JP2981905B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

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JP2981905B2
JP2981905B2 JP2119469A JP11946990A JP2981905B2 JP 2981905 B2 JP2981905 B2 JP 2981905B2 JP 2119469 A JP2119469 A JP 2119469A JP 11946990 A JP11946990 A JP 11946990A JP 2981905 B2 JP2981905 B2 JP 2981905B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、1枚の孔版原紙に少なくとも2枚分の原稿
が製版され、2枚用紙が連続して給送され得る孔版印刷
装置に関するものである。
(ロ)従来の技術 従来の孔版印刷装置では、具体例を挙げるまでもな
く、1枚の孔版原紙に印刷用紙1枚分の原稿が製版さ
れ、1枚の孔版原紙と1枚の印刷用紙が対応している。
なお、1台の版胴に複数枚の原稿が製版されている孔
版原紙が巻着され得る孔版印刷装置は、本願出願人が既
に提案している(特願平1−66885号参照)。しかしな
がら、この孔版印刷装置は、多色印刷を目的とするもの
であって、原則として、一枚の原稿に全く同一の複数の
原稿が製版されるものではない。
(ハ)発明が解決しようとする課題 前述のように、従来の技術では、1枚の孔版原紙に1
枚分の原稿が製版され、1枚の孔版原紙と1枚の印刷用
紙が対応しているので、印刷速度は版胴の回転数に比例
し、制限を受けていた。
従って、当然のことながら印刷速度を上げれば上げる
ほど、騒音が大になる虞れがあった。
本発明は、かかる従来の技術の有する課題に鑑みてな
されたもので、版胴の回転数を上げることなく印刷速度
を高速化するこのができると共に、印刷速度を高速化す
る必要のない場合にあっては騒音の低減を企図し得る孔
版印刷装置を実現せんとするものである。
また、必要に応じて、2面分の面積を有する印刷用紙
に印刷し得る(例えばA4サイズ2面分の面積を有する原
稿とA3サイズの印刷用紙)孔版印刷装置を実現せんとす
るものでもある。
(ニ)課題を解決するための手段 第1の主要な発明は、内部に印刷インキが収納され外
周に製版後の孔版原紙が巻着される版胴に印刷用紙を圧
接させることによって当該印刷用紙に書画像を印刷する
孔版印刷装置において、少なくとも2個の印刷モードを
有し、第1の印刷モードでは1枚の孔版原紙に対して1
枚の印刷用紙が給送されて圧接されて単一の印刷動作が
実行され第2の印刷モードでは1枚の孔版原紙に対して
複数枚の印刷用紙が連続的若しくは断続的に給送されて
圧接され、複数の印刷動作が順次実行されるように構成
されることを特徴とするものである。
第2の主要な発明は、内部に印刷インキが収納され外
周に製版後の孔版原紙が巻着される版胴に印刷用紙を圧
接させることによって当該印刷用紙に書画像を印刷する
孔版印刷装置において、印刷用紙が積載収納されている
給紙手段と、当該給紙手段に関連して設けられており印
刷用紙を版胴に向けて給送するための用紙給送ローラ
と、当該用紙給送ローラによって給送されてきた印刷用
紙を前記版胴に圧接する用紙圧接手段と、前記用紙給送
ローラの回転駆動時間を制御するローラ制御手段とが具
備され、前記用紙給送ローラは特定の印刷モードでは給
送される印刷用紙の奇数枚目と偶数枚目でその回転開始
タイミングが異なるように制御されることを特徴とする
ものである。
(ホ)作 用 第1の主要な発明では、第1の印刷モードでは1枚の
孔版原紙に対して1枚の印刷用紙が給送されて圧接され
て単一の印刷動作が実行される。また、第2の印刷モー
ドでは1枚の孔版原紙に対して複数枚の印刷用紙が連続
的若しくは断続的に給送されて圧接され、複数の印刷動
作が順次実行される。即ち、第1の印刷モードでは版胴
が1回転する間に1枚の印刷が実行され、第2の印刷モ
ードでは版胴が1回転する間に複数枚の印刷が実行され
ることになる。
第2の主要な発明では、用紙給送ローラは特定の印刷
モードでは給送される印刷用紙の奇数枚目と偶数枚目で
