JPH04119078U - 可動部材の往復可動装置 - Google Patents

可動部材の往復可動装置

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JPH04119078U
JPH04119078U JP1991021484U JP2148491U JPH04119078U JP H04119078 U JPH04119078 U JP H04119078U JP 1991021484 U JP1991021484 U JP 1991021484U JP 2148491 U JP2148491 U JP 2148491U JP H04119078 U JPH04119078 U JP H04119078U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、例えば家電製品の開閉扉等の可
動部材30を、閉位置にロックするための往復可動装置
10に関し、特に閉位置において開閉扉が無理にこじ開
けようとされた場合に、そのロックが解除されるように
することで、往復可動装置10並びに開閉扉等の破損を
未然に防止しようとするものである。 【構成】 ロック装置50のハート島71のくびれ部7
2には、カム溝70の停止部dの底に向かって斜めに傾
斜させたテーパー面74を形成するとともに、ロックピ
ン80の先端部81を、ハート島71のくびれ部72の
前記テーパー面74の傾斜角度に合わせて屈曲させたこ
とを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば家電製品の開閉扉等の可動部材の往復可動装置の改良に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の往復可動装置としては、例えば固定部材と、この固定部材に往 復動可能に保持された可動部材と、この可動部材と前記固定部材との間に設けら れ、可動部材を往復動の少なくとも一方向に向かって付勢する付勢手段と、この 付勢手段の付勢力に抗して、可動部材をその往復動の途中に停止させるロック装 置とを備えたものが知られている(例えば特開昭64-41434号公報等)。
【0003】 上記ロック装置は、固定部材と可動部材とのいずれか一方に刻設され、ハート 島を中心とするカム溝と、固定部材と可動部材とのいずれか他方に、基端部が軸 止されるとともに、他端先端部が前記カム溝の底に向かって屈曲されたロックピ ンと、このロックピンの先端部をカム溝の底に向かって押圧する押圧手段とを備 えていた。
【0004】 そして、上記カム溝には、ハート島の尖った先細部に向かって延びた導入路と 、この導入路より徐々に浅くなりながら、ハート島の一側に沿って延びた往路と 、この往路の最浅端より一段深くなり、且つ行き止まりの折返部と、この折返部 に隣接するとともに、折返部よりさらに一段深くなり、ハート島の他端中央のハ ート形のくびれ部に沿った停止部と、この停止部に隣接し、停止部より一段深く なってハート島の他側に向かって延び、且つ行き止まりの脱出部と、この脱出部 より徐々に浅くなりながら、ハート島の他側に沿って延び、前記導入路に連通す るとともに、その最浅端が導入路の底より一段高くなった復路とを備えていた。
【0005】 一方、本出願人は、ハート島に、その中央を縦断して、ハート溝の停止部から 導入路に向かって延びた溝状のバイパス路を形成したものを既に提案している( 特願平2-176941号参照)。 本バイパス路の停止部に臨む始端部は、該停止部の底より一段浅く、又、カム 溝の停止部の底に向かって斜めに傾斜させたテーパー面が形成されていた。さら に、ロックピンの先端部を、カム溝の停止部の底に向かって斜めに屈曲させてい た。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の往復可動装置では、そのロック状態において、可動部 材がそのロックの解除方向に無理に移動されると、破損され易いという問題点が あった。 すなわち、ロック装置のロックを解除するには、可動部材をロック方向に再度 、移動すればよく、可動部材がロック方向に移動されると、ロックピンの先端部 は、カム溝の停止部から脱出部に進み、そのロック状態が解除される。
【0007】 これに対し、可動部材を解除方向に移動しようとすると、ロックピンの先端部 は、カム溝の停止部にいて、そのハート島のくびれ部に当たって、可動部材の移 動を阻止する。 しかし、家電製品等においては、子供等のように操作に不慣れ者が、可動部材 を無理に移動しようとすることがある。可動部材として、例えば開閉扉等を往復 可動装置を使用して、閉位置にロックせておいたような場合に、子供が開閉扉を 無理にこじ開けようとすることがある。
【0008】 このとき、カム溝のハート島のくびれ部が、ロックピンの先端部により、削り 取られたり、或いは欠けてしまことがあった。又、逆に、ロックピンの先端部が ハート島のくびれ部に押されて、曲がってしまったり、或いは折れてしまうこと がある。 そこで、請求項1記載の可動部材の往復可動装置は、上記した従来の技術の有 する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ロック状態 において、可動部材がそのロックの解除方向に無理に移動させられた場合には、 そのロックが解除されるようにすることで、カム溝及びロックピン等の破損を未 然に防止しようとするものである。
【0009】 又、請求項2記載の往復可動装置は、上記した請求項1記載の往復可動装置と 対を成して使用可能な往復可動装置を提供するものであり、その目的とするとこ ろは、固定部材の部品の共通化が可能であり、且つ又、可動部材の回転角度を、 比較的大きく設定することが可能な往復可動装置を提供しようとするものである 。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記した目的を達成するためのものであり、以下にその内容を図面 に示した実施例を用いて説明する。 請求項1記載の可動部材の往復可動装置は、そのハート島(71)のくびれ部(72) に、カム溝(70)の停止部(d)の底に向かって斜めに傾斜させたテーパー面(74)を 形成するとともに、ロックピン(80)の先端部(82)を、ハート島のくびれ部の前記 テーパー面の傾斜角度に合わせて屈曲させたことを特徴とする。
【0011】 請求項2記載の往復可動装置は、固定部材(例えばベース120)に、可動部材 (例えばアーム130)の軸(例えば突軸131)を中心として円弧状に形成されたラ ック(136)を備え、固定部材が可動部材の軸を通る対称軸(L-L)に対して線対称に 形成されるとともに、可動部材には、上記固定部材のラックに噛み合う歯車(61) を有する回転ダンパー(60)が固定されたことを特徴とする。
【0012】
【作 用】
したがって、請求項1記載の可動部材の往復可動装置によれば、可動部材(例 えばラック30)がロック装置(50)の解除方向に無理に移動させられると、ロック ピン(80)の先端部(82)がハート島(71)のくびれ部(72)に形成されたテーパー面(7 4)に係合する。
【0013】 ここで、可動部材がさらに強く移動させられると、ロックピンの先端部が、ハ ート島のくびれ部のテーパー面との間の両者の傾斜により、押圧手段(例えば押 さえばね90)の押圧力に抗して、カム溝(70)の停止部(d)の底から跳ね上げられ る。 このように、ロックピンの先端部がカム溝の停止部の底から跳ね上げられると 、ロック装置のロックが解除され、可動部材が解除方向に自由に移動できるよう になる。
【0014】 又、請求項2記載の往復可動装置によれば、可動部材(例えばアーム130)が 、その軸(例えば突軸131)を支点に、付勢手段(例えばねじりばね40)の付勢 力により一方の回転方向に回転される。その際に、可動部材に固定された回転ダ ンパー(60)の歯車(61)が、固定部材(例えばベース120)のラック(136)との噛み 合いにより回転することで、回転ダンパーの制動力が働き、可動部材がその軸を 支点にゆっくりと且つ静粛に回転する。
【0015】
【実施例】
図1〜11は、本考案の第1実施例を示すものであり、図1はカム溝とロック ピンとの係合状態を示す要部断面図、図2〜5は往復可動装置を示すものであり 、図2はその正面図、図3は同背面図、図4は同平面図、図5は同側面図、図6 〜10はベースを示すものであり、図6はその正面図、図7は同背面図、図8は 図6のVIII−VIII線に沿う断面図、図9は図7のIX−IX線に沿う断面図、図10 は図7のX−X線に沿う断面図、図11はカム溝の要部拡大図を各々示す。
【0016】 図2〜5中、10は、往復可動装置を示し、本装置10は、図示しないが、例えば テレビジョンやビデオデッキ等の家電製品のフロントパネルに開閉可能に軸止さ れた開閉扉に使用される。 上記開閉扉の奥には、図示しないが、各種操作スイッチ類が配置され、往復可 動装置10のロック位置では、開閉扉はほぼ直立状態にあり、フロントパネルとほ ぼ面一に閉じ、操作スイッチ類は開閉扉の裏に隠れる。そして、フロントパネル の前面を奥に向かって押し込むと、往復可動装置10のロックが解除され、開閉扉 は、フロントパネルの前方に倒れて開く。
【0017】 上記往復可動装置10は、図2〜5に示すように、固定部材としてのベース20と 、このベース20に往復動可能に保持され、例えばベース20に軸止されて、正逆回 転する可動部材としてのラック30と、このラック30と前記ベース20との間に設け られ、ラック30を図2において反時計回りに付勢する付勢手段としてのねじりば ね40と、このねじりばね40のねじり戻ろうとするばね力に抗して、ラック30を回 転途中に停止させるロック装置50と、ベース20に固定され、ラック30に噛み合う 歯車61を有する、制動手段としての回転ダンパー60とを備える。
