JP2657835B2 - 画像記録装置の記録用紙搬送装置 - Google Patents

画像記録装置の記録用紙搬送装置

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JP2657835B2
JP2657835B2 JP63269091A JP26909188A JP2657835B2 JP 2657835 B2 JP2657835 B2 JP 2657835B2 JP 63269091 A JP63269091 A JP 63269091A JP 26909188 A JP26909188 A JP 26909188A JP 2657835 B2 JP2657835 B2 JP 2657835B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は電子写真複写機やレーザープリンタ等の画
像記録装置に用いるシート状記録用紙の搬送装置に関
し、特にシート状記録用紙に多重または両面記録するこ
とのできる画像記録装置における記録用紙搬送装置の改
良に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、電子写真複写機やレーザープリンタ等の画像
記録装置においては、記録用紙の片面記録だけでなく両
面記録もできる自動両面記録装置の技術が種々提案され
ている。従来の自動両面記録装置においては、画像処理
部において用紙の一方の面に画像記録したのち、該用紙
を一旦中間にストックし、再び該用紙を搬送して画像形
成部に送り込むようになっており、このような自動用紙
循環搬送装置は、特開昭59−82247号、特開昭59−11422
7号、特開昭60−2241号の各公報に開示されている。
一方、前記記録用紙の両面に画像記録する両面コピー
モードのほかに、記録用紙の一面に複数原稿の画像を重
ね合わせて複写画像を得る多重コピーモードの両モード
による画像形成手段を有する画像記録装置に関する技術
が開発され、例えば特開昭62−123474号公報に開示され
ている。
上記公報によれば、一枚の多重コピーモードの場合に
は、給紙・転写・分離・定着された記録用紙は、多重モ
ード用の循環搬送路に送られたのち、次に操作部からの
多重コピー指令により、再度画像形成部に供給されて、
記録用紙の同一面に複写画像を形成するようにしたもの
である。
また、一枚の両面コピーモードの場合には、記録用紙
は、片面複写されたのち、一度排出ローラから機外へ出
され逆転して表裏反転されて、上記循環搬送路から再度
画像形成部に供給されて、記録用紙の反対面に複写画像
を形成する。
複数枚数の多重コピーの場合には、定着された記録用
紙は上記一枚コピーの両面コピー時と同様の制御により
排出ローラにより一部排紙されたのち、排紙ローラを逆
転駆動することにより、循環搬送路の一部から分岐して
中間スタッカーに収容される。この動作を繰り返し、第
1面コピーされた記録用紙はすべて中間スタッカーに収
納される。その後、次のコピー指令により記録用紙は中
間スタッカーから送り出されて前記循環搬送路を通過し
て、再度画像形成部へ至り、第2面のコピーが実行され
る。
一方、複数の両面コピーの場合には、前記一枚多重コ
ピー時と同様の制御により、定着装置から循環搬送路の
一部に至り、ここで分岐して中間スタッカーに収容され
る。以後の動作は上述の多重コピーの場合と同様であ
る。
このような両面コピーと多重コピーを可能にした複写
機の記録用紙の搬送過程の一例を第7図に示す。
図において、3は感光体ドラム廻りの画像形成部、4
は複写紙供給部(給紙部)、5は複写紙搬送部、6は定
着器、7は反転排紙切替部、8は分岐搬送部、9はスタ
ッカー部である。
次に、複写紙の給紙過程を説明する。図において、一
点鎖線は複写紙の搬送径路を示す。
給紙部4の給紙カセット又は給紙トレイ内の収納され
た片面複写のための記録用紙(複写紙)PAは、選択され
た第1給紙手段の作動により一枚ずつ送り出され、給送
部5Aに送り込まれ、引き続き画像形成部3において、複
写機の原稿台ガラス上に自動または手動により載置され
た原稿の原稿画像が複写紙PA上に形成される。片面に複
写された複写紙PA搬送部5Bの搬送ベルトを介して定着器
6で加熱定着される。
