JP2717572B2 - 刺繍ミシン用帽子枠 - Google Patents

刺繍ミシン用帽子枠

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は刺繍ミシンにおいて帽子の周壁に刺繍する
場合に用いられる刺繍ミシン用帽子枠に関する。
〔従来の技術〕
帽子を被せ付ける為に一端が自由端となっている基枠
と、被せ付けた帽子を押さえる為の押え枠とから成り、
然も上記基枠は、帽子の周壁における刺繍領域を存置さ
せる為の窓孔を有していると共に、その窓孔に対し元部
側の部分と自由端側の部分には夫々上記帽子の周壁を受
ける為の受部を有しており、一方押え枠は、上記基枠に
おける各受部に夫々帽子の周壁を押え付ける為の元部側
押え部及び自由端側押え部を有しているものがある(例
えば実開昭61−150892号公報)。
〔発明が解決しようとする課題〕
この従来の帽子枠では、基体における元部側と自由端
側の受部相互の間隔を、額高帽子(本件明細書中におい
ては、帽子における周壁において額部分の高さが高い帽
子を額高帽子と呼び、低い帽子を額低帽子と呼ぶ)に合
わせて大きく設計すると、額低帽子を装着しようとする
場合にその帽子における額部分の下端部が上記元部側の
受部に届かず、その帽子の装着が出来なくなる問題点が
あり、一方上記間隔を額低帽子に合わせて小さく設計す
ると、額高帽子を装着した場合に、刺繍可能領域がその
額高帽子の額部分の高さに比べて小さなものとなってし
まう問題点があった。
本発明は以上のような点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、額高帽子を装着する場合も又額
低帽子を装着する場合も、いずれもその帽子における額
部分の上下広い範囲の刺繍領域に刺繍することを可能に
出来るようにした刺繍ミシン用帽子枠を提供することで
ある。
〔課題を解決する為の手段〕
上記目的を達成する為に、本願発明は前記請求の範囲
記載の通りの手段を講じたものであって、その作用は次
の通りである。
〔作用〕
額高帽子或いは額低帽子を装着する場合、夫々の額高
分の高さに合わせて、基枠と押え枠とにおいて、自由端
側の受部及び押え部を夫々元部側の受部及び押え部に対
して遠、近調節する。その状態において基枠に帽子を装
着し押え枠で押さえることにより、帽子における額部分
の上下広い範囲を窓孔に張り広げることができる。
〔実施例〕
以下本願の実施例を示す図面について説明する。第1
図において、帽子枠は帽子を添え付ける為の円筒状の基
枠1と、その基枠に添え付けた帽子を押さえる為の押え
枠2とから構成される。
先ず基枠1について説明する。該基枠1は中空の円筒
状に形成されて、内部に刺繍ミシンのベッド存置用空間
1aを有している。軸方向の一端は帽子の被せ付けを可能
に自由端としてあり、他端は後述の如く駆動部へ連結す
るようにしてある。又該基枠1は第2図に示されるよう
に本体3と、その本体3に対し軸線方向へ向けての遠近
調節を可能に連結した調節枠4とから構成される。尚前
者に対する後者の連結の構造は第2、5図に示されるよ
うに本体3には軸線と平行な長孔3aが形成され、一方調
節枠4は連結片4aを有しており、長孔3aに挿通した固定
用ねじ棒3bを連結片4aに形成したねじ孔4bに螺合させて
あって、上記ねじ棒3bを緩めることにより連結片4aを長
孔3aに沿って移動できるようにしてある。5は基枠1に
おける不張面を示し、上記本体3及び調節枠4の上面を
もって構成してあり、その断面形状は円弧状となってい
る。6は該布張面の中間部に設けられた窓孔で、第2図
の如く上記本体3に切欠状に形成してある。上記布張面
5は該窓孔6によってそれよりも元部側の部分5aと自由
端側の部分5bとに分けられており、各々の部分5a,5bに
よって帽子の周壁を受けるようになっている。尚本件明
細書中では部分5aを元部側の受部、5bを自由端側の受部
とも呼ぶ。7は第1、2、3図に示される如く本体3の
下部に形成した欠如部で、周囲の長さが短い帽子の場合
においてその周壁の一部の侵入を可能にする為の部分で
ある。8は本体3の元部に備えられた連結部で、ミシン
の側に備えられる駆動部に対する連結を行う為の部分で
あり、嵌合凹部9、嵌合孔10等が備わっている。第2図
に明示される12,13は本体3の右側及び左側に夫々備え
られた連結片で、上記押え枠2を連結する為のものであ
り、各々の元部を取付ブロック14でもって本体3の元部
に固着してある。尚15は各連結片13に固着されている位
置決用の鍔である。
次に上記押え枠2について説明する。21,22は左右の
横側部材で、硬質の金属板で形成してある。23は自由端
側部材、24は元部側部材を夫々示し、各々の下面23a,24
aが夫々帽子の周壁を押さえる為の押え部となってい
る。上記自由端側部材23及び元部側部材24は何れも薄く
て柔軟なスチールプレートでもってバンド状に形成され
ている。元部側部材24の両端は横側部材21,22に例えば
熔接手段によって固着され、又自由端側部材23は元部側
部材24に対する遠近が自在となるようその左右の両端が
調節装置26,26を用いて横側部材21,22に連結してある。
25は部材23,24間に形成された窓を示す。次に上記調節
装置26の構造を第2、6図に基づいて説明すると、27は
横側部材21或いは22に固着された保持具で、透孔28を有
しており、側壁には止具として例示する固定用のねじ棒
29が螺着してある。30は透孔28に抜き差し自在に挿通し
た調節杆で、その先端に上記自由端側部材23の端が例え
ば溶接手段によって固着してある。尚その固着は、第2
図に符号31で示される取付ブロックを調節杆30の先端に
固着し、その取付ブロック31に自由端側部材23の端を溶
