JP2773242B2 - 自動2輪車のラジエタ装置 - Google Patents

自動2輪車のラジエタ装置

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JP2773242B2
JP2773242B2 JP1126776A JP12677689A JP2773242B2 JP 2773242 B2 JP2773242 B2 JP 2773242B2 JP 1126776 A JP1126776 A JP 1126776A JP 12677689 A JP12677689 A JP 12677689A JP 2773242 B2 JP2773242 B2 JP 2773242B2
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unit
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文計 木村
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は、水冷エンジンを搭載した自動2輪車のラ
ジエタ装置に関する。
(従来の技術) 水冷エンジンを搭載した自動2輪車では、冷却水を循
環して冷却するためラジエタ装置を設置している。この
ラジエタ装置は熱交換用走行風を導入しやすいようにラ
ジエタユニットを車体前部に配置するのが一般的であ
る。
そして、ラジエタユニットを直立して取り付けること
ができるように、左右の分割されたラジエタユニットを
備えて、ヘッドパイプから後方および後下方に延びるタ
ンクレールとダウンチューブを挟んで、ヘッドパイプの
直ぐ後方に並設するようにしたものがある。
ところで、冷却水の量を一定水準に保つため、リザー
バタンクを備えるが、リザーバタンクは一般的にはラジ
エタの後方に配置されるため、ラジエタを通過する風の
妨げになり、冷却効率を低下させるばかりか、ラジエタ
後方の燃料タンクを凹ませて干渉をさける必要があり、
タンク容量が減少する、という問題がある。
(発明が解決しようとする課題) この発明は、上記のような問題に鑑み、2つのラジエ
タユニットを並列して構成したものにおいて、ラジエタ
に対して遮蔽物とならないように、リザーバタンクの配
置位置を変更し、これにより冷却効率を上げ、かつ燃料
タンクの容量減少を強要しないようにした自動2輪車の
ラジエタ装置を提供することを目的とするものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) この発明に係る自動2輪車のラジエタ装置は、上述し
た課題を解決するために、ヘッドパイプの直ぐ後方のタ
ンクレールおよびダウンチューブを挟んで、左右一対の
ラジエタユニットをほぼ直立に取り付けて構成する自動
2輪車のラジエタ装置において、上記ラジエタユニット
は上部タンク、ラジエタ部および下部タンクから構成さ
れ、前記左右一対のラジエタユニットは、下部タンクの
高さをそれぞれ略同一高さとする一方、一方のラジエタ
ユニットの上部タンクが他方のラジエタユニットの上部
タンク下部より低い位置に設定し、上記一方のラジエタ
ユニットの上部タンクの上方にリザーバタンクを設置
し、このリザーバタンクの下面を上部タンクの上面に沿
う形状に構成し、前記一方のラジエタユニットの上部タ
ンクにシリンダヘッドに連結された導管を連結するとと
もに、この導管が連結された上部タンクを、他方のラジ
エタユニットの上部タンクに別の導管で連結し、左右一
対のラジエタユニットへの冷却水の分流を前記一方のラ
ジエタユニットの上部タンク内で行うようにしたもので
ある。
(作用) このようにしたので、リザーバタンクがラジエタ通風
の邪魔になることがなく、所定の冷却効率が確保され
る。
左右のラジエタに高低差ができるが、両方に必要充分
な容量を満たす面積が設定され、従ってリザーバタンク
により通風量が妨げられない分、ラジエタを小型化でき
る。また、この高低差はリザーバタンクが埋め、外観上
の不体裁はない。
リザーバタンクを右側に置いたのは、同じ側にサイド
スタンドがあり、車体はリザーバタンクが低くなる形に
傾斜するので、その時の冷却水の流出がないように図っ
