JP2628152B2 - 作業機付車輌の稼働データ記録システム - Google Patents

作業機付車輌の稼働データ記録システム

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JP2628152B2
JP2628152B2 JP60011527A JP1152785A JP2628152B2 JP 2628152 B2 JP2628152 B2 JP 2628152B2 JP 60011527 A JP60011527 A JP 60011527A JP 1152785 A JP1152785 A JP 1152785A JP 2628152 B2 JP2628152 B2 JP 2628152B2
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祥二 戸澤
経夫 久武
忠史 跡野
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、ブルドーザ、ローダ、ダンプトラック等
の建設機械、その他作業機を有する車輌の稼動状態を、
エンジン、車輌走行、及び作業機の稼動乃至実作業の有
無データとして検出し、これらのデータを基にエンジン
アイドル状態、車輌回送状態、実稼動状態等の稼動デー
タを得ることのできる作業機付車輌の稼動データ記録シ
ステムに関する。
【従来の技術】
作業機付車輌の稼動データを記録し、運行を管理する
ため、機械式タコメータや、これに代わってエンジン回
転数、走行スピード等を検出し記録するディジタル式稼
動データ記録装置は知られている。 ここで、機械式タコメータは積算走行距離等の演算処
理が行えないこと、及び小さな円盤状の記録紙上でのア
ナログ表示のため正確な数値が読み取れない等の欠点が
ある。 ディジタル式の稼動データ記録装置は、上記欠点を解
消するが、一日の作業状態のデータを記録するには大容
量の外部記憶体を必要とする。 また、作業機付車輌の場合、1日の作業を実稼動、車
輌の回送、エンジンアイドル状態(待ち状態等)、休憩
等に大別した場合に、これらの状態を前記稼動データ等
の記録により判定するには煩雑な解析処理が必要にな
る。
【発明が解決しようとする問題点】
この発明は上記事情に鑑み鋭意研究の結果創案された
ものであって、その主たる課題は、センサから短いサン
プリング周期で検出されたエンジン稼動状態の有無デー
タ、車輌稼動状態の有無データ、及び作業機実作業状態
の有無データを基に、これを長いサンプリング周期のデ
ータに圧縮し、次いで圧縮されたデータを基に一日の作
業をエンジンアイドル状態、車輌回送状態、実稼動状態
のいずれかに判定する作業機付車輌の稼動データ記録シ
ステムを提供することにある。
【問題点を解決するための手段】
この発明は、上記課題解決のため、第1図(a)の機
能ブロック図で示すごとく、 (a).エンジン、車輌、作業機の稼動の有無を検出す
るセンサS1〜S3から稼動有りデータまたは稼動無しデー
タを短いサンプリング周期で連続的に得る。 (b).演算部で、所定の長い時間を周期とした同一の
サンプリング周期で各稼動有無データを有無別にそれぞ
れ積算し、該積算値を予め定めてある基準値と比較判定
して、上記長い一定時間を周期とする稼動有無データに
換算処理する、 (c).上記換算された長いサンプリング周期の各デー
タを基にして同一のサンプリング時に、エンジン稼動有
りのデータが入力され、車輌と作業機は共に稼動無しの
データが入力された場合はアイドル状態と判定するアイ
ドル判定手段40を設ける。 (d).上記換算された長いサンプリング周期の各デー
タを基にして同一のサンプリング時に、車輌稼動有りの
データが入力され、作業機実作業無しのデータが入力さ
れた場合は車輌回送状態と判定する回送判定手段20を設
ける。 (e).上記換算された長いサンプリング周期の各デー
タを基にして同一のサンプリング時に、車輌稼動有りの
データが入力され、作業機実作業有りのデータが入力さ
れた場合は実稼動状態と判定する実稼動判定手段30を設
ける。 という技術手段を備えた構成からなっている。
【作用】
エンジン稼動の有無データと、車輌稼動の有無データ
と、作業機の実作業の有無データとを検出し、これら検
出された稼動有無データをもとにデータを圧縮し、圧縮
したデータを基にエンジンが稼動し車輌及び作業機が稼
動していない場合をアイドル状態と判定し、車輌が稼動
して作業機が実作業していない場合を回送状態と判定し
両者が共に稼動している場合は実稼動状態と判定する
(第1図(b)(c)参照)。 これにより、上記稼動データを得るのに時系列な稼動
有無データを検知すればよく、しかも比較的長い間隔
(周期)のデータが得られるので、大容量のメモリ又は
外部記憶体を必要としない。
【実施例】
以下に、この発明の作業機付車輌の稼動データ記録シ
ステムの一実施例を第2図以降の図面に基づいて説明す
る。 この作業機付車輌の稼動データ記録システムは、車輌
のキャビンに搭載されたマイクロコンピュータ構成の稼
動データ記録装置D1と、該稼動データ記録装置D1に接続
されたセンサ群Sと、車外の管理事務所等にある外部コ
ンピュータD2と、前記稼動データ記録装置D1から得た稼
動データを記録保管し、外部コンピュータD2に入力する
外部記憶体(媒体)の一例を示すICカード10とから構成
されている。 センサ群Sには、エンジンの稼動の有無を検出するエ
ンジン稼動センサS1と、車輌の稼動即ち走行の有無を検
出する車輌稼動センサS2と、作業機の実作業の有無を検
出する作業機実作業センサS3等がある。 エンジン稼動センサS1は、エンジンが回転している場
合に稼動あり(例えば、OFF)信号を発し、エンジンが
停止している場合に稼動なし(例えば、ON)信号を発す
るセンサであって、本実施例では、エンジン油圧が0の
時ONとなり、油圧が立上がった場合にOFFとなるエンジ
ン油圧センサを用いているが、エンジン回転数センサで
回転数=0の時にON信号を、エンジン回転数>0の時に
OFF信号を発する構成にしてもよい。 車輌稼動センサS2は、本実施例では車輌の走行速度を
検出する車速センサを用いているが、車輌が走行する場
合に稼動有り(例えば、ON)信号を発し、車輌が停止し
た場合に稼動なし(例えば、OFF)信号を発するセンサ
であってもよく、一例を示せば、スピードコントロール
レバーの位置センサによりレバーがニュートラル位置に
あるときOFF信号を、それ以外の場合にON信号を発する
構成にしてもよい。 次に、作業機実作業センサS3は、作業機が実作業を行
っている場合に実作業有り(例えば、ON)信号を発し、
作業機が実作業を行っていない場合に実作業なし(例え
ば、OFF)信号を発するセンサであって、本実施例では
作業機油圧が0の時にOFFとなり、油圧が立ち上がった
場合にONとなる作業機油圧センサを用いているが、作業
機のコントロールレバの位置により作業の有無を判定す
る等の構成であってもよい。 このセンサS1〜S3が接続されている稼動データ記録装
置D1は、第3図で示す如く、固定データ用の外部入力部
1と、稼動データ表示用の外部表示装置6と、ICカード
10が挿脱可能なデータ読取書込部7とが、それぞれイン
ターフェース部IF1〜IF5を介して制御部5に接続された
構成からなっている。 即ち、固定データ用外部入力部1は、手動入力用スイ
ッチ2と、値設定スイッチ3と、書込スイッチ4Aと、取
消スイッチ4Bとから構成されている。尚、4Cは作業終了
の際に投入される終了スイッチである。 手動入力用スイッチ2は、ロータリィスイッチからな
って、各手動入力用固定データ別、例えば日付、作業の
種類や作業場所等の識別番号、燃料,エンジンオイル,
ギヤオイル,或いは油圧オイル等の供給量の各項目に分
かれている。 次に、書込スイッチ4Aは、前記ロータリィスイッチ2
の選択乃至値設定スイッチ3の設定後に投入されるもの
で、該書込スイッチ4Aの投入時刻が書込スイッチ4Aの投
入によって入力される情報(固定データ)と共にメモリ
M及びICカード10に書込まれる構成になっている。 従って、日付や時刻は、上記ロータリィスイッチ2の
設定位置を当該項目に回し、書込スイッチ4Aを押すこと
により、そのスイッチ投入時の日付又は時刻がメモリM
及びICカード10に自動記録される。 また識別番号の場合は、上記ロータリィスイッチ2で
設定され書込スイッチ4Aが投入された識別番号データ
が、該書込スイッチ4Aの投入時刻と共にメモリM及びIC
カード10に自動記録される。 その他の固定データ、例えば燃料の供給量の場合は、
当該項目にロータリィスイッチ2を回し、値設定スイッ
チ3で供給量の数値を設定し、書込スイッチ4Aの投入に
よって、該燃料の供給量データが書込スイッチ4Aの投入
時刻と共に入力され、メモリM及びICカード10に書込ま
