JP2848025B2 - 磁気テープ用カセットにおけるカセット本体の成形方法および成形金型 - Google Patents

磁気テープ用カセットにおけるカセット本体の成形方法および成形金型

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JP2848025B2 JP3149003A JP14900391A JP2848025B2 JP 2848025 B2 JP2848025 B2 JP 2848025B2 JP 3149003 A JP3149003 A JP 3149003A JP 14900391 A JP14900391 A JP 14900391A JP 2848025 B2 JP2848025 B2 JP 2848025B2
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
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    • B29C45/0055Shaping
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープ用カセット
におけるカセット本体の成形方法およびその成形金型に
係わり、特に、デジタルオーディオテープ(以下DAT
と称す)が収納されるカセットに好適に用いられる磁気
テープ用カセットにおけるカセット本体の成形方法およ
びその成形金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図1に示すように、DAT用の
カセット1は、DATが収納されるカセット本体2と、
このカセット本体2のテープ走行部に回動自在に装着さ
れ、このテープ走行部の開閉をなすリッド3と、前記カ
セット本体2の底面部に摺動自在に装着されるととも
に、閉塞位置にある前記リッド3と係合してこのリッド
3を閉塞位置に保持する位置と、この係合を解除してリ
ッド3の回動を許容する位置との2位置において係止さ
れるスライダー4とを主構成要素とし、前記カセット本
体2の底面板2aで前記スライダー4との重畳部分に
は、図2および図3に示すように、カセット本体2の底
面板2aを略コ字状に切り欠くことにより前記スライダ
ー4の摺動方向に沿って片持ち状に延設されたロック片
5が形成され、このロック片5の自由端側に、カセット
本体2の外側に向かって(すなわち、スライダー4に向
かって)係合突起5aが突設され、また、前記スライダ
ー4には、前述した2つの係止位置に位置させられた状
態において、前記係合突起5aが係合させられる係合孔
6が形成されている。
【0003】そして、前述のカセット本体2のロック片
5は、図2に示すように、前記リッド3の長さ方向に間
隔をおいて2箇所に設けられ、また、前記スライダー4
に形成される係合孔6は、前記各ロック片5に対応して
2組形成されている。
【0004】このように構成されたカセット1は、DA
Tデッキに装着した際に、DATデッキ内において、前
記ロック片5が弾性変形させられることによりスライダ
ー4の一方の係合孔6との係合が解除され、こののちに
スライダー4がテープ走行部から離間する方向へ摺動さ
せられることにより、他の係合孔6と前記各ロック片5
の係合突起5aとの係合係合がなされて、前記スライダ
ー4が、リッド3との係合を解除した位置に保持される
ようになっている。
【0005】そして、この状態において、前記リッド3
が回動させられてテープ走行部が開放されて磁気テープ
の引き出しが可能な状態となされる。
【0006】一方、前述のカセット1においては、前記
スライダー4に形成されている係合孔6とロック片5の
係合突起5aとの係合の保持を、ロック片5自体の弾性
を利用して行なっていることから、その係合の保持を確
実に行なうためには、スライダー4をカセット本体2に
装着した状態において、このスライダー4に対する前記
ロック片5の圧接力が重要な要素となる。
【0007】そこで従来では、図4ないし図6に示す方
法によって前述のロック片5に圧接力を与えるようにし
ている。
【0008】すなわち、一対の金型7・8を用いてカセ
ット本体2を射出成形する際に、前記両金型7・8内に
形成されるキャビティ9を、前記ロック片5の部分にお
いて、このロック片5の自由端側が底面板2aの部分よ
りも外方に突出するような形状としておき、離型後にお
