JP2832827B2 - 車両用リカバリータンクの排水構造 - Google Patents

車両用リカバリータンクの排水構造

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JP2832827B2
JP2832827B2 JP62250381A JP25038187A JP2832827B2 JP 2832827 B2 JP2832827 B2 JP 2832827B2 JP 62250381 A JP62250381 A JP 62250381A JP 25038187 A JP25038187 A JP 25038187A JP 2832827 B2 JP2832827 B2 JP 2832827B2
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seat
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睦比呂 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、リカバリータンクの排水構造に関し、特に
該リカバリータンクを車体フレームの略中央に搭載した
場合の、該タンクからのオーバーフロー水を、簡単な構
造で、かつリヤアームとの干渉の問題を生じることなく
所定位置に排水できるようにした排水構造に関する。 〔従来の技術〕 一般に水冷式エンジンを搭載した車両では、温度上昇
によるラジエータ側の冷却水の膨張による増量分を貯溜
しておくと共に、温度降下による同冷却水の減量分を補
うためのリカバリータンクが搭載されている。このリカ
バリータンクは、冷却水が所定量以上になると余剰量を
オーバーフローさせて排水するように構成されている。
そしてこのリカバリータンクを、車体フレームのシート
ピラーと、シートレールと、バックステーとで構成され
る三角形状領域付近に搭載する場合があるが、このよう
な場合、そのままではオーバーフロー水が該タンク付近
に飛散して乗員の衣服等を汚損してしまう恐れがある。 そこで従来から上記オーバーフロー水の飛散防止のた
め、リカバリータンクの排水口に排水チューブを接続
し、このチューブを車体フレームに沿わせて下方に配管
し、車両下方に上記オーバーフロー水を導くようにして
いる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら上記排水チューブを設けた排水構造で
は、この排水チューブを車体フレームに沿って配管し、
車体フレームに適宜クランプで固定することになるか
ら、それだけ構造が複雑になる。しかも上記三角形状領
域の下方には上下に揺動するリヤアーム及び場合によっ
ては駆動チェンが位置しているので、この排水チューブ
の配管作業に当たってはこれらの可動部材との干渉を避
けて配管する必要があり、それだけ配管ルート及びクラ
ンプ方法に制約を受け、作業が困難であるという問題が
ある。 そこで、本発明の課題は、上記従来の問題点に鑑み、
リヤアーム、駆動チェン等との干渉に配慮する必要がな
く、しかも簡単な構造でオーバーフロー水を車両下方に
導くことのできるように、リカバリータンクの排水構造
を工夫することである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、メインパイプの後部から下方に延びるパイ
プ製のシートピラーと、後方に延びるシートレールとを
上下方向に延びるパイプ製のバックステーで略三角形状
に接続した車体フレームを備えた車両を前提として、 リカバリータンクを上記三角形状領域の近傍に取付
け、該リカバリータンクの排水口を上記バックステー又
は上記シートピラーの何れかに接続すると共に、リカバ
リータンクの排水口を上記バックステーに接続して連通
させる場合には、上記シートピラーと上記バックステー
とを連通させる連通孔を上記シートピラーと上記バック
ステーとの接続部に設け、上記シートピラーの下端に排
水孔を設けたことである。 〔作用〕 リカバリータンクの排水口がシートピラーに接続され
ているときはオーバーフロー水がシートピラーに流入し
てシートピラー内を下方に流れ、シートピラーの下端の
排水孔から外に排出される。また、リカバリータンクの
排水口がバックステーに接続されているときはオーバー
フロー水はバックステーに流入してこれを下方に流れ、
さらに、シートピラーのバックステーとの接続部に設け
た連通孔を経てシートピラーに流入してこれを下方に流
れて、シートピラーの下端の排水孔から外に流出する。 リカバリータンクの排水管路として、パイプ製のシー
トピラー、パイプ製のバックステーを利用しているの
で、もっぱらそのための排水チューブは不要であり、ま
た当該排水チューブを固定するためのクランブ部材も不
要であり、さらに、排水チューブの配管作業も必要な
い。したがってそれだけ構造が簡単であり、さらに上記
可動部材との干渉に配慮する必要もない。 オーバーフロー水はパイプ製のシートピラー下端の排
水孔から排出され、したがってこの排水は地面近傍にお
いて排出されるので、この排水が飛散して乗員の衣服を
汚損する恐れはない。 なお、リカバリータンクをパイプ製のシートピラーに
接続して連通させる場合は、オーバーフロー水はもっぱ
らシートピラー内を下方に流れてその下端の排出孔から
流出するので、この場合はバックステーとの接続部に上
記の連通孔を設ける必要はない。 〔実施例〕 次いで、第1図ないし第3図を参照しつつ実施例を説
明する。 図において1は本発明を適用した自動二輪車であり、
これの車体フレーム2は、いわゆるセミダブルクレード
ル型の鋼管フレームである。即ち、操向軸筒2aに上、下
のメインパルプ2b、2cを接続し、上メインパイプ2bの後
端部に、下方に延びる左、右一対のパイプ製のシートピ
ラー2d、後方に延びるシートレール2eをそれぞれ接続
し、この各シートレール2e、シートピラー2d間をパイプ
製のバックステー2fで側面視略三角形状に接続し、さら
に下メインパイプ2cの後端に接続された左右一対のダウ
