JP2774778B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JP2774778B2
JP2774778B2 JP6334264A JP33426494A JP2774778B2 JP 2774778 B2 JP2774778 B2 JP 2774778B2 JP 6334264 A JP6334264 A JP 6334264A JP 33426494 A JP33426494 A JP 33426494A JP 2774778 B2 JP2774778 B2 JP 2774778B2
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、氷雪路での走行性能を
維持しつつ耐摩耗性、特に駆動時における耐ヒール・ア
ンド・トウ摩耗性を向上しうる空気入りタイヤに関す
る。
【0002】
【従来の技術】氷上及び雪上での走行性能を高めた、い
わゆるスタッドレスタイヤにあっては、主としてトレッ
ド面を複数のブロックに区画したブロックパターンを採
用するとともに、前記ブロックには溝巾の狭い、いわゆ
るサイピングをタイヤ軸方向に沿って複数本隔設し、そ
のエッジにより路面との摩擦係数を高めることが行われ
ている。
【0003】前記ブロックは、タイヤ赤道面と平行な円
周断面を部分的に拡大した図4から明らかなように、ブ
ロックaの断面を略台形状とし、横溝bに面した壁面c
1、c2とタイヤ半径線dとのなす角γ1、γ2を、共
に等しく設定し、かつブロック表面eと、サイピング溝
fとのなす角度θを略90°にしたものが一般的であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、駆動輪に装
着されるタイヤの駆動時には、タイヤトレッドの接地部
分の回転速度が車両の進行速度よりも早くなることによ
り、図5に示すように、前記接地部分にはタイヤの回転
方向とは逆、即ち前方に向くせん断力Fが作用する。
【0005】従って、前記したブロックパターンのブロ
ックにおいては、タイヤの回転に際し、前記ブロックa
の路面に後着する後着部gは、前記せん断力Fによって
路面から浮き上がりがちとなり、ブロックaの路面に先
着する先着部hの接地圧が大となる不均一な接地圧分布
を招く。
【0006】このような接地圧分布は、接地圧が大な先
着部hに摩耗エネルギーを集中させることにより、前記
先着部の摩耗量が後着部gよりも増大する、いわゆるヒ
ール・アンド・トウ摩耗を発生させ、ブロック表面の均
一な接地性を阻害し氷雪路での走行性能を著しく悪化さ
せる。
【0007】本発明者等は、以上のような問題点に鑑み
鋭意研究を重ねた結果、前記ブロックの横溝に面した壁
面と前記タイヤ半径線とのなす角γ1、γ2及びサイピ
ング角度を相互に関連づけて規定することにより、氷雪
路での走行性能を維持しつつ前記ブロックの後着部の剛
性を大とし、駆動時に後着部の路面からの浮き上がりを
抑制することを見出し本発明を完成させたのである。
【0008】即ち、本発明は、氷雪路での走行性能を維
持しつつ耐摩耗性、より詳しくは駆動輪に装着されるタ
イヤの駆動時における耐ヒール・アンド・トウ摩耗性を
向上することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、タイヤ周方向
にのびる複数本の縦溝と、略タイヤ軸方向にのびる横溝
とにより、トレッド面を、複数の略矩形状のブロック表
面を有するブロックに区画し、かつブロック表面にタイ
ヤ周方向に対して88〜90°の角度でのびる少なくと
も2本のサイピングを設けた空気入りタイヤであって、
前記サイピングは、タイヤ赤道面と平行な円周断面にお
いて、サイピングの溝底までをタイヤ半径線に対して2
°〜10°の範囲のサイピング角度βで、しかも溝底を
先着側に向けて傾かせるとともに、前記ブロックの前記
横溝に面してタイヤ回転に際し路面に先着する先着壁面
は、溝底縁を先着側に位置させ、かつ路面に後着する後
着壁面は、溝底縁を後着側に位置させる一方、前記円周
断面において、先着壁面がタイヤ半径線となす角度γ2
は、前記サイピング角度β以上かつ30゜以下であるこ
とを特徴とする空気入りタイヤである。
【0010】なお前記ブロックは、前記円周断面におい
て後着壁面がタイヤ半径線となす角度をγ1としたと
き、γ2<γ1≦30゜の関係を満足することが望まし
い。
【0011】又、さらに好ましくは前記各サイピング角
度βは、前記先着壁面側から離れる順にβ1、β2…β