【0018】 上記ロック装置50は、図1,2に示すように、ベース20とラック30とのいずれ か一方、ここではラック30側に、ハート島71を中心として刻設されたカム溝70と 、ベース20とラック30とのいずれか他方、ここではベース20に基端部81が軸止さ れるとともに、他端先端部82が前記カム溝70の底に向かって屈曲されたロックピ ン80と、このロックピン80の先端部82をカム溝70の底に向かって押圧する押圧手 段としての押さえばね90とから構成される。
【0019】 まず、ベース20から説明すると、ベース20は、図2〜10に示すように、ラッ ク30を軸止する軸穴21と、この軸穴21に隣接してベース20の背面より突出し、ね じりばね40の中心のリング部を通すボス部22と、ベース20の表面より凹み、回転 ダンパー60をはめ込む嵌合凹部23と、ロックピン80を軸承するスリット状の軸受 部24を有するとともに、押さえばね90を取付可能な取付枠部25とを備え、適度な 弾性と剛性とを有する例えばPS(ポリスチレン)等の合成樹脂で一体成形され ている。
【0020】 前記ラック30は、図2〜5に示すように、扇形のラック本体31と、扇の中心か ら背面方向に突出し、ベース20の軸穴21に軸承される突軸32と、この突軸32を挟 んで、ラック本体31とは反対側に斜め上方に向かって棒状に突出し、前記した開 閉扉(図示せず)に連結される連結片33とを備え、剛性に富む例えばPOM(ポ リオキシメチレン)の合成樹脂で一体成形されている。
【0021】 そして、ラック30の突軸32は、図3に示すように、ベース20の軸穴21に表側か ら裏側に通し、裏側からプッシュ形のナット100で止め付けて、抜け止めを行う 。 前記ねじりばね40は、図3に示すように、コイル状で、その中心のリング部 をラック30の背面側のボス部22に通し、ボス部22の先端部にプッシュ形のナット 101を止め付けることで、ねじりばね40の抜け止めを行う。そして、ねじりばね4 0は、その両巻き端41,42を互いに接近する方向にたわめた状態で、その一方の巻 き端41をベース20側に、他方の巻き端42をラック30側にそれぞれ掛け止める。
【0022】 まず、ねじりばね40の一方の巻き端41は、図3に示すように、ベース20の側縁 に沿って裏側に突出した側壁26の内面に当接させる。 上記側壁26には、図9に示すように、内方に向かってL字形に張出した押さえ 片27を形成し、ねじりばね40の一方の巻き端41の浮き上がりを防止している。さ らに、押さえ片27の先端内面には、断面鋸歯状に突出した爪部27aを形成してい る。このため、ねじりばね40の一方の巻き端41を、爪部27aの斜面に沿わせてベ ース20の背面に向かって押し込むことで、巻き端41を押さえ片27の内方に簡単に はめ込むことができる。
【0023】 又、ねじりばね40の他方の巻き端42を、図2,3に示すように、L字形に折曲 させている。 そして、ベース20には、図2,3に示すように、ねじりばね40の他方の巻き端 42が通る、軸穴21を中心とした円弧状の切欠部28を形成する。又、ラック30には 、ねじりばね40の折曲した他方の巻き端42を掛け止める、表裏面に貫通した係止 孔34を形成する。
【0024】 ねじりばね40の一方の巻き端41は、図2.,3に示すように、ベース20の円弧 状切欠部28を通して表側に導き出し、さらにラック30の係止孔34に通してその表 側の縁に引っ掛けて係止する。 したがって、ねじりばね40の両巻き端41,42が、互いに離隔する方向に巻き解 こうとするばね復元力により、ラック30は、その突軸32を中心に、図2において 反時計回りの回転力が付与される。
【0025】 前記カム溝70は、図2に示すように、ラック30のラック本体31の表面に、ハー ト島71を中心に刻設されている。 より具体的には、図11に示すように、ハート島71は、ねじりばね40のばね復 元力によるラック本体31の回転方向前方に位置させ、ハート形にくびれたくびれ 部72と、このくびれ部72と反対側に位置する尖った先細部73とを有する。そして 、ハート島71のくびれ部72を回転方向前方側に、先細部73を回転方向後方側に位 置させる。
【0026】 カム溝70は、図11に示すように、ハート島71の尖った先細部73に向かって円 弧状に長く延び、後端部が行き止まった導入路aと、この導入路aより徐々に浅 くなりながら、ハート島71の一側に沿い前方に向かって延びた往路bと、この往 路bの最浅端b′より一段深くなり、且つ行き止まりの折返部cと、この折返部 cに隣接するとともに、折返部cよりさらに一段深くなり、ハート島71のくびれ 部72に沿った停止部dと、この停止部dに隣接し、停止部dより一段深くなって ハート島71の他側に向かって延び、且つ行き止まりの脱出部eと、この脱出部e より徐々に浅くなりながら、ハート島71の他側に沿って延び、前記導入路aに連 通するとともに、その最浅端f′が導入路aの底より一段高くなった復路fとか ら構成される。
