JP2849780B2 - 計算機システム - Google Patents

計算機システム

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JP2849780B2
JP2849780B2 JP3057804A JP5780491A JP2849780B2 JP 2849780 B2 JP2849780 B2 JP 2849780B2 JP 3057804 A JP3057804 A JP 3057804A JP 5780491 A JP5780491 A JP 5780491A JP 2849780 B2 JP2849780 B2 JP 2849780B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、障害が発生し、その運
用が停止した場合、自動的に再起動を行なう計算機シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】計算機システムを構成する場合、ハード
ウエアの故障やプログラムの暴走等の障害に対処する対
策が講じられる。例えば、運用が停止したために処理の
滞るのを防止したい場合には、通常運用する計算機シス
テムの他に予備として同一の計算機システムを設け、障
害発生時には、その運用を直ちに予備の計算機システム
に切換えるものがある。また、運用停止が比較的問題に
ならない場合には、予備の計算機システムを持たない単
一計算機システムが利用される。ここでは、この単一計
算機システム(以下単に計算機システムと呼ぶ)を例に
話を進める。
【0003】図2に、従来の計算機システムの構成図を
示す。図において、計算機システム1は、システム全体
の制御管理を行なうシステム制御装置2と、このシステ
ム制御装置2に接続されたオペレータ会話装置3と処理
装置5とから構成されている。
【0004】システム制御装置2は、処理装置5の起動
及びその動作が正常に行なわれているか否かを監視する
プロセッサ等から構成されたものである。オペレータ会
話装置3は、オペレータが操作するキーボードやディス
プレイ等からなり、システム制御装置2に向けて各種コ
マンドの入力等を行なう端末装置である。処理装置5
は、実際にデータの演算等を行なうもので、プロセッサ
6、主記憶装置7、ディスク装置(二次記憶装置)8と
から構成されている。なお、各部は共通バス4により接
続されている。プロセッサ6は、処理装置5を構成する
各部の制御管理を行なうものである。主記憶装置7は、
プロセッサ6の動作に必要なプログラムやデータを格納
するRAM等から構成されたものである。ディスク装置
8は、ハードディスク等の記録媒体を用いてデータの保
存を行なうもので、磁気ディスク9が設けられている。
【0005】以上の構成の計算機システム1において、
システム制御装置2には、プロセッサ6を起動する為の
ブートプログラムが予め格納されている。また、ディス
ク装置8の磁気ディスク9には、システムの運用操作を
司る基本プログラムをロードするためのイニシャルプロ
グラムが格納されている。
【0006】さて、オペレータ会話装置3からシステム
制御装置2に起動指示が入力されると、システム制御装
置2は、ブートプログラムを共通バス4を介して主記憶
装置7に転送する。更に、プロセッサ6に起動指示を出
す。プロセッサ6は、この起動指示を受付けると、主記
憶装置7に記憶されたブートプログラムを実行し、今度
は、ディスク装置8からイニシャルプログラムを読出
し、主記憶装置7に記憶させる。更に、当該イニシャル
プログラムを実行し、システム運用や操作の制御を行な
う基本プログラムの起動を終了する。以上の手順により
計算機システム1の起動が終了する。
【0007】一方、プロセッサ6は、動作が正常である
ことをシステム制御装置2に通知するため、一定の周期
で、システム制御装置2に設けられた監視用タイマのリ
セット命令を発行する。タイマのリセット命令が発行さ
れず、監視用タイマが所定の計数を行なった場合、シス
テム制御装置2は、プロセッサ6のプログラム暴走等の