nとするとき、β1>β2>…>βnの関係を満足する
ように構成することが望ましい。
【0012】
【作用】サイピングは、タイヤ赤道面と平行な円周断面
においてブロック表面からサイピングの溝底までを、タ
イヤ半径線に対して2°〜10°の範囲のサイピング角
度βでしかも溝底を先着側に向けて傾かせるとともに、
後着壁面の溝底縁を後着側に位置させている。
【0013】これにより、前記後着壁面と、この後着壁
面に最も近いサイピングとにより挟まれる後着部は、ブ
ロック表面からブロック根本部に向けて滑らかに厚肉化
でき、ブロックにおける後着部の剛性を高め、駆動時の
(通常、車両の前進に際しての)剪断力により前記後着
部が路面から浮き上がるのを抑制しうる。つまり、駆動
時においてもブロック表面の接地圧の均一化を維持で
き、ヒール・アンド・トウ摩耗の発生を防止しうる。
【0014】なお前記サイピング角度が、2゜に満たな
いと、前記後着部の剛性を向上することができない一
方、10°を越えると、タイヤ成形工程後、円周方向に
分割された加硫金型からタイヤを抜き取る際にサイピン
グ溝底で亀裂が生じ満足なタイヤを製造しえないことが
判明しており、より好ましくはサイピング角度を2〜4
゜とする。
【0015】又前記先着壁面とタイヤ半径線とがなす角
度γ2は、30°以下としている。この角度γ2が30
°より大になると、一定の横溝深さを確保するためには
互いに隣接するブロックの間隔ピッチが大となり、1タ
イヤ中のブロック数、ひいてはサイピングのエッジ数が
著しく減少し、氷雪路において最低限必要な走行性能を
発揮しえない。
【0016】逆に前記先着壁面とタイヤ半径線とがなす
角度γ2は、前記サイピング角度β以上とすることが必
要である。この角度γ2が、前記サイピング角度βより
小になると、先着壁面と、この先着壁面に最も近いサイ
ピングとで挟まれた先着部が、ブロック表面からブロッ
ク根本部に向けて薄肉化し、駆動、制動時のせん断力に
より、ブロック根本部にクラックを生じるためである。
したがって、先着壁面は少なくともサイピング角度と平
行に維持させ、前記薄肉化を防ぐことが必要となる。
【0017】なお、前記ブロックは、前記円周断面にお
いて、後着壁面がタイヤ半径線となす角度をγ1とした
とき、γ2<γ1≦30゜の関係を満足することによ
り、前記先着部に相対して前記後着部の剛性をさらに高
めることができ、駆動時における前記後着部の浮き上が
りを抑止し、耐ヒール・アンド・トウ摩耗性をより向上
しうる点で好ましい。
【0018】さらに、前記各サイピング角度βは、前記
先着壁面側から離れる順にβ1、β2…βnとすると
き、β1>β2>…>βnの関係を満足するときには、
前記先着部から前記後着部の剛性を徐々に変化させるこ
とができ、より一層ヒール・アンド・トウ摩耗の発生を
防ぐことが可能となる。
【0019】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1には本発明の空気入りタイヤのトレッドパター
ンを展開して示し、タイヤ周方向にのびる複数本、例え
ば3乃至5本、本例では4本の縦溝2と、略タイヤ軸方
向、例えばタイヤ軸方向に対して±10°程度の範囲
内、好ましくは±5°、本例ではタイヤ軸方向に沿って
のびる横溝3…とにより、トレッド面4を複数のブロッ
ク9に区画するブロックパターンとして形成している。
又タイヤの内部構造は、例えばラジアルカーカスと、ト
レッド補強用のベルト層とを有する公知のラジアルタイ
ヤなどの構成を適宜採用しうる。
【0020】前記複数のブロック9は、本例ではブロッ
ク巾BWを、トレッド巾TWの約12〜19%、同ブロ
ック長さBLを16〜25%程度とする略矩形状をなす
ブロック表面5と、前記横溝3に面してタイヤ回転に際
して路面に先着する先着壁面6と、路面に後着する後着
壁面7とを有し、前記ブロック表面5にタイヤ周方向に
対して88〜90°の角度でのびる少なくとも2本の、
本例では3本のサイピング10…を設けている。
【0021】このように、実質的にタイヤ軸方向に沿う
サイピング10を複数本設けることにより、サイピング
のエッジが氷路などのつるつる路面を引っかく、いわゆ
るエッジ効果を発揮し、路面とタイヤとの見かけの摩擦
係数を高め、氷雪路においての走行性能を向上しうる。
【0022】又前記サイピング10は、例えば溝巾が1
mm以下、本例では0.5mmの直線状の溝であって、本実
施例ではブロック表面5を略均等に4分割とし、図1の
A−A′断面を示す図2から明らかなように、タイヤ赤
