JPS596490B2 - 大容量変圧器 - Google Patents
大容量変圧器Info
- Publication number
- JPS596490B2 JPS596490B2 JP4095879A JP4095879A JPS596490B2 JP S596490 B2 JPS596490 B2 JP S596490B2 JP 4095879 A JP4095879 A JP 4095879A JP 4095879 A JP4095879 A JP 4095879A JP S596490 B2 JPS596490 B2 JP S596490B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- transformer
- transport
- transportation
- winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/002—Arrangements provided on the transformer facilitating its transport
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、特に超超高圧変圧器などを、限られた鉄道輸
送限界内で輸送し、現地において容易に組立できるよう
にした大容量変圧器に関するものである０、一般に、大
形変圧器を輸送する場合には、シュア−ペル式貨車が利
用されている。
送限界内で輸送し、現地において容易に組立できるよう
にした大容量変圧器に関するものである０、一般に、大
形変圧器を輸送する場合には、シュア−ペル式貨車が利
用されている。
第１図はこのような鉄道輸送により輸送する変圧器断面
を示したもので、貨車の進行方向に対する輸送限界１は
、トンネル、プラットホームなどによりー点鎖線のよう
に制約される。従つて、タンク２に対し補強梁３を設け
、この補強梁３によつて輸送強度や真空強度や内圧強度
を持たせている０、カバー４は、輸送限界１内にて上記
の各強度を保持できる場合はそのまま使用し、保持でき
ないで輸送限界からでるときは、単に輸送時に外気との
気密を保つだけの仮ふたとする。鉄心脚５の周囲には、
同心的に三次巻線６、二次巻線Ｔ）一次巻線８が巻回さ
れている。そして、変圧器容量が大きくなると、巻線外
径φも大きくなり、巻線、タンク２間のギャップｇがと
りにくくなつてくる。この場合、第２図に示すように、
５００ｋＶなどの超超高圧変圧器等では、口の結線図に
示す如く電圧の高い一次線路端子１５を中央とし、その
上下に中性点側端子１４を配置した高圧巻線１１を用い
るようにし、イの一点鎖線で示す輸送限界１の幅に余裕
のあるタンク２の中央部に突出部ＩＴを設けて絶縁上必
要な絶縁寸法を確保している。
を示したもので、貨車の進行方向に対する輸送限界１は
、トンネル、プラットホームなどによりー点鎖線のよう
に制約される。従つて、タンク２に対し補強梁３を設け
、この補強梁３によつて輸送強度や真空強度や内圧強度
を持たせている０、カバー４は、輸送限界１内にて上記
の各強度を保持できる場合はそのまま使用し、保持でき
ないで輸送限界からでるときは、単に輸送時に外気との
気密を保つだけの仮ふたとする。鉄心脚５の周囲には、
同心的に三次巻線６、二次巻線Ｔ）一次巻線８が巻回さ
れている。そして、変圧器容量が大きくなると、巻線外
径φも大きくなり、巻線、タンク２間のギャップｇがと
りにくくなつてくる。この場合、第２図に示すように、
５００ｋＶなどの超超高圧変圧器等では、口の結線図に
示す如く電圧の高い一次線路端子１５を中央とし、その
上下に中性点側端子１４を配置した高圧巻線１１を用い
るようにし、イの一点鎖線で示す輸送限界１の幅に余裕
のあるタンク２の中央部に突出部ＩＴを設けて絶縁上必
要な絶縁寸法を確保している。
尚、１２は低圧巻線である。しかし、変圧器が更に大容
量あるいは、１０００ｋＶの如く電圧が高くなつた場合
には、このような構造としても、巻線とタンク間の絶縁
寸法をとることは不可能となり、組立輸送に当つては、
タンク上部をすべて輸送タンクとしこれを現地で交換す
る方式を用いる必要がある。このような方式の場合は、
変圧器中身を載せている下部支持台上に輸送用タンクを
