JPH067145B2 - 電力ケーブルの部分放電測定方法 - Google Patents
電力ケーブルの部分放電測定方法Info
- Publication number
- JPH067145B2 JPH067145B2 JP30927488A JP30927488A JPH067145B2 JP H067145 B2 JPH067145 B2 JP H067145B2 JP 30927488 A JP30927488 A JP 30927488A JP 30927488 A JP30927488 A JP 30927488A JP H067145 B2 JPH067145 B2 JP H067145B2
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- Japan
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- power cable
- impedance
- electrode
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電力ケーブル等の絶縁劣化を診断するための電
力ケーブルの部分放電測定方法に関する。
力ケーブルの部分放電測定方法に関する。
第４図(a)は従来の部分放電測定方法を示す。電力ケー
ブル１が普通中間接続部２で接続され、両端に終端接続
部３を有する。普通中間接続部２の金属シースは接地線
４で接地され、電力ケーブル１の金属シースは終端接続
部３の近傍で接地線５で接地されている。
ブル１が普通中間接続部２で接続され、両端に終端接続
部３を有する。普通中間接続部２の金属シースは接地線
４で接地され、電力ケーブル１の金属シースは終端接続
部３の近傍で接地線５で接地されている。
部分放電を測定するときは、高電圧充電部６に高周波イ
ンピーダンスとなるチョークコイル７を接続して高周波
パルスを阻止し、結合コンデンサ８によって高周波パル
スを取り外す。この高周波パルスは絶縁体中で生じる部
分放電によってケーブル導体に誘起された部分放電信号
であり、検出インピーダンス９の両端に所定の電位差を
発生する。これを部分放電測定器10によって測定する。
ンピーダンスとなるチョークコイル７を接続して高周波
パルスを阻止し、結合コンデンサ８によって高周波パル
スを取り外す。この高周波パルスは絶縁体中で生じる部
分放電によってケーブル導体に誘起された部分放電信号
であり、検出インピーダンス９の両端に所定の電位差を
発生する。これを部分放電測定器10によって測定する。
第４図(b)は他の従来の部分放電測定方法を示す。普通
中間接続部２の接地線４に検出インピーダンス９を挿入
し、電力ケーブル１の金属シースに誘起される高周波パ
ルスを部分放電測定器10によって測定する。
中間接続部２の接地線４に検出インピーダンス９を挿入
し、電力ケーブル１の金属シースに誘起される高周波パ
ルスを部分放電測定器10によって測定する。
しかし、従来の部分放電測定方法によると、高電圧充電
部に結合コンデンサを接続したり、接地線を取り外して
検出インピーダンスを挿入しなければならないため、測
定のための準備が面倒で時間を要し、更に、常時活線状
態で測定できないという不都合がある。
部に結合コンデンサを接続したり、接地線を取り外して
検出インピーダンスを挿入しなければならないため、測
定のための準備が面倒で時間を要し、更に、常時活線状
態で測定できないという不都合がある。
従って、本発明の目的は部分放電測定のために特別の手
間を要しない電力ケーブルの部分放電測定方法を提供す
ることである。
間を要しない電力ケーブルの部分放電測定方法を提供す
ることである。
本発明の他の目的は活線状態において常時測定すること
ができる電力ケーブルの部分放電測定方法を提供するこ
とである。
ができる電力ケーブルの部分放電測定方法を提供するこ
とである。
本発明は上記の目的を実現するため、金属シースを被覆
するプラスチックシースの表面付近に、所定の検出電極
を設けて、検出インピーダンスの一端を接続し、他端を
接地して電力ケーブルの絶縁体中で発生する部分放電に
基づく高周波パルスを検出インピーダンスに導き、その
両端の電位差を測定する電力ケーブルの部分放電測定方
法を提供する。
するプラスチックシースの表面付近に、所定の検出電極
を設けて、検出インピーダンスの一端を接続し、他端を
接地して電力ケーブルの絶縁体中で発生する部分放電に
基づく高周波パルスを検出インピーダンスに導き、その
両端の電位差を測定する電力ケーブルの部分放電測定方
法を提供する。
電力ケーブルの絶縁体に部分放電が生じると、それに隣
接する導電部材、例えば、電気導体、金属シース等に高
周波パルスが誘起する。この高周波パルスを検出するた
めに金属シースに対向するように検出電極を取り付け
る。検出電極の取り付け位置はケーブル用金属シースに
対向する部分に限定するものではなく、終端接続部の銅
胴管の外周、中間接続部、絶縁接続部等の金属シースの
