JP2969791B2 - ドットラインプリンタ - Google Patents
ドットラインプリンタInfo
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Description
ンマバンクを往復移動しながら1行を数回に分割して印
字する方式のドットラインプリンタに関するものであ
り、さらに詳しくは1行の分割回数を通常文字で必要と
する分割回数及びその分割回数より少ないすべての回数
でも印字可能なようにするための方法に関するものであ
る。
で収納支持したハンマバンクを行方向に沿って往復移動
させながら印字するドットラインプリンタには以下に示
す数種類の方式がある。
ある。すなわち、ハンマバンクの1移動で1ッドットラ
インの印字を行いその反転時に1ドットラインの紙送り
を行うことを所定回数繰り返して1行の印字を行った
後、次の1移動の時間以内に次行までの紙送りを行って
次行の印字を同様に行う方式である。これは、ドットラ
インプリンタの最も基本的な方式であり、印字ハンマを
1列に支持したハンマバンクを使用する。
ライン単位と呼ぶ)で第1の方式と同様な印字を行う方
式である。すなわち、ハンマバンクの1移動でnドット
ラインの印字を行い、その反転時にnドットラインの紙
送りを行うことを所定回数繰り返して1行の印字を行っ
た後、次の1移動の時間以内に次行までの紙送りを行う
方式のものである。これは第1の方式において、印刷速
度の高速化を図るために提案された方式であり、印字ハ
ンマをn列に支持したハンマバンクを使用する。
文字の大きさ(縦方向のドット数)が異なる複数の文字
種を印字する時に下記第3の方式よりも効率よく印字す
ることができることである。
字する方式である。すなわち、ハンマバンクの1移動で
1行分の印字を行い、その反転時に次行までの、紙送り
を行うことを繰り返しながら印字を行う方式である。こ
れは、印字ハンマを文字の大きさに相当する縦方向ドッ
ト数分支持したバンクを使用する。この方式の特徴は、
定められた縦方向ドット数分の文字種だけを常時印字す
る場合には最も印字速度を高められる方式である。しか
し、第1及び第2の方式と比較すると文字の縦方向ドッ
ト数が印字ハンマの配列数と異なる場合は印字効率が極
端に低下するという欠点を有する。
して行うが、1行印字後に次行までの紙送りをハンマバ
ンクの反転時間内に行なうようにした方式である。すな
わち、ハンマバンクの1移動でnドットラインの印字を
行い、その反転時にnドットライン分の紙送りを行うこ
とを所定回数繰り返して1行の印字が終了した後、次の
反転時間内に次行位置までの紙送りを行う方式である。
これは、第2の方式と同様に印字ハンマをn列に支持し
たハンマバンクを使用する。この方式は、第2と第3の
方式の長所をとりいれて提案したものであり、印字効率
は第2と第3の方式の中間程度であるが、第3の方式に
おける欠点である文字の縦方向ドット数が印字ハンマの
配列数と異なる場合における印字効率が極端に低下する
ということはない。
数nの大小によって使い分ける。通常nがある値以上の
場合において第4の方式が印字速度を高めることが可能
である。これは、nの大小によって1行を印字中の紙送
り量(nドットライン)と1行印字後の次行までの紙送
り量が変化することに関係ある。更にnは文字の縦方向
ドット数を割り切れる値がよい。これらのことから、ド
ット密度が160又は180dpiで、文字の縦方向ドット数が2
4ドットで構成されるような漢字を印字可能とするドッ
トラインプリンタにおいては、nが4以上の場合におい
て、第4の方式が第2の方式よりも印字速度を高められ
るようになる。一般的にnを4以上にハンバンクを構成
することは可能である。従って、第2の方式よりは第4
の方式を採用する方がよい。
ドットラインプリンタにおいては、定められた大きさの
1種類の文字において最高の印字速度を出すような第3
の方式と比較しても、第4の方式がよいと言える。
出すような構成をとったドットラインプリンタは存在し
ていない。
速度の向上と印字品質の向上の2点である。他方式のプ
リンタでも同じであるが、両者は相反するものであっ
て、例えば印字品質を向上させるためにドット密度を高
めるとそれに応じて印度速度は低下する。一般的に、主
に画数の少ない文字を印字するような英数専用のドット
ラインプリンタでは、基本的なドット密度が60〜90dpi
で印字ハンマの印字ピン径はφ0.35〜φ0.4mmを使用す
る。この種のドットラインプリンタは印字速度は速い
が、印字品質は劣っている。画数の多い漢字を印字可能
とするには、少なくともドット密度が160dpi以上で印字
ピン径はφ0.2mm程度が必要である。この種のドットラ
インプリンタは印字速度が遅い代わりに、印字品質は優