障害が発生したものと判断し、プロセッサ6の動作を強
制的に停止させる。また、プロセッサ6は、処理装置5
を構成する各部にハード的な障害が発生したことを認識
すると、自らその運用を停止する。この場合、システム
制御装置2への割込みがかからないため、システム制御
装置2は、プロセッサ6の停止(障害の発生)を認識す
ることができる。
【0008】システム制御装置2は、プロセッサ6の停
止を認識した場合、オペレータ会話装置3等を通じて、
オペレータに障害発生を通知する。オペレータは、計算
機システム1に障害が発生し、運用が停止したことを認
識した場合、障害原因の調査を行なった後、再起動、即
ちオペレータ会話装置3を用いて起動指示の入力を行な
うことになる。
【0009】ところで、運用の停止時間が制限されるよ
うな場合で、かつ障害の原因がプロセッサ6のリセット
等により解除が可能な場合には、オペレータがオペレー
タ会話装置3からプロセッサ6のリセット指示を入力す
る。この際、後に障害原因の解析を行なうために、プロ
セッサ6のリセット指示をきっかけに、プロセッサ6自
身が、現在プロセッサ6がどのような状態にあるかを示
す内部レジスタに格納された障害発生時の実行プログラ
ムのアドレスや演算の値等、ディスク装置8の制御部に
格納された入出力命令の履歴、入出力の実行状況やディ
スク装置8のハード的な異常の値等、主記憶装置7上の
処理の進行状況を示すチェックポイントデータやプログ
ラムの実行過程のデータ等から構成される状況情報を主
記憶装置7に複写する処理を行なう。
【0010】オペレータは主記憶装置7に複写された状
況情報をディスク装置8に格納するための転送プログラ
ムの実行指示をオペレータ会話装置3より入力し、その
後システムの再起動指示を行なうことになる。このディ
スク装置8に複写された状況情報に基づいて、後に保守
のオペレータが計算機システム1の障害の解析を行なう
ことになる。
【0011】また、オペレータ等が配置されずに、無人
で運用されている計算機システム1において、自動的に
再起動を実施する方法としては、プロセッサ6が、障害
を検出して、その動作を停止した時に、プロセッサ6自
身で主記憶装置7の固定番地を参照し、無条件に再起
動、即ち既に主記憶装置7に記憶されたイニシャルプロ
グラム等に基づいた動作を行なう場合がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無人運
用されている計算機システム1の場合には、その運用停
止後、無条件で再起動してしまうと、障害発生時の状況
情報を保存できないといった問題が生じていた。また、
運用停止時にプロセッサ6の状態を示す状況情報を保存
し、その後、再び起動を行なう計算機システム1におい
ては、必ずオペレータが常駐し、各種操作を実施しなけ
ればならないという問題が生じていた。さらに、計算機
システムを2重化して、障害の発生したシステムの調査
中に他のシステムで運用を継続する方法もあるが、同一
システムを2つ用意するために約2倍のコストがかかる
といった問題が生じていた。
【0013】本発明は以上の点に着目してなされたもの
で、2重化システムを構築する必要が無く、障害が発生
した場合にオペレータの介入なしに速やかに運用を再開
(再起動)することができ、さらに、後に障害の解析を
行なうことができる計算機システムを提供するものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め設定され
た所定の処理を実行するプロセッサと、当該プロセッサ
の参照する情報を記憶する二次記憶装置を備えた処理装
置と、前記処理装置の障害検出及び障害復旧を行うシス
テム制御装置とを備え、前記システム制御装置は、前記
処理装置の障害を検出する障害検出手段と、前記処理装
置の状態を示す障害情報を前記二次記憶装置に格納する
指示を与えるための複写指示フラグを記憶する第1の記
憶手段と、前記プロセッサの再立ち上げを指示する再起
動指示フラグを記憶する第2の記憶手段と、前記処理装
置の運用開始時に前記第1及び第2の記憶手段に前記複
