JPH0534636Y2 - - Google Patents

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JPH0534636Y2
JPH0534636Y2 JP2786587U JP2786587U JPH0534636Y2 JP H0534636 Y2 JPH0534636 Y2 JP H0534636Y2 JP 2786587 U JP2786587 U JP 2786587U JP 2786587 U JP2786587 U JP 2786587U JP H0534636 Y2 JPH0534636 Y2 JP H0534636Y2
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needle thread
thread
needle
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、ミシンの針糸受け収納装置に関
し、更に詳しくは、合繊糸の如く伸びの大きい針
糸を使用してミシン縫製を行なうに際し、加工布
の下方に充分大きなループが確保されて、縫目形
成装置によるループ捕捉が確実になされ、捕捉ミ
スによる目飛びを防止し得るよう天秤に近接して
補助的に並設される針糸受けの改良に関するもの
である。
従来技術 例えば工業用の特殊な縫製用途に向けて、二重
環縫いミシンが好適に使用されている。この二重
環縫いミシンは、基本的に針糸を挿通した1本ま
たは複数本の縫糸を下降させて加工布に刺通し、
次いでその縫針を上昇させる過程で該加工布の下
方に形成されるループに、ルーパ糸を伴つたルー
パをくぐらせることにより、環状の縫目を順次形
成していくものである。
この二重環縫いミシンの一例を第4図に示す。
図示のミシンでは、上方アーム10の先端に位置
するミシン頭部12に、主軸(図示せず)により
上下往復駆動される天秤14が配設され、この天
秤に複数の糸供給源から繰出される針糸16が挿
通され、この針糸16は針棒18の下端部に固着
した1本または複数本の縫針20の目孔に挿通さ
れるようになつている。そして縫製時に前記縫針
20が下降して針板22上の加工布24を刺通
し、次いで該縫針20が上昇する過程で、第8図
bに示す如く加工布裏面に形成されるループ16
aに、ルーパ糸26を伴つたルーパ28が進入し
て環縫いを行なうようになつている。この縫製時
に前記天秤14は、各縫針20に挿通した針糸1
6に所要の糸量を余分に確保させるべく機能して
いる。
考案が解決しようとする問題点 先に例示した二重環縫いミシンにより環縫いを
行なうに際し、前記針糸はその縫製対象物の性状
に応じて種々の性質のものが使い分けられる。例
えばシヨーツ等の伸縮部にレースゴムを縫付ける
如き場合は、合繊糸のように伸縮程度の大きい針
糸が使用される。このように伸びの大きい合繊糸
を針糸として使用すると、第8図aに示す如く、
縫針20の刺通により加工布24の下方に形成さ
れるループ16aの大きさに影響を与える。すな
わち伸びの大きい針糸16の場合、縫針20の上
昇により形成されるループ16aは該針糸16の
弾力に抗して伸張するものであるため、そのルー
プ16aは直ちに縮んで小さくなる。このように
ループ16aの輪が小さいと、前記ルーパ28が
これを捕捉し得ず、従つていわゆる目飛びを生ず
る原因となつている。
そこで伸びの大きい針糸16を使用する場合の
対応策として、第4図および第6図に示す如く、
ミシン頭部12における天秤14の配設位置に近
接して、針金をW2状に屈曲形成した針糸受け3
0を2本配設し、この針糸受け30に天秤14と
並列して針糸16を糸掛けすることにより、前記
天秤14による針糸16の糸確保量を大きく稼ぐ
ようにした構成が採用されている。この針糸受け
30は、前述したように針糸16伸びが大きい場
合にのみ使用され、通常の縫製時は使用されるこ
となく待機状態に置かれているものである。
そこで従来の針糸受け30は、ミシン頭部12
の所要位置に垂直に穿設した保持孔32に、当該
針糸受け30の下端部30aを挿通し、ミシン頭
部12に水平に挿通した止めねじ34によりこれ
を固定する構造になつている。そして針糸受け3
0を使用しない時は、その針糸受け30を第5図
に示す如く天秤14に対し180°旋回させて後方に
位置させる。また使用する際は、前記止めねじ3
4を緩めて手前側に向け水平旋回させ、第6図に
