JP5323508B2 - 監視カメラ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、継続して撮影される監視画像をFIFO(First-In First-Out)方式により所定のデータ容量内で記録し、監視対象事象の検知後の利用に供する監視装置に関する。
従来、店舗や家屋への不審者の侵入を検出する監視システムが提供されている。監視システムの中には、監視カメラを用い、異常発生時の監視領域の状況を画像で確認可能とする監視カメラシステムがある。さらに、監視カメラシステムには、監視領域の画像を記録し、建物への侵入行為等の監視対象事象が検知されると画像の記録を停止させ、停止前に生じた事象を監視員が記録画像を再生して確認することを可能とするものがある。監視カメラシステムは、センサ等が監視対象事象を検知したことを発報すると、画像の記録を一定時間後に停止する。
ここで、画像を記録するメモリ等のコストを低減するために、監視カメラシステムが記録可能なデータ容量には一般に制限が存在する。そのため、記録した画像をFIFO方式で更新することが行われる。また、監視対象事象が検知されたタイミングは画像保存の重要性が高いため、監視対象事象の検知後は比較的高いフレームレートで画像を記録して高品質の動画を再生できるようにする一方、検知前は比較的低いフレームレートで画像を記録して画像の記録期間の確保を図ることが行われる。
特開2002−112246号公報
しかし、監視対象事象の種類や検知方法によって、再生画像による確認に必要となる画像の記録時間や画質には差異が存在し得る。例えば、センサによって建物への侵入行為を検知する場合には、異常状態の発生からセンサの異常検知の発報までの時間は、概して短く、その場合には発報の直前の現場の状況を鮮明な画像で確認する必要性が高い。一方、例えば、不審者の存在を確認した利用者が非常ボタンを操作することによって異常検知の発報がされる場合には、利用者の非常ボタン操作までに時間がかかっている可能性があり、発報に対して或る程度の期間先行した時点からの現場の状況を確認する必要性が高い。
そのため、監視対象事象の種類や検知方法に因らず記録時間や記録する画質を固定した従来の監視カメラ装置は、その記録画像に基づいて発生事象の確認を好適に行いにくい場合があるという問題があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、監視対象事象の種類や検知方法に応じて、再生画像による確認に必要となる画像の記録時間や画質で画像を記録できる監視カメラ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る監視カメラ装置は、所定周期で監視領域を撮影した画像を取得する画像取得部と、前記監視領域にて互いに異なる方法で検知される監視対象事象の発生を発報する少なくとも2種類の発報部と、第1種の前記発報部による発報を有効とする第1の監視モード及び第2種の前記発報部による発報を有効とする第2の監視モードを設定するモード設定部と、所定のデータ容量内で前記画像を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された古い画像を順次新たな取得画像で上書き記録する更新処理を行い、前記発報部からの前記発報を受けて前記更新処理を停止する制御部と、を有し、前記制御部は、設定された前記監視モードに応じて、前記記憶部に記録する画像の記録期間を異ならせる。
上記監視カメラ装置において、前記監視モードに応じた前記記録期間は、前記監視対象事象が発生してから当該発報部が発報するまでの予定応答期間を包含するように設定することができる。
本発明の好適な態様は、前記第1種の発報部が、前記監視対象事象を自動検知して発報するセンサを有する自動発報部であり、前記第2種の発報部が、前記監視対象事象を認識した者により操作されて発報する操作器を有する手動発報部であり、前記制御部が、前記手動発報部による発報を有効とする前記第2の監視モードが設定されているときの前記記録期間を、前記自動発報部による発報を有効とする前記第1の監視モードが設定されているときの前記記録期間より長期間とする監視カメラ装置である。
本発明の他の好適な態様は、前記制御部が、前記第2の監視モードが設定されているときに前記記憶部へ記録する画像の単位時間当たりのデータ量を、前記第1の監視モードが設定されているときの前記記憶部へ記録する画像の単位時間当たりのデータ量より小さくすること監視カメラ装置である。前記制御部は、前記記憶部に記録する前記画像のフレームレート又は画質を調節することで、前記画像の単位時間当たりのデータ量を変更してもよい。