写指示フラグ及び前記再起動指示フラグをそれぞれセッ
トするフラグセット手段と、前記障害検出手段による障
害発生の検出に応答して、前記第1及び第2の記憶手段
に記憶された前記複写指示フラグ及び前記再起動指示フ
ラグの状態を読み取り、前記複写指示フラグがセットさ
れているときは前記障害情報を前記二次記憶装置に格納
する処理及び前記複写指示フラグのリセットを行い、前
記再起動指示フラグがセットされているときは前記プロ
セッサを再立ち上げする再起動処理及び前記再起動指示
フラグのリセットを行う手段を有することを特徴とする
計算機システム。
【0015】
【作用】システム制御装置に第1及び第2の記憶手段を
設け、処理装置の運用開始時に、フラグセット手段によ
り第1の記憶手段に複写指示フラグを、第2の記憶手段
に再起動指示フラグをそれぞれセットする。 処理装置の
運用中に障害が発生すると、フラグ処理・リセット手段
は第1の記憶手段に複写指示フラグがセットされている
ことを確認し、状況情報を二次記憶装置に複写する。
【0016】 また、フラグ処理・リセット手段は第2の
記憶手段に再起動指示フラグがセットされていることを
確認し、プロセッサを再起動させる。 そして、フラグ処
理・リセット手段は、第1及び第2の記憶手段のリセッ
トを行なう。従って、処理装置に再び障害が発生した場
合には、状況情報の複写処理及びプロセッサの再起動処
理が行われることがない。
【0017】
【実施例】図1に、本発明に係る計算機システムのブロ
ック図を示す。図において、計算機システム1は、先に
図2において説明したものと同様に、システム全体の制
御管理を行なうシステム制御装置2と、このシステム制
御装置2に接続されたオペレータ会話装置3と、共通バ
ス4を介して接続された処理装置5とから構成されてい
る。なお、図2と同一の部分には同一の符号を付し、重
複する説明は省略する。システム制御装置2には、障害
検出手段21、再起動実行手段22、動作選択設定手段
23、そしてブートプログラムを格納したROM24が
設けられている。
【0018】障害検出手段21は、処理装置5の障害、
例えばプロセッサ6のプログラムの暴走や動作停止を検
出するもので、監視タイマ(例えばウオッチドッグタイ
マ)等から構成されている。再起動実行手段22は、障
害検出手段21が障害を検出した場合、動作選択設定手
段23の示す内容に基づいて、プロセッサ6への再起動
命令の発行、状況情報の磁気ディスク9への格納指示、
そして動作選択設定手段23の内容変更を行なうもので
ある。
【0019】動作選択設定手段23は、状況情報を磁気
ディスク9に格納するか否かを示す第1のフラグ(複写
指示フラグ)と、プロセッサ6(処理装置5)の再起動
を実行するか否かを示す第2のフラグ(再起動指示フラ
グ)から構成されている。第1及び第2のフラグは、通
常セットされ、再起動実行手段22による状況情報の磁
気ディスク9への格納及びプロセッサ6の再起動を許容
している。なお、再起動実行手段22は、状況情報の格
納を実行した場合、第1のフラグのリセットを実行す
る。
【0020】ここで、動作選択設定手段23の詳細な説
明を、図3を参照しながら説明する。図3は、動作選択
設定手段23の構成図である。図に示すように、動作
択設定手段は、オアゲートOR1〜OR4、そしてフリ
ップフロップF1,F2から構成されている。オアゲー
トOR1,OR3の入力には、オペレータ会話装置3、
プロセッサ6の出力する、入力信号IN1,IN2,I
N6,IN7が入力されている。オアゲートOR2,O
R4の入力には、オペレータ会話装置3、プロセッサ
6、そして再起動実行手段22の出力する、入力信号I
N3〜IN5、入力信号IN8〜IN10が入力されて
いる。
【0021】オアゲートOR1の出力は、セット信号S
S1としてフリップフロップF1のセット端子Sに、オ
アゲートOR2の出力信号は、リセット信号RS1とし
てフリップフロップF1のリセット端子Rに入力されて
いる。同様に、オアゲートOR3の出力は、セット信号
SS2としてフリップフロップF2のセット端子Sに、
