JPH0948110A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH0948110A
JPH0948110A JP20114295A JP20114295A JPH0948110A JP H0948110 A JPH0948110 A JP H0948110A JP 20114295 A JP20114295 A JP 20114295A JP 20114295 A JP20114295 A JP 20114295A JP H0948110 A JPH0948110 A JP H0948110A
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JP20114295A
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Atsushi Murakami
厚 村神
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Brother Industries Ltd
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  • Ink Jet (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録素子の配置密度を粗くしても高密度の画
像記録ができ、また2倍あるいは4倍の高速記録を容易
に達成する。 【解決手段】 バッファメモリ30に格納された記録素
子の数の整数倍の行数からなる1群のデータから、まず
奇数行ドットデータを複数個の記録素子20sに供給し
て、走査手段で記録媒体に対して走査しながら記録する
(図3の白丸のドット)。その後、記録素子の配列間隔
Pの1/2のピッチで記録ヘッドと記録用紙を移送の
後、前回記録したドット行間に偶数行のドットデータ
(図3の黒丸のドット)を記録し、1群のデータの記録
を完成する。そして、1群のデータのほぼ行方向と直交
する方向の長さから上記移送量を減じた長さを、移送の
後、前回記録した1群のデータに隣接して新たな1群の
データを記録する。上記偶数行のデータの記録を省略す
ることで、記録速度を2倍にでき、また行方向に1ドッ
トおきに間引きして記録することで、さらに速度を2倍
にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像記録装置、例
えばインクジェット式ヘッドを記録媒体と行方向に相対
走査してドットマトリクス形式で記録する画像記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録ヘッドを記録媒体と行方向に
相対走査するものでは、記録ヘッドにおける走査方向と
直交する方向の記録素子の数が、記録される画像の縦方
向のドット密度となっている。例えば360ドット/イ
ンチの密度で記録する装置では、記録素子が縦方向に1
/360インチのピッチで配置されている。しかも記録
素子列の縦方向長さは通常記録する文字列の高さに設定
され、ほぼ1文字列からなる1行を、1走査で記録す
る。
【0003】このものにおいて、高速で記録するには、
走査速度を通常の2倍にして行方向のドットデータを1
ドットおきに記録することが行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の画像記
録装置では、1回の走査で1行の記録を完成させるの
で、高密度に多数の記録素子を配置しなければならな
い。例えばインクジェット式ヘッドでは、記録素子すな
わちインク噴射用のノズルを縦方向に多数かつ高密度に
形成しなければならず、高度で複雑な加工技術を必要と
する。
【0005】またこの構成では、上記のように記録速度
を2倍にすることは比較的容易にできるが、それ以上の
高速、例えば4倍にするためには、4ドットおきにドッ
トデータを抽出することになり、記録画像が見にくくな
る。このためそれ以上の高速化をすることは実用上困難
であった。
【0006】本発明は、記録素子の配置密度を粗くして
も高密度の画像記録ができ、また2倍あるいは4倍の高
速記録も容易に達成することができる画像記録装置を提
供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に係る画像記録装置は、記録媒体に対する走
査行方向とほぼ直交する方向に複数個の記録素子を所定
