JP2597710Y2 - 自動車用ルーフサイドウエザストリップ - Google Patents

自動車用ルーフサイドウエザストリップ

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JP2597710Y2
JP2597710Y2 JP1993018052U JP1805293U JP2597710Y2 JP 2597710 Y2 JP2597710 Y2 JP 2597710Y2 JP 1993018052 U JP1993018052 U JP 1993018052U JP 1805293 U JP1805293 U JP 1805293U JP 2597710 Y2 JP2597710 Y2 JP 2597710Y2
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JP
Japan
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weather strip
door
molded
roof side
seal
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JP1993018052U
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JPH0675918U (ja
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篤志 彦坂
啓資 赤地
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用ルーフサイド
エザストリップに係り、詳しくは、押出成形部と、同押
出成形部の一端部に形成された型成形部とを備え、車両
本体のドア開口部周縁の少なくともフロントピラーから
ルーフサイドにかけて取着される自動車用ルーフサイド
ウエザストリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばハードトップ車等の車
両本体のドア開口部周縁、すなわち、その周縁の少なく
ともフロントピラーからルーフサイドにかけてルーフサ
イドウエザストリップが装着されている。このルーフサ
イドウエザストリップは、押出成形部と型成形部とを備
えている。前記押出成形部は、いずれの部位においても
ほぼ同一の断面形状を有している。一方、型成形部は、
ルーフサイドウエザストリップの屈曲部や端部等に位
置するものであって、金型により形成され、前記押出成
形部の端部に対して接合されている。
【0003】図5に示すように、例えば型成形部31の
1つは、車両本体32のドア開口部周縁の下部(フロン
トピラー下部)に取着される。この型成形部31には、
ゴムの厚肉化に伴うヒケの発生を防止するための肉抜き
部33が形成され、意匠面側(図の下側)は、シール部
34となっている。前記型成形部31の非意匠面側には
透孔35が形成されている。一方、車両本体32にも透
孔36が形成され、これら透孔35,36が相対した状
態でクリップ37が嵌め込まれ、型成形部31が車両本
体32に対して取着される。
【0004】また、ドア38の、前記型成形部31に対
応する位置には、ドアウエザストリップ39が取着され
ている。そして、ドア38の閉時においては、該ドアウ
エザストリップ39及び型成形部31のシール部34が
相互に弾性圧接されることにより、両者間がシールされ
る。その結果、車両本体32とドア38との間がシール
される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、型成形部31の幅が他の部分に比べて大き
い場合がある。特に、フロントピラー下部においては、
シール代を確保するために、型成形部31の幅が大きい
ものとなる。かかる場合には、シール部34の幅、すな
わち、肉抜き部33の幅が増大することとなっていた。
そのため、シール部34における剛性が低いものとな
り、該シール部34が全体的に変形されてしまうおそれ
があった。その結果、シール部34におけるシール性が
低下するおそれがある。
【0006】これに対し、上記のシール性の低下を防止
するための方策として、シール部34側の肉抜き部33
内部に、スポンジ等を挿入したり、接着したりすること
が考えられる。この方策により、シール部34のある程
度の剛性の確保が図られる。ところが、このような場合
には、別部品が必要であることから、その分コストの上
昇を招くおそれがあり、しかも、スポンジ等の装着に手
間がかかることから、作業性の面でも問題があった。
【0007】本考案は上記問題点を解決するためになさ
れてものであって、その目的は十分なシール性能を確保
することが可能で、しかも、コストアップ及び作業性の
低下を防止することの可能な自動車用ルーフサイドウエ
ザストリップを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案では、押出成形法により成形され押出成形
