JP2666435B2 - 温度補償レベルシフト回路 - Google Patents

温度補償レベルシフト回路

Info

Publication number
JP2666435B2
JP2666435B2 JP63302571A JP30257188A JP2666435B2 JP 2666435 B2 JP2666435 B2 JP 2666435B2 JP 63302571 A JP63302571 A JP 63302571A JP 30257188 A JP30257188 A JP 30257188A JP 2666435 B2 JP2666435 B2 JP 2666435B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
level shift
shift circuit
schottky junction
circuit
effect transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63302571A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02149014A (ja
Inventor
昌彦 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP63302571A priority Critical patent/JP2666435B2/ja
Publication of JPH02149014A publication Critical patent/JPH02149014A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2666435B2 publication Critical patent/JP2666435B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0175Coupling arrangements; Interface arrangements
    • H03K19/0185Coupling arrangements; Interface arrangements using field effect transistors only
    • H03K19/018507Interface arrangements
    • H03K19/018535Interface arrangements of Schottky barrier type [MESFET]
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/003Modifications for increasing the reliability for protection
    • H03K19/00369Modifications for compensating variations of temperature, supply voltage or other physical parameters
    • H03K19/00384Modifications for compensating variations of temperature, supply voltage or other physical parameters in field effect transistor circuits

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、温度補償レベルシフト回路に関する。より
詳細には、ショットキ接合電界効果トランジスタおよび
ショットキ接合ダイオードにより構成される特に差動増
幅回路の入力レベルシフト回路であって、高温環境でも
安定に動作可能な温度補償レベルシフト回路に関する。
従来の技術 第5図(a)〜(c)、第6図および第7図を参照し
て、従来のレベルシフト回路およびその動作について説
明する。
従来のレベルシフト回路の例を第5図(a)〜(c)
に示す。第5図(a)〜(c)は、それぞれレベルシフ
ト回路の回路図を示している。以下、第5図(a)の回
路図に示したレベルシフト回路を中心に従来のレベルシ
フト回路を説明する。
第5図(a)の回路図に示したレベルシフト回路は、
接地電位にドレイン電極が接続され、ゲート電極を入力
端子とするノーマリーオン型ショットキ接合電界効果ト
ランジスタ(以後DMESFETと略す)501のソース電極にそ
れぞれアノード電極が接続されたショットキ接合ダイオ
ード(以後ダイオードと略す)503と、ダイオード503の
カソード電極にドレイン電極が接続され、ゲート電極お
よびソース電極が負の電源vssに接続されたDMESFET502
と、DMESFET502ドレイン電極に接続された出力端子506
とで主に構成される。
以下、第6図および第7図をともに参照して、第5図
(a)のレベルシフト回路の動作を説明する。第6図
に、上記ダイオード503の電流−電圧特性の温度特性を
接合温度(以後Tjと略す)が25℃および100℃の場合に
ついて示す。また、第7図に第5図(a)〜第5図
(c)の各レベルシフト回路の入出力直流伝達特性を示
す。
第5図(a)のレベルシフト回路において、DMESFET5
02は、通常チャネルが開いており、飽和領域動作を行う
ため定電流性を示す。ダイオード503は、Tj=25℃のと