外周、接地線の外周等であっても良い。この検出電極は
検出インピーダンスに接続され、検出インピーダンスの
出力が部分放電測定器へ入力して高周波パルスの測定が
行われる。
接する導電部材、例えば、電気導体、金属シース等に高
周波パルスが誘起する。この高周波パルスを検出するた
めに金属シースに対向するように検出電極を取り付け
る。検出電極の取り付け位置はケーブル用金属シースに
対向する部分に限定するものではなく、終端接続部の銅
胴管の外周、中間接続部、絶縁接続部等の金属シースの
外周、接地線の外周等であっても良い。この検出電極は
検出インピーダンスに接続され、検出インピーダンスの
出力が部分放電測定器へ入力して高周波パルスの測定が
行われる。
以下、本発明の電力ケーブルの部分放電測定方法を詳細
に説明する。
に説明する。
第１図は本発明の概念図であり、普通中間接続部２ある
いは終端接続部３の近傍に平面電極（図示せず）を取り
付けて検出コンデンサ20を形成している。検出コンデン
サ20は検出インピーダンス９に接続され、検出インピー
ダンス９の両端の電圧に基づいて部分放電測定器10が高
周波パルスを測定する。
いは終端接続部３の近傍に平面電極（図示せず）を取り
付けて検出コンデンサ20を形成している。検出コンデン
サ20は検出インピーダンス９に接続され、検出インピー
ダンス９の両端の電圧に基づいて部分放電測定器10が高
周波パルスを測定する。
第２図は普通中間接続部２に平面電極（リング状）21を
取り付けて前述した検出コンデンサ20を形成する例を示
したもので、普通中間接続部２の外周に設けられている
ビニルシース22を包囲するように銅、アルミ等の平面電
極21が設けられている。平面電極21はリード線取付部21
aを有し、検出インピーダンス９に接続されている。平
面電極21は普通中間接続部２の金属シースとの間に検出
コンデンサ20を形成するが、このサイズ（面積）は、高
周波パルスの周波数帯域、検出インピーダンス９の値等
によって決定される。この場合、検出コンデンサ20のリ
アクタンスが大きくならないように各パラメータが決め
られる。
取り付けて前述した検出コンデンサ20を形成する例を示
したもので、普通中間接続部２の外周に設けられている
ビニルシース22を包囲するように銅、アルミ等の平面電
極21が設けられている。平面電極21はリード線取付部21
aを有し、検出インピーダンス９に接続されている。平
面電極21は普通中間接続部２の金属シースとの間に検出
コンデンサ20を形成するが、このサイズ（面積）は、高
周波パルスの周波数帯域、検出インピーダンス９の値等
によって決定される。この場合、検出コンデンサ20のリ
アクタンスが大きくならないように各パラメータが決め
られる。
第３図は絶縁接続部30に前述した検出コンデンサ20を形
成したものであり、絶縁接続部30の絶縁筒31の両側に平
面電極（リング状）21が設けられ、リード線取付部21a
を介して検出インピーダンス９に接続されている。検出
インピーダンス９への接続は差動接続になっており、そ
の中点は必要に応じて接地される。この差動接続によっ
て絶縁筒31の両側の金属シースの電位差に基づく電位が
検出インピーダンス９に印加されることになるが、その
両側の平面電極21のそれぞれに検出インピーダンス９を
接続して個々に測定しても良い。
成したものであり、絶縁接続部30の絶縁筒31の両側に平
面電極（リング状）21が設けられ、リード線取付部21a
を介して検出インピーダンス９に接続されている。検出
インピーダンス９への接続は差動接続になっており、そ
の中点は必要に応じて接地される。この差動接続によっ
て絶縁筒31の両側の金属シースの電位差に基づく電位が
検出インピーダンス９に印加されることになるが、その
両側の平面電極21のそれぞれに検出インピーダンス９を
接続して個々に測定しても良い。
以上説明した通り、部分放電に基づく高周波パルスを金
属シースの外側に取り付けた電極によって検出するもの
であるが、電極の形状、取付位置は実施例によって限定
されることはない。例えば、以下の変形を行っても良
い。
属シースの外側に取り付けた電極によって検出するもの
であるが、電極の形状、取付位置は実施例によって限定
されることはない。例えば、以下の変形を行っても良
い。
(1)接地用絶縁電線の外側に設けても良い。例えば、同
軸ケーブルの内部導体を接地用とし、外部導体を検出電
極としても良い。
軸ケーブルの内部導体を接地用とし、外部導体を検出電
極としても良い。
(2)気中終端部の接地側金具の近くにリング状に取りつ
けても良い。
けても良い。
(3)気中終端用碍管の接地側付近に絶縁した金属電極を
取り付けても良い。
取り付けても良い。
(4)金属電極を電気的および機械的に保護する必要があ
る場合にはその外側および／あるいは内側に補強用ビニ
ルテープ等の保護層を設けても良い。
る場合にはその外側および／あるいは内側に補強用ビニ
ルテープ等の保護層を設けても良い。
(5)電極は金属に限らず、金属化成紙等を使用しても良
