JP2566221B2 - 防災防犯システム - Google Patents

防災防犯システム

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JP2566221B2 JP61095212A JP9521286A JP2566221B2 JP 2566221 B2 JP2566221 B2 JP 2566221B2 JP 61095212 A JP61095212 A JP 61095212A JP 9521286 A JP9521286 A JP 9521286A JP 2566221 B2 JP2566221 B2 JP 2566221B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明はTVカメラのような撮像装置による監視画像の
変化検知により警報を発する防災防犯システムに関する
ものである。
[背景技術] 煙感知器や感熱素子などの防災センサや、熱線検知式
の防犯センサが動作した場合に、警備会社に電話回線を
介して自動通報し、この通報により警備会社の警備員が
現場に急行して確認後、警察署や消防署に連絡通報する
防災防犯システムが従来からあるが、この従来システム
では上記のようなセンサを用いているため、誤報が多
く、しかも現場において確認する方法がとられているた
め、発報から確認までの時間がかかるという問題があっ
た。そこで送信側に設けた防災関連機器や防犯装置を自
動的に作動させて対処する方法も考えられるが、センサ
の誤動作が覆いため、自動処理には適さない。
確認までの時間がかかるのを解消する方法としては監
視領域の画像を静止画像伝送装置により伝送させる方法
も考えられるが、画像に基づいて自動対処するものでは
なかった。
[発明の目的] 本発明は上述の問題点に鑑みて為されたもので、その
目的とするところは、監視領域の画像により火災発生、
侵入者の存在等の異常を判断して自動消火や、自動施錠
等の対処を自動的に行うことができる防災防犯システム
を提供するにある。
[発明の開示] 本発明は、撮像装置より入力して第1のフレームバッ
ファに格納した現画像と第2のフレームバッファに格納
した背景画像や、前画像からなる基準画像とを比較して
変化物体の存在を検知する変化検知手段、該変化検知手
段の変化検知時に現画像情報を電話回線等の通信回線を
介して伝送するとともに受信側からの指令を受信する通
信手段を備えた送信部と、前記通信回線を介して受信さ
れた現画像情報を受信するとともに指令を送信する通信
手段、受信された現画像情報を復元表示する手段を備え
た受信部とからなる画像監視通報系を形成し、送信部を
設置した送信側には消火装置、防火扉、排煙装置等の防
災関連機器と、扉の自動施錠装置等の防犯関連機器と、
受信部側の指令によりこれら機器を制御する制御手段と
を設け、受信部を設置した受信側に前記指令を作成する
手段を設けた防犯防災システムにおいて、上記変化検知
手段が検知した変化物体の大きさ、位置、動き、形状な
どの検知要件が予め定めた条件を満たさないことを判断
する手段を設けて、該判断手段の判断により上記機器を
動作させることを特徴とする。
実施例 第1図(a)(b)は本実施例装置の送信側に設けら
れる送信部と、受信側に設けられる受信部との回路ブロ
ック図を示している。送信側ではTVカメラのような撮像
装置1が設けられ、この撮像装置1で撮像された画面の
映像信号の画像処理を以下のような回路により行ってい
る。つまり現在の画面に対応した現画像更新タイミング
制御回路2の指示により画像書き込み制御回路3で制御
されたタイミングとアドレスにより撮像装置1から出力
している現画像の映像信号は標本として現画像フレーム
バッファ4に取り込まれる。この取り込みのトリガは変
化検知のため、一定の周期(例えば0.5秒)で、行なわ
れるが、現画像更新タイミング制御回路2に接続された
各種の防災、防犯のセンサSの検出信号によってトリガ
が与えられて取り込まれる。前画像フレームバッファ5
は現画像に対応する新しい画像フレームが現画像フレー