れている。
い印字品質で印字するためには、ドットの高分解能が必
要であるから上記したようなφ0.2mm程度の印字ピンを
用いて、160dpi以上のドット密度の構成を有するドット
ラインプリンタが必要である。
リンタにおいて、業務形態によってはその印字品質を低
下させてでも印字速度を高めることが必要となることが
ある。そのための方法として、従来から横方向のドット
を1ドットおきに間引きして印字速度を高めるドラフト
モードと呼ぶ印字方法やハンマバンクの移動回数を1回
少なくして、その分印字速度を高める高速モードと呼ぶ
方法等が提案されているが、その印字速度の増加は高々
1.2〜1.3倍程度であり英数専用のドットラインプリンタ
並に高めることはできなかった。
リンタ並の印字速度を兼ね備えたドットラインプリンタ
が強く望まれている。
高ドット密度で印字する構成のドットラインプリンタに
おいて、低ドット密度で印字する構成のドットラインプ
リンタと同等以上の印字速度を得られるような印字方法
を提供することである。
る程、相対的に印字速度を高められることに着目し、各
移動回数に応じて印字できる範囲の文字の大きさ毎に複
数の文字種を設けておき、それを使い分けるようにし
て、各業務形態に応じた印字品質と印字速度とを得られ
るようにしたものである。
を参照して説明する。
て、図示しない印字ハンマを保持したハンマバンク3
は、カム機構2を介してシャトルモータ1により駆動さ
れ、シャトルモータ1が1回転するとハンマバンク3は
1往復移動するように構成してある。カム機構2の軸に
はハンマバンク3の移動位置を示すためのスリットを設
けたエンコーダディスク4が装着され、また該スリット
を検出するセンサ5がエンコーダディスク4の近傍に設
けられている。ハンマバンク3に支持された印字ハンマ
は、図示していないがそのドット印字用の印字ピンが縦
方向1ドット間隔で8列に配列されているとする。従っ
て、ハンマバンク3の1移動で、同時に8ドットライン
印字が行える。この印字ハンマの前面には、インクリボ
ン7と印字用紙8を介して印字ハンマの印字力を支持す
るためのプラテン6が設けられている。インクリボン7
は、一対のリボンドライブローラ11によって印字領域に
おいて図中左方向に定速で走行する。用紙8はハンマバ
ンク3の1移動における8ドットライン分の印字が終了
した後に、一対の紙送りトラクタ9を介して紙送りモー
タ10によって送られる。
dpiで、縦24ドットサイズの文字を6行/インチの行間
隔で550行/分の印字速度で印字する能力を有するとす
る。その時の印字方法を示したのが第2図である。左側
に示した「漢字」という縦24ドットの文字を、右側に示
したハンマバンク3の往復移動の過程において、8ドッ
トライン分の印字と8ドットライン分の紙送りを繰り返
しながら印字していく。ハンマバンク3の移動における
印字区間が8ドットライン分の印字を行うところであ
り、紙送り区間(反転区間)が紙送りを行うところであ
る。3回の移動で24ドットライン分の印字を終了した後
は、その次の紙送り区間で次行位置までの紙送りを行っ
て、次行の印字を開始する。この結果、ドット密度が横
160×縦168dpiで縦24ドットサイズの文字を高印字品質
で印字することができる。
明する。ハンマバンク3内の印字ハンマ31は、各印字ハ
ンマ31毎に駆動回路を有するハンマドライバ13によって
駆動される。ハンマドライバ13は印字制御部14によっ
て、ハンマバンク3の位置に応じて駆動すべき印字ハン
マ31を選択するように制御する。更にシャトルモータ1
は、印字制御部14からの制御によりシャトルドライバ15
を介して駆動される。上位装置17からの印字命令に応じ
て印字制御部14は使用すべき文字のドットデータをキャ
ラクタジェネレータ16をアクセスして得る。印字制御部
14は図示しない操作パネル上から設定または上位装置17
からの指示により以下に示す3種の印字モードの中の1
つを選択して設定する。
である。移動回数(k)はここで設定した文字種を印字
するのに必要なハンマバンク3の移動回数を表わす。文
字の大きさは縦方向のドットサイズである。選択する文
字種は、文字の大きさ以内の縦方向ドット数でデザイン
された文字のグループを表わし、この場合では少なくと
もC1、C2、C3の3種類である。印字速度は、毎行を連続
印字した時の速度であって、ハンマバンク3の1行を印
字するのに必要な移動回数が少なくなる程、それに応じ
て速くなる。
々の行数を自由に設定できるが、一般的に1インチ当り
整数になるような行数をとることが普通である、この時
は6、8または12行/インチが通常使用される。
回の移動で24ドットサイズの文字を500行/分の速度で
印字するモードであり、この時選択できる文字種は少な