間隔で配置し、ドットマトリクス形式で記録する記録ヘ
ッドと、前記記録素子の配置に対応したドットデータ
を、前記記録素子に供給する供給手段と、前記記録ヘッ
ドと記録媒体を、前記走査方向と直交する方向に相対移
送する移送手段と、前記記録ドットピッチが互いに異な
る第1のモードおよび第2のモードを選択する選択手段
とを備え、前記第1のモードでは、前記記録素子で記録
したドット行の間にさらにドット行を記録するために前
記記録素子を配置するように前記移送手段を制御し、前
記記録素子の間隔よりも小さいドットピッチで記録し、
また前記第2のモードでは、前記記録素子の間隔をドッ
トピッチとして記録する構成とし、これにより、第1の
モードでは、高密度の記録を実現する一方、第2のモー
ドでは、第1のモードよりも低密度になるが高速度での
記録を実現する。
【0008】請求項2に係わる画像記録装置は、請求項
1において、前記移送手段は、前記第1のモードで前記
記録素子の間隔の整数倍でない移送量で制御する第1の
制御部を含む構成とし、これにより前回記録したドット
行間に記録素子を配置してさらにドット行を記録し、上
記のように高密度の記録を実現する。
【0009】請求項3に係る画像記録装置は、記録媒体
に対する走査行方向とほぼ直交する方向に複数個の記録
素子を所定間隔で配置し、ドットマトリクス形式で記録
する記録ヘッドと、複数行からなる1群の画像データか
ら、前記走査方向と直交する方向に前記間隔に相当する
所定行数おきの各行のドットデータを前記複数の記録素
子に供給する供給手段と、前記供給手段が前記所定行数
おきに全行のドットデータを供給する第1のモード、お
よび所定行数おきの行のみのドットデータを供給する第
2のモードを選択する選択手段と、前記記録ヘッドと記
録媒体を、前記走査方向と直交する方向に相対移送する
移送手段であって、少なくとも前記第1のモードのとき
前記間隔の整数倍でない移送量で制御する第1の制御部
を含む移送手段とを備え、前記選択手段が前記第1のモ
ードを選択したとき、所定行数おきのドットデータを記
録した後、前記第1の制御部により移送して前回記録し
たドット行間に前記1群のデータの残りのドットデータ
を1回または複数回に分けて記録し、前記選択手段が前
記第2のモードを選択したとき、前記1群のデータのう
ち所定行数おきのドットデータのみを記録する構成とす
る。これにより供給手段で1群のデータから所定行数お
きに各行のドットデータを供給し、第1のモードでは1
群のデータの全行のドットデータを記録して、請求項1
と同様に高密度の記録を実現する。また第2のモードで
は所定行数おきの行のみのドットデータを記録して、低
密度でも高速度の記録を実現する。
【0010】請求項4に係る画像記録装置は、請求項2
または3において、前記移送手段は、さらに前記第1の
モードにおいて、前記間隔の整数倍の長さから、前記第
1の制御部による移送量のうち前記間隔の整数倍との差
分を減じた移送量で制御する第2の制御部と、第2のモ
ードにおいて、前記間隔の整数倍の長さの移送量で制御
する第3の制御部を含む構成とする。これにより第1の
モードのとき、上記のように高密度の記録をするととも
に、第2の制御部で前回記録した複数行の画像に隣接し
て隙間なく連続した画像を形成する。また第2のモード
のとき第3の制御部により記録素子間隔の整数倍で移送
制御し、低密度ながらも隣の群のデータと隙間なく高速
度で記録する。
【0011】請求項5に係る画像記録装置は、請求項1
または3において、さらに前記記録ヘッドと記録媒体の
相対走査速度は複数段階に設定可能であり、前記供給手
段は、その速度に応じて、前記記録素子に供給する走査
方向のドットピッチを複数段階に変える手段を含み、前
記選択手段はさらに、前記走査手段に対し走査速度を、
前記供給手段に対して走査方向のドットピッチをそれぞ
れ変更させて記録する第3のモードを選択することがで
きる構成とする。これにより、第3のモードで、走査方
向とそれと直交する方向とにそれぞれ低密度に記録し、
画像の見にくさを少なくしながら例えば4倍の高速度で
記録することを可能にする。
【0012】請求項6に係る画像記録装置は、請求項1
〜5のいずれかにおいて、前記記録ヘッドにおける記録
素子の前記走査方向と直交する方向の配列長さは、記録
すべき文字列の複数行分の大きさを有する構成とする。
これにより上記のように複数回の走査で1群のデータを
記録するものでも、実質的な記録速度を低下させること
なく処理し、また第2のモードでは一層高速度で記録す
ることを可能にする。請求項7に係わる画像記録装置
は、請求項1〜6のいずれかにおいて、前記移送手段の
最小移送量が前記第1のモードにおける記録ドットピッ
チよりも大きい構成とし、低分解能の、つまり安価な構
成の移送手段を使用して高密度の記録を実現する。
【0013】請求項8に係る画像記録装置は、請求項1
〜7のいずれかにおいて、前記記録ヘッドを、インク滴
を記録媒体に向け噴出するインクジェット式ヘッドと
し、インクジェット式の画像記録装置において上記作用
を実現するとともに、特にノズルの形成に高度な加工技
術を要することなく高密度の記録をしたり、高速度の記
録をする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にしたがって説明する。
【0015】図1は画像記録装置の概略機械的構成を示
すものである。記録ヘッド20は、キャリッジ21に搭
載され、走査手段22により記録媒体例えば記録用紙2
3に沿って行方向Xに往復走査され、またその走査ごと
に記録用紙は移送手段24により行方向と直交する方向
Yに移送される。
【0016】走査手段22は、キャリッジ21を記録用
紙と平行に摺動可能に支持するガイドレール25、25
と、同方向にキャリッジ21をベルト26を介して往復
走査する駆動源例えばCRモータ27(図2)と、その
CRモータを制御する後で詳述する制御部とから構成さ
れる。移送手段24は、記録用紙と平行な軸線の周りに
回転されるローラ28と、そのローラ28を駆動する駆
動源例えばLFモータ29(図2)と、そのCRモータ
を制御する後で詳述する制御部とから構成される。な
お、走査手段22、移送手段24は、記録ヘッド20と
記録用紙23のどちらを走査のための移動または移送す
るようにしても差し支えない。
【0017】記録ヘッド20は、図3の右側に示すよう
に、行方向Xと直交する方向Yすなわち上下方向に等間
隔に多数の記録素子20sを有する。多数の記録素子2
0sの配列間隔Pは、記録するドットデータのY方向の
ドットピッチDPの2倍に設定されている。例えばY方
向のドットピッチDPは1/360インチ、間隔Pは2
/360インチで、Y方向の記録素子数Nは60であ
る。多数の記録素子20sのY方向の長さNPは、通常
の文字列の2行分の高さを有し、図1のように、その文
字列の2行を1走査で記録することができる。
【0018】記録ヘッド20は、例えばインクジェット
式のヘッドが使用される。その場合、記録素子20s
は、インクを記録媒体に向けて噴出するためのノズルで
ある。このほか、記録ヘッドには打撃ワイヤを記録素子
とするドットインパクト式ヘッド、発熱素子を記録素子
とするサーマル式ヘッドなど、ドットマトリクス形式で
記録するものが使用可能である。
【0019】図2は、画像記録装置の制御のための電気
的構成を示すもので、この制御のための構成は、周知の
CPU、ROM、RAMなどからなるマイクロコンピュ
ータと、ハードウエア回路から構成される。データ作成
部で作成したした画像データは、記録するドットデータ
と一対一で対応するビットマップデータに展開されて、
バッファメモリ30に格納される。バッファメモリ30
は、記録素子20sの数の2倍の行数に対応する格納領
域を有する。
【0020】バッファメモリ30から記録ヘッドにデー
タを供給するための供給手段は、読み出し部31、32
と、間引き回路35と、シフトレジスタ43と、ラッチ
回路33から構成される。一方の読み出し部31はバッ
ファメモリ30の奇数番目の行からそれぞれ1ビットず
つ読み出し、後で詳述する間引き回路35をとおしてシ
フトレジスタ43へ出力する。、他方の読み出し部32
は偶数番目の行からそれぞれ1ビットずつ読み出し、シ
フトレジスタ43へ出力する。シフトレジスタ43は、
その中に記録素子20sと同数の行数にそれぞれ複数ビ
ットずつの格納領域を有する。ラッチ回路33は、シフ
トレジスタ43の各行から出力した1ビットずつを格納
し、そのデータを記録タイミング信号に同期して各記録
素子20sと対応した駆動回路34へ出力する。各記録
素子20sはそのデータにもとづいて動作し記録用紙に
向けインク滴を噴出する。
【0021】間引き回路35は、読み出し部31からラ
ッチ回路33へ供給する各行のデータを行方向において
隣接するドットが存在しないように間引くか、全ドット
を供給するかを制御する、つまり行方向のドットピッチ
を変更する。間引くための構成は、周知のように前ドッ
