JP2756577B2 - 刺繍ミシン用曲布張枠 - Google Patents

刺繍ミシン用曲布張枠

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JP2756577B2 JP1068574A JP6857489A JP2756577B2 JP 2756577 B2 JP2756577 B2 JP 2756577B2 JP 1068574 A JP1068574 A JP 1068574A JP 6857489 A JP6857489 A JP 6857489A JP 2756577 B2 JP2756577 B2 JP 2756577B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は刺繍ミシンにおいて帽子の周壁のような筒
状の布に対して刺繍する場合に用いられる刺繍ミシン用
曲布張枠に関する。
〔従来の技術〕
筒状の布を被せ付けるようにした基枠と、被せ付けた
布を基枠に押え付けるようにした押え枠とから成る布張
枠が知られている(例えば特開昭61−186564号公報)。
〔発明が解決しようとする課題〕
この種の曲布張枠にあっては、基枠に被せた布を動か
ぬように押え枠でしっかり押さえることが必要である。
従って張り終えた状態において窓孔にある刺繍領域が皺
になっていると、そのままでは修正ができぬ為、押え枠
を外して張り直しをせねばならぬ煩わしさがある。しか
も張る作業の場合、先ず布を引き伸ばし、その状態でも
って皺にならぬよう注意しながら押え枠で少しづつ押さ
えていくという高度の熟練を要する難しい作業が必要で
あるという問題点があった。
本発明は以上のような点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、極めて容易な操作でもって、布
の刺繍領域の周囲を窓孔に「ぴん」と引き張った状態で
もって装着でき、その後、その「ぴん」と引き張られた
部分を押え枠により押え、布を固定する止め着け操作を
することができるようにした刺繍ミシン用曲布張枠を提
供することである。
〔課題を解決する為の手段〕
上記目的を達成する為に、本願発明は、内側には刺繍
ミシンにおけるベッド存置用の空間を有し、外面は断面
円弧状の布張面となっており、しかも一端は上記布張面
に筒状の布の一部を被せ付け得るよう自由端となってお
り、中間部には上記布における刺繍領域を存置させる為
の窓孔が備えられている基枠と、上記布張面に被せ付け
られている布を布張面に対して押え付ける為の押え枠で
あって上記刺繍領域を露出させる為の窓を備えている押
え枠とから成る刺繍ミシン用曲布張枠において、上記基
枠には、布張面に被せ付けられる上記の布を、上記押え
枠で押え付けるよりも以前の状態で上記布張面の受部に
対して引き張り付ける為に、布張面から見て上記の布を
位置させる側とは反対の側に上記筒状の布を引っ張るよ
うにした引張手段を付設したのである。
〔作用〕
基枠に対して、筒状の布をそれが引張手段によって引
っ張られる状態に被せ付ける。するとその布は基枠にお
ける窓孔にぴんと引き張った状態に保持される。従って
その後は簡易な操作でもって押え枠により布を固定する
だけで装着作業が完了する。
〔実施例〕
以下本願の実施例を示す図面について説明する。第1
図において、曲布張枠は筒状の布を被せ付ける為の円筒
状の基枠1と、その基枠に被せ付けた布を押さえる為の
押え枠2とから構成される。
先ず基枠1について説明する。該基枠1は中空の円筒
状に形成されて、内部に刺繍ミシンのベッド存置用空間
1aを有している。軸方向の一端は筒状布の被せ付けを可
能に自由端としてあり、他端は後述の如く駆動部へ連結
するようにしてある。又該基枠1は第2図に示されるよ
うに本体3と、その本体3に対し軸線方向へ向けての遠
近調節を可能に連結した調節枠4とから構成される。尚
前者に対する後者の連結の構造は第2図に示されるよう
に本体3には軸線と平行な長孔3aが形成され、一方調節
