JP2680565B2 - 電話線を利用した送受信システム - Google Patents

電話線を利用した送受信システム

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JP2680565B2 JP16263284A JP16263284A JP2680565B2 JP 2680565 B2 JP2680565 B2 JP 2680565B2 JP 16263284 A JP16263284 A JP 16263284A JP 16263284 A JP16263284 A JP 16263284A JP 2680565 B2 JP2680565 B2 JP 2680565B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、電話線を利用した送信システムに関し、
特に、予め伝言などを記録したカードを電話機などの送
受信機を挿入して、伝言の送信を行なうことができる電
話線を利用した送信システムに関する。 従来の技術 従来、カードに伝言を記録しておいて、そのカードを
電話機などの送受信機に接続して伝言内容を送信するこ
とができるような送信システムはなかった。これに類似
するものとしては留守番電話があるが、これはたとえば
留守をしている旨の伝言を録音テープに録音しておいて
電話がかかってきたとき、予め録音された所定の伝言内
容を相手を伝えたり、相手からの伝言を記録したりする
ことができるもので、あくまでも相手からの送信があっ
たときに動作するものである。また、従来の録音機に伝
言を録音しておき、電話機の送受信器を取って電話をか
け録音機を再生させて録音内容を伝送することができる
が、この場合には録音機からの電気信号を直接電話機に
伝達するものではない。 発明が解決しようとする問題点 自宅や友人宅に電話で伝言したいとき、公衆電話が空
いていなかったり、電話がかかっても相手が不在で、伝
言を伝えることができないことがある。また、伝言だけ
できればよく、直接相手と話をしたくないときもある。
このように、電話に関する不便、不満は誰でも何度が経
験しているところであり、たとえば相手が不在であって
も後刻自動的に相手に伝言ができるようなシステムが望
まれている。それゆえにこの発明の目的は、伝言を伝え
たい相手が不在などの場合でも、自動的に相手に伝言を
送信して残すことができるとともに、相手は残された伝
言を任意に受信できる電話線を利用した送受信システム
を提供することである。 問題を解決するための手段 この発明は、電話線を利用して電話送受信をするため
の電話送受信システムであって、送受信装置と、送受信
装置に着脱自在に接続可能なカードとを備える。カード
は、伝言を示す音声情報を電気的なアナログ音声信号に
変換する音声変換手段と、アナログ音声信号をデジタル
音声信号に変換するA/D変換手段と、受信者の電話番号
を示す情報、相手先の電話番号を示す情報およびデジタ
ル音声信号を記憶する第1記憶手段と、第1記憶手段に
記憶した情報を送信するために、送信モードを指定する
送信モード指定キーと、送受信装置から伝言を示す音声
情報を受信するために、受信モードを指定する受信モー
ド指定キーとを備える。送受信装置は、呼出先の電話番
号を示す情報とカードから送信された伝言を示す情報と
を記憶するための第2記憶手段と、カードとの接続およ
び前述の送信モード指定キーの入力に応答し、カードに
記憶された情報を読取る第1読取手段と、カードから読
取った相手先電話番号を示す情報に基づいて、対応の回
線を呼出す回線呼出手段と、呼出された回線を介して伝
言を示す音声情報を送信する第1送信手段と、カードと
の接続およびカードの受信モード指定キーのキー入力に
応答して、カードに記憶された受信者の電話番号を示す
情報を読取る第2読取手段と、読取られた受信者電話番
号を示す情報に基づいて、第2記憶手段に呼出先電話番
号を示す情報に対応して記憶されている伝言を示す情報
をカードに送信する第2送信手段とを備える。 上述のカードは、受信者電話番号を示す情報または相
手先電話番号を示す情報を入力するためのテンキーをさ
らに含む構成としてもよい。また、上述の送受信装置は