い。
い。
(6)電極は常設しておいても良く、あるいは測定時にだ
け取り付けても良い。
け取り付けても良い。
以上説明した通り、本発明の電力ケーブルの部分放電測
定方法によると、金属シースを被覆するプラスチックシ
ースの表面付近に、所定の検出電極を設けて、検出イン
ピーダンスの一端を接続し、他端を接地して電力ケーブ
ルの絶縁体中で発生する部分放電に基づく高周波パルス
を検出インピーダンスに導き、その両端の電位差を測定
するようにしたため、測定のための準備作業が簡単にな
り、また、活線状態における常時の測定が可能になる。
更に、電力ケーブル線路等のシステムには実質的に手を
加えないため、システムの信頼性を低下することはな
い。
定方法によると、金属シースを被覆するプラスチックシ
ースの表面付近に、所定の検出電極を設けて、検出イン
ピーダンスの一端を接続し、他端を接地して電力ケーブ
ルの絶縁体中で発生する部分放電に基づく高周波パルス
を検出インピーダンスに導き、その両端の電位差を測定
するようにしたため、測定のための準備作業が簡単にな
り、また、活線状態における常時の測定が可能になる。
更に、電力ケーブル線路等のシステムには実質的に手を
加えないため、システムの信頼性を低下することはな
い。
第１図は本発明の概念を示す説明図、第２図および第３
図は本発明の２つの実施例を示す説明図、第４図(a)、
(b)は従来の部分放電測定方法を示す説明図。 符号の説明 １……電力ケーブル ２……普通中間接続部、３……終端接続部 ４、５……接地線、６……高電圧充電部 ７……チョークコイル ８……結合コンデンサ ９……検出インピーダンス 10……部分放電測定器 20……検出コンデンサ、21……検出電極 22……ビニルシース、30……絶縁接続部 31……絶縁筒
図は本発明の２つの実施例を示す説明図、第４図(a)、
(b)は従来の部分放電測定方法を示す説明図。 符号の説明 １……電力ケーブル ２……普通中間接続部、３……終端接続部 ４、５……接地線、６……高電圧充電部 ７……チョークコイル ８……結合コンデンサ ９……検出インピーダンス 10……部分放電測定器 20……検出コンデンサ、21……検出電極 22……ビニルシース、30……絶縁接続部 31……絶縁筒
Claims (1)
- 【請求項１】プラスチックシースで被覆された金属シー
スを有する電力ケーブルにおいて、 前記金属シースとの間に所定の静電容量を形成する所定
の検出電極を前記プラスチックシースの表面付近に設
け、 前記検出電極に検出インピーダンスの一端を接続すると
ともに、前記検出インピーダンスの他端を接地し、 前記電力ケーブルの絶縁体中で発生する部分放電に基づ
く高周波パルスを前記静電容量を介して前記検出インピ
ーダンスに導くことにより生じる前記検出インピーダン
スの両端の電位差を測定することを特徴とする電力ケー
ブルの部分放電測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30927488A JPH067145B2 (ja) | 1988-12-06 | 1988-12-06 | 電力ケーブルの部分放電測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30927488A JPH067145B2 (ja) | 1988-12-06 | 1988-12-06 | 電力ケーブルの部分放電測定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02154171A JPH02154171A (ja) | 1990-06-13 |
| JPH067145B2 true JPH067145B2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=17991022
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30927488A Expired - Lifetime JPH067145B2 (ja) | 1988-12-06 | 1988-12-06 | 電力ケーブルの部分放電測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH067145B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2932724B2 (ja) * | 1991-02-08 | 1999-08-09 | 日立電線株式会社 | 絶縁劣化診断方法 |
-
1988
- 1988-12-06 JP JP30927488A patent/JPH067145B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02154171A (ja) | 1990-06-13 |
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