他の本発明に係る監視カメラ装置は、所定周期で監視領域を撮影した画像を取得する画像取得部と、前記監視領域での監視対象事象の発生を発報する発報部と、前記監視領域が無人状態のときに設定される無人監視モード及び前記監視領域が有人状態のときに設定される有人監視モードを設定するモード設定部と、所定のデータ容量内で前記画像を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された古い画像を順次新たな取得画像で上書き記録する更新処理を行い、前記発報部からの前記発報を受けて前記更新処理を停止する制御部と、を有し、前記制御部は、前記有人監視モードが設定されているときの前記画像の記録期間を、前記無人監視モードが設定されているときの前記記録期間より長期間とする。
本発明によれば、所定のデータ容量を持つ記憶部に対し、監視モードに応じた適切な撮影画像を記録する。これにより、監視対象とする事象の種類やその検知方法に応じて、適切な記録期間や画質の再生画像での監視対象事象の確認が容易となる。
本発明の実施形態に係る監視システムの概略の構成を示す模式図である。 警戒セットモードでの監視主装置の動作を説明する概略のフロー図である。 警戒セットモードでの記憶部への記録の仕方を説明する模式図である。 警戒解除モードでの監視主装置の動作を説明する概略のフロー図である。 警戒解除モードでの記憶部への記録の仕方を説明する模式図である。
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
図1は、実施形態に係る監視システムの概略の構成を示す模式図である。監視システムは、監視領域が設けられる建物に配置される監視カメラ装置2と、これと公衆通信網4を介して通信可能な監視センタ6とからなる。監視カメラ装置2は、監視カメラ10、侵入センサ12、非常操作器14、及び監視主装置16を備える。
本監視システムは、監視カメラ10で監視領域を撮影し、監視領域への人の侵入や危険などの異常の発生を監視する。監視カメラ10で撮影された画像は、公衆通信網4を介して監視センタ6へ伝送される。伝送された画像は、監視センタ6にて監視員が異常発生を確認するために利用される。撮影された画像は、リアルタイムで監視センタ6へ伝送することもできるし、監視主装置16にて記録し、監視センタ6からの要求に応じて記録画像を伝送することもできる。
監視カメラ10は、監視領域を撮影可能な位置に設置され、所定周期で監視領域を撮影し画像を取得する。例えば、監視カメラ10は、1秒当たり5フレーム(5fps)の画像を撮影する。
侵入センサ12は、監視領域への人の侵入を自動検知する。例えば、侵入センサ12は、建物の窓や扉が開けられたことを検知して検知信号を発報する開閉センサや、監視領域内の人体が発する赤外線を検知して検知信号を発報する空間センサなどである。
非常操作器14は、建物内に利用者がいる場合に用いられる手動の発報手段であり、例えば、利用者が侵入者や危険を認識したときに押下する非常ボタンである。
監視主装置16は、制御部20、記憶部22、画像信号入力部24、検知信号入力部26、モード設定部28、及び通報部30を含む。
制御部20は、マイクロプロセッサ(MPU)等を用いて構成され、実行されるプログラムに応じて、監視カメラ装置2の各部の動作を制御する。例えば、制御部20は、記憶部22に記憶される画像をFIFO方式で更新する更新処理を行い、侵入センサ12や非常操作器14からの発報を受けて当該更新処理を停止する。
記憶部22は、メモリからなり、監視カメラ10が撮影した画像を記憶する。記憶部22への記録は監視動作中、上述のように制御部20によりFIFO方式で継続されるため、記憶部22に用いられる記録媒体には、長時間の使用や頻繁なアクセスに耐えることが求められる。この点、メモリは例えば、ハードディスクなどと比べると耐久性・信頼性が高く、当該要求を満たす。一方、メモリは、ハードディスクと比べると高価であるため、監視カメラ装置2に記憶部22として搭載されるメモリの容量は一般的にはそれほど大きくは設定されない。例えば、記憶部22は、監視カメラ10で撮影した画像を100フレーム分記憶できるように設計されている。
画像信号入力部24は、監視カメラ10から撮影画像の画像信号を監視主装置16に取り込むインターフェース回路であり、監視カメラ10と有線又は無線で接続される。例えば、画像信号入力部24はフレームメモリを備え、監視カメラ10から入力された画像信号を、制御部20による処理が行われるまで保持することができる。本発明の画像取得部は、画像信号入力部24に相当する。なお、監視カメラ10を含めて本発明の画像取得部としてもよい。
検知信号入力部26は、侵入センサ12及び非常操作器14が出力する検知信号を監視主装置16に取り込むインターフェース回路であり、それらと有線又は無線で接続される。
モード設定部28は、後述する2つの監視モードを制御部20に設定する手段であり、利用者が監視モードを選択する操作手段を含む。例えば、モード設定部28は、利用者によるスイッチやボタンなどの操作、キーやICカードによる操作、暗証番号の入力などを受け、選択された監視モードを示す信号を制御部20へ出力する。
通報部30は、監視センタ6との通信インターフェースである。
次に、監視カメラ装置2の動作について説明する。監視カメラ装置2は、監視モードとして、警戒セットモードと警戒解除モードとを備える。警戒セットモードは、監視領域が設定される部屋や建物から利用者が退出し無人となる状態にて選択・設定される。警戒セットモードでは、侵入センサ12の出力に基づいた侵入者の自動検知が行われる。すなわち、警戒セットモードは、監視領域が無人となる状態において監視対象事象を検出する、無人監視モードである。
一方、警戒解除モードは、監視領域に利用者が存在し得る状態にて選択・設定される。警戒解除モードでは、侵入センサ12を停止させ、又はその侵入検知信号を無効とし、非常操作器14からの発報に基づいて異常状態が検知される。すなわち、警戒解除モードは、監視領域が有人である状態において監視対象事象を検出する、有人監視モードである。
図2は警戒セットモードでの監視主装置16の動作を説明する概略のフロー図である。制御部20は、監視領域に侵入者が検知されない間は、検知信号入力部26を介して侵入センサ12の出力を監視する処理(S5)と、監視カメラ10から画像信号入力部24を介して入力される画像信号の有無を監視する処理(S10)とを継続する。例えば、制御部20は、侵入センサ12が発報した侵入検知信号を受信しなければ(S5における「No」の場合)、次フレームの画像が監視カメラ10から入力されているかを判定する(S10)。監視カメラ10からまだ次フレームの画像信号が得られていない場合には(S10における「No」の場合)、処理S5に戻る。このように制御部20は処理S5,S10からなるループを繰り返して、侵入検知信号の受信(S5における「Yes」の場合)と次の画像の入力(S10における「Yes」の場合)とを待つ。
監視カメラ10から次フレームの画像信号が得られた場合には(S10における「Yes」の場合)、その画像信号を記憶部22に格納する(S15)。画像の格納後は処理S5に戻る。
記憶部22は上述のように100フレームの画像を記憶する領域を有している。図3は、警戒セットモードでの記憶部22への記録の仕方を説明する模式図である。同図は、当該領域を識別する記憶フレーム番号“n”(nは1〜100の自然数)と、当該領域に格納される画像の撮影時刻Tとの対応関係を表しており、或る時点にて侵入検知されたことに伴って画像記録が停止された状態の例を示している。制御部20は、新たな画像に記憶フレーム番号順に記憶領域を割り当てる。記憶フレーム番号が一巡した後は、記憶部22に記憶される画像はFIFO方式で更新される。つまり、記憶フレーム番号nを用い、100フレームの記憶領域をリングバッファ方式で利用し、撮影時刻が最も古い画像が記憶された記憶領域を最新の画像で順次上書き記憶していき、常時直近100フレーム分の画像を蓄積しておく。例えば、直前の画像を記憶フレーム番号n=kの領域に格納した場合、次に格納する画像には、n=k+1の領域が割り当てられ、直近画像をn=100の領域に格納した場合には、次の画像に割り当てられる領域はn=1の領域に戻る。
図3において時刻Tは、監視カメラ10が撮影した画像のフレーム数で表しており、時刻Tが1ずつ増加する毎に記憶領域が割り当てられることを示している。すなわち、警戒セットモードでは、監視カメラ10が撮影する各フレームが順次、記憶部22に格納される。