たものである。
リザーバタンクはラジエタと前後同一位置にあって、
燃料タンクと干渉しないので、燃料タンクは目いっぱい
の容量を確保される。
(実施例) 以下この発明の実施例を示す図に就いて説明する。
自動2輪車のフレーム前上部は、ヘッドパイプ1から
後方に延びるタンクレール2と後下方に垂れるダウンチ
ューブ3によって構成される。ラジエタ装置は、上記タ
ンクレール2とダウンチューブ3とを挟んで、2つのラ
ジエタユニット4,5を左右一対並列に取り付けて構成さ
れる。各ラジエタユニット4,5は、上部タンク4a,5a、ラ
ジエタ部および下部タンク4b,5bから構成され、両下部
タンク4b,5bは第1図および第4図に示すように、略同
一高さになっている。
自動2輪車の正面から見て、その右ラジエタユニット
4は、その上部タンク4aが、左ラジエタユニット5の上
部タンク5aより低くなるように設定されている。
この両ラジエタユニット4,5を連絡する冷却水の流れ
は、第4図,第5図に示す通りである。
すなわち、搭載されている水冷エンジン6には、連動
するウォータポンプ7があり、シリンダ8周りのウォー
タジャケットに冷却水を送る。そしてこの部分を冷却し
て暖められた冷却水は、シリンダヘッド9に接続された
導管10により、右ラジエタユニット4の上部タンク4aに
送られる。
この右ラジエタユニット4の上部タンク4aと左ラジエ
タユニット5の上部タンク5aとは別の導管11によって接
続されている。
そして両ラジエタユニット4,5の下部タンク4b,5bから
それぞれ導管12,13が導出され、その下流側が合流して
前記ウォータポンプ7の吸入口7aに接続される。
こうして、先ず冷却水が右ラジエタユニット4の上部
タンク4a内で分流して左右の上部タンク4a,5aに流入
し、両ラジエタユニット4,5を通って冷却さ8れ、導管1
2,13を介してウォータポンプ吸入口7aに吸入される循環
を繰り返す。
冷却水が両ラジエタユニット4,5に並列に流れること
と、その分流を容積の比較的大きい上部タンク4a内で行
うので、圧損が少なく、流量を大きくして冷却性能が高
いし、部品点数が少なく、配管構造がコンパクトにな
り、コスト上も有利である。
リザーバタンク14は右ラジエタユニット4の上部タン
ク4aの上方に配置される。15はオーバーフローパイプ、
16はブリーザパイプである。
次に、第1図,第2図,第3図により、両ラジエタユ
ニット4,5およびリザーバタンク14の組み立て構造を説
明する。
両ラジエタユニット4,5は、内側面に複数個の取着ブ
ラケット17が前後方向に突設され、これに挿入した取着
ボルト18により、ダンパ19を介して、ダウンチューブ3
およびその周りのフレームに弾性支持される。
また、右ラジエタユニット4には、その外側縁にほぼ
沿うように屈曲したホルダ枠20が配置される。ホルダ枠
20は、上下内端に挿通したボルト21によりフレームに固
定され、右ラジエタユニット4の外枠として機能する。
左ラジエタユニット5の外側縁には前方へ伸びる上下
の左サイドカバー係止片22bが形成され、左サイドカバ
ー23bの内面に突設された係止孔24bに差し込まれて、左
サイドカバー23bの前部を支持するようになっている。
一方、右サイドカバー23aは、上記ホルダ枠20に溶着
された右サイドカバー係止片22aと係止孔24aにより同様
に支持される。
図中25は導風兼用のプロテクタ板で、ユニット化さ
れ、伸性の取着バー26をサイドカバー内面とフレームに
配置された取着孔に跨架されて、ラジエタユニットの全
面に被着される。
前記リザーバタンク14は、ホルダ枠20の上部に溶着さ
れたブラケット片27a,27bと、タンク外表に形成された
取着片28a,28bをボルト締めすることにより、右ラジエ
タユニット4の上部タンク4aの上方に支持される。リザ
ーバタンク14の下面は、上部タンク4aの上面に沿う形状
に設定されている。
左右一対のラジエタユニット4,5のうち、高い方の左
ラジエタユニット5の上部タンク5aには、上部にラジエ
タキャップ30が着脱可能に装着される。低い方の右ラジ
エタユニット4にはラジエタキャップは設けられていな
い。符号31はリザーバタンク44のキャップである。
