JP2815980B2 - Pll周波数シンセサイザー受信機のチャンネルステップ設定方法 - Google Patents

Pll周波数シンセサイザー受信機のチャンネルステップ設定方法

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【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、PLL周波数シンセサイザー受信機のチャン
ネルステップ設定方法に関する。
(ロ)従来の技術 第3図は、PLL周波数シンセサイザー受信機の一部ブ
ロック図である。
図において、(1)は受信周波数信号と局部発信周波
数信号FVCOを混合し、中間周波数信号IFを出力する混合
回路、(2)は局部発振周波数信号FVCOを発生する電圧
制御発振回路、(3)は基準発振回路(4)の発振周波
数を分周して基準周波数信号FRを出力する第1の分周回
路、(5)は局部発振周波数信号FVCOを分周して分周出
力FPを出力する第2の分周回路、(6)は基準周波数信
号FRと分周出力FPの位相差に応じたパルスを出力する位
相比較回路、(7)は位相比較回路(6)の出力を積分
して電圧制御発振回路(2)の発振周波数を制御する電
圧を発生するローパスフィルタである。
第2の分周回路(5)はプログラマブル分周回路であ
り、チャンネルデータによってその分周数が設定され
る。いま第2の分周回路(5)の分周数がNとすると、
FVCO=N×FRとなる。そこで、Nを変化させると、FR
整数倍のFVCOが得られる。即ち、チャンネルのステップ
幅はFRとなる。
ところで、中波帯域(MW)のAM放送のチャンネルは、
日本が、522KHZ〜1629KHZの9KHZステップであり、米国
が、530KHZ〜1710KHZの10KHZステップであり、チャンネ
ルステップが異なっている。
従って、日本においてMWのAM放送を受信する場合に
は、基準周波数信号FRの周波数が9KHZになり、米国にお
いては基準周波数信号FRの周波数が10KHZになるよう
に、第1の分周回路(3)の分周数を設定している。即
ち、第1の分周回路(3)の制御入力端子(8)に制御
信号を印加することにより、基準周波数信号FRの分周数
が設定される。
従来、日本向けと米国向けの受信機セットを製造する
場合には、第4図(a)に示されるように、第3図に示
された回路を内蔵する半導体集積回路(9)の所定の端
子(10)を電源に接続するか接地するかによって受信機
セットの仕向け地を決定している。また、受信機セット
を仕向け地を決定せずに製造する場合には、第4図
(b)に示されるように、半導体集積回路(9)の所定
の端子(10)にスイッチ(11)を設け製造後にスイッチ
(11)の切り替えによって仕向け地を決定している。
(ハ)発明が解決しようとする課題 上述のように受信機セットを製造する場合に、仕向け
地の設定を行う工程が必要になるため作業性が悪くな
り、また、各仕向け地の生産計画を個別に立案し管理し
なければならない。
一方、仕向け地の切り替えステップを設ける場合に
も、部品点数の増加と共に作業性の悪化となる欠点があ
る。
そこで、仕向け地に関係なく共通に使用できようにす
るためには、チャンネルステップを9KHZと10KHZの最大
公約数である1KHZにすることが考えられるが、この場合
には、PLL回路のループゲインが低下するため、ロック
時間が長くなり、C/N(キャリアレベル対ノイズレベ
ル)比が悪化する不都合がある。また、1KHZのチャンネ
ルステップになると、見かけ上のチャンネル数が多くな
り、オートシーク(自動的に放送局をサーチする機能)
の動作時間が長くなってしまう不都合がある。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、上述した点に鑑みて創作されたものであ
り、第1の分周回路の出力信号の周波数を第1のチャン
ネルステップ幅に設定し、第2の分周回路の分周数を順
次変えて放送局の受信動作を行い、該受信動作によって
受信を検出したときの放送局の受信周波数あるいは中間
周波数を計数し、該計数結果によって最適チャンネルス
テップを算出し、前記第1の分周回路の分周出力が前記
最適チャンネルステップの周波数になるよう設定するこ
とにより、チャンネルステップの異なる地域において自
動的にその地域のチャンネルステップが設定されるPLL
周波数シンセサイザー受信機のチャンネルステップ設定
方法を提供するものである。
(ホ)作用 第1の分周回路に設定された第1のチャンネルステッ
プで放送局のサーチがなされ、放送信号が受信されたと
きの中間周波数を計数し、この計数された中間周波数の
偏差により、最適チャンネルステップが求められる。こ
の最適チャンネルステップを第1の分周回路に設定する
ことにより、以降の放送局受信動作をその地域の放送信
号のチャンネルステップで行うことができる。
(ヘ)実施例 前述した如く、中波帯域(MW)のAM放送のチャンネル
は、日本が522KHZ〜1629KHZの9KHZステップであり、米
国が530KHZ〜1710KHZの10KHZステップである。仕向け地
を予め設定しない受信機セットは、日本あるいは米国の
いずれで使用されるかが不明であり、受信機を最初に作
動させ受信動作を行う場合には、最適チャンネルステッ
プを設定しなければならない。
そこで、第1図に示す本発明の実施例を示すフロー図
にしたがって、最適チャンネルステップの設定方法を第
3図を参照して説明する。
(a)まず、電源が投入されて、選局動作の開始が指示
されると、第1の分周回路(3)の出力FRの周波数を日
本のチャンネルステップである9KHZに設定する。
(b)次に、第2の分周回路(5)の分周数Nを109に
設定し、受信動作を行う。ここで、中波帯域(MW)の下
限周波数(バンドエッジは、日本では522KHZ、米国では
530KHZであるが、帯域を越えた受信が規制されているた
め、いづれの国においても帯域外を受信しない最小受信
周波数が設定される。即ち、N=109にすることによ
り、局部発振周波数FVCOは109×9=981KHZとなり、受
信周波数は981KHZ−450KHZ=531KHZとなる。
(c)設定された受信周波数において放送信号があるか
否かを検出する。この検出は、中間周波増幅回路(第3
図には図示されないが、中波周波数IFを入力する回路)
から得られる出力信号SDによって検出される。即ち、放
送が存在する周波数近傍でのSDの信号レベルは、第2図
に示すごとくなり、このSDが所定のレベル以上になった
とき放送信号を受信したことが検出される。
(d)上述の(c)において、SDが検出されなかった場
合には、次のチャンネルを受信するためにN+1を第2
の分周回路(5)に設定する。
(e)第2の分周回路(5)に設定され分周数N+1が
232であるか否かを判定する。これは、前述と同様に中
波帯域の上限を越えて受信しないようにするためであ
り、N=232、即ち、受信周波数が232×9−450=1638K
HZになった場合には、この周波数での受信を行わず、
(b)のように再度Nに109を設定して受信を行う。ま
た、Nが232に達していない場合には、(c)の如く、
受信動作を行いSDが検出されるか否か判定する。
(f)次に、(c)において、放送信号が受信されSDが
検出されると、中間周波数IFを計数する。
(g)450KHZから中間周波数IFの計数結果を減算する。
受信周波数が最初に設定したチャンネルステップ9KHZ
整数倍である場合には、計数結果は450KHZとなるが、受
信周波数が9KHZの整数倍でない場合には計数結果は、45
0KHZからの偏差αを生じる、例えば、受信機を米国で使
用した時、550KHZに放送信号かある場合、N=111で受
信が検出され、その時の局部発振周波数FVCOは、999KHZ
である。従って、この時の中間周波数IFは、999KHZ−55
0KHZ=449KHZとなり、αは 1KHZの偏差となる。
(h)偏差αが0か否かを判定する。即ち、偏差αが0
である場合には、チャンネルステップは9KHZの整数倍の
放送周波数であり、受信地域は日本である判断し、偏差
αが0でない場合は、米国であると判断する。
(i)偏差αが0の場合は、第1の分周回路(3)の出
力周波数をチャンネルステップ9KHZに設定したままと
し、日本の中波帯域の下限周波数を示す分周数NMINを10
8に設定し、上限周波数を示す分周数NMAXを231に設定す
る。以後、第2の分周回路(5)の分周数Nを設定され
た108から231の間で受動動作を行う。
(j)偏差αが0でないときは、第1の分周回路(3)
の出力周波数を米国のチャンネルステップ10KHZに設定
し、チャンネルステップ10KHZで放送を完全に受信でき
るように、第2の分周回路(5)の分周数Nを設定し直
す。即ち、(c)において受信を検出したNの数値に基
づき、(N×9KHZ+α)/10KHZを求め第2の分周回路
(5)にセットする。前述の例の如く、550KHZの放送信
号を受信した場合は、N=111、偏差1KHZであるから、
新しい分周数Nは、(111×9KHZ+1KHZ)/10KHZ=100と
なる。さらに、米国の中波帯域の下限周波数を示す分周
数NMINを98に設定し、上限周波数を示し分周数NMAXを21
6に設定する。以降の選局動作においては、チャンネル
ステップは10KHZとなり、米国のチャンネルステップ一
致する。
上述の実施例において、米国において、たまたま9KHZ
と10KHZの公倍数、例えば、540KHZに放送信号をがった
場合には、チャンネルステップは日本のチャンネルステ
ップ9KHZのまま変わらないが、この場合には、次の選局
動作によって第1図に示された動作が行われるため、そ
の動作でチャンネルステップが修正されるので、問題は
ない。
(ト)発明の効果 上述の如く、本発明によれば、選局動作を行うことに
より、放送地域に応じたチャンネルステップが、自動的
に検出されて設定されるため、受信機セットを製造する
際に仕向け地を設定して製造する必要がなく、また、そ
のための部品も不要となるため、生産計画の立案が容易
となり、また、生産工程の合理化が図れるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すフロー図、第2図は放送
を受信した場合の中間周波増幅回路の出力信号SDを示す
特性図、第3図はPLL周波数シンセサイザー受信機の一
部を示すブロック図、第4図(a)(b)は従来例を示
す図である。 (1)……混合回路、(2)……電圧制御発振回路、
(3)……第1の分周回路、(5)……第2の分周回
路、(6)……位相比較回路、(7)……ローパスフィ
ルタ、(8)……制御入力端子、(9)……半導体集積
回路、(10)……端子、(11)……スイッチ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準発振回路の発振周波数を分周して基準
    周波数信号を得る第1の分周回路と、局部発振周波数信
    号を発生する電圧制御発振回路と、前記局部発振周波数
    信号を分周する第2の分周回路と、前記第1の分周回路
    と第2の分周回路の出力の位相を比較しその比較結果に
    基づいて前記電圧制御発振回路を制御する位相比較回路
    とを備えたPLL周波数シンセサイザー受信機のチャンネ
    ルステップ設定方法において、 前記第1の分周回路の出力信号の周波数を所定のチャン
    ネルステップ幅に設定し、前記第2の分周回路の分周数
    を順次変えて放送局の受信動作を行い、 該受信動作によって受信を検出したときの放送局の受信
    周波数あるいは中間周波数を計数し、該計数結果によっ
    て最適チャンネルステップを算出し、 前記第1の分周回路の分周出力が前記最適チャンネルス
    テップの周波数になるよう設定することを特徴とするPL
    L周波数シンセサイザー受信機のチャンネルステップ設
    定方法。
  2. 【請求項2】初期動作あるいは選局動作において前記第
    1の分周回路の出力信号の周波数を所定のチャンネルス
    テップ幅に設定した後に選局動作を行って最適チャンネ
    ルステップを算出し、以降算出されたチャンネルステッ
    プにより動作することを特徴とする請求項第1項記載の
    PLL周波数シンセサイザー受信機のチャンネルステップ
    設定方法。
  3. 【請求項3】算出された前記最適チャンネルステップに
    より、周波数帯の下限及び上限を設定することを特徴と
    する請求項第1項記載のPLL周波数シンセサイザー受信
    機のチャンネルステップ設定方法。
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