通話可能な送受信器を有してもよい。 作用 本願発明は上述のような構成を採用することにより、
カードにおいて、伝言を示す音声が音声変換手段により
電気的なアナログ音声信号に変換された後、A/D変換手
段によりアナログ音声信号はデジタル音声信号に変換さ
れる。変換されたデジタル音声信号は相手先の電話番号
を示す情報とともに第1記憶手段において記憶される。
伝言送信時、カードは送受信装置に接続され、かつ送信
モード指定キーがキー入力されるので、第1読取手段に
より第1記憶手段に記憶される情報、すなわち相手先の
電話番号を示す情報およびデジタル音声信号が読取られ
る。そして回線呼出手段により、読取られた相手先電話
番号を示す情報に基づいて対応する回線が呼出される
と、第1送信手段により読取られたデジタル音声信号、
すなわち伝言を示す情報が回線を介して送受信装置の第
2記憶手段に呼出先の電話番号を示す情報に対応して一
旦記憶される。 伝言受信時、カードは送受信装置に接続され、かつ受
信モード指定キーがキー入力されるので、第2読取手段
により第1記憶手段に記憶された受信者の電話番号を示
す情報が読取られる。そして第2送信手段により読取ら
れた受信者電話番号を示す情報に基づいて、第2記憶手
段に呼出先電話番号を示す情報に対応して記憶されてい
る伝言を示す情報がカードに送信されて、カード側でこ
の伝言を示す情報が受信される。 実施例の説明 第1図はこの発明の電話線を利用した送受信システム
の一実施例を示す。送受信機3は送受話器32とテンキー
33を有し、通常のプッシュホンをも兼用している。ま
た、送受信機3はカード挿入口31と表示ランプ34備え
る。伝言などが記録されたカード1がカード挿入口31に
挿入されると、カード1の裏面の接点18と送受信機3の
内部の接触子(図示せず)が接触する。これにより、カ
ード1に記録された伝言などの内容が送受信機3を通じ
て通信されることが可能となる。表示ランプ34は送受信
中においてはたとえば点滅したり、カードによる送受信
が完了したときには、たとえば点灯状態となって、送受
信機3の動作状態を表示するために設けられる。送受信
機3は電話回線通じて交換機4と接続されている。交換
機4にはカード1から送受信機3を介して伝送された電
文を記憶するメモリ41が備えられる。交換機4は受信側
の送受信機3に受信者のカード1′が挿入されることに
よりアクセスされ電話回線を通じて交換機4のメモリ41
に記録された伝言内容をカード1′に伝送する。送受信
機3の送受話器32、テンキー33などはカード1を使用し
て通話を行なう場合にはなくてもよい。これらを取除い
た送受信機を3′で示す。 また、交換機4に伝言内容を記憶させるのではなく、
自宅の電話機3または3′に記憶させてもよい。その目
的で設けられた送受信機3の記憶装置をメモリ35とし
て、送受信機3′の記憶装置をメモリ35′として示す、
この場合、送受話器32の付いている送受信機では単に送
受信器を取ることによって伝言のみを確認することも可
能である。送受信器の付いていない送受信機では受信者
の電話番号を記憶したカード1を挿入することによって
伝言の有無を確認することもできる。さらに、交換機4
に伝言内容を記憶させるのではなく、別に伝言センター
のようなものを設け、ここに記憶させてもよい。またカ
ード1には使用する本人の電話番号などを登録している
ので、この登録番号のみを利用して、カード1を送受信
機3に挿入することにより通常の電話をかけるようにす
ることもてきる。また、交換機4には送信側のカードか
らの緊急信号を受けて、受信者のカードに呼出し信号を
送信するためのアンテナ5が設けられる。また、アンテ
ナ5は後で説明する第11図に示すように、カードで無線
通信するときの中継としても用いられる。 第2図はこの発明に用いられるカードの表面の外観図
を示す。カード1の表面には、電源部11、表示部12、キ
ーボード13、マイク14、スピーカ15およびアンテナ16が
設けられる。電源部11は、たとえば、太陽電池または乾
電池から構成される。表示部12は液晶フィルムなどで構
成され、入力内容、演算結果およびキー操作のガイダン
スなどが表示される。キーボード13はテンキー、電卓機