取付けて輸送し、現地にてこの下部支持台に直接本タン
クを取付けて、しかる後に輸送用カバーを取外す方式と
している。
量あるいは、１０００ｋＶの如く電圧が高くなつた場合
には、このような構造としても、巻線とタンク間の絶縁
寸法をとることは不可能となり、組立輸送に当つては、
タンク上部をすべて輸送タンクとしこれを現地で交換す
る方式を用いる必要がある。このような方式の場合は、
変圧器中身を載せている下部支持台上に輸送用タンクを
取付けて輸送し、現地にてこの下部支持台に直接本タン
クを取付けて、しかる後に輸送用カバーを取外す方式と
している。
しかし、これらの方式では、下部支持台（下タンク）の
本タンクとの取付面が、輸送用タンクの取付面より外側
にあることが必要である。この部分は、輸送上はプラッ
トホームで制約される部分であり、このような突出部分
があると輸送用タンクの幅を狭くせねばならず、これに
よりその分だけ、巻線外径φを小さくする必要がある。
この取付面は、下部支持体（下タンク）に加わる中身荷
重をボルトなどで受けるものであるから、この取付幅が
、輸送用タンク及び本体タンク用の二重にあることは巻
線外径を制約する欠点がある。本発明の目的は、輸送用
タンクのプラツトホームによつて受ける制約を最小限に
して、巻線外径の大きな変圧器を輸送し、据付現地にお
いて容易に組立できる大容量変圧器を提供することにあ
る。本発明は、少なくとも上部タンクと皿状の下タンク
とからタンクを形成し、このタンク内に鉄心および巻線
などからなる変圧器中身を配置して大容量変圧器を形成
する際に、上記タンクに輸送用タンクを着脱自在に取付
可能な平板固定部とこの下部に突設する縦フレームを設
けると共に、輸送時に取外されて据付現地においてこの
縦フレームに補強梁を備えた下タンク拡大部材を固定す
るようにし、この下タンク拡大部材に上部タンクを取付
けるようにしたものである。以下本発明の大容量変圧器
の一実施例を第３図により説明する。
本タンクとの取付面が、輸送用タンクの取付面より外側
にあることが必要である。この部分は、輸送上はプラッ
トホームで制約される部分であり、このような突出部分
があると輸送用タンクの幅を狭くせねばならず、これに
よりその分だけ、巻線外径φを小さくする必要がある。
この取付面は、下部支持体（下タンク）に加わる中身荷
重をボルトなどで受けるものであるから、この取付幅が
、輸送用タンク及び本体タンク用の二重にあることは巻
線外径を制約する欠点がある。本発明の目的は、輸送用
タンクのプラツトホームによつて受ける制約を最小限に
して、巻線外径の大きな変圧器を輸送し、据付現地にお
いて容易に組立できる大容量変圧器を提供することにあ
る。本発明は、少なくとも上部タンクと皿状の下タンク
とからタンクを形成し、このタンク内に鉄心および巻線
などからなる変圧器中身を配置して大容量変圧器を形成
する際に、上記タンクに輸送用タンクを着脱自在に取付
可能な平板固定部とこの下部に突設する縦フレームを設
けると共に、輸送時に取外されて据付現地においてこの
縦フレームに補強梁を備えた下タンク拡大部材を固定す
るようにし、この下タンク拡大部材に上部タンクを取付
けるようにしたものである。以下本発明の大容量変圧器
の一実施例を第３図により説明する。
鉄心脚５の周囲には内側より三次巻線６、二次巻線７、
一次巻線８の順に同心的に巻線が巻回されており、これ
らの巻線の上下端は上部締金具２０、下部締金具２１、
クランプボルト９、支持絶縁物１０を介して固定されて
いる。また、上部締金具２０は連結金具２３により鉄心
を挟着している。こわらの鉄心及び巻線等の変圧器中身
２８全体は、下部の連結金具２３を介して皿状に形成し
た下タンク１６上に設置し、固定されている。１６Ａは
皿状の下タンク１６を補強す ３るため、この下面に固
着した補強金具である。
一次巻線８の順に同心的に巻線が巻回されており、これ
らの巻線の上下端は上部締金具２０、下部締金具２１、
クランプボルト９、支持絶縁物１０を介して固定されて
いる。また、上部締金具２０は連結金具２３により鉄心
を挟着している。こわらの鉄心及び巻線等の変圧器中身
２８全体は、下部の連結金具２３を介して皿状に形成し
た下タンク１６上に設置し、固定されている。１６Ａは