オアゲートOR4の出力信号は、リセット信号RS2と
してフリップフロップF2のリセット端子Rに入力され
ている。
【0022】フリップフロップF1の出力端子Qから出
力される出力信号(複写指示フラグOUT1)は、先に
説明した複写指示フラグとして、再起動実行手段22に
認識される。同様にフリップフロップF2の出力端子Q
から出力される出力信号(再起動指示フラグOUT2)
は、先に説明した再起動指示フラグとして、再起動実行
手段22に認識される。
【0023】以上の構成の動作選択設定手段23におい
て、システム制御装置2が立ち上げられた際、入力信号
IN1〜IN10の全てがロウレベルに設定され、更に
フリップフロップF1,F2のリセットがなされる。即
ち、複写指示フラグOUT1及び再起動指示フラグOU
T2共にリセット(ロウレベル)された状態になる。こ
の状態で、例えば複写指示フラグOUT1及び再起動指
示フラグOUT2をセットする場合、入力信号IN1も
しくは入力信号IN2、入力信号IN6もしくは入力信
号IN7ハイレベル(有効)設定する。
【0024】フリップフロップF1,F2は、それぞれ
セット端子S及びリセット端子Rの入力を受付け(クロ
ックパルスの入力による動作実行)、出力端子Qに反映
させる。この場合、フリップフロップF1、F2のセッ
ト端子Sがハイレベル、リセット端子Rがロウレベルと
なるため、出力端子Qはハイレベルにセットされる。そ
の後、ハイレベルに設定された各入力信号は、フリップ
フロップF1,F2の受付けが完了する所定のタイミン
グで、再びロウレベルに設定される。この際、フリップ
フロップF1,F2の出力端子Qは、先に入力を受付け
た状態を保つことになる。
【0025】次に、複写指示フラグOUT1及び再起動
指示フラグOUT2をリセットする場合、入力信号IN
3〜IN5の何れか及び入力信号IN8〜IN10の何
れかをハイレベルに設定する。フリップフロップF1,
F2は、それぞれセット端子S及びリセット端子Rの入
力を受付けると、セット端子Sがロウレベル、リセット
端子Rがハイレベルのため、出力端子Qをロウレベルに
設定する。その後、ハイレベルに設定された各入力信号
は、フリップフロップF1,F2の受付が完了する所定
のタイミングで、再びロウレベルに設定される。
【0026】ここで、図4を参照しながら再起動実行手
段22の動作を説明する。図4は、再起動実行手段22
の動作フローチャートである。なお、複写指示フラグO
UT1及び再起動指示フラグOUT2は共にセットされ
ているものとする。
【0027】障害検出手段21が処理装置5の障害を検
出すると、再起動実行手段22は動作選択設定手段23
の複写指示フラグOUT1の読取りを行ない、セットさ
れているか否か、即ち内容“1”であるか否かを判断す
る(ステップS1)。この結果がYESの場合、再起動
実行手段22は、複写指示フラグOUT1のリセット、
即ち入力信号IN5を有効にし(ステップS2)、さら
に状況情報複写プログラムを起動してプロセッサ6によ
る状況情報の複写、即ち磁気ディスク9への格納を実施
する(ステップS3)。
【0028】再起動実行手段22は、プロセッサ6によ
る状況情報の複写が完了したか否かを判断する(ステッ
プS4)。ステップS4の結果がYESの場合、動作選
択設定手段23の再起動指示フラグOUT2の読取りを
行ない、セットされているか否か、即ち内容“1”であ
るか否かを判断する(ステップS5)。この結果がYE
Sの場合、再起動実行手段22は、再起動指示フラグO
UT2のリセット、即ち入力信号IN10を有効にし
(ステップS6)、更にプロセッサ6のリセット等の再
起動処理を実行し(ステップS7)、処理を終了する。
なお、ステップS1の結果NOの場合、ステップS5に
移り、ステップS4の結果NOの場合、再びステップS
4の実行がなされる。
【0029】次に、図5及び図6を参照しながら、計算
機システム1の動作を説明する。まず図5は、本発明に
係る第1のタイミングチャートである。ここでは、プロ
セッサ6がブートプログラム24に基づいて、自動的に