その回転開始タイミングが異なるように制御される。即
ち印刷用紙は、その移送経路中において、当該印刷用紙
の前後で他の印刷用紙との間隔が異なることになる。
(ヘ)実 施 例 第1図は本発明の一実施例を示す内部構成図で第2図
は第1図とは異なる給紙台から給紙される状態を示す内
部構成図、第3図は給紙手段を操作側に引き出した状態
を示す内部構成図、第4図は製版手段のみを操作側に引
き出した状態を示す内部構成図、第5図は製版手段と予
備用紙収納手段を一体的に操作側に引き出した状態を示
す内部構成図、第6図は設置状態を示す斜視図、第7図
は版胴とその印刷領域を示す模式図、第8図は孔版原紙
とその印刷領域を示す模式図そして第9図はは用紙給送
ローラとしてのレジスタローラ対のタイミングチャート
である。
先ず第1図ないし第6図に基ずき全体構成について説
明する。1は装置本体で、その内部の、操作側の側面C
(図中右側の側面)から見て奥側(図中左側)に、支持
軸2が水平方向かつ操作側の側面Cと平行な方向に突出
形成され、当該支持軸2に円筒状に類似する形状の筒体
にてなる版胴3の一端面が回転自在に装着されている。
また、版胴3の一端面には従動ギアが固着されており、
これを反時計方向に回転駆動する駆動モータ4にタイミ
ングベルト等(図示せず)を介して接続されている。前
記駆動モータ4は、その回転数等を制御する制御回路5
に接続されている。
前記版胴3は、周側壁に多数の小孔が穿孔され網状に
形成された金属若しくはプラスチック製の基体と、当該
基体の外周側表面に巻着されている絹、木綿、合成繊維
等にて形成された布製のスクリーンとによって構成され
た周知のものである。
前記版胴3の、操作側の側面Cから見て手前側には、
サイズの異なる2種類の印刷用紙6が収納されている2
個の給紙カセット7a、7bが上下2段に積載されている。
上段の給紙カセット7aには、A4サイズの印刷用紙6
が、その長辺が給送方向と直交する態様で給送(横給
送)される姿勢で積載収納されている。また下段の給紙
カセット7cには、A3サイズの印刷用紙6が、その長辺が
給送方向と平行する態様で給送(縦給送)される姿勢で
積載収納されている。これらの給紙カセット7a、7cは、
一体的に鉛直方向に上下動可能に構成されると共に、上
段の給紙カセット7aは水平方向に前後動可能に構成され
ている。
なお、一般的にA3サイズの印刷用紙6はあまり頻繁に
は使用されないので、通常は第2図ないし第5図に示す
ように、給紙カセット7cは予備用紙載置台30上に載置さ
れ、前述のように、当該A3サイズの印刷用紙6を使用す
る場合には、後述の蓋体11を手前側に倒し給紙カセット
7cの端部を若干外方に突出させた状態で装置を動作させ
るように構成されている。前記蓋体11には復帰バネが装
着されている。
また、図示はしていないが、A4サイズの印刷用紙6
が、縦給送される姿勢で積載収納される給紙カセットも
用意されている。
そして、下段の給紙カセット7cから給紙する場合に
は、第1図に示すように、下段の給紙カセット7cが後述
する給紙ローラ8に接近しており、当該給紙カセット7c
の底板9の下流側は持ち上がり得るように構成されてい
る。また、前記底板9の下流側端部の下部には当該底板
9の下流側を持ち上げるための圧縮コイルバネ10が備え
られている。従って、印刷用紙6の減量に従い、前記底
板9と下流側端部は漸次持ち上がることになる。
また、上段の給紙カセット7aから給紙する場合には、
第2図に示すように、上段の給紙カセット7aが給紙ロー
ラ8に接近している。なお、当該上段の給紙カセット7a
も前記下段の給紙カセット7cと同様の構造になってい
る。
これらの給紙カセット7a、7cの構成については、本件
出願人が既に出願した実願平2−28810号に添付の明細
書、図面に詳細に記載されている。
第2図以下の図においては、下段には、B4サイズの印
刷用紙6が縦給送される姿勢で積載収納されている給紙
カセット7bが装着されている。
給紙カセット7a、7bの手前側には、前述のように蓋体
11が開閉自在に装着され、当該蓋体11を充分解放するこ
とによって、第3図に示すように、記給紙カセット7a、
7bを給紙ユニットPとして一体的に手前側に引き出すこ
とが可能となる。
前記給紙カセット7bの、印刷用紙6の給送方向に沿っ