ムバッファ4に取り込まれる前に、現画像の前の画像の
画像フレームを現画像フレームバッファ4より取り込
み、現画像フレームに対して前画像に対応する前画像フ
レームを記憶するためのものである。上記現画像フレー
ムバッファ4の容量は例えば256×256画素で、諧調が8
ビットに対応しており、又前画像フレームバッファ5も
現画像フレームバッファ4に準じている。変化検知回路
6は変化検知制御回路7により設定された基準のパラメ
ータによって現画像フレームの前画像フレームに対する
変化の有無を判定すると共に変化の位置、大きさを簡単
にチェックするためのものである。第2図は変化検知回
路6の変化検定にかかる動作のフローチャートを示して
おり、このフローチャートから分かるようにシーケンス
制御が為され、例えば前画面(予測画像ではない原面レ
ベルの画像を例えば4画素ごとに抜き取ったもの)と現
画面の対応する画素の差の絶対値で各画素毎の変化の大
きさを順次求める。そして次に画素毎の変化の大きさが
予め定めた第1の基準値R1を超えているか否かを検定
し、X座標及びY座標への変化の大きさの累加算値(射
影[投影])を求め、この累加算値が第2の基準値R2よ
り大きな矩形領域の座標(X1,Y1)(X2,Y2)を求める。
この変化領域の座標は最終的には前画像に対するもの
か、基準となる背景画像フレームバッファ4′に記憶し
た背景画像に対するものかを指定でき、変化検知のシー
ケンスを最初に基準となる背景画像、次に前画像とする
と前画像に対する座標が得られる。そして求めた変化領
域が予め定めた第3の基準値R3よりも大きいか否かを検
定し、該基準値R3よりも大きなときに変化有りと判定し
て、その判定結果と変化領域の座標データを出力するの
である。
文字情報制御回路8は警報パケットデータを作成する
ためのもので、上記変化検知制御回路7が変化検知した
際に出力される変化検知信号が入力すると、警報パケッ
トデータを作成する。通信データ処理回路9は上記警報
パケットデータを規定のプロトコルで編集するためのも
のである。通信制御回路10は警報パケットデータができ
たら、回線制御ユニット(以下NCUと略す)11を介して
自動ダイヤル発信し、交換回線l、交換機12を通じて加
入電話回線を接続して受信相手側を呼出し、そしてモデ
ム13を介して受信相手側が正しいかを確認後、通信デー
タ処理回路9にて編集された警報パケットデータを伝送
させる。順次鮮明化制御回路14は粗い画像情報から順次
細かい画像情報を作成して画像圧縮回路15によりこれら
画像情報を圧縮して通信データ処理回路9にて規定のプ
ロトコルで処理を行いモデム13を介して伝送させるもの
である。音声回路29はマイク集音・スピーカ呼び掛け制
御回路30の制御の下で制御されるもので、受信側からマ
イク集音指令が送られてくると、一定時間動作してマイ
ク31で集音した音声を伝送させ、またスピーカ呼び掛け
指令が送られてくると一定時間動作して受信側のマイク
34にて送られてきた音声をスピーカ32より発せさせて侵
入者に対して呼び掛けができ、侵入者の注意をスピーカ
32側に向けさせることができようになっている。ここで
撮像装置1をスピーカ32のそばに設けておけばスピーカ
呼び掛けの間あるいは直後の画像を取り込み順次鮮明化
で伝送することができ、好ましい画像の伝送が行えるの
である。防災防犯監視制御回路44はセンサSからの検知
信号を入力して防犯、防災にかかる異常状態を監視する
とともに、変化検知回路6から送られてくる画像情報を
監視するためのものであり、この監視情報は設定条件判
断部45に入力する。この設定条件判断部45は予め設定し
た条件に基づいて警戒レベルの判断がなされ、消火装
置、排煙装置などの防災関連機器46及び防犯関連機器で
ある自動扉制御装置47の制御を行うか行わないかの判断
を行うための回路であり、設定される条件は異常変化物
体の検出位置と大きさの変化検知条件と、受信側不在時
や、無応答時の動作設定条件であり、この条件設定は受
信側に設けた後述の防災防犯監視制御回路48による自動
消火、防犯条件設定のオペレーションで行なわれる。制