能キーおよびモードを指定するためのファンクションキ
ーを有する。ファンクションキーには、緊急時などに無
線通信を行なうため、無線通信モードを指定する無線モ
ード指定キー、カードのメモリに電話番号などを登録す
るため登録モードを指定する登録モード指定キー、銀行
などで現金自動取引装置により取引処理を行なうため、
取引モードを指定する取引モード指定キーおよび緊急時
に相手のカードに呼出信号を送信するため、緊急モード
を指定する緊急モード指定キーが含まれる。さらに、フ
ァンクションキーには録音するときに録音モードを指定
する録音モード指定キー、録音内容を再生するときに再
生モードを指定する再生モード指定キー、カードから送
信を行なうときに送信モードを指定する送信モード指定
キーおよび受信するときに受信モードを指定する受信モ
ード指定キーならびに以上のファンクションキーで指定
した動作を停止するための停止キーが含まれる。これら
のキーは、好ましくは、タッチキーとして構成される。
マイク14は伝言などをカード1のメモリに入力するため
のものである。スピーカ15はカード1のメモリの内容を
音声に変換したり、無線による呼出に応答して、呼出音
を発生する。アンテナ16は緊急呼出などの無線電波を受
信したり、無線通信を送受信するためのものである。カ
ード1の縦および横方向の寸法は従来の銀行カードおよ
びクレジットカードとほぼ同一であり、厚さはマイク14
およびスピーカ15を内蔵することができる寸法である。 第3図はカード1の裏面を示す。カード1の裏面には
磁気ストライプ17と接点18が設けられる。磁気ストライ
プ17は従来のキャッシュカードやクレジットカードに設
けられる磁気ストライプと同一のものである。接点18は
第1図で説明した電話機兼用の送受信機のカード挿入口
にカード1が挿入されたとき、送受信機内部の接触子と
接触することにより、カード1と外部との通信が可能と
なる接点である。また、磁気ストライプ17または接点18
が設けられていることにより、このカードで銀行の現金
自動取引装置を使用して取引処理をすることができる。 第4図はカード1の概略ブロック図である。ここで
は、カード1が送受信機3と接続されている状態を示し
ている。第2図の表示部12、キーボード13は制御回路25
のCPUに接続される。また、マイク14はスイッチSW1を通
じてA/D(アナログ/ディジタル)変換器21に、スピー
カ15はスイッチSW2を通じてD/A(ディジタル/アナロ
グ)変換器23にそれぞれ接続される。A/D変換器21およ
びD/A変換器23はメモリ22とインターフェイス24とに接
続される。A/D変換器21はマイク14から入力された伝言
などのアナログデータをディジタルデータに変換するも
のであり、変換されたディジタルデータはメモリ22に記
憶される。また、D/A変換器23はメモリ22に記憶された
ディジタルデータをアナログデータに変換するものであ
り、変換されたアナログデータはスピーカ15から音声と
して再生することができる。スイッチSW1およびスイッ
チSW2のスイッチングは制御回路25の制御下に置かれて
いる。メモリ22はインターフェイス24に接続され、イン
ターフェイス24は接点18を介して送受信機3と接続され
ているので、メモリ22に記憶されたディジタルデータを
送受信機3を通じて送信したり、送受信機3で受信した
データを受信してメモリ22に記憶することができる。こ
の場合、インターフェイス24と送受信機3との間で伝送
されるデータはディジタルデータである。メモリ22とイ
ンターフェイス24は制御回路25に接続されており、制御
回路25のCPUに制御される。また、第2図のアンテナ16
は制御回路25に接続されている。制御回路25はROM、RAM
およびCPUを内蔵しており、ROMには第4図に示す電子回
路を制御したり、演算を行なったり、取引処理をするた
めのプログラムが記憶されている。第2図の電源部11は
第4図には図示しなかったが第4図に示したカード1の
電子回路に電源を供給する。また、第4図に示した電子
回路をIC(集積回路)化してカード自体をコンパクトに
することが好ましい。 第1表は第4図の概略ブロック図のスイッチSW1とス
