JP2700820B2 - 画像記録装置の記録用紙搬送装置 - Google Patents

画像記録装置の記録用紙搬送装置

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JP2700820B2
JP2700820B2 JP1147130A JP14713089A JP2700820B2 JP 2700820 B2 JP2700820 B2 JP 2700820B2 JP 1147130 A JP1147130 A JP 1147130A JP 14713089 A JP14713089 A JP 14713089A JP 2700820 B2 JP2700820 B2 JP 2700820B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電子写真複写機やレーザープリンタ等の
画像記録装置に用いるシート状記録用紙の搬送装置に関
し、特に、シート状記録用紙に両面記録することのでき
る画像記録装置における記録用紙搬送装置の改良に関す
るものである。
〔従来の技術〕
一般に、電子写真複写機やレーザープリンタ等の画像
記録装置においては、記録用紙の片面記録だけでなく両
面記録もできる自動両面記録装置の技術が種々提案され
ている。従来の自動両面記録装置においては、画像処理
部において用紙の一方の面に画像記録したのち、該用紙
を一旦中間にストックし、再び該用紙を搬送して画像形
成部に送り込むようになっており、このような自動用紙
循環搬送装置は、特開昭59−82247号、特開昭59−11422
7号、特開昭60−2241号の各公報に開示されている。
一方、前記記録用紙の両面に画像記録する両面コピー
モードのほかに、記録用紙の一面に複数原稿の画像を重
ね合わせて複写画像を得る多重コピーモードの両モード
による画像形成手段を有する画像記録装置に関する技術
が開発され、例えば特開昭62−123474号公報に開示され
ている。
上記公報によれば、一枚の多重コピーモードの場合に
は、給紙・転写・分離・定着された記録用紙は、多重モ
ード用の循環搬送路に送られたのち、次に操作部からの
多重コピー指令により、再度画像形成部に供給されて、
記録用紙の同一面に複写画像を形成するようにしたもの
である。
また、一枚の両面コピーモードの場合には、記録用紙
は、片面複写されたのち、一度排出ローラから機外へ出
され逆転して表裏反転されて、上記循環搬送路から再度
画像形成部に供給されて、記録用紙の反対面に複写画像
を形成する。
複数枚数の多重コピーの場合には、定着された記録用
紙は上記一枚コピーの両面コピー時と同様の制御により
排出ローラにより一部排紙されたのち、排紙ローラを逆
転駆動することにより、循環搬送路の一部から分岐して
直接中間スタッカーの左端部から収容される。この動作
を繰り返し、第1面コピーされた記録用紙はすべて中間
スタッカーに収納される。その後、次のコピー指令によ
り記録用紙は中間スタッカーから送り出されて前記循環
搬送路を通過して、再度画像形成部へ至り、第2面のコ
ピーが実行される。
一方、複数の両面コピーの場合には、前記一枚多重コ
ピー時と同様の制御により、定着装置から循環搬送路の
一部に至り、ここで分岐して中間スタッカーに収容され
る。以後の動作は上述の多重コピーの場合と同様であ
る。
このような両面コピーと多重コピーを可能にした複写
機の記録用紙の搬送過程の一例を第6図に示す。
図において、3は感光体ドラム31廻りの画像形成部、
4は複写紙供給部(給紙部)、5は複写紙搬送部、6は
定着器、7は反転排紙切替部、8は分岐搬送部、9はス
タッカー部である。
次に、複写紙の給紙過程を説明する。図において、一
点鎖線は複写紙の搬送経路を示す。
給紙部4の給紙カセット又は給紙トレイ内の収納され
た片面複写のための記録用紙(複写紙)PAは、選択され
た第1給紙手段の作動により一枚ずつ送り出され、給送
部5Aに送り込まれ、引き続き画像形成部3において、複
写機の原稿台ガラス上に自動または手動により載置され
た原稿の原稿画像が複写紙PA上に形成される。片面に複
写された複写紙PAは搬送部5Bの搬送ベルトを介して定着
器6で加熱定着される。
定着器6の下流側には定着後の複写紙PAを直進させて
機外に排紙する排紙経路aと、両面複写のため下方経路
のガイド板に導入する導入経路bと、反転排紙のための
経路cとを切り替える機能を有する反転排紙切替部7が
設けられている。
上記反転排紙切替部7を通して下方に送られてきた複
写紙PBは、分岐搬送部8の正逆転ローラにより搬送され
てスタッカー部9に送り込まれる。
両面複写モード時には、スタッカー部9に送入された
複写紙PBは、入口部の切替ゲート手段91を直進し、反転
搬送手段92によってUターンして左下方に向けて放出さ
れ、スタッカー基板93の上面を摺動し、更に落下後には
該基板の傾斜面に沿って滑降して先端ストッパに到達し
て停止する。
引き続きスタッカー部9に送り込まれた後続の複写紙
PBも次々とスタッカー基板93上の先行複写紙PB上を滑走
し、先端ストッパに到達して停止し堆積状態となり、こ
れら複写紙PBの先端が揃えられる。
次にスタッカー基板93の傾斜下端付近で複写紙搬送下
流側には再給紙手段が設けられている。再給紙手段は、
第1給紙手段94、分離給紙手段95、第2給紙手段96等か
ら構成されている。
再給紙信号が入力されると、スタッカー基板93上に積
載された複写紙PBは、第1給紙手段94の押圧部材94Aに
より上方から押圧されるとともに先端ストッパ94Cが下
降し、下方の送り出しローラ94Bの回転により送り出さ
れ、分離給紙手段95により最下層の1枚の複写紙PB1の
みが分離されて第2給紙手段96に送り出される。
第2給紙手段96のローラに挟持されて給送された1枚
の複写紙PB1は、更に排紙ローラ97の間で挟圧されて給
送部5Aに送り込まれる。この複写紙PB1は引き続き画像
形成部3において複写紙PBの裏面複写が行われ、定着器
6で定着処理されたのち、反転排紙切替部7の排紙経路
aを通過して機外に排出される。
次に複写紙PAの片面に第1の原稿の複写画像を形成し
たのち、同一紙面に第2の原稿の複写画像を形成させる
多重複写モードに設定したときは、複写紙PAは前述と同
様にして反転排紙切替部7から分岐搬送部8を経てスタ
ッカー部9の入口部に送入される。この多重複写モード
においては、入口部の切替ゲート手段91のゲート板が揺
動されていて、送入された複写紙PBは、破線で示す斜下
方にサイドされ、スタッカー基板93の左上方から滑降し
て先端ストッパに到達して停止する。その後、該複写紙
PBは、再給紙手段により再給送され排紙ローラ97,給送
部5Aを経て画像形成部3において、第1の原稿の画像が
形成された複写紙PBの同一片面に重ねて第2の原稿の複
写画像が形成され、定着器6,排紙経路aを通過して機外
に排出される。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記記録用紙搬送装置は、装置が大型化し、構造も複
雑となる問題点がある。
また、特開昭60−8863号公報に開示された複写機にお
いては、バッファトレイ(中間スタッカー)は、片面複
写シートが感光体から離れる方向にみて前縁を先にして
バッファトレイに差し入れられ、再給紙時には後縁を先
にして感光体へ再給送されるように配置されており、折
り返し通路がバッファトレイと感光体との間に設けられ
て、シートがバッファトレイと感光体との間で1回反転
させられるようにしたものである。
しかしこの複写機における両面複写時のシート搬送通
路は複雑なS型の湾曲と反転とからなる構成をなすもの
である。
更に、特開昭58−43465号公報に記載の画像形成装置
の再給紙装置によれば、中間トレイの両端部にそれぞれ
再給紙のための転写紙送り出し手段を設置し、多重コピ
ーの場合には、中間トレイに送入された転写紙をその送
入進行方向と同方向に送り出し、両面コピーの場合には
転写紙を反転させて送入進行方向と反対の方向に送り出
して感光ドラムに再給紙するものである。
しかしこの再給紙装置は複数枚の転写紙を片面コピー
して中間トレイに堆積させ、引続き裏面コピーを一括し
て処理する両面複写には不適であり、その都度両面コピ
ーするため、多大の複写処理時間を要する。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は上記のような記録用紙搬送装置における諸
問題点を排除して、両面記録時における記録用紙搬送・