くともC3とC2とC1である。C3は縦24ドットサイズ以内、
C2は縦16ドットサイズ以内、C1は縦8ドットサイズ以内
の文字種である。この印字方法を示したのが第2図であ
る。
ドであり最も高品質の印字ができる。
16ドットサイズ以内の文字を825行/分の速度で印字す
るモードであり、この時選択可能な文字種はC2とC1であ
る。この印字方法を示したのが第3図であり、文字「H
H」を印字する場合について示したものである。この印
字モード(2)は漢字を高印字品質で印字することは不
可能であるが、英数文字程度であれば横160×縦168dpi
の密度なので高印字品質で印字できる。印字速度におい
ても英数専用ドットラインプリンタ並の速度が得られ
る。
8ドットサイズ以内の文字を1650行/分の速度で印字す
るモードであり、この時選択可能な文字種はC1である。
この印字方法を示したのが第4図であり、文字「HH」を
印字する場合について示したものである。この印字モー
ド(1)は文字の大きさが小さすぎるので、英数に限定
した文字でも高印字品質で印字することはできないが、
印字速度が印字モード(3)の3倍まで高められるとい
う特徴を有する。
する。
が横180×縦180dpi4であり、縦24ドットサイズの文字を
6行/インチの行間隔で500行/分の印字速度で印字す
るとする。ハンマバンク3の1移動で印字するドットラ
イン数は6である。このドットラインプリンタにおいて
は下表に示す4種の印字モードを選択して設定できる。
24ドットサイズ以内の文字を500行/分の印字速度で印
字するモードであり、この時選択できる文字種はC1′と
C2′とC3′とC4′である。C1′は縦6ドットサイズ以
内、C2′は縦12ドットサイズ以内、C3′は縦18ドットサ
イズ以内、C4′は縦24ドットサイズ以内でデザイした文
字グループである。この印字モード(4)の印字方法を
示したのが第6図である。この印字モード(4)は通常
の漢字印字に使うモードであり最も高印字品質の印字が
できる。
18ドットサイズ以内の文字を667行/分の印字速度で印
字するモードであり、この時選択可能な文字種はC1′と
C2′とC3′である。この印字方法を示したのが第7図で
あり、文字「HH」を印字する場合のものである。この印
字モード(3)は漢字を高印字品質で印字するには少し
無理があるが、英数文字程度であればドット密度が180d
piと高いので十分な印字品質を確保できる。更に印字モ
ード(4)に比較すると移動回数が少なくなった分、高
速度の印字が可能である。
12ドットサイズ以内の文字を1000行/分の印字速度で印
字するモードであり、この時選択可能な文字種はC1′と
C2′である。この印字方法を示したのが、第8図であ
り、文字「HH」を印字する場合のものである。この印字
モード(2)は英数文字であっても高印字品質で印字す
ることはできないが、印字速度は印字モード(4)の2
倍まで高められる。
6ドットサイズ以内の文字を2000行/分の印字速度で印
字するモードであり、この時選択可能な文字種はC1′で
ある。この印字方法を示したのが第9図であり、文字
「HH」を印字する場合のものである。この印字モード
(1)は印字モード(2)と同様であり、印字速度が印
字モード(4)の4倍に高められるという大きな特徴を
有する。ドット密度は縦横共に180dpiと高いので十分に
半続可能である。
くして、印字速度を高めた場合の印字モード程行間の改
行量は多くなる。この改行量が多いと紙送り時間も長く
かかるようになる。改行量の最も多い印字モードに対応
して紙送り時間に割り当てるハンマバンク3の反転時間
を長くすると、紙送り時間が短くてよい改行量の少ない
印字モードの時に、無駄な時間を生じるので効率的では
ない。
ルモータ1をシャトルドライバ15によって制御して、ハ
ンマバンク3の反転時間を切換えるようにする。このよ
うにすることで各印字モードにおいて、無駄時間の生じ
ない効率のよい印字が行える。
ラインの印字を行い、その反転時間以内に前記複数ドッ
トラインの紙送りを行うことを所定回数繰り返した後の
1行の最後の印字が終了した次の反転時間以内に、次行
位置までの紙送りを行うようにしたドットラインプリン
タにおいて、ハンマバンクの1移動で印字終了する文字
種から、前記通常印字時のハンマバンクの所定回数の移
動で印字終了する文字種までの複数の文字種毎に対応し
た複数の印字モードを設けるようにしたので、その印字
モードの選択使い分けによって、高印字品質及び高印字
速度の両者を兼ね備えたドットラインプリンタを提供で
きる。
を示した図であり、第1図は印字機構部の斜視図、第2
図〜第4図はハンマバンクの1移動で8ドットラインの
印字を行う仕様のドットラインプリンタで夫々ハンマバ
ンクの3回、2回、1回の移動で文字を印字する方法を