いてロック片5が、図6に示すように、カセット本体2
の底面板2aから外方に突出するようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の技術においては、次のような解決すべき点が残さ
れている。
【0010】すなわち、前述した成形方法によると、射
出後において離型操作は、まず、図5に示すように金型
7・8を離間させ、次いで、カセット本体2が取り残さ
れる側の金型7に設けられたイジェクターピン(図示
略)により、成形されたカセット本体2を、図6に示す
ように、押し出すことによって行なわれる。
【0011】しかしながら、このようにして成形された
カセット本体2は、金型7からの離型後においても完全
には冷却されておらず、かつ、前記ロック片5は底面板
2aに片持ち状に延設されていて、外力が加わった場合
に比較的容易に動き得るような構造となっていることか
ら、金型7から落下させられた際の姿勢によっては、完
全な固化状態にいたる時間内に前記ロック片5が変形
し、金型7・8によって設定した所定の突出量よりも小
さな突出量の状態で固化してしまうことが想定されるも
のである。
【0012】そして、このような不具合は、ロック片5
とスライダー4との接触圧が十分に得られなくなる原因
となるために、その対策が望まれている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の従来の
課題を有効に解決せんとするもので、請求項1記載の磁
気テープ用カセットにおけるカセット本体の成形方法
は、磁気テープを収納するカセット本体と、このカセッ
ト本体に摺動自在に装着されたスライダーと、前記カセ
ット本体に一体に設けられるとともに、前記スライダー
へ弾性的に係合させられてこのスライダーを所定位置に
係止するロック片とを備えた磁気テープ用カセットにお
けるカセット本体の成形方法であって、前記カセット本
体を射出成形によって成形したのちに、このカセット本
体の離型に先立って、前記ロック片を前記スライダーと
の係合方向へ向けて押圧変形させることを特徴とする。
【0014】また、請求項2記載の磁気テープ用カセッ
トにおけるカセット本体の成形金型は、磁気テープを収
納するカセット本体と、このカセット本体に摺動自在に
装着されたスライダーと、前記カセット本体に一体に設
けられるとともに、前記スライダーへ弾性的に係合させ
られてこのスライダーを所定位置に係止するロック片と
を備えた磁気テープ用カセットにおけるカセット本体の
成形金型であって、前記カセット本体成形用のキャビテ
ィプレートおよびコアープレートと、前記カセット本体
に対向して設けられた主イジェクターピンと、前記ロッ
ク片に対向して配設され、前記主イジェクターピンの作
動に先立って作動させられる補助イジェクターピンとを
備えていることを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1記載の磁気テープ用カセットにおける
カセット本体の成形方法によれば、カセット本体の成形
後に、このカセット本体の離型に先立ちロック片をスラ
イダーとの接合方向に向けて押圧変形させることによ
り、ロック片を積極的に外方へ変形させてその突出量を
確保し、また、カセット本体よりも先に金型から離間さ
せることによってロック片の放熱を促進して、カセット
本体の離型後におけるロック片の変形を抑制する。
【0016】また、請求項2記載の磁気テープ用カセッ
トにおけるカセット本体の成形金型は、カセット本体の
射出が完了すると金型が開かれ、こののちに、補助イジ
ェクターピンが作動させれてロック片が外方へ向けて押
圧変形させられる。
【0017】次いで、主イジェクターピンが作動させら
れることにより、カセット本体が離型させられる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図7ない
し図10に基づき説明する。請求項1記載のカセット本
体の成形方法に先立ち、請求項2記載のカセット本体の
成形金型の一実施例について説明する。
【0019】なお、以下の説明中、図1ないし図6と共
通する部分については同一符号を用いて説明を簡略化す
る。
【0020】本実施例に示す成形金型10は、図7に示
すように、コアープレート11と、このコアープレート
11へ付き合わされることにより、カセット本体2と同
