JP2618862B2 - 静止誘導機器用タンク - Google Patents
静止誘導機器用タンクInfo
- Publication number
- JP2618862B2 JP2618862B2 JP18440186A JP18440186A JP2618862B2 JP 2618862 B2 JP2618862 B2 JP 2618862B2 JP 18440186 A JP18440186 A JP 18440186A JP 18440186 A JP18440186 A JP 18440186A JP 2618862 B2 JP2618862 B2 JP 2618862B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- upper tank
- stationary induction
- induction equipment
- side plate
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- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、静止誘導機器用タンク、特にその上部タ
ンクの構造に関するものである。
ンクの構造に関するものである。
第5図、第6図は従来の油入変圧器の場合のタンク構
造を示す図で、図において、1は静止誘導機器本体を構
成する変圧器本体、2は油槽を構成する変圧器タンク
で、通常、輸送・組立作業のため下部タンク2a、中部タ
ンク2b、上部タンク2cの3つに分割され、組立後、溶接
あるいはボルト締め等により接合され、内部には変圧器
本体1及び絶縁油3が収納されている。なお、4はタン
ク2を収容するコンクリート防音建屋を示す。
造を示す図で、図において、1は静止誘導機器本体を構
成する変圧器本体、2は油槽を構成する変圧器タンク
で、通常、輸送・組立作業のため下部タンク2a、中部タ
ンク2b、上部タンク2cの3つに分割され、組立後、溶接
あるいはボルト締め等により接合され、内部には変圧器
本体1及び絶縁油3が収納されている。なお、4はタン
ク2を収容するコンクリート防音建屋を示す。
次にこの分割タンクの組立順序と接合方法について説
明する。上記の構成において、工場組立、試験完了後、
輸送上主に高さ方向の制約で上部タンク2cを取外し、第
7図に示すように輸送カバー9を取付けて出荷され、据
付場所においてこの輸送カバー9を取外し、これに変え
て第5図のように正規の上部タンク2cを取付け、現地組
立が完了する。
明する。上記の構成において、工場組立、試験完了後、
輸送上主に高さ方向の制約で上部タンク2cを取外し、第
7図に示すように輸送カバー9を取付けて出荷され、据
付場所においてこの輸送カバー9を取外し、これに変え
て第5図のように正規の上部タンク2cを取付け、現地組
立が完了する。
以上の如き従来のタンク構造においては、第5図に示
すように変圧器本体1の上部が中部タンク2bよりA部分
だけ突び出ている関係上、上部タンク2cを取付ける場
合、その部分をクリアーして上部タンクを上方向へ持ち
上げ被せる必要があり、例えばコンクリート建屋4内に
変圧器を収納する場合などは、その持ち上げ高さ分だけ
建屋寸法H2を高くする必要があつた。又、上部タンク2c
を本体組立後建屋内に入れることが困難なため、あらか
じめ建屋内に上部タンク2cを吊り下げておく必要もあっ
た。
すように変圧器本体1の上部が中部タンク2bよりA部分
だけ突び出ている関係上、上部タンク2cを取付ける場
合、その部分をクリアーして上部タンクを上方向へ持ち
上げ被せる必要があり、例えばコンクリート建屋4内に
変圧器を収納する場合などは、その持ち上げ高さ分だけ
建屋寸法H2を高くする必要があつた。又、上部タンク2c
を本体組立後建屋内に入れることが困難なため、あらか
じめ建屋内に上部タンク2cを吊り下げておく必要もあっ
た。
この発明は上記の問題点を解決するためになされたも
ので、組立必要高さの低減、いいかえればコンクリート
建屋収納変圧器ではその建屋寸法を低くできるタンクを
提供することを目的とする。
ので、組立必要高さの低減、いいかえればコンクリート
建屋収納変圧器ではその建屋寸法を低くできるタンクを
提供することを目的とする。
この発明に係るタンクは、上部タンクの側板部の少な
くとも1面を、タンクを被せる時点では開口とし、取付
後該当部の側板を接合するようにしたものである。
くとも1面を、タンクを被せる時点では開口とし、取付
後該当部の側板を接合するようにしたものである。
この発明においては、側板部を開口構造にすること
で、変圧器本体上部の突出部A部分をクリアーする必要
がなく、上部タンクを列車がトンネルを通過するように
横方向にスライドして搬入できる。
で、変圧器本体上部の突出部A部分をクリアーする必要
がなく、上部タンクを列車がトンネルを通過するように
横方向にスライドして搬入できる。
以下この発明の一実施例を第1図〜第4図について説
明する。図において、2cは上部タンクであり、5はこの
上部タンク側板部に形成された開口部、6はこの開口部
の周りに設けられたフランジ、7は上記開口部5をふさ
ぐ別体の側板で、上部タンク2cを中部タンク2b上に取付
後、フランジ6に図示しないガスケツト材を介して溶接
8により接合される。なお、その他の構成は従来と同様
であるので説明を省略する。
明する。図において、2cは上部タンクであり、5はこの
上部タンク側板部に形成された開口部、6はこの開口部
の周りに設けられたフランジ、7は上記開口部5をふさ
ぐ別体の側板で、上部タンク2cを中部タンク2b上に取付
後、フランジ6に図示しないガスケツト材を介して溶接
8により接合される。なお、その他の構成は従来と同様
であるので説明を省略する。
以上のように上部タンク2cの側板部の一部を開口構造
にすることにより、第2図に示す如く、組立時、変圧器
本体上部の突出部をクリアーして上部タンクを持ち上げ
る必要がなく、建屋4の機器搬入口4aから矢印方向Bへ
スライドして搬入することが可能となり、建屋の高さ寸
法H1が縮少されることになる。
にすることにより、第2図に示す如く、組立時、変圧器
本体上部の突出部をクリアーして上部タンクを持ち上げ
る必要がなく、建屋4の機器搬入口4aから矢印方向Bへ
スライドして搬入することが可能となり、建屋の高さ寸
法H1が縮少されることになる。
以上のようにこの発明は、上部タンクの側板部の一部
に開口部を形成し、本体組立完了後に該当部の側板を取
付けるようにしたので、組立必要高さ、特にコンクリー
ト建屋高さを低減でき、建設費が低減され、又組立期間
中、上部タンクを吊り下げておく必要がなく、安全な作
業環境が得られるなどのすぐれた効果がある。
に開口部を形成し、本体組立完了後に該当部の側板を取
付けるようにしたので、組立必要高さ、特にコンクリー
ト建屋高さを低減でき、建設費が低減され、又組立期間
中、上部タンクを吊り下げておく必要がなく、安全な作
業環境が得られるなどのすぐれた効果がある。
第1図はこの発明の一実施例を示す断面図、第2図はそ
の上部タンク搬入時の説明図、第3図、第4図は上部タ
ンク部の部分拡大断面図と斜視図、第5図は従来のこの
種のタンクを示す断面図、第6図は従来の上部タンク部
の部分拡大斜視図、第7図は輸送荷姿断面図である。 図中、1は変圧器本体、2は変圧器タンク、2cは上部タ
ンク、3は絶縁油、4はコンクリート防音建屋、5は上
部タンクの開口部、6はフランジ部、7は側板、8は溶
接部である。 尚、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
の上部タンク搬入時の説明図、第3図、第4図は上部タ
ンク部の部分拡大断面図と斜視図、第5図は従来のこの
種のタンクを示す断面図、第6図は従来の上部タンク部
の部分拡大斜視図、第7図は輸送荷姿断面図である。 図中、1は変圧器本体、2は変圧器タンク、2cは上部タ
ンク、3は絶縁油、4はコンクリート防音建屋、5は上
部タンクの開口部、6はフランジ部、7は側板、8は溶
接部である。 尚、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】内部に静止誘導機器本体を収納すると共に
絶縁油又は絶縁ガスが充填された静止誘導機器用タンク
で、上部タンクを取外して輸送するものにおいて、この
上部タンクの側板部の少なくとも1面を開口構造とし、
組立後この開口部に別体の側板を装着するようにしたこ
とを特徴とする静止誘導機器用タンク。 - 【請求項2】上部タンクの開口部の周りにフランジを備
え、このフランジに別体の側板を溶接により接合するよ
うにした特許請求の範囲第1項記載の静止誘導機器用タ
ンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18440186A JP2618862B2 (ja) | 1986-08-05 | 1986-08-05 | 静止誘導機器用タンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18440186A JP2618862B2 (ja) | 1986-08-05 | 1986-08-05 | 静止誘導機器用タンク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6340305A JPS6340305A (ja) | 1988-02-20 |
JP2618862B2 true JP2618862B2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=16152524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18440186A Expired - Fee Related JP2618862B2 (ja) | 1986-08-05 | 1986-08-05 | 静止誘導機器用タンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2618862B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6293896B1 (en) * | 1999-11-10 | 2001-09-25 | Reynolds Consumer Products, Inc. | Methods of manufacturing reclosable package having a slider device |
-
1986
- 1986-08-05 JP JP18440186A patent/JP2618862B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6340305A (ja) | 1988-02-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |