが本体送受信制御部に制御される本体送信部
が各カード部材に対してそれぞれ送信し、各画像形成装
置から送信された上記処理時間デ−タをカード受信部が
受信すると、操作部より所望の処理時間デ−タを選択
し、選択された所望の処理時間デ−タを選択デ−タとし
てカード送受信制御部がカード送信部の無線送信を制御
しながら各画像形成装置が送信し、上記選択デ−タを本
体受信部が受信すると、各画像形成装置が自ら送信した
処理時間デ−タとを照合し、照合結果が一致する場合
に、報知手段が当該画像形成装置が画像形成対象として
選抜された旨を報知するように構成したので、所望の画
像形成モードを実行する上で最適な画像形成装置候補を
使用者に通知することができる。
【0117】また、上記選択デ−タを本体受信部が受信
すると、各画像形成装置が自ら送信した処理時間デ−タ
とを照合し、照合結果一致する場合に、モード設定手段
がカード部材から送信された画像形成モードを自動設定
するように構成したので、使用者が選抜された画像形成
装置に移動した際の画像形成モード設定負担を軽減する
ことができる。
【0118】さらに、算出手段は、本体受信部が受信し
た前記カードデータに基づいて単位原稿枚数当たりの本
体処理時間を算出するように構成したので、少量の画像
形成実行要求を最小時間で処理できる高速な画像形成装
置を選抜することができる。
【0119】また、算出手段は、本体受信部が受信した
前記カードデータに基づいて総本体処理時間を算出する
ように構成したので、大量の画像形成要求を最小時間で
処理できる高速な画像形成装置を選抜することができ
る。
【0120】さらに、カード部材の送信部から無線送信
された使用要求信号を画像形成装置の検出部が検出する
と、検索手段が検出手段の信号検出結果および本体使用
状態に基づいて前記カード部材からの使用可能な他の画
像形成装置を前記通信回線を介して通信検索し、報知手
段が検索結果を報知するように構成したので、当該使用
要求を検出した画像形成装置がたまたま使用中である場
合には、使用可能な次の画像形成装置候補を使用者にそ
の場で通知することができる。
【0121】また、報知手段が検索手段の検索結果と前
記記憶部に記憶される配置位置関係を示す位置情報とを
照合して最も近接配置される画像形成装置を次候補とし
て報知するように構成したので、使用者が現在位置から
最も移動距離が短い位置に配設された画像形成装置を次
の選抜候補として通知することができる。
【0122】さらに、カード部材の送信部から無線送信
された使用要求信号を画像形成装置の検出部が検出する
と、検索手段が検出手段の信号検出結果および本体使用
状態に基づいて前記カード部材からの使用可能な他の画
像形成装置を前記通信回線を介して通信検索し、この検
索結果に基づいて予約手段が休止中の画像形成装置を予
約し、報知手段がその予約状況および前記検索手段の検
索結果を報知するように構成したので、休止中の画像形
成装置から離れている使用者による当該休止中の画像形
成装置の優先使用をその場で確保することができる。
【0123】また、カード部材の送信部から無線送信さ
れた使用要求信号を画像形成装置の検出部が検出する
と、各画像形成装置の識別手段が各カード部材から無線
送信された各使用要求信号を解析して各カード部材を識
別し、設定手段による選別情報および前記識別手段の識
別結果を比較照合して選別制御手段が特定のカード部材
からの使用要求の無効または有効を制御するように構成
したので、各画像形成装置毎に使用者を特定した使用態
様を任意に設定することができる。
【0124】さらに、カード部材の送信部から無線送信
された使用要求信号を画像形成装置の検知手段が検知す
ると、検知している前記各使用要求信号検知経過時間に
基づいて電源制御手段が画像形成装置に対する本体電源
の入切を制御するように構成したので、カード部材から
無線送信される使用要求信号による電源通電時間を最適
化して、無駄な電力消費を抑えることができる。
【0125】また、カード部材の送信部から無線送信さ
れた使用要求信号を画像形成装置の検知手段が検知する
と、各画像形成装置の識別手段が各カード部材から無線
送信された各使用要求信号を解析して各カード部材を識
別し、設定手段による選別情報および前記識別手段の識
別結果を比較照合して電源管理手段が電源制御手段の起
動を識別管理するように構成したので、各画像形成装置
毎に使用者を特定した使用態様を任意に設定し、かつ不
要な電力消費を抑えることができる。
【0126】従って、カード部材と複数の画像形成装置
から構成される画像形成システムにおける使用する画像
形成装置の検索時間を大幅に短縮できると共に、使用者
の使用態様に応じた識別使用状況を管理することも可能
となり、システムの可動効率を格段に向上できる等の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す画像形成システムに
おけるカード媒体の構成を説明する外観図である。
【図2】図1に示したカード本体と複数の画像形成装置
