JP2001285033A - シンセサイザ受信機 - Google Patents

シンセサイザ受信機

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JP2001285033A
JP2001285033A JP2000090078A JP2000090078A JP2001285033A JP 2001285033 A JP2001285033 A JP 2001285033A JP 2000090078 A JP2000090078 A JP 2000090078A JP 2000090078 A JP2000090078 A JP 2000090078A JP 2001285033 A JP2001285033 A JP 2001285033A
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signal
band
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Akinori Komiyama
明紀 小宮山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シンセサイザ方式のFM受信機において、受
信電界強度の高い放送波信号があっても、シークを正し
く自動的に停止させる。 【解決手段】 シーク時、中間周波信号が供給される可
変バンドパスフィルタの通過帯域幅の制御を許可して受
信信号レベルを検出する(ステップ104、105)。
この検出結果が規定値以上のとき、可変バンドパスフィ
ルタの通過帯域幅を広帯域にして受信周波数のチェック
を行う(ステップ107、108)。このチェックの結
果、放送波信号に正しく同調しているときには、シーク
を停止させる(ステップ112)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シンセサイザ受
信機に関する。
【0002】
【従来の技術】シンセサイザ方式のFM受信機は、PL
Lの可変分周回路の分周比Nを変更することにより受信
周波数(同調周波数)を変更するようにしている。した
がって、その分周比Nを連続的に変更すれば、FM放送
帯について、受信周波数のシーク(スキャン)を行うこ
とができる。
【0003】そして、そのシークにより放送波信号を受
信できたとき、その受信周波数でシークを停止させれ
ば、以後もそのときの受信周波数の放送を継続して受信
することができ、したがって、放送局の自動選局ができ
たことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、FM受信機
においては、中間周波回路の通過帯域幅を狭くすると、
歪率やチャンネルセパレーションなどが悪化し、音質を
損なってしまう。このため、中間周波回路の通過帯域幅
は広くしておく必要がある。
【0005】しかし、例えば図3に実線で示すように、
中間周波回路の通過帯域幅FIFが広い場合には、シーク
がある周波数fRXまで変化したとき、隣接する周波数
(fRX+Δf)に受信電界強度の高い放送波信号SNXが
存在すると、その放送波信号SNXが検出されてしまうの
で、シークは周波数fRXで停止してしまう。
【0006】逆に、例えば図3に破線で示すように、中
間周波回路の通過帯域幅FIFが狭い場合には、シークが
放送波信号SRXの周波数fRXに達しても、その周波数f
RXで停止しないことがある。すなわち、放送波信号SRX
における変調が浅いときには、図4に実線で示すよう
に、周波数fRXの付近に周波数スペクトル成分が集中す
るので、信号SRXのエネルギも周波数fRXの付近に集中
している。したがって、このときの放送波信号SRXは、
中間周波回路の通過帯域幅FIFが狭くても、十分に検出
することができ、周波数fRXでシークを停止させること
ができる。
【0007】しかし、放送波信号SRXにおける変調が深
いときには、図4に破線で示すように、周波数スペクト
ル成分が分散するので、信号SRXのエネルギも分散して
している。したがって、このときの放送波信号SRXは、
中間周波回路の通過帯域幅FIFが狭いと、検出すること
ができず、この結果、周波数fRXでシークが停止しない
ことがある。
【0008】つまり、中間周波回路の通過帯域幅FIFが
広くても、狭くても、シークを適切に停止させることの
できないことがある。
【0009】この発明は、以上のような問題点を解決し
ようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明においては、例