トと論理演算して行方向に隣接するドットが存在しない
ように間引く回路、または記録データと「1、0」のマ
スクパターンとを論理演算して1ドットおきに間引く回
路が用いられる。本実施例では、後者を用いて説明す
る。
【0022】CRモータ27のための制御部36は、キ
ャリッジの走査速度を、行方向の全ドットを記録するた
めの通常の走査速度と、1ドットおきに間引いて記録す
るための、通常速度の2倍の速度とに切換える速度切換
回路37を含み、駆動回路38をとおしてCRモータ2
7を制御する。
【0023】LFモータ29のための制御部39は、記
録用紙23をY方向に移送する量すなわち行ピッチを切
換える切換回路40を含む。切換回路40は、 (1)記録素子の間隔Pの整数倍でない行ピッチ、例え
ば間隔Pの0倍または1倍を含む整数倍+P/Mの行ピ
ッチでK回移送を制御する第1の制御部40a、(本実
施例の場合M=2、K=1で、P/M=1/360イン
チ) (2)記録素子の間隔Pの整数倍から、前記第1の制御
部による移送量のうち前記間隔Pの整数倍との差分(す
なわちKP/M)を減じた行ピッチ、例えば間隔Pの整
数倍を全記録素子数倍NPとし、NP−(KP/M)の
行ピッチで移送を制御する第2の制御部40b、(本実
施例の場合N=記録素子数60で、119/360イン
チ) (3)記録素子の間隔Pの整数倍、例えばNPの行ピッ
チで移送を制御する第3の制御部40c、(本実施例の
場合120/360インチ) の各制御部を有し、駆動回路41をとおしてCRモータ
29を制御する。
【0024】選択部42は、各読み出し部31、32、
間引き回路35、速度切換回路37およびピッチ切換回
路40に接続され、手動キー操作による指令信号または
ホストコンピュータからの指令信号により、通常の高密
度記録モードと、インク量を節約するエコノミーモード
と、高速記録モードとを選択する。
【0025】高密度記録モードが選択されると、選択部
42によって両読み出し部31、32と、ピッチ切換回
路40の第1および第2の制御部40a,40bが有効
化され、速度切換回路37の通常速度(低速)が選択さ
れる。間引き回路35は行方向の全データをラッチ回路
に出力するように設定される。まず、奇数読み出し部3
1によりバッファメモリ30から1行おきに奇数行のデ
ータが読み出され、キャリッジ21が通常速度で走査し
ながら、記録ヘッド20で図3の白丸のドットが記録さ
れる。その後、ピッチ切換回路40の第1の制御部40
aにより記録用紙が、P/M=1/360インチだけ移
送され、残りの偶数行のデータが偶数読み出し部32に
より読み出されて、キャリッジ21が通常速度で走査し
ながら、記録ヘッド20で、前回の走査で記録した奇数
行のドットの間に、図3の黒丸のドットが記録される。
これにより複数のドット行(120ドット行)からなる
記録ヘッド幅の1群のデータの記録が完成する。そして
ピッチ切換回路40の第2の制御部40bにより記録用
紙が、NP−(KP/M)=119/360インチだけ
移送され、次の隣接する1群のデータのうち奇数行のデ
ータが上記と同様に記録される。
【0026】したがって、一連の画像データが記録素子
数の2倍の行数ずつバッファメモリ30に格納され、各
幅が2回ずつの走査で記録され、かつ各走査が前回記録
したドットと隣接して行われることで、その一連の画像
データが記録される。この場合、各幅が2回ずつ走査さ
れるが、記録ヘッド20の記録素子列の上下幅が通常の
2文字列分ある、つまり2行分同時に記録されるので、
各幅を1回の走査で1行ずつ記録する場合と、ほぼ同じ
速度で記録することができる。
【0027】またエコノミーモードが選択されると、選
択部42によって奇数読み出し部31と、ピッチ切換回
路40の第3の制御部40cが有効化され、速度切換回
路37の通常速度(低速)が選択される。間引き回路3
5は行方向の全データをラッチ回路に出力するように設
定される。この場合、奇数読み出し部31によりバッフ
ァメモリ30から1行おきに奇数行のデータが読み出さ
れ、キャリッジ21が通常速度で走査しながら、記録ヘ
ッド20で図3の白丸のドットが記録される。その後、
ピッチ切換回路40の第3の制御部40cにより記録用
紙が、NP=120/360インチだけ移送され、次の
隣接する1群のデータのうち奇数行のデータが上記と同
様に記録される。その結果、図3の白丸のドットのみか
らなる画像が記録される。
【0028】つまり一連の画像データが記録素子数の2
倍の行数ずつバッファメモリ30に格納されるが、各幅