道Cに沿って切断したタイヤ赤道面と平行な円周断面に
おいて、ブロック表面5からサイピングの溝底11まで
を、タイヤ半径線Rに対して2〜10°の範囲、好まし
くは2〜4゜の範囲のサイピング角度β1、β2、β3
とし、しかもサイピングの溝底11を先着側に向けて傾
かせている。
【0023】さらに前記ブロックの先着壁面6は、横溝
3との溝底縁13Aを溝上縁13Bよりも先着側に、又
後着壁面7は、前記溝底縁13Aを溝上縁13Bよりも
後着側に位置させている。
【0024】したがって、前記後着壁面7と、この後着
壁面7に最も近いサイピング10とにより挟まれる後着
部14は、ブロック表面5からブロック根本部に向けて
滑らかに厚肉化でき、ブロック9における後着部14の
剛性を高め、駆動時の剪断力により前記後着部14の表
面が路面から浮き上がるのを抑制しうる。つまり、駆動
時においてもブロック表面5の接地圧の均一化をなし、
ヒール・アンド・トウ摩耗の発生を防止しうるのであ
る。
【0025】次に、前記サイピング角度β1、β2、β
3は、全て同一角度にすることもできるが、好ましくは
前記先着壁面6から離れる順にβ1、β2、β3、…β
nと定義するとき、β1>β2>β3>…>βnの関係
を満足することが望ましい。かかる構成を採用すること
により、前記作用の項で述べたように、ブロック9は、
先着側から後着側に向けて剛性変化を徐々になしうる結
果、接地圧均一化を確保してより一層ヒール・アンド・
トウ摩耗の抑制効果を発揮する。
【0026】なお「β1≧β2≧ … ≧βn」かつ
「β1>βn」の関係を満足するように構成した場合で
も、先着側から後着側に剛性変化を与える効果はあり、
かかる構成によってもヒール・アンド・トウ摩耗を抑制
しうる。但し、好ましくはβ1>β2> … >βnで
ある。
【0027】又前記サイピング角度βは、既に述べた理
由から前記範囲とするが、サイピング10の溝深さは、
横溝3の溝深さの50〜70%程度とすることが氷雪路
での走行性能とブロック剛性とを両立しうる点で好まし
い。
【0028】さらに、図2に示す円周断面において、先
着壁面6が、前記タイヤ半径線Rとなす角度γ2は、前
記サイピングの角度β以上かつ30゜以下とし、本例で
はさらに、後着壁面7がタイヤ半径線rとなす角度γ1
としたとき、γ2<γ1≦30゜の関係を満足させてい
る。
【0029】先着壁面6が、前記タイヤ半径線Rとのな
す角度γ2が30°より大になると、既に述べたように
一定の横溝深さを確保するために、互いに隣接するブロ
ックの間隔ピッチが大となり、1タイヤ中のブロック
数、ひいてはサイピングのエッジ数が減少し氷雪路での
走行性能に劣り、又前記角度γ2が、サイピング角度β
より小となると、後着壁面7とサイピング10とで挟ま
れた後着部12の根元部分の肉厚がブロック表面より薄
肉となり駆動、制動による剪断力でクラックを生じ易い
からである。
【0030】なお、サイピング角度βが、各サイピング
においてそれぞれ異なる場合には、先着壁面6の前記角
度γ2は、この先着壁面6に最も近いサイピング10の
サイピング角度β1以上とすれば良い。
【0031】さらに、先着壁面6の前記角度γ2は、後
着壁面7の前記角度γ1よりも小とする。このように、
角度γ1を、γ2よりも小として、ブロック9の先着部
12に相対して後着部14の剛性を高め、図3に示すよ
うにタイヤ駆動時、つまりタイヤの回転速度が車両の進
行速度よりも早い時、路面に後から接地するブロックの
後着部14が、せん断力Fにより路面から浮き上がるの
を抑止でき、該駆動時においてもブロック表面の接地圧
を略均一化し、ヒールアンドトウ摩耗を減じうる。
【0032】なお、以上の規定値は、空気入りタイヤを
規定のリムにリム組し正規内圧を充填した正規状態での
値として示したものである。又本例では前記サイピング
10として直線状にのびるものを例示したが、溝途中に
ジグザグ部を適宜配しても良い。
【0033】(具体例)タイヤサイズが5.60R13
であり、かつ図1に示すブロックパターンを有するタイ
ヤを前記サイピング角度β1、β2、β3、及び前記角
度γ1、γ2を種々変化させて試作する(実施例1〜
6)とともに、その性能についてテストを行った。なお
本願の構成外のタイヤ(比較例)及びβ=0°、γ2=
10°、γ1=20゜とした従来のタイヤ(従来例)に
ついても併せてテストを行いその性能を比較した。
【0034】テストは以下の要領で行った。 1)氷上制動性能 氷盤で形成された試験路面を40km/Hの速度で走行さ
せるとともに急ブレーキをかけ車が停止するまでの制動