れる。 尚、本実施例の場合、この値設定スイッチ3はディジ
タル設定スイッチからなっている。 また、これら固定データの書込みが誤っていた場合に
は取消スイッチ4Bの投入によって、誤ったデータをキャ
ンセルし、正しいデータを再度書込むことができる。 このようにして前記各センサS1〜S3から出力された各
検知信号及び外部入力部1から入力された稼動データは
制御部5の演算処理部50に送られる。 この演算処理部50には、第2図(b)で示す如く車速
や時刻データを積算する積算データ演算部50Aと、これ
ら積算されたデータや、車速センサにより短かい周期で
サンプリングされた車速データをリアルタイムに外部表
示するための外部表示用演算部50Bと、稼動データを長
い周期でICカードに記録するための情報記録演算部50C
とが設けられている。 即ち、積算データ演算部50Aでは、クロックジェネレ
ータからなる時計部Cの時刻データを用いて、例えば、
エンジン油圧立ち上がり時に記録される作業開始時刻か
らの積算時間を算出し、また通算の作業積算時間を算出
する。 また、車速センサS2からの車速データと、前記時刻デ
ータとを基に積算距離を算出する。 外部表示用演算部50Bでは、車速センサS2から得られ
た短かい周期での車速データと、時計部Cからのリアル
タイムの時刻データと、前記積算データ演算部50Aで算
出された各積算データとをリアルタイムで外部表示装置
6へ出力する。 情報記録演算部50Cには換算回路51a〜c、カウンタ回
路52a〜c及び判定回路53a〜cが設けてある。 即ち各センサS1〜S3は、短い周期、本実施例では説明
の便宜上、1秒間隔の周期でディジタル式にサンプリン
グを行うセンサが用いられるが、該センサがアナログ式
センサの場合には上記換算回路51a〜cは、時計部Cに
設けられた1秒間隔のサンプリング周期を発生させるサ
ンプリング周期発生回路C1と接続されて、アナログデー
タを1秒を周期とするディジタルデータにA/D変換して
カウンタ回路52a〜cに入力する。 カウンタ回路52a〜cには記録用の長い周期(本実施
例では30秒周期)を発生するサンプリング周期発生回路
C2が接続されて、30秒間に入力された稼動有り(ON)信
号又は稼動無し(OFF)信号の数を加算する。 この加算された信号数は、次に判定回路53a〜cに入
力される。 この判定回路53a〜cでは、例えば加算された信号数
が予め設定された基準値を超えたとき一律に稼動有り
(ON)又は稼動無し(OFF)と判定する。 上記基準値は、30秒単位で何回以上稼動あり信号が入
力されれば、その30秒間全体を稼動状態ありと判定する
かの基準値であり、予め統計的乃至経験的に定められ
る。 このようにして判定・決定された稼動状態有無のデー
タは前記センサからの短かいサンプリング周期に比べて
長い周期となった稼動有りデータ又は稼動無しデータと
して出力されメモリMに記憶されると共に、データ読取
書込部7を介してICカード10に書込まれる。 これにより、長い周期のデータであっても、間欠的で
なく、稼動の実態に近似した稼動有無のデータを得るこ
とができる。 また、制御部5内では更に、第2図(c)で示す如く
統計記録用演算部50Dを設けて、センサSから数値(回
転数等)として検出されるデータを統計処理させてもよ
い。 この場合、車速センサS2から検出された短かい周期で
の検知信号は換算回路55で車速データに換算されて統計
用判定回路56に入力される。 この統計用判定回路56では、入力した車速データから
車速値を予め設定してある速度分布(例えば5Km/h間
隔)のいづれの領域に含まれるか仕分けして、統計用算
出回路57で各領域毎にデータ数を頻度(%)として算出
する公知の統計処理を行う。 その他、数値(回転数)を検出する稼動データ検出用
のセンサを用いる場合、例えばエンジン回転数を検出す
るセンサS4でエンジン稼動の有無を検出する場合等にお
いても、同様の構成で稼動の有無データと共に稼動の統
計データを得ることができる。 このようにして得られる統計データは、メモリMに一
時的にストアしておき、通常(一日の)稼動全体の終了
時の終了スイッチ4Cの投入によって前記統計記録用演算
部50Dで統計演算処理された最終データがICカード10に