えば、中間周波信号が供給されるとともに、通過帯域幅
を変更できる可変バンドパスフィルタと、この可変バン
ドパスフィルタの出力信号から、隣接する放送波信号の
レベルを検出する第1の検出回路と、上記可変バンドパ
スフィルタの出力信号から、受信電界強度を検出する第
2の検出回路と、上記可変バンドパスフィルタの出力信
号の周波数をカウントするカウンタと、上記第2の検出
回路の検出出力および上記カウンタのカウント出力にし
たがった出力信号の供給される制御回路とを有し、上記
第1の検出回路の検出出力を上記可変バンドパスフィル
タに上記通過帯域幅の制御信号として供給し、上記制御
回路は、シークの実行時、上記第1の検出回路の検出出
力による上記可変バンドパスフィルタの通過帯域幅の制
御を許可して、上記第2の検出回路の検出出力をチェッ
クし、このチェックの結果、上記第2の検出回路の検出
出力が、受信電界強度が規定値以上であることを示した
とき、上記可変バンドパスフィルタの通過帯域幅を広帯
域に制御するとともに、上記カウンタのカウント値によ
り放送波信号に正しく同調しているかどうかを判別し、
この判別の結果、放送波信号に正しく同調しているとき
には、上記シークを停止させる制御を行うようにしたシ
ンセサイザ受信機とするものである。したがって、受信
電界強度の高い放送波信号が隣接周波数に存在しても、
誤って停止することがない。
【0011】
【発明の実施の形態】図1において、符号10はシンセ
サイザ方式およびダブルスーパーヘテロダイン方式に構
成されたFM受信機を示す。そして、アンテナ11から
の受信信号が、電子同調方式のアンテナ同調回路12に
供給されて目的とする周波数fRXの放送波信号SRXが取
り出される。
【0012】そして、この信号SRXが第1ミキサ回路1
3に供給されるとともに、VCO21から周波数fLO1
が、例えば、 fLO1=fRX−fIF1 ・・・ (1) fIF1は第1中間周波数で、例えば、fIF1=10.7MHzの
発振信号SLO1が取り出され、この信号SLO1がミキサ回
路13に第1局部発振信号として供給され、信号SRXは
第1中間周波信号SIF1(第1中間周波数fIF1)に周波
数変換される。
【0013】続いて、この第1中間周波信号SIF1が第
1中間周波回路14に供給される。この第1中間周波回
路14は、例えば、セラミックフィルタおよびアンプが
縦続接続されて構成されるものであり、その通過帯域
は、広帯域、すなわち、例えばfIF1±90kHzとされて
いる。
【0014】そして、この第1中間周波回路14から出
力される第1中間周波信号SIF1が、第2ミキサ回路1
5に供給されるとともに、分周回路27から周波数fLO
2が、例えば、 fLO2=fIF1−fIF2 ・・・ (2) fIF2は第2中間周波数で、例えば、fIF2=450kHzの
分周信号SLO2が取り出され、この信号SLO2がミキサ回
路15に第2局部発振信号として供給され、信号SIF1
は第2中間周波信号SIF2(第2中間周波数fIF2)に周
波数変換される。
【0015】続いて、この第2中間周波信号SIF2が、
第2中間周波回路用の可変バンドパスフィルタ16およ
びリミッタアンプ17を通じてFM復調回路18に供給
されてオーディオ信号がFM復調され、このオーディオ
信号が端子19に取り出される。なお、可変バンドパス
フィルタ16の特性については、後述する。
【0016】そして、このとき、VCO21は、回路2
2〜24とともに、PLL20を構成している。すなわ
ち、VCO21からの信号SLO1が、可変分周回路22
に供給されて1/Nの周波数に分周され、この分周信号
が位相比較回路23に供給される。また、このとき、水
晶発振回路25から安定した周波数の発振信号が取り出
され、この発振信号が分周回路26に供給されて基準周
波数Δf、例えば周波数100kHzの分周信号が形成さ
れ、この分周信号が比較回路23に基準信号として供給
される。
【0017】そして、比較回路23の比較出力がローパ
スフィルタ24を通じてVCO21にその制御電圧とし
て供給される。また、フィルタ24の出力電圧が、同調
回路12に選局電圧として供給され、発振回路25の発
振信号が分周回路27に分周入力として供給される。
【0018】したがって、定常状態においては、分周回
路22からの分周信号と、分周回路26からの分周信号
とは周波数が互いに等しいので、このときの発振信号S
LO1の周波数fLO1は、 fLO1=N×Δf ・・・ (3) となり、(1)、(3)式から fRX=fLO1+fIF1 =N×0.1+10.7〔MHz〕 となる。