イッチSW2の状態とメモリ22のモードの関係を示す。 録音モードでは制御回路25はスイッチSW1をオンに
し、メモリ22を書込モードにし、そしてスイッチSW2を
オフにする。これにより、音声入力情報はマイク14でア
ナログ電気信号に変換され、さらにA/D変換器でディジ
タル信号に変換されてメモリ22に書込まれる。送信モー
ドでは制御回路25はスイッチSW1をオフにし、メモリ22
を読取りモードにし、スイッチSW2をオフにする。これ
により、メモリ22に記憶された情報がメモリ22から読取
られインターフェイス24を介して送受信機3に伝送され
る。受信モードでは制御回路25はスイッチSW1をオフに
し、メモリ22のモードを書込モードにし、スイッチSW2
をオフにする。これにより、送受信機3で受信された情
報はインターフェイス24を介してメモリ22に書込まれ
る。再生モードでは、制御回路25はスイッチSW1をオフ
にし、メモリ22を読取りモードにし、スイッチSW2をオ
ンにする。これにより、メモリ22に記憶されたディジタ
ル情報がメモリ22から読取られD/A変換器23でアナログ
信号に変換され、スピーカ15から音声情報として再生さ
れる。 第5図は第4図のマイク14とスピーカ15を兼用にした
場合の一実施例を示す。マイクスピーカ26はマイクとス
ピーカの両方の機能を有している。マイクスピーカ26か
ら入力された音声信号はA/D変換器21によりディジタル
データに変換されてメモリ22に記憶され、また、送受信
機3からインターフェイス24を介して受信され、メモリ
22に記憶されたディジタルデータはD/A変換器23でアナ
ログ信号に変換されマイクスピーカ26で音声として再生
される。第2表は第5図の概略ブロック図のスイッチSW
1の状態とメモリ22のモードの関係を示す。 録音モードでは、制御回路25はスイッチSW1を第5図
のa端子側に接続し、メモリ22のモードを書込みモード
にする。これにより、音声入力情報はマイクスピーカ26
でアナログ電気信号に変換され、さらにA/D変換器でデ
ィジタル信号に変換されてメモリ22に書込まれる。送信
モードでは、制御回路25はスイッチSW1をオフにし、メ
モリ22のモードを読取りモードにする。これにより、メ
モリ22に記憶された情報がメモリ22から読取られインタ
ーフェイス24を介して送受信機3に送信される。受信モ
ードでは、制御回路25はスイッチSW1をオフにしメモリ2
2を書込モードにする。これにより、送受信機3で受信
された情報はインターフェイス24を介してメモリ22に書
込まれる。再生モードでは、制御回路25はスイッチSW1
を第5図のb端子側に接続し、メモリ22のモードを読取
りモードにする。これにより、メモリ22に記憶されてい
るディジタル情報はメモリ22から読取られD/A変換器23
でアナログ信号に変換されマイクロスピーカ26から音声
信号として出力される。 第6図は第4図とは別のこの発明のほかの実施例の概
略ブロック図である。第4図では、インターフェイス24
と送受信機3との間で伝送されるデータはディジタルデ
ータであったが、第6図では、アナログデータの伝達が
行なえるようにしている。すなわち、メモリ22に記憶さ
れたディジタルデータをD/A変換器23でアナログデータ
に変換してから、スイッチSW2のd端子を介してインタ
ーフェイス24に送り、またインターフェイス24に着信し
たアナログデータをスイッチSW1のb端子を介してA/D変
換器21でディジタルデータに変換してメモリ22に記憶す
るようにしている。 第3図は第6図の場合のスイッチSW1とスイッチSW2の
状態とメモリ22のモードの関係を示す。 録音モードでは、制御回路25はスイッチSW1を第6図
のa端子に接続し、メモリ22のモードを書込モードに
し、スイッチSW2をオフにする。これにより、音声入力
情報はマイク14でアナログ電気信号に変換され、さらに
A/D変換器でディジタル信号に変換されてメモリ22に書
込まれる。送信モードでは、制御回路25はスイッチSW1
をオフにし、メモリ22のモードを読取りモードにし、ス
イッチSW2を第6図のd端子に接続する。これにより、
メモリ22に記憶されたディジタル情報はメモリ22から読
取られD/A変換器23でアナログデータに変換されインタ