定着器6の下流側には定着後の複写紙PAを直進させて
機外に排紙する排紙径路aと、両面複写のため下方径路
のガイド板に導入する導入径路bと、反転排紙のための
径路cとを切り替える機能を有する反転排紙切替部7が
設けられている。
上記反転排紙切替部7を通して下方に送られてきた複
写紙PBは、分岐搬送部8の正逆転ローラにより搬送され
てスタッカー部9に送り込まれる。
両面複写モード時には、スタッカー部9に送入された
複写紙PBは、入口部の切替ゲート手段91を直進し、反転
搬送手段92によってUターンして左下方に向けて放出さ
れ、スタッカー基板93の上面を摺動し、更に落下後には
該基板の傾斜面に沿って滑降して先端ストッパに到達し
て停止する。
引き続きスタッカー部9に送り込まれた後続の複写紙
PBも次々とスタッカー基板93上のの先行複写紙PB上を滑
走し、先端ストッパに到達して停止し堆積状態となり、
これら複写紙PBの先端が揃えられる。
次にスタッカー基板93の傾斜下端付近で複写紙搬送下
流側には再給紙手段が設けられている。再給紙手段は、
第1給紙手段94、分離給紙手段95、第2給紙手段96等か
ら構成されている。
再給紙信号が入力されると、スタッカー基板93上に積
載された複写紙PBは、第1給紙手段94の押圧部材94Aに
より上方から押圧されるとともに、下方の送り出しロー
ラ94Bの回転により送り出され、分離給紙手段95により
最下層の1枚の複写紙PB1のみが分離されて第2給紙手
段96に送り出される。
第2給紙手段96のローラに挟持されて給送された1枚
の複写紙PB1は、更に排紙ローラ97の間で挟圧されて給
送部5Aに送り込まれる。この複写紙PB1は引き続き画像
形成部3において複写紙PBの裏面複写が行われ、定着器
6で定着処理されたのち、反転排紙切替部7の排紙径路
aを通過して機外に排出される。
次に複写紙PAの片面に第1の原稿の複写画像を形成し
たのち、同一紙面に第2の原稿の複写画像を形成させる
多重複写モードに設定したときは、複写紙PAは前述と同
様にして反転排紙切替部7から分岐搬送部8を経てスタ
ッカー部9の入口部に送入される。この多重複写モード
においては、入口部の切替ゲート手段91のゲート板が揺
動されていて、送入された複写紙PBは、破線で示す斜下
方にガイドされ、スタッカー基板93の左上方から滑降し
て先端ストッパに到達して停止する。その後、該複写紙
PBは、再給紙手段により再給送され排紙ローラ97,給送
部5Aを経て画像形成部3において、第1の原稿の画像が
形成された複写紙PBの同一片面に重ねて第2の原稿の複
写画像が形成され、定着器6,排紙径路aを通過して機外
に排出される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記スタッカー基板93上に積載される複写紙PBは、多
重複写時には、両面複写時の複写紙投入口とは異なる方
向から搬入されてスタック整列され、更にスタックされ
る複写紙のカーリングも逆になる。このため両面複写モ
ードと多重複写モードの何れのモードにおいても、複写
紙の先端揃えや、複写紙幅方向の整列や、堆積状の複写
紙の押圧整列等を正確かつ安定して行うためには、複雑
なメカニズムを必要とする。
また、両面複写時には、スタッカー基板93上の複写紙
PBは複写画像面(トナー溶着面)が上向きになって積み
重ねられている。第8図はこの複写紙積載状態を示す第
1給紙手段94の説明図である。
図において、スタッカー基板93上に積載された複写紙
束から最下層の1枚目の複写紙PB1を給紙するとき、そ
の画像面のトナーを2枚目の複写紙PB2の白紙面(ウラ
面)へこすりながら移動する。2枚目の複写紙PB2は押
圧部材94Aの押圧荷重によって摩擦停止しているため、
1枚目の複写紙PB1の画像面の全面が通過する間中、2
枚目の複写紙PB2の白紙面の1箇所(送り出しローラ94B
との押圧荷重点)に摺接し付着する。このようなローラ
ーマーク発生現象は、送り出しローラ94Bの外周上に接
し、画像面上向きに積載された複写紙が、その最下層か
ら送り出す底送り方式において顕著に表れる。
近年、大型原稿や大サイズ複写紙の装填を可能にした
複写機が要望されてきた。該複写機においては、給紙部
4に収容される複写紙のサイズは、通常最大A3判であ
