JP2567195Y2 - 自動車用シートのロック装置 - Google Patents
自動車用シートのロック装置Info
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- JP2567195Y2 JP2567195Y2 JP1992051804U JP5180492U JP2567195Y2 JP 2567195 Y2 JP2567195 Y2 JP 2567195Y2 JP 1992051804 U JP1992051804 U JP 1992051804U JP 5180492 U JP5180492 U JP 5180492U JP 2567195 Y2 JP2567195 Y2 JP 2567195Y2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は自動車用シートのロック
装置、詳しくは、シートクッション側のラッチを車床側
のストライカに係脱可能に係止し、シートクッションを
車床にロックしてなる自動車用シートのロック装置に関
する。
装置、詳しくは、シートクッション側のラッチを車床側
のストライカに係脱可能に係止し、シートクッションを
車床にロックしてなる自動車用シートのロック装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】この種、自動車用シートには、図４に示
すように、前倒れ可能なシートバックＳＢをシートクッ
ションＳＣに装着すると共に、シートクッションＳＣの
前部を車床Ｆに回動可能に取付け、シートクッションＳ
Ｃの後部を車床Ｆにロック装置１によってロック解除可
能にロックしているものがある。
すように、前倒れ可能なシートバックＳＢをシートクッ
ションＳＣに装着すると共に、シートクッションＳＣの
前部を車床Ｆに回動可能に取付け、シートクッションＳ
Ｃの後部を車床Ｆにロック装置１によってロック解除可
能にロックしているものがある。
【０００３】ロック装置１は、図５乃至図７に示すよう
に、車床Ｆに固定したコ字状のストライカ２と、シート
クッションＳＣに固定し且つ車床Ｆのストライカ２が嵌
合する切欠き３を下向きに形成したベースブラケット４
と、このベースブラケット４に回動可能に軸着し且つス
トライカ２に係脱可能に係止するラッチ５と、このラッ
チ５の係止状態によってラッチ５をロック解除可能にロ
ックすると共にベースブラケット４に回動可能に軸着す
るロック片６とからなり、シートクッションＳＣを車床
Ｆにロックするため、ラッチ５がストライカ２に係止し
ている。
に、車床Ｆに固定したコ字状のストライカ２と、シート
クッションＳＣに固定し且つ車床Ｆのストライカ２が嵌
合する切欠き３を下向きに形成したベースブラケット４
と、このベースブラケット４に回動可能に軸着し且つス
トライカ２に係脱可能に係止するラッチ５と、このラッ
チ５の係止状態によってラッチ５をロック解除可能にロ
ックすると共にベースブラケット４に回動可能に軸着す
るロック片６とからなり、シートクッションＳＣを車床
Ｆにロックするため、ラッチ５がストライカ２に係止し
ている。
【０００４】ラッチ５は、その略中央の中央軸５Ｃがベ
ースブラケット４に回動可能に取付けられ、下部には横
向きにストライカ２が嵌入する係止穴５ａが形成され、
上部にはロック片６がロックするためのロック片用凹部
５ｂが形成されている。
ースブラケット４に回動可能に取付けられ、下部には横
向きにストライカ２が嵌入する係止穴５ａが形成され、
上部にはロック片６がロックするためのロック片用凹部
５ｂが形成されている。
【０００５】ロック片６はその下部の下部軸６ｂがベー
スブラケット４に回動可能に取付けられ、ロック片６の
上部にはラッチ５のロック片用凹部５ｂに嵌合する突部
６ａが形成されている。
スブラケット４に回動可能に取付けられ、ロック片６の
上部にはラッチ５のロック片用凹部５ｂに嵌合する突部
６ａが形成されている。
【０００６】以上のロック片６には、このロック片６を
ラッチ５からロック解除するための解除レバー７が取付
けられ、この解除レバー７は、その下部がロック片６の
下部軸６ｂにロック片６と共に回動可能に取付けられ、
解除レバー７の上部７ａがロック片６の上部に軸着して
いる。
ラッチ５からロック解除するための解除レバー７が取付
けられ、この解除レバー７は、その下部がロック片６の
下部軸６ｂにロック片６と共に回動可能に取付けられ、
解除レバー７の上部７ａがロック片６の上部に軸着して
いる。
【０００７】そして、解除レバー７の上部７ａとラッチ
５の上部とには、引張バネ８が張架して取付けられ、こ
の引張バネ８によって、ロック片６の突部６ａがラッチ
５のロック片用凹部５ｂに嵌合して、ロック片６がラッ
チ５にロックするように付勢している。
５の上部とには、引張バネ８が張架して取付けられ、こ
の引張バネ８によって、ロック片６の突部６ａがラッチ
５のロック片用凹部５ｂに嵌合して、ロック片６がラッ