から構築される画像形成システムの一例を示すシステム
構成図である。
【図3】図に示したカードの概略構成を説明するブロッ
ク図である。
【図4】図2に示した画像形成装置の概略構成を説明す
るブロック図である。
【図5】図1に示したカードのデータ通信処理手順の一
例を示すフローチャートである。
【図6】図2に示した画像形成装置のデータ通信処理手
順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施例を示す画像形成システムに
おける画像形成装置と非接触カードとの構成を説明する
ブロック図である。
【図8】図7に示した非接触IDカードの一例を示す外
観図である。
【図9】図8に示した非接触IDカードの回路構成を説
明するブロック図である。
【図10】本発明の第3実施例を示す画像形成システム
の概略構成を説明するブロック図である。
【図11】本発明の第3実施例を示す画像形成システム
の一例を示す構成ブロック図である。
【図12】図11に示した回線コントローラと各画像形
成装置との通信機構を示す詳細図である。
【図13】各画像形成装置相互の近接配置関係状態を示
す模式図である。
【図14】図11に示した表示パネル上の予約表示状態
を示す図である。
【図15】本発明に係る画像形成システムにおける非接
触カードとのデータ処理手順の一例を示すフローチャー
トである。
【図16】図15に示したサブルーチン1の詳細手順の
一例を示すフローチャートである。
【図17】図16に示したサブルーチン2の詳細手順の
一例を示すフローチャートである。
【図18】図15に示したサブルーチン3の詳細手順の
一例を示すフローチャートである。
【図19】非接触カード検出部を備えた画像形成装置の
外観図である。
【図20】図19に示した検出部の詳細構成を説明する
回路ブロック図である。
【図21】本発明に係る画像形成システムにおける本体
電源立ち上げ制御手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図22】図21に示したメインSUB1の詳細手順の
一例を示すフローチャートである。
【図23】本発明に係る画像形成システムにおける非接
触カード登録処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 非接触カード 2−1 画像形成装置 2−2 画像形成装置 2−3 画像形成装置 2−4 画像形成装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像形成装置と、少なくとも1つ
    以上の非接触型のカード部材とを有し、前記カード部材
    が、前記画像形成装置で設定可能な所望の画像形成モー
    ドを記憶する記憶部と、この記憶部に記憶された所望の
    画像形成モードを設定する操作部と、前記画像形成装置
    から送信される本体送信データを受信するカード受信部
    と、前記操作部から設定された画像形成モードに対応す
    るカードデータまたは前記受信部が受信した本体送信デ
    ータに基づいて選択された選択データを送信するカード
    送信部と、データの送受信を制御するカード送受信制御
    部とを備え、各画像形成装置が、前記カード部材から送
    信されたカードデータまたは前記選択データを受信する
    本体受信部と、この本体受信部が受信した前記カードデ
    ータに基づいて本体処理時間を算出する算出手段と、こ
    の算出手段が算出した本体処理時間に基づく処理時間デ
    ータを前記カード部材に送信する本体送信部と、前記本
    体受信部が受信した選択データと前記算出手段が算出し
    た本体処理時間に基づく時間データとを照合して選抜結
    果を報知する報知手段と、データの送受信を制御する本
    体送受信制御部とを備えてなることを特徴とする画像形
    成システム。
  2. 【請求項2】 画像形成装置に、本体受信部が受信した
    選択データと前記算出手段が算出した本体処理時間に基
    づく時間データとが一致する場合に、カード部材から送
    信要求されている画像形成モードを自動設定するモード
    設定手段を具備したことを特徴とする請求項1記載の画
    像形成システム。
  3. 【請求項3】 算出手段は、本体受信部が受信した前記
    カードデータに基づいて単位原稿枚数当たりの本体処理
    時間を算出することを特徴とする請求項1記載の画像形
    成システム。
  4. 【請求項4】 算出手段は、本体受信部が受信した前記
    カードデータに基づいて総本体処理時間を算出すること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  5. 【請求項5】 複数の画像形成装置と、少なくとも1つ
    以上の非接触型のカード部材とを有し、前記カード部材
    が、前記画像形成装置に対する使用要求信号を無線送信
    する送信部を備え、前記画像形成装置が各画像形成装置