皿状の下タンク１６を補強す ３るため、この下面に固
着した補強金具である。
また、下タンク１６には、巻線などの変圧器中身２８を
挿入するに必要な最小限のギヤツプＧを持つような大き
さで、かつ、輸送限界１内の大きさである二点鎖線で示
す輸送用タンク１９を、着 ５脱自在に固定できる平板
固定部２７を設けている。この平板固定部２７の下部に
突設した縦フレーム２７Ａには、補強梁２９で補強され
た下タンク拡大部１８が固着され、この下タンク拡大部
１８に上部タンクの構成部品である下本タンク１３、中
４本タンク２４、上本タンク２５を取付けるようにし
ている。この補強梁２９を備えた下タンク拡大部１８は
、工場組立時には取付けられ、輸送時には取外され、現
地組立時には固着されるようにフ設けられている。
挿入するに必要な最小限のギヤツプＧを持つような大き
さで、かつ、輸送限界１内の大きさである二点鎖線で示
す輸送用タンク１９を、着 ５脱自在に固定できる平板
固定部２７を設けている。この平板固定部２７の下部に
突設した縦フレーム２７Ａには、補強梁２９で補強され
た下タンク拡大部１８が固着され、この下タンク拡大部
１８に上部タンクの構成部品である下本タンク１３、中
４本タンク２４、上本タンク２５を取付けるようにし
ている。この補強梁２９を備えた下タンク拡大部１８は
、工場組立時には取付けられ、輸送時には取外され、現
地組立時には固着されるようにフ設けられている。
従つて、この下タンク拡大部材１８の取付時は、輸送限
界１より外方へ突出した形状となるが、据付現地におい
て固定するものであるため何等支障がない。そして、輸
送時には、変圧器中身２８を二，点鎖線で示す輸送用タ
ンク１９で覆い、輸送用タンク１９を、皿状の下タンク
１６における板状固定部２７に、ボルト２６により固定
して鉄道輸送を行う。
界１より外方へ突出した形状となるが、据付現地におい
て固定するものであるため何等支障がない。そして、輸
送時には、変圧器中身２８を二，点鎖線で示す輸送用タ
ンク１９で覆い、輸送用タンク１９を、皿状の下タンク
１６における板状固定部２７に、ボルト２６により固定
して鉄道輸送を行う。
現地に到着後、変圧器を据付基礎上に設置した状態に配
置し、縦フレーム２７Ａに下タンク拡大部材１８を溶接
などの手段により固定する。この下タンク拡大部材１８
上に下本タンーク１３をパツキング２２を介装し溶接部
２０により気密に固定する。従つて、現地組立作業も容
易となる。次に、中本体タンク２４を下本体タンク１３
上に組立てを行つた後、輸送用タンク１９を取除く。尚
、輸送用タンク１９の補強梁は外方への突出量が大きい
ため、下本体タンク１３、中本体タンク２４を取付けて
から取除く方式は、油量が増加するようになる。また、
輸送地点や時間によつては、輸送タンク外面を予め十分
に清浄にしておかないと本体タンクに注油した油が汚れ
るなどの不具合があるので注意を要する。なお、輸送時
の巻線等の吸湿を防ぐために、別途、輸送用タンク１９
を取付ける前に、工場において予めプラスチツクシート
などからなる気密袋（図示せず）をかぶせ、その中に必
要に応じ乾燥剤を封入し、現地到着後本タンク取付時に
取除くようにすれば防湿ができる。以上記述した如く本
発明の大容量変圧器は、輸送用タンクのプラツトホーム
によつて受ける制約を最小限にして、巻線外径の大きな
変圧器の組立輸送ができるし、より大形の大容量変圧器
を現地において容易に据付可能とし得る効果を有するも
のである。
置し、縦フレーム２７Ａに下タンク拡大部材１８を溶接
などの手段により固定する。この下タンク拡大部材１８
上に下本タンーク１３をパツキング２２を介装し溶接部
２０により気密に固定する。従つて、現地組立作業も容
易となる。次に、中本体タンク２４を下本体タンク１３
上に組立てを行つた後、輸送用タンク１９を取除く。尚
、輸送用タンク１９の補強梁は外方への突出量が大きい
ため、下本体タンク１３、中本体タンク２４を取付けて
から取除く方式は、油量が増加するようになる。また、
輸送地点や時間によつては、輸送タンク外面を予め十分
に清浄にしておかないと本体タンクに注油した油が汚れ
るなどの不具合があるので注意を要する。なお、輸送時
の巻線等の吸湿を防ぐために、別途、輸送用タンク１９
を取付ける前に、工場において予めプラスチツクシート
などからなる気密袋（図示せず）をかぶせ、その中に必
要に応じ乾燥剤を封入し、現地到着後本タンク取付時に
取除くようにすれば防湿ができる。以上記述した如く本
発明の大容量変圧器は、輸送用タンクのプラツトホーム
によつて受ける制約を最小限にして、巻線外径の大きな
変圧器の組立輸送ができるし、より大形の大容量変圧器
を現地において容易に据付可能とし得る効果を有するも
のである。
第１図は従来の変圧器の輸送時の一部の断面図、第２図
イは従来の超超高圧変圧器の輸送時の一部の断面図、口
はイの変圧器の結線図、第３図は本発明の大容量変圧器
の一実施例の輸送時及び現地据付時の状態を併せて示し
た一部の断面図である。 １・・・・・・輸送限界、５・・・・・・鉄心脚、６・
・・・・・三次巻線、７・・・・・・二次巻線、８・・
・・・・一次巻線、１３・・・・・・下本タンク、１６
・・・・・・下タンク、１８・・・・・・下タンク拡大
部材、１９・・・・・・輸送用タンク、２４・・・・・
・中本タンク、２５・・・・・・上本タンク、 ２７・・・・・平パ 定部。
イは従来の超超高圧変圧器の輸送時の一部の断面図、口
はイの変圧器の結線図、第３図は本発明の大容量変圧器
の一実施例の輸送時及び現地据付時の状態を併せて示し
た一部の断面図である。 １・・・・・・輸送限界、５・・・・・・鉄心脚、６・
・・・・・三次巻線、７・・・・・・二次巻線、８・・
・・・・一次巻線、１３・・・・・・下本タンク、１６
・・・・・・下タンク、１８・・・・・・下タンク拡大
部材、１９・・・・・・輸送用タンク、２４・・・・・
・中本タンク、２５・・・・・・上本タンク、 ２７・・・・・平パ 定部。
Claims (1)
- １ 少なくとも上部タンクと皿状の下タンクとからタン
クを形成し、前記タンク内に鉄心および巻線などからな
る変圧器中身を配置する大容量変圧器において、前記皿
状の下タンクには、輸送用のタンクを着脱自在に取付可
能な平板固定部とこの下部に突設する縦フレームを設け
ると共に、前記縦フレームには輸送時に取外されて据付
現地にて固定する補強梁を備えた下タンク拡大部材を設
け、前記下タンク拡大部材に上部タンクを取付けたこと
を特徴とする大容量変圧器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4095879A JPS596490B2 (ja) | 1979-04-06 | 1979-04-06 | 大容量変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4095879A JPS596490B2 (ja) | 1979-04-06 | 1979-04-06 | 大容量変圧器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55133510A JPS55133510A (en) | 1980-10-17 |
| JPS596490B2 true JPS596490B2 (ja) | 1984-02-13 |
Family
ID=12594988
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4095879A Expired JPS596490B2 (ja) | 1979-04-06 | 1979-04-06 | 大容量変圧器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS596490B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57204198A (en) * | 1981-06-10 | 1982-12-14 | Hitachi Ltd | Frame with printed board container |
-
1979
- 1979-04-06 JP JP4095879A patent/JPS596490B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55133510A (en) | 1980-10-17 |
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