御状態監視回路43はVTR42を制御したり、或いは設定条
件判断部45の判定信号が防災防犯監視制御回路44を通じ
て入力すると防災関連機器46、防犯関連機器である自動
扉制御装置47を動作させるための回路である。
受信側は加入電話回線に交換機18と交換回線l′を介
して接続されており、送信側からの呼び出しがあるとNC
U19により自動着信を行うようになっている。通信制御
回路23は受信側の通信制御を行うもので、モデム20を介
して送信側を確認し、上述の警報パケットデータを受け
取った場合、通信データ処理回路21により文字情報報知
回路22を介して文字図形表示用フレームバッファ24に表
示文字を書き込んで表示制御回路41の制御の下でスーパ
ーインポーズ回路25でCRTモニタのような表示装置26に
スーパーインポーズして警報表示を行わせるとともにス
ピーカ26よりアラーム音を発せさせる。音声回路28はア
ラーム音信号を作成したりマイク音・スピーカ呼び掛け
制御回路33の制御の下で送信側にマイク34を通じて呼び
掛けの音声を伝送させたり、或いは送信側から送られて
来るマイク集音の音声をスピーカ27より発せさせること
ができものである。順次鮮明化制御回路36は送信側から
伝送されてくる粗い画像から鮮明な画像に対応する画像
情報に基づいて画像伸張回路37を制御するもので、モデ
ム20から信号データ処理回路21を介して画像伸張回路37
に取り込み、圧縮されて伝送されてきた画像情報を復元
して画像表示用フレームバッファ38に書き込みスーパー
インポーズ回路25を通じて表示装置26に画像を映し出さ
せる。モード制御回路39は伝送速度の切り換え、圧縮方
式の切り換え、鮮明化指令、取り込み指令、マイク集音
指令、スピーカ呼び掛け指令などの指令を送信側へ与え
るためのもので、伝送切り換え指令は画像の刻々の変化
を監視して必要な時に鮮明化を行いたい場合には伝送速
度を高速にするように送信側へ指令するもので、この伝
送速度切り換え指令は受信側の順次鮮明化制御回路36に
送られるとともにモード制御回路39、文字情報制御回路
35、通信データ処理回路21、モデム20、交換切18、加入
電話回線、交換機12、モデム13、通信データ処理回路
9、文字情報制御回路8、順次鮮明化制御回路14と伝送
される。圧縮方式切り換え指令は圧縮方式を適宜切り換
えるための指令であり、上述の伝送速度の切り換え指令
と同様にして受信側の画像伸張回路37へ送られるととも
に送信側の画像圧縮回路15に伝送される。鮮明化指令は
上述の圧縮速度の高速化した際に鮮明化を順次鮮明化制
御回路14,36に夫々を指令するものであり、送信側には
上述の伝送速度切り換え指令と同様に伝送される。また
取り込み指令は送信側の画像情報の伝送を中断させて後
術の順次鮮明化のシーケンスを繰り返させるための指令
である。防災防犯監視制御回路48は上述の条件設定のオ
ペレーションを行うとともに、監視者の操作により消火
排煙指令、自動扉の施錠等の制御指令を出すための回路
である。
次に第1図(a)(b)回路例に沿って本実施例の動
作を説明する。
まずセンサSの検知信号が防災防犯監視制御回路44に
入力するとともに画像の変化検知があると、防災防犯監
視制御回路44はセンサSが例えば防災センサであればそ
の作動センサの個数情報と、変化物体の変化検知情報を
設定条件判断部45へ送る。設定条件判断部45は予め設定
された設定条件と比較し、この比較により設定条件より
少ない場合には比較的危険度の少ない場合には警戒レベ
ル1として警報と画像とを伝送する判断信号を出力し、
防災防犯監視制御回路44を通じて文字情報制御回路8、
順次鮮明制御回路14、変化検知制御回路7へ判断信号を
送り、警戒レベルに応じた警報及び画像を受信側へ伝送
させる。この伝送に際してはまず自動ダイヤルによって
受信側に接続されて、確認後上述の警報パケットデータ
が送信側から受信側に伝送される。受信側では警報パケ
ットデータを受け取ると、通信データ処理回路21により
文字情報報知回路22を介して文字図形表示用フレームバ
ッファ24に表示文字を書き込んで表示制御回路41の制御
の下でスーパーインポーズ回路25によりCRTモニタのよ
うな表示装置26にスーパーインポーズして警報表示を行
わせるとともにスピーカ27よりアラーム音を発せさせ
る。
警報パケットデータの伝送を行っている間に送信側の
順次鮮明化制御回路14は現画像フレームバッファ4の4
×4画素のブロックを代表する画素から64×64画素の画
像を取り出して画像圧縮回路15で、全画像の粗い画像を
圧縮させるとともに基準画像フレームバッファ16に受信
側と同じアルゴリズムに従って基準画像データを作成し
て書き込む。勿論この書き込みの前に基準画像フレーム
バッファ16に書き込まれていた旧画像データを前基準画
像フレームバッファ17に書き込む。
粗い画像は本実施例では4×4画素のブロックの代表
点を用いて64×64画素で構成しており、各代表点は4画
素毎の格子の格子点近傍の4画素の平均値として、サン
プリング位置のずれなどのノイズ影響を少なくしてあ
る。そして粗い画像を伝送する場合には4画素毎の格子
点の画素情報を伝送し、補間によって画素の不足分が多
少とも補われるようにすることにより、粗い画像でもお
よその状況を判断できるようにしてある。この64×64画
素を画素当たり4ビットで符号化したとき、256×256画
素に補間すると4×1/16=0.25ビット/画素の符号伝送
量に相当する。
さて受信側では伝送されてきた画像情報をモデム20か
ら通信データ処理回路21を介して画像伸張回路37に取り
込んで復元して画像表示用フレームバッファ38に書き込
みスーパーインポーズ回路25を通じて表示装置26に画像
を映し出させる。このときの画像により監視者が火災発
生か、誤報かを確認し、この確認で誤報と分かれば警報
を解除する。火災発生の場合は監視者が防災防犯監視制
御回路18により消火排煙指令を作成し、この指令を通信
制御回路23、モデム20の働きの下で送信側へ送信する。
この指令はモデム13、通信制御回路10の働きの下で制御
状態監視回路43に取り込まれ、防災関連機器46を動作さ
せる。ここで受信側に監視者が不在であったり、無応答
の場合には作動センサSの個数が所定値を越えたり、或
いは変化物体の大きさが設定値以上であったり、作動セ
ンサSの設置場所や変化物体の検知位置が危険度の高い
警戒レベルの位置であれば、防災防犯監視制御回路44が
制御状態監視回路43を通じて防災関連機器46を動作さ
せ、自動消火、排煙を行わせる。勿論作動しているセン
サSが防犯センサであれば、その上述の動自動扉を施錠
となる。
さて画像伝送において送信側では順次鮮明化制御回路
14によって、64×64画素のデータより復元した256×256
画素の基準画像フレームバッファ16内の画像データより
128×128画素の代表画素と、現画像フレームバッファ4
の128×128画素の代表画素とのフレーム間比較でフレー
ム間の差分が所定の基準値より大きな画素を変化画素と
し、他は零画素としてフレーム間の差分を零とし、この
変化画素と零画素からなる変化情報に基づいて変化部分
の情報を画像圧縮回路15で圧縮符号化して伝送する。
画像圧縮回路15の画像圧縮方法は零画素、零ライン圧
縮、伸張を行う方法と、可変標本密度圧縮伸張による方
法等があるが、いづれも、全画素に対する変化画素の割
合に応じて変化部分を伝送する符号伝送量(情報量)が
少なくなっている。
つまり画素当たり量子化特性の時間差値を総て1にし
て4ビットで符号化し、128×128画素の内25%が変化す
るとすると、受信側で256×256画素に補間して復元した
場合に、符号伝送量は4×1/4×1/4=0.25ビット/画素
に相当し、100%送っても1ビット/画素となる。この
1ビット/画素の圧縮は256×256画素の可変標本密度圧
縮伸張による符号化でも可能であり、128×128画素の圧
縮に代えることもできる。128×128画素では補間しても
全体的にぼやけることが画像の認識は明瞭にできる。25
6×256画素を可変標本密度圧縮伸張にて符号化したとき
は主なエッジや、輪郭の位置が正確になる一方細かいノ