    と通信回線を介して相互に通信する通信手段と、前記送
    信部から無線送信される使用要求信号を検出する検出部
    と、この検出部の信号検出結果および本体使用状態に基
    づいて前記カード部材からの使用可能な他の画像形成装
    置を前記通信回線を介して通信検索する検索手段と、こ
    の検索手段の検索結果を報知する報知手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像形成システム。
  6. 【請求項6】 画像形成装置が、残る他の画像形成装置
    との配置位置関係を示す位置情報を記憶する記憶部を備
    え、報知手段が検索手段の検索結果と前記記憶部に記憶
    される配置位置関係を示す位置情報とを照合して最も近
    接配置される画像形成装置を次候補として報知すること
    を特徴とする請求項5記載の画像形成システム。
  7. 【請求項7】 複数の画像形成装置と、少なくとも1つ
    以上の非接触型のカード部材とを有し、前記カード部材
    が、前記画像形成装置に対する使用要求信号を無線送信
    する送信部を備え、前記画像形成装置が各画像形成装置
    と通信回線を介して相互に通信する通信手段と、前記送
    信部から無線送信される使用要求信号を検出する検出部
    と、この検出部の信号検出結果および本体使用状態に基
    づいて前記カード部材からの使用可能な他の画像形成装
    置を前記通信回線を介して通信検索する検索手段と、こ
    の検索手段の検索結果に基づいて休止中の画像形成装置
    を予約する予約手段と、この予約手段による予約状況お
    よび前記検索手段の検索結果を報知する報知手段とを備
    えたことを特徴とする画像形成システム。
  8. 【請求項8】 複数の画像形成装置と、少なくとも1つ
    以上の非接触型のカード部材とを有し、前記カード部材
    が、前記画像形成装置に対する使用要求信号を無線送信
    する送信部を備え、各画像形成装置が各カード部材から
    無線送信された各使用要求信号を解析して各カード部材
    を識別する識別手段と、特定のカード部材からの使用要
    求を無効または有効を選別する選別情報を設定する設定
    手段と、この設定手段による選別情報および前記識別手
    段の識別結果を比較照合して特定のカード部材からの使
    用要求の無効または有効を制御する選別制御手段とを備
    えてなることを特徴とする画像形成システム。
  9. 【請求項9】 複数の画像形成装置と、少なくとも1つ
    以上の非接触型のカード部材とを有し、前記カード部材
    が、前記画像形成装置に対する使用要求信号を無線送信
    する送信部を備え、各画像形成装置が各カード部材から
    無線送信された各使用要求信号出力状態を検知する検知
    手段と、この検知手段が検知している前記各使用要求信
    号検知経過時間に基づいて前記画像形成装置に対する本
    体電源の入切を制御する電源制御手段とを備えてなるこ
    とを特徴とする画像形成システム。
  10. 【請求項10】 複数の画像形成装置と、少なくとも1
    つ以上の非接触型のカード部材とを有し、前記カード部
    材が、前記画像形成装置に対する使用要求信号を無線送
    信する送信部を備え、各画像形成装置が各カード部材か
    ら無線送信された各使用要求信号出力状態を検知する検
    知手段と、この検知手段が検知している前記各使用要求
    信号検知経過時間に基づいて前記画像形成装置に対する
    本体電源の入切を制御する電源制御手段と、各画像形成
    装置が各カード部材から無線送信された各使用要求信号
    を解析して各カード部材を識別する識別手段と、特定の
    カード部材からの使用要求を無効または有効を選別する
    選別情報を設定する設定手段と、この設定手段による選
    別情報および前記識別手段の識別結果を比較照合して、
    電源制御手段の起動を識別管理する電源管理手段とを備
    えたことを特徴とする画像形成システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19623642A1 (de) * 1995-06-14 1996-12-19 Toyota Motor Co Ltd Vorrichtung zum Steuern der Drehzahl eines Motors

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DE19623642A1 (de) * 1995-06-14 1996-12-19 Toyota Motor Co Ltd Vorrichtung zum Steuern der Drehzahl eines Motors
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