る。これ以上の複写紙サイズ、例えばA2判や17インチ×
22インチ判等の特大複写紙を複写機に充填するには、大
型給紙カセットが複写機外に大きく突出してしまう。第
8図および第9図はこのカセット装着状態を示す正面図
である。
第9図は給紙カセット4Aを従来の前面操作型のペーパ
ートレイの斜上方に着脱可能に設置した例である。ま
た、第10図は、従来の前面操作型のペーパートレイを小
型に縮小し、最上段に着脱可能な大型給紙トレイ4Bを水
平配置した例である。上記、何れの給紙カセットも、複
写機本体の斜上方または側方に大きく突出し側方空間を
必要とするばかりでなく、給紙カセットの着脱操作が極
めて困難である。
このような大型給紙カセットや特殊サイズ給紙カセッ
トは複写機内の下方付近に収容するのが好ましいが、両
面複写や多重複写を行う複写紙搬送装置が存在する場合
には、配置が困難である。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は上記のような記録用紙搬送装置における諸
問題点を排除して、両面記録時,多重記録時における記
録用紙搬送・中間スタックを円滑になし、記録用紙を正
確かつ安定して導入して所定の収容部に整然と紙揃え
し、更に両面・多重両複写モードによる複写紙搬送を確
実に動作させる記録用紙搬送装置を提供することを目的
とするものである。
また、上記複写紙にローラーマークを発生することの
ない記録用紙搬送装置を提供することを目的とするもの
である。
更に、上記両面・多重両複写モードを可能にする画像
記録装置内に、大型記録用紙を収容する給紙カセットを
複写機前面から操作できる記録用紙搬送装置を提供する
ことを目的とするものである。
これらの目的を達成するこの発明の画像記録装置の記
録用紙搬送装置は、多段に配設した給紙部から給送され
た記録用紙を、画像形成部に搬送するための第1の給紙
路経由で画像形成部により記録用紙の片面に画像記録し
たのち、排出路へ排出するかまたは該記録用紙を記録用
紙搬送装置のスタッカー部に搬送・集積し、更に該記録
用紙を上記画像形成部へ再給紙してこの記録用紙の前記
画像記録面に多重記録またはこの画像記録面の裏面に記
録する画像記録装置の記録用紙搬送装置において、画像
記録装置の排出路から分岐された分岐搬送路と、この分
岐搬送路から搬送される記録用紙を堆積するスタッカー
部と、このスタッカー部の先端部分に配置した再給紙部
と、この再給紙部の搬送下流側に配置し、スタッカー部
内の記録用紙を前記第1の給紙路へ搬送する順搬送路
と、この順搬送路とは別にスタッカー部から供給された
記録用紙を反転させる反転搬送路と、前記スタッカー部
の搬送下流側に位置し、前記順搬送路と前記反転搬送路
に切り替えるように軸着され、それぞれの搬送路壁面を
形成する面と供給される記録用紙を前記反転搬送路側へ
案内する案内円弧面とを備えた切り替え手段と、前記ス
タッカー部の下方に配置され、かつ前記多段に配設した
給紙部の側方に配置され、画像記録装置の操作前側から
装着、取り出し作業を行う記録用紙の用紙収納装置と、
この用紙収納装置から記録用紙を取り出し、搬送する第
2の給紙路と、この第2の給紙路と前記反転搬送路とを
接続し、前記切り替え手段の切り替えによりスタッカー
部の記録用紙を反転搬送路から第2の給紙路へ搬送し、
この第2の給紙路の搬送ローラを逆転させて、前記反転
搬送路へ搬送し、この記録用紙を前記第1の給紙路へ搬
送する搬送路と、を備えたユニットからなり、スタッカ
ー部の先端からの記録用紙を再給紙部を経て切り替え手
段により順搬送路側と第2の給紙路側の反転搬送路側と
に切り替え、それぞれの搬送路を経由して前記第1の給
紙路へ記録用紙を搬送することを特徴とするものであ
る。
〔実施例〕
以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づいて説明
する。なお、図中、前記と同じ機能を有する部分には、
同一符号を付している。
第1図は本発明を適用した記録用紙搬送装置を搭載し
た両面複写装置の給紙径路を示す要部断面図、第2図は
記録用紙搬送装置の斜視図、第3図は両面複写装置の構
成図、第4図は自動両面複写機能を説明する模式図であ
る。
第3図において、1は自動原稿送り装置、2は走査露
光光学系、3は感光体ドラム廻りの画像形成部、4は複