ーフェイス24を介して送受信機3に伝送される。受信モ
ードでは、制御回路25はスイッチSW1を第6図のb端子
に接続し、メモリ22のモードを書込みモードにし、スイ
ッチSW2をオフにする。これにより、送受信機3で受信
されるアナログデータはインターフェイス24を介し、A/
D変換器でディジタルデータに変換されてメモリ22に書
込まれる。再生モードでは制御回路25はスイッチSW1を
オフにし、メモリ22のモードを読取りモードにし、スイ
ッチSW2を第6図のc端子側と接続する。これによりメ
モリ22に記憶されたディジタル情報はメモリ22から読取
られD/A変換器でアナログ信号に変換されスピーカ15か
ら音声信号として出力される。 第7A図は第2図のカード1に伝言を入力する操作を示
すフロー図である。次に、第1図ないし第7A図を参照し
てカード1に伝言を入力する操作について説明する。伝
言を入力する者はまず、自分の電話番号などの登録番号
をカード1のテンキーよりキー入力する(ステップS
1)。登録番号は一種の暗証番号である。ここで、登録
番号の入力をさせているのは、自分のカードが他人によ
り勝手に使用されるのを防ぐためである。登録番号は予
めカード1のメモリ22に記載されており、カード1内部
で制御回路25により照合される(ステップS2)。入力ミ
スなどで照合結果が不可の場合には、登録番号を入力し
直す。照合結果が可であると使用者がカード1の登録モ
ード指定キーを押圧し(ステップS3)、続いて、相手の
電話番号をテンキーよりキー入力する(ステップS4)。
続いて、録音モード指定キーを押圧し(ステップS5)、
マイクに向って、伝言を入力する(ステップS6)。伝言
の入力が終わると停止キーを押圧し(ステップS7)、録
音を終了する。 第7B図はカードに入力した伝言を送信するときの操作
を示すフロー図である。次に、第1図ないし第7B図を参
照してカードに入力した伝言を送信する操作について説
明する。まず、カード1の送信モード指定キーを押圧す
る(ステップS8)。続いて、第1図の送受信機3のカー
ド挿入口31にカード1を挿入する(ステップS9)。カー
ド1の接点18は送受信機内の接触子と接触し、メモリ22
に記憶された伝言内容が伝送される。送信される電文
は、送信側のカードの電話番号などの登録番号、伝言内
容および受信側の電話番号である。送信された電文は第
1図のたとえば変換機4のメモリ41に記憶される。送信
が完了すると(ステップS10)、送受信機の表示ランプ
がたとえば点灯して、カード1が排出される(ステップ
S11)。 第7C図は緊急通信をするときの操作を示すフロー図で
ある。次に、第1図ないし第7C図を参照して緊急通信を
するときの操作について説明する。まず、カード1の緊
急モード指定キーを押圧する(ステップS12)。これに
続く操作は第7B図と同じである。ただし、緊急通信の場
合には交換機4または別に設けられた伝言センタから無
線通信で送信先のカードを呼出す。カードが呼出無線を
アンテナ16で感知したとき、スピーカで呼出音を発す
る。カードの所持者は近くの送受信機3にカード1を挿
入して伝言を受けることができる。伝言の受信について
は次に第8図を用いて説明する。 第8図は伝言を受信するときの操作を示すフロー図で
ある。次に第1図ないし第8図を参照して伝言を受信す
るときの操作について説明する。受信者は第7A図に示す
伝言入力の場合と同様、まず自己の電話番号などの登録
番号を入力する(ステップS17)。制御回路25による照
合結果が可ならば、受信モード指定キーを押圧する(ス
テップS19)。続いて、カード1を第1図の送受信機3
または3′のカード挿入口31に挿入する(ステップS2
0)。送受信機3または3′は交換機4を呼出し(ステ
ップS21)、続いて、交換機4と回線を接続する(ステ
ップS22)。交換機4では受信側のカードから送られた
電話番号に基づいてメモリ41から該当する伝言データを
検出する(ステップS23)。該当する伝言データがあれ
ば交換機4から受信側のカードに伝言データを送信する
(ステップS24)。カードはメモリ22に伝言内容を記録
する。受信が完了したら(ステップS25)、送受信機3
はカードを排出し(ステップS26)、動作を終了する。 なお、カードが受信を完了すると交換機4のメモリ41
に記憶されていた伝言内容は自動的に消去されるように
してもよい。また、一定時間以内にカードによる受信操
作がない場合にも交換機4のメモリ41に記録されている
伝言内容は消去されるようにすることが望ましい。なぜ
なら、メモリ41は記憶容量が限られているからである。 第9図は相手から受信した伝言内容を聞くとき、また
は、自分が入力した伝言を確認するときの操作を示すフ
ロー図である。次に第1図ないし第9図を参照してカー
ドに記録された伝言内容を聞くときの操作について説明
する。伝言内容を聞くときは、まず、第2図のカード1
の再生モード指定キーを押圧する(ステップS27)。応
じて、カード1の制御回路25はメモリ22にディジタル化
されて記録されている伝言データをD/A変換器23でアナ
ログデータに変換し、スピーカ15で音声信号として発生
させる。再生が完了すると(ステップS28)、停止キー
を押圧する(ステップS29)。再生は何回でも可能であ
る。また、再生時には相手の電話番号をカード1の表示
部12に表示させることもできる。 第10図はカードに記録した内容を消去するときの操作
を示すフロー図である。次に、第1図ないし第10図を参
照してカードに記録した内容を消去するときの操作につ
いて説明する。消去するときは、伝言を入力するときお
よび受信するときと同様まず、暗証番号である登録番号
をキー入力する(ステップS30)。これは他人が勝手に
消去するのを防止するため暗証番号と予めメモリ22に記
録されている番号の一致を確認するためのものである。
番号が一致すれば、続いて、相手の電話番号をキー入力
する。カード1の制御回路25はメモリ22に記憶されてい
るデータと入力された相手の電話番号との照合を行なっ
て(ステップS33)、キーボード13からクリアキーが入
力されるとき(ステップS34)、該当するデータを消去
する。 また、このカードを利用して、無線により会話を行な
うことができる。 第11図は無線により会話を行なうシステムの一実施例
を示す。第11図に示すように、カードの所持者同士は相
互にもよりの交換機を通して会話を行なうことができ
る。 第12図は第11図に示すシステムを用いて無線により会
話を行なうときの操作を示す。次に、第11図および第12
図を参照して無線により会話を行なうときの操作につい
て説明する。カードの所持者は伝言を入力する場合など
と同様に電話番号などの登録番号をキー入力する(ステ
ップS35)。入力された登録番号が予め記録されている
番号と一致すれば、カード1の登録モード指定キーを押
圧する(ステップS37)。続いて、相手番号をキー入力
し(ステップS38)、次に、無線モード指定キーを押圧
する(ステップS39)。呼出信号がカード1のアンテナ1
6から発せられ、交換機4を通じて相手のカードに達し
て、相手のカードが応答した信号を発する。送信側のカ
ードが相手側のカードの応答を検知したら(ステップS4
0)、送信モード指定キーを押圧する(ステップS41)。
続いて、マイク14から伝言を入力する(ステップS4
2)。続いて、受信モード指定キーを押圧すると、(ス
テップS43)、受信のモードとなる。続いて、相手カー
ドの応答信号を検知して(ステップS44)、送られてく
る伝言を受信する(ステップS45)。受信完了してさら
に通話することがなければ、停止キーを押圧する(ステ
ップS47)。 また、カード1は第3図の説明で記述したように、銀
行カードとしても使用することができる。 第13図は取引の前にカードに必要な情報を入力すると
きの操作を示す。次に、この取引事前入力の操作につい
て説明する。まず、取引番号をカード1のテンキーから
入力する(ステップS48)。ここで取引番号とは、出
金、入金または振替の取引処理の別を表わす番号であ
る。続いて、暗証番号を入力する(ステップS49)。こ
の暗証番号は取引銀行の自分の口座を特定するために予
め定められている番号である。続いて、取引処理として
出金を選択した場合には、出金額を入力する(ステップ
S50)。入力されたデータはカード1のメモリ22に記憶
される。 第14図は第13図のフロー図に従って取引情報を入力し