【0019】したがって、分周比Nを、653〜793の間に
おいて1ずつ変化させれば、局部発振周波数fLO1が、6
5.3MHz〜79.3MHzの間を100kHzの間隔で変化するの
で、受信周波数fRXは、76MHz〜90MHzの周波数帯を10
0kHz(=Δf)の周波数ステップで、かつ、分周比N
に対応して変化することになる。したがって、分周比N
を上記の範囲で1ずつ変化されれば、FM放送帯のシー
クを行うことができる。
【0020】また、システム制御用として、マイクロコ
ンピュータ31が設けられ、各種の操作キー(操作スイ
ッチ)32が接続されるとともに、マイクロコンピュー
タ31から可変分周回路22に分周比Nが供給される。
そして、キー32を操作すると、マイクロコンピュータ
31によりその操作されたキーに対応して分周回路22
の分周比Nが変更され、したがって、受信周波数fRXが
変更される。
【0021】さらに、マイクロコンピュータ31には、
そのCPU(図示せず)が実行するプログラムの一部と
して、例えば図2に示すようなシーク制御ルーチン10
0が用意される。このルーチン100は、この発明にお
けるシークおよびシーク停止を実現するためのものであ
る。そして、このルーチン100の詳細については後述
するが、図2においては、ルーチン100は、この発明
に関係する部分だけを抜粋して示している。
【0022】また、バンドパスフィルタ16からの中間
周波信号SIF2が検出回路41に供給されて中間周波信
号SIF1のレベルが規定値以上であるかどうかを示す検
出信号S41、すなわち、受信信号SRXの受信電界強度が
規定値以上であるかどうかを示す検出信号S41が取り出
され、この検出信号S41がマイクロコンピュータ31に
供給される。さらに、リミッタアンプ17からの中間周
波信号SIF2が、波形整形回路42に供給されてパルス
P42に整形され、このパルスP42がマイクロコンピュー
タ31に供給される。
【0023】さらに、復調回路18の復調出力がバンド
パスフィルタ43に供給される。このバンドパスフィル
タ43は、そのときの受信周波数fRXに隣接する周波数
の信号(ビート周波数成分)を検出するためのものであ
り、このため、バンドパスフィルタ43の通過帯域は、
100kHz(=Δf)を中心に所定の周波数範囲、例えば5
0kHz〜200kHzとされている。そして、このフィルタ出
力が、検出回路44に供給され、そのフィルタ出力のレ
ベルが検出されて取り出される。
【0024】したがって、例えば図3に示すように、あ
る受信周波数fRXになった場合に、可変バンドパスフィ
ルタ16の通過帯域幅が広く(図3に実線図示)、か
つ、隣接する周波数(fRX+Δf)に、受信電界強度の
高い放送波信号SNXが存在するときには、バンドパスフ
ィルタ43から、その放送波信号SNXの一部がフィルタ
出力として取り出される。
【0025】しかし、可変バンドパスフィルタ16の通
過帯域幅が狭いとき(例えば、図3に破線図示)には、
隣接する周波数(fRX+Δf)に、受信電界強度の高い
放送波信号SNXが存在しても、バンドパスフィルタ43
からは出力が得られない。また、可変バンドパスフィル
タ16の通過帯域幅が広くても、隣接する周波数(fRX
+Δf)に、受信電界強度の高い放送波信号SNXが存在
しないときも、バンドパスフィルタ43からは出力が得
られない。
【0026】また、このとき、検出回路44からは、バ
ンドパスフィルタ43の出力レベルを示す検出信号S44
が取り出されることになる。
【0027】そして、この検出信号S44が、可変バンド
パスフィルタ16にその通過帯域幅の制御信号として供
給され、その通過帯域幅は、検出信号S44のレベルに対
応して連続的に変更される。すなわち、バンドパスフィ
ルタ16の通過帯域は、フィルタ43が出力が大きくて
検出信号S44のレベルが大きいときには、例えばfIF2
±10kHz(例えば、図3に破線図示の特性)と狭くな
り、フィルタ43の出力が小さくて検出信号S44のレベ
ルが小さいときには、例えばfIF2±90kHz(例えば、
図3に実線図示の特性)と広くなるように制御される。
【0028】さらに、マイクロコンピュータ31から所
定の制御信号S31が取り出され、この信号S31がバンド
パスフィルタ16に供給される。この場合、制御信号S
31は、可変バンドパスフィルタ16の通過帯域幅に対し
て、 ・検出信号S44による制御を有効にする(以下、「可変
モード」と呼ぶ) ・検出信号S44による制御を無効にするとともに、広帯
域に固定する(以下、「広帯域モード」と呼ぶ) のどちらかのモードに設定するものである。
【0029】このような構成において、FM放送帯にお
