JP2959354B2 - 排気マフラの支持構造 - Google Patents

排気マフラの支持構造

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JP2959354B2
JP2959354B2 JP22338093A JP22338093A JP2959354B2 JP 2959354 B2 JP2959354 B2 JP 2959354B2 JP 22338093 A JP22338093 A JP 22338093A JP 22338093 A JP22338093 A JP 22338093A JP 2959354 B2 JP2959354 B2 JP 2959354B2
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muffler
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和生 杉山
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Toyota Motor Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は排気マフラの支持構造に
係り、特に車両構成メンバに支持部材を介して排気マフ
ラを支持させる排気マフラの支持構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車に搭載されるエンジンは
マウントゴムを介在させて車体フレームに取り付けエン
ジンルームに収容されて、発生する振動・騒音を防止す
るようにされている。また、エンジンの排気系について
もマフラが装着され、排気音を減少させるようにしてい
る。
【0003】そして、排気系に装着されるマフラ(エキ
ゾーストマフラ)の支持構造としては、例えば実開平4
−71729号公報に掲載されたものが従来より知られ
ている。
【0004】上記公報に掲載された支持構造は、略円筒
状のマフラを該マフラの中央部外周面に取り付けられた
マフラハンガ等の支持部材を介して車両構成メンバに支
持させる構造となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、排気管の振
動モードにおいては、重量物例えば車体の下部後方に設
けられるメインマフラ等の重心位置が節位置になりやす
く、振動が低いことから、そこで支持すれば排気管振動
入力を防止する効果があることが従来より知られてい
る。
【0006】しかしながら、上記従来の支持構造にあっ
ては、支持部材を略円筒状のマフラ中央部外周面に取り
付け、この支持部材を介してマフラを車両構成メンバに
支持させる構造となっているので、この支持構造によっ
て図5に示すようにメインマフラ10をマフラ側サポー
トブラケット11を介して、サイドメンバ12に取り付
けられると共にサポートゴム13を保持している車両構
成メンバであるサイドメンバ側サポートブラケット14
に支持させると、メインマフラ10の重心G’から上下
方向へのオフセット量(即ち、メインマフラ10の重心
位置からサイドメンバ側サポートブラケット14までの
上下方向の距離h’が大きくなってしまい、排気管振動
モードにおける節位置支持の効果が小さいものとなって
しまう。尚、図5中、双方向矢印C方向は車長方向を示
す。
【0007】このため、上記従来の支持構造にあって
は、マフラの振動が十分に低い位置でなく、このためマ
フラの取付剛性を十分に高めることができず、また、振
動音も十分に低減させることができないといった問題が
あった。
【0008】本発明は以上の点に鑑みなされたものであ
り、排気マフラの重心位置からの上下方向のオフセット
量を小さくすることによって、排気管振動モードにおけ
る節位置支持の効果を高め、これによって排気マフラの
取付剛性を高めることができると共に、振動音を十分に
低減させることができる排気マフラの支持構造を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両構成メン
バに支持部材を介して排気マフラを支持させる排気マフ
ラの支持構造において、前記車両構成メンバに対向する
排気マフラ面に、前記排気マフラの重心に近接する深さ
の凹部を形成し、前記凹部に支持部材を結合し、該支持
部材を介して前記排気マフラを前記車両構成メンバに支
持させることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】車両構成メンバに支持される排気マフラは、該
排気マフラの車両構成メンバに対向する面に形成される
と共に該排気マフラの重心に近接する深さに形成された
凹部に結合された支持部材を介して車両構成メンバに支
持される。
【0011】従って、排気マフラの重心位置からの上下
方向のオフセット量が小さくなり、排気管振動モードに
おける節位置支持の効果が高まるので、排気マフラの取
付剛性を十分に高めることができると共に、振動音を十
分に低減させることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を車体下部後方に設けられるメ
インマフラに適用した一実施例について図面を参照しな
がら説明する。尚、図1〜図3は、夫々本実施例に係る
メインマフラの平面図、図1のII−II矢視図、及び図1
のIII −III 矢視図であり、図4は図1のVI−VI矢視に
対応した位置におけるメインマフラの車両構成メンバへ
の支持状態を示す図である。
【0013】図1〜図3中、1はメインマフラである。
このメインマフラ1は、自動車の前部にエンジンルーム
が設けられているものにあっては、エンジンの排気系に
連通されると共に車体下部にフロント側からリヤ側に車
長方向に延びる図示しないマフラのリヤ側端部に設けら
れている。
【0014】尚、図1中、双方向矢印A及び双方向矢印
Bが夫々車長方向及び車幅方向を示し、双方向矢印Aの
上方向矢印及び下方向矢印が夫々フロント方向及びリヤ
方向を示している。
【0015】前記メインマフラ1には、図1〜図3に示
すように、後述する車両構成メンバに対向するマフラ面
に該メインマフラ1の重心Gに近接する凹部2(前記し
た凹部に相当)が形成されていると共に、この凹部2と
対向するマフラ面に該メインマフラ1の重心Gに近接す
る凹部3が形成されている。そして、これら凹部2,3
は、図1及び図3に示すように、メインマフラ1の前後
方向(図1中、双方向矢印A方向)全長に亘って形成さ
れている。また、メインマフラ1の凹部2,3の左右両
側は、図2に示すように、夫々略円筒状に形成されてい
る。
【0016】図4中、4は車両のフロアパネルであり、
このフロアパネル4の下面にはサイドメンバ5が取り付
けられている。また、サイドメンバ5の下面にはサイド
メンバ側サポートブラケット6が取り付けられており、
このサイドメンバ側サポートブラケット6にサポートゴ
ム7が保持されている。尚、サイドメンバ側サポートブ
ラケット6を介してサポートゴム7を保持しているサイ
ドメンバ5は、サポートゴム7がメインマフラ1の重心
Gと対向するようにフロアパネル4に取り付けられてい
る。
【0017】そして、上記メインマフラ1の凹部2に
は、メインマフラ1の重心Gと対向する位置に、前記し
た支持部材に相当するマフラ側サポートブラケット8が
該マフラ側サポートブラケット8の一端が固着されて取
り付けられている。また、このマフラ側サポートブラケ
ット8の他端側は、サポートゴム7に取り付けられてい
る。
【0018】従って、メインマフラ1は、凹部2に取り
付けられたマフラ側サポートブラケット8等を介して車
両構成メンバであるサイドメンバ側サポートブラケット
6に支持されている。
【0019】次に、上述実施例の作用について述べる。
【0020】メインマフラ1には、車両構成メンバであ
るサイドメンバ側サポートブラケット7と対向するマフ
ラ面に該メインマフラ1の重心Gに近接する深さの凹部
2が形成され、メインマフラ1はこの凹部2に取り付け
られたマフラ側サポートブラケット8を介してサイドメ
ンバ側サポートブラケット6に支持される。
【0021】従って、メインマフラ1の重心位置から上
下方向へのオフセット量、即ち、本実施例では図4に示
すように重心Gからサイドメンバ側サポートブラケット
6までの上下方向の距離hが、図5に示した従来の略円
筒状のメインマフラ10の中央部外周面に取り付けられ
たマフラ側サポートブラケット11を介して該メインマ
フラ10をサイドメンバ側サポートブラケット14に支
持させた場合のオフセット量h’と比較して格段に小さ
くなる。そして、このオフセット量hが格段に小さくな
るので、排気管振動モードにおける節位置支持の効果も
格段に高まり、排気管振動入力に対して有利となる。
【0022】よって、メインマフラ1の取付剛性が十分
に高まると共に、振動音も十分に低減する。
【0023】以上のような実施例によれば、メインマフ
ラ1を、該メインマフラ1の重心Gに近接する凹部2に
取り付けたマフラ側サポートブラケット8を介してサイ
ドメンバ側サポートブラケット6に支持させているの
で、重心Gから上下方向へのオフセット量hを従来と比
較して格段に小さくすることができるので、排気管振動
モードにおける節位置支持の効果を格段に高めることが
でき、排気管振動入力に対して従来と比較して格段に有
利となる。よって、メインマフラ1の取付剛性を十分に
高めることができると共に、振動音を十分に低減するこ
とができる。
【0024】また、図5に示す既述した従来の支持構造
にあっては、略円筒状のメインマフラ10の中央部外周
面に取り付けたマフラ側サポートブラケット11を介し
て該メインマフラ10をサイドメンバ側サポートブラケ
ット14に支持させていたので、地上高との関係でマフ
ラ容量を十分に確保できず、このため排気音に対して不
利であったが、本実施例ではメインマフラ1に凹部2を
形成すると共に、該凹部2の左右両側を夫々略円筒状に
形成し、該凹部2に取り付けられたマフラ側サポートブ
ラケット8を介してメインマフラ1をサイドメンバ側サ
ポートブラケット6に支持させているので、メインマフ
ラ1の容量を従来と比較して大きくすることができ、従
って排気音に対して格段に有利となる。
【0025】更に、メインマフラ1の容量を大きくする
ことによって、メインマフラ1の重量も大きくなるの
で、振動モードの節位置を該メインマフラ1の重心Gに
より一層近づけることができる。従って、上記節位置支
持の効果をより一層高めることができ、メインマフラ1
の取付剛性をより一層高めることができると共に、振動
音をより一層低減させることができる。
【0026】尚、本発明の適用は、上述実施例のように
メインマフラ1への適用に限られるものではなく、例え
ばエンジンの排気系に連通されるとともに車体下部にフ
ロント側からリヤ側に車長方向に延びるマフラの中央部
に設けられるサブマフラ等の排気マフラに適用しても良
い。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、車両構成メンバに対向
する排気マフラ面に、該排気マフラの重心に近接する深
さの凹部を形成すると共に、該凹部に支持部材を結合
し、該支持部材を介して排気マフラを車両構成メンバに
支持させているので、排気マフラの重心位置から上下方
向へのオフセット量を小さくすることができ、これによ
って排気管振動モードの節位置支持の効果を高めること
ができ、排気管振動入力に対して有利とすることができ
る。
【0028】また、排気管振動モードの節位置支持の効
果を高めることができるので、排気マフラの取付剛性を
高めることができるとともに、振動音を十分に低減させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るメインマフラの平面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図1のIII −III 矢視図である。
【図4】図1のVI−VI矢視に対応した位置におけるメイ
ンマフラの車両構成メンバへの支持状態を示す図であ
る。
【図5】従来のメインマフラの支持構造を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1,10 メインマフラ 2,3 凹部 4 フロアパネル 5,12 サイドメンバ 6,14 サイドメンバ側サポートブラケット 7,13 サポートゴム 8,11 マフラ側サポートブラケット h,h’ オフセット量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01N 7/00 B60K 13/04 F16F 15/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両構成メンバに支持部材を介して排気
    マフラを支持させる排気マフラの支持構造において、 前記車両構成メンバに対向する排気マフラ面に、前記排
    気マフラの重心に近接する深さの凹部を形成し、 前記凹部に支持部材を結合し、該支持部材を介して前記
    排気マフラを前記車両構成メンバに支持させることを特
    徴とする排気マフラの支持構造。
JP22338093A 1993-09-08 1993-09-08 排気マフラの支持構造 Expired - Lifetime JP2959354B2 (ja)

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US8025123B2 (en) * 2006-01-17 2011-09-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Muffler structure for vehicle
JP7350691B2 (ja) * 2020-04-13 2023-09-26 日野自動車株式会社 吊下げ対象物の支持構造

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