JPH115673A - 自動原稿送り装置 - Google Patents

自動原稿送り装置

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JPH115673A
JPH115673A JP15540797A JP15540797A JPH115673A JP H115673 A JPH115673 A JP H115673A JP 15540797 A JP15540797 A JP 15540797A JP 15540797 A JP15540797 A JP 15540797A JP H115673 A JPH115673 A JP H115673A
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Kazuhiro Hirota
和浩 廣田
Hiroshi Nakagome
浩 中込
Yasuto Watanabe
康人 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿の両面の画像を読取ることのできる装置
において、スイッチバックさせた原稿をピンチローラの
搬送力によって原稿読取部又は原稿排紙部に送り出すこ
とでパス構造や送り機構を簡易なものとし、装置自体の
小型化を図る。 【解決手段】 原稿読取部と原稿排紙部9との間に原稿
反転部10を設けると共に、この原稿反転部10の出口
近傍に搬送ローラ22との間で原稿を圧接搬送するピン
チローラ31を配設し、前記原稿反転部10において原
稿の先端と後端を逆転させたのち、前記ピンチローラ3
1の搬送力によって原稿を原稿読取部又は原稿排紙部9
に送り出す自動原稿送り装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やファクシ
ミリなどの画像読取装置に用いられる自動原稿送り装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、例えば複写機本体上に設置され
た自動原稿送り装置は、給紙トレイ上に載置してある原
稿を一枚ずつ自動的に送り出して複写機本体上の読取手
段へと搬送し、複写機本体内の光学系に読取らせた後、
原稿を排紙部に搬送する構成が一般に採用されている
(類似の技術として特開平8−133551がある)。
【0003】ところで、従来の自動原稿送り装置にあっ
て、原稿の両面の画像を読取ることのできる装置が提案
されている。これは、給紙トレイから送り出された原稿
を大形の搬送ロ−ラにより捲回して、複写機本体の読取
手段に対向した原稿読取部に搬送し、該原稿読取部で複
写機本体の読取手段によって原稿の表面を読取った後、
その下流側に設けられたスイッチバックパスを用いて原
稿を反転し、再び搬送ローラの周面上を搬送させること
により原稿の裏面を読み取る一方、反転排出パスを介し
て再び原稿を反転させ、ページ揃えをしてから排紙トレ
イ上に排出する構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動原稿送り装置にあっては、スイッチバックパス
及び反転排出パスの両方を備えるために、パス構造や送
り機構が複雑化して自動原稿送り装置自体が大型化する
といった問題があった。一方、両方のパスを一つにして
共有しようとするとパスの曲率半径を小さくしなければ
ならず、原稿搬送力が十分に得られないおそれがあっ
た。
【0005】また、スイッチバックパスから搬送経路に
送り込む際には搬送ローラを利用して原稿の先端をレジ
ストするが、従来のようにスイッチバックパスからレジ
スト位置までの距離が長いと、停止中の搬送ローラの周
面を摺接する距離が長くなるため、搬送ローラ周面との
摩擦によって原稿が良好に搬送されないおそれがあっ
た。
【0006】そこで、本発明は、パス構造や送り機構を
簡易なものとして自動原稿送り装置自体の小型化を達成
する。