距離を測定し、従来例を100とする指数で表示した。
数値が大きいほど制動性能が良好であることを示す。
【0035】2)雪上制動性能 積雪路面の試験路を40km/Hの速度で走行させ、前記
の氷上制動性能に準じて制動しかつ評価した。
【0036】3)H/T(ヒール・アンド・トウ)摩耗
耐久性能 試供タイヤを1800CCの前輪駆動車の前輪に装着
し、一般公道(舗装アスファルト路面)を各タイヤにつ
いて4000km走行させた後、ブロックの周方向両端縁
における摩耗量の差を測定するとともに、従来例を10
0とする指数で表示した。数値が大きいほどヒールアン
ドトウ摩耗が少なく良好であることを示す。テスト結果
を表1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】テストの結果、各実施例のものは従来例、
比較例に対して氷上、雪上での制動性能を保持しつつH
/T摩耗耐久性が向上していることを確認できた。特
に、実施例9のものは、大巾にH/T摩耗耐久性に優れ
ていることも理解できる。なお、これらの結果は、タイ
ヤサイズに影響されるものではないことも併せて確認し
ている。
【0039】
【発明の効果】叙上の如く本発明の空気入りタイヤは、
氷上、雪上走行性能を保持しつつヒールアンドトウ摩耗
などの接地性を悪化させる偏摩耗の発生を減じうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すタイヤのトレッドパタ
ーンを展開して示す平面図である。
【図2】図1におけるA−A′断面図である。
【図3】本発明の作用を説明するための側面図である。
【図4】従来のブロックパターンにおけるブロックを説
明するための断面図である。
【図5】従来のブロックの作用を説明するための側面図
である。
【符号の説明】
2 縦溝 3 横溝 4 トレッド面 5 ブロック表面 6 先着壁面 7 後着壁面 9 ブロック 10 サイピング 11 サイピングの溝底 12 先着部 13A 溝底縁 13B 溝上縁 14 後着部 β1、β2、β3 サイピング角度 R タイヤ半径線 C タイヤ赤道 γ2 タイヤ半径線と先着壁面とがなす角 γ1 タイヤ半径線と後着壁面とがなす角
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−319030(JP,A) 特開 平4−95510(JP,A) 特開 平3−38412(JP,A) 特開 平2−117404(JP,A) 特開 昭61−157406(JP,A) 実開 平1−123706(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60C 11/11 - 11/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイヤ周方向にのびる複数本の縦溝と、略
    タイヤ軸方向にのびる横溝とにより、トレッド面を、複
    数の略矩形状のブロック表面を有するブロックに区画
    し、かつブロック表面にタイヤ周方向に対して88〜9
    0°の角度でのびる少なくとも2本のサイピングを設け
    た空気入りタイヤであって、 前記サイピングは、タイヤ赤道面と平行な円周断面にお
    いて、サイピングの溝底までをタイヤ半径線に対して2
    °〜10°の範囲のサイピング角度βで、しかも溝底を
    前記ブロックの先着側に向けて傾かせるとともに、 前記ブロックの前記横溝に面してタイヤ回転に際し路面
    に先着する先着壁面は、溝底縁を先着側に位置させ、か
    つ路面に後着する後着壁面は、溝底縁を後着側に位置さ
    せる一方、 前記円周断面において、先着壁面がタイヤ半径線となす
    角度γ2は、前記サイピング角度β以上かつ30゜以下
    であることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】前記ブロックは、前記円周断面において後
    着壁面がタイヤ半径線となす角度をγ1としたとき、γ
    2<γ1≦30゜の関係を満足する請求項1記載の空気
    入りタイヤ。
  3. 【請求項3】前記各サイピング角度βは、前記先着壁面
    側から離れる順にβ1、β2…βnとするとき、β1>
    β2>…>βnの関係を満足する請求項1乃至2記載の
    空気入りタイヤ。
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