示すように天秤14と平行に位置させた後、再度
止めねじ34による締付け固定を行なうようにな
つている。このように針糸受け30は針糸16の
性状に応じて使い分けられ、通常使用しない時
は、前述しかつ第5図に示すように、ミシン頭部
12の上方において天秤14に対し180°反転した
位置で固定されるが、この状態では押え調節ねじ
36を回転させる際にこれが邪魔になり、また外
部的な美観を損う欠点があつた。
また第7図に示すように、不使用時には止めね
じ34を緩めて、針糸受け30をミシン頭部12
から完全に取外してしまう提案もなされている。
しかしこの場合は、取外した針糸受け30を定ま
つた個所に常に収納保管しておく面倒があり、し
かも次に使用する際に紛失してしまう虞れもあつ
て取扱い上好ましくなかつた。
考案の目的 本考案は、一例として挙げた二重環縫いミシン
の針糸受けに内在している欠点に鑑み、これを好
適に解決するべく提案されたものであつて、針糸
受けを使用していない時は、これをミシン頭部の
陥凹部中に収納させ、使用する際にのみ機枠外方
へ突出させるようにして、外観的にすつきりとし
た構成にすると共に、必要時に針糸受けが見当ら
ない等の不便を解消することを目的とする。
問題点を解決するための手段 前記問題点を克服し、所期の目的を達成するた
め本考案は、針糸を挿通した縫針を含み、縫目を
形成する縫目形成装置と、ミシン頭部に設けられ
て前記針糸に所要の糸量を確保する天秤と、ミシ
ン頭部に前記天秤と近接して配置され、伸びの大
きい針糸を使用する際に前記天秤に加えて補助的
に針糸掛けがなされて縫目形成に必要な糸量を確
保する針糸受けとを備えたミシンにおいて、前記
ミシン頭部に陥凹部を形成すると共に、この陥凹
部から前記針糸受けを機枠外方へ出没可能に設
け、前記針糸受けの使用時には該針糸受けを前記
陥凹部から突出させ、前記針糸受けの不使用時に
は該針糸受けを陥凹部中に収納させ得るよう構成
したことを特徴とする。
実施例 次に本考案に係るミシンの針糸受け収納装置に
つき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照し
ながら以下説明する。第1図〜第3図に示す如
く、ミシン頭部12における天秤14の配設位置
に近接して、2本の針糸受け30,30が配設さ
れる基本構成については、第4図に示す従来の構
成と同様であり、従つて既出の同一部材について
は、同じ符号で指示するものとする。
本考案では、ミシン頭部12における前記天秤
14の配設領域に接して陥凹部38が形成されて
おり、この陥凹部38中に2本の針糸受け30,
30が水平旋回自在に立設されるようになつてい
る。すなわち陥凹部38は、ミシン頭部12の頂
面において、前記針棒18の頂部18aが突出し
ている位置より僅か手前側に位置するよう陥凹形
成した長形の段溝からなり、この陥凹部38は第
1図aに示すように、ミシン頭部12の上部手前
側に開放している。また陥凹部38の第3図に示
す平面状態での前後および左右方向における形成
寸法は、後述する針糸受け30,30を、その不
使用時においてそつくり収納し得る寸法に設定し
てある。そして前記針棒頂部18aに接続した天
秤14が、この陥凹部38の上方に位置して水平
に延在している。
また両針糸受け30,30は、所要径の針金を
W2形に屈曲形成した部材で構成され、前記陥凹
部38に垂直に穿設した保持孔32,32中に、
該針糸受け30の下端部30aを回動および上下
の昇降可能に挿通させている。更にミシン頭部1
2の手前側側面の所要位置に、ねじ収納孔42が
水平に穿設されており、このねじ収納孔42中に
臨ませた止めねじ34により、前記針糸受け30
の下端部30aが締緩自在に固定されるようにな
つている。なお、両針糸受け30,30を挿通保
持する前記保持孔32,32の穿設個所は、第3
図の平面図に示すように、陥凹部38の真上に延
在する天秤14を挟み両側で、かつ前後に僅かに
変位するよう位置設定されている。
次に、このように構成した本考案に係るミシン
の針糸受け収納箱装置の使用の実際につき、説明
する。前述した如く、両針糸受け30,30は陥
凹部38に穿設した前記垂直な保持孔32,32
中に挿通されて、回動および昇降自在になつてい
る。そして常態となつている不使用状態では、第
2図a,bに示す如く、2本の針糸受け30,3
0は前記保持孔32,32中を最大限に下降させ
られて、陥凹部38中に横並びとなつて収納され