たカードを利用して、銀行などに設置してある現金自動
取引装置を用いて取引処理を行なうときの操作および処
理を示す。次に、この操作および処理について説明す
る。ここで使用される現金自動取引装置のカードリーダ
にはカードとの情報の交換を行なうためカード1の接点
18に対応する接触子が設けられている。現金自動取引装
置がカードから読取った情報に基づいて取引処理を行な
うようにしてもよいが、カードのメモリに取引処理のプ
ログラムを記録しておいて、カードと一体となって取引
処理を行なうようにしてもよい。このために、カード1
の制御回路25のROMには取引処理のプログラムが記憶さ
れ、CPUは取引処理などの高度な処理をするものが使わ
れる。カードの記憶容量は大きいことが必要とされるの
でIC化されることが好ましい。以下、この発明のカード
をICカードと称す。 客はまず、カードの取引モード指定キーをキー入力す
る。続いて、第13図のフロー図に従って所定の情報を入
力したICカードを現金自動取引装置に挿入する(ステッ
プS51)。ICカードはカードの接点18を介して現金自動
取引装置と接続される。応じて、カードのCPUはROMに記
録している取引処理のプログラムに従い取引処理を行な
う。ICカードのCPUは予め登録してある暗証番号と第13
図の事前入力で入力された暗証番号との照合を行なう
(ステップS52)。この照合は事前入力された暗証番号
と磁気ストライプ17に記録された暗証番号との比較によ
り行なってもよい。一致していなければ、取引不可表示
をし(ステップS57)、ICカードを排出して(ステップS
60)、動作を終了するが、一致していればステップS53
に進み、現金自動取引装置の表示部に出金額の金額表示
をする。客は出金額を確認し、取引を行なう場合には現
金自動取引装置のキーボードの確認キーを押圧する(ス
テップS54)。客が出金額を変更したり、取引処理を中
止する場合には取消キーを押圧する(ステップS58)。
確認キーを押圧した場合には、出金伝票をお金とともに
排出し(ステップS55)、続いて、ICカードのメモリに
トランザクションを記録する(ステップS56)。続い
て、ICカードに事前に入力したデータを消去し(ステッ
プS59)、ICカードを排出して(ステップS60)、動作を
終了する。ステップS53で金額表示がされた後取消キー
が押圧された場合には上述で説明したステップS59から
後の動作がとられる。 また、第2図の説明にあるように、ICカード1は電卓
機能を有しているので日常の買物や家計の計算をすると
きにもこのカードを使用することができる。 発明の効果 以上のようにこの発明によれば、カードの第1記憶手
段に相手先の電話番号を示す情報とデジタル音声信号、
すなわち伝言を示す情報とを記憶しておけば、該カード
を送受信装置に接続することにより、所望の相手先に記
憶された伝言が回線および送受信装置を介して送信され
るので、相手が不在などの場合でも、自動的に相手に伝
言を残すことができる。また、カードの第1記憶手段に
受信者の電話番号を示す情報を記憶しておけば、該カー
ドを送受信装置に接続することにより、自己に送信され
てきた伝言を示す情報、すなわち不在中に相手側から送
信されて第2記憶手段に残されている伝言を示す情報を
任意に音声にして受信することができる。したがって、
カードを用いることにより、伝言を伝えたい相手が不在
などの場合でも自動的に相手に伝言を送信して残すこと
ができるとともに、相手は残された伝言を任意に音声に
して受信できる電話線を利用した送受信システムを得る
ことができる。 また、相手が不在中であるからといって何度も送信動
作が繰返されることは回避されるので、電話回線の混雑
が低減される。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の一実施例の電話線を利用した送受信
システムを示す。第2図はこの発明の一実施例のカード
の表面の外観図である。第3図は第2図のカードの裏面
の外観図である。第4図はこの発明の一実施例のカード
であってディジタルデータで外部の送受信機と交信する
ようにしたものの概略ブロック図である。第5図は第4
図のマイクとスピーカを兼用にしたものを示す。第6図
はこの発明の一実施例のカードであってアナログデータ
で外部の送受信機と交信するようにしたものの概略ブロ
ック図である。第7A図はカードに伝言を入力するときの
操作を示すフロー図である。第7B図はカードを用いて伝
言を送信するときの操作を示すフロー図である。第7C図
は緊急通信をするときの操作を示すフロー図である。第
8図は伝言を受信するときの操作を示すフロー図であ
る。第9図は受信された伝言を再生するときの操作を示
すフロー図である。第10図はカードに記録した伝言を消
去するときの操作を示すフロー図である。第11図はカー
ドを用いて無線通信を行なうシステムを示すフロー図で
ある。第12図は第11図のシステムを用いて無線により会
話を行なうときの操作を示すフロー図である。第13図は
銀行の現金自動取引装置などにより取引処理を行なうと
きの事前入力を示すフロー図である。第14図は第13図で
事前入力したカードを用いて取引処理をするときの操作
および処理を示すフロー図である。 図において、1はカード、3は送受信機、4は交換機、
11は電源部、12は表示部、13はキーボード、14はマイ
ク、15はスピーカ、16はアンテナ、17は磁気ストライ
プ、18は接点、21はA/D変換器、22はメモリ、23はD/A変
換器、24はインターフェイス、25は制御回路、26はマイ
クスピーカを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 迪 京都市右京区花園土堂町10番地 立石電 機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−7537(JP,A) 特開 昭59−92482(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.電話線を利用して電話送受信をするための電話送受
    信システムであって、送受信装置と、前記送受信装置に
    着脱自在に接続可能なカードとを備え、 前記カードは、 伝言を示す音声情報を電気的なアナログ音声信号に変換
    する音声変換手段と、 前記アナログ音声信号をデジタル音声信号に変換するA/
    D変換手段と、 受信者の電話番号を示す情報、相手先の電話番号を示す
    情報および前記デジタル音声信号を記憶する第1記憶手
    段と、 前記第1記憶手段に記憶した情報を送信するために、送
    信モードを指定する送信モード指定キーと、 前記送受信装置から伝言を示す音声情報を受信するため
    に、受信モードを指定する受信モード指定キーとを備
    え、 前記送受信装置は、 呼出先の電話番号を示す情報と前記カードから送信され
    た伝言を示す情報とを記憶するための第2記憶手段と、 前記カードとの接続および前記カードの前記送信モード
    指定キーのキー入力に応答して、前記カードに記憶され
    た情報を読取る第1読取手段と、 前記カードから読取った相手先電話番号を示す情報に基
    づいて、対応の回線を呼出す手段と、 前記呼出された回線を介して前記伝言を示す音声情報を
    送信する第1送信手段と、 前記カードとの接続および前記カードの前記受信モード
    指定キーのキー入力に応答して、前記カードに記憶され
    た受信者の電話番号を示す情報を読取る第2読取手段
    と、 前記カードから読取った受信者電話番号を示す情報に基
    づいて、前記第2記憶手段に呼出先電話番号を示す情報
    に対応して記憶されている伝言を示す情報を前記カード
    に送信する第2送信手段とを備える、電話線を利用した
    送受信システム。 2.前記送受信装置はさらに通話可能な送受話器を有す
    る、特許請求の範囲第1項記載の電話線を利用した送受
    信システム。 3.前記カードは、さらに、前記受信者電話番号を示す
    情報または前記相手先電話番号を示す情報を入力するた
    めのテンキーを備える、特許請求の範囲第1項または第
    2項記載の電話線を利用した送受信システム。
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