枠4は連結片4aを有しており、長孔3aに挿通した固定用
ねじ棒3bを連結片4aに形成したねじ孔4bに螺合させてあ
って、上記ねじ棒3bを緩めることにより連結片4aを長孔
3aに沿って移動できるようにしてある。5は基枠1にお
ける布張面を示し、上記本体3及び調節枠4の上面をも
って構成してあり、その断面形状は円弧状となってい
る。6は該布張面の中間部に設けられた窓孔で、第2図
の如く上記本体3に切欠状に形成してある。上記布張面
5は該窓孔6によってそれよりも元部側の部分5aと自由
端側の部分5bとに分けられており、各々の部分5a,5bに
よって筒状布を受けるようになっている。7は第1、
2、5図に示される如く本体3の下部に形成した欠如部
で、周囲の長さが短い筒状布の場合においてその周囲の
一部の侵入を可能にする為の部分である。8は本体3の
元部に備えられた連結部で、ミシンの側に備えられる駆
動部に対する連結を行う為の部分であり、嵌合凹部9、
嵌合孔10等が備わっている。第2図に明示される12,13
は本体3の右側及び左側に夫々備えられた連結片で、上
記押え枠2を連結する為のものであり、各々の元部を取
付ブロック14でもって本体3の元部に固着してある。尚
15は各連結片13に固着されている位置決用の鍔である。
次に17は引張手段として例示するばね片で、弾力性の良
好なばね材料を用いて形成してあり、本体3に対して窓
6とは反対側の周壁に取付けてある。
次に上記押え枠2について説明する。21,22は左右の
横側部材で、硬質の金属板で形成してある。23は自由端
側部材、24は元部側部材を夫々示し、各々の下面23a,24
aが夫々筒状布を押さえる為の押え部となっている。上
記自由端側部材23及び元部側部材24は何れも薄くて柔軟
なスチールプレートでもってバンド状に形成されてい
る。元部側部材24は第3、4図に示されるように湾曲し
た形状に形成されて、その外側の端24bの中央部24b′が
両側24b″,24b″に比べて山形状に突出している。元部
側部材24の両端は横側部材21,22に例えば熔接手段によ
って固着され、又自由端側部材23は元部側部材24に対す
る遠近が自在となるようその左右の両端が調節装置26,2
6を用いて横側部材21,22に連結してある。25は部材23,2
4間に形成された窓を示す。次に上記調節装置26の構造
を第2図に基づいて説明すると、27は横側部材21或いは
22に固着された保持具で、透孔28を有しており、側壁に
は止具として例示する固定用のねじ棒29が螺着してあ
る。30は透孔28に抜き差し自在に挿通した調節杆で、そ
の先端に上記自由端側部材23の端が例えば溶接手段によ
って固着してある。尚その固着は、第2図に符号31で示
される取付ブロックを調節杆30の先端に固着し、その取
付ブロック31に自由端側部材23の端を溶接手段によって
固着した構造にしても良い。上記のような構造の押え枠
2は一方の横側部材22が時計バンド等において周知の折
り畳みが可能な構造の締具33でもって連結片12に連結さ
れ、他方の横側部材21には他方の連結片13に引っ掛ける
為のフック34が一体形成されて、基枠1に対する締付を
可能にしてある。尚その連結手段は、基枠1に対する締
付を可能にするその他の公知の手段を用いても良い。
次に上記曲布張枠の使用法を、筒状布の一例として帽
子の額部分に刺繍を施す場合について説明する。先ず第
1図の如く押え枠2を基枠1の上から除去した状態にお
いて、基枠1に対し第5、6図の如く帽子40を被せ付
け、額部分40aにおける刺繍領域を窓孔6に存置させ
る。この場合、帽子の周壁における下側を第1、5、6
図に示される如くばね片17に引っ掛けた状態にする。こ
のようにすることにより、帽子の周壁はそのばね片17に
よって窓孔6からみて、窓孔の上縁側とは反対の側に引
っ張られる為、上記額部分40aは第5、6図に示される
如く窓孔6及び受部5a,5bの上にぴんと引き張り付けら
れた状態で位置する。しかもその状態が保持される。次
に押え枠2における締具33を伸ばした状態でフック34を
連結片13に掛け、更に押え枠2における元部側部材24や
自由端側部材23を第5図に矢印で示される如く受部5a,5
b上の帽子40の周壁に被せ付ける。そして締具33を折り
畳む。これにより元部側押え部24a及び自由端側押え部2
3aによって帽子40の周壁は元部側受部5a及び自由端側受
部5bに夫々しっかりと押え付けられる。以上のようにし
て帽子40は、その刺繍領域が窓孔6に皺無くぴんと張り
広げられかつ窓25に露出した状態で曲布張枠にしっかり
と固定される。
次に上記曲布張枠を第4、5図に示される如く刺繍ミ
シンにおける曲布張枠の駆動部41に連結する。その連結
は、図示される如く駆動部41に備えられている嵌合片42
及び止付片43が夫々曲布張枠における嵌合凹部9、嵌合
孔10に嵌合する状態に行う。この状態においては円筒形
状の基枠1の軸心が駆動部41の回動中心と一致する状態
となる。又ミシンにおけるベッド44は該曲布張枠の空間
1aに侵入した状態となる。尚上記駆動部41は例えば前記
公報に示された駆動リングと均等のものである。
この状態において刺繍ミシンが駆動されると、駆動部
41の回動及びその軸心方向への進退によって、上記張り
付けられた帽子40の額部分がベッド44の上で前後及び左
右に移動され、又周知の如く縫製用の針45、布押え46等
が上下動して、針45を通して供給される上糸と、ベッド
44内の釜から供給される下糸とによって、上記帽子40の
額部分40aに周知の刺繍縫いが施される。
尚前記引張手段としては、ばね片に代えて筒状布を窓
孔6とは反対の側へ向けて引っ張ることが可能な任意の
物例えばスポンジゴム状の物を用いても良い。
〔発明の効果〕
以上のように本発明にあっては、筒状布における刺繍
領域に刺繍をしたい場合、基枠1に筒状布を被せ付け、
押え枠2で押さえることによって、刺繍領域を窓孔6に
張り広げた状態に保持でき、基枠1を動かすのみで上記
刺繍領域に容易に刺繍を施しうる便利性がある。
しかも上記の如く布を装着する作業の場合、基枠1に
おける布張面5に布の一部を被せ付けた状態において、
引張手段17によって、該布を布張面5の受部に引き張り
付けして、布における刺繍領域を窓孔6にぴんと張った
状態に保持できる特長があり、その結果、後は簡易な操
作でもって押え枠2により布を固定するだけで装着作業
を完了できる便利性がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は斜視図、第
2図は分解斜視図、第3図は押え枠の底面図、第4図は
帽子を装着した状態を示す平面図、第5図は帽子を基枠
に被せ付けた状態を示す側面図(押え枠及び帽子は断面
を示した)、第6図は第5図において基枠及び帽子をVI
−VI線位置で破断した状態を示す正面図。 1……基枠、2……押え枠、6……窓孔、17……引張手
段(ばね片)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側には刺繍ミシンにおけるベッド存置用
    の空間を有し、外面は断面円弧状の布張面となってお
    り、しかも一端は上記布張面に筒状の布の一部を被せ付
    け得るよう自由端となっており、中間部には上記布にお
    ける刺繍領域を存置させる為の窓孔が備えられている基
    枠と、上記布張面に被せ付けられている布を布張面に対
    して押え付ける為の押え枠であって上記刺繍領域を露出
    させる為の窓を備えている押え枠とから成る刺繍ミシン
    用曲布張枠において、上記基枠には、布張面に被せ付け
    られる上記の布を、上記押え枠で押え付けるよりも以前
    の状態で上記布張面の受部に対して引き張り付ける為
    に、布張面から見て上記の布を位置させる側とは反対の
    側に上記筒状の布を引っ張るようにした引張手段を付設
    したことを特徴とする刺繍ミシン用曲布張枠。
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