示したもので、印字文字を示す正面図及びハンマバンク
の移動を示す説明図、第5図は印字制御部の説明図、第
6図〜第9図はハンマバンクの1移動で6ドットライン
の印字を行う仕様のドットラインプリンタで夫々ハンマ
バンクの4回、3回、2回、1回の移動で文字を印字す
る方法を示した第2図〜第4図対応の正面図及び説明図
である。 図において、1はシャトルモータ、2はカム機構、3は
ハンマバンク、13はハンマドライバ、14は印字制御部、
15はシャトルドライバ、16はキャラクタジェネレータで
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】複数個のドット印字用印字ハンマを縦方向
に複数列(n列)並べた状態で支持したハンマバンク
と、該ハンマバンクを行方向に往復移動させるための少
なくともシャトルモータを駆動源として有するシャトル
機構と、印字用紙を送る少なくとも一対の紙送りトラク
タ及び紙送りモータを有する紙送り機構と、前記印字ハ
ンマを駆動させるための各印字ハンマ毎に対応した駆動
回路を有するハンマドライバと、文字高さの異なる複数
種類の文字データを格納したキャラクタジェネレータを
有し該キャラクタジェネレータから選択した印字すべき
文字データに基づいて前記ハンマドライバの各ハンマ駆
動回路を制御する印字制御回路とを備え、前記ハンマバ
ンクの往復移動時にnドットラインの印字を行い、ハン
マバンクの反転時にnドットラインの紙送りを行い、こ
の印字及び紙送りを所定繰り返し、1行の印字が終了し
た時はその後の反転時に行間改行を行うドットラインプ
リンタにおいて、 前記キャラクタジェネレータに格納した文字データを、
その文字高さが前記ハンマバンクのk回の移動で印字で
きる範囲の夫々のドット数で構成された複数の文字種
(C1、C2、・・・・・、Ck)として、各文字種を以下の
条件を満足するすべての印字モード(1)から(k)に
おいて選択可能としたことを特徴とするドットラインプ
リンタ。 ただし、kは1≦k≦D/(n・N)を満足する整数、D
は縦方向のドット密度、Nは1インチ内に印字される印
字行の数、文字種Ckは文字高さSk以内の文字で構成した
文字のグループを示す。 - 【請求項2】毎行印字における行間改行量の大小に応じ
て前記ハンマバンクの往復移動の反転時間をシャトルモ
ータを制御することで少なくとも2種の時間に切換可能
としたことを特徴とする請求項1記載のドットラインプ
リンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12987390A JP2969791B2 (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | ドットラインプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12987390A JP2969791B2 (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | ドットラインプリンタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0425476A JPH0425476A (ja) | 1992-01-29 |
JP2969791B2 true JP2969791B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=15020421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12987390A Expired - Fee Related JP2969791B2 (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | ドットラインプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2969791B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1054691A (ja) * | 1996-08-08 | 1998-02-24 | Mitsubishi Electric Corp | 熱交換器の間隔板及び熱交換器用部材及び熱交換器並びにその製造方法 |
-
1990
- 1990-05-18 JP JP12987390A patent/JP2969791B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0425476A (ja) | 1992-01-29 |
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