けるシークが必要な動作、例えば自動選局を操作キー3
2により指示すると、マイクロコンピュータ31におい
て、CPUの処理がルーチン100のステップ101か
らスタートし、次にステップ102において、可変分周
回路22の分周比Nが最小値に設定され、したがって、
受信周波数fRXは最低周波数76MHzに設定される。
【0030】続いて、ステップ103において、現在の
受信周波数fRXが最高周波数90MHzを越えたかどうかが
判別され、今の場合、ルーチン100が開始されたばか
りであり、受信周波数fRXはステップ102により最低
周波数76MHzに設定されているので、処理はステップ1
03からステップ104に進む。
【0031】そして、このステップ104において、制
御信号S31によりバンドパスフィルタ16の通過帯域幅
が可変モードに設定され、次にステップ105におい
て、検出信号S41をチェックすることにより、現在の受
信周波数fRXにおける受信電界強度が規定値以上である
かどうかが判別される。
【0032】そして、現在の受信周波数fRXにおける受
信電界強度が規定値未満のときには、処理はステップ1
05からステップ106に進み、このステップ106に
おいて、可変分周回路22の分周比Nが1だけ大きくさ
れて受信周波数fRXが1ステップ、すなわち、100kHz
だけ高くされ、その後、処理はステップ103に戻る。
したがって、以後、受信電界強度が規定値以上の放送を
受信できるまで、ステップ103〜106が繰り返され
ることになる。
【0033】そして、受信電界強度が規定値以上の放送
を受信できると、これがステップ105において判別さ
れ、処理はステップ105からステップ107に進み、
このステップ107において、制御信号S31によりバン
ドパスフィルタ16の通過帯域幅は広帯域モードに設定
され、その後、ステップ108において、パルスP42の
数をカウントすることにより受信周波数fRXが放送波信
号の送信周波数(キャリア周波数)に正しく同調してい
るかどうかが判別される。
【0034】そして、受信周波数fRXが放送波信号の送
信周波数に正しく同調していないときには、処理はステ
ップ108からステップ106を通じてステップ103
に戻る。したがって、以後、受信電界強度が規定値以上
の放送に正しく同調するまで、ステップ103〜108
が繰り返されることになる。
【0035】そして、受信電界強度が規定値以上の放送
に正しく同調すると、処理はステップ108からステッ
プ111に進み、このステップ111において、制御信
号S31によりバンドパスフィルタ16の通過帯域幅が可
変モードに設定され、その後、ステップ112によりこ
のルーチン100を終了する。したがって、このとき、
シークが停止して放送局の自動選局ができていることに
なる。
【0036】なお、ステップ103〜108が繰り返さ
れても、受信電界強度が規定値以上の放送に同調できな
いうちに、受信周波数fRXが最高周波数を越えたときに
は、これがステップ103において判別され、処理はス
テップ103からステップ111に進み、ステップ11
2によりルーチン100を終了する。
【0037】こうして、ルーチン100によれば、シー
ク時、受信電界強度が規定値以上の放送に同調すると、
その受信周波数fRXでシークを停止させることができ
る。そして、その場合、シーク時に、第2中間周波信号
SIF2を選択するためのバンドパスフィルタ16の通過
帯域幅を、可変モードと広帯域モードとに切り換えてい
るので、誤ってシークが停止したり、逆に停止すべき周
波数を通過してしまうことがない。
【0038】すなわち、ステップ105により受信電界
強度をチェックする場合には、ステップ104によりバ
ンドパスフィルタ16の通過帯域幅は可変モードとして
いる。したがって、図3に示すように、ある受信周波数
fRXになった場合に、隣接する周波数(fRX+Δf)
に、受信電界強度の高い放送波信号SNXがあるときに
は、検出信号S44によりバンドパスフィルタ16の通過
帯域幅は、図3に破線で示すように、狭くされる。この
結果、検出信号S41には、隣接する周波数(fRX+Δ
f)の受信電界強度の高い放送波信号SNXが含まれなく
なる。
【0039】したがって、図3に示すように、隣接する
周波数(fRX+Δf)に受信電界強度の高い放送波信号
SNXがあっても、ステップ104が、その放送波信号S
NXの影響を受けることがなく、受信周波数fRXにおける
受信電界強度を正しく判別することができるので、受信
周波数fRXで誤ってシークの停止することがない。
【0040】また、受信周波数fRXになったとき、隣接