【0027】 そして、前記ハート島71のくびれ部72には、図1,11に示すように、カム溝 70の上記停止部dの底に向かって斜めに傾斜させたテーパー面74を形成する。テ ーパー面74は、図11に示すように、平面が三日月形に形成されている。又、テ ーパー面74は、図1に示すように、停止部dの底から約70度の角度で急勾配さ せている。
【0028】 ロックピン80は、図1,2,5に示すように、ピアノ線等の線材を使用し、そ の両端部81,82を同じ向きに略コ字形に屈曲させている。すなわち、ロックピン8 0の基端部81は、他端の先端部82より長く、ほぼ直角に略L字形に屈曲されてい る。又、ロックピン80の先端部82は、図1に示すように、ハート島71のくびれ部 72のテーパー面74の傾斜角度にほぼ一致させて、内方に向かって略レ字形に鋭角 的に屈曲させている。
【0029】 そして、ロックピン80の基端部81を、図1,2,5に示すように、ベース20の 取付枠部25のスリット状の軸受部24に合わせてはめ込み、他方の先端部82を、ラ ック30のカム溝70中に突入させる。 押さえばね90は、図2〜5に示すように、その両端部91,92がベース20の取付 枠部25の表裏面に向かって略コ字形に屈曲されている。そして、押さえばね90の 表側に屈曲された一端部91は、裏側に屈曲された他端部92より長く、又、両端部 91,92には、それらの各表裏面にそれぞれ貫通した略方形の打抜き孔93,94をそれ ぞれ形成している。
【0030】 又、ベース20の取付枠部25には、図7,10に示すように、押さえばね90の他 端部92の打抜き孔94にはまり込む、断面鋸歯状に突出した爪部25aを形成する。 押さえばね90の両端部91,92は、図2〜5に示すように、ベース20の取付枠部2 5の表裏面に横からはめ込む。押さえばね90をはめ込むと、図3に示すように、 その裏側に屈曲された他端部92の打抜き孔94に、取付枠部25の爪部25aがはまり 込むことで、取付枠部25から外れなくなる。
【0031】 こうして、押さえばね90を取り付けると、図2,5に示すように、その表側に 屈曲された一端部91により、取付枠部25のスリット状の軸受部24の開放端が塞が れ、ロックピン80が軸受部24から抜けなくなる。又、ロックピン80は、押さえば ね90を一端部91のばね力に押されて、ラック30のカム溝70の底に向かって押圧さ れる。
【0032】 前記回転ダンパー60には、例えばオイルダンパーを使用する。すなわち、回転 ダンパー60のハウジング62内には、図示しないが、粘性抵抗の高い、例えばシリ コンオイル等を充填し、その粘性抵抗により、ハウジング62の内外に突出した入 力軸の回転力に制動力を働かせている。そして、回転ダンパー60の入力軸の突出 端には、図2,5に示すように、ラック30の歯に噛み合う歯車61が固定されてい る。又、ハウジング62には、互いに背向して突出した一対の取付片63,64が形成 されている。
【0033】 これに対し、ベース20の嵌合凹部23には、図6,8に示すように、回転ダンパ ー60の上記した両取付片63,64がそれぞれはまり込む一対の凹所23a,23aが形成さ れている。 上記両凹所23aには、図6,8に示すように、回転ダンパー60の両取付片63,64 の両端面の間隔に合わせて、各凹所23aの底から上方に延びた一対の弾性係止片2 9,29が形成されている。そして、両弾性係止片29の各先端部には、ハウジング62 の各取付片63,64の上縁にそれぞれ引っ掛かる、相対向して断面鋸歯状に突出し た爪部28a,29aがそれぞれ形成されている。
【0034】 回転ダンパー60は、図2,8に示すように、そのハウジング62の両取付片63,6 4を、ベース20の嵌合凹部23の各凹所23aに合わせてはめ込めばよい。 すなわち、ハウジング62の両取付片63,64をはめ込むと、両取付片63,64が両弾 性係止片29の各爪部28aに係合する。ここで、ハウジング62を嵌合凹部23内にさ らに強く押し込むと、その両取付片63,64により各爪部28aが押されて、両弾性係 止片29が互いに離隔する方向にたわむ。このため、両弾性係止片29の対向間隔が 広がって、両弾性係止片29の対向間隔内にハウジング62の両取付片63,64がはま り込む。こうして、両取付片63,64がはまり込むと、両弾性係止片29が樹脂の弾 性復元力によりパチンと復元することで、各爪部28がハウジング62の両取付片63 ,64の上縁にそれぞれ引っ掛かり、回転ダンパー60のハウジング62が、ベース20 の嵌合凹部23から外れなくなる。
【0035】 つぎに、上記した構成を有する組み立てた状態の往復可動装置10の動作につい て説明する。 まず、往復可動装置10がロック状態にあり、このロック状態を解除するには、 ラック30の連結片33を、図2において、時計回りに少し回転させればよい。 ラック30が回転すると、その表面に刻設されたカム溝70の位置が変位する。こ のため、カム溝70の停止部dにいたロックピン80の先端部82は、カム溝70の変位 に伴って、停止部dから一段深くなった脱出部eに進む。尚、停止部dからみる と、折返部cが一段浅くなっていることから、ロックピン80の先端部82は、停止 部dから折返部cには進めない。