書込まれる構成が採られている。 これにより、ICカード10には、 I)エンジン稼動状態の有無データ II)車輌稼動状態の有無データ III)作業機実作業状態の有無データ IV)識別データ(作業種類データ等) V)燃料等の供給量 イ)エンジンオイル ロ)ギヤーオイル ハ)油圧オイル、等 VI)エンジン回転速度統計データ VII)車速統計データ VIII)作業開始及び終了時刻、積算時間 IX)走行距離データ 等を書込むことができる。 尚、第3図(b)にこの稼動データ記録装置の要部回
路ブロック図を示す。 ここで、IF1〜5は周辺機器を制御部5へ接続するた
めのインターフェース部であり、IF1には外部入力部1
と外部表示装置6とが接続されており、IF2にはエンジ
ン稼動有無センサS1,車速センサS2,作業機実作業センサ
S3とが接続されている。 またIF3にはエンジン回転数センサS4が接続されてい
る。 IF4には、データ読取書込装置7と、バッテリィ(電
源)Vcc等が接続されている。 IF5は通信用インターフェースで、本実施例の場合RS2
32Cのシリアル通信用端子81が設けられて端末機、プリ
ンタ等が接続可能となっている。またメンテナンス用コ
ネクタ82が設けられており、制御部5のCPUに予め設定
してある車輌固有の定数(車速の演算に使用する定数)
の修正、バックアップデータの読出し、日付、時刻の設
定変更などが行えるようになっている。 次に、この稼動データ記録システムの作用を説明する
と、今、車輌の図示しないメインスイッチが投入される
とこの稼動データ記録装置D1が起動し、メモリに格納さ
れている稼動データ記録プログラムが第4図のフローチ
ャートに従って実行される。 まず、ステップでデータ読取書込部7にICカード10
が挿着されたか否かの判定を行う。 ICカード10が該データ読取書込部7のカード挿着孔に
挿入されているとカード有りモードが選択され、挿入さ
れていないとカード無しモードが選択される。 カード無しモードでは、稼動データの外部表示処理の
みが行われるもので、図中点線によりその手順を示す。 カード有りモードでは、次ぎにステップでICカード
10に記録されているIDコードが当該稼動データ記録装置
にマッチするか否かの判定を行う。 IDコードがマッチした場合にIDコード10は書込み可能
な状態となりエンジン油圧立ち上がり時刻又はカード挿
入時刻が時計部Cを介して作業開始時刻として記録され
る。 またステップにより各センサS1〜S4からのデータが
入力されると、ステップで演算処理部50の積算データ
演算部50Aにより車速センサS2からの車速データや、時
計部Cの時刻データを基に走行距離や積算時間の算出が
行われる。 次に、ステップで、これら積算されたデータや、積
算の基となった短かい周期の車速データ、センサS4によ
るエンジン回転数センサ、リアルタイムの時刻データが
それぞれ外部表示用演算部50Bを介してキャビン内のLE
D,LCD等の外部表示装置6へリアルタイムで出力され
る。 また、稼動有無データについてはステップでセンサ
S1〜S3からの短かい周期(1秒周期)の検出信号を基に
各稼動有無データがそれより長い周期(30秒周期)で集
積される。 そして、ステップで加算された稼動有り又は稼動無
し信号数を基に判定を行い30秒間全体にわたる稼動状態
の有無を判定する。 判定された結果、ステップで、30秒周期における稼
動状態の有無データが得られステップでメモリMに記
憶されると共に、ICカード7に書込まれる。(なお、前
述のカード無しモードでは、ステップ〜の外部表示
処理のみが行われる。) 更にこれらと共にセンサ2及びセンサ4で検出された
回転数データは、統計記録用演算部50Dに入力されステ
ップで統計処理が行われる。 ステップで終了スイッチの押釦が押されることによ
り稼動終了と判断され、ステップで、終了時刻及び積
算時間の合計値がメモリMへ記憶されると共に統計用に
処理された統計データと未記録の時系列の稼動データ等
もそれぞれメモリMからデータ読取書込部7を介してIC
カード10へ書込まれる。 そして、ICカード10への書込が終了し、オペレータが
全作業終了としてメインスイッチをOFFにするとエンジ
ンが停止しこのプログラムも終了する。 次に、この書込が終了したICカード10はオペレータに
よりデータ読取書込部7から引抜かれ、外部の管理事務
所等のデータ読取装置D2′に挿入され、これを介してIC
カード10にストアされた稼動状態の有無データ等は稼動
データ処理装置D2に入力される。 この稼動データ処理装置D2は、マイクロコンピュータ
構成からなっている。 そして、その演算処理部20で稼動識別プログラムが第
5図で示す如くスタートすると、まず、スッテップで
同一周期毎における稼動状態データ中、エンジン稼動状
態が有りで、車輌稼動状態及び作業機実作業状態が共に
無しの組合せが有るか無いかを判定し、ステップで上
記組合せが有りの場合に、該当する同一周期内をエンジ
ンアイドル状態有りとし、該組合せが無しの場合をエン
ジンアイドル状態無しと判定して、全作業時間における
エンジンアイドル状態の有無を識別する。 同様に、これと並行してステップで、同一周期毎に
おける稼動状態データ中、車輌稼動状態が有りで、作業
機実作業状態が無しの組合せが有るか無いかを判定し、
ステップで上記組合せが有りの場合に、該当する同一
周期内を車輌回送状態有りとし、全作業時間における車
輌回送状態の有無を識別する。 更に並行して、ステップで、同一周期毎における稼
動状態データ中、車輌稼動状態が有りで、作業機実作業
状態が有りの組合せが有るか無いかを判定し、ステップ
で上記組合せが有りの場合に、該当する同一周期内を
実稼動状態有りとし、全作業時間における実稼動状態の
有無を識別する。 これにより、ステップで全作業時間を、エンジンア
イドル状態有り、車輌稼動状態有り、タ実稼動状態有
り、及び休憩時間(作業中で全ての稼動状態が無しの場
合)に分けて識別することができる。 この識別されたデータは、例えばエンジンアイドル状
態有無データの場合、有りデータを更により長い周期で
集積して、その合計値が予め定めた基準値より大きい場
合、その間のエンジンアイドル状態を有りと判定する判
定手段を用いて、より長い周期の車輌稼動状態有りデー
タを得てもよい。 この識別された有無データは外部表示手段Dに出力さ
れ乃至記録手段Pに記録され管理用データとして用いら
れる。 尚、上記実施例においては、車載の稼動データ記録装
置D1と外部の稼動データ処理装置D2とに分けてデータ処
理を行ったが、前記車載の稼動データ記録装置で同時に
データ処理を行ってもよい。 即ち、この場合は、稼動状態の有無データを基に、ア
イドル判定手段57と車輌回送判定手段58と実稼動判定手
段59とを設けておく。 第6図で一例を示す如く、アイドル判定手段57では、
車輌稼動状態判定回路53bと作業機実作業状態有無デー
タ用の判定回路53cとをナンド回路で接続し、その出力
端とエンジン稼動状態有無データ用の判定回路53aとを
共に反転してアンド回路で接続した構成からなる。 従って、エンジン稼動状態有り信号と、車輌稼動状態
無し信号と、作業機実作業状態無し信号とが同一周期で
入力されるとアイドル有り信号が出力されることにな
る。 次に、回送判定手段58は、作業機実作業状態有無デー
タ用の判定回路53cがその出力信号を反転した状態で車
輌稼動状態有無データ用の判定回路53bとアンド回路で
接続されている。 従って、車輌稼動状態有り信号と、作業機実作業状態
無し信号とが同一周期で入力されると回送有り信号が出
力される。 更に、実稼動判定手段59は、作業機実作業状態有無デ
ータ用の判定回路53cと車輌稼動状態有無データ用の判
定回路53bとがアンド回路で接続されている。 従って、車輌稼動状態有り信号と、作業機実作業状態
有り信号とが同一周期で入力されると実稼動有り信号が
出力される。 なお、ここで作業機の種類によって実稼動が、例えば
作業機に負荷がかかっている場合に限定される場合に
は、更に上記条件に加えて、作業機にかかる負荷を検出
するセンサS5から図示しない換算回路で負荷有無データ
を得て、次にカウンタ回路で30秒間における負荷有りデ
ータ数を積算し、その積算値を判定回路で判定して30秒
全体を負荷状態有り又は無しと判定して得られた結果の
負荷状態有り信号を30秒周期で入力した場合にアンド回
路により実稼動有り信号を出力する構成であってもよ
い。 このようにして判定・検出されたアイドル有無信号、
回送有無信号、実稼動有無信号は、それぞれ30秒周期で
あるので、更に長い一定時間を周期とする有無データに
換算することが好ましい。 この場合も、前記稼動有無データの換算処理と同様に
30秒を超える長い一定時間における稼動識別データを積
算していき、所定基準数を超えた場合に稼動と判定し、
そうでない場合は無しと判定する判定回路を設ける。 これにより、一日の作業状態を正確に且つ分かり易く
把握することができる。また、本発明においては、小容
量の外部記憶体を使用することができるので、特に外部