【0007】また、本発明は、原稿排紙パスの曲率半径
を小さくしても原稿搬送力を十分に得られるようにす
る。
【0008】また、スイッチバックパスから搬送される
反転原稿が搬送ローラの周面摩擦の悪影響を受けること
なく確実にレジストできるようにする。
【0009】
【課題を解決するための手役】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る本発明の自動原稿送り装置は、原稿
給紙部と、原稿読取部と、原稿排紙部と、これらの間を
つなぐ原稿搬送路と、この搬送路に沿って原稿を搬送す
る搬送ローラとを備え、前記原稿給紙部に積層された原
稿を前記原稿読取部へ順次給送して原稿面の読み取りを
行い、その後に前記原稿排紙部へ原稿を排送する自動原
稿送り装置において、前記原稿読取部と前記原稿排紙部
との間に原稿反転部を設けると共に、この原稿反転部の
出口近傍に前記搬送ローラとの間で原稿を圧接搬送する
ピンチローラを配設し、前記原稿反転部において原稿の
先端と後端を逆転させて再び前記原稿読取部に又は前記
原稿排紙部に送り出すことを特徴とする。
【0010】また、請求項2に係る本発明の自動原稿送
り装置は、前記ピンチローラは、前記原稿反転部から前
記原稿読取部に送り出された原稿の先端を前記搬送ロー
ラとの圧接位置に突き当てて整合したのち、前記搬送ロ
ーラとの間で原稿を圧接搬送することを特徴とする。
【0011】また、請求項3に係る本発明の自動原稿送
り装置は、前記ピンチローラの上流側近傍に、前記原稿
反転部から送り出された原稿の先端を前記搬送ローラと
前記ピンチローラとの圧接位置に導くためのガイド手段
を設けたことを特徴とする。
【0012】また、請求項4に係る本発明の自動原稿送
り装置は、前記ピンチローラの下流側近傍に、前記ピン
チローラによって送り出された原稿を前記原稿読取部側
又は前記原稿排紙部側のいずれか一方に導くための切換
手段を設けたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
に係る自動原稿送り装置の実施の形態を詳細に説明す
る。図1はこの実施例に係る自動原稿送り装置の全体概
略図、図2は主要部の拡大図である。
【0014】この実施例に係る自動原稿送り装置1は、
原稿を載置する給紙トレイ2と、給紙口3の近傍に設け
られた原稿取出手段4と、給紙口3から複写機本体Hの
原稿読取手段5に対向した原稿読取部に至る給紙経路6
と、給紙経路6の途中に設けられて原稿の先端を整合す
るレジストローラ7と、整合された原稿を原稿読取部に
搬送する搬送手段8と、原稿読取手段5で読み取った後
の原稿を排紙するための原稿排紙部9と、原稿読取部5
と原稿排紙部9との間に設けられた原稿反転部10とを
備え、給紙トレイ2に載置された原稿を原稿読取部へ向
けて順次給送し、原稿の表面を読み取ったのち原稿排紙
部9に排紙するか、あるいは原稿読取り後に原稿反転部
10でスイッチバックさせて、再び搬送手段8で原稿読
取部に給送して裏面側の読取りを行う構成となってい
る。
【0015】複写機本体Hは、原稿の自動送り時に原稿
読取部5で画像読取りを行うための透明ガラス11と、
本などの原稿を載せ置いた時に読取るプラテン12とを
備えている。
【0016】給紙トレイ2は、装置本体の給紙口3に向
かって傾斜して配置され、原稿幅方向に移動可能なガイ
ド板13が設けられている。原稿の幅はこのガイド板1
3の位置によって検出される。また、給紙トレイ2には
給送方向の原稿長さを検出するサイズ検出センサS1が
給送方向に2個配置されている。このサイズ検出センサ
S1は、例えばリミットスイッチや光センサ等で構成さ
れる。給紙トレイ2上に載置される原稿が全て同一サイ
ズである通常モード時の場合には、前記ガイド板13と
サイズ検出センサS1とを利用した原稿のサイズ検出が
行われる。
【0017】原稿取出手段4は、給紙口3近傍に設置さ
れており、給紙トレイ2上に載置された原稿の厚さ方向