き、第6図の601曲線の特性を示し、DMESFET502の定電
流値に応じた順方向電圧VfONを発生する。例えば上記の
定電流値が50μAであればVfONは約0.7Vとなる。DMESFE
T501は、ソースホロワを形成し、DMESFET502の定電流値
に対してオン状態となり、ゲート−ソース電極関にはV
GSON(a)なる電圧が発生する。DMESFET501は、そのゲ
ート電極電位が接地電位に対し、しきい値電圧VTD(<0
v)以下であれば飽和領域動作を行う。従って、例えばD
MESFET501、502のゲート幅が等しく、入力端子504の電
位VINがVIN<VTDの場合にはVGSON(a)=0vとなり、入
力端子504の電位VINに対し、VfON(a)のレベルシフト
が実現される。その結果、出力端子506の電位V
OUT(a)はVINの変化に追従し、第7図における曲線70
5で示す入出力直流伝達特性を示す。
第5図(b)に示したレベルシフト回路は、第5図
(a)のレベルシフト回路のDMESFET501をノーマリーオ
フ型ショットキ接合電界効果トランジスタ(以後EMESFE
Tと略す)507で置き換えた構成となっている。また、第
5図(c)に示したレベルシフト回路は、第5図(a)
のレベルシフト回路のDMESFET501および502をそれぞれE
MESFET513および514で置き換えた構成となっており、EM
ESFET514のチャネルを開くためバイアス電源519により
ゲートソース電極間電位差Vbiasが印加されている。
第5図(b)および(c)に示したレベルシフト回路
は、どちらも上記の第5図(a)のレベルシフト回路と
同様に動作する。すなわち、DMESFET508およびEMESFET5
14は、いずれも通常チャネルが開いており、飽和領域動
作を行うため定電流性を示す。ダイオード509および515
は、ダイオード503と同様Tj=25℃のとき、第6図の曲
線601の特性を示し、DMESFET508およびEMESFET514の定
電流値に応じた順方向電圧VfONを発生する。EMESFET507
および513は、ソースホロワを形成し、それぞれDMESFET
508およびEMESFET514の定電流値に対しオン状態とな
り、各ゲートソース電極間にはVGSON(b)およびVGSON
(c)なる電圧が発生する。EMESFET507および513はそ
のゲート電極電位が接地電位に対し、しきい値電圧VTE
(>0v)以下であれば飽和領域動作を行い、それぞれゲ
ート−ソース電極間にVGSON(b)およびVGSON(c)な
る電圧を発生し、入力端子510および516の電位に対し、
VGSON(b)+VfON(b)およびVGSON(c)+V
fON(c)なるレベルシフト動作を行う。その結果、第
5図(b)および(c)に示すレベルシフト回路は、第
7図708および709の曲線で示す入出力直流伝達特性を示
す。第5図(c)のレベルシフト回路において、EMESFE
T513および514のゲート幅が等しい場合、バイアス電圧V
biasとVGSON(c)は等しくなる。
上記の各レベルシフト回路においては、DMESFET501、
EMESFET507、513のゲート電極電位が接地電位に対し、V
G>VTDまたはVG>VTEなる電位関係となると、DMESFET、
EMESFETは非飽和領域動作を行う。そのためVINに対し、
ソース電極電位が追従せずレベルシフトが充分行われな
くなり、第7図に示す様にVOUTのVINに対する変化、い
わゆる直流ゲインが低下する。
発明が解決しようとする課題 一般に上記のレベルシフト回路と差動増幅回路とを接
続した回路は、メモリ回路の入力回路、センスアンプ等
に広く使用される。
この場合、レベルシフト回路は、差動増幅回路駆動ト
ランジスタを飽和領域動作状態で動作させるために必要
となる。しかしながら、上記従来のレベルシフト回路を
使用すると、接地電位をHレベルとする小振幅入力信号
に対し、以下に示す欠点を有する。
(1) 第5図(a)に示したレベルシフト回路を用い
た場合、DMESFET501が入力信号レベルに対し非飽和領域
動作を行うため、入出力ゲインが得られず入力振幅を減
衰させ、差動回路の動作余裕を低下させる。例えば第7
図に示したようにCML入力レベル(H=0v、L=0.5v)
に対しては入出力ゲインが0.65程度となってしまう。
(2) 第5図(b)に示したレベルシフト回路を用い
た場合、EMESFET507とDMESFET508とは、別工程により製
造されるため、素子特性に不均衡が生じ易い。特にEMES
FET507の能力がDMESFET508の能力よりも低くなった場
合、VGSON(b)は、EMESFET507に寄生するダイオード5
21のオン電圧となる。従って、ゲート電極が、入力信号
に対し、ロウインピーダンスとなり入力信号振幅劣化の
原因となることがある。
(3) 第5図(c)に示したレベルシフト回路を用い
た場合、バイアス電圧Vbiasを反映するVGSON(c)がEM
ESFET513のゲート−ソース電極間に発生し、寄生ダイオ
ード522がオフした状態、例えばVGSON(c)=0.5vに設
定する事が可能となる。しかしながら、Tjが100℃まで
上昇すると、ダイオード515の特性が、第6図の曲線602
に示すように変化する。そのためVGSON(c)=0.5vに
おいても寄生ダイオードがオン状態となるためゲート電
極がロウインピーダンス化する。高温環境においても入
力インピーダンスを低下させないためには、EMESFET513
のゲート幅を充分大きくとる方法があるが、素子寸法が
増大する。
従って、本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解
決した、高温環境においても入力インピーダンスが低下
しないレベルシフト回路を提供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明に従うと、接地電位にドレイン電極が接続さ
れ、ゲート電極およびソース電極が短絡され、バイアス
端子となっているノーマリーオン型ショットキ接合電解
効果トランジスタと、アノード電極が前記バイアス端子
に接続され、カソード電極が負の電源に接続されている
ショットキ接合ダイオードとで構成されたバイアス発生
回路と、 前記接地電位にドレイン電極が接続され、ゲート電極
を入力端子とする第1のノーマリーオフ型ショットキ接
合電界効果トランジスタと、アノード電極が前記第1の
ノーマリーオフ型ショットキ接合電界効果トランジスタ
のソース電極に接続されたショットキ接合ダイオード
と、ゲート電極が前記バイアス発生回路の前記バイアス
端子に接続され、ドレイン電極が前記ショットキ接合ダ
イオードのカソード電極に接続された出力端子となって
いる第2のノーマリーオフ型ショットキ接合電界効果ト
ランジスタと、前記第2のノーマリーオフ型ショットキ
接合電界効果トランジスタのソース電極と、前記負の電
源との間に接続された抵抗素子とで構成される複数のレ
ベルシフト回路とを具備し、前記各ノーマリーオフ型シ
ョットキ接合電界効果トランジスタのゲート−ソース電
極間電圧が温度補償されることを特徴とする温度補償レ
ベルシフト回路が提供される。
本発明の温度補償レベルシフト回路は、前記レベルシ
フト回路を2組具備し、それぞれの出力端子が、差動増
幅回路の1対の入力端子に接続されることが好ましい。
また、前記ノーマリーオフ型ショットキ接合電界効果ト
ランジスタおよびショットキ接合ダイオードとが、同一
製造工程によって製造されていることが好ましい。
作用 本発明の温度補償レベルシフト回路は、複数のレベル
シフト回路を具備し、各レベルシフト回路の定電流源EM
ESFETの寄生ダイオードと同一特性を有するダイオード
をバイアス発生回路に具備している。このダイオードに
よりレベルシフト回路定電流源EMESFETのゲート電極バ
イアスを制御するため、高温環境においても安定に動作
するものである。
以下、本発明を実施例により、さらに詳しく説明する
が、以下の開示は本発明の単なる実施例に過ぎず、本発
明の技術的範囲を何等制限するものではない。
実施例1 本発明の温度補償レベルシフト回路を第1図を参照し
て説明する。
第1図に、本発明の温度補償レベルシフト回路の一例
と差動増幅回路とを連結した回路の回路図を示す。第1
図の回路は、正補両相入力の入力端子VINおよび▲
▼から入力される信号をそれぞれ入力とする第1およ
び第2のレベルシフト回路およびバイアス発生回路で構
成された本発明の温度補償レベルシフト回路と、差動増
幅回路とをそれぞれ接点117および118で接続したもので
ある。
第1図の回路において、ドレイン電極が接地電位に接
続されたDMESFET115は、ゲート−ソース電極が短絡さ
れ、定電流素子として用いられている。DMESFET115のソ
ース電極には、ダイオード108のアノード電極がバイア
ス端子となる接点120で接続され、ダイオード108のカソ
ード電極は、負の電源vssに接続されている。以上の構
成によりDMESFET115およびダイオード108は、接点120を
バイアス端子とするバイアス発生回路となる。
ドレイン電極が接地電位に接続され、ゲート電極が入
力端子VINに接続されているEMESFET101のソース電極に
は、ダイオード106のアノード電極が接続されている。
ダイオード106のカソード電極には、EMESFET102のドレ
イン電極が接続され、EMESFET102のゲート電極は接点12
0に接続され、ソース電極は抵抗素子109を介して負の電
源vssに接続されて、第1のレベルシフト回路を構成し
ている。また、上記第1のレベルシフト回路と同様に、
ドレイン電極が接地電位に接続され、ゲート電極が入力
端子▲▼に接続され、さらにソース電極にダイオ
ード107のアノード電極が接続されているEMESFET103
と、ドレイン電極がダイオード107のカソード電極にの
接続され、ゲート電極が接点120に接続され、さらにソ
ース電極が抵抗素子110を介して負の電源vssに接続され
ているEMESFET104が第2のレベルシフト回路を構成して
いる。
第1および第2のレベルシフト回路は、接点117およ
び接点119で差動回路の一対の入力端子にそれぞれ接続
されている。
以下、第2図および第3図を共に参照して、上記の温
度補償レベルシフト回路の動作を説明する。
第2図は、本実施例の温度補償レベルシフト回路の入
出力伝達特性を示した図であり、第3図は、第1図の各
接点におけるレベル関係を示す図である。第2図におい
て、直線201および201′は、それぞれ上記のレベルシフ
ト回路のTj=25℃およびTj=100℃のときのEMESFET101
のソース電極電位を示す。また、直線202および202′
は、それぞれTj=25℃およびTj=100℃のときの上記第
1のレベルシフト回路の出力電位を示す。第3図におい
て、曲線301および301′は、それぞれTj=25℃およびTj