て下流側端縁部の上方には、給紙カセット7b内に積載さ
れている未印刷の印刷用紙6を1枚ずつ分離して、印刷
部(版胴3の右上部)に向けて給送するための給紙ロー
ラ8が設けられ、当該給紙ローラ8の下流側(左上方)
には、この給紙ローラ8によって給送されてきた印刷用
紙6を一旦停止させた後、タイミングを見計って再給送
するための、二次給紙ローラとしてのレジスタローラ対
12、13(用紙給送ローラ)が相互に圧接されている。
なお、前記レジスタローラ対12、13や給紙ローラ8に
は、その回転開始タイミングを変化させるための給送制
御手段(図示せず。)が接続されている 前記レジスタローラ対12、13の下流側で、版胴3に左
上部には、レジスタローラ対12、13によって給送されて
きた印刷用紙6を、版胴3の印刷領域(孔版原紙の巻着
領域)に圧接させるためのプレッシャローラ14が備えら
れている。前記プレッシャローラ14は版胴3に従動し、
当該版胴3の回転と同期してその印刷領域にのみ圧接さ
れるよう、即ち版胴3の非印刷領域に備えられている前
記クランパ15等に接触しないように版胴3に対して接離
可能に備えられている。
なお、前記プレッシャローラ14は、印刷用紙6の、給
紙時における下面を版胴3に圧接させるように、版胴3
の上部に備えられている。
前記給紙カセット7a、7bの下方には、リール16が回転
自在に装着され、当該リール16に帯状の孔版原紙17がロ
ール状に巻回されているこの孔版原紙17は、熱収縮性フ
ィルムと多孔性薄膜がラミネートされた周知のものであ
る。
前記リール16の、孔版原紙17の移動方向に沿って下流
側には(第1図中左方向)には、テンションローラ18が
回転自在に設けられ、このテンションローラ18の更に下
流側に、前記孔版原紙17に所望の書画像を穿孔形成する
ための、前記版胴3の支持軸2の延在方向と平行な方向
に延在するサーマルヘッド19が備えられ、当該サーマル
ヘッド19の下方から、プラテンローラ20が軽く圧接され
ている。
前記サーマルヘッド19の下流側には、孔版原紙17を所
定の長さ寸法(例えばB4サイズの長手方向寸法)に切断
するための、回転円形刃を有するカッタ装置21が備えら
れ、当該カッタ装置21の下流側(左上方)には、前記孔
版原紙17を版胴3の装着位置(右側部)まで搬送するた
めの、搬送ローラ22および対向する1対の原紙搬送コン
ベア23、24が備えられている。この原紙搬送コンベア2
3、24は複数のローラにて保持され駆動されている。
前記原紙搬送コンベア23、24の下流側(左上方)に
は、孔版原紙17の下流側端縁部を、前記版胴3の非印刷
領域に揺動可能に装着されているクランパ15の挟持位置
まで搬送するための、原紙供給ローラ25がガイド板26上
に圧接されている。
なお、前記リール16に巻回されている孔版原紙17の手
前側(図中右側)には、予め印刷書画像を感熱印刷用紙
59に印刷し印刷内容が所望の通りに形成されるか否かを
チェックするための、第2リール27および第2サーマル
ヘッド28、第2プラテンローラ29が備えられている。当
該第2サーマルヘッド28には、前記サーマルヘッド19に
入力される信号と同一の信号が入力されるように構成さ
れている。
前記第2サーマルヘッド28の下流側(右側)には、感
熱印刷後の感熱印刷用紙59を排出するための排出孔60が
開設されている。なお、排出孔60の内側上縁部に、当該
感熱印刷用紙59を切断するためのカッタ(図示せず)が
備えられている。
第2サーマルヘッド28から奥側のカッタ装置21まで
は、製版ユニットMとして一体的に構成されており、後
述する予備用紙載置台30と共に操作側から見て手前側に
引き出し得るように構成されている。
プレッシャローラ23の下流側斜め上方には、既印刷の
印刷用紙6を版胴3から分離するための分離爪(図示せ
ず)と、版胴3と既印刷の印刷用紙6の間に空気を圧送
して、版胴3から印刷用紙6を分離しやすくするため
の、排紙ファン31が設けられている。
版胴3の頂部には、小径ローラ33と用紙反転手段とし
ての大径ローラ32との間に張架されたバキュウムコンベ
ア34が設けられている。このバキュウムコンベア34には
多数の開孔が穿設されており、内部が負圧となるように
構成されている。また、前記大径ローラ32の周側にも多
数の開孔が穿設されており、内部が負圧となるように構