チ５にロックするように付勢している。
【０００８】
【考案が解決しようとする課題】従って、ベースブラケ
ット４の上方のシートクッションＳＣに、図４に示すよ
うに、シートベルトのアンカー９を固定すると、アンカ
ー９によってラッチ５には上方向の荷重が生じるが、ラ
ッチ５がストライカ２より上方でロック片６によってロ
ックされ、ストライカ２をラッチ５だけで片持ち支持し
ているため、ラッチ５のロック用凹部５ｂの近傍に、ロ
ック片６による荷重が生じて亀裂１０が生じる虞れがあ
った。
ット４の上方のシートクッションＳＣに、図４に示すよ
うに、シートベルトのアンカー９を固定すると、アンカ
ー９によってラッチ５には上方向の荷重が生じるが、ラ
ッチ５がストライカ２より上方でロック片６によってロ
ックされ、ストライカ２をラッチ５だけで片持ち支持し
ているため、ラッチ５のロック用凹部５ｂの近傍に、ロ
ック片６による荷重が生じて亀裂１０が生じる虞れがあ
った。
【０００９】そこで本考案は、上記不具合を解消すべく
なされたものであり、ラッチにロック片による亀裂が生
じることのない自動車用シートのロック装置が得られる
ことを目的とする。
なされたものであり、ラッチにロック片による亀裂が生
じることのない自動車用シートのロック装置が得られる
ことを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案に係る自動車用シートのロック装置は、ロッ
ク片にはラッチを下方から支持してロックするラッチ支
持片を設けたものである。
め、本考案に係る自動車用シートのロック装置は、ロッ
ク片にはラッチを下方から支持してロックするラッチ支
持片を設けたものである。
【００１１】ロック片はラッチを下方からラッチ支持片
によって支持すると共にロックし、ストライカをロック
片とラッチとの両方で支持している。
によって支持すると共にロックし、ストライカをロック
片とラッチとの両方で支持している。
【００１２】
【実施例】本考案に係る一実施例を図１乃至図３に基づ
いて説明する。プレート状のロアベース１１には、その
略中央に、車床Ｆのストライカ２が嵌合する切欠き１２
が下向きに形成され、切欠き１２の左、右のロアベース
１１に、上部からシートクッションＳＣへの取付用孔１
３、ラッチ取付用孔１４、ロック片取付用孔１５が各々
左、右対称に設けられている。
いて説明する。プレート状のロアベース１１には、その
略中央に、車床Ｆのストライカ２が嵌合する切欠き１２
が下向きに形成され、切欠き１２の左、右のロアベース
１１に、上部からシートクッションＳＣへの取付用孔１
３、ラッチ取付用孔１４、ロック片取付用孔１５が各々
左、右対称に設けられている。
【００１３】ロアベース１１の左、右に各々ラッチ取付
用孔１４、ロック片取付用孔１５が対称に設けられてい
るのは、ロアベース１１に対して左、右どちら側にもラ
ッチ、ロック片等を取付けることができるようにし、ラ
ッチ等の取付作業の容易化を図っている。
用孔１４、ロック片取付用孔１５が対称に設けられてい
るのは、ロアベース１１に対して左、右どちら側にもラ
ッチ、ロック片等を取付けることができるようにし、ラ
ッチ等の取付作業の容易化を図っている。
【００１４】そして、ロアベース１１の左側（図１に対
して左側）のロック取付用孔１５にはロック片用ロッド
１６が固定して取付けられ、このロック片用ロッド１６
には、ロック片１７を固定したロック片用筒１８が回動
可能に取付けられている。
して左側）のロック取付用孔１５にはロック片用ロッド
１６が固定して取付けられ、このロック片用ロッド１６
には、ロック片１７を固定したロック片用筒１８が回動
可能に取付けられている。
【００１５】従って、ロック片用筒１８とロック片１７
とは、ロック片用ロッド１６を中心として、ロアベース
１１の表面に沿って回動することができる。
とは、ロック片用ロッド１６を中心として、ロアベース
１１の表面に沿って回動することができる。
【００１６】ロック片１７はプレート状からなり、その
下部には、ラッチ１９を下方から支持してロックするラ
ッチ支持片２０が形成されている。
下部には、ラッチ１９を下方から支持してロックするラ
ッチ支持片２０が形成されている。
【００１７】ラッチ支持片２０はＵ字状からなり、ラッ
チ支持片２０のＵ字状部２１には、ロック片１７をロッ
ク解除するための解除レバー２２が固定して取付けられ
ている。
チ支持片２０のＵ字状部２１には、ロック片１７をロッ
ク解除するための解除レバー２２が固定して取付けられ
ている。
【００１８】そして、ロアベース１１の右側（図１に対
して右側）のラッチ取付用孔１４には、ラッチ用ロッド
２３が固定して取付けられ、このラッチ用ロッド２３に
はプレート状のラッチ１９を固定したラッチ用筒２４が
回動可能に取付けられている。
して右側）のラッチ取付用孔１４には、ラッチ用ロッド
２３が固定して取付けられ、このラッチ用ロッド２３に
はプレート状のラッチ１９を固定したラッチ用筒２４が
回動可能に取付けられている。