する周波数(fRX+Δf)に受信電界強度の高い放送波
信号SNXがなければ、可変バンドパスフィルタ16は広
帯域モードとなる。したがって、放送波信号SRXの変調
が深いので、図4に破線で示すように、周波数スペクト
ル成分が分散していて、放送波信号SRXのエネルギが分
散してしているときでも、検出信号S41は放送波信号S
RXの受信電界強度を正しく示すことができ、したがっ
て、シークを適切に停止させることができる。
【0041】さらに、ステップ108において、パルス
P42の数をカウントすることにより受信周波数fRXが放
送波信号SRXの送信周波数に正しく同調しているかどう
かをチェックする場合、ステップ107によりバンドパ
スフィルタ16の通過帯域幅を広帯域モードとしている
ので、パルスP42の数のカウントにエラーを生じること
がなくなる。
【0042】すなわち、バンドパスフィルタ16の通過
帯域幅を可変モードにした場合には、ある受信周波数f
RXで、隣接する周波数(fRX+Δf)に、受信電界強度
の高い放送波信号SNXがあるとき、上記のように、検出
信号S44によりバンドパスフィルタ16の通過帯域幅
は、図3に破線で示すように、狭くされる。すると、そ
の受信周波数fRXにおける信号レベルが小さくなるの
で、あるいは0になってしまうので、パルスP42の数を
カウントするとき、カウントに失敗し、正しいカウント
値が得られなくなってしまう。また、バンドパスフィル
タ16の通過帯域幅を狭帯域モードに固定した場合も同
様である。
【0043】しかし、ルーチン100においては、ステ
ップ107によりバンドパスフィルタ16の通過帯域幅
を広帯域モードとしてからパルスP42の数のカウントす
るようにしているので、隣接する周波数(fRX+Δf)
に、受信電界強度の高い放送波信号SNXがあるときに
は、バンドパスフィルタ16の帯域幅は広くなって受信
周波数fRXにおける信号レベルは大きくなる。したがっ
て、パルスP42の数をカウントするとき、正しくカウン
トすることができる。
【0044】こうして、上述のFM受信機によれば、受
信電界強度の高い放送波信号SNXがあっても、シークを
正しく自動的に停止させることができる。
【0045】なお、上述においては、バンドパスフィル
タ16から出力される中間周波信号SIF2を検出回路4
1に供給して受信電界強度の検出信号S41を得ている
が、リミッタアンプ17の中段から中間周波信号SIF2
を取り出して検出回路41に供給し、検出信号S41を得
ることもできる。
【0046】また、上述においては、制御信号S31を可
変バンドパスフィルタ16に供給することにより、制御
信号S44による帯域幅の切り換えを制御したが、制御信
号S31を検出回路44に供給して帯域幅の切り換え同様
に制御することもできる。さらに、例えば、オートプリ
セットを行う場合であれば、ステップ111の次に、そ
のときの受信周波数fRXを示すデータ、例えば分周比N
を不揮発性メモリに記憶させ、その後、ステップ108
に進めばよい。
【0047】〔この明細書で使用している略語の一覧〕 CPU:Central Processing Unit FM :Frequency Modulation;周波数変調 kHz :kiloHertz MHz :MegaHertz PLL:Phase Locked Loop;位相同期ループ VCO:Voltage Controlled Oscillator;電圧制御発
振器
【0048】
【発明の効果】この発明によれば、受信電界強度の高い
放送波信号があっても、シークを正しく自動的に停止さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一形態を示す系統図である。
【図2】この発明の一形態を示すフローチャートであ
る。
【図3】この発明を説明するための特性図である。
【図4】この発明を説明するための特性図である。
【符号の説明】
11…アンテナ、12…アンテナ同調回路、13…第1
ミキサ回路、14…第1中間周波回路、15…第2ミキ
サ回路、16…可変バンドパスフィルタ、17…リミッ
タアンプ、18…FM復調回路、19…出力端子、20
…PLL、21…VCO、22…可変分周回路、23…
位相比較回路、24…ローパスフィルタ、25…発振回
路、26および27…分周回路、31…マイクロコンピ
ュータ、32…操作キー、41…検出回路、42…波形
整形回路、43…バンドパスフィルタ、44…検出回