写紙供給部(給紙部)、5は複写紙搬送部、6は定着
器、7は反転排紙切替部、8は分岐搬送部、100はスタ
ッカー部、200は切替ゲート部、300は用紙収納装置とし
て配設したカセット給紙部である。なお100,200,300は
一つの枠体に収められたスタッカーユニットである。
次に第1図ないし第4図により複写紙の給紙過程を説
明する。
給紙部4の給紙カセット又は給紙トレイ内に収納され
た片面複写のための複写紙PAは選択された第1給紙手段
の作動により一枚ずつ送り出され給送部5Aに送り込ま
れ、引き続き画像形成部3において原稿台ガラス上に自
動または手動により載置された原稿Dの原稿画像が複写
紙PA上に形成される。片面に複写された複写紙PAは搬送
部5Bの搬送ベルトを介して定着器6で加熱定着される。
定着器6の搬送下流側には、定着後の複写紙PAを直進
させて機外に排紙する排紙径路aと、両面複写のため下
方径路のガイド板に導入する導入径路bと、反転排紙の
ための径路cとを切り替える機能を有する可動分岐体
(フラッパ)7Aから成る反転排紙切替部7が設けられて
いる。
両面複写モード時には、第1図に示すように、上記反
転排紙切替部7を通して下方に送られてきた複写紙P
Bは、分岐搬送部8の正逆転モータ8Aにより駆動回転さ
れる正逆転ローラ8B,8Cおよびガイド板8Dにより搬送・
案内されてスタッカー部100に送り込まれる。
該スタッカー部100は、上記分岐搬送部8の搬送下流
側に向かって下方に傾斜したスタッカー基板101と、該
基板101の上面に複写紙サイズに合わせて移動しかつ複
写紙PBの両側端面を、圧接・離間する広狭調節可能な用
紙幅規制部材102と、該規制部材102の移動手段103と、
用紙零枚検知手段104とから構成されている。
再給紙部110は、スタッカー基板101の傾斜下端付近
で、複写搬送下流側に設けられている。
該再給紙部110は、ストッパ部材、第1給紙手段、分
離給紙手段、第2給紙手段等から構成されている。
第5図は再給紙部110の構成と動作を示す断面図であ
り、第5図(A)はスタック状態を、第5図(B)は再
給紙状態をそれぞれ示す。
スタッカー基板101の傾斜下端側には、複写紙PBの下
面側に接する固定ガイド板120が設けられている。
上記固定ガイド板120の幅方向中央付近には大きな開
口があけられていて、駆動回転される第1給紙ローラ11
1と、駆動回転されるローラおよびテンションローラに
よって張設された分離ベルト112の各上部が前記固定ガ
イド板120の開口より僅か突出している。
上記下送りローラ111の上面付近にはストッパ部材113
が上下揺動自在に設けられている。第5図(A)に示す
スタック時には、該ストッパ部材113は上昇位置に停止
し、スタッカー基板101上の複写紙PBが滑降してきたと
きストッパ部材113の先端ストッパ面113aにより当接
し、複写紙PBの先端揃えが行われる。第5図(B)に示
す再給紙時には、上記ストッパ部材113は下降して第1
給紙ローラ111の上面より下方の退避位置に停止し、複
写紙PBを分離給紙手段側に通過可能にする。
前記第1給紙ローラ111の上方には、押圧部材114が揺
動自在に設けられている。該押圧部材114はスタック時
には上方に退避し再給紙時には下降し複写紙PBを回転す
る第1給紙ローラ111とともに押圧し複写紙PBを送り出
す(第1給紙手段)。
上記ストッパ部材113の上下動と、押圧部材114の上下
動とは、例えばCDモータ等の駆動源とカム等の伝達部
材、センサ等により位置制御および本体側の両面コピー
制御によって行われる。
分離給紙手段の分離ベルト112の上方に圧接する重送
防止ローラ(さばきローラ)115は、逆転防止と小刻み
間欠回転が可能になっている。
上記分離ベルト112と重送防止ローラ115とから成る分
離給紙手段の搬送下流側には、駆動側下ローラ116、従
動側上ローラ117、ガイド板118、第2給紙ホトセンサ11
9から成る第2給紙手段が設けられている。
このように第5図(A)に示される状態において、前
記分岐搬送部8から放出された複写紙PB1は、スタッカ
ー基板101の面上に送り出されて載せられ、該スタッカ
ー基板101の傾斜面に沿って下降し、更にストッパ部材1
13を滑走して、ストッパ部材113の先端ストッパ面113a