ンチューブ2gの後端を上記シートピラー2dの下端に接続
して構成されている。 上記操向軸筒2aには下端で前輪3を軸支する前フォー
ク4が左右に揺動自在に枢支され、シートピラー2dの下
端に、後端で後輪5を軸支する後アーム6が上下に揺動
自在に枢支されている。 また、上記車体フレーム2の略中央には水冷式2サイ
クルエンジン10が搭載されており、上部には燃料タンク
7、シート8が、また、後端には後輪5のフェンダ9が
それぞれ取付けられている。 そして右側(車両前方から見て、以下同じ)のバック
ステー2fの後方、即ち、上記三角形状領域の近傍で後輪
5の外方にリカバリータンク12が配設されている。この
リカバリータンク12は樹脂製の一体成形品であり、その
外表面の2個所に支持ブラケット12a、12bが一体的に形
成されている。上側のブラケット12aは上記シートレー
ル2eとバックステー2fとの接続部に固定された補強パイ
プ2hに、また、前側のブラケット12bはバックステー2f
にそれぞれボルト締めして固定されている。 また、上記リカバリータンク12の前壁の底壁コーナ部
には流入管12cが、また、天壁コーナ部には排水管(排
水口)12dがそれぞれ一体的に形成されている。この流
入管12cは車体前部に配設されたラジエータ18とゴムホ
ース17で接続されている。これによって、冷却水の水温
が上昇したときは、該冷却水の膨張による余剰分をリカ
バリータンク12内に貯溜し、反対に、該冷却水の水温が
低下して冷却水が減量したときは、その減量分をラジエ
ータに補給するように構成されている。そして上記天壁
コーナ部に形成された排水管12dは、パイプ製のバック
ステー2fに固着された接続管13に排水ホース14を介して
接続されている。また、シートピラー2dのバックステー
2fとの接続部に、バックステー2fをシートピラー2dに連
通させた連通孔15が設けられており、さらに該シートピ
ラー2dの下端、即ち、クロスパイプ2iとの接続部にリカ
バリータンク12からのオーバーフロー水を排出するため
の排水孔16が形成されている。これにより、リカバリー
タンク12の排水管12dからバックステー2fに流入したオ
ーバーフロー水は、上記連通孔15、シートピラー2dを経
て、シートピラー2d下端の排水孔16から外に排出され
る。 温度上昇による冷却水の膨張による増分は、ラジエー
タ18からゴムホース17を通ってリカバリータンク12内に
貯溜され、また蒸気はここで冷えて再び液化して該リカ
バリータンク12内に貯溜される。そして冷却水温が低下
して冷却水量が減少すると、この減量分がリカバリータ
ンク12からラジエータ18に補給されることとなる。そし
て上記ラジエータ18側からの冷却水量が増加して、リカ
バリータンク12内の液面が所定レベル以上になると、そ
の余剰分だけ排水管12dからオーバーフローする。この
オーバーフロー水は排水ホース14からバックステー2f、
シートピラー2dを通ってこれの排水孔16から車両の下方
に排水される。この排水孔16は地面に近いので、これが
飛散して乗員を汚損することはない。 なお、上記実施例では、リカバリータンク12を三角形
状領域の外側に配置したが、このリカバリータンク12は
該領域の内側など、該領域の近傍に取付ければよく、ま
た、配水管12dをバックステー2fに接続したが、パイプ
製のシートピラーに接続しても同様の効果が得られる。
なお、リカバリータンク12をパイプ製のシートピラーに
接続して連通させる場合は、オーバーフロー水はもっぱ
らシートピラー内を下方に流れて上記の排水孔から流出
するので、この場合はバックステーとの接続部に上記の
連通孔を設ける必要はない。 〔発明の効果〕 以上のように本発明に係るリカバリータンクの排水構
造は、リカバリータンクの排水管(排水口)をシートピ
ラー又はバックステーに接続して連通させて、シートピ
ラー、バックステーを排水チューブとして利用するもの
であるから、リカバリータンクのオーバーフロー水を車
体下方に導くための構成が簡単になり、かつ排水のため
の配管がリヤアーム等の可動部品と干渉することに配慮
する必要は全く無く、もっぱらリカバリータンクのオー
バーフロー水を車体下方に導くため配管のために車両の
外観が損なわれることもない。また、排水がシートピラ
ーの下端から放出されるので、これが飛散して乗員の衣
服等を汚損する恐れは無い。
【図面の簡単な説明】 第1図乃至第3図は本発明の実施例によるリカバリータ
ンクの排水構造を説明するための図であり、第1図はそ
の側面図、第2図はその車両前方向から見た正面図、第
3図は該構造が適用された自動二輪車の側面図である。 図において、1……自動二輪車、2……車体フレーム、
2b……上メインパイプ、2d……シートピラー、2e……シ
ートレール、2f……バックステー、12……リカバリータ
ンク、12d……排水管(排水口)、16……排水孔であ
る。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.メインパイプの後部から下方に延びるパイプ製のシ
    ートピラーと、後方に延びるシートレールとを上下方向
    に延びるパイプ製のバックステーで略三角形状に接続し
    た車体フレームを備えた車両において、 リカバリータンクを上記三角形状領域の近傍に取付け、
    該リカバリータンクの排水口を上記バックステー又は上
    記シートピラーの何れかに接続して連通させると共に、
    リカバリータンクの排水口を上記バックステーに接続し
    て連通させる場合には、上記シートピラーと上記バック
    ステーとを連通させる連通孔を上記シートピラーと上記
    バックステーとの接続部に設け、 上記シートピラーの下端に排水孔を設けたことを特徴と
    する車両用リカバリータンクの排水構造。
JP62250381A 1987-10-02 1987-10-02 車両用リカバリータンクの排水構造 Expired - Lifetime JP2832827B2 (ja)

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