1度だけ複写指示フラグOUT1及び再起動指示フラグ
OUT2をセットするものとする。
【0030】まずタイミングT1において、処理装置5
の立ち上げが実施されると、プロセッサ6はシステム制
御装置2からブートプログラム24を主記憶装置7にロ
ーディングするIPL(Initial Program Loader)処理
を実施する。タイミングT2においてIPL処理が完了
すると、計算機システム1は、通常の運用を開始する。
この運用が開始されて所定の時間が経過した場合、プロ
セッサ6は、入力信号IN2,IN7を有効に設定し、
複写指示フラグOUT1及び再起動指示フラグOUT2
をセットする。
【0031】その後、タイミングT3において処理装置
5に障害が発生すると、処理装置5はその動作を停止
し、システム制御装置2からの指示を待つことになる。
システム制御装置2の障害検出手段21は、処理装置5
の障害を検出すると、再起動実行手段22の起動をかけ
る。
【0032】再起動実行手段22は、複写指示フラグO
UT1の読取りを行ない、セット状態を認識した場合、
入力信号IN5を有効にして複写指示フラグOUT1の
リセットを行ない、タイミングT4において、状況情報
複写の処理を行なう。状況情報複写が完了すると再起動
実行手段22は、再起動指示フラグOUT2の読取りを
行ない、セット状態を認識した場合、入力信号IN10
を有効にして再起動指示フラグOUT2のリセットを行
ない、タイミングT5において再び処理装置5の立ち上
げを実施して処理を終了する。
【0033】処理装置5は、IPL処理の実施後、タイ
ミングT6において運用を開始する。なお、プロセッサ
6は、一度障害が発生して再起動がなされた場合、複写
指示フラグOUT1及び再起動指示フラグOUT2のセ
ットは実行せずに、リセットされた状態を保つ。このた
め、タイミングT7において再び障害が発生しても、再
起動実行手段22は、状況情報の複写及び再起動を実施
することなくオペレータの対応を待つことになる。
【0034】次に、図6は本発明に係る第2のタイミン
グチャートである。ここでは、オペレータ会話装置3を
操作して複写指示フラグOUT1及び再起動指示フラグ
OUT2をセットするものとする。まずタイミングT1
1において、処理装置5の立ち上げが実施されると、プ
ロセッサ6はシステム制御装置2からブートプログラム
24を主記憶装置7にローディングするIPL(Initia
lProgram Loader)処理を実施する。
【0035】タイミングT12においてIPL処理が完
了すると、計算機システム1は、通常の運用を開始す
る。この運用中に、オペレータ会話装置3を操作して、
動作選択設定手段23の入力信号IN1,IN6を有効
に設定し、複写指示フラグOUT1及び再起動指示フラ
グOUT2をセットする。
【0036】その後、タイミングT13に処理装置5に
障害が発生すると、処理装置5はその動作を停止し、シ
ステム制御装置2からの指示を待つことになる。システ
ム制御装置2の障害検出手段21は、処理装置5の障害
を検出すると、再起動実行手段22の起動をかける。
【0037】再起動実行手段22は、複写指示フラグO
UT1の読取りを行ない、セット状態を認識した場合、
入力信号IN5を有効にして複写指示フラグOUT1の
リセットを行ない、タイミングT14において、状況情
報複写の処理を行なう。 状況情報複写が完了すると再
起動実行手段22は、再起動指示フラグOUT2の読取
りを行ない、セット状態を認識した場合、入力信号IN
10を有効にして再起動指示フラグOUT2のリセット
を行ない、タイミングT15において再び処理装置5の
立ち上げを実施し、オペレータ会話装置3に障害が発生
したことを通知して処理を終了する。
【0038】処理装置5は、IPL処理の実施後、タイ
ミングT16において運用を開始する。オペレータ会話
装置3側では、処理装置5の運用中、再び複写指示フラ
グOUT1及び再起動指示フラグOUT2のセットを行
なうことになる。そして、タイミングT17において再
び障害が発生した場合、再びタイミングT18における