=100℃のときのEMESFET101のソース電極電位を示し、
曲線▲▼および▲▼′は、それぞれTj=25
℃およびTj=100℃のときのEMESFET103のソース電極電
位を示す。さらに、曲線302および302′は、それぞれTj
=25℃およびTj=100℃のときの上記第1のレベルシフ
ト回路の出力電位を示し、曲線▲▼および▲
▼′は、それぞれTj=25℃およびTj=100℃のときの
上記第2のレベルシフト回路の出力電位を示す。また、
直線303および303′は、それぞれTj=25℃およびTj=10
0℃のときのEMESFET102のゲート電極電位を示し、直線3
04および304′は、それぞれTj=25℃およびTj=100℃の
ときのEMESFET102のソース電極電位を示す。
DMESFET115は、上記のようにゲート−ソース電極が短
絡されている定電流素子であり、接点120の電位にかか
わらずダイオード108に定電流を供給する。ダイオード1
08はこの状態で、第6図曲線601に示すように、Tj=25
℃において順方向立上がり電圧VfONを発生する。
EMESFET102において、ゲート電極は、負の電源VSS
電位に対し、VfONにバイアスされるのでEMESFET102は、
飽和領域動作を行い、定電流性を示す。抵抗素子109の
抵抗値は、この定電流が抵抗素子109を流れた場合、ゲ
ート−ソース電極間電位差VGSON102が寄生ダイオード12
4のオン電圧に達しない程度に、ソース電極121の電位が
VSSよりも高くなるように選択されている。一方、EMESF
ET101のゲート−ソース電極間電位差VGSON101は、従来
例の第5図(c)の回路において説明したように、V
GSON102を反映した電圧を発生する。例えばEMESFET101
および102が、同一のゲート幅を有する場合、VGSON102
=VGSON101となり、従って、寄生ダイオード123は、寄
生ダイオード124と同様にオフ状態となる。EMESFET102
は、抵抗素子109が存在しても定電流動作を行うので、
入力電位VINに対し、第1のレベルシフト回路の出力電
位である接点117の電位V117は、第2図の直線202に示さ
れるように V117=VIN−VGSON101−VfON となる。
Tjが上昇し、100℃となった場合には、第6図の曲線6
02に示すようにダイオード108の順方向の立上がり電圧
は低下し、VfON′となる。このとき、EMESFET102のゲー
ト電極電位もVfONからVfON′に低下する。そのためEMES
FET102のゲート−ソース電極間電位差もVGSON102′とな
り、寄生ダイオード124は、抵抗素子109の電圧発生機構
によりオフ状態となる。従って、EMESFET101の寄生ダイ
オード123もVGSON101′にバイアスされオフ状態とな
る。この時の入力電位VINに対する第1のレベルシフト
回路の出力電位である接点117の電位V117′は第2図20
2′で示されるように V117′=VIN−VGSON101′−VfON′ となる。
従って、上記のレベルシフト回路においては、Tjが上
昇した場合でも、EMESFET101、102のゲート−ソース電
極間電位差は、ダイオード108の温度特性により温度補
償されるものである。
第2のレベルシフト回路は、EMESFET103のゲート電極
に第1のレベルシフト回路の入力と逆相の信号▲
▼が入力し、EMESFET104のゲート電極は、第1のレベル
シフト回路のEMESFET102のゲート電極と共通に接点120
に接続されている。従って、第2のレベルシフト回路
も、第3図の曲線▲▼、▲▼、▲
▼および▲▼に示すように上記の第1のレベル
シフト回路と同様に動作する。
本実施例の温度補償レベルシフト回路では、第5図
(c)に示した従来のレベルシフト回路の入力リーク電
流が、Tj=100℃の時に約70μAであったものが、1/7に
低減可能となった。
従って、上記の第1および第2のレベルシフト回路
は、正補両相入力VINおよび▲▼に対応し、レベ
ルシフト電圧を接点117および119に発生する。接合温度
Tjの上昇によってレベルシフト電圧は低下するが、差動
増幅回路は同相入力成分に対しては、ゲインがほぼ“0"
であるため、安定に動作するものである。
実施例2 第4図に、本発明の温度補償レベルシフト回路の他の
実施例の回路図を示す。第4図に示す本発明の温度補償
レベルシフト回路は、本発明の実施例1ものと同様なバ
イアス発生回路と、やはり実施例1の第1および第2の
レベルシフト回路と同様な3組のレベルシフト回路とで
構成されるものである。
すなわち、ドレイン電極が接地電位に接続されたDMES
FET401は、ゲート−ソース電極が短絡され、定電流素子
として用いられている。DMESFET401のソース電極には、
ダイオード402のアノード電極が接点404で接続され、ダ
イオード402のカソード電極は、負の電源vssに接続され
ている。さらに、抵抗素子403が接点404に接続され、上
記のDMESFET401およびダイオード402とともに接点405を
バイアス端子とするバイアス発生回路を構成している。
また、それぞれドレイン電極が接地電位に接続され、
ゲート電極が入力端子VIN1、VIN2およびVIN3に接続され
ているEMESFET411、413および415のソース電極には、そ
れぞれダイオード417、418および419のアノード電極が
接続されている。ダイオード417、418および419のカソ