【００１９】従って、ラッチ１９とラッチ用２４とはラ
ッチ用ロッド２３を中心としてロアベース１１の表面に
沿って回動することができる。
ッチ用ロッド２３を中心としてロアベース１１の表面に
沿って回動することができる。
【００２０】ラッチ１９にはストライカ２が係止する係
止用切欠き２５が横方向に形成され、下部のロック片側
に、ロック片１７のラッチ支持片２０によって支持され
る突部２６が突出している。
止用切欠き２５が横方向に形成され、下部のロック片側
に、ロック片１７のラッチ支持片２０によって支持され
る突部２６が突出している。
【００２１】ラッチ１９はその突部２６がロック片１７
のラッチ支持片２０によって下方向から支持され、ロッ
クされる。
のラッチ支持片２０によって下方向から支持され、ロッ
クされる。
【００２２】ラッチ１９とロック片１７とには、ラッチ
１９をロック片１７によってロック状態とするためのコ
イルバネ２７が付勢している。コイルバネ２７は、ロッ
ク片用筒１８に巻回し、コイルバネ２７の一端２７ａが
解除レバー２２に係合し、コイルバネ２７の他端２７ｂ
がラッチ１９の上部に形成した長孔２８に係合してい
る。
１９をロック片１７によってロック状態とするためのコ
イルバネ２７が付勢している。コイルバネ２７は、ロッ
ク片用筒１８に巻回し、コイルバネ２７の一端２７ａが
解除レバー２２に係合し、コイルバネ２７の他端２７ｂ
がラッチ１９の上部に形成した長孔２８に係合してい
る。
【００２３】そして、ラッチ１９、ロック片１７等はア
ッパーベース２９によって覆われ、アッパーベース２９
とロアベース１１との間に内蔵されている。
ッパーベース２９によって覆われ、アッパーベース２９
とロアベース１１との間に内蔵されている。
【００２４】アッパーベース２９はロアベース１１側に
開口を有するボックス状からなり、ロアベース１１と同
様に、ロアベース１１に重なり合う位置に、ラッチ取付
用孔１４、ロック片取付用孔１５が設けられると共に、
解除レバー２２を規制するためのスライド長孔３０が
左、右に各々対称に形成されている。アッパーベース２
９には、ロック片用ロッド１６とラッチ用ロッド２３と
が固定している。
開口を有するボックス状からなり、ロアベース１１と同
様に、ロアベース１１に重なり合う位置に、ラッチ取付
用孔１４、ロック片取付用孔１５が設けられると共に、
解除レバー２２を規制するためのスライド長孔３０が
左、右に各々対称に形成されている。アッパーベース２
９には、ロック片用ロッド１６とラッチ用ロッド２３と
が固定している。
【００２５】アッパーベース２９の切欠き１２には、そ
の上部にラッチ１９とストライカ２とのガタ付きを防止
するためのラバー３１が取付けられている。ラバー３１
は切欠き１２の上部におけるアッパーベース２９を折曲
してラバー取付面３２を形成し、このラバー取付面３２
にラバー３１を固定し、ラバー３１がラバー取付面３２
とストライカ２との間で圧縮されるように取付けられて
いる。
の上部にラッチ１９とストライカ２とのガタ付きを防止
するためのラバー３１が取付けられている。ラバー３１
は切欠き１２の上部におけるアッパーベース２９を折曲
してラバー取付面３２を形成し、このラバー取付面３２
にラバー３１を固定し、ラバー３１がラバー取付面３２
とストライカ２との間で圧縮されるように取付けられて
いる。
【００２６】
【作用】次に作用について述べる。図１に示すように、
ロック片１７はコイルバネ２７によってラッチ１９の方
向へ付勢されているため、ロック片１７のラッチ支持片
２０がラッチ１９の突部２６をロックし、ラッチ１９が
回動することなく、ストライカ２に係止する。
ロック片１７はコイルバネ２７によってラッチ１９の方
向へ付勢されているため、ロック片１７のラッチ支持片
２０がラッチ１９の突部２６をロックし、ラッチ１９が
回動することなく、ストライカ２に係止する。
【００２７】ロック片１７はそのラッチ支持片２０がラ
ッチ１９を下方向から支持しているので、ストライカ２
をラッチ１９と共にロック片１７とで支持することとな
り、ストライカ２がラッチ１９とロック片１７との両持
ち支持となる。
ッチ１９を下方向から支持しているので、ストライカ２
をラッチ１９と共にロック片１７とで支持することとな
り、ストライカ２がラッチ１９とロック片１７との両持
ち支持となる。
【００２８】その為、ラッチ１９に上方向の荷重が生じ
ても、ラッチ１９の突部２６が下方向からロック片１７
のラッチ支持片２０によって支持されていることにな
り、ラッチ１９の強度が向上するので、ラッチ１９に亀
裂が生じることもない。
ても、ラッチ１９の突部２６が下方向からロック片１７
のラッチ支持片２０によって支持されていることにな
り、ラッチ１９の強度が向上するので、ラッチ１９に亀
裂が生じることもない。
【００２９】解除レバー２２がアッパーベース２９のス
ライド長孔３０に沿って図示矢印方向へスライドする
と、ロック片１７が回動すると共に、ロック片１７によ
るラッチ１９のロック状態が解除するので、コイルバネ