【0036】 脱出部eに進んだロックピン80の先端部82は、脱出部eの端部が行き止まって いることから、その端部に突き当たり、ラック30をそれ以上、回転できなくなる 。 このため、ラック30から手を離すと、ラック30は、ねじりばね40のばね復元力 により、図2において、反時計回りに回転させられる。
【0037】 このラック30の回転に伴い、カム溝70の脱出部eの端部に突き当たっていたロ ックピン80の先端部82は、カム溝70の変位に伴って、脱出部eを逆進し、脱出部 eから帰路fに進む。尚、脱出部eからみると、停止部dが一段浅くなっている ことから、脱出部eに進んだロックピン80の先端部82は、脱出部eから停止部d には戻れない。
【0038】 そして、帰路fに進んだロックピン80の先端部82は、ラック30がさらに回転す ることで、帰路fから一段深くなった導入路aに進む。 又、ラック30の回転に伴い、ラック30の歯に噛み合う歯車61が回転し、歯車61 と一体的に回転ダンパー60の入力軸が回転することから、回転ダンパー60の制動 力が働く。このため、ラック30は、回転ダンパー60の制動力により、ゆっくりと 且つ静粛に回転する。
【0039】 そして、ラック30の最大開放位置は、ロックピン80の先端部82が、導入路aの 行き止まった端部に突き当たることで規制される。 一方、往復可動装置10を再度、ロックさせるには、ラック30の連結片33を、図 2において、反時計回りに回転させればよい。 ラック30を回転させると、カム溝70の導入路aにいるロックピン80の先端部82 が、カム溝70の変位に伴って、導入路aを逆進し、導入路aから往路bに進む。 尚、導入路aからみると、帰路fの最浅端f′が一段浅くなっていることから、 導入路aに進んだロックピン80の先端部82は、導入路aから帰路fには戻れない 。
【0040】 そして、ラック30をさらに回転させると、往路bに進んだロックピン80の先端 部82は、往路bから一段深くなった折返部cに進む。折返部cに進んだロックピ ン80の先端部82は、折返部cの端部が行き止まっていることから、その端部に突 き当たり、ラック30をそれ以上、逆転できなくなる。 このため、ラック30から手を離すと、ラック30は、ねじりばね40のばね復元力 により、逆転させられる。
【0041】 このとき、ラック30の逆転に伴って、ロックピン80の先端部82は、折返部cを 逆進し、折返部cから一段深くなった停止部dに進む。尚、このとき、折返部c からみると、往路bの最浅端b′が一段浅くなっていることから、折返部cを逆 進したロックピン80の先端部82は、折返部cから往路bには戻れない。 そして、停止部dに進むと、ロックピン80の先端部82は、図1,2に示すよう に、ハート島71のくびれ部72に引っ掛かり、ねじりばね40のばね復元力を受け止 めることで、往復可動装置10が再度、ロックされる。
【0042】 一方、往復可動装置10のロック状態において、ラック30の連結片33を、図2に おいて、反時計回りに無理に回転させようとした場合について説明する。 すなわち、ロック状態において、ラック30を、反時計回りに回転させようとす ると、ロックピン80の先端部82が、図1,2に示すように、カム溝70の停止部d にいて、ハート島71のくびれ部72のテーパー面74に当たって、前記回転力に抗す る。
【0043】 これに対し、ラック30をさらに強く回転させようとすると、ロックピン80の先 端部82の屈曲角度と、ハート島71のテーパー面74の傾斜角度とをほぼ一致させて いることから、ロックピン80の先端部82がテーパー面74に沿って押し上げられる 。このため、ロックピン80の先端部82は、押さえばね90のばね復元力に抗して、 カム溝70の停止部dの底からはね上げられる。
【0044】 そして、ロックピン80の先端部82が、ハート島71のテーパー面74の上縁を乗り 越えると、往復可動装置10のロックが外れ、ラック30が、ねじりばね40のばね復 元力により、図2において、反時計回りに回転する。 このとき、ロックピン80の先端部82が、押さえばね90のばね復元力により、カ ム溝70の底に向かって常時、押圧されている。このため、ロックピン80の先端部 82は、ラック30の回転に伴って、ハート島71を乗り越えた後、カム溝70の往路b の底に落ち込む。カム溝70の往路bに落ち込んだロックピン80の先端部82は、ラ ック30がさらに回転することにより、往路bから導入路aに進む。そして、ロッ クピン80の先端部82が、導入路aの行き止まった端部に突き当たることで、ねじ りばね40のばね復元力を受け止め、ラック30の回転が止まる。
