JP3280502B2 - ケーブル端末部 - Google Patents

ケーブル端末部

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JP3280502B2
JP3280502B2 JP33706593A JP33706593A JP3280502B2 JP 3280502 B2 JP3280502 B2 JP 3280502B2 JP 33706593 A JP33706593 A JP 33706593A JP 33706593 A JP33706593 A JP 33706593A JP 3280502 B2 JP3280502 B2 JP 3280502B2
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諒一 小島
真弘 野口
裕 小林
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーブル端末部に係わ
り、特に無停電工事用としてあるいは移動用、応急用ケ
ーブルとして使用されるバイパスケーブルの端末部の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、送配電線路の工事等に伴う停
電を回避するために、あるいは非常災害時の応急送電な
どのために、バイパスケーブルを使用して区域外から電
力を供給することが行われている。
【0003】そして、このようなバイパスケーブルの端
末部として、例えば以下に示すような構造が知られてい
る。すなわち、この端末部においては、図4に示すよう
に、段剥ぎされたPNケーブル[エチレンプロピレンゴ
ム(EPゴム)絶縁クロロプレンシースケーブル]のよ
うなゴム、プラスチックケーブル1の導体2に、常法に
より導体接続端子3が接続され、導体接続端子3上から
ケーブル絶縁体4上にかけて、半導電性EPゴムからな
る円錐状の内部半導電部5が設けられている。またその
上にケーブル絶縁体4の端部にかけて、外側に向けてテ
ーパー状に拡径する端子挿入口を有し、先端部外周に円
筒状の接続用金具6が一体に成形された絶縁補強筒7
が、EPゴムモールドにより形成されており、この絶縁
補強筒7上にリード線として3本の錫めっき軟銅編組線
8が、互いに周方向に等間隔で縦添えされている。そし
て、これらの編組線8の片側端部(先端部)は接続用金
具6に接続され、他端部は、ほぼ3等分されて引出され
たケーブル遮蔽編組9の上にそれぞれ重ねられ、はんだ
付けにより接続されている。またこのようなはんだ付け
部の上には、接続用金具6の端部からケーブルシース1
0にかけて、クロロプレンゴムモールドにより保護防食
層11が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ケーブル端末では、接続用金具6とケーブル遮蔽編組9
との接続が不完全であると、片端接地の場合、接続用金
具6に電圧が誘起され、人が触れると感電するおそれが
ある。したがって、ケーブル遮蔽編組9は端末の接続用
金具6にリード線を介して確実に接続されている必要が
ある。
【0005】しかしながら、上記構造のバイパスケーブ
ル端末部においては、使用時に頻繁に屈曲が加えられ、
ケーブル遮蔽編組9と編組線8(リード線)との接続部
に引張り力が加わるため、ケーブル遮蔽編組9がはんだ
付け端部で切れやすいという問題があった。そして、ケ
ーブル遮蔽編組9に断線が生じることによって、片端接
地の場合に、上記したように接続用金具6に電圧が誘起
され、感電事故が発生するおそれがあった。
【0006】 そのため、従来から、図に示すよう
に、ケーブル1の両側端末部の接続用金具6間の電気抵
抗を測定することにより、前記したケーブル遮蔽編組9
の断線の有無を調べ、接続用金具6に確実に接続されて
いることを確かめている。
【0007】しかしながら、これによって測定値に異常
が検知された場合でも、断線が生じた箇所がどちら側の
端末部なのか、あるいはケーブル遮蔽編組9のはんだ付
け端部なのかケーブル本体部なのかを、明確に判別する
ことが困難であった。また、片側端末部に接続用金具6
がなく、遮蔽層が表面に露出していない場合には、前記
した抵抗の測定が不可能であった。
【0008】本発明はこのような点に対処してなされた
もので、ケーブル遮蔽層の導通確認の作業性が良く、か
つ断線等の異常の検知を容易にかつ確実に行うことがで
きるケーブル端末部を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のケーブル端末部
は、段剥ぎされたゴム、プラスチックケーブルの導体に
導体接続端子を固着するとともに、前記導体接続端子の
外側にケーブル絶縁体の端部に跨がって、先端部外周に
筒状の接続用金具が同心的に一体に成形された筒状の絶
縁モールド体を設け、前記接続用金具と前記ケーブルの
遮蔽層とをリード線を介して接続し、さらに前記接続用
金具の端部から前記ケーブルのシースに跨って保護防食
層を設けてなるケーブル端末部において、前記保護防食
層の前記ケーブルシース側端部の外表面に、前記ケーブ
ル遮蔽層と電気的に接続された導通確認用の導電体を埋
設してなることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明のケーブル端末部においては、保護防食
層の外表面に導電体が埋設され、かつ、この導電体がケ
ーブル遮蔽層と電気的に接続されているので、この導電
露出した外周面と、絶縁モールド体の先端部に固設
された接続用金具との間の電気抵抗を測定することによ
り、ケーブル遮蔽層のはんだ付け端部の断線の有無を知
ることができる。また、このようにしてケーブル遮蔽層
のはんだ付け端部の断線の有無を片側ずつ行うことがで
き、断線等の異常がどちら側の端末部に生じたのかを判
別することができる。さらに、両側の端末部の導電体間
の抵抗を測定することにより、ケーブル本体の遮蔽層の
導通を確認することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0012】図1は、本発明の一実施例であるバイパス
ケーブル端末部を示す断面図である。図1において、図
4に共通する部分には同一符号を付してある。