に到達して停止する。
引き続きスタッカー部100に送り込まれた後続の複写
紙PB2もスタッカー基板101上の先行複写紙PB1上を滑走
しストッパ部材113の先端ストッパ面113aに到達して停
止し堆積状態となり、これら複写紙PBの先端が揃えられ
る。なお、カーリングした複写紙PBや、スタッカー基板
101上を僅か浮上して下降してくる複写紙PBや、堆積さ
れた多数枚の複写紙上を滑降してくる複写紙PB等の先端
部は、下方の固定ガイド板120上方を通過するが、この
とき押圧部材114は大きな開口状態になっているから、
これら複写紙PBは押圧部材114の内側のガイド面に沿っ
て案内されて進行し、先端ストッパ面113aに当接し先端
揃えが行われる。
原稿第1面のコピーを終了して複数枚数の複写紙P
Bが、すべてスタッカー基板101上に画像面を下向きにし
て整列して積載収容されたのち、原稿第2面コピー開始
のためのコピー釦を押すと、ストッパ部材113は下降し
ほぼ同時にその上方の押圧部材114も下降し、複写紙PB
の先端付近はその上下面を挟圧された状態で下降し、第
1給紙ローラ111および分離ベルト112上に達したとき停
止する。
次に前記コピー釦操作により、駆動源より動力伝達さ
れて、第1給紙ローラ111、分離ベルト112、第2給紙駆
動ローラ116および排紙部210の排出駆動ローラ211を駆
動回転させる。同時に従動ローラ117,212も各駆動ロー
ラと圧接して従動回転する。
これによって、ストッパ部材113のガイド面部材に載
置され押圧部材114により上方から押圧されて整列され
た複写紙PBは、第1給紙ローラ111の回転と押圧部材114
の加圧により用紙先端揃えされて、順次分離ベルト112
により搬送されて、停止状態の重送防止ローラと回動す
る分離ベルト112との圧接位置において挟圧されて摩擦
分離動作により最下層の1枚の複写紙PB1のみが分離さ
れて第2給紙手段に送り出される。
この1枚の複写紙PB1は引き続き固定ガイド板120と可
動ガイド板118との間で案内されて第2給紙手段の駆動
ローラ116と従動ローラ117との圧接回転により挟圧され
て搬送され、ホトセンサ119により複写紙先端通過が検
知されると、図示しない電磁クラッチがOFFして、第1
給紙ローラ111および分離ベルト112の回動が停止される
から、第2給紙ローラ116,117により1枚の複写紙PB
引き続き搬送される。このとき、第1給紙ローラ111
は、外周平面部が上向きとなり、用紙搬送面より退避し
ていて給紙不可状態になっている。
前記ホトセンサ119が用紙通過を検知しないときに
は、ノーフィードであるから、前記第1給紙ローラ111
は引き続き2回転目に入ることにより、ノーフィードに
よる給紙停止を防止する。
第2給紙ローラ116,117に挟持されて搬出された1枚
の複写紙PBは、切替ゲート部200の通路aを通過して、
更に排紙部210の排紙ローラ221,212の間で挟圧されて給
送部5Aに送り込まれる(第6図(A)参照)。この複写
紙PBは引き続き画像形成部3において複写紙PBの裏面複
写が行われ、定着器6で定着処理されたのち、反転排紙
切替部7の排紙径路aを通過して機外に排出される。
切替ゲート部200は、多重複写のため前記再給紙部110
から搬出された複写紙PBを直進させて排紙部210に送り
込む直進通路aと、両面複写のため前記再給紙部110か
ら、他の再給紙部310へ至る反転通路bと、両面複写お
よびカセット給紙のための導出通路cとを適時切り替え
る機能を有する。
該切替ゲート部200は、上記3通路a,b,cを形成する各
ガイド板と、軸202を支点として揺動できるように設け
た断面が逆三角形をなす可動分岐体(フラッパ)201、
ホトセンサ203および可動分岐体201を駆動する電磁ソレ
ノイド(図示せず)等から構成されている。
上記可動分岐体201の3側面とガイド板204,205,206に
よって前記各通路aが形成される。
可動分岐体201は、電磁ソレノイド等の駆動手段(図
示せず)の作動により軸202を中心にして揺動し、各通
路a,b,cを開閉する。
第6図は複写紙PBの搬送径路の説明図であり(A)は
多重複写モード時の複写紙PBの搬送径路を矢示する。可
動分岐体201が時計方向に揺動して、第1図に示すよう
に右下方尖端部がガイド板206に当接して破線で示す位
置に停止したとき、通路aの入口部は開き、通路bの入
口部および通路cの入口部は閉じる。この状態で、再給
紙部110の第2給紙手段の下ローラ116,上ローラ117から
搬出された複写紙PBは、開かれた通路aを通り抜け、排
紙部210を経て給送部5Aに搬送され、更に複写紙PBの画
像面を上向きにして画像形成部3へ送られ、多重複写が
行われる。
第6図(B)は、両面複写モード時の複写紙PBの搬送
径路を示す図である。このモードに設定されると駆動手
段の作動により、可動分岐体201は時計方向に揺動さ
れ、その第1図に示すように左下方尖端部がガイド板20
4に当接して実線で示す位置に停止したとき、通路aの
入口部は閉じるとともに、通路bおよび通路cの各入口
部は開かれる。この状態で、再給紙部110の第2給紙手
段の下ローラ116,上ローラ117から搬出された複写紙PB
の先端が、ホトセンサ119を通過すると、前述のように
第1給紙ローラ111と分離ベルト112の回動が停止し、次
いで開かれた通路bを通り抜け、下方の正逆通路dを下
降し、ホノセンサ203を通過して、複写紙PBの後端検知
後、複写紙サイズに応じた所定パルスを計数すると、複
写紙PBの先端部が逆回転する第2給紙ローラ316,317に
挟持される。なお、上方の第2給紙ローラ116,117から
下方の第2給紙ローラ216,217まで搬送路長さは、B5判
短辺長182mmより長く、A3判短辺長297mmより短く設定さ
れている。この後、第2給紙ローラ316,317は正転に切
り替えられ、複写紙PBを前記正逆通路dを上昇し、既に
開かれている通路cを通って排紙部210を経て給紙部5A
に搬送され、更に複写紙PBの画像面を下向きにして画像
形成部3へ送られ、両面複写が実行される。
次に、前記スタッカー部100の下方には、カセット給
紙部300と再給紙部310が配設されている。
給紙部300は、前記給紙部4に収容不可能な大型サイ
ズの複写紙PC、例えばA2判サイズや17インチ×22インチ
サイズの複写紙や、特殊サイズの複写紙等を収容する給
紙カセット301と、該カセット301を複写紙前面から引き
出し可能にする可動トレイ部材302から構成されてい
る。
再給紙部310は、送り出しローラ311から成る第1給紙
手段と、分離ベルト312、重送防止ローラ315から成る分
離給紙手段と、駆動下ローラ316と従動上ローラ317から
成る第2給紙手段および複写紙先端通過を検知するホト
センサ319から構成されている。これら各手段の構成
は、前記再給紙紙を行う搬送装置、例えば原稿紙自動反
転送り装置にも適用可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明に係る画像記録装置の
記録用紙搬送装置は、片面複写済みの複写紙をまずスタ
ッカー部に収容し、そののち多重複写と両面複写に対応
して直送または反転搬送を選択させるものであり、スタ
ッカー上に積載された複写紙は画像面を下向きにして載
置され、最下層の複写紙から送り出す、いわゆる底送り
形成としたことを特徴とするものであるから、複写紙背
面に画像裏写りや摺擦による画像こすれを生じることは
ない。
また、スタッカー部に導入される片面複写済みの複写
紙は、多重複写、両面複写に拘らず、一方向から進入さ
れるから複写紙の先端揃え両側面揃えも正確に一定して
おり、複雑な整列機構を必要とせず、再給紙時の複写紙
給送も確実である。
更に、上記両面複写と多重複写と両モードを可能にす
る画像記録装置内に大掛記録用紙を収容する110の各手
段と殆ど同一であるから説明は省略する。
第6図(C)はカセット給紙による複写紙搬送径路を
示す図である。
カセット給紙信号が入力されると、送り出しローラ31
1が回転して給紙カセット301内の最上層の複写紙PCを送
り出し、分離給紙手段によって1枚の複写紙のみが分離
されて、第2給紙手段のローラ316,317によって送り出
され、次いで複写紙PCの先端が検出されると、上記送り
出しローラ311と分離ベルト312の回動が停止し、ローラ
316,317の搬送力によって通路dを上昇し、更に、可動
分岐体201が時計方向に回動して通路cの入口部を開い
た状態の通路cを通り抜け、排紙部210を経て給送部5A
に搬送され、更に画像形成部3で片面複写が行われる。
以上説明した記録用紙搬送装置は、多重複写と両面複
写とを可能にする複写機の複写紙搬送機構に適用して好
適な用紙搬送を行うものであるが、本発明はこれに限定
されるものでなく、用紙再給る給紙カセットを記録装置
前面から操作して装脱できるから、従来の記録装置の外
部装着形式に比して設置空間を最小限にすることができ
るばかりでなく、大型の給紙カセットを前面操作できる
ので、操作性が著しく向上した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した記録用紙搬送装置を搭載した
両面複写装置の給紙径路を示す要部断面図、第2図はそ
の斜視図、第3図は両面複写装置の構成図、第4図は自
動両面複写機能を説明する模式図、第5図は再給紙部の
構成と動作を示す断面図、第6図は多重複写・両面複写
・特殊サイズ用紙カセット給紙の各搬送過程を説明する
図である。 第7図は従来の複写機の記録用紙搬送過程を示す模式
図、第8図は従来の第1給紙手段における記録用紙給送
状態を説明する模式図、第9図および第10図は従来の給
紙カセット外装形態を示す複写機の正面図である。 100……スタッカー部、101……スタッカー基板 110……再給紙部、111……第1給紙ローラ 112……分離ベルト、113……ストッパ部材 114……押圧部材、115……重送防止ローラ 116……駆動側下ローラ、117……従動側ローラ 119,203……ホトセンサ、200……切替ゲート部 201……可動分岐体、202……軸 210……排紙部、300……カセット給紙部 301……給紙カセット、302……可動トレイ部材 310……再給紙部、316……駆動下ローラ 317……従動上ローラ PA,PB,PB1,PB2,PC……記録用紙(複写紙) a,b,c……通路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多段に配設した給紙部から給送された記録
    用紙を、画像形成部に搬送するための第1の給紙路経由
    で画像形成部により記録用紙の片面に画像記録したの
    ち、排出路へ排出するかまたは該記録用紙を記録用紙搬
    送装置のスタッカー部に搬送・集積し、更に該記録用紙
    を上記画像形成部へ再給紙してこの記録用紙の前記画像
    記録面に多重記録またはこの画像記録面の裏面に記録す
    る画像記録装置の記録用紙搬送装置において、 画像記録装置の排出路から分岐された分岐搬送路と、 この分岐搬送路から搬送される記録用紙を堆積するスタ
    ッカー部と、 このスタッカー部の先端部分に配置した再給紙部と、 この再給紙部の搬送下流側に配置し、スタッカー部内の
    記録用紙を前記第1の給紙路へ搬送する順搬送路と、 この順搬送路とは別にスタッカー部から供給された記録
    用紙を反転させる反転搬送路と、 前記スタッカー部の搬送下流側に位置し、前記順搬送路
    と前記反転搬送路に切り替えるように軸着され、それぞ
    れの搬送路壁面を形成する面と供給される記録用紙を前
    記反転搬送路側へ案内する案内円弧面とを備えた切り替
    え手段と、前記スタッカー部の下方に配置され、かつ前
    記多段に配設した給紙部の側方に配置され、画像記録装
    置の操作前側から装着、取り出し作業を行う記録用紙の
    用紙収納装置と、 この用紙収納装置から記録用紙を取り出し、搬送する第
    2の給紙路と、 この第2の給紙路と前記反転搬送路とを接続し、前記切
    り替え手段の切り替えによりスタッカー部の記録用紙を
    反転搬送路から第2の給紙路へ搬送し、この第2の給紙
    路の搬送ローラを逆転させて、前記反転搬送路へ搬送
    し、この記録用紙を前記第1の給紙路へ搬送する搬送路
    と、 を備えたユニットからなり、スタッカー部の先端からの
    記録用紙を再給紙部を経て切り替え手段により順搬送路
    側と第2の給紙路側の反転搬送路側とに切り替え、それ
    ぞれの搬送路を経由して前記第1の給紙路へ記録用紙を
    搬送することを特徴とする画像記録装置の記録用紙搬送
    装置。
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