JP3455117B2 - 自動車のシート装置 - Google Patents

自動車のシート装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着座位置と折り畳
み位置との間で回動可能に配設されたシートをフロアか
ら取り外せるようにした自動車のシート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のシート装置として、従来、図9
に示す構造のものがある。図において、このシート装置
は、シートクッション70の左右前縁部をヒンジ軸77
を介してシートレッグ71に着座位置と折り畳み位置と
の間で回動可能に取付け、該シートレッグ71に形成さ
れたガイド凹部72にフロア73に固定されたストライ
カ74を係合させ、上記シートレッグ71にフック76
を回動軸78により上記ストライカ74に係合してシー
トレッグ71を固定するロック位置Aと、該ストライカ
74との係合を解除するロック解除位置Bとの間で回動
可能に取付けるとともに、該フック76をばね部材79
でロック位置Aに付勢した構造となっている。
【0003】このシート装置において、シートを取り外
すには、シートクッション70を折り畳むとともにフッ
ク76をロック解除位置Bに引き上げ、この状態でシー
トクッション70の後部を持ち上げてシートレッグ71
をストライカ74から離脱させる。
【0004】また取り外したシートを再度取付けるに
は、フック76をロック位置Aに復帰させた状態で、シ
ートレッグ71のガイド凹部72をストライカ74に被
せる。するとフック76がストライカ74に自動的に係
合し、これによりシートレッグ71が固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
シート装置では、左右のフックのロック解除操作を同時
に行ないながらシートを持ち上げることが必要となるこ
とから、操作が煩雑であり、場合によっては複数人で取
り外す必要があるという問題がある。
【0006】ここで、左右のフックをケーブルやロッド
等により連結し、一方側のロック解除操作を他方側に連
動させるように構成すれば、片手でロック解除操作を行
うことが可能となる。しかしながら、連結機構を設ける
ことによるシート重量の増加に加え、一方の手でロック
解除した状態で、他方の手でシートを持ち上げる必要が
あり、上記同様に操作性が低いという問題がある。
【0007】これに対して、上記フックをロック解除位
置に保持するように構成すれば、両手でシートを持ち上
げることが可能となる。しかし、この場合には、取り外
したシートを再度取付ける際に、ロック解除位置のフッ
クをロック位置に戻すための操作が必要となり、より一
層の操作性の改善が望まれる。
【0008】本発明は上記従来の状況に鑑みてなされた
もので、シートをフロアから取り外したり,取り付けた
りする際の操作性を改善できる自動車のシート装置を提
供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、シー
トを着座位置と折り畳み位置との間で回動可能に支持す
るシートレッグにガイド凹部を形成し、フロアに固定さ
れたストライカに上記シートレッグのガイド凹部を係合
させ、該シートレッグにフックを、上記ストライカに係
合してシートレッグをフロアに固定するロック位置と、
上記ストライカとの係合を外して上記シートレッグをフ
ロアから離脱可能とするロック解除位置との間で回動可
能に取付けるとともに、上記フックを上記ロック位置に
付勢し、上記ロック解除位置にてシートをフロアから取
り外し可能とした自動車のシート装置において、上記フ
ックをロック解除位置に回動させたとき該フックを該ロ
ック解除位置に保持する仮保持手段と、上記シートレッ
グをストライカから離脱させたとき上記フックをロック
位置に復帰させるロック位置復帰手段とを設けたことを
設けたことを特徴としている。
【0010】請求項2の発明は、請求項1において、上
記仮保持手段が、上記シートレッグに設けられた押圧軸
と、上記フックに設けられ該フックをロック解除位置に
回動させたときに上記押圧軸に押圧されて該フックをロ
ック解除位置に保持する保持スプリングとで構成されて
いることを特徴としている。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は2におい
て、上記ロック位置復帰手段が、上記フックに、ストラ
イカを挟んだフックの反対側に位置するように突起部を
一体形成してなり、上記シートレッグをフロアから離脱
させる際に上記突起部がストライカに当接してフックを
ロック位置に回動させることを特徴としている。
【0012】請求項4の発明は、請求項1ないし3の何
れかにおいて、上記シートと上記フックとを連結手段で
連結し、上記フックをロック解除位置に保持した状態
で、上記シートを折り畳み位置から着座位置に戻したと
きに上記フックをロック位置に復帰させるように構成さ
れた第2ロック位置復帰手段を備えたことを特徴として
いる。
【0013】
【発明の作用効果】本発明のシート装置によれば、フッ
クをロック解除位置に回動したときに該フックを仮保持
手段で該解除位置に保持するようにしたので、シートを
取り外す場合には、フックをロック解除位置に一旦回動
させれば、その後はシートを両手を使って持ち上げるこ
とができ、シートの取り外し操作が容易である。
【0014】またシートレッグをストライカから離脱さ
せたときにフックをロック位置復帰手段でロック位置に
復帰させるように構成したので、シートを再度取付ける
際には、フックがロック位置に復帰しているので、シー
トをシートレッグのガイド凹部がストライカに係合する
よう押し込むだけでフックは自動的にストライカに係合
してロックされるため、シートの取付け操作が容易であ
る。
【0015】請求項2の発明では、仮保持手段を、保持
スプリングによりフックをロック解除位置に保持するよ
うに構成したので、簡単な構造でフックをロック解除位
置に仮保持することができる。
【0016】請求項3の発明では、ロック位置復帰手段
を、フックに突起部を一体形成し、シートレッグをスト
ライカから離脱させたときに上記突起部がストライカに
当接するようにして、フックをロック位置に回動させる
ように構成したので、部品点数を増やすことなくフック
をロック位置に確実に復帰させることができる。
【0017】請求項4の発明では、上記フックとシート
とを連結手段で連結し、フックがロック解除位置にある
ときにシートを着座位置に戻したときには上記フックを
ロック位置に復帰させるようにしたので、シートレッグ
はストライカに対して自動的に固定されることとなり、
シートの取り外しを途中で止めた場合の、フックのロッ
ク操作の忘れを防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1ないし図8は、本発明の
一実施形態による自動車のシート装置を説明するための
図であり、図1はシート装置の側面図、図2はシート装
置の前倒操作を示す側面図、図3,図4はフックのロッ
ク解除操作を示す側面図、図5〜図7はシート装置の要
部断面図、図8はタンブルシートの折り畳み操作を示す
側面図である。
【0019】図8において、1は自動車のシート装置で
あり、これは車体フロア2の上面にシートレール3を介
してタンブルシート4を前後方向に移動可能に搭載した
概略構造のものである。このタンブルシート4は、乗員
の臀部を支持するシートクッション5を後述する前倒機
構9により着座位置と折り畳み位置との間で回動可能に
支持し、乗員の背中を支持するシートバック6を上記シ
ートクッション5にヒンジ部材7を介して前倒可能に配
設したものである。
【0020】上記タンブルシート4を折り畳むには、図
8に示すように、シートバック6を前倒してシートクッ
ション5の上面に当接させ、この状態でシートクッショ
ン5の後端部を持ち上げてシートクッション5及びシー
トバック6を起立させる。これによりタンブルシート4
後方のフロア2を荷室として利用可能となる。
【0021】上記シートクッション5の底壁の後端部に
はリヤ側のシートレッグ8が取付けられており、該リヤ
シートレッグ8はフロア2に係脱可能に支持されてい
る。またこのリヤシートレッグ8は折り畳み時に格納可
能に構成されている。
【0022】図1〜図7において、上記シートクッショ
ン5の底壁の左右前端部にはシートレール3を介してシ
ートブラケット10が固定されている。このシートブラ
ケット10はヒンジ軸11を介してフロント側のシート
レッグ15の上端部に回動可能に取付けられている。上
記ヒンジ軸11回りには、シートを前倒し易くするため
の補助スプリング(不図示)が設けられている。該シー
トレッグ15とシートブラケット10との間に上記前倒
機構9が設けられており、これは以下の構造となってい
る。
【0023】上記シートレッグ15の車外側には逆く字
形状のアーム部材16の屈曲部が支持軸17(押圧軸)
により揺動可能に軸支されている。このアーム部材16
の上端部には係合ピン18が植設されており、該係合ピ
ン18はシートレッグ15の上端部に形成された長孔1
5a内に摺動可能に押入されている。上記係合ピン18
及び上記支持軸17は、アーム部材16とこれに対向す
るように配設されたステー板19とにカラー20,21
を介在させて締結されている(図6参照)。
【0024】上記シートブラケット10の上端部には係
合ピン18が係脱可能に係合する係合凹部10aが切り
欠き形成されており、下端部にはストッパ部10bが突
出形成されている。また上記アーム部材16の上端部と
シートレッグ15の前縁と間には係合ピン18を係合方
向に付勢するばね部材25が架設されている。
【0025】上記シートクッション5を折り畳むには、
シートバック6を前倒しするとともにアーム部材16の
レバー部16aを引き上げて係合ピン18の係合凹部1
0aへの係合を外し、この状態でシートクッション5を
シートバック6と共に前方にシートブラケット10のス
トッパ部10bが係合ピン18に当接するまで回動させ
る。
【0026】これによりシートバック6及びシートクッ
ション5は折り畳み位置に起立される。このシートクッ
ション5はこれの後端に固定された保持バンド(図示せ
ず)を車室内側壁部に設けられたフックに掛止すること
により折り畳み位置に保持される。なお、アーム部材1
6のレバー部16とリヤ側シートレッグ8のロック解除
レバーとをワイヤー8aで連結し、該レッグ8のロック
解除操作に連動させて自動的にアーム部材16を引き上
げて上記係合ピン18の係合を外すように構成してもよ
い(図1参照)。
【0027】また、シートクッション5を着座位置に戻
すときには、該シートクッション5を後倒しする。する
とシートブラケット10の係合凹部10aに係合ピン1
8が自動的に係合し、これによりシートクッション5は
着座位置に固定される。
【0028】上記シートレッグ15の後端部にはローラ
22が軸支されており、該ローラ22は取り外したシー
ト4を運搬する際に利用するものである。またローラ2
2とフロア2との間にはクッションゴム23が介在され
ており、クッションゴム23はフロント側のシートレッ
グ15およびリヤ側のシートレッグ8がロックされた状
態では、該クッションゴム28の弾性変形によりシート
レッグ15を少し持ち上げることにより、シートレッグ
15とフロア2の係合部のガタを防止している。
【0029】上記シートレッグ15の下端には側面視で
大略逆U字状のガイド凹部15bが切り欠き形成されて
おり、該ガイド凹部15bには、上記フロア2に固定さ
れた門形のストライカ26が挿入係合している。このガ
イド凹部15bの前側辺15b´は下斜め前方に向けて
形成されている。この前側辺15b´を斜め前方にする
ことで後述するフックプレート30のカム面30eとス
トライカ26との摺接を確実にならしめることができ
る。
【0030】上記シートレッグ15の車内側にはフック
プレート30が配設されている。このフックプレート3
0は、シートレッグ15に回動ピン31により軸支され
た本体部30aに下方に延びるフック部30bを形成す
るとともに、後方に延びるグリップ部30cを形成した
概略構造のものであり、該グリップ部30cにはラバー
32が装着されている。
【0031】上記グリップ部30cの上部にはガイドピ
ン33が植設されており、該ガイドピン33はシートレ
ッグ15に形成された縦長孔15c内に摺動可能に挿入
されている。上記フックプレート30は回動ピン31を
中心にフック部30bがストライカ26に係合してシー
トレッグ15をフロア2に固定するロック位置(図3に
実線で示す位置)Aと、該ストライカ26との係合を解
除するロック解除位置(図3に二点鎖線で示す位置)B
との間で回動可能となっている。
【0032】また上記ガイドピン33のシートレッグ1
5の車外側に突出する部分にはばね部材34の一端が掛
止されており、該ばね部材34の他端はシートレッグ1
5の下端部に掛止されている。このばね部材34により
フックプレート30は上記ロック位置Aに常時付勢され
ている。
【0033】上記本体部30aにはロック復帰手段とし
て機能する突起部30dが上記フック部30bと前後方
向に対向するように一体に突出形成されており、該突起
部30dは側方から見て上記ストライカ26を挟んでフ
ック部30bの反対側に位置している。この突起部30
dには、フックプレート30をロック解除位置Bに回動
させた状態でシートレッグ15を上昇させ、上記フック
部30bを上記ストライカ26から上方へ移動させたと
きに、上記ストライカ26に摺接して該フックプレート
30をロック位置Aに回動させるカム面30eが形成さ
れている。
【0034】また上記突起部30dとシートブラケット
10とは第2ロック位置復帰手段として機能する細いワ
イヤ(連結部材)35により連結されている。このワイ
ヤ35は、図1に示すように、フックプレート30がロ
ック位置Aにあり、シートクッション5が着座位置にあ
るときに緊張状態となり、かつシートクッション5を折
り畳み位置に前倒しすると弛緩状態となり、そこからフ
ックプレート30をロック解除位置Bまで回動させるこ
とができるように、その長さ、連結位置が設定されてい
る。これにより、フックプレート30がロック解除位置
Bにあるときに、シートクッション5を折り畳み位置か
ら着座位置に後倒すると、ワイヤ35がフックプレート
30を引っ張ってロック位置Aに回動させるようになっ
ている。
【0035】上記フックプレート30の上端部には、ロ
ック解除時の仮保持手段として機能する保持スプリング
38が装着されており、該保持スプリング38は支持軸
17に押圧されている。この保持スプリング38は、直
径1mm程度の線材を大略へ字状をなすように形成した
ものであり、図4に示すように、線材中央部をコイル状
に巻いて形成される円形部38aと前,後方向に延びる
脚部38b,38cを有し、該脚部38b,38cが上
記フックプレート30に固定されている。
【0036】上記フックプレート30がロック位置Aに
あるときには保持スプリング38の円形部38aは回動
ピン31と支持軸17とを結ぶ線Lより下側に位置し、
ロック解除位置Bにあるときには上記線Lより上側に位
置するように上記保持スプリング38の形状及び取付け
位置が設定されている(図3,図4参照)。これにより
フックプレート30は、ロック解除位置Bに回動させる
と、スプリング34の引張力に抗して該ロック解除位置
Bに保持され、かつロック位置Aに回動させると、スプ
リング34の引張力により該ロック位置Aに保持される
ようになっている。
【0037】次に本実施形態の作用効果について説明す
る。本実施形態のシート装置1は、タンブルシート4を
折り畳んで起立させ、ワイヤー35を弛ませた後、フッ
クプレート30のグリップ部30cを引き上げると、フ
ック部30bがストライカ26から外れるとともに、保
持スプリング38の円形部38aが回動ピン31と支持
軸17とを結ぶ線Lより上側に移動して支持軸17によ
って保持される。これによりフックプレート30はロッ
ク解除位置Bに保持される。なおこのフックプレート3
0がロック解除位置Bにある状態では、突起部30dの
カム面30eはストライカ26内に進入している。
【0038】この状態で、シート4を両手で持ち上げる
と、シートレッグ15がストライカ26から離脱し、こ
れによりシート4をフロア2から取り外すことができ
る。またこのシート4を持ち上げフック部30bがスト
ライカ26よりも上方に退避したときに、突起部30d
のカム面30eがストライカ26に摺接することでフッ
クプレート30を時計回りに強制的に回転させ、保持ス
プリング38による保持を解除してフックプレート30
をロック位置Aに復帰させる。
【0039】上記取り外したシート4を再度取付けるに
は、シート4を上方から押し込んでシートレッグ15の
ガイド凹部15bにストライカ26を係合させる。する
とフックプレート30がストライカ26に自動的に係合
し、これによりシートレッグ30はフロア2に固定され
る。
【0040】このように本実施形態のシート装置によれ
ば、フックプレート30をロック解除位置Bに回動させ
ると保持スプリング38により該フックプレート30を
ロック解除位置Bに保持するように構成したので、タン
ブルシート4を取り外すには、シートクッション5及び
シートバック6を前倒しした後フックプレート30のグ
リップ部30cを引き上げるだけでその後は、両手を使
ってシート4を持ち上げることができ、従来の片手や複
数人で取り外しを行う場合に比べてシート4の取り外し
を容易にできる。
【0041】また本実施形態では、シートレッグ15を
ストライカ26から離脱させたときに該ストライカ26
に突起部30dのカム面30eが摺接してフックプレー
ト30をロック位置Aに強制的に復帰させるので、シー
ト4を再度取付けるには、シートレッグ15のガイド凹
部15bにストライカ26を係合させてシート4を押し
込むだけで済み、シート4の取り付けを容易にできる。
【0042】上記フックプレート30に保持スプリング
38を装着したので、簡単な構造で仮保持手段を構成で