ード電極には、EMESFET412、414および416のドレイン電
極が接続され、EMESFET412、414および416のゲート電極
はそれぞれバイアス端子405に接続され、ソース電極は
それぞれ抵抗素子420、421および422を介して負の電源v
ssに接続されて、第1、第2および第3のレベルシフト
回路を構成している。
各レベルシフト回路の動作は、上記の実施例1のレベ
ルシフト回路と同様である。本実施例の温度補償レベル
シフト回路においては、第1、第2および第3のレベル
シフト回路がバイアス端子405に接続されるので、定電
流EMESFET412、414および416のそれぞれの寄生ダイオー
ドリーク電流が重畳されて抵抗素子403を流れる。従っ
て、接点404よりバイアス端子405の電位は低くなり、定
電流EMESFET412、414および416のそれぞれのゲート−ソ
ース電極間電位差は、抵抗素子403を使用しない場合と
較べ、さらに低下する。そのため入力端子VIN1、VIN2
よびVIN3それぞれに流入する入力リーク電流も、抵抗素
子403を用いない場合に較べ、さらに減少する。また、
接合温度Tjが上昇しても実施例1の温度補償レベルシフ
ト回路と同様ダイオード402の温度特性により、EMESFET
412、414および416のゲート−ソース電極間電位差は、
温度補償されるものである。
発明の効果 以上説明したように、本発明の温度補償レベルシフト
は、接合温度が高温となった場合でもレベルシフト回路
の入力インピーダンスの低下を防ぐことが可能であり、
また、接地電位付近の小信号振幅を減衰させることなく
レベルシフトする。
これは、本発明の温度補償レベルシフト回路が、従来
のEMESFET構成によるレベルシフト回路の定電流源EMESF
ETのゲート電圧をダイオードの順方向電圧によりバイア
スし、定電流源EMESFETのソース電極と負電源との間に
抵抗を具備する構成を有するためである。
従って、本発明により、入力リーク電流の小さく、ま
た、振幅劣化の少ないため差動増幅回路の誤動作を防ぐ
ことが可能な差動増幅回路入力用レベルシフト回路が提
供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の温度補償レベルシフト回路と差動増
幅回路とを連結した回路の一例の回路図であり、 第2図は、第1図の温度補償レベルシフト回路の入出力
直流伝達特性図であり、 第3図は、第1図の温度補償レベルシフト回路のレベル
関係図であり、 第4図は、本発明の温度補償レベルシフト回路の他の実
施例の回路図であり、 第5図(a)〜(c)は、それぞれ従来のレベルシフト
回路の回路図であり、 第6図は、レベルシフト回路に用いられるショットキ接
合ダイオードの電圧−電流特性およびその温度依存性を
示す図であり、 第7図は、従来のレベルシフト回路の入出力直流伝達特
性である。 〔主な参照番号〕 101、102、103、104、111、112、411、412、413、414、
415、416、507、513、514……EMESFET、 113、115、401、501、502、508……DMESFET、 106、107、108、402、417、418、419、503、509、515…
…ダイオード、 109、110、R1、R2、403、420、421、422……抵抗素子、 123、124、520、521、522……寄生ダイオード、 117、119……レベルシフト回路出力接点

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接地電位にドレイン電極が接続され、ゲー
    ト電極およびソース電極が短絡され、バイアス端子とな
    っているノーマリーオン型ショットキ接合電界効果トラ
    ンジスタと、アノード電極が前記バイアス端子に接続さ
    れ、カソード電極が負の電源に接続されているショット
    キ接合ダイオードとで構成されたバイアス発生回路と、 前記接地電位にドレイン電極が接続され、ゲート電極を
    入力端子とする第1のノーマリーオフ型ショットキ接合
    電界効果トランジスタと、アノード電極が前記第1のノ
    ーマリーオフ型ショットキ接合電界効果トランジスタの
    ソース電極に接続されたショットキ接合ダイオードと、
    ゲート電極が前記バイアス発生回路の前記バイアス端子
    に接続され、ドレイン電極が前記ショットキ接合ダイオ
    ードのカソード電極に接続された出力端子となっている
    第2のノーマリーオフ型ショットキ接合電界効果トラン
    ジスタと、前記第2のノーマリーオフ型ショットキ接合
    電界効果トランジスタのソース電極と、前記負の電源と
    の間に接続された抵抗素子とで構成される複数のレベル
    シフト回路とを具備し、前記各ノーマリーオフ型ショッ
    トキ接合電界効果トランジスタのゲート−ソース電極間
    電圧が温度補償されることを特徴とする温度補償レベル
    シフト回路。
  2. 【請求項2】前記レベルシフト回路を2組具備し、それ
    ぞれの出力端子が、差動増幅回路の1対の入力端子に接
    続されることを特徴とする請求項(1)に記載の温度補
    償レベルシフト回路。
  3. 【請求項3】前記ノーマリーオフ型ショットキ接合電界
    効果トランジスタおよびショットキ接合ダイオードと
    が、同一製造工程によって製造されていることを特徴と