記憶体を種類を限定する必要はなく例えば、ICカード、
EPROM、フロッピィディスク、光ディスク、メモリーパ
ック、MT等が挙げられるが、これらに限定されるもので
はないこと勿論である。
【発明の効果】
本件発明は、エンジン、車輌、作業機の各部の稼動状
態が「有り」か「無し」かのデータを短いサンプリング
周期で得て、それを長い時間を周期とした同一のサンプ
リング周期にデータ圧縮するので、長いサンプリング周
期であっても正確なデータを得ることができる。 更に、上記圧縮されたデータを基に一日の作業を、エ
ンジンアイドル状態、車輌回送状態、実稼動状態に判定
するので作業機付車輌の稼動の状態を容易に識別するこ
とができる。 このように、短いサンプリング周期のデータから長い
サンプリング周期の近似データに換算し、更にエンジ
ン、車輌、作業機の有無データを組み合わせて、各サン
プリング周期毎にエンジンアイドル状態、車輌回送状
態、実稼動状態のいずれかを判定して記憶していくの
で、大きな記憶容量を必要としないで正確なデータを得
ることができて有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)はこの発明の機能ブロック図、(b)は稼
動の有無データの出力イメージ、(c)は識別データの
出力イメージ、第2図(a)は稼動データ記録システム
のブロック図、同(b),(c)は演算部のブロック
図、第3図(a)は稼動記録装置の外観図、同(b)は
その要部回路ブロック図、第4図は稼動状態のデータ記
録のフローチャート、第5図は識別データ記録のフロー
チャート、第6図は識別判定回路図である。 S1……エンジン稼動センサ S2……車輌稼動センサ S3……作業機実稼動センサ 10……アイドル判定手段 20……回送判定手段 30……実稼動判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久武 経夫 東京都港区北青山1丁目2番3号 キヤ タピラー三菱株式会社内 (72)発明者 跡野 忠史 東京都港区北青山1丁目2番3号 キヤ タピラー三菱株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−90289(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン、車輌、作業機のそれぞれの状態
    を稼動有りまたは稼動無しとして検出するセンサから短
    いサンプリング周期で得られるエンジン稼動有無デー
    タ、車輌稼動有無データ、作業機実作業有無データを基
    に、演算部で長い時間を周期とした同一のサンプリング
    周期で各稼動有無データを有無別にそれぞれ積算し、 該積算値を予め定めてある基準値と比較判定して、上記
    長い一定時間を周期とする稼動有無データに換算処理
    し、 上記換算された長いサンプリング周期の各データを基に
    して同一のサンプリング時に、 エンジン稼動有りのデータと、車輌稼動無し及び作業機
    実作業無しのデータが入力された場合にエンジンアイド
    ル状態有りと判定するアイドル判定手段と、 車輌稼動有りのデータと、作業機実作業無しのデータが
    入力された場合に車輌回送状態有りと判定する回送判定
    手段と、 車輌稼動有りのデータと、作業機実作業有りのデータが
    入力された場合に実稼動状態有りと判定する実稼動判定
    手段、 とを有する作業機付車輌の稼動データ記録システム。
  2. 【請求項2】各判定手段が、アイドル状態有無、車輌回
    送状態有無、実稼動状態有無の判定に用いる周期より更
    に長い一定時間を周期として各有り又は無しデータをそ
    れぞれ積算し、該積算値を予め定めてある基準値と比較
    判定して、この更に長い周期の有無データに換算処理す
    る演算部を介して出力されることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の作業機付車輌の稼動データ記録シス
    テム。
JP60011527A 1985-01-24 1985-01-24 作業機付車輌の稼働データ記録システム Expired - Lifetime JP2628152B2 (ja)

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