JPH0526400U - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

Info

Publication number
JPH0526400U
JPH0526400U JP5739091U JP5739091U JPH0526400U JP H0526400 U JPH0526400 U JP H0526400U JP 5739091 U JP5739091 U JP 5739091U JP 5739091 U JP5739091 U JP 5739091U JP H0526400 U JPH0526400 U JP H0526400U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
paper
dot
print
platen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5739091U
Other languages
English (en)
Inventor
直子 稲垣
良夫己 鶴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP5739091U priority Critical patent/JPH0526400U/ja
Publication of JPH0526400U publication Critical patent/JPH0526400U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ドットパターンを重ね打ちして高密度印字を得
るとき、ステップモータ6からギヤ7,8を介して用紙
5を微小距離だけ紙送りするのに、ギヤ間のバックラッ
シュの影響を考慮してステップモータ6の駆動量を設定
する。 【構成】ステップモータ6の駆動力を、プリンタにおけ
る印字用紙を移送するプラテン1に、駆動ギヤ7とプラ
テンギヤ8を介して伝達する。ステップモータ6は、シ
リアルドット印字ヘッド4のドット間距離を3以上の整
数m個に分割された単位ごとに紙送り駆動する。高密度
印字作業時には、通常の印字工程の後に、mより小で、
且つm/2より大きい整数n個単位で紙送りし、且つこ
のとき、第1回目の通常印字におけるドットパターンと
同じパターンデータまたは異なるパターンデータを、印
字ヘッド4に出力して印字するように制御する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、高密度の印字を実行するためのシリアルドットプリンタ装置に関し 、より詳しくはドットマトリックス式のプリンタ装置より、高密度印字を可能に した装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ドットマトリックス式のプリンタは、キャリッジに搭載した印字ヘッ ドを印字用紙と対面させて配置し、キャリッジを用紙の送り方向(行送り方向) と直角の印字用紙の幅方向に往復移動するように構成する。 そして、一つの行の印字可能領域内に適宜文字数(文字桁数)で印字するとき 、シリアル印字ヘッドの移動(桁送り、印字用紙幅方向送り)中、キャリッジ制 御部からの印字タイミング信号を受け取り、現在の位置の印字パターンデータを 印字制御部から印字ヘッド駆動部に送り、所定のパターンで印字ヘッドを駆動し て1文字づつ印字が行われる。
【0003】 この場合、例えば、1文字につき7×9ドットのドットマトリックスで印字す るとき、図5に示すように、縦方向(紙送り方向)に一定の間隔(P1)で並べ た9本の印字ワイヤ101を備えた9ピンのドット印字ヘッド100を、紙送り と直角の桁送り方向に適宜間隔(S1)で送るようにキャリッジ駆動モータを作 動させる。高品質の印字を得るため、前記キャリッジ駆動モータによるキャリッ ジの桁送り間隔(S1)を細かく設定することにより、文字の横方向の印字密度 (ドット密度)を高めることは容易である。しかし、前記のように印字ヘッド1 00における印字ワイヤ101の縦並び間隔は、印字ワイヤの直径と、各印字ワ イヤを摺動自在に支持する案内部の寸法とにより構造的に制約されるので、文字 の縦方向の印字密度(ドット密度)を高めることは容易でない。
【0004】 この問題を解決するため、特開昭52−110117号公報では、印字すべき 文字のドットパターンのドット間隔の2倍の距離をおいて印字ワイヤを配置し、 第1印字工程終了後、1ドット分の距離だけ紙送りを実行し、この位置で前記第 1印字工程で印字した第1ドットパターンデータと異なる別のドットパターンで 印字し、合計2回の印字作業にて、所定のドットパターンとなる1文字を印字す ることを提案している。
【0005】 また、特公平1−49632号公報では、通常の印字形状よりも文字形状を強 調する制御として、ドットパターンデータに一致させて1ドット間距離で印字ワ イヤ配列がされた印字ヘッドと、前記ドット間距離を3以上のm整数のパルスに より紙送りする紙送り機構を備えたプリンタであって、通常の印字工程の後に前 記紙送り機構に、前記mの半分より少ないn個(整数)のパルスを送り出して紙 送りする工程を実行させ、このとき、前回の通常の印字工程でのドットパターン と同一のドットパターンデータにて印字することを提案している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