    する請求項(1)または(2)に記載の温度補償レベル
    シフト回路。
JP63302571A 1988-11-30 1988-11-30 温度補償レベルシフト回路 Expired - Lifetime JP2666435B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63302571A JP2666435B2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 温度補償レベルシフト回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63302571A JP2666435B2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 温度補償レベルシフト回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02149014A JPH02149014A (ja) 1990-06-07
JP2666435B2 true JP2666435B2 (ja) 1997-10-22

Family

ID=17910580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63302571A Expired - Lifetime JP2666435B2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 温度補償レベルシフト回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2666435B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3315178B2 (ja) * 1993-02-19 2002-08-19 三菱電機株式会社 レベルシフト回路
JP3171177B2 (ja) * 1998-12-15 2001-05-28 日本電気株式会社 レベルシフト回路、該レベルシフト回路を用いた入力回路及び出力回路
CN115933795B (zh) * 2023-01-06 2023-06-20 南京邮电大学 一种应用于电源管理单元的超低功耗基准电流源电路

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01194511A (ja) * 1988-01-28 1989-08-04 Fujitsu Ltd 集積回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02149014A (ja) 1990-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5525897A (en) Transistor circuit for use in a voltage to current converter circuit
US4678950A (en) Output circuit having an improved protecting circuit
US5266887A (en) Bidirectional voltage to current converter
US4274014A (en) Switched current source for current limiting complementary symmetry inverter
NL8001492A (nl) Stroomspiegelschakeling.
JPH0613820A (ja) エンハンスメント/デプリーション・モード・カスコード電流ミラー
EP0138823B1 (en) A current source circuit having reduced error
JPH073958B2 (ja) 終端回路
US5021730A (en) Voltage to current converter with extended dynamic range
US4879524A (en) Constant current drive circuit with reduced transient recovery time
JP3492765B2 (ja) レベル変換回路
US4883985A (en) Mesfet latch circuit
JP2666435B2 (ja) 温度補償レベルシフト回路
JPS6119134B2 (ja)
US4317082A (en) Current mirror circuit
JPH0618293B2 (ja) 演算増幅器
JP2570185B2 (ja) サンプルホールド回路
US4847566A (en) CMOS Amplifier having enhanced current sinking and capacitance load drive
JPS61293017A (ja) アナログ・スイツチ回路
JP2579517B2 (ja) 基準電圧発生回路
JPH0543216B2 (ja)
JP2705169B2 (ja) 定電流供給回路
JPH01817A (ja) 論理回路
JPH04328397A (ja) 定電位発生用半導体装置
US20230290385A1 (en) Bias generation circuit and memory circuit