の奇数行のデータのみが記録されることで、インクの使
用量がほぼ半分節約される。また走査速度は通常と同じ
低速であるが、上記と同様に2行分同時に記録されるの
で、ほぼ2倍の速度で記録することができる。
【0029】高速記録モードが選択されると、選択部4
2によって奇数読み出し部31と、ピッチ切換回路40
の第3の制御部40cが有効化され、速度切換回路37
の高速が選択される。また間引き回路35の間引き制御
が有効化され、読み出されたデータが行方向の1ドット
おきにラッチ回路34へ出力される。この場合も、奇数
読み出し部31によりバッファメモリ30から1行おき
に奇数行のデータが読み出されるが、間引き回路35に
より行方向に1ドットおきにラッチ回路34へ出力され
る。そしてキャリッジ21が通常速度の2倍の高速で走
査しながら、記録ヘッド20で図4の白丸のドットが記
録される。その後、ピッチ切換回路40の第3の制御部
40cにより記録用紙が、NP=120/360インチ
だけ移送され、次の隣接する1群のデータのうち奇数行
のデータが1ドットおきに上記と同様に記録される。
【0030】つまり一連の画像データが記録素子数の2
倍の行数ずつバッファメモリ30に格納されるが、図4
のように各幅の奇数行のデータのみがしかも1ドットお
きに記録されることで、インクの使用量がほぼ1/4に
節約される。また走査速度は通常の速度の2倍の高速
で、しかも上記と同様に2行分同時に記録されるので、
ほぼ4倍の速度で記録することができる。
【0031】図5は他の実施例を示すもので、記録ヘッ
ド20の記録素子20sの間隔Pは、記録するドットピ
ッチDPの3倍に設定され、この場合、M=3としてバ
ッファメモリ30に格納したデータは通常の高密度記録
モードでは3回の走査で記録される。つまりバッファメ
モリ30から読み出し部により2行おきにデータが読み
出すことがK=2回繰り返され、最初に記録したドット
行間に2ドット行が記録される。
【0032】またその際の記録用紙の移送量は、前記実
施例と同様にP/M、またはPの整数倍でない移送量例
えばPの整数倍+P/Mとする。これにより高密度記録
する行高さを任意にすることができ、その際に使用する
記録素子を記録ヘッドから任意に選択することができ
る。このような制御は、前記実施例でも可能である。ま
た最小移送量が、Pの整数倍+P/Mと、高密度記録時
のドットピッチよりも大きくなることで、LFモータま
たはその減速機構を低分解能の、つまり安価なもので構
成することができる。
【0033】エコノミーモードでは、3回の走査のうち
1または2回の走査を省略することができる。また高速
記録モードでは、エコノミーモードの処理に加え、間引
き回路35で行方向に1ドットまたは2ドット省略し、
速度切換回路37で2または3倍の高速走査を選択する
ことができる。
【0034】この実施例において、記録素子20sの間
隔Pを前記実施例のものと同じに設定すれば、記録する
ドットピッチを高密度にすることができる。記録するド
ットピッチDPを前記実施例のものと同じにすれば、同
じ記録素子数でより多くの文字列を同時に記録すること
ができる。
【0035】以上両実施例で、1群のデータを2または
3回の走査で記録することを説明したが、この走査回数
は設計において2以上任意の数を選択することができ
る。
【0036】また前回記録したドット行間のドット記録
位置すなわち移送量P/Mは、必ずしもPの整数分の1
でなくてもよい。
【0037】画像記録装置は、パーソナルコンピュータ
などの上位装置(すなわち上記データ作成部)とそこか
ら記録データを受けて記録するプリンタなどの記録装置
とから構成することができ、上記各モードの選択やドッ
トデータの供給を、上位装置で行なったり、プリンタで
行なうようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る画像記録
装置は、第1のモードでは、ドットデータを供給手段で
複数個の記録素子に供給して、走査手段で記録媒体に対
して走査しながら記録し、その後、記録素子と記録媒体
を相対移送して、前回記録したドット行間にさらにドッ
トデータを記録することで、記録素子の間隔よりも小さ
いドットピッチの高密度記録をすることができ、また前
記第2のモードでは、記録素子の間隔をドットピッチと
して記録し、第1のモードよりも低密度になるが高速度
での記録をすることができる。
【0039】請求項2に係る画像記録装置は、請求項1