【0045】 尚、本実施例では、往復可動装置10を、テレビジョンやビデオデッキ等の家電 製品の開閉扉に使用したが、家電製品に限らず、家具や事務機器等の扉や、或い は車室内に配置される小物入れ等の扉に使用してもよい。又、扉に限らず、例え ば車両用のスライド式の灰皿等に使用してもよい。すなわち、可動部材としての ラック30を、固定部材としてのベース20に回転可能に軸止したが、これに限らず 、可動部材を固定部材にスライド可能に保持させてもよい。
【0046】 又、付勢手段として、ねじりばね40を使用したが、これに限らず、ゼンマイ等 を使用してもよい。 さらに、押圧手段として、押さえばね90を使用したが、金属板ばねに限らず、 コイルスプリング等の圧縮復元力を利用して、ロックピン80の先端部82がカム溝 70の底に向かって押圧させてもよい。
【0047】 図12〜23は、本考案の他の実施例を示すものであり、図12〜14は、往 復可動装置を示すものであり、図12はその正面図、図13は同底面図、図14 は同側面図、図15〜18はベースを示すものであり、図15はその正面図、図 16は同底面図、図17は同背面図、図18は図15のXVIII−XVIII線に沿う断 面図、図19〜23はアームを示すものであり、図19はその正面図、図20は 一部を破断した同底面図、図21は同背面図、図22は同右側面図、図23は図 21のXXIII-XXIII線に沿う断面図をそれぞれ示す。
【0048】 本実施例の特徴は、先に説明した第1実施例の往復可動装置10と対を成し、該 往復可動装置10からロック装置50を省いた点、ラックを固定部材側に形成すると ともに、該ラックに噛み合う歯車を有する回転ダンパーを可動部材側に固定し、 固定部材の部品の共通化が図れるようにした点にある。 すなわち、本実施例の往復可動装置110は、図12〜14に示すように、固定 部材としてのベース120と、このベース120に突軸131を支点に回転可能に軸止さ れ、正逆回転する可動部材としてのアーム130と、このアーム130とベース120と の間に設けられ、アーム130を図12において時計回りに付勢する付勢手段とし てのねじりばね40と、このねじりばね40のねじり戻ろうとするばね力を減衰する 回転ダンパー60とを備える。
【0049】 上記ベース120は、図15〜18に示すように、略1/4の大きさを有する扇 形板状のベース本体121と、このベース本体121の直線的な下縁及び側縁から背面 方向に張り出した一対の取付片122,123とを備え、例えばABS等の合成樹脂で 一体成形されている。 上記ベース本体121は、図15〜18に示すように、前記アーム130の突軸131 を軸止し、ベース本体121の扇のほぼ中心に形成された軸穴124と、この軸穴124 を中心とした略1/4の円弧状を成し、ベース本体121の表面から突出した円弧 状リブ125と、この円弧状リブ125の外周面に沿って形成され、回転ダンパー60の 歯車61と噛み合うラック126と、円弧状リブ125の内周面に沿って形成された円弧 状の切欠部127と、この円弧状切欠部127と軸穴124との間に位置し、且つベース 本体121を二分する軸穴124を含む対称軸L−L線上に位置し、ねじりばね40の中 心のリング部を通すボス部128とを備える。
【0050】 前記取付片122,123は、図15,16,18に示すように、上記ベース本体121 の軸穴124を含む対称軸L−Lに対して線対称に形成されている。 前記アーム130は、図19〜23に示すように、一端部に突軸121を有するアー ム本体132と、このアーム本体132と突軸131を挟んで斜め上方に向かって棒状に 突出し、開閉扉(図示せず)に連結される連結片133とを備え、例えばPOMの 合成樹脂で一体成形されている。
【0051】 上記突軸131は、図20〜23に示すように、アーム本体132の背面方向に突出 している。 前記アーム本体132には、図20〜23に示すように、その背面より凹み、回 転ダンパー60をはめ込む嵌合凹部134が形成されている。 上記嵌合凹部134には、図21に示すように、回転ダンパー60の円形のハウジ ング62がはまり込む中央の凹所135と、この凹所135の左右に連続し、該ハウジン グ62から互いに背向して突出した左右一対の取付片63,64がそれぞれはまり込む 左右一対の凹所136,137とから構成されている。
【0052】 そして、嵌合凹部134には、図19〜21,23に示すように、左右の両凹所1 36,137のうち、アーム本体132の突軸121側に位置する凹所137から中央の凹所135 に掛けて、アーム本体132の表裏面に貫通した窓部138が開設されている。この窓 部138には、回転ダンパー60の片側の取付片64に形成された略楕円形の取付孔64a が臨む。
【0053】 又、アーム本体132の突軸121側の凹所137には、図19〜23に示すように、 その端部に、回転ダンパー60の片側の取付片64を差し込む差込部137bが形成され ている。 これに対し、アーム本体132の自由端側の凹所136には、図19〜21に示すよ うに、そのほぼ中央に円形の小孔136aが形成されている。この小孔136aは、回転 ダンパー60の他方の片側の取付片63に形成された円形の取付孔63aと連通する。