成されている。
従って、バキュウムコンベア34等が作動すると、当該
バキュウムコンベア34や大径ローラ32の内部が負圧とな
り、各開孔から空気が吸引されることになる。
なお、前記大径ローラ32内の右側には、部分的に空気
の吸引を阻止するために、開孔を閉塞するカバー35が設
けられている。
前記大径ローラ32の右方で、前記給紙カセット7a、7b
の上方には、印刷後の印刷用紙6が載置される用紙載置
台36が設けられている。
なお、前記用紙載置台36は事務机の上面と略同一高さ
に設定されている。
而して、印刷がなされた印刷用紙6は、分離爪等で分
離されると、前記バキュウムコンベア34によって吸着さ
れて上方に搬送されると共に、大径ローラ32によって反
転されて、印刷面が上側となる姿勢で前記用紙載置台36
上に載置されるなお、前述のように、大径ローラ32内の
右側には、空気の吸引を阻止するためのカバー35が設け
られているので、印刷用紙6は当該部分にて吸引力から
解放され排出される。
前記用紙載置台36の上部には、印刷状態を目視するた
めの透明な蓋体37が、開閉自在に装着されている。前記
蓋体37の下面には、載置された印刷後の印刷用紙6の下
流側端部(手前側端部を規制するための規制板38、前後
動可能に装着されている。39はソータテープの吐出口で
ある 前記製版ユニットMの下方には、A3サイズの印刷用紙
6が縦給送される姿勢で積載収納されている予備の給紙
カセット7cが、載置される予備用紙載置台30が設けられ
ている。
予備用紙載置台30の奥側(図中左側)には、印刷後の
不要となった孔版原紙17が収納される廃版収納箱40が、
着脱自在に搭載されている。
前記予備用紙載置台30の手前側には蓋体41が開閉自在
に装着され、当該蓋体41を解放することによって、第4
図若しくは第5図に示すように、製版ユニットM単体
や、製版ユニットMと廃版収納箱40を一体的に手前側に
引き出すことが可能となる。
版胴3の下方には、所定枚数の印刷を終了し不要にな
った孔版原紙17を、版胴3から剥離して収納するため
の、排版ローラ対42、43および前述の廃版収納箱40が備
えられている。前記排版ローラ対42、43のうち、可動ロ
ーラ43は揺動レバー44の自由端部に装着されており、当
該可動ローラ43は、版胴3から孔版原紙17の下流側端縁
部を剥離し始める際に当該版胴3(孔版原紙17)に圧接
され、剥離開始後は固定ローラ42に圧接されるように構
成されている。
排版ローラ対42、43の下部には、剥離された孔版原紙
17を細断するためのシュレッダ4546が備えられている。
従って、剥離開始後は、孔版原紙17は前記排版ローラ
対42、43によって挟圧され、順次排排出されて、シュレ
ッダ45、46によって細断された後廃版収納箱40に収納さ
れる。
前記廃版収納箱40の開口の上方には、廃版収納箱40内
の孔版原紙17を下方に圧縮して収納効率を高めるため
の、原紙圧縮部材47が上下動可能に装着されている。
装置本体1の上部奥側には、原稿の下面側に形成され
ている書画像を読み取り、電気信号に変換するための、
原稿読取装置48が設けられている原稿読取装置48には原
稿の書画像を読み取る密着型のラインセンサ49が内蔵さ
れており、当該ラインセンサ49の上流側(右側)に、原
稿の下流側端部を検出するための透過型のフォトインタ
ラプタ50、51が設けられている。またこのフォトインタ
ラプタ50、51の更に上流側には原稿給送ローラ対52、53
が相互に圧接配備されている。
前記原稿給送ローラ対52、53の上流側には原稿位置修
正ローラ54が備えられ、当該原稿位置修正ローラ54の更
に上流側に、原稿レジストローラ対55、56が設けられて
いる。なお、装置本体1の上部の蓋体37は原稿供給台を
兼用している。
前記ラインセンサ49の下流側(左側)には、原稿排出
ローラ対57、58が設けられている。
而して、前記蓋体37から供給された原稿は、先ず原稿
始動ローラ対55、56および原稿供給ローラ54、次いで原
稿給送ローラ対52、53にて順次左方に給送される。そし
て、その下流側端縁が前記フォトインタラプタ50、51に
て検出され、所定時間が経過すると、ラインセンサ49に
よる原稿読取動作が開始される。そして原稿の上流側端
縁が前記フォトインタラプタ50、51にて検出された後、