イズが現れるが全体的にくっきりとした画像になる。
さて受信側では128×128画素の画像の変化部分が256
×256画素に補間復元されて表示されるとともに送信側
では基準画像フレームバッファ16の画像が前基準画像フ
レームバッファ17に転送されると同時に基準画像フレー
ムバッファ16に256×256画素に補間復元された予測の画
像が書き込まれる。
次いで順次鮮明化制御回路14はこの128×128画素のデ
ータより256×256画素に補間復元された基準画像フレー
ムバッファ16と現画像フレームバッファ4とのフレーム
間差分について比較し、変化画素と零画素からなる変化
情報に基づいて変化部分の情報を画像圧縮回路15で圧縮
符号化して伝送する。
ここで変化部分が256×256画素の内25%で、画素当た
り4ビットに圧縮すると符号伝送量は4×1/4=0.1ビッ
ト/画素で100%の場合、4ビット/画素となる。4ビ
ット/画素であれば256×256画素の現画像フレームとの
差は、第3図に示す基準値R4が小さいときには殆ど分か
らない。可変標本密度圧縮伸張にて3ビット/画素で符
号化した場合4ビットDPCM程度の画質が得られる。また
細部が少しぼやけても良く且つ表示装置26の画面より画
面の高さの6倍程度離れて画面を見る場合には2ビット
/画素でも実用的な画質の全画伝送が可能である。
このようにして送信側の変化部分の切り出しは受信側
と同じアルゴリズムで復元、予測した基準画像フレーム
と現画像フレームとの間のフレーム間比較によって行
う。
而して一度に256×256画素の画像を4ビット/画素で
伝送する場合は32Kバイトのデータが必要であるが、順
次鮮明化による伝送であれば64×64画素のとき2Kバイ
ト、128×128画素の25%で2Kバイト、256×256画素の25
%で8Kバイトのデータを必要とし、合計では12Kバイト
となって、順次鮮明化は全画像を一度で伝送する場合に
比べてデータが3/8で済み、256×256の画像情報が約1.5
ビット/画素で伝送できたことに相当する。
ここで変化部分が50%の場合、順次鮮明化では4+4
+16=24Kバイトで約3ビット/画素で、伝送できたこ
とに相当するが、1200ビット/秒の伝送路で64×64画素
の画像のように2Kバイトの情報が約20秒で伝送できるこ
とになり、画像の概略が早く確認できるという効果があ
る。
さて順次鮮明化のシーケンスが完了すると、順次鮮明
化制御回路8によって現画像更新タイミング制御回路2
を介して画像書込制御回路3を介して新たな画像を現画
像フレームバッファ4に書き込み、次の順次鮮明化のシ
ーケンスを繰り返す。
さて変化部分が25%で、4ビット/画素の圧縮方法で
伝送するのには1シーケンスで12Kバイトのデータを伝
送する為1.5分位の伝送時間を必要とするが、受信側か
らの取り込み指令が、モード制御回路39、文字情報制御
回路35を介して送信側へ与えられると、送信側の順次鮮
明化制御回路14は画像情報の伝送を中断して基準画像フ
レームバッファ16に前基準画像フレームバッファ17の内
容を転送させるとともに現画像更新タイミング制御回路
2によって現画像フレームバッファ4に新しい画像デー
タを取り込んで順次鮮明化のシーケンスを再開すること
ができる。このとき受信側でも順次鮮明化制御回路36に
よって画像表示用フレームバッファに前画像フレームバ
ッファ40の内容を転送して、シーケンスをやり直す。
ところで画像の刻々の変化を監視していて必要な時に
鮮明化を行いたい場合には上述した伝送速度切り換え指
令を受信側から送信側へ送れば良い。このときには送信
側では順次鮮明化制御回路14の下で、64×64画素で変化
部分の画像情報を次々と伝送し、受信側では256×256画
素に補間して表示装置26で表示させる。ここで25%の変
化では約0.5Kバイトの符号伝送量になるので、刻々の変
化が5秒程度で伝送される。伝送速度が4800ビット/秒
になると更に4倍程度早くなる。さてこの刻々の変化を
受信側では表示したあとで、鮮明化指令を送信側に与え
ると、送受信側の順次鮮明化制御回路14,36の制御の下