において第1のモードでは、記録素子の配列間隔の整数
倍でない移送量で移送することで、前回記録したドット
行間に記録素子を配置し、上記のように高密度の記録を
することができる。
【0040】また、請求項3に係る画像記録装置は、供
給手段で1群のデータから所定行数おきに各行のドット
データを供給し、第1のモードでは1群のデータの全行
のドットデータを記録し、第2のモードでは所定行数お
きの行のみのドットデータを記録することができる。こ
れにより請求項1と同様に高密度の記録と、低密度でも
高速度の記録をすることができる。
【0041】請求項4に係る画像記録装置は、請求項2
または3においてさらに、第1のモードのとき、第1の
制御部で前回記録したドット行間にさらにドットデータ
を記録するように記録素子と記録媒体を相対移送し、第
2の制御部で前回記録した複数行の画像に隣接して記録
素子を配置するように移送制御することで、高密度でし
かも隙間なく連続した画像を形成することができる。ま
た第2のモードのとき第3の制御部により記録素子間隔
の整数倍で移送制御することで、低密度ながらも隣の群
のデータと隙間なく高速度で記録することができる。
【0042】請求項5に係る画像記録装置は、請求項1
または3においてさらに、走査速度を変更するとともに
同方向のドットピッチを変更して記録する第3のモード
を選択するで、走査方向にも高速度で記録することがで
きる。したがって走査方向とそれと直角な方向とにそれ
ぞれ低密度にすることで、画像の見にくさを少なくしな
がら例えば4倍の高速度で記録することができる。
【0043】請求項6に係る画像記録装置は、請求項1
〜5のいずれかにおいてさらに、記録ヘッドにおける記
録素子の走査方向と直交する方向の配列長さを、記録す
べき文字列の複数行分の大きさとすることで、上記のよ
うに複数回の走査で1群のデータを記録するものでも、
実質的な記録速度を低下させることなく処理し、また第
2のモードでは一層高速度で記録することができる。
【0044】請求項7に係わる画像記録装置は、請求項
1〜6のいずれかにおいて、前記移送手段の最小移送量
を前記第1のモードにおける記録ドットピッチよりも大
きくすることで、低分解能の、つまり安価な構成の移送
手段を使用して高密度の記録を実現することができる。
【0045】請求項8に係る画像記録装置は、請求項1
〜7のいずれかにおいてさらに、記録ヘッドをインクジ
ェット式ヘッドとすることで、インクジェット式の画像
記録装置において上記効果を達成し、特にノズルの形成
に高度な加工技術を要することなく高密度の記録をした
り、高速度の記録をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機械的構成を示す斜視図。
【図2】本発明の電気的な制御構成を示す概略ブロック
図。
【図3】記録状態を説明する図。
【図4】他の記録状態を説明する図。
【図5】他の実施例の記録状態を説明する図。
【符号の説明】
20 記録ヘッド 20s 記録素子 22 走査手段 24 移送手段 30 バッファメモリ 31、32 読み出し部(供給手段) 33 ラッチ回路(供給手段) 35 間引き回路(供給手段) 40a 第1の制御部(移送手段) 40b 第2の制御部(移送手段) 40c 第3の制御部(移送手段) 42 選択手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/485

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対する走査行方向とほぼ直交
    する方向に複数個の記録素子を所定間隔で配置し、ドッ
    トマトリクス形式で記録する記録ヘッドと、 前記記録素子の配置に対応したドットデータを、前記記
    録素子に供給する供給手段と、 前記記録ヘッドと記録媒体を、前記走査方向と直交する
    方向に相対移送する移送手段と、 前記記録ドットピッチが互いに異なる第1のモードおよ
    び第2のモードを選択する選択手段とを備え、 前記第1のモードでは、前記記録素子で記録したドット
    行の間にさらにドット行を記録するために前記記録素子
    を配置するように前記移送手段を制御し、前記記録素子
    の間隔よりも小さいドットピッチで記録し、 また前記第2のモードでは、前記記録素子の間隔をドッ
    トピッチとして記録することを特徴とする画像記録装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記移送手段は、前
