JPH05329893A - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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JPH05329893A
JPH05329893A JP4348069A JP34806992A JPH05329893A JP H05329893 A JPH05329893 A JP H05329893A JP 4348069 A JP4348069 A JP 4348069A JP 34806992 A JP34806992 A JP 34806992A JP H05329893 A JPH05329893 A JP H05329893A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
pin
inclined surface
slide core
releasing
Prior art date
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Pending
Application number
JP4348069A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Sugano
護 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンダーカット部を有する成形品を型開きに
際し型から容易に離脱させることができるようになした
成形用型を提供する。 【構成】 スライドコア3に離型用ピン7及びこの離型
ヒン7と係合する押圧ピン13が設けられており、押圧
ピン13は先端部に傾斜面16を有し、型閉じ時はこの
傾斜面16が離型用ピン7に設けられた嵌挿孔17の傾
斜面18に沿って嵌挿されて離型用ピン7を後退させ、
型開き時は、押圧ピン13の先端部の傾斜面16が離型
用ピン7の嵌挿孔17の傾斜面18に沿って後退し、コ
イルスプリング9の復元によりスライドコア3の先端部
10をスライドコア3の型面より突出させ、アンダーカ
ット部5をスライドコア3より離型させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アンダーカット部を
有する成形品を型開きに際し型から容易に離脱させるこ
とができる射出成形用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アンダーカット部を有する成形品を型開
きに際して型から離脱させるために、成形品の付着する
側の型に、スライドコアを設けておき、このスライドコ
アによってアンダーカット部を成形し、型開きに際して
スライドコアを摺動させてアンダーカット部をはずし、
次いでエジェクタープレートを前進させ、このエジェク
タープレートに固定された突出ピンにより成形品を押圧
し、成形品を離型させることが行われている(実公平2
−8740号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、成形品
のアンダーカット部が比較的大きくなると、スライドコ
アに形成されるアンダーカット部を成形するための型面
が深い凹部となってくるので、型開きに際してスライド
コアを傾斜ガイドピンに沿って摺動させるだけでは、ア
ンダーカット部をはずすことが出来なくなるという問題
点がある。
【0004】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであって、スライドコアに形成されるアンダーカ
ット部を成形するための型面が深い凹部である場合に
も、アンダーカット部を有する成形品を型開きに際し型
から容易に離脱させることができる射出成形用金型を提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明における射出成
形用金型は、型閉じにより所望の成形品形状に適合する
型窩が形成される射出成形用金型において、型開きによ
り成形品が付着する側の型に、アンダーカット部を成形
する型面を有し傾斜ガイドピンに沿って摺動されるスラ
イドコアが設けられ、スライドコアには成形品の離型用
ピンが設けられ、離型用ピンは型閉じ時には弾性体の圧
縮により後退して先端部が型面の一部を形成しており、
型開き時には弾性体の復元により型面より突出して成形
品のアンダーカット部をスライドコアから離脱させる方
向に押圧するものであり、スライドコアには離型用ピン
と係合する押圧ピンが設けられており、押圧ピンは先端
部に傾斜面を有し、型閉じ時はこの傾斜面が離型用ピン
に設けられた嵌挿孔の傾斜面に沿って嵌挿されて離型用
ピンを後退させ、型開き時は、押圧ピンの先端部の傾斜
面が離型用ピンの嵌挿孔の傾斜面に沿って後退するとと
もに離型用ピンに設けられた弾性体の復元により離型用
ピンをスライドコアの型面より突出させるようになした
ものであり、かかる構成とされることにより、アンダー
カット部を有する成形品を型開きに際し型から容易に離
脱させることができるようになしたものである。
【0006】
【作用】この発明によれば、移動側型、固定側型、スラ
イドコアが型閉じされると、押圧ピンの弾性体が圧縮さ
れ、押圧ピンの先端部の傾斜面が離型用ピンの嵌挿孔の
傾斜面に沿って嵌挿されて離型用ピンを後退させ、離型
用ピンの先端部が型面の一部を形成する。このようにし
て形成された型窩に合成樹脂、ゴム等の成形材料が注入
されて所望のアンダーカット部を有する成形品が成形さ
れる。
【0007】成形後、型開きにより移動側型が固定側型
から離れると、押圧ピンに設けられた弾性体が復元し、
押圧ピンは先端部の傾斜面が離型用ピンの嵌挿孔の傾斜
面に沿って後退し、離型用ピンをスライドコアの型面よ
り突出して成形品のアンダーカット部をスライドコアか
ら離脱させる方向に押圧するので、成形品のアンダーカ
ット部はスライドコアから確実に離脱し、従って成型品
を容易に離型することができる。
【0008】
【実施例】次にこの発明に係る射出成形用金型の一実施
例を図面を参照して説明する。
【0009】図1は射出成形用金型の型閉じ時の状態を
示し、図2は射出成形用金型の型開き時の状態を示す断
面図である。射出成形用金型は移動側型1、固定側型
2、スライドコア3からなり、これらが型閉じされるこ
とにより所望の成形品形状に適合する成形品4を成形す
るための型窩が形成される。
【0010】移動側型1は型開きにより成形品4が付着
する側の型であり、この移動側型1に設けられるスライ
ドコア3はアンダーカット部5を成形する型面を有して
いる。スライドコア3は固定側型2と摺動可能になされ
た係合部8を有しており、型開き当初は係合部8での係
合状態を保ちながら傾斜ガイドピン6に沿って摺動され
る。スライドコア3には成形品4の離型用ピン7が設け
られている。
【0011】離型用ピン7はスライドコア3に形成され
た嵌合孔11に嵌合されており、離型用ピン7の後端部
にコイルスプリング9の一端部が当接されており、他端
部は嵌合孔11に嵌着された栓体12に当接されてい
る。そして離型用ピン7は、型閉じ時にはコイルスプリ
ング9の圧縮により後退して先端部10が型面の一部を
形成しており、型開き時にはコイルスプリング9の復元
により型面より突出して成形品4のアンダーカット部5
をスライドコア3から離脱させる方向に押圧するもので
ある。
【0012】スライドコア3には離型用ピン7と係合す
る押圧ピン13が設けられている。押圧ピン13はスラ
イドコア3に形成された嵌合孔14に嵌合されており、
押圧ピン13の周囲にコイルスプリング15が巻回され
ており、嵌合孔14と基部131により保持されてい
る。押圧ピン13の先端部には傾斜面16を有し、型閉
じ時にはこの傾斜面16が離型用ピン7に設けられた嵌
挿孔17の傾斜面18に沿って嵌挿されて離型用ピン7
を後退させる。この際、押圧ピン13の周囲のコイルス
プリング15は型閉じ時の圧力によって圧縮された状態
になっている。
【0013】また型開き時には、押圧ピン13の基部1
31は固定型2の型面から離れるので、コイルスプリン
グ15が復元し、それによって押圧ピン13の先端部の
傾斜面16は離型用ピン7の嵌挿孔17の傾斜面18に
沿って後退するようになっている。
【0014】上記の射出成形用金型の作動について説明
する。図1に示すように、移動側型1、固定側型2、ス
ライドコア3が型閉じされる。型閉じにより、押圧ピン
13の基部131が固定側型2の型板に当接してコイル
スプリング15が圧縮され、先端部の傾斜面16が離型
用ピン7の嵌挿孔17の傾斜面18に沿って嵌挿されて
離型用ピン7を後退させ、離型用ピン7の先端部10が
型面の一部を形成する。このようにして形成された型窩
に合成樹脂、ゴム等の成形材料が注入されて所望の成形
品4が成形される。
【0015】図2に示すように、成形後、型開きにより
移動側型1が固定側型2から離れると、スライドコア3
は移動側型1と共に固定側型2から離れ、傾斜ガイドピ
ン6に誘導され、移動側型1に対しその移動方向と直角
方向に移動する。この際、コイルスプリング15の復元
によって押圧ピン13は先端部の傾斜面16が離型用ピ
ン7の嵌挿孔17の傾斜面18に沿って後退し、コイル
スプリング9の復元力によって、離型用ピン7はスライ
ドコア3の嵌合孔11を摺動し、その先端部10がスラ
イドコア3の型面から突出する。その結果、成形品4の
アンダーカット部5はスライドコア3から離脱させる方
向に押圧されで、成形品4のアンダーカット部5はスラ
イドコア3から容易に離型することができる。
【0016】次に形成品4は、図示していない突き出し
ピン等により固定側型1より離脱させられ、離型が完了
する。成形品4の離型が完了した後、型閉じが行われ、
同様の操作が繰り返される。
【0017】
【発明の効果】この発明における射出成形用金型におい
ては、上記の構成を備えているので、型開きにより、押
圧ピンに設けられた弾性体が復元し、押圧ピンは先端部
の傾斜面が離型用ピンの嵌挿孔の傾斜面に沿って後退