路、100…シーク制御ルーチン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J103 AA07 AA12 BA02 BA06 CA04 CB02 CB04 DA02 DA05 DA06 DA07 DA08 DA18 DA36 DA38 FA05 GA06 HA06 HB01 HC03 HD01 5K020 AA04 BB04 CC03 DD01 EE04 GG04 GG09 GG10 GG12 HH13 HH15 JJ01 NN08 5K052 AA01 BB05 CC04 DD04 EE04 EE12 EE13 FF05 GG33 GG53

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中間周波信号が供給されるとともに、通過
    帯域幅を変更できる可変バンドパスフィルタと、 この可変バンドパスフィルタの出力信号から、隣接する
    放送波信号のレベルを検出する第1の検出回路と、 上記可変バンドパスフィルタの出力信号から、受信電界
    強度を検出する第2の検出回路と、 上記可変バンドパスフィルタの出力信号の周波数をカウ
    ントするカウンタと、 上記第2の検出回路の検出出力および上記カウンタのカ
    ウント出力にしたがった出力信号の供給される制御回路
    とを有し、 上記第1の検出回路の検出出力を上記可変バンドパスフ
    ィルタに上記通過帯域幅の制御信号として供給し、 上記制御回路は、 シークの実行時、上記第1の検出回路の検出出力による
    上記可変バンドパスフィルタの通過帯域幅の制御を許可
    して、上記第2の検出回路の検出出力をチェックし、 このチェックの結果、上記第2の検出回路の検出出力
    が、受信電界強度が規定値以上であることを示したと
    き、上記可変バンドパスフィルタの通過帯域幅を広帯域
    に制御するとともに、上記カウンタのカウント値により
    放送波信号に正しく同調しているかどうかを判別し、 この判別の結果、放送波信号に正しく同調しているとき
    には、上記シークを停止させる制御を行うようにしたシ
    ンセサイザ受信機。
  2. 【請求項2】PLLにおける可変分周回路の分周比を変
    更することにより局部発振周波数を変更して放送帯のシ
    ークを行うとともに、上記分周比の変更を停止させて上
    記シークを停止させるようにしたシンセサイザ受信機に
    おいて、 中間周波信号が供給されるとともに、通過帯域幅を変更
    できる可変バンドパスフィルタと、 上記中間周波信号の復調出力から、隣接する放送波信号
    を受信したときの周波数成分の信号を取り出すフィルタ
    と、 このフィルタの出力信号のレベルを検出する第1の検出
    回路と、 上記可変バンドパスフィルタの出力信号のレベルを検出
    する第2の検出回路と、 上記可変バンドパスフィルタの出力信号の周波数をカウ
    ントするカウンタと、 上記第2の検出回路の検出出力および上記カウンタのカ
    ウント出力にしたがった出力信号の供給される制御回路
    とを有し、 上記第1の検出回路の検出出力を上記可変バンドパスフ
    ィルタに上記通過帯域幅の制御信号として供給し、 上記制御回路は、 上記シークの実行時、上記第1の検出回路の検出出力に
    よる上記可変バンドパスフィルタの通過帯域幅の制御を
    許可して、上記第2の検出回路の検出出力をチェック
    し、 このチェックの結果、上記第2の検出回路の検出出力
    が、受信電界強度が規定値以上であることを示したと
    き、上記可変バンドパスフィルタの通過帯域幅を広帯域
    に制御するとともに、上記カウンタのカウント値により
    放送波信号に正しく同調しているかどうかを判別し、 この判別の結果、放送波信号に正しく同調しているとき
    には、上記シークを停止させる制御を行うようにしたシ
    ンセサイザ受信機。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のシンセサイザ受信機にお
    いて、 上記放送帯がFM放送帯であり、上記放送波信号がFM
    放送波信号であるようにしたシンセサイザ受信機。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のシンセサイザ受信機にお
    いて、 上記放送波信号に正しく同調しているので、上記シーク
    を停止させたとき、このときの受信周波数を示すデータ
    をメモリに記憶するようにしたシンセサイザ受信機。
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