中間スタックを円滑になし、記録用紙を正確かつ安定し
て導入して所定の収容部に整然と紙揃えし、更に両面複
写モードによる複写紙搬送を確実に動作させる記録用紙
搬送装置を提供することを目的とするものである。
これらの目的を達成するこの発明の画像記録装置の記
録用紙搬送装置は、給紙部から給送された記録用紙を、
画像形成部により記録用紙の片面に画像記録したのち、
該記録用紙を記録用紙搬送部の中間トレイに搬送・集積
し、更にこの中間トレイの該記録用紙を上記画像形成部
へ再給紙して記録用紙の両面に画像記録する画像記録装
置において、前記画像形成部の直下部に給紙カセットを
備えた給紙部を多段配設するとともにこの最下位の給紙
部の下側に中間トレイを配置し、この中間トレイへ記録
用紙を導入する搬送通路を、該中間トレイの底部下方に
設け、該下方の搬送通路を搬送された記録用紙を上方に
反転して導入手段を介して前記中間トレイへ送り込むよ
うにし、この中間トレイへの導入手段が記録用紙を再給
紙する給紙手段を兼ね、この給紙手段の給紙ローラが記
録用紙の導入時には正回転し、再給紙時は逆回転に切替
えるようにしたことを特徴としている。
また、この発明の画像記録装置の記録用紙搬送装置は
前記中間トレイと搬送通路とがユニット化されていて、
外部へ引出し可能にしたことを特徴としている。
更に、この発明の画像記録装置の記録用紙搬送装置
は、前記導入手段が、記録用紙を再給紙する給紙手段を
兼ねていて、記録用紙の導入時には正回転し、再給紙時
には逆回転に切り替えるようにしたことを特徴とするも
のである。
〔実施例〕
以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づいて説明
する。なお、図中、前記と同じ機能を有する部分には、
同一符号を付している。
第1図は、本発明を適用した記録用紙搬送装置を搭載
した両面複写装置の構成図、第2図は両面複写時の記録
用紙搬送装置による給紙循環経路を示す記録装置の要部
断面図である。
第1図において、1は自動原稿送り装置、2は走査露
光光学系、3は感光体ドラム廻りの画像形成部、4は複
写紙供給部(給紙部)、5は複写紙搬送部、6は定着
器、7は反転排紙切替部、8は分岐搬送部、100は本発
明による中間トレイ給紙部である。
上段の給紙部4Aと下段の給紙部4Bは、図に示すよう
に、画像形成部3の下部に装脱自在に設けられた給紙カ
セット41A,41Bに収容された記録紙束Pから記録用紙
(転写紙)を送り出して中間ローラを経て感光体ドラム
31周面へ搬送する。上段の給紙部4A、下段の給紙部4Bに
は、サイズの異なる2種類の記録用紙Pを各別に収納し
た給紙カセット41Aおよび41Bが装着される。
まず、給紙カセット41A,41Bの構造について説明す
る。この場合、給紙カセット41Aと給紙カセット41Bは、
それぞれ収納する用紙のサイズに応じて互いに大きさま
たは仕切り板が異なるだけで構造は全く同じであるか
ら、主として上段の給紙カセット41Aについて述べる。
第2図において、42Aはカセット本体、43Aは可動底板
でこの上面側に用紙Pが載置される。該可動底板43Aの
一端はカセット本体42Aの底面の一部に係止され回転自
在になっていて、他端は該可動底板43Aが揺動上昇した
とき用紙を介して前記ピックアップローラ44Aの周面に
押圧する。
次に、上段・下段各給紙部の構造について説明する。
上段の給紙部4Aは、給紙カセット41Aを所定位置に収
納して定置させる給紙台45Aと、前記可動底板43Aを揺動
軸の駆動によって押し上げる押上げ部材46Aおよびピッ
クアップローラ44A,フィードローラ47A,リバースローラ
48A等から成る給紙機構部とから構成されている。
下段の給紙部4Bも上記上段の給紙部4Aと同様の構造を
なす。
原稿載置台21上の原稿Dの像は、第一ミラー22、第二
ミラー23,第三ミラー24を介してレンズ25に導かれ、更
に第四ミラー26を介して感光体ドラム31に導かれて、静
電潜像を形成し、現像後のトナー像は、給紙カセット41
A,41Bから中間ローラ51,先端検知器52,レジストローラ5
3を経て給紙された記録用紙Pに転写器54により転写さ
れ、転写後のトナー像を有する記録用紙Pは、分離器55
によって感光体ドラム31と分離され、搬送ベルト56を経