一形状の製品空洞部であるキャビティーCを形成するキ
ャビティープレート12と、前記コアープレート11に
摺動可能に設けられた主イジェクターピン(図示略)お
よび補助イジェクターピン13と、前記キャビティープ
レート12に摺動可能に取り付けられたスライドプレー
ト14と、このスライドプレート14をキャビティープ
レート12からコアープレート11へ向けて突出させる
方向に常時付勢する押圧機構15とを備えた基本構成と
なっている。
【0021】次いでこれらの詳細について説明すれば、
前記主イジェクターピンは、前記キャビティーCの、前
記カセット本体2の底面板2aあるいはその周縁に沿っ
て設けられる側壁を形成する部分へ対向させられてお
り、キャビティーおよびコアーの両プレート11・12
が所定間隔まで開かれた際に、別途設けられた駆動機構
によって作動させられて、前記キャビティーC内に突出
させられることにより、前記カセット本体2をコアープ
レート11から押し出して離型させるようになってい
る。
【0022】前記補助イジェクターピン13は、前記主
イジェクターピンと平行に設けられているとともに、本
実施例においては、前記キャビティーCの、前記カセッ
ト本体2のロック片5を形成する部分であって、ロック
片5の長さ方向の基部近傍へ対向させられており、前記
コアーおよびキャビティーの両プレート11・12の型
開きの初期において別途設けられている駆動機構によっ
て作動させられて、前記キャビティーC内へ突出させら
れることにより、前記ロック片5の基部を押圧してロッ
ク片5を金型から離間させる方向に変形させるようにな
っている。
【0023】そして、この補助イジェクターピン13
は、前記駆動機構により、主イジェクターピンに先だっ
て作動させられるようになっている。
【0024】前記スライドプレート14は、型締めした
状態においてコアープレート11に当接させられること
により、キャビティープレート12側に後退させられ
て、図7に示すように、前記キャビティーCの内壁面の
内、前記ロック片5に対応する部分を形成するようにな
っている。
【0025】前記押圧機構は、図7に示すように、前記
キャビティープレートC内に装着されており、前記スラ
イドプレート14に連結されたロッド16と、このロッ
ド16とキャビティープレート12との間に介装され
て、前記ロッド16をスライドプレート14とともに、
前記コアープレート11へ向けて弾発するコイルスプリ
ング17とを備えており、前記ロッド16には外方フラ
ンジ18が一体に設けられ、この外方フランジ18が前
記キャビティープレート12に形成されている段部19
に当接させられることにより、前記スライドプレート1
4のキャビティープレート12からの突出量が規制され
るようになっている。
【0026】そして、この突出量は、前記ロック片5に
形成されている係合突起5aの高さと略等しいか、それ
よりも若干大きく設定されている。
【0027】したがって、型開きが開始されると、キャ
ビティープレート12はコアープレート11から離間し
始めるが、前記外方フランジ18と段部19との当接が
なされるまでは、前記スライドプレート14は、コアー
プレート11すなわちロック片5へ当接させられた状態
に保持され、外方フランジ18と段部19との当接がな
されたのちにおいては、前記スライドプレート14がキ
ャビティープレート12とともに移動させられるように
なっている。
【0028】また、本実施例においては、前記コアープ
レート11に、前記ロック片5の基部に薄肉部5bを形
成するための突起20が、前記キャビティーC内に突出
するように形成されている。
【0029】次いで、このように構成された本実施例の
作用とともに請求項1記載のカセット本体2の成形方法
について説明する。
【0030】まず、コアープレート11とキャビティー
プレート12とを突き合わせて型締めを行ない、その内
部にキャビティーCを形成し、このキャビティーC内に
図7に示すように樹脂を射出する。
【0031】このようにして樹脂を射出したのちに所定
時間の保圧を行ない型開き作業に入る。
【0032】型開きを開始すると、図8に示すように、
まず、コアープレート11とキャビティープレート12
との離間が開始されるが、ロッド16の外方フランジ1
8とキャビティープレート12の段部19との当接がな
されるまで、前記スライドプレート14がコアープレー
ト11との当接位置に保持される。
【0033】この作動により、前記ロック片5がスライ
ドプレート14によって押圧された状態で、ロック片5
の係合突起5aがキャビティープレート12から抜き取
られる。
【0034】次いで、前記外方フランジ18と段部19
との当接がなされた状態からさらに型開きを進めると、
キャビティープレート12の移動とともに、スライドプ
レート14がコアープレート11から離れてカセット本
体2の一側面が全面にわたって露出される。
【0035】そして、前記両プレート11・12の間隔
が所定距離に至ると、図9に示すように、前記補助イジ
ェクターピン13が作動させれ、この補助イジェクター
ピン13によってロック片5の基部が押圧されることに
より、このロック片5がカセット本体2の外方へ向けて
変形させられる。
【0036】そして、前記補助イジェクターピン13の
作動が完了すると、図示しない主イジェクターピンが作
動させられることにより、図10に示すように、カセッ
ト本体2がコアープレート11から離型されて落下させ
られる。
【0037】前述のような補助イジェクターピン13の
作用により、ロック片5がコアープレート11からほぼ
全長にわたって離間させられるから、ロック片5がほぼ
全面にわたって外気に接触させられることとなり、その
冷却が促進される。
【0038】したがって、カセット本体2がコアープレ
ート11から離型されて落下する前に前記ロック片5の
冷却が行なわれることとなり、その底面板2aからの突
出量の変化が抑制される。
【0039】しかも、前記ロック片5の突出量は、補助
イジェクターピン13の作動量によって制御されるか
ら、突出量そのもののばらつきも抑制される。
【0040】また、本実施例においては、キャビティー
プレート12をカセット本体2から切り離す場合に、ロ
ック片5をスライドプレート14によって押圧してその
変形を防止していることから、前述の補助イジェクター
ピン13によるロック片5の押圧時において、ロック片
5の初期状態が一定となり、この点からもロック片5の
突出量が安定する。
【0041】さらに、本実施例においては、ロック片5
の基部に薄肉部5bを形成してあることから、この薄肉
部5bの冷却速度が早く、したがって、変形後のロック
片5の基部が早く固化し、この点においてもロック片5
の変形後における突出量の変化が抑制される。
【0042】なお、前記実施例に示した構成部材の諸形
状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変
更可能である。
【0043】例えば、前記実施例においては、ロック片
5の基部に薄肉部5bを形成した例について、また、キ
ャビティープレート12にスライドプレート14および
押圧機構15を設けた例について示したが、図11に示
すように、これらを省略してもよいものである。
【0044】さらに、図11に示すように、コアープレ
ート11に、前記係合突起の内部に肉抜き部を形成する
ピン21を設けておくことも可能である。
【0045】このような構成とすることにより、キャビ
ティープレート12をカセット本体2から離間させる際
に、係合突起5aに、これをコアープレート11側に留
めておくための抵抗を与えて、前記じっしれいにおける
スライドプレート14および押圧機構15による作用と
近似する作用を得ることができるとともに、片持ち状の
ロック片5の自由端側の重量を軽減して、固化時のロッ
ク片5の変形抑制と、製品とした際の作動の円滑化が図
られる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の磁
気テープ用カセットにおけるカセット本体の成形方法
は、磁気テープを収納するカセット本体と、このカセッ
ト本体に摺動自在に装着されたスライダーと、前記カセ
ット本体に一体に設けられるとともに、前記スライダー
へ弾性的に係合させられてこのスライダーを所定位置に
係止するロック片とを備えた磁気テープ用カセットにお
けるカセット本体の成形方法であって、前記カセット本
体を射出成形によって成形したのちに、このカセット本
体の離型に先立って、前記ロック片を前記スライダーと
の係合方向へ向けて押圧変形させることを特徴とするも
ので、次のような優れた効果を奏する。
【0047】カセット本体の離型に先立ち、ロック片を
金型からほぼ全長にわたって離間させ、これによって、
ロック片をほぼ全面にわたって外気に接触させてその冷
却を促進させることができる。
【0048】したがって、カセット本体が金型から離型
されて落下する前に前記ロック片の冷却が進行すること
となり、カセット本体の離型後におけるロック片の突出
量の変化を抑制することができる。
【0049】また、請求項2記載の磁気テープ用カセッ
トにおけるカセット本体の成形金型は、磁気テープを収
納するカセット本体と、このカセット本体に摺動自在に
装着されたスライダーと、前記カセット本体に一体に設
けられるとともに、前記スライダーへ弾性的に係合させ
られてこのスライダーを所定位置に係止するロック片と
を備えた磁気テープ用カセットにおけるカセット本体の
成形金型であって、前記カセット本体成形用のキャビテ
ィプレートおよびコアープレートと、前記カセット本体
に対向して設けられた主イジェクターピンと、前記ロッ
ク片に対向して配設され、前記主イジェクターピンの作
動に先立って作動させられる補助イジェクターピンとを
備えていることを特徴とするもので、次のような優れた
効果を奏する。
【0050】請求項1記載の成形方法を有効に実施する
ことができるとともに、ロック片の突出量を補助イジェ
クターピンの作動量によって制御することができ、ロッ
ク片の突出量そのもののばらつきも抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルオーディオテープ用カセットを示す斜
視図である。
【図2】デジタルオーディオテープ用カセットの底面図
である。
【図3】デジタルオーディオテープ用カセットの縦断面
の拡大図である。
【図4】従来のデジタルオーディオテープ用カセットの
成形方法を示す金型要部の縦断面図である。
【図5】従来のデジタルオーディオテープ用カセットの
成形方法を示すもので、型開き初期の状態を示す要部の
縦断面図である。
【図6】従来のデジタルオーディオテープ用カセットの
成形方法を示すもので、カセット本体を離型した状態を
示す要部の縦断面図である。
【図7】本発明の一実施例を示すもので、金型の要部の
縦断面側面図である。
【図8】本発明の一実施例を示すもので、金型の型開き
初期の状態を示す縦断面側面図である。
【図9】本発明の一実施例を示すもので、型開きの途中
を示す縦断面側面図である。
【図10】本発明の一実施例を示すもので、カセット本
体の離型を状態を示す縦断面側面図である。
【図11】本発明の他の実施例を示す金型要部の縦断面
側面図である。
【符号の説明】
1 デジタルオーディオテープ用カセット 2 カセット本体 5 ロック片 6 係合孔 10 成形金型 11 コアープレート 12 キャビティープレート 13 補助インジェクター

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープを収納するカセット本体と、
    このカセット本体に摺動自在に装着されたスライダー
    と、前記カセット本体に一体に設けられるとともに、前
    記スライダーへ弾性的に係合させられてこのスライダー
    を所定位置に係止するロック片とを備えた磁気テープ用
    カセットにおけるカセット本体の成形方法であって、前
    記カセット本体を射出成形によって成形したのちに、こ
    のカセット本体の離型に先立って、前記ロック片を前記
    スライダーとの係合方向へ向けて押圧変形させることを
    特徴とする磁気テープ用カセットにおけるカセット本体
    の成形方法。
  2. 【請求項2】 磁気テープを収納するカセット本体と、
    このカセット本体に摺動自在に装着されたスライダー
    と、前記カセット本体に一体に設けられるとともに、前
    記スライダーへ弾性的に係合させられてこのスライダー
    を所定位置に係止するロック片とを備えた磁気テープ用
    カセットにおけるカセット本体の成形金型であって、前
    記カセット本体成形用のキャビティプレートおよびコア
    ープレートと、前記カセット本体に対向して設けられた
    主イジェクターピンと、前記ロック片に対向して配設さ
    れ、前記主イジェクターピンの作動に先立って作動させ
    られる補助イジェクターピンとを備えていることを特徴
    とする磁気テープ用カセットにおけるカセット本体の成
    形金型。
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