この先行技術(特公平1−49632号公報)の技術では、第1回目の印字工 程で印字した印字ドット間隔の半分よりも小さい間隔だけずらして第2回目の印 字ドットが位置するので、同一の文字パターンが1/2ドット以下の距離をもっ て上下方向に重なるから,通常文字よりも高い濃度で印字され、他の文字より強 調されるとしている。
【0007】 ところで、紙送りステップモータから歯車列を介してプラテンを回動させる構 成による紙送り機構の場合、次のような問題がある。 即ち、歯車列には噛み合う駆動側歯車102と従動側歯車103との両歯面間 には、製作公差等によりいわゆるバックラッシュ(歯面間の遊び)tが存在する 。そして、図6(a)で示すように、改行速度(紙送り速度)に対応するプラテ ンの間欠回動速度が小さいとき、紙送りステップモータの停止時、矢印A方向に 回転した後停止した駆動側歯車102の歯面のうち前面(駆動力伝達側面)が従 動側歯車103の歯面のうちの後面に接触した状態で停止する。従って、前記バ ックラッシュtは、駆動側歯車102の歯面のうち後面と従動側歯車103の歯 面のうちの前面との間に存在する。しかし、プラテンの間欠回動角度が大きい場 合は、その速度が大きくなるため、紙送りステップモータの停止により駆動側歯 車102が停止しても、プラテンの回転慣性力のため、従動側歯車103は前記 バックラッシュtの隙間分だけ回動(前進)して停止する(図6(b)参照)。 このような停止後、紙送りステップモータを作動させるとき、駆動側歯車102 を前記バックラッシュtの隙間分だけ余分に回動(前進)させないと、従動側歯 車103、ひいてはプラテンの回動を開始できないことになる。
【0008】 このようなバックラッシュのあるギヤ列の伝動機構を介して、前述のように、 印字用紙をドット間隔より短い微小距離だけ紙送り方向に送る制御を実行すると 、例えばバックラッシュが略0.1mm 程度であり、これに対して紙送り方向への微 小距離送り量を0.117mm であるとすると、紙送りステップモータに前記微小距離 送り量に相当するステップパルスを出力しても、前記バックラッシュにより相殺 されて実質上プラテンは回動しない。従って、高速印字作業になるほど前記バッ クラッシュの影響が大きくなり、前記第1回目の印字パターンと第2回目の印字 パターンが重なって、美しい高品質の文字が印字できないという問題があった。
【0009】 これを回避するためには、1行改行あるいは半ピッチ紙送りのいずれにおいて も、バックラッシュを0とする、もしくは同一バックラッシュ量とする必要があ るが、前者の場合は、紙送り速度が極端に遅くなり、後者の場合は半ピッチ送り 時に多大の電力及びトルクを必要とするため、いずれも現実的でない。 この様なバックラッシュによる問題は特開昭52−110117号公報に記載 の技術おいても、考慮されておらず解決していなかった。
【0010】 本考案は、この技術的課題を解決した印字装置を提供することを目的とするも のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】 前記目的を達成するため、本考案は、印字用紙を移送する紙送り機構と、該紙 送り機構とギヤ列を介して連結され、且つドット間距離を3以上の整数m個に分 割された単位ごとに紙送りすべく駆動する駆動機構を備えたプリンタ装置におい て、前記mより小で、且つm/2より大きい整数n個単位で紙送りし、且つこの とき任意のドットパターンデータを印字ヘッドに出力する制御手段を備えたもの である。
【0012】
【実施例】
次に、本考案を具体化した実施例について説明すると、図1において、符号1 はシリアルプリンタにおけるプラテンで、符号2,3はプラテン1外周面に当接 する補助ローラである。9本の印字ワイヤを縦方向に配列したシリアルドット式 の印字ヘッド4はプラテン1外周面に相対するように図示しないキャリッジに搭 載され、キャリッジは図示しないステップモータ及びタイミングベルトによりプ ラテン1の長手方向(用紙の幅方向)に沿って往復移動可能に構成されている。 なお、リボンカセットに収納されたインクリボンをプラテン1の外周の一部周面 に巻きついた印字用紙5と印字ヘッド4前面との間に配置し、印字ヘッド4の前 面から選択的に突出動した印字ワイヤの先端でインクリボンのインクを印字用紙 5に捺印してドット状の印字を実行する。
【0013】 そして、ステップモータ6に取付く駆動ギヤ7からプラテンギヤ8に動力伝達 されてプラテン1が回動する。このプラテンギヤ8のピッチ円直径はプラテン1 の直径と略同一に形成されている。プラテンギヤ8には第2ギヤ9、第3ギヤ1 0、第4ギヤ11が順次噛み合い連結されてステップモータ6の駆動力が第4ギ ヤ11からピントラクタ12の伝動軸13に減速伝達される。ピントラクタ12 のベルト外周面に一定間隔で突出するピン14は、印字用紙5の左右両縁部に穿 設した送り孔15に係合し、印字用紙5を移送(紙送り)するように構成する。
【0014】 図2は、プリンタのコントローラ部におけるマイクロコンピュータの機能ブロ ック図を示し、符号16は中央処理装置(CPU)、符号17は、上位装置とし てのホストコンピュータ50との間でデータを送受信するためのインターフェイ ス、符号18は第1水準漢字及び第2水準漢字等の通常使用される漢字の文字パ ターンとそれを指定する文字コードを予め記憶させた読出し専用の文字発生器( キャラクタジェネレータ)である。
【0015】 この文字発生器18は、ドラフト文字のフオントを発生する第1部18aと、 高密度文字の偶数ピン(0,2,4,6,8)のデータを発生させる第2部18 bと、同じく奇数ピン(1,3,5,7,9)のデータを発生させる第3部18 cとを有する。符号19は英字、数字、平仮名文字、かたがな文字等の漢字以外 の文字を予め記憶させた読出し専用の非漢字文字発生器を示し、符号20は印字 装置の機構部の作動制御のための制御信号を読み出し書き込み可能にしたワーク メモリである。
【0016】 符号21は、イメージ印字コマンドに応じてホストコンピュータ50から送ら れてくる画像等のイメージデータを書き込み収納するための読み出し書き込み可 能なメモリ、符号22は利用者の希望により追加増設できるオプションメモリで 、読み出し書き込み可能な登録用メモリで、メモリ20,21,22は電気的に 消去・書き込みできる不揮発性メモリ(EEPROM)であり、主電源オフ時に も記憶内容を保持できるメモリである。
【0017】 符号23は、中央処理装置16からの指令により文字発生器18、19や他の メモリ21,22から所定の文字やイメージを呼び出したり、その文字を縦書き 用又は横書き用に変換するための印字用データ処理用のIC(ゲートアレイ)、 24は印字部の機構に応じて微調整するためのデータ等を書き込むことができる 不揮発性メモリ(EEPROM)、符号25は前記インターフェイス17のモー ドを切替えたり、文字のフオント(字体)や高密度印字やドラフト印字に切替え る印字処理用ICである。
【0018】 符号26は、印字のタイミング等の規制するためのデューテイカウンタ等を構 成し、印字データ用メモリ(プリントバッファ27,28)を制御するIC(ゲ ートアレイ)であり、印字するとき用紙にそれぞれ1行分の文字のデータを一時 蓄積させるための2ラインプリントバッファ27,28は、その一方のプリント バッファ27で蓄積したデータに基づき1行分の印字作業中に他方のプリントバ ッファ28で次の行の文字のデータを蓄積することにより、両方向印字作業を迅 速に実行できるようにしている。
【0019】 符号29は、シリアルドット印字ヘッド駆動回路30を制御するためのIC( ゲートアレイ)で、印字ヘッド4にドットピンの突出データを印字ヘッド駆動回 路30に指令するものである。 さらに、符号32は用紙が無くなると感知して印字作業及び用紙送りを停止さ せるためのリミットスイッチ、符号33は用紙送り、用紙無しの検出時にブザー 等で警告するための警報駆動回路、符号34は印字装置内部を冷却するためのフ アンを駆動するためのフアン駆動回路で電源スイッチのオンオフと関連させてい る。
【0020】 符号35はキャリッジを順印字方向及び逆印字方向に移動させるキャリッジ駆 動モータ9を駆動するためのモータ駆動回路、符号36は前記キャリッジ駆動モ ータ9の回転数をカウントするためのエンコーダ、符号37は用紙15を縦送り (行送り)するステップモータ6を駆動するための用紙送り用モータ駆動回路で ある。この用紙送り用モータ駆動回路37では、行送り方向の1ドット間距離P 1を3以上の整数m個に分割された単位(駆動パルス)ごとに紙送りするような 駆動信号を出す。そして、後述の高密度印字作業を実行するときには、文字発生 器の第2部18bからのデータにより、第1回目の1行の通常印字作業を実行し た後、前記整数mより小で、且つm/2より大きい整数n(m>n>m/2 )個単 位(駆動パルス)で微小の紙送りを実行するように用紙送り用モータ駆動回路3 7から駆動信号を出す。且つ、このとき(第2回目印字工程のとき)、第1回目 印字工程での印字ドットパターンと異なる所定の印字ドットパターンデータ(文 字発生器の第3部18cからのデータ)を、前記文字発生18,19等から読み 出して印字ヘッド4に出力するように制御するのである。
【0021】 実施例では、前記プラテン1の直径と略等しいピッチ円直径を有するプラテン ギヤ8と駆動ギヤ7とのバックラッシュtの値を0.1mm とし、行送り方向の1ド ットの間隔を1/72インチ(約0.352mm)であるとする。第1回目の印字工程で は、用紙送り用モータ駆動回路37から、ステップモータ6に整数(m=3)の 駆動パルスに相当する駆動信号を供給することにより実行される。従ってこの1 パルスの駆動信号にて1/216インチ(約0.1175mm) ごとに紙送りする。この ときの印字ドットパターンは通常の印字文字パターンとする。文字パターンの例 を、文字「N」について7×9ドット印字パターンで示すと、図3において白丸 の部分となる。
【0022】 そして、第2回目の印字工程では、前記nの値を2とし、2パルス分に相当す る駆動信号を与えて(1/72)×(2/3)=2/216インチ(約0.235mm) だけステップモータ6を間欠回動させて紙送りし、前記第1回目印字工程と同じ 印字ドットパターンで印字するという二重打ちを実行する。図3の斜線を施した 丸の部分が第2回目の印字であり、図3の白丸の部分と合わせて全体として二重 打ちの印字見本となる。
【0023】 なお、図4は文字「K」について、第1回目の印字ドットパターン(白丸で示 す)と第2回目の印字ドットパターン(斜線を施した丸の部分で示す)とが異な る場合の印字見本である。 このように、実施例では、前行の印字が終了し、改行がなされると、この改行 動作ではプラテンの回転角度が大きくなる。従ってプラテンの回転速度も大きい ので、プラテンはステップモータ6停止後も慣性により0.1mm 移動する。その後 に第1回目の印字工程がなされる。第2回目の印字工程では、2パルスに相当す る駆動信号を与えて(1/72)×(2/3)=2/216インチ(約0.235mm) だけステップモータ6を間欠回動させるが、ギヤ7,8列にバックラッシュとい う遊びが存在するため、そのバックラッシュt(0.1mm)の値を差し引いた値(約 0.135mm)だけ紙送り方向にずれた位置に第2回目のドットパターンが印字される 。この場合、プラテンの回転速度が充分大きくなる前にその回転が終了するため 、バックラッシュは生じない。従って、第1回目の紙送り方向に隣接するドット に対して第2回目のドットが一部重複した状態の印字パターンが形成され、これ により、印字速度を高速度に設定しても、印字密度の高い高品質の文字を印字す ることができるのである。
【0024】 なお、符号38は単票用紙を自動給紙するためのオートカットシートフイーダ 、符号39は、印字速度を少なくとも2種類以上に切り換えるための速度切替え スイッチであり、例えば、印字速度が、漢字を印字するときの高密度印字速度( 75文字/秒)、標準速度(110 文字/秒)と、倍速(220 文字/秒)との3種 類に切替え可能となっている。この速度切換えスイッチ39はプリンタの操作部 としてのパネルスイッチ31に設けてある。この印字速度切替えはホストコンピ ュータ50からのコマンドによっても行い得るものである。
【0025】 符号40は、ギャップ調節機構におけるステップモータを正逆回動駆動して、 前記印字ギャップを調節するためのギャップ調節駆動回路である。 なお、パネルスイッチ31には、キースイッチと1つの表示部(液晶表示素子 LCDによる)とを備え、オンラインスイッチは、上位装置としてのホストコン ピュータ50とプリンタとの間でデータを交換可能にするオンライン状態と交換 不能にするオフライン状態とに切替えるトッグルスイッチであり、用紙を1行送 りする「改行」指令用の改行スイッチや、1ページ単位で用紙を縦送りする「改 ページ」を指令する改ページスイッチや、プリンタの電源をON・OFFするた めの電源スイッチ等を備え、プリンタの電源スイッチのONで、オンライン状態 となり、ホストコンピュータ50からの印字データを受信して印字可能な状態に なる。
【0026】 なお、前記紙送り機構と紙送り駆動モータとの間におけるギヤ列のバックラッ シュの値の大小に応じて、整数値mおよびnを適宜設定すれば良い。本考案は、 最近のワードプロセッサのように、影付き白抜き文字、斜体文字や重ね文字等の 修飾文字の文字フォントで印字するときにも適用できることはいうまでもない。
【0027】
【考案の作用及び効果】
以上に説明したように、本考案は、プリンタにおける印字用紙を移送する紙送 り機構と、ステップモータ等の駆動機構とをギヤ列を介して連結し、この駆動機 構を、シリアルドット印字ヘッドのドット間距離を3以上の整数m個に分割され た単位ごとに紙送りすべく駆動するように構成してあり、このプリンタで通常の 印字工程の後に、前記紙送り機構を、前記mより小で、且つm/2より大きい整 数n個単位で紙送りし、且つこのとき、前記第1回目の通常印字におけるドット パターンと同じパターンデータまたは異なるパターンデータを、印字ヘッドに出 力して印字するのである。
【0028】 このように、第2回目の印字工程で用紙を微小距離だけ紙送するとき、ギヤ列 中にバックラッシュがあっても、そのバックラッシュの分だけ余計に駆動機構を 作動させることができ、通常印字のドットの上下隙間に第2回目の印字工程でド ット印字でき、通常印字パターンよりも印字密度の高い、高品質の印字を実行す ることができるという効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタの概略斜視図である。
【図2】制御装置の機能ブロック図である。
【図3】本考案による同一ドットパターンで重ね印字し
たときの印字見本である。
【図4】本考案による異なるドットパターンで重ね印字
したときの印字見本である。
【図5】シリアルドット印字ヘッドの印字ワイヤの間隔
を示す図である。
【図6】(a)は低速印字作業時のバックラッシュの説
明図である。(b)は高速印字作業時のバックラッシュ
の説明図である。
【符号の説明】
1 プラテン 4 印字ヘッド 5 印字用紙 6 ステップモータ 7 駆動ギヤ 8 プラテンギヤ 9 第2ギヤ 10 第3ギヤ 11 第4ギヤ 16 中央処理装置 30 印字ヘッド駆動回路 35 モータ駆動回路 37 用紙送り用モータ駆動回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 19/76 9212−2C 19/92 9212−2C

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】印字用紙を移送する紙送り機構と、該紙送
    り機構とギヤ列を介して連結され、且つドット間距離を
    3以上の整数m個に分割された単位ごとに紙送りすべく
    駆動する駆動機構を備えたプリンタ装置において、前記
    mより小で、且つm/2より大きい整数n個単位で紙送
    りし、且つこのとき任意のドットパターンデータを印字
    ヘッドに出力する制御手段を備えたことを特徴とするプ
    リンタ装置。
JP5739091U 1991-07-23 1991-07-23 プリンタ装置 Pending JPH0526400U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5739091U JPH0526400U (ja) 1991-07-23 1991-07-23 プリンタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5739091U JPH0526400U (ja) 1991-07-23 1991-07-23 プリンタ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0526400U true JPH0526400U (ja) 1993-04-06

Family

ID=13054295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5739091U Pending JPH0526400U (ja) 1991-07-23 1991-07-23 プリンタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0526400U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013010289A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Seiko Epson Corp テープ印刷装置の制御方法およびテープ印刷装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013010289A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Seiko Epson Corp テープ印刷装置の制御方法およびテープ印刷装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0691882A (ja) インク・ジェット・プリンタの操作方法
US5533819A (en) Character by character thermal recording device with ink sheet feed control
US4834564A (en) Paper feed control in a dot matrix printer
EP0331033A2 (en) Printing system for dot-matrix printer
US4737924A (en) Dot matrix type serial printer
JP2003072127A (ja) 感熱記録装置
US4248147A (en) Control system for dot matrix line printer using one print element per character
JPH0526400U (ja) プリンタ装置
JPS6151378A (ja) 複合プリンタのリボン送り装置
JPS6151363A (ja) 複合プリンタ
US5114253A (en) Dot printing method for dot printer
JP2969791B2 (ja) ドットラインプリンタ
JPS6031983A (ja) プリンタの紙送り制御方式
JP2815168B2 (ja) 印刷装置の改行制御方法
JPS60250980A (ja) プリンタ−のリボン送り装置
JPH0588675B2 (ja)
JPS61195853A (ja) インクジエツトプリンタ
JP2872136B2 (ja) シリアルドットプリンタ
KR100206266B1 (ko) 프린터의 캐리지 제어방법
JPH03161387A (ja) プリンタ
JPS61228979A (ja) インクリボン送り方式
JPS6371382A (ja) インクリボン駆動方法
JPH05318830A (ja) ドットプリンタ
JPS63274575A (ja) 印字装置
JPH10157201A (ja) プリンタの制御方法