に変位可能な給紙口一ラ14と、この給紙ローラ14を
回転可能に支持するアーム15と、アーム15の他端側
に位置する分離ローラ16とで構成される。給紙ローラ
14は通常待機位置にあり、給紙クラッチ17aの作動
により侍機位置から給紙位置に移動し、分離ローラ16
の回転に従動して回転し、給紙トレイ2上の原稿を送り
出す。給紙反転モータ18の逆回転と同時に作動する給
紙クラッチ17bによって分離ローラ31が回転し、分
離パットとの間で原稿を一枚ずつ分離して給送経路6に
送り出す。
【0018】上記分離ローラ16の下流側近傍には原稿
の先端検出を行うレジストセンサS2が配置され、さら
にその下流側近傍にレジストローラ7が配置される。レ
ジストローラ7は、駆動ローラ20と従動ローラ21と
で構成され、給紙反転モータ18の正転によって駆動ロ
ーラ20が所定のタイミングで回転する。原稿の先端部
がレジストローラ7に当接して先端が整列されると、一
定時間待機後に駆動ローラ20が回転し、従動ローラ2
1との間に原稿を挟み込んで給紙経路6に搬送する。
【0019】搬送手段8は、原稿を捲回搬送する搬送ロ
ーラ22と、この搬送ローラ22の周面上に配置された
ピンチローラ23,24とで構成される。そして、搬送
ローラ22とピンチローラ23,24との間で原稿をグ
リップして原稿読取手段5に対向した原稿読取部へ送り
込む。搬送ローラ22はパルスモータ25の正転・逆転
によって回転方向が切り替わる構成となっている。
【0020】原稿読取部の上流側にはリードセンサS3
が配置される。このリードセンサS3は、通常モード時
には原稿の先端検出に用いられ、その検出信号に基づい
て搬送ローラ22の回転を止めて原稿を読取り待機状態
とする。そして、複写機本体H側から送られる読取開始
信号によって原稿の搬送が再開される。原稿が透明ガラ
ス11の面上を通過する時に、原稿読取手段5により原
稿の読み取りが行われる。
【0021】原稿反転部10は、原稿読取部より下流側
に位置し、ラッパ状に開口したた導入ガイド27と、そ
の近傍に配置された一対の反転ローラ28と、この反転
ローラ28の後側に設けられたスイッチバック路29と
で構成される。図3に示すように、導入ガイド27の入
口端と出口端にはそれぞれピンチローラ30,31が配
設され、排紙経路32での搬送、及び原稿反転部10へ
の給送・排出を助けると共に、特に出口端のピンチロー
ラ31は原稿Gの裏面読取りの際には反転レジストとし
ての機能をも持つ。即ち、ピンチローラ31は、搬送ロ
ーラ22に圧接しており、搬送ローラ22の駆動によっ
て一緒に回転するが、レジストの際には搬送ローラ22
の回転を停止させて両者の圧接位置50に原稿Gの先端
を突き当てて整合する。このように、原稿反転部10の
出口端で反転レジストを行うため、従来のように原稿G
の先端部が搬送ローラ22の周面に摺接することがな
い。反転ローラ28はソレノイド33によって開閉する
他、給紙反転モータ18によって正転・逆転が可能であ
り、反転ローラ28の正転と逆転によって原稿の搬送方
向を先端側から後端側にスイッチバックさせてから送り
出す。なお、反転ローラ28の近傍には反転センサS4
が配置されている。
【0022】原稿排紙部9は、前記給紙トレイ2の下側
に配設され、排紙口34から連続する上下一対のガイド
35と、このガイド35の途中に設けられた一対の排紙
ローラ36と、排紙トレイ37とで構成される。排紙ロ
ーラ36はパルスモータ25によって正逆回転が可能と
なっている。なお、排紙ローラ36の近傍には排紙セン
サS5が配置されて原稿の排紙を検出する。
【0023】前記搬送ローラ22の周りには、原稿反転
部10の入口近傍と、原稿排紙部9の入口近傍にそれぞ
れ原稿の搬送方向を切り替えるフラッパ38,39が配
設されている。前者のフラッパ38は、図3に示したよ
うに、ピンチローラ30と31とに挟まれた原稿反転部
10の導入ガイド27内に配置され、図3に示したよう
に、原稿反転部10側の経路に切り替える場合と、図5
に示すように、排紙経路32側の経路に切り替える場合
とがある。また、このフラッパ38の回動軸52には自
重で垂れ下がる規制フラッパ53が回転自在に設けられ
るとともに、その反対側には規制フラッパ53と一体に
回転するガイド片54が設けられる。このガイド片54
は、原稿反転部10から原稿を送り出す時に原稿先端を
当てて搬送ローラ22とピンチローラ31との圧接位置
50に導くためのもので、これにより原稿先端が搬送ロ
ーラ22の周面に摺接するのを防ぐことができる。ま
た、この実施例では自重で垂れ下がる規制フラッパ53
と一体に自由回転させているために、図3に示したよう
に、原稿反転時には規制フラッパ53の自重によってガ
イド片54が起き上がり、原稿Gの先端部を圧接位置5
0に導入し易くする。また、図4に示したように、原稿
Gの先端が圧接位置50に到達した後は、ガイド片54
との間に僅かな原稿ループが形成されてガイド片54を
搬送ローラ22側に押圧するが、同時に規制フラッパ5
3の自重によって押し戻される力が作用するために、原
稿Gの先端をより一層圧接位置50に食い込ませてレジ
スト効果を上げることができる。
【0024】ピンチローラ31の下流側近傍に配置され
るフラッパ39は、給紙経路6と原稿排紙部9とを切り
替えるものであり、前記フラッパ38と一緒にソレノイ
ド40によって切り替えられる。
【0025】なお、この実施例ではレジストローラ7と
ピンチローラ23との間の給紙経路6内に、該給紙経路
6から下方側に分岐した原稿退避路41が形成されてい
る。この原稿退避路41は、常時は上方側にバネ付勢さ
れて先端が給紙経路6内に突出するフラッパ42と、こ
のフラッパ42の下面との間で湾曲状の退避パスを形成
するガイド板43とで構成される。フラッパ42は、そ
の上を原稿が搬送される時に下方側に押されて給紙経路
6から没する一方、原稿がない時にはフラッパ42の先
端が給紙経路6内に突出して退避パスを開放している。
原稿退避路41は、サイズの異なる原稿が混在するいわ
ゆる異系混載モード時に使用され、給紙トレイ2から給
紙経路6に搬送された原稿Gの長さを検出し、原稿Gを
一旦逆送させて原稿先端が原稿読取部から外れる位置ま
で戻す際に、原稿後端側を収納するためのものである。
【0026】次に上記構成からなる自動原稿送り装置を
用いて原稿の片面を読取る場合と、両面を読取る場合と
に分けて説明する。
【0027】まず、図6、図7及び図9に基づいて、原
稿の片面読取りについて説明する。図6及び図9(a)
に示すように、給紙トレイ2上に複数枚の同一サイズの
原稿Gをセットするとエンプティセンサがオンして原稿
Gを検出すると同時に、サイズ検出センサS1によって
直ちに原稿サイズが検知され、複写機本体H側に原稿サ
イズが送信される。複写機本体H側のスタートボタンを
オンすると、給紙反転モータ18及び給紙クラッチ17
aが作動して給紙ローラ14のアーム15が回動すると
共に、分離ローラ16及び給紙ローラ14を回転させ
て、給紙トレイ2上にセットされた原稿Gのうち最上位
の原稿を分離して送り出す。
【0028】レジストセンサS2が原稿Gの先端を検出
すると、t1時間経過後に分離ローラ16の回転が停止
し、原稿Gの先端をレジストローラ7に突き当たって整
合を行う。レジストローラ7による整合が行われたのち
t2時間待機させてからレジストローラ7を回転させて
原稿Gを給紙経路6に送り込む。t3時間経過して原稿
Gが搬送ローラ22の手前に到達した時にパルスモータ
25を正転させて搬送ローラ22を回転し、搬送ローラ
22とピンチローラ23,24との間で原稿Gをニップ
して搬送する。原稿Gの先端をリードセンサS3が検出
したのちt7時間後に搬送ローラ22が停止してスキャ
ン待機する。図7に示すように、複写機本体Hからの読
取開始信号によってパルスモータ25が再び駆動されて
搬送ローラ22が回転し、原稿Gの表面の読み取りが開
