JP2674265B2 - Cvケーブル用プレハブ型接続部の部分放電検出方法 - Google Patents

Cvケーブル用プレハブ型接続部の部分放電検出方法

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JP2674265B2
JP2674265B2 JP2071421A JP7142190A JP2674265B2 JP 2674265 B2 JP2674265 B2 JP 2674265B2 JP 2071421 A JP2071421 A JP 2071421A JP 7142190 A JP7142190 A JP 7142190A JP 2674265 B2 JP2674265 B2 JP 2674265B2
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cable
partial discharge
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康雄 佐藤
正幸 山口
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、CVケーブル用プレハブ型接続部の部分放
電検出方法に関する。
[従来の技術] 154kv〜275kvCVケーブルの接続部として、架橋剤入り
ポリエチレンテープを用いたテープモールド式接続部、
あるいは押し出し装置を用いて溶融ポリエチレンを押出
成形により形成する押出モールド式接続部が実用化され
ている。後者の押出モールド式接続部は、加熱モールド
によりケーブル絶縁体と一体化するため電気絶縁性能が
優れているが、制限された時間で接続部を組み立てる場
合には適用が難しいという問題点があった。そこで、エ
ポキシ樹脂によるエポキシユニットとエチレンプロピレ
ンゴムやシリコンゴム等によるゴムモールドストレスコ
ーン、そしてこれに荷重を加えるためのスプリングユニ
ット等の部品を予めユニット化して組立て、それらによ
って構成されるプレハブ型接続部が開発されている。こ
のプレハブ型接続部は第2図に示すように、先ず接続さ
れるCVケーブル1,1′の端部を段剥ぎしてケーブル導体
2,2′を露出させ、接続管3を被せて接続する。この接
続部外周に被せる埋込電極4を内部に埋め込んだエポキ
シ絶縁筒5は左右の内面が円錐状のテーパー面5aを形成
した円筒状にモールド成形されたものである。そして、
埋込電極4の突起部4aと導体接続管3の外周は接続され
る。このエポキシ絶縁筒5の両側から段剥ぎされたケー
ブル1,1′の絶縁体1a,1a′との間に挿入される先端が円
錐状のテーパー面を有するゴムモールドストレスコーン
6,6′は、電界を緩和するためそれぞれ左右の後部に導
電ゴムで形成した導電部6a,6a′とから形成され、左右
の導電部6a,6a′の背部6b,6b′を保護銅管7の左右端部
に取り付けたスプリングユニット8,8′の押し金具9,9′
によって一定の荷重により圧着するように押圧する構造
となっている。
しかし、このようにユニット化して組立てる構造であ
るので、内部が密閉構造となるため、エポキシ絶縁筒5
とゴムモールドストレスコーン6,6′との間およびゴム
モールドストレスコーン6,6′とケーブル絶縁体1a,1a′
との間の界面状態が正常かどうか確認することができな
かった。この界面状態を確認するためには、プレハブ型
接続部の部分放電を検出することが重要であるが、この
ための方法はこれまで存在していなかった。
[発明が解決しようとする課題] プレハブ型接続部は、金属製の埋込電極を内蔵したエ
ポキシ絶縁筒(ユニット)に、ゴムモールドストレスコ
ーンを左右から挿着し、このゴムモールドストレスコー
ン背面をスプリングユニットにより押し荷重を加えて構
成される。このように、部品を組み合わせて構成される
されるため、エポキシ絶縁筒とゴムモールドストレスコ
ーンの界面や、ゴムモールドストレスコーンとケーブル
絶縁体との界面が正常であるかどうかの確認や、長時間
使用した場合の絶縁特性の低下がないのかの判定を行う
必要があった。
ところが、部分放電による放電パルスを検出し、ゴム
モールドストレスコーンとエポキシ絶縁筒、ゴムモール
ドストレスコーンとケーブル絶縁体との界面が正常状態
にあるかどうかを評価する手法がこれまでないという問
題点があった。
この発明は、このような点に鑑みてなされたもので、
CVケーブル用プレハブ型接続部の部分放電検出方法を提
供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明は、プレハブ型接続部の主絶縁体として用い
るエポキシユニットの外径部表面の導電層を、埋込電極
をカバーできる長さを有する主電極と、さらに所定の長
さの絶縁体を介して端部の接地電極を設け、かつ、主電
極の上に複数個の金属製の測定電極を設け、この測定電
極から測定リード線を各々部分放電検出器に接続し、部
分放電検出器により測定電極からの高周波電流パルスを
検出するようにしたCVケーブル用プレハブ型接続部の部
分放電検出方法である。
[実施例] 以下、図面に基づいてこの発明の実施例を説明する。
第1図は、プレハブ型中間接続部の上半部分のみを断面
図に示したもので、第3図(イ)及び(ロ)は、上記プ
レハブ型中間接続部の左右の測定電極付近の詳細図であ
る。前記した従来技術で説明した第2図に示す同一部材
には同一符号を付して説明する。即ち、プレハブ型中間
接続部のエポキシユニット5の外周表面に、エポキシユ
ニット5内に埋め込まれた埋込電極4を覆う長さの導電
層主電極10を設け、この主電極10と一定間隔を置いてエ
ポキシユニット5の両端の表面に導電層接地電極11,11
を設ける。そして、この導電層主電極10の左右端部の表