で上述の順次鮮明化のシーケンス動作が行なうことがで
きる。このとき送信側の現画像フレームバッファ4には
既に新しい画像が取り込まれており、この画像について
鮮明化することができるが、本発明では受信側で表示さ
れた画像を鮮明化するため、前画像フレームバッファ5
と基準画像フレームバッファ16との間のフレーム間の変
化分を順次鮮明化させる。既に現画像フレームバッファ
4の画像に対する圧縮が終わっている場合には前基準画
像フレームバッファ5より基準画像フレームバッファ16
に画像データを転送した後で順次鮮明化する。
又受信側から送信側へマイク集音指令が送られてくる
と、送信側では音声回路29を一定時間動作させてマイク
31で集音した音声を受信側へ伝送させて送信側の状況を
音でモニタできる。またスピーカ呼び掛け指令が受信側
から送られてくると音声回路29を一定時間動作させて受
信側のマイク34にて送られてきた音声をスピーカ32より
発せさて侵入者に対して呼び掛けができ、侵入者の注意
をスピーカ26側に向けさせることができるようになって
いる。ここで撮像装置1をスピーカ32のそばに設けてお
けばスピーカ呼び掛けの間あるいは直後の画像を取り込
み順次鮮明化で伝送することができ、好ましい画像の伝
送が行えるのである。
尚撮像装置1で撮像された画像をVTR42に録画する場
合には制御状態監視回路43に録画命令を与えてVTR42を
動作させるとよい。
この結果出力は画像圧縮回路15に取り込まれ、その変
化領域の大きさ或いは変化画素数に応じて圧縮方式を切
り換える。つまり変化画素数が例えば25%より少ないと
判定されると、零画素、零ラインの符号化圧縮方法によ
り現画像フレームを圧縮して伝送させるわけである。
次に変化画素数が25%を越える場合には例えばフレー
ム間残差の可変標本密度圧縮符号化が行なわれる。この
場合フレーム間残差の画素間の相関が小さいために時間
差値の小さな量子化特性を使う。
尚全画像伝送の場合は変化画素の判定は行わない。ま
たフレーム間差分によるものは差分を加えることで画像
を更新するが、変化画素の値を置き換える場合には変化
部分がフレーム内の相関を持っており、この相関はフレ
ーム間相関より高いといえるので変化部分の細部が伝送
でき、圧縮率を高めることができる。フレーム間差分は
零画素のフレーム間差分が零になるので、圧縮、伸張処
理が簡単になり、順次鮮明化で画質も良くできる。
更にフレーム間差分の圧縮の場合の量子化特性は時間
差値を総て1とし、DPCMの量子化とすることで、エッジ
のずれが少なくなり、画質を向上させることができる。
更にまた順次鮮明化の64×64画素、128×128画素の段階
で、量子化特性の振幅差値を2倍にしてダイナミックレ
ンジを広げることによって、より鮮明となった変化部分
の画像を伝送することが可能である。このような量子化
特性制御はの順次鮮明化制御回路14で行える。
尚変化検知回路6としては絶対値化手段で基準画像と
現画像の対応する画像データ(8ビット)の差から符号
を除去するか、あるいは2乗することにより差を絶対値
化し、各座標軸と平行なライン毎に画素の差の絶対値を
累加算して、X軸にはY軸と平行な各ライン上の差の絶
対値データの合計(あるいはそれを1ラインの画素数で
割ったもの)を射影させ、Y軸にはX軸と平行な各ライ
ン上のデータの合計を射影させ、そして累加算値が変化
検知設定レベルを超えたラインに対応するXおよびYの
各最小値および最大値X1,X2とY1,Y2を検出して、 X1≦X≦X2かつY1≦Y≦Y2 で定まる変化領域を決定するのである。
[発明の効果] 本発明は、上述のように構成し撮像装置より入力して
第1のフレームバッファに格納した現画像と第2のフレ
ームバッファに格納した背景画像や、前画像からなる基
準画像とを比較して変化物体の存在を検知する変化検知
手段、該変化検知手段の変化検知時に現画像情報を電話
回線等の通信回線を介して伝送するとともに受信側から
の指令を受信する通信手段を備えた送信部と、前記通信
回線を介して受信された現画像情報を受信するとともに
指令を送信する通信手段、受信された現画像情報を復元