接手段によって固着した構造にしても良い。上記のよう
な構造の押え枠2は一方の横側部材22が時計バンド等に
おいて周知の折り畳みが可能な構造の締具33でもって連
結片12に連結され、他方の横側部材21には他方の連結片
13に引っ掛ける為のフック34が一体形成されて、基枠1
に対する締付を可能にしてある。尚その連結手段は、基
枠1に対する締付を可能にするその他の公知の手段を用
いても良い。
次に上記帽子枠の使用法を説明する。第3図の如く額
低帽子40の周壁における額部分40aに刺繍をする場合に
は、同図に示される如く、元部側と自由端側の受部5a,5
b間の寸法がその帽子40の額部分の高さに合うよう基枠
1における調節枠4を本体3に近寄せた状態にしてお
く。又押え枠2においても元部側部材24と自由端側部材
23の間隔を同様に調節しておく。次にその状態の基枠1
に対し帽子40を被せ付け、額部分40aにおける刺繍領域
を窓孔6に存置させる。次に押え枠2における締具33を
伸ばした状態でフック34を連結片13に掛け、更に押え枠
2における元部側部材24や自由端側部材23を受部5a,5b
上の帽子40の周壁に被せ付ける。そして締具33を第4図
に示されるように折り畳む。これにより元部側押え部24
a及び自由端側押え部23aによって帽子40の周壁は元部側
受部5a及び自由端側受部5bに夫々しっかりと押え付けら
れる。以上のようにして帽子40はその刺繍領域が窓孔6
に張り広げられかつ窓25に露出した状態で帽子枠にしっ
かりと固定される。
次に上記帽子枠を第3図に示される如く刺繍ミシンに
おける帽子枠の駆動部41に連結する。その連結は、図示
される如く駆動部41に備えられている嵌合片42及び止付
片43が夫々帽子枠における嵌合凹部9、嵌合孔10に嵌合
する状態に行う。この状態においては円筒形状の基枠1
の軸心が駆動部41の回動中心と一致する状態となる。又
ミシンにおけるベッド44は該帽子枠の空間1aに侵入した
状態となる。尚上記駆動部41は例えば前記公報に示され
た駆動リングと均等のものである。
この状態において刺繍ミシンが駆動されると、駆動部
41の回動及びその軸心方向への進退によって、上記張り
付けられた帽子40の額部分がベッド44の上で前後及び左
右に移動され、又周知の如く縫製用の針45、布押え46等
が上下動して、針45を通して供給される上糸と、ベッド
44内の釜から供給される下糸とによって、上記帽子40の
額部分40aに周知の刺繍縫いが施される。
次に第7図に示される如く額高帽子47の額部分47aに
対して刺繍縫いを行いたい場合には、第7図に示される
如くその帽子47の額部分47aの高さ寸法に合わせて受部5
aと受部5bの間隔を調節し、またそれと対応して押え部
材23と押え部材24との間隔も調節する。その状態でもっ
て上記の場合と同様に基枠1に帽子47を被せ付け、押え
枠2でもって固定する。この状態においては、帽子47の
額部分の広い刺繍領域が窓孔6に位置し、窓25に露出す
る。従ってその広い額部分に対する刺繍縫いを良好に行
うことができる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明にあっては、帽子40,47における
額部分40a,47aの刺繍領域に刺繍をしたい場合、基枠1
に帽子40,47を被せ付け、押え枠2で押さえることによ
って、刺繍領域を窓孔6に張り広げた状態に保持でき、
基枠1を動かすのみで上記刺繍領域に容易に刺繍を施し
うる便利性がある。
しかも上記の場合において、額低帽子40の額部分40a
において上下広い範囲に刺繍したい場合や、額高帽子47
の額部分47aにおいて上下広い範囲に刺繍したい場合に
は、夫々第3図及び第7図に示される如く、基枠1と押
え枠2において自由端側の受部5b及び押え部23aを元部
側の受部5a及び押え部24aに対して遠、近調節すること
によって何れの場合も額部分の上下広い範囲を窓孔6に
張り広げることができるという高い適応性が得られる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は斜視図、第
2図は分解斜視図、第3図は額低帽子を装着した状態を
示す側面図(押え枠及び帽子は断面を示した)、第4図
は第3図において基枠及び帽子をIV−IV線位置で破断し
た状態を示す正面図、第5図はV−V線断面図、第6図
はVI−VI線断面図、第7図は額高帽子を装着した状態を
示す第3図と同様の図。 1……基枠、2……押え枠、5a……元部側の受部、5b…
…自由端側の受部、6……窓孔、23a……自由端側押え
部、24a……元部側押え部、40,47……帽子。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側には刺繍ミシンにおけるベッド存置用
    の空間を備え、軸方向の一端は帽子の被せ付けを可能に
    自由端となっており、中間部には上記帽子の周壁におけ
    る刺繍領域を存置させる為の窓孔を有していると共に、
    その窓孔に対し元部側の部分と自由端側の部分には夫々
    上記帽子の周壁を受ける為の受部を有している基枠と、
    上記基枠における元部側の受部及び自由端側の受部に夫
    々帽子の周壁を押え付ける為の元部側押え部及び自由端
    側押え部を有する押え枠とから成る刺繍ミシン用帽子枠
    において、上記基枠においては自由端側の受部が元部側
    の受部に対して、また上記押え枠においては自由端側押
    え部が元部側押え部に対して、夫々遠近調節可能に連結
    してあることを特徴とする刺繍ミシン用帽子枠。
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