始される。読取り時の搬送ローラ22の回転スピード
は、読取り前の搬送速度より遅い低速の読取速度で制御
される。図9(b)に示すように、原稿Gの先端部が原
稿排紙部9に入ると排紙センサS5が検出し、搬送ロー
ラ22と同様パルスモータ25の駆動により回転する排
紙ローラ36によって排紙トレイ37上に排紙される。
図9(c)に示すように、原稿読取中に次原稿G1の給
紙が開始されると共に、読取が完了して所定時間後にパ
ルスモータ25の回転を速めて高速排紙を行い、所定時
間t9後に再び減速排紙に切り替えて排紙を完了する。
【0029】次に原稿の両面読取りについて説明する。
この場合、原稿Gの先端をリードセンサS3が検出し、
搬送ローラ22が停止して原稿読取り前にスキャン待機
するまでは、図6及び図9(a)に示したのと同様の制
御が行われる。図8及び図10(a)に示したように、
原稿Gの読取り開始からt11時間後に給紙反転モータ
18が駆動して反転ローラ28を回転するとともに、ソ
レノイド40がオンして両方のフラッパ38,39が切
り替わり、原稿反転部10側の経路が形成される。原稿
Gの先端側がスイッチバック路29内に搬送されると規
制フラッパ53を押し上げて進入し、反転センサS4に
よって検出される。図10(b)に示したように、表面
の読取りを終えた原稿Gは、リードセンサS3のオフ時
からt8時間後に搬送ローラ22の高速搬送によって全
体がスイッチバック路29内に送り込まれ、原稿Gの後
端が反転ローラ28に挟持された状態となる。次に反転
ローラ28を逆方向に回転させて原稿Gをスイッチバッ
クさせ、原稿Gの後端側を先頭にして送り出す。そし
て、反転センサS4で先端を検出した後t12時間の間
に、規制フラッパ53とガイド片54によって原稿先端
が出口側に導かれ、その近傍に配置されたピンチローラ
31と搬送ローラ22との圧接位置50に原稿Gの先端
が突き当たってレジストが行われ整合される。t13時
間待機後に搬送ローラ22が高速回転して原稿Gを給紙
経路6に送り込み素早く原稿読取り位置まで搬送する。
原稿Gの先端をリードセンサS3が検出したのち、t1
6時間後に搬送ローラ22を停止させてスキャン待機す
る。複写機本体H側からの読取開始信号によって原稿G
の裏面側が読取られ、図11(d)に示したように、原
稿Gの先端は再び原稿反転部10内に搬送される。図1
1(e)に示したように、読取を完了すると再び高速搬
送によって原稿反転部10のスイッチバック路29内に
全体が送り込まれ、原稿Gの後端が反転ローラ28に挟
持された状態となる。その後、ソレノイド40がオフと
なって両方のフラッパ38,39が切り替わり、原稿排
紙部9側の経路が形成されるために、図11(f)に示
したように、原稿反転部10で再び先端と後端が逆転し
た原稿Gは搬送ローラ22によって高速排紙され、排紙
口34から排紙トレイ37上に排出されて完了する。図
5に示したように、原稿反転部10と原稿排紙部9とは
曲率半径の小さいパスでつながっているが、ピンチロー
ラ31によって排紙方向へ強制的に搬送力を付与してい
るため、搬送力が落ちることなくスムーズに排紙するこ
とができる。このように、原稿Gの両面を読取る場合に
は、原稿Gを再び反転させ片面読取りの場合と同様にし
てから排紙することで、給紙トレイ2上に積載される原
稿Gの順番と、排紙トレイ37上に積載される原稿Gの
順番を一致させることができる。
【0030】なお、異系混載モード時の原稿読取りの場
合も上記原稿反転部での動作は上記の場合と同じであ
る。
【0031】上述したように、原稿反転部の出口近傍に
搬送ローラとの間で原稿を圧接搬送するピンチローラを
配設し、原稿反転部でスイッチバックさせた原稿をピン
チローラの搬送力によって原稿読取部又は原稿排紙部に
送り出すようにしたので、パス構造や送り機構が簡易な
ものとなり、自動原稿送り装置自体の小型化を達成する
ことができる。
【0032】また、ピンチローラによって強制的に搬送