こうして、ラジエタ装置の上方にリザーバタンク14が
配置され、ラジエタ通風の妨げにならないようにして、
冷却効率が向上する。
左右のラジエタユニットに高低差ができるが、両方で
必要充分な容量を満たす面積が設定され、従ってリザー
バタンクにより通風量が妨げられない分、無駄がなく、
ラジエタを小型化できる。また、この高低差はリザーバ
タンクが埋め、外観上の不体裁はない。
右ラジエタユニット4を低くして、リザーバタンク14
を右側に置いたのは、同じ側にサイドスタンドがあり、
これを使用して駐車する場合は、車体はリザーバタンク
14が低くなる形に傾斜するので、その時に冷却水の流出
がないように図ったものである。
また、リザーバタンク14は右ラジエタユニット4と前
後同一位置にあって、燃料タンクと干渉することがない
ので、燃料タンクはその容量を充分に確保される。
〔発明の効果〕
以上に述べたように。この発明に係わる自動2輪車の
ラジエタ装置においては、左右一対のラジエタユニット
に高低差が生じるが、この高低差は一方のラジエタユニ
ットの上部タンク上方にリザーバタンクを設置すること
により埋めることができ、しかもリザーバタンクがラジ
エタ通風の邪魔になることがなく、冷却性能の向上が図
れ、所定の冷却効率を確保することができる。
また、リザーバタンクにより通風量が妨げられない
分、ラジエタユニットの小型化・コンパクト化を図るこ
とができ、さらに、リザーバタンク下面はラジエタユニ
ットの上部タンク上面に沿う形状に設けられて、ラジエ
タユニットの上方に位置するので、燃料タンクと干渉す
ることもなく、タンク容量を確保することができる。
さらに、冷却水の分流を容積の比較的大きな上部タン
ク内で行なうので、圧力損失が少なく、冷却水の循環流
量を多くして冷却性能の向上が図れ、部品点数も少なく
することができるので配管構造の簡素化・コンパクト化
が図れる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例になる自動2輪車のラジエタ装置
を示し、第1図は正面図、第2図は側面図、第3図は斜
視図、第4図は冷却水の流れを示す背面図、第5図は同
じく側面図である。 1……ヘッドパイプ、2……タンクレール、3……ダウ
ンチューブ、4……右ラジエタユニット、5……左ラジ
エタユニット、4a,5a……上部タンク、4b,5b……下部タ
ンク、6……エンジン、7……ウォータポンプ、7a……
吸入口、8……シリンダ、9……シリンダヘッド、10,1
1,12,13……導管、14……リザーバタンク、30……ラジ
エタキャップ、31……タンクキャップ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドパイプの直ぐ後方のタンクレールお
    よびダウンチューブを挟んで、左右一対のラジエタユニ
    ットをほぼ直立に取り付けて構成する自動2輪車のラジ
    エタ装置において、上記ラジエタユニットは上部タン
    ク、ラジエタ部および下部タンクから構成され、前記左
    右一対のラジエタユニットは、下部タンクの高さをそれ
    ぞれ略同一高さとする一方、一方のラジエタユニットの
    上部タンクが他方のラジエタユニットの上部タンク下部
    より低い位置に設定し、上記一方のラジエタユニットの
    上部タンクの上方にリザーバタンクを設置し、このリザ
    ーバタンクの下面を上部タンクの上面に沿う形状に構成
    し、前記一方のラジエタユニットの上部タンクにシリン
    ダヘッドに連結された導管を連結するとともに、この導
    管が連結された上部タンクを、他方のラジエタユニット
    の上部タンクに別の導管で連結し、左右一対のラジエタ
    ユニットへの冷却水の分流を前記一方のラジエタユニッ
    トの上部タンク内で行うようにしたことを特徴とする自
    動2輪車のラジエタ装置。
JP1126776A 1989-05-22 1989-05-22 自動2輪車のラジエタ装置 Expired - Lifetime JP2773242B2 (ja)

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