面には、第3図(イ)及び(ロ)に示すように、金属製
の測定電極13,13を取り付け、この測定電極13,13には、
それぞれ測定リード線14,14を接続する。なお、特に図
示しないが、接地電極11,11は、保護銅管7等を介して
アースされている。
次に、上記のように形成されたエポキシユニット5を
使用して中間接続部を構成する場合を説明する。先ず、
接続するCVケーブル1,1′の端部を段剥ぎしてケーブル
導体2,2′を露出させ、この外周に接続管3を被せて接
続する。この接続部外周に予め一方のCVケーブル1′に
挿通しておいた内面に環状に埋込まれた埋込金具4を有
するエポキシユニット5をを移動させて被せ、上記接続
管3の突起部と埋込金具4の突起部を当接させて接続す
る。次に、これも予めCVケーブル1,1′に挿通しておい
た先端にテーパー面を有するゴムモールドストレスコー
ン6,6′を左右から上記エポキシユニット5とCVケーブ
ル絶縁体1a,1a′外周との間に挿入する。そして、上記
エポキシユニット5の外周に二つ割の保護銅管7を被
せ、この保護銅管7の左右端部に取り付けられたスプリ
ングユニット8,8′の押し金具9,9′により挿入したゴム
モールドストレスコーン6,6′の背面部をそれぞれ中央
部側に荷重が加わるように押し付け、一体化させる。
上記エポキシユニット5の外周面には、埋込金具4を
覆う長さに導電層の主電極10と、この両端の表面に複数
個の金属製の測定電極13,13が予め形成されており、こ
れらからそれぞれ測定リード線14,14が保護銅管7の孔
を通して外部に引き出され、検出インピーダンス15に接
続される。また、上記エポキシユニット5の外周の主電
極10の両側には、一定間隔を置いてエポキシユニット5
の端部外周に接地電極11,11が予め形成されている。
したがって、測定電極13,13で受信した放電パルス
は、測定リード線14,14を通して検出インピーダンス15
を介して部分放電パルス測定装置16で検出される。ま
た、コンデンサ18の両端にかかる電圧を波形測定装置17
によって観察する。測定電極13を左右の2箇所設けるこ
とにより、左右に二つあるゴムモールドストレスコーン
6,6′のいずれにおいて部分放電が起きているかが判別
することができる。また、波形測定装置17によって観察
されたCVケーブルの電圧波形と部分放電パルスの測定波
形を比較することにより、CVケーブルのいずれの位置で
部分放電が発生したのかが判別することができる。な
お、波形測定装置17では変流器(CT)を介して電流成分
を検出してもよい。
[発明の効果] 以上説明した通り、この発明によれば、CVケーブル用
プレハブ型中間接続部のエポキシユニットの外周に予め
主電極と接地電極を設け、そして、この主電極に部分放
電測定リード線を接続して、プレハブ型中間接続部の部
分放電を検出できるようにしてなることから、運転中に
もプレハブ型中間接続部の絶縁診断が可能となる。ま
た、部分放電パルス測定装置と電圧波形測定装置を比較
することにより、電圧位相のどこでコロナが生じている
かが判別できる。さらに、金属製測定電極を二つのゴム
モールドストレスコーンの各々の上に一つずつ設置する
ことにより、どちらのゴムモールドストレスコーンから
コロナが出ているのか容易に測定することができ、より
正確なCVケーブル用プレハブ型接続部の絶縁診断が可能
となる。
さらにまた、主電極と一定間隔を置いてエポキシユニ
ットの端部表面に接地電極を設けていることから、エポ
キシユニット両側からのノイズ侵入を効果的に防止で
き、その結果精度の高い部分放電検出が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例のCVケーブル用プレハブ型
中間接続部の部分放電検出法の構成を示す断面図、 第2図は、従来のプレハブ型中間接続部の構成を示す断
面図、 第3図(イ)及び(ロ)は、第1図に示すCVケーブル用
プレハブ型中間接続部の金属製測定電極付近の詳細図で
ある。
【符号の説明】
1,1′……CVケーブル 1a,1a′……CVケーブル絶縁体 2,2′……ケーブル導体 3……接続管 4……埋込金具 5……エポキシユニット 6,6′……ゴムモールドストレスコーン 7……保護銅管 8,8′……スプリングユニット 9,9′……押し金具 10……主電極 11……接地電極 13……金属製測定電極 14……測定リード線 15……検出インピーダンス 16……部分放電パルス測定装置 17……波形測定装置 18……コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−1475(JP,A) 特開 昭63−131079(JP,A) 実開 昭61−117538(JP,U) 実開 平2−68629(JP,U) 実開 昭56−92426(JP,U) 実開 昭62−125322(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CVケーブル用接続部のエポキシユニットと
    ゴムモールドストレスコーンを組み合わせスプリングに
    よって一定の荷重を加えて構成されるプレハブ型接続部
    の、 エポキシユニットの外径部表面に埋込電極の大部分を覆
    うように主電極を設け、この主電極と一定間隔を置いて
    エポキシユニットの端部表面に接地電極を設け、上記主
    電極の左右端部に金属製測定電極を介して測定リード線
    を接続し、この測定リード線を検出インピーダンスに接
    続して部分放電検出器により部分放電を検出するように
    したことを特徴とするCVケーブル用プレハブ型接続部の
    部分放電検出方法。
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