力を付与したので、原稿排紙パスの曲率半径を小さくし
たとしても、原稿搬送力が十分に得られる。
【0033】また、原稿反転部から原稿読取部に送り出
された原稿の先端を搬送ローラとの圧接位置に突き当て
て整合したので、原稿先端が搬送ローラの周面摩擦の悪
影響を受けることなく確実にレジストされる。
【0034】さらに、原稿反転部から送り出された原稿
の先端を搬送ローラとピンチローラとの圧接位置に導く
ためのガイド手段を設けたので、レジストがよりスムー
ズに行われる。
【図面の簡単な説明】
【図l】本発明に係る自動原稿送り装置の全体概略図で
ある。
【図2】本発明に係る自動原稿送り装置の要部拡大図で
ある。
【図3】原稿反転部付近の構造を示す拡大図である。
【図4】原稿反転部の出口付近でのレジスト状態を示す
拡大図である。
【図5】原稿反転部から原稿排紙部に至る排紙パスの拡
大図である。
【図6】原稿の片面読取時の給紙タイミングチャートで
ある。
【図7】原稿の片面読取時の搬送・排紙タイミングチャ
ートである。
【図8】原稿の両面読取時の搬送・排紙タイミングチャ
ートである。
【図9】上記片面読取時の原稿の流れを示す説明図であ
る。
【図10】両面読取モードにおいて表面読取時の原稿の
流れを示す説明図である。
【図11】両面読取モードにおいて裏面読取時の原稿の
流れを示す説明図である。
【符号の説明】
1 自動原稿送り装置 2 給紙トレイ 5 原稿読取手段 6 給紙経路(原稿搬送路) 9 原稿排紙部 10 原稿反転部 22 搬送ローラ 31 ピンチローラ 32 排紙経路(原稿搬送路) 39 フラッパ 50 圧接位置 54 ガイド片 G 原稿 H 複写機本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 康人 山梨県南巨摩郡増穂町小林430番地1 ニ スカ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿給紙部と、原稿読取部と、原稿排紙
    部と、これらの間をつなぐ原稿搬送路と、この搬送路に
    沿って原稿を搬送する搬送ローラとを備え、前記原稿給
    紙部に積層された原稿を前記原稿読取部へ順次給送して
    原稿面の読み取りを行い、その後に前記原稿排紙部へ原
    稿を排送する自動原稿送り装置において、 前記原稿読取部と前記原稿排紙部との間に原稿反転部を
    設けると共に、この原稿反転部の出口近傍に前記搬送ロ
    ーラとの間で原稿を圧接搬送するピンチローラを配設
    し、前記原稿反転部において原稿の先端と後端を逆転さ
    せて再び前記原稿読取部に又は前記原稿排紙部に送り出
    すことを特徴とする自動原稿送り装置。
  2. 【請求項2】 前記ピンチローラは、前記原稿反転部か
    ら前記原稿読取部に送り出された原稿の先端を前記搬送
    ローラとの圧接位置に突き当てて整合したのち、前記搬
    送ローラとの間で原稿を圧接搬送することを特徴とする
    請求項1記載の自動原稿送り装置。
  3. 【請求項3】 前記ピンチローラの上流側近傍に、前記
    原稿反転部から送り出された原稿の先端を前記搬送ロー
    ラと前記ピンチローラとの圧接位置に導くためのガイド
    手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の自
    動原稿送り装置。
  4. 【請求項4】 前記ピンチローラの下流側近傍に、前記
    ピンチローラによって送り出された原稿を前記原稿読取
    部側又は前記原稿排紙部側のいずれか一方に導くための
    切換手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれかに記載の自動原稿送り装置。
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