き、かつフックプレート30を仮保持することができ
る。またフックプレート30に突起部30dを一体形成
したので、部品点数を増やすことなくロック位置復帰手
段を構成でき、かつフックプレート30をロック位置A
に確実に復帰させることができる。
【0043】本実施形態では、上記フックプレート30
とシート4のシートブラケット10とをワイヤ35によ
り略緊張状態に連結したので、フックプレート30がロ
ック解除位置Bにあるときにシート4を着座位置に戻す
ことにより上記フックプレート30を自動的にロック位
置Aに復帰させることができ、フックプレート30によ
るロックを解除した後シート4の取り外しを途中で止め
て、そのまま、シートを着座位置に戻した場合にもロッ
クを確実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による自動車のシート装置
を説明するための側面図である。
【図2】上記シート装置のシートクッションの前倒操作
を示す側面図である。
【図3】上記シート装置のロック解除操作を示す要部側
面図である。
【図4】上記シート装置の仮保持状態を示す要部側面図
である。
【図5】上記シート装置の断面図である(図1のV−V
線断面図)。
【図6】上記シート装置の前倒機構の断面図である(図
1のVI-VI 線断面図) 。
【図7】上記シート装置のローラ部分の断面図である
(図1のVII-VII 線断面図) 。
【図8】上記シート装置のタンブルシートの側面図であ
る。
【図9】従来の一般的なシート装置の側面図である。
【符号の説明】
1 シート装置 2 フロア 4 タンブルシート 15 シートレッグ 15b ガイド凹部 17 支持軸(押圧軸) 26 ストライカ 30 フックプレート 30d 突起部(ロック位置復帰手段) 34 ばね部材 35 ワイヤ(連結手段) 38 保持スプリング(仮保持手段) A ロック位置 B ロック解除位置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを着座位置と折り畳み位置との間
    で回動可能に支持するシートレッグにガイド凹部を形成
    し、フロアに固定されたストライカに上記シートレッグ
    のガイド凹部を係合させ、該シートレッグにフックを、
    上記ストライカに係合してシートレッグをフロアに固定
    するロック位置と、上記ストライカとの係合を外して上
    記シートレッグをフロアから離脱可能とするロック解除
    位置との間で回動可能に取付けるとともに、上記フック
    を上記ロック位置に付勢し、上記ロック解除位置にてシ
    ートをフロアから取り外し可能とした自動車のシート装
    置において、上記フックをロック解除位置に回動させた
    とき該フックを該ロック解除位置に保持する仮保持手段
    と、上記シートレッグをストライカから離脱させたとき
    上記フックをロック位置に復帰させるロック位置復帰手
    段とを設けたことを特徴とする自動車のシート装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記仮保持手段が、
    上記シートレッグに設けられた押圧軸と、上記フックに
    設けられ該フックをロック解除位置に回動させたときに
    上記押圧軸に押圧されて該フックをロック解除位置に保
    持する保持スプリングとで構成されていることを特徴と
    する自動車のシート装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、上記ロック位
    置復帰手段が、上記フックに、ストライカを挟んだフッ
    クの反対側に位置するように突起部を一体形成してな
    り、上記シートレッグをフロアから離脱させる際に上記
    突起部がストライカに当接してフックをロック位置に回
    動させることを特徴とする自動車のシート装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3の何れかにおいて、上
    記シートと上記フックとを連結手段で連結し、上記フッ
    クをロック解除位置に保持した状態で、上記シートを折
    り畳み位置から着座位置に戻したときに上記フックをロ
    ック位置に復帰させるように構成された第2ロック位置
    復帰手段を備えたことを特徴とする自動車のシート装
    置。
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