【0013】図1において、段剥ぎされたPNケーブル
のようなゴム、プラスチックケーブル1の導体2に常法
により導体接続端子3が接続され、この導体接続端子3
上からケーブル絶縁体4上にかけて、半導電性EPゴム
からなる円錐状の内部半導電部5が設けられている。ま
た、その上にはケーブル絶縁体4の端部にかけて、外側
に向けてテーパー状に拡径する端子挿入口を有し、先端
部外周に円筒状の接続用金具6が一体に成形された絶縁
補強筒7が、EPゴムモールドにより形成されており、
この絶縁補強筒7上にリード線として3本の錫めっき軟
銅編組線8が、互いに周方向に等間隔で縦添えされてい
る。これらの錫めっき軟銅編組線8は、一端が接続用金
具6に接続され、他端部が、ケーブル遮蔽編組9の端部
と重ね合わされてはんだ付けされている。
【0014】しかして、この実施例においては、図1に
示すように、保護防食層11の端部外表面に、真鍮など
からなる、内側に鍔部12aを有する金属製のリング1
2が埋設され、かつ、この金属製リング12の内側の鍔
部12aに、ケーブル遮蔽編組9、直接または他の
線を介してはんだ付け等により接続されている。
【0015】このようなケーブル端末部は、例えば次の
ようにして形成される。まず段剥ぎしたPNケーブルの
ようなゴム、プラスチックケーブル1の導体2に導体接
続端子3を常法により接続した後、導体接続端子3上か
らケーブル絶縁体4上にかけて、予めEPゴムモールド
により一体に成形しておいた、内周に半導電EPゴムモ
ールドからなる円錐状の内部半導電部5を有し、先端部
外周に円筒状の接続用金具6を有し、かつ端末側に向け
てテーパー状に拡径する端子挿入口6aが設けられた絶
縁補強筒7を嵌挿させる。次いで、その上にリード線と
して3本の錫めっき軟銅編組線8を、円周方向に等間隔
で縦添えし、これらの編組線8の両端部を、接続用金具
6およびケーブル遮蔽編組9の端部に、それぞれはんだ
付け等により接続する。次いで、これらの編組線8など
の上に、接続用金具6の端部からケーブルシース10に
かけてクロロプレンゴムの一体モールドにより、その端
部外表面に金属製リング12が埋設された保護防食層1
1を形成する。その際、ケーブル遮蔽編組9の端部ある
いはこれに接続された導線の端部を、金属製リング12
鍔部12aにはんだ付け等により接続する。
【0016】なお、本発明においては、金属製リング1
2は二つ割り構造のものを用いてもよく、また、このよ
うな金属製リング12に代えて銀ペイントを用いるよう
にしてもよい。さらに、このような導電体は、外表面に
部分的に設けられていてもよい。
【0017】次に、このような端末を用いたバイバスケ
ーブルにおけるケーブル遮蔽編組9の断線の有無の確認
方法について説明する。
【0018】まず、端末における接続用金具6とケーブ
ル遮蔽編組9の編組線8との接続部間の断線は、図2に
示すように、接続用金具6と金属製リング12とにそれ
ぞれ電極端子を当接させ、これらの間の電気抵抗を測定
することにより、導通が得られた場合に断線なし、導通
が得られなかった場合には断線ありと判断される。
【0019】次に、ケーブル本体内のケーブル遮蔽編組
9の断線は、両端末の金属製リング12間の電気抵抗を
測定することにより、上記と同様に判断される。
【0020】なお、本発明の端末部は、バイパス用のケ
ーブル以外にも、遮蔽層を接地する必要のあるゴム、プ
ラスチックケーブルの端末部であれば、広く適用するこ
とができる。また、保護防食層11の端部の外側には、
通常、EPゴム等からなる保護カバーが着脱自在に被嵌
され、導通確認のための測定用電極端子の当接時以外
は、金属製リング12はこの保護カバーにより覆われ
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のケーブル
端末部においては、ケーブル両側端末の導電体間、ある
いは各端末における導電体と接続用金具との間の電気抵
抗を測定することにより、ケーブル本体内のケーブル遮
蔽編組、あるいはケーブル端末における接続用金具6と
ケーブル遮蔽編組9の編組線8との接続部間の断線等の
異常を容易にかつ確実に検知することができ、断線箇所
の判別も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のバイパスケーブル端末部を
示す断面図。
【図2】その実施例において、ケーブル遮蔽編組の断線
の有無を確認する方法を説明するための図。
【図3】従来のバイパスケーブル端末部を示す縦断面
図。
【図4】従来のバイパスケーブル端末部において、ケー
ブル遮蔽編組の断線有無を確認する方法を説明するため
の図。
【符号の説明】
1………ゴム、プラスチックケーブル 2………ケーブル導体 3………導体接続端子 4………ケーブル絶縁体 5………内部半導電部 6………接続用金具 7………絶縁補強筒 8………錫めっき軟銅編組線 9………ケーブル遮蔽編組 10………ケーブルシース 11………保護防食層 12………金属製リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−124735(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 15/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段剥ぎされたゴム、プラスチックケーブ
    ルの導体に導体接続端子を固着するとともに、前記導体
    接続端子の外側にケーブル絶縁体の端部に跨がって、先
    端部外周に筒状の接続用金具が同心的に一体に成形され
    た筒状の絶縁モールド体を設け、前記接続用金具と前記
    ケーブルの遮蔽層とをリード線を介して接続し、さらに
    前記接続用金具の端部から前記ケーブルのシースに跨っ
    て保護防食層を設けてなるケーブル端末部において、 前記保護防食層の前記ケーブルシース側端部の外表面
    に、前記ケーブル遮蔽層と電気的に接続された導通確認
    用の導電体を埋設してなることを特徴とするケーブル端
    末部。
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