ている。
しかるに合繊糸の如く伸びの大きい針糸16を
使用する場合は、前記止めねじ34を緩めて夫々
の針糸受け30を第3図に示すように手前側に略
90°水平に旋回させて、前記天秤14を挟んで両
側に平行的に延出させる。次いで所要距離だけ該
針糸受け30を上昇させて、前記天秤14との相
対的な高さ調節を行ない、所要の位置にセツトし
た後は、再び止めねじ34により締付け固定す
る。使用後はこれと逆の手順を踏んで、針糸受け
30,30を陥凹部38中に収納させる。
なおこの説明では、2本の針糸受け30,30
の何れも、使用に際して陥凹部38から手前側に
延出させるようにした例であつたが、針糸16の
伸びの程度が小さい場合は、1本の針糸受け30
だけを延出させ、これだけに針糸16の糸掛けを
行なうようにしてもよい。
また図示例では、針糸受けを水平に旋回させて
手前側に延出させる構成としたが、その他に、針
糸受けを軸線方向に昇降させたり、折り畳み可能
な構成として前記陥凹部への出没をさせ得るよう
にしてもよく、これも本考案の企図するところで
ある。
考案の効果 以上説明した如く、本考案に係る針糸受け収納
装置によれば、通常の針糸を使用する際には針糸
受けを使用する必要がないため、該針糸受けは第
2図に示す位置において陥凹部中に収納させてお
く。従つてミシン操作の際に邪魔とならず、しか
も外部的にすつきりとした美観が得られる。また
合繊糸のように伸びの大きい針糸を使用する場合
は、第1図に示すように、針糸受けを陥凹部から
水平に90°旋回させて手前側に延出させ、しかも
所要の高さに上昇させた状態で固定することによ
り、縫針に必要な針糸量を確保することができ
る。更に針糸受けを不使用時に取外すものではな
いので、次の使用の際に針糸受けが紛失する等の
虞れはない。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案に係るミシンの針糸受け収納
装置における、好適な一実施例を示す要部斜視
図、第1図bはその要部正面図、第2図aは第1
図に示す実施例において、針糸受けを陥凹部中に
収納した状態で示す要部斜視図、第2図bはその
要部正面図、第3図は第1図に示す針糸受けの要
部平面図、第4図は従来技術に係る二重環縫いミ
シンの概略構成を示す斜視図、第5図は従来技術
に係る針糸受けの不使用状態を示す要部斜視図、
第6図は第5図に対応する針糸受けを使用してい
る状態での要部斜視図、第7図は更に別の実施例
に係る従来技術の針糸受けを示す側面図、第8図
aおよび第8図bは針糸にループが形成される状
態を示す概略説明図である。 12……ミシン頭部、14……天秤、16……
針糸、16a……ループ、20……縫針、26…
…ルーパ糸、28……ルーパ、30……針糸受
け、34……止めねじ、38……陥凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 〔1〕 針糸16を挿通した縫針20を含み、縫
    目を形成する縫目形成装置と、ミシン頭部12
    に設けられて前記針糸16に所要の糸量を確保
    する天秤14と、ミシン頭部12に前記天秤1
    4と近接して配置され、伸びの大きい針糸16
    を使用する際に前記天秤14に加えて補助的に
    針糸掛けがなされて縫目形成に必要な糸量を確
    保する針糸受け30,30とを備えたミシンに
    おいて、 前記ミシン頭部12に陥凹部38を形成する
    と共に、この陥凹部38から前記針糸受け3
    0,30を機枠外方へ出没可能に設け、前記針
    糸受け30,30の使用時には該針糸受け3
    0,30を前記陥凹部38から突出させ、前記
    針糸受け30,30の不使用時には該針糸受け
    30,30を陥凹部38中に収納させ得るよう
    構成した ことを特徴とするミシンの針糸受け収納装置。 〔2〕 前記針糸受け30,30は該陥凹部38
    に対し昇降自在に立設されて、前記天秤14と
    の相対的な高さ調節が可能であり、所要の位置
    にセツトされた後は、止めねじ34により締付
    け固定されるようになつている実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のミシンの針糸受け収納装
    置。
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