部と、前記押出成形部の一端部に、金型により接合形成
され、シール部及び肉抜き部を有し型成形部とを備
え、車両本体のドア開口部周縁の少なくともフロントピ
ラーからルーフサイドにかけて取着される自動車用ルー
フサイドウエザストリップであって、前記型成形部の前
記シール部の前記肉抜き部内部に、前記型成形部の長
さ方向に延びるように、かつ、前記型成形部の部分にの
み、前記型成形部の幅方向に所定間隔を有した少なくと
も2本のリブを一体的に形成したことをその要旨として
いる。
【0009】
【作用】上記の構成によれば、車両本体のドア開口部周
の少なくともフロントピラーからルーフサイドにかけ
た部分に対し、押出成形部及びその一端部に金型により
接合形成され、シール部及び肉抜き部を有した型成形部
が取着される。ドアの閉時において、型成形部のシール
部には、主としてドアパネルに装着されたドアウエザス
トリップが当接する。そして、ドアウエザストリップ及
び型成形部のシール部の相互の弾性圧接により、両者間
がシールされ、ひいては、車両本体とドアとの間がシー
ルされる。
【0010】本考案では、型成形部のシール部の肉抜
き部内部に、型成形部の長さ方向に延びるように、か
つ、型成形部の部分にのみ、型成形部の幅方向に所定間
隔を有した少なくとも2本のリブが一体的に形成されて
いる。このため、型成形部のシール部の幅が広い場合で
あっても、上記少なくとも2本のリブによって剛性が確
保される。すなわち、別部材を用いなくともドアウエザ
ストリップからの応力の一部は、リブによって支持され
ることになり、シール部がその応力によって全体的に変
形されてしまうことがなくなる。
【0011】
【実施例】以下、本考案を具体化した実施例を図1〜4
に基づいて説明する。図2に示すように、車両本体1の
側部に形成されたドア開口部2の周縁、少なくともフロ
ントピラー9からルーフサイドにかけた箇所には、ルー
フサイドウエザストリップ3(以下、ウエザストリップ
と略す。)が取着されている。ウエザストリップ3は、
押出成形部4と型成形部5とを備えている。押出成形部
4は、ウエザストリップ3の主として直線状部分に該当
し、いずれの部分においても同一の断面形状を有してい
る。この押出成形部4には、主としてドア6のドアフレ
ーム7(サッシュレス車においてはドアガラス8)が当
接するようになっている。また、型成形部5は、ウエザ
ストリップ3の主としてコーナー部及び端末部に該当
し、前記押出成形部4の一端面に対して連続的に金型成
形により形成されている。
【0012】次に、本実施例の特徴部分、すなわち、図
2のα部分について詳細に説明する。図3に示すよう
に、α部分、つまり、フロントピラー9の下部に設けら
れる部分において、ウエザストリップ3の押出成形部4
の下端部には、型成形部5の1つが連続的に形成されて
いる。図4に示すように、型成形部5は、車両本体1の
ドア開口部2に則して取着されている。この型成形部5
には、肉抜き部10が形成されている。そして、この肉
抜き部10によって、ゴムの厚肉化に伴うヒケの発生が
未然に防止されるようになっている。また、肉抜き部1
0の意匠面側(図の下側)は、シール部11となってい
る。さらに、前記肉抜き部10の非意匠面側には、透孔
12が形成されている。一方、車両本体1にも透孔13
が形成され、これら透孔12,13が相対した状態でク
リップ14が嵌め込まれている。このクリップ14によ
り、型成形部5が車両本体1に対して取着されている。
【0013】また、ドア6の大部分を構成するドアパネ
ル15の前記シール部11に対応する位置には、ドアウ
エザストリップ16が取着されている。そして、ドア6
の閉時においては、該ドアウエザストリップ16及び型
成形部5のシール部11が相互に弾性圧接されることに
より、両者間がシールされるようになっている(図1参
照)。なお、ドアパネル15おいて、前記ドアウエザ
ストリップ16の上部には、ドアミラーブラケット17
が設けられている(図3参照)。
【0014】さて、本実施例において、型成形部5のシ
ール部11側における肉抜き部10の内部には、2本の
リブ18,19が一体的に形成されている。より詳しく
説明すると、これらのリブ18,19は、前記ドアウエ
ザストリップ16の当接する部分を挟むようにして(型
成形部5の幅方向に所定間隔を有して)、型成形部5の
長さ方向に延びるように、かつ、型成形部5の部分にの
み形成されている。
【0015】次に、本実施例の作用について説明する。
図1に示すように、ドア6の閉時において、型成形部5
のシール部11には、主として前記ドアウエザストリッ
プ16が当接する。そして、ドアウエザストリップ16
及び型成形部5のシール部11の相互の弾性圧接によ
り、両者間がシールされ、ひいては、車両本体1とドア
6との間がシールされる。
【0016】ここで、前記型成形部5は、そのシール代
を確保するために、下側ほどシール部11の幅が大きく
形成される傾向にある。かかる場合、肉抜き部10の幅
が増大することから、シール部11の剛性が損なわれる
可能性がある。しかし、本実施例では、型成形部5のシ
ール部11側における肉抜き部10の内部には、2本の
リブ18,19が一体的に形成されている。しかも、こ
れらのリブ18,19は、ドアウエザストリップ16の
当接する部分を挟むようにして、型成形部5の長さ方向
に延びるように、かつ、型成形部5の部分にのみ形成さ
れている。このため、型成形部5のシール部11の幅が
広い場合であっても、上記2本のリブ18,19によっ
て剛性が確保される。すなわち、ドア6の閉時における
ドアウエザストリップ16からの応力の一部は、リブ1
8,19によって支持されることになる。従って、シー
ル部11がその応力によって全体的に変形されてしまう
ことがなく、主として両リブ18,19間においてシー
ル部11が比較的小さく撓むこととなる。その結果、十
分なシール性能を確保することができる。
【0017】また、本実施例では、別途スポンジ等の部
材を要していた従来技術とは異なり、何ら別部材を用い
る必要がない。そのため、その分だけコストの低減を図
ることができ、また、別部材の装着に伴う作業性の低下
を未然に防止することができる。
【0018】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではなく、考案の趣旨を逸脱しない範囲で例えば以下
のように構成してもよい。 (1)前記実施例では、リブ18,19の本数が2本の
場合に具体化したが、型成形部5の長さ方向に、ドアウ
エザストリップ16の当接する部分を挟むようにして形
成されたものが少なくとも2本あれば、3本以上であっ
てもよい。また、リブ18,19の断面形状は、シール
部11に所定の剛性が付与されるものであれば、例えば
三角形状、半円形状等、いかなるものであってもよい。
【0019】(2)前記実施例では、フロントピラー9
に取着される型成形部5に具体化したが、例えばセンタ
ーピラーに取着される型成形部に具体化してもよい。
【0020】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案の自動車用
ルーフサイドウエザストリップによれば、十分なシール
性能を確保することができ、しかも、コストアップ及び
作業性の低下を確実に防止することができるという優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を具体化した一実施例におけるルーフサ
イドウエザストリップの型成形部を示す図であって、ド
アを閉じた状態を示す断面図である。
【図2】一実施例における車両を示す図であって、ルー
フサイドウエザストリップの取着状態を示す斜視図であ
る。
【図3】一実施例におけるルーフサイドウエザストリッ
プとドアウエザストリップとの当接関係を示す部分斜視
図である。
【図4】一実施例におけるルーフサイドウエザストリッ
プの型成形部を示す図であって、ドアを開いた状態を示
す断面図である。
【図5】従来技術におけるルーフサイドウエザストリッ
プの型成形部を示す図であって、ドアを閉じた状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
1…車両本体、2…ドア開口部、3…ルーフサイドウエ
ザストリップ、4…押出成形部、5…型成形部、7…ド
アフレーム、8…ドアガラス、9…フロントピラー、
0…肉抜き部、11…シール部、15…ドアパネル、1
6…ドアウエザストリップ、18,19…リブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−34223(JP,A) 実開 昭55−127615(JP,U) 実開 昭63−128116(JP,U) 実開 平2−123422(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 13/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出成形法により成形され押出成形部
    (4)と、 前記押出成形部(4)の一端部に、金型により接合形成
    され、シール部(11)及び肉抜き部(10)を有し
    型成形部(5)とを備え、車両本体(1)のドア開口部
    (2)周縁の少なくともフロントピラー(9)からルー
    フサイドにかけて取着される自動車用ルーフサイドウエ
    ザストリップであって、 前記型成形部(5)の前記シール部(11)の前記肉
    抜き部(10)内部に、前記型成形部(5)の長さ方向
    延びるように、かつ、前記型成形部(5)の部分にの
    み、前記型成形部(5)の幅方向に所定間隔を有した
    なくとも2本のリブ(18,19)を一体的に形成した
    ことを特徴とする自動車用ルーフサイドウエザストリッ
    プ。
JP1993018052U 1993-04-09 1993-04-09 自動車用ルーフサイドウエザストリップ Expired - Lifetime JP2597710Y2 (ja)

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