【0054】 したがって、回転ダンパー60は、図13,20に示すように、その片側の取付 片64を差込部137bに差し込みながら、アーム130の嵌合凹部134に合わせてはめ込 む。その後、回転ダンパー60の他方の片側の取付片63の取付孔63aから、アーム1 30の小孔136aにねじ140を一連にねじ込むことで、アーム130の嵌合凹部134に回 転ダンパー60のハウジング62が固定される。
【0055】 つぎに、アーム130を、図12〜14に示すように、ベース120に取り付け、そ の際に、アーム130に固定された回転ダンパー60の歯車61を、ベース120のラック 126と噛み合わせる。又、アーム130の取り付けに際し、ベース120の背面側に突 出したボス部128に、図12,13に示すように、ねじりばね40の中心のリング 部を通し、ボス部128の先端部にプッシュ形のナット150を止め付けることで、ね じりばね40の抜け止めを行う。
【0056】 アーム130は、図12,13に示すように、その突軸131をベース120の軸穴124 に表側から裏側に通し、裏側からプッシュ形のナット151で止め付けて、抜け止 めを行う。 その後、ベース120のボス部128に通したねじりばね40の一方の巻き端41を、図 12に示すように、ベース120の下縁に沿った一方の取付片122の内側面に当接さ せる。
【0057】 又、ねじりばね40の他方の巻き端42は、図13に示すように、クランク状に折 曲げられている。そして、ねじりばね40の他方の巻き端42を、図12,13に示 すように、ベース120の背面側からその円弧状切欠部127を通して表面側に導き出 し、さらにアーム130の窓部138を介して回転ダンパー60の楕円形の取付孔64aに 通し、巻き端42の先端を回転ダンパー60の取付孔64aに係止させる。
【0058】 こうして、ねじりばね40を取り付けると、そのねじり戻ろうとするばね力によ り、アーム130は、その突軸131を中心に、図12において時計回りに付勢される 。 又、アーム130の最大回転角度は、ねじりばね40の一方の巻き端41が、ベース1 20の円弧状切欠部127の両側の行き止まった両端面にそれぞれ当接することで規 制される。すなわち、ねじりばね40のばね力は、その一方の巻き端41が、図12 に点線で指し示したように、ベース120の円弧状切欠部127のほぼ垂直な端面に当 接することで受け止められる。これに対し、アーム130の逆方向の最大回転角度 は、図12に実線で示したように、ねじりばね40の一方の巻き端41が、ベース12 0の円弧状切欠部127のほぼ水平な端面に当接することで受け止められる。
【0059】 そして、組み立てた状態の往復可動装置110は、図示しないが、開閉扉のハウ ジング側に、そのベース120の両取付片122,123を使用して固定され、アーム130 の連結片133を開閉扉に連結して使用される。こうして、本往復可動装置110を開 閉扉(図示せず)に取り付けると、開閉扉は、アーム130の突軸131を支点に開閉 可能に取り付けられ、ねじりばね40のばね復元力により、開放方向に常時、付勢 される。
【0060】 一方、本実施例のベース120は、アーム130の突軸131を含む対称軸L−Lに対 して線対称に形成されていることから、開閉扉の左右のいずれにも使用すること ができる。 すなわち、ベース120を左右裏返しにし、図14において、側縁に位置する取 付片123を、下側に向けて開閉扉のハウジング(図示せず)に取り付けることで 、ベース120を、開閉扉の左右両側に左右対称に取り付けることができる。この とき、アーム130は、方向性があるので、左右対称のものを用意する必要がある が、ベース120については部品の共通化を図ることができる。
【0061】 尚、本実施例の往復可動装置110は、第1実施例の往復可動装置10と対を成し た使用が可能であって、例えば開閉扉(図示せず)の片側の端部に第1実施例の 往復可動装置10を、他方の端部に本第2実施例の往復可動装置110をそれぞれ取 り付けて使用してもよい。勿論、本実施例の往復可動装置110を単独で使用した り、或いは、開閉扉(図示せず)の両側にそれぞれ取り付けて使用してもよい。
【0062】
【考案の効果】
本考案は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を 奏する。 請求項1記載の可動部材の往復可動装置によれば、そのロック状態において、 可動部材がそのロックの解除方向に無理に移動させられた場合に、そのロックが 解除されるので、カム溝やロックピン等の破損を未然に防止することができる。
【0063】 請求項2記載の往復可動装置によれば、固定部材が可動部材の軸を通る対称軸 に対して線対称に形成されていることから、可動部材の形状を変えるだけで、例 えば開閉扉の左右のいずれにも使用することができ、その部品の共通化を図るこ とができるばかりでなく、固定部材側にラックが形成されているので、可動部材 側にラックが形成されている場合に比較して、可動部材の構造を簡便にでき、且 つ可動部材の回転角度を比較的大きく設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カム溝とロックピンとの係合状態を示す要部拡
大図である。
【図2】往復可動装置の正面図である。
【図3】往復可動装置の背面図である。
【図4】往復可動装置の平面図である。
【図5】往復可動装置の側面図である。
【図6】ベースの正面図である。
【図7】ベースの背面図である。
【図8】図6のVIII−VIII線に沿う断面図である。
【図9】図7のIX−IX線に沿う断面図である。
【図10】図7のX−X線に沿う断面図である。
【図11】カム溝の要部拡大図である。
【図12】往復可動装置の他の実施例を示すものであ
り、同図はその正面図である。
【図13】往復可動装置図の底面図である。
【図14】往復可動装置図の側面図である。
【図15】ベースの正面図である。
【図16】ベースの底面図
【図17】ベースの背面図である。
【図18】図15のXVIII−XVIII線に沿う断面図であ
る。
【図19】アームの正面図である。
【図20】アームの一部を破断した底面図である。
【図21】アームの背面図である。
【図22】アームの右側面図である。
【図23】図21のXXIII-XXIII線に沿う断面図であ
る。
【符号の説明】
10,110 往復可動装置 20,120 固定部材としてのベース 30,130 可動部材としてのラックとアーム 40 付勢手段としてのねじりばね 50 ロック装置 60 回転ダンパー 61 回転ダンパーの歯車 70 カム溝 71 ハート島 72 くびれ部 73 先細部 74 テーパー面 a 導入路 b 往路 c 折返部 d 停止部 e 脱出部 f 帰路 80 ロックピン 81 基端部 82 先端部 90 押圧手段としての押さえばね 126 ベースのラック 131 軸としてのアームの突軸

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部材と、この固定部材に往復動可能
    に保持された可動部材と、この可動部材と前記固定部材
    との間に設けられ、可動部材を往復動の少なくとも一方
    向に向かって付勢する付勢手段と、この付勢手段の付勢
    力に抗して、可動部材をその往復動の途中に停止させる
    ロック装置とを備え、上記ロック装置は、固定部材と可
    動部材とのいずれか一方に刻設され、ハート島を中心と
    するカム溝と、固定部材と可動部材とのいずれか他方
    に、基端部が軸止されるとともに、他端先端部が前記カ
    ム溝の底に向かって屈曲されたロックピンと、このロッ
    クピンの先端部をカム溝の底に向かって押圧する押圧手
    段とを備え、上記カム溝には、ハート島の尖った先細部
    に向かって延びた導入路と、この導入路より徐々に浅く
    なりながら、ハート島の一側に沿って延びた往路と、こ
    の往路の最浅端より一段深くなり、且つ行き止まりの折
    返部と、この折返部に隣接するとともに、折返部よりさ
    らに一段深くなり、ハート島の他端中央のハート形のく
    びれ部に沿った停止部と、この停止部に隣接し、停止部
    より一段深くなってハート島の他側に向かって延び、且
    つ行き止まりの脱出部と、この脱出部より徐々に浅くな
    りながら、ハート島の他側に沿って延び、前記導入路に
    連通するとともに、その最浅端が導入路の底より一段高
    くなった復路とを備えた可動部材の往復可動装置におい
    て、上記ロック装置のハート島の前記くびれ部には、カ
    ム溝の前記停止部の底に向かって斜めに傾斜させたテー
    パー面を形成するとともに、前記ロックピンの先端部
    を、ハート島のくびれ部の前記テーパー面の傾斜角度に
    合わせて屈曲させたことを特徴とする可動部材の往復可
    動装置。
  2. 【請求項2】 固定部材と、この固定部材に軸を支点に
    回転可能に支持された可動部材と、この可動部材と前記
    固定部材との間に設けられ、可動部材をその軸を支点に
    一方の回転方向に向かって付勢する付勢手段と、この付
    勢手段による回転力を減衰する回転ダンパーとを備えた
    可動部材の往復可動装置において、上記固定部材は、前
    記可動部材の軸を中心として円弧状に形成されたラック
    を備え、可動部材の軸を通る対称軸に対して線対称に形
    成されるとともに、前記可動部材には、上記固定部材の
    ラックに噛み合う歯車を有する回転ダンパーが固定され
    たことを特徴とする可動部材の往復可動装置。
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