    記第1のモードで前記記録素子の間隔の整数倍でない移
    送量で制御する第1の制御部を含むことを特徴とする画
    像記録装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体に対する走査行方向とほぼ直交
    する方向に複数個の記録素子を所定間隔で配置し、ドッ
    トマトリクス形式で記録する記録ヘッドと、 複数行からなる1群の画像データから、前記走査方向と
    直交する方向に前記間隔に相当する所定行数おきの各行
    のドットデータを前記複数の記録素子に供給する供給手
    段と、 前記供給手段が前記所定行数おきに全行のドットデータ
    を供給する第1のモード、および所定行数おきの行のみ
    のドットデータを供給する第2のモードを選択する選択
    手段と、 前記記録ヘッドと記録媒体を、前記走査方向と直交する
    方向に相対移送する移送手段であって、少なくとも前記
    第1のモードのとき前記間隔の整数倍でない移送量で制
    御する第1の制御部を含む移送手段と、 を備え、 前記選択手段が前記第1のモードを選択したとき、所定
    行数おきのドットデータを記録した後、前記第1の制御
    部により移送して前回記録したドット行間に前記1群の
    データの残りのドットデータを1回または複数回に分け
    て記録し、 前記選択手段が前記第2のモードを選択したとき、前記
    1群のデータのうち所定行数おきのドットデータのみを
    記録することを特徴とする画像記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、前記移送手
    段は、さらに前記第1のモードにおいて、前記間隔の整
    数倍の長さから、前記第1の制御部による移送量のうち
    前記間隔の整数倍との差分を減じた移送量で制御する第
    2の制御部と、前記第2のモードにおいて、前記間隔の
    整数倍の長さの移送量で制御する第3の制御部を含むこ
    とを特徴とする画像記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または3において、さらに前記
    記録ヘッドと記録媒体の相対走査速度は複数段階に設定
    可能であり、 前記供給手段は、その速度に応じて、前記記録素子に供
    給する走査方向のドットピッチを複数段階に変える手段
    を含み、 前記選択手段はさらに、前記走査手段に対し走査速度
    を、前記供給手段に対して走査方向のドットピッチをそ
    れぞれ変更させて記録する第3のモードを選択すること
    ができることを特徴とする画像記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、前記
    記録ヘッドにおける記録素子の前記走査方向と直交する
    方向の配列長さは、記録すべき文字列の複数行分の大き
    さを有することを特徴とする画像記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、前記
    移送手段の最小移送量が前記第1のモードにおける記録
    ドットピッチよりも大きいことを特徴とする画像記録装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれかにおいて、前
    記記録ヘッドは、インク滴を記録媒体に向け噴出するイ
    ンクジェット式ヘッドであることを特徴とする画像記録
    装置。
JP20114295A 1995-08-07 1995-08-07 画像記録装置 Pending JPH0948110A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007083720A (ja) * 2005-09-19 2007-04-05 Avago Technologies Imaging Ip (Singapore) Pte Ltd ノズル発射の順序付け制御を省くことによる印刷速度の向上
JP2019162780A (ja) * 2018-03-19 2019-09-26 株式会社リコー 液体吐出システム、液体吐出装置、および方法

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