表示する手段を備えた受信部とからなる画像監視通報系
を形成し、送信部を設置した送信側には消火装置、防火
扉、排煙装置等の防災関連機器と、扉の自動施錠装置等
の防犯関連機器と、受信部を設置した受信側の指令によ
りこれらの機器を制御する制御手段とを備え、受信部に
は前記指令を作成する手段を設けたので、通常の状態で
は受信側に居る監視者が画像を監視領域の変化状態の確
認を行いながら防災関連機器や防犯関連機器を動作させ
ることができ、迅速且つ確実に適切な処理をとることが
できるものであって、上記変化検知手段の検知した変化
物体の大きさ、位置、動き、形状などの検知要件が予め
定めた条件を満たさないことを判断する手段を備え、該
判断手段の判断により上記機器を動作させるので、受信
側の監視者が不在であったり、無応答であっても監視領
域の火災発生、侵入者の存在等の異常を判断して自動消
火や、自動施錠等の処置を自動的に行うことができ、無
人でも被害を少なくすることができるという効果があ
る。
とりわけアナログ信号ではなく、撮像装置より入力し
て第1のフレームバッファに格納した現画像と第2のフ
レームバッファに格納した背景画像や、前画像からなる
基準画像とを比較して変化物体の存在を検知するので、
誤報の少ない高度な変化検知ができ、その上送信側には
消火装置、防火扉、排煙装置等の防災関連機器と、扉の
自動施錠装置等の防犯関連機器と、受信部側の指令によ
りこれら機器を制御する制御手段とを設け、受信部を設
置した受信側に指令を作成する手段を設けているから、
電話回線等の通信回線を介して送られてくる受信側から
の指令により送信側の防災関連、防犯関連の機器を制御
できるため、高効率で信頼性の高い防災防犯システムを
構築することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の実施例の送信部の回路ブロック
図、第1図(b)は同上の受信部の回路ブロック図、第
2図は同上の変化検知回路の変化検知動作のフローチャ
ートであり、1は撮像装置、6は変化検知回路、10,23
は通信制御回路、11,19は回路制御ユニット(NCU)、1
3,20はモデム、43制御状態監視回路、44は防災監視制御
回路、45は設定条件判断部、46は防災関連機器、47は自
動扉制御装置、48は防災防犯監視制御回路である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−164802(JP,A) 特開 昭60−45899(JP,A) 特公 昭48−40319(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像装置より入力した第1のフレームバッ
    ファに格納した現画像と第2のフレームバッファに格納
    した背景画像や、前画像からなる基準画像とを比較して
    変化物体の存在を検知する変化検知手段、該変化検知手
    段の変化検知時に現画像情報を電話回線等の通信回線を
    介して伝送するとともに受信側からの指令を受信する通
    信手段を備えた送信部と、前記通信回線を介して受信さ
    れた現画像情報を受信するとともに指令を送信する通信
    手段、受信された現画像情報を復元表示する手段を備え
    た受信部とからなる画像監視通報系を形成し、送信部を
    設置した送信側には消火装置、防火扉、排煙装置等の防
    災関連機器と、扉の自動施錠装置等の防犯関連機器と、
    受信部側の指令によりこれら機器を制御する制御手段と
    を設け、受信部を設置した受信側に前記指令を作成する
    手段を設けた防犯防災システムにおいて、上記変化検知
    手段が検知した変化物体の大きさ、位置、動き、形状な
    どの検知要件が予め定めた条件を満たさないことを判断
    する手段を設けて、該判断手段の判断により上記機器を
    動作させることを特徴とする防災防犯システム。
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