２７の付勢力によってラッチ１９も図示矢印方向へ回動
し、ラッチ１９のストライカ２との係止状態が解除す
る。
ライド長孔３０に沿って図示矢印方向へスライドする
と、ロック片１７が回動すると共に、ロック片１７によ
るラッチ１９のロック状態が解除するので、コイルバネ
２７の付勢力によってラッチ１９も図示矢印方向へ回動
し、ラッチ１９のストライカ２との係止状態が解除す
る。
【００３０】
【考案の効果】本考案によれば、ロック片に、ラッチを
下方から支持してロックするラッチ支持片を形成してい
るため、ストライカがラッチとロック片との両持ち支持
となり、ラッチがロック片によって補強されるので、ラ
ッチの強度が向上し、ラッチに上方向の荷重が生じて
も、ラッチにロック片による亀裂が発生することもな
い。
下方から支持してロックするラッチ支持片を形成してい
るため、ストライカがラッチとロック片との両持ち支持
となり、ラッチがロック片によって補強されるので、ラ
ッチの強度が向上し、ラッチに上方向の荷重が生じて
も、ラッチにロック片による亀裂が発生することもな
い。
【図１】本案装置の側面図である。
【図２】図１に示す装置の分解斜視図である。
【図３】図２に示す装置の組付後の斜視図である。
【図４】従来装置を用いた自動車用シートの側面図であ
る。
る。
【図５】図４に示す装置のロック片とラッチとの関係を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図６】図４に示す装置の斜視図である。
【図７】図６に示す装置の分解斜視図である。
１７ ロック片 １９ ラッチ ２０ ラッチ支持片
Claims (1)
- 【請求項１】 車床側に固定したコ字状のストライカ
と、シートクッションに固定し且つ前記車床のストライ
カが嵌合する切欠きを下向きに形成したベースブラケッ
トと、このベースブラケットに回動可能に軸着し且つ前
記ストライカに係脱可能に係止するラッチと、このラッ
チの係止状態によってラッチをロック解除可能にロック
すると共に前記ベースブラケットに回動可能に軸着する
ロック片とからなる自動車用シートのロック装置におい
て、 前記ロック片には前記ラッチを下方から支持してロック
するラッチ支持片を設けたことを特徴とする自動車用シ
ートのロック装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992051804U JP2567195Y2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 自動車用シートのロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992051804U JP2567195Y2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 自動車用シートのロック装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH066082U JPH066082U (ja) | 1994-01-25 |
| JP2567195Y2 true JP2567195Y2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=12897116
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992051804U Expired - Fee Related JP2567195Y2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 自動車用シートのロック装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2567195Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102005035036B4 (de) * | 2005-07-27 | 2008-11-20 | Keiper Gmbh & Co.Kg | Verriegelungsvorrichtung in einem Fahrzeug, insbesondere für einen Fahrzeugsitz |
| JP2016203771A (ja) * | 2015-04-21 | 2016-12-08 | アイシン精機株式会社 | 車両用シートロック装置 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP1992051804U patent/JP2567195Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH066082U (ja) | 1994-01-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |