JPH0730416Y2 - 独立懸架装置のデフケース支持構造 - Google Patents

独立懸架装置のデフケース支持構造

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JPH0730416Y2
JPH0730416Y2 JP12337288U JP12337288U JPH0730416Y2 JP H0730416 Y2 JPH0730416 Y2 JP H0730416Y2 JP 12337288 U JP12337288 U JP 12337288U JP 12337288 U JP12337288 U JP 12337288U JP H0730416 Y2 JPH0730416 Y2 JP H0730416Y2
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JP
Japan
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vibration
support structure
vehicle
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differential case
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隆一 谷本
晴彦 近藤
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は独立懸架装置のデフケース支持構造に関し、特
にその振動伝達防止構造に関する。
[従来の技術] 第5図には独立懸架装置における車両リアデフケースの
支持構造の一例を示す。デフケケース1は車両前後方向
(図の左右方向)へ配設され、その前端にはプロペラシ
ャフト51の後端が接続されるとともに、左右の側面から
はアクスルシャフト52が突出している(一方のみ図
示)。
上記デフケース1には後面および傾斜する頂面にブラケ
ットアーム11、2が突設してあり、ブラケットアーム11
の先端は、これに装着した筒状防振ブッシュ12を介して
車幅方向に配したサスペンションメンバF3の上面に連結
支持されている。また、上記ブラケットアーム2の先端
は、筒状防振ブッシュ3を介して車幅方向に延びるクロ
スメンバF2の下面に連結支持せしめてある。
[考案が解決しようとする課題] 上記支持構造において、プロペラシャフト51の回転トル
ク変動等により上記デフケース1はアクスルシャフト52
回りの、いわゆるワインドアップ共振を生じ(図中矢
印)、これはブラケットアーム2を経て上記防振ブッシ
ュ3に上下方向の振動として入力する(図中矢印)。こ
の振動は、クロスメンバF2より車両フロアLに至ってこ
れを加振し、低速こもり音の原因となっている。
かかるこもり音を低減するために、上記クロスメンバを
支持するサイドメンバの肉厚を厚くしたり、上記フロア
の制振用アスファルトを増量し、あるいはデフケースに
ダイナミックダンパを設ける等の対策がなされている
が、これらはコストおよび重量の増加を招く割には効果
が十分でないという問題があった。
本考案はかかる背景に鑑みてなされたもので、必要以上
のコストアップや重量増を招くことなく、デフケースか
らの振動伝達を防止し、もって車内こもり音を効果的に
低減することができる独立懸架装置のデフケース支持構
造を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案の構成を第1図で説明すると、本考案のデフケー
ス支持構造は、車両前後方向へ延びるサイドメンバF1
(第3図)間に架設された前後位置のクロスメンバF2間
に、上記サイドメンバF1と平行に補助メンバ4を架設
し、該補助メンバ4の中間位置に防振マウント3を設け
て、これにデフケース1より突出するブラケットアーム
2の先端を連結したものである。
[作用] 上記支持構造において、デフケース1のワインドアップ
共振に伴い、防振マウント3には上下方向の振動が入力
する。ここにおいて、上記防振マウント3は、クロスメ
ンバF2間に架設した補助メンバ4の中間位置に設けてあ
るから、入力振動は分散して上記各クロスメンバF2に入
力し、この結果、車両フロアLの振動が小さくなって車
室こもり音が低減される。
[実施例] 第2図には車両後車輪の独立懸架装置を示し、デフケー
ス1は車両前後方向に配設されてその前端にはプロペラ
シャフト51が連結され、左右の側面からはアクスルシャ
フト52が突出している。上記デフケース1には頂面と後
面にそれぞれブラケットアーム2、11が突設してあり、
ブラケットアーム11の先端上下面には筒状防振マウント
12が装着されて(第1図)、これらを貫通するボルトに
よって、車幅方向へ配したサスペンションメンバF3の上
面に上記ブラケットアーム先端を連結固定している。
上記デフケース1の前上方には、前後位置にクロスメン
バF2が設けてあり、これらは車両両側部を前後方向へ延
びるサイドメンバF1(第3図)間に架設されている。上
記クロスメンバF2の内、前側に位置するものは断面形状
を大きくしてあり、これらクロスメンバF2の中央を結ん
で前後方向へ補助メンバ4が設けてある。
上記補助メンバ4はハット断面をなして前端に向けて漸
次太くしてあり(第1図)、上記デフケース1より延び
るブラケットアーム2先端は、これに装着した筒状防振
マウント3内を貫通せしめたボルトによって、上記補助
メンバ4の、前端に近いハット断面内に連結固定してあ
る。
上記支持構造において、デフケース1がアクスルシャフ
ト52回りにワインドアップ共振すると(第1図矢印)、
これはブラケットアーム2を経て上下方向振動(図中矢
印)として上記防振マウント3に入力する。防振マウン
ト3で一部が吸収されて補助メンバ4に伝達した振動
は、ここで分散せしめられ、前後のクロスメンバF2には
十分に小さい加振力で入力する。特に、ブラケットアー
ム2の連結部に近い前側クロスメンバF2は、断面形状が
大きくしてあるから、剛性が大きく、振動伝達を有効に
阻止する。
かくして、クロスメンバF2より車両フロアLに入力する
振動が十分に低減される結果、車室こもり音は小さく抑
えられる。この効果を第4図に示す。
図中、線xが本考案、線yが従来例であり、これによる
と、40〜80Hzの低速こもり音が効果的に低減せしめられ
ている。
[考案の効果] 以上の如く、本考案の支持構造によれば、前後のクロス
メンバ間に補助メンバを設けて、これの中間位置に防振
マウントを介してデフケースのブラケットアーム先端を
連結支持せしめたことにより、デフケースからの入力振
動が分散せしめられ、大幅なコストアップや重量増を招
くことなく、車両のこもり音を大幅に低減することがで
きる。
また、本考案によれば、従来の如くクロスメンバの下面
に防振マウントを設置しないから、車高規制の限度内
で、上記クロスメンバの断面を大きくすることができる
とともに筒状防振マウントの大形化によりそのバネ定数
を低減することができ、これによっても、こもり音の低
減が実現される。
さらに、上記防振マウントの位置が従来に比して上方へ
移動するため、ブラケットアーム長を長くすることがで
き、この結果、防振マウントへの振動入力が低下して、
これがこもり音の低下に寄与するという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示し、第1図
は支持構造の一部断面全体側面図、第2図は車両後輪懸
架装置の全体斜視図、第3図は車両フレームの要部斜視
図、第4図は騒音低減効果を示す図、第5図は従来の支
持構造を示す一部断面全体側面図である。 1……デフケース 2……ブラケットアーム 3……防振マウント 4……補助メンバ 51……プロペラシャフト 52……アクスルシャフト F1……サイドメンバ F2……クロスメンバ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のデフケースより突設したブラケット
    アームの先端を防振マウントを介して車両フレームに連
    結してなる独立懸架装置のデフケース支持構造におい
    て、車両前後方向へ延びるサイドメンバ間に架設された
    前後位置のクロスメンバ間に、上記サイドメンバと平行
    に補助メンバを架設し、該補助メンバの中間位置に上記
    防振マウントを設けて、これに上記ブラケットアーム先
    端を連結したことを特徴とする独立懸架装置のデフケー
    ス支持構造。
JP12337288U 1988-09-20 1988-09-20 独立懸架装置のデフケース支持構造 Expired - Fee Related JPH0730416Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2528246Y2 (ja) * 1989-09-08 1997-03-05 セイレイ工業株式会社 車輛における車軸ケースの支持装置
JP7322497B2 (ja) * 2019-05-14 2023-08-08 スズキ株式会社 車両用駆動装置

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JPH0243707U (ja) 1990-03-26

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