し、離型用ピンをスライドコアの型面より突出させ、成
形品のアンダーカット部を型から離脱させる方向に押圧
するので、成形品を容易に離型することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る射出成形用金型の型閉じ時の状
態を示す要部断面図である。
【図2】この発明に係る射出成形用金型の型開き時の状
態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 移動側型 2 固定側型 3 スライドコア 4 成形品 5 アンダーカット部 6 傾斜ガイドピン 7 離型用ピン 8 係合部 9 コイルスプリング 10 先端部 11 嵌合孔 12 栓体 13 押圧ピン 15 コイルスプリング 16 傾斜面 17 嵌挿孔 18 傾斜面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型閉じにより所望の成形品形状に適合す
    る型窩が形成される射出成形用金型において、型開きに
    より成形品が付着する側の型に、アンダーカット部を成
    形する型面を有し傾斜ガイドピンに沿って摺動されるス
    ライドコアが設けられ、スライドコアには成形品の離型
    用ピンが設けられ、離型用ピンは型閉じ時には弾性体の
    圧縮により後退して先端部が型面の一部を形成してお
    り、型開き時には弾性体の復元により型面より突出して
    成形品のアンダーカット部をスライドコアから離脱させ
    る方向に押圧するものであり、スライドコアには離型用
    ピンと係合する押圧ピンが設けられており、押圧ピンは
    先端部に傾斜面を有し、型閉じ時はこの傾斜面が離型用
    ピンに設けられた嵌挿孔の傾斜面に沿って嵌挿されて離
    型用ピンを後退させ、型開き時は、押圧ピンの先端部の
    傾斜面が離型用ピンの嵌挿孔の傾斜面に沿って後退する
    とともに離型用ピンに設けられた弾性体の復元により離
    型用ピンをスライドコアの型面より突出させることを特
    徴とする射出成形用金型。
JP4348069A 1992-03-30 1992-12-28 射出成形用金型 Pending JPH05329893A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4348069A JPH05329893A (ja) 1992-03-30 1992-12-28 射出成形用金型

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7399992 1992-03-30
JP4-73999 1992-03-30
JP4348069A JPH05329893A (ja) 1992-03-30 1992-12-28 射出成形用金型

Publications (1)

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JPH05329893A true JPH05329893A (ja) 1993-12-14

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ID=13534344

Family Applications (1)

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JP4348069A Pending JPH05329893A (ja) 1992-03-30 1992-12-28 射出成形用金型

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JP (1) JPH05329893A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0753390A1 (de) * 1995-07-08 1997-01-15 FRIEDRICH THEYSOHN GmbH Spritzgiesswerkzeug zur Herstellung eines aus Kunststoff bestehenden Kastens
KR100722446B1 (ko) * 2005-04-15 2007-05-28 주식회사 대우일렉트로닉스 사출성형 금형의 가변코어
JP2008213234A (ja) * 2007-03-01 2008-09-18 Yazaki Corp 金型装置及びこの金型装置を備えた成型装置
CN103101160A (zh) * 2013-02-01 2013-05-15 昆山腾宇鑫金属制品有限公司 带脱倒钩针的模具
CN113334702A (zh) * 2021-04-27 2021-09-03 宁波方正汽车模具股份有限公司 小空间倒扣脱模机构

Cited By (6)

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