状況情報の複写及び再起動が実施され、タイミング19
におけるIPL処理、タイミングT20における運用開
始が実施される。このように、再起動を複数回許容する
場合、2度目以降の再起動の際、状況情報の複写を実行
しない、もしくは磁気ディスク9上の異なる領域に複写
することにより、最初に発生した障害に関する状況情報
が失われる事態を回避することができる。
【0039】磁気ディスク9上の異なる領域(例えばフ
ァイル名称の変更による領域の変更)に状況情報を格納
する場合、再起動実行手段22に障害の発生回数をカウ
ントするカウンタを用意する。そして、障害が発生して
状況情報の複写を実施する場合、再起動実行手段22
は、カウンタの値をパラメータとして、磁気ディスク9
上の所定の領域に状況情報の記録を実施する。更に再起
動実行手段22は、状況情報の複写を実行する度に、カ
ウンタのカウントアップを実施する。このため、パラメ
ータが逐次変化することになり、磁気ディスク9上の領
域も重複することなく変化させることができる。
【0040】
【発明の効果】以上構成の本発明の計算機システムによ
ると、処理装置に障害が発生した場合、障害の内容を把
握するために利用する状況情報の保存及び処理装置の再
起動をセットされたフラグに基づいて再起動を行ない、
その後、状況情報の保存及び再起動を防止するためフラ
グをリセットに設定するため、無人で運用されているシ
ステムにおいても、後に障害の解析作業等を行なうこと
ができ、更に障害が連続的に発生したために最初の障害
に基づく状況情報が破壊されてしまう恐れが無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る計算機システムのブロック図であ
る。
【図2】従来の計算機システムの構成図である。
【図3】動作選択設定手段の構成図である。
【図4】再起動実行手段の動作フローチャートである。
【図5】本発明に係る第1のタイミングチャートであ
る。
【図6】本発明に係る第2のタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
2 システム制御装置 3 オペレータ会話装置 5 処理装置 6 プロセッサ 7 主記憶装置 8 ディスク装置 21 障害検出手段 22 再起動実行手段 23 動作選択設定手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定された所定の処理を実行するプ
    ロセッサと、 当該プロセッサの参照する情報を記憶する二次記憶装置
    を備えた処理装置と、 前記処理装置の障害検出及び障害復旧を行うシステム制
    御装置とを備え、 前記システム制御装置は、 前記処理装置の障害を検出する障害検出手段と、前記処理装置の状態を示す障害情報を前記二次記憶装置
    に格納する指示を与えるための複写指示フラグを記憶す
    る第1の記憶手段と、 前記プロセッサの再立ち上げを指示する再起動指示フラ
    グを記憶する第2の記憶手段と、 前記処理装置の運用開始時に前記第1及び第2の記憶手
    段に前記複写指示フラグ及び前記再起動指示フラグをそ
    れぞれセットするフラグセット手段と、 前記障害検出手段による障害発生の検出に応答して、前
    記第1及び第2の記憶手段に記憶された前記複写指示フ
    ラグ及び前記再起動指示フラグの状態を読み取り、前記
    複写指示フラグがセットされているときは前記障害情報
    を前記二次記憶装置に格納する処理及び前記複写指示フ
    ラグのリセットを行い、前記再起動指示フラグがセット
    されているときは前記プロセッサを再立ち上げする再起
    動処理及び前記再起動指示フラグのリセットを行う手段
    を有することを特徴とする計算機システム。
JP3057804A 1991-02-28 1991-02-28 計算機システム Expired - Lifetime JP2849780B2 (ja)

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