所定時間が経過し、前記原稿がラインセンサ49の上部か
ら完全に下流側に移動した時点で、原稿読取動作が終了
するように制御される。
原稿読取装置48からの原稿の書画像信号は、そのまま
若しくは一旦メモリに格納された後、増幅されて前記サ
ーマルヘッド19若しくは第2サーマルヘッド28へ出力さ
れるように構成されている。従って、原稿の書画像は、
前記ラインセンサ49によって読み取られると同時若しく
はその後、前記サーマルヘッド19若しくは第2サーマル
ヘッド28によって孔版原紙17に製版されるか若しくは感
熱印刷用紙59に印写される。
次に、第7図ないし第9図に従いレジスタローラ対1
2、13の回転開始タイミングや、版胴3および孔版原紙1
7に対する印刷位置について説明する。
前述のように、本実施例においてはA4サイズの印刷用
紙6は横給送されるが、孔版原紙17および版胴3は、A3
サイズの印刷用紙6を縦給送した場合にも対応し得る大
きさを有しているのでA4サイズの印刷用紙6を横給送す
る場合には1枚の孔版原紙17に2面の製版が可能にな
り、版胴3が1回転することによって同一の印刷物を2
枚得ることができる。
なお、各印刷用紙6を縦給送する場合には第8図
(A)に示すように製版され、A4サイズの印刷用紙6を
横給送する場合には第8図(B)に示すように製版され
る。
これらの図から明らかなように、縦給送の場合は各印
刷用紙6の下流側端部は一致しており、A4サイズの印刷
用紙6を横給送をする場合では、孔版原紙17に接触する
奇数枚目の下流側端部は前記各印刷用紙6の下流側端部
と一致するが、孔版原紙17に接触する偶数枚目の下流側
端部は前記各印刷用紙6の下流側端部とは一致しない。
従って、前記レジスタローラ対12、13の回転開始タイ
ミングは、第9図に△印にて示すように、A3サイズの印
刷用紙6の縦給送時、A4サイズの印刷用紙6の横給送時
の奇数枚目、B4サイズの印刷用紙6の縦給送時およびA3
サイズの印刷用紙6の縦給送時は一致するが、A4サイズ
の印刷用紙6の横給送時の偶数枚目は上記の場合とは一
致しない。
また、A4サイズの印刷用紙6の横給送時においては、
版胴3の非印刷領域(第7図に角度αで示す領域)と、
孔版原紙17に製版されている同一の2面の製版部の非製
版領域(第7図に角度βで示す領域)は異なり、α>β
なる関係が成立する。従って、レジスタローラ対12、13
の回転開始タイミングは、特定の印刷モード、即ちA4サ
イズの印刷用紙6の横給送モードでは、印刷用紙8の奇
数枚目と偶数枚目でその回転開始タイミングが異なり、
また回転開始動作が一回増加することになる。
従って、印刷用紙6の移送経路中において、奇数枚目
の印刷用紙6の下流側端縁と偶数枚目の印刷用紙6の上
流側端縁との距離(βに対応する)は、偶数枚目の印刷
用紙6の下流側端縁と奇数枚目の印刷用紙6の上流側端
縁との距離(αに対応する)よりも小となる。
なお、本実施例では、製版ユニットMは予備用紙載置
台30と共に、操作側に引き出し得るように構成されてい
るが、製版ユニットMのみを、別途操作側に引き出し得
るように構成することも可能である。
また、第6図は原稿読取装置48が搭載されていない実
施例の斜視図であるが、この図から明らかなように、装
置本体には左右に給紙部や排紙部は突出しないので、装
置本体の左右にOA機器やテーブルを密着配置することが
可能となり、ワープロやパソコンとオンラインで連結し
て書画像の入力も可能となる。
(ト)発明の効果 第1の主要な発明では、小型の印刷用紙に印刷する場
合には、1枚の孔版原紙に対して複数枚の印刷用紙が給
送され、版胴が同一回転速度で回転していても印刷速度
が増加する。従って印刷効率が向上する。
また、印刷速度を従来と同一にすると、版胴の回転速
度が半減し騒音も減少する。従って、一般的なオフィス
に本発明装置を設置しても騒音に悩まされることはな
い。
第2の主要な発明では、用紙給送ローラは特定の印刷
モードでは給送される印刷用紙の奇数枚目の偶数枚目で
その回転開始タイミングが異なるように制御されるの
で、版胴に若干広い非印刷領域が存在していても、1枚
の孔版原紙に対して複数枚の印刷用紙を的確に圧接する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す内部構成図で第2図は