て定着器6に送り込まれ定着される。そして定着後の記
録用紙Pは、両面コピーや多重コピーをしない単なる片
面コピーの場合には、切替部7により排紙トレイ57上に
排出されて複写サイクルが完了する。
切替部7は、片面コピーをするか、あるいは両面、多
重コピーをするかの選択釦の操作により、記録用紙Pの
送り出し経路を第二の原稿像の転写の要否に応じて中間
トレイ給紙部100側または排紙トレイ57側に仕分けるも
のである。
両面コピーや多重コピーをする場合には、前記のよう
に第一の原稿像を転写・定着した記録用紙Pは、切替部
7によって分岐搬送部8に導かれ中間トレイ110上に一
旦収納される。
中間トレイ給紙部100は、前記下段の給紙部4Bの下方
に設置されている。中間トレイ給紙部100は、中間トレ
イ110と、該中間トレイ110に記録用紙Pを搬入および搬
出させる給排紙手段120と、上記中間トレイ110の下方に
配設された搬送手段130とから構成されている。
上記中間トレイ110は、トレイ本体111と可動底板112
と、後端ストッパ113と、先端紙揃え用ローラ114から構
成されていて、前記給紙カセット41A,41Bとほぼ同じ形
状をなしている。なお、後端ストッパ113は、トレイ本
体111内に収容される記録用紙Pのサイズによって移動
させて位置決めする。
上記先端紙揃え用ローラ114は、上下方向に揺動可能
で且つ駆動回転可能になっている。給排紙手段120から
トレイ本体111に記録用紙Pが挿入されて停止すると、
上記先端紙揃え用ローラ114が下降して記録用紙Pに圧
接し、該ローラ114の駆動回転により、記録用紙Pは図
示右方に送られてその先端部はトレイ本体111の内壁端
に当接して先端紙揃えされる。この先端紙揃えは記録用
紙Pが挿入される都度行われて整列される。
給排紙手段120は、前記給紙部4A,4Bにおける給紙機構
部と類似の構成である。すなわち、一方向回転可能なピ
ックアップローラ121と、定位置で正逆転駆動されるフ
ィードローラ122と、該フィードローラ122に圧接しワン
ウエークラッチまたはトルクリミッタを内蔵するリバー
スローラ123および弾性変形可能な薄手フィルムから成
る可撓性分岐板124とから構成されている。
上記トレイ本体111の底部下方には、前記可動底板112
を押し上げる押上げ部材125と、該押上げ部材125を揺動
駆動する揺動軸126が設けてある。
上記トレイ本体111の下方には駆動回転可能な複数組
の搬送ローラ131,132,133および上下のガイド板134から
成る搬送手段130が設けてある。該搬送ローラ131,132,1
33の配置間隔(ピッチ)は最小サイズの記録用紙の長さ
より短く設定してある。なお、上記搬送手段130は駆動
搬送ベルトと従動ローラの構成にしてもよい。切替部7
から分岐搬送部8を経て中間トレイ給紙部100の搬送手
段130に送り込まれた記録用紙Pは、対向配置された上
下のガイド板134の間隙に沿って進入し、搬送ローラ13
1,132,133によって挟持され出口に向かって搬送され
る。
第3図(A),(B)は両面複写時の記録用紙の搬送
経路の説明図であり、(A)は片面複写した記録用紙P
のスタックまでの経路を矢示する。(B)は該片面複写
済みの記録用紙Pを再給紙して裏面複写する搬送経路を
示す。
両面複写モードに設定されて複写が開始されると、片
面複写済みの先頭の記録用紙P1は、前述の給紙・搬送過
程を経て、搬送ローラ131,132,133通過後、分岐板124を
押し上げて給排紙手段120から中間トレイ110に収納さ
れ、引続き後続の記録用紙P2,P3も中間トレイ110の先行
の記録用紙の上面に相次ぎ積載される。このとき、フイ
ードローラ122は逆方向(時計方向)に駆動回転すると
ともに、リバースローラ123はロックが解除されてフリ
ーとなり、フイードローラ122に圧接して反時計方向に
従動回転する。かくして両ローラ122,123の回転によ
り、送られてきた記録用紙P1,P2,P3は挟持(ニップ)さ
れて順次中間トレイ110内に収容される。
すべての片面複写が終了し、原稿の裏面設置が行った
のち、複写を再開させると、トレイ本体111内の押上げ
部材125が揺動して押し上げられ、積載した記録紙束を
ピックアップローラ121の周面に押圧する。
次いで、フイードローラ122およびピックアップロー
ラ121が正回転駆動に変換され、リバースローラ123は正
回転(時計方向回転)が阻止され、重送を防止する。こ
の給紙動作によって、トレイ本体111内に収容された記
録紙束のうち最上層の1枚の記録用紙P3が先ず送り出さ
れて、中間ローラ58,51を経て前記画像形成後、搬送方
向変換が設定された反転排紙切替部7を経て排紙トレイ
57上に排出・載置される。引続きトレイ本体111内の下
位の記録用紙P2,P1も順次送り出されて上記搬送経路を
通過して排紙トレイ57上に積載される。
以上は、2面の原稿を複数枚の記録用紙に両面複写す
る場合であるが、中間トレイ110内の記録用紙を画像面
を上向きにして載置し上送りすることにより、記録用紙
背面に画像裏写りや、摺擦による画像こすれを生じるこ
とが少ない利点がある。
第4図は、本発明による記録用紙搬送装置の他の実施
例を示す断面図である。なお、図中、同じ機能を有する
部分には、前記実施例のものと同番号を付している。ま
た、前記実施例と異なる点を説明する。
これは、中間トレイ給紙部100の給排紙口付近には、
上段に搬入手段を下段に搬出手段をそれぞれ設け、記録
用紙Pを上方より導入し、底部から送り出すことを特徴
としている。
上記搬入手段は駆動ローラ141と従動ローラ142とから
成り矢示方向に回転して記録用紙Pをトレイ本体111内
に上方から順次導入する。
搬出手段は、半月状のピックアップローラ143と、フ
ィードローラ144と、リバースローラ145と、ストッパ部
材146と、押圧部材147とから構成されている。上記スト
ッパ部材146は記録用紙Pを送り出すときには下方に揺
動・退避する。押圧部材147は記録用紙Pを導入すると
きには上方に揺動・退避する。
記録用紙Pをトレイ本体111内に導入するときには、
押圧部材147が上方に揺動・退避し、駆動ローラ141と従
動ローラ142の圧接回転により、搬送ローラ131,132,133
から送り込まれた記録用紙Pは、両ローラ141,142にニ
ップされて上方からトレイ本体111内に収容されて堆積
する。
記録用紙Pを画像形成部に再給送するときには、押圧
部材147が下降して記録紙束を上方から押圧し、ストッ
パ部材146が下降してトレイ本体111底部より下方に退避
する。次いで、ピックアップローラ143,フィードローラ
144が駆動回転されて、記録紙束のうち最下層の1枚の
記録用紙Pを送り出す。
第5図は多重複写モード時の記録用紙Pの搬送経路を
示す中間トレイ給紙部の断面図である。多重複写モード
に設定されると、記録用紙Pは前記搬送ローラ131,132,
133の経路を通らず、トレイ本体111にその左端上方から
直接搬入される。
トレイ本体111の左上方には、記録用紙Pのサイズに
より移動可能なガイド部材115が設けられていて、記録
用紙Pが途中で落下することなく確実にその先端がトレ
イ本体111の内壁右端付近に到達するようにしている。
更に前記両面複写モードと同様に、先端紙揃え用ローラ
114の上下揺動と駆動回転により、記録用紙先端がトレ
イ本体111の突当て部に当接されて、紙揃えが行われて
スタックされる。スタック終了後の再給紙は右端の給紙
手段により前述と同様に送り出される。
前記中間トレイ給紙部100はユニット化され、そのユ
ニット筐体101の両側面にスライドレール102,103を設
け、記録装置本体から引出し可能になっている。前記給
排紙手段120や搬送手段130で記録用紙Pが紙詰まり(ジ
ャム)したときには、上記ユニット化された中間トレイ
給紙部100をスライドレール102,103に沿って前方に引出
せば、容易に点検・修正して給紙を再開することができ
る。
また、前記中間トレイ給紙部100は、両面複写や多重
複写時の記録用紙スタック用に使用されるが、中間トレ
イ110を補助の給紙カセットに使用することも可能であ
る。すなわち、前記中間トレイ110のトレイ本体111内に
前記給紙カセット4A,4B以外のサイズの記録用紙や、特
大サイズの記録用紙、あるいは特殊サイズの記録用紙を
収容可能にしておき、前記給排紙手段120によって給紙
することも可能である。これら記録用紙の補充・交換
は、前記中間トレイ給紙部100を前方に引き出すことに
よって容易に操作できる。
更に、上記トレイ本体111を傾斜配置し、給排紙手段1
20を斜方向に配置して、トレイ本体内に収容された記録
用紙の先端揃えを確実にするようにしてもよい。
また、この実施例では給紙カセット4A,4Bと中間トレ
イ110を縦列配置したが、該給紙カセットを記録装置本
体の右側方に配置し、中間トレイ給紙部100を画像形成
部の直下すなわち、第6図のスタッカー9に相当する位
置に配置してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、画像形成部
の下方に、中間トレイと給排紙手段を、更にその下方に
記録用紙搬送手段を配設したものであるから、従来のよ
うに記録用紙をスイッチバックさせるのに必要な正逆転
装置が不要であるから、動作が安定し円滑で構造も簡単
である。また、記録用紙を中間トレイに導入する手段と
再給紙手段とを兼用して同一手段による正逆転により給
排紙できるから、給排紙機構が簡単で小型化できる。
更に、中間トレイ給紙部の全高を小さく薄型化が可能
であるばかりでなく、この給紙部内での記録用紙の湾曲
半径は、この全高内で余裕をもって大きくとることがで
きるから、記録用紙に無理なストレスを与えることがな
く、搬送不良を発生することのない優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した記録用紙搬送装置を搭載した
両面複写記録装置の構成図、第2図は該搬送装置による
給紙循環経路を示す記録装置の要部断面図、第3図は両
面複写時の記録用紙の搬送経路の説明図、第4図は本発
明による記録用紙搬送装置の他の実施例を示す断面図、
第5図は多重複写モード時の記録用紙搬送経路を示す中
間トレイ給紙部の断面図、第6図は従来の両面複写装置
の構成図である。 3……画像形成部、4,4A,4B……給紙部 5……搬送部、7……反転排紙切替部 8……分岐搬送部、41A,41B……給紙カセット 100……中間トレイ給紙部 101……ユニット筐体 102,103……スライドレール 110……中間トレイ、111……トレイ本体 112……可動底板、113……後端ストッパ 114……先端紙揃え用ローラ 115……ガイド部材、120……給排紙手段 121,143……ピックアップローラ 122,144……フィードローラ 123……リバースローラ、124……分岐板 125……押上げ部材、130……搬送手段 131,132,133……搬送ローラ 134……ガイド板、141……駆動ローラ 142……従動ローラ、146……ストッパ部材 147……押圧部材 P,P1,P2,P3……記録用紙

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給紙部から給送された記録用紙を、画像形
    成部により記録用紙の片面に画像記録したのち、該記録
    用紙を記録用紙搬送部の中間トレイに搬送・集積し、更
    にこの中間トレイの該記録用紙を上記画像形成部へ再給
    紙して記録用紙の両面に画像記録する画像記録装置にお
    いて、 前記画像形成部の直下部に給紙カセットを備えた給紙部
    を多段配設するとともにこの最下位の給紙部の下側に中
    間トレイを配置し、この中間トレイへ記録用紙を導入す
    る搬送通路を、該中間トレイの底部下方に設け、該下方
    の搬送通路を搬送された記録用紙を上方に反転して導入
    手段を介して前記中間トレイへ送り込むようにし、この
    中間トレイへの導入手段が記録用紙を再給紙する給紙手
    段を兼ね、この給紙手段の給紙ローラが記録用紙の導入
    時には正回転し、再給紙時は逆回転に切替えるようにし
    たことを特徴とする画像記録装置の記録用紙搬送装置。
  2. 【請求項2】前記中間トレイと搬送通路とがユニット化
    されていて、外部へ引出し可能にしたことを特徴とする
    請求項1記載の画像記録装置の記録用紙搬送装置。
JP1147130A 1989-06-09 1989-06-09 画像記録装置の記録用紙搬送装置 Expired - Lifetime JP2700820B2 (ja)

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