第1図とは異なる給紙台から給紙される状態を示す内部
構成図、第3図は給紙手段を操作側に引き出した状態を
示す内部構成図、第4図は製版手段のみを操作側に引き
出した状態を示す内部構成図、第5図は製版手段と予備
用紙収納手段を一体的に操作側に引き出した状態を示す
内部構成図、第6図は設置状態を示す斜視図、第7図は
版胴とその印刷領域を示す模式図、第8図(A)(B)
は孔版原紙とその印刷領域を示す模式図そして第9図は
レジスタローラ対12、13のタイミングチャートである。 1……装置本体、2……支持軸、3……版胴、4……駆
動モータ、5……制御回路、6……印刷用紙、7a、7b、
7c……給紙カセット、8……給紙ローラ、9……底板、
10……鉛直ピン、11……蓋体、12、13……レジスタロー
ラ対(用紙給送ローラ)、14……プレッシャローラ、15
……クランパ、16……リール、17……孔版原紙、18……
テンションローラ、19……サーマヘッド、20……プラテ
ンローラ、21……カッタ装置、22……搬送ローラ、2324
……原紙搬送コンベア、25……原紙供給ローラ、26……
ガイド板、27……第2リール、28……第2サーマルヘッ
ド、29……第2プラテンローラ、30……予備用紙載置
台、31……排紙ファン、32……大径ローラ、33……小径
ローラ、34……バキュウムコンベア、35……カバー、36
……用紙載置台、37……蓋体、38……規制板、39……ソ
ータテープの吐出口、40……廃版収納箱、41……蓋体、
4243……排版ローラ対、44……揺動レバー、45、46……
シュレッダ、47……原紙圧縮部材、48……原稿読取装
置、49……ラインセンサ、50、51……フォトインタラプ
タ、52、53……原稿給送ローラ対、54……原稿供給ロー
ラ、55、56……原稿始動ローラ対、57、58……原稿排出
ローラ対、59……感熱印刷用紙、60……排出孔、C……
操作側、M……製版ユニット、P……給紙ユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41L 13/04 Q G03G 15/00 510 - 534 B65H 3/44

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に印刷インキが収納され外周に製版後
    の孔版原紙が巻着される版胴に、印刷用紙を圧接させる
    ことによって当該印刷用紙に書画像を印刷する孔版印刷
    装置において、 少なくとも2個の印刷モードを有し、第1の印刷モード
    では1枚の孔版原紙に対して1枚の印刷用紙が供給さ
    れ、単一の印刷動作が実行され、第2の印刷モードでは
    1枚の孔版原紙に対して複数枚の印刷用紙が連続的若し
    くは断続的に供給されて圧接され、複数の印刷動作が順
    次実行されるように構成されることを特徴とする孔版印
    刷装置。
  2. 【請求項2】内部に印刷インキが収納され外周に製版後
    の孔版原紙が巻着される版胴に、印刷用紙を圧接させる
    ことによって当該印刷用紙に書画像を印刷する孔版印刷
    装置において、 印刷用紙が積載収納されている給紙手段と、当該給紙手
    段に関連して設けられており前記印刷用紙を版胴に向け
    て給送するための用紙給送ローラと、当該用紙給送ロー
    ラによって給送されてきた印刷用紙を前記版胴に圧接す
    る用紙圧接手段と、前記用紙給送ローラの回転駆動時間
    を制御するローラ制御手段とが具備され、前記用紙給送
    ローラは特定の印刷モードでは給送される印刷用紙の奇
    数枚目と偶数枚目でその回転開始タイミングが異なるよ
    うに制御されることを特徴とする孔版印刷装置。
  3. 【請求項3】特定の印刷モードでは、印刷用紙は、その
    移動方向の寸法が、当該方向と直交する方向の寸法より
    も短くなる姿勢で給送される請求項2記載の孔版印刷装
    置。
  4. 【請求項4】他の印刷モードでは、印刷用紙は、その移
    動方向の寸法が、当該方向と直交する方向の寸法よりも
    長くなる姿勢で給送される請求項2もしくは請求項3記
    載の孔版印刷装置。
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