侵入検知信号を受信した場合には(S5における「Yes」の場合)、制御部20は、通報部30を介して監視センタ6へ侵入異常を通報する(S20)。また、侵入検知信号の受信後も所定数の画像を記録する(S25〜S35)。例えば、制御部20は、異常通報後、20フレームの画像を記憶部22に記録する。具体的には、制御部20は、次フレームの画像が監視カメラ10から入力されたかを監視し(S25)、入力されていれば、その画像を記憶部22に記録する(S30)。この画像入力監視(S25)及び画像の記録(S30)は侵入検知後、20フレームの画像を記録するまで繰り返され(S35における「No」)、20フレーム記録すると記憶部22への画像の記録を停止し(S40)、異常検知前後の画像を記憶部22に保持させる。ちなみに、図3は、時刻T=tの画像の記録後、侵入検知がなされ画像記録が停止された状態を示している。この図が示すように、警戒セットモードでは、侵入検知前の画像としてT=t−79からT=tまでの80フレームの各画像が記憶部22に記録され、侵入検知後の画像としてT=t+1からT=t+20まで20フレームの各画像が記憶部22に記録される。すなわち、警戒セットモードにおける記憶部22への記録期間は、検知前16秒間、検知後4秒間の計20秒間であり、この20秒間に撮影された画像が5fpsで記憶部22に記録される。
監視センタ6の監視員は、監視カメラ装置2からの異常通報(S20)を受けて、監視カメラ装置2に対して、記憶部22に保持されている画像の伝送を要求し、伝送された監視領域の記録画像から侵入が検知された直近及び直後の状況を把握し対処することができる。
次にもう一つの監視モードである警戒解除モードについて説明する。図4は警戒解除モードでの監視主装置16の動作を説明する概略のフロー図である。図4において、図2に示す警戒セットモードと同じ処理には同一の符号を付して、以下、警戒セットモードとの相違点を中心に説明する。制御部20は、警戒解除モードでは、侵入センサ12からの侵入検知信号の受信を監視する処理(S5)に代えて、非常操作器14から発報される非常検知信号の受信を監視する(S50)。非常操作器14からの発報が受信されない間は、画像入力の監視(S10)と画像記録(S15)とが行われる。ここで、警戒解除モードでは、監視カメラ10が撮影する画像を間引いて(フレームレートを下げて)記憶部22に記録する。例えば、制御部20は、5フレーム毎に1フレームの画像を記憶部22に記録する。具体的には、制御部20は、次フレームの画像が画像信号入力部24に入力される毎に(S10における「Yes」の場合)、前回記録後からの入力画像のフレーム数をカウントアップし、今回の入力画像が前回記録後5フレーム目の画像であるか否かを判定する(S55)。5フレーム未満であれば(S55における「No」の場合)、制御部20は当該画像を記憶部22に記録せずに処理S50に戻る。一方、5フレーム目であれば(S55における「No」の場合)、当該画像を記憶部22に格納する(S15)。
非常検知信号を受信した場合には(S50において「Yes」の場合)、制御部20は通信部30を介して監視センタ6へ非常通報を行う(S60)。そして、非常検知信号の受信後の所定数の画像記録処理(S25〜S35)でも同様の間引き処理(S65)が行われる。具体的には、制御部20は、次フレームの画像が入力される毎に(S25における「Yes」の場合)、前回記録後からの入力画像のフレーム数をカウントアップし、今回の入力画像が前回記録後5フレーム目の画像であるか否かを判定する(S65)。5フレーム未満であれば(S65における「No」の場合)、制御部20は当該画像を記憶部22に記録せずに処理S25に戻る。一方、5フレーム目であれば(S65における「Yes」の場合)、当該画像を記憶部22に格納する(S30)。非常検知信号の受信後、制御部20は、20フレームの画像を記録すると記憶部22への画像の記録を停止し(S40)、異常検知前後の画像を記憶部22に保持させる。
図5は、警戒解除モードでの記憶部22への記録の仕方を説明する模式図である。警戒解除モードは、警戒セットモードと同様、記憶部22に設けられる100フレーム分の記憶領域をリングバッファ方式で利用する。図5は、記憶フレーム番号“n”(nは1〜100の自然数)と、当該領域に格納される画像の撮影時刻Tとの対応関係を表しており、或る時点にて非常検知されたことに伴って画像記録が停止された状態の例を示している。上述のように、警戒解除モードでは、5フレーム毎に1フレームを記録する間引き処理が行われるので、非常検知の直前の記録画像の撮影時刻をtとすると、非常検知前の画像としてT=t−395の撮影画像からT=tまで5フレーム毎に選択された80フレームの画像が記憶部22に記録され、非常検知後の画像としてT=t+5からT=t+100まで5フレーム毎に選択された20フレームの画像が記憶部22に記録される。すなわち、警戒解除モードにおける記憶部22への記録期間は、検知前80秒間、検知後20秒間の計100秒間であり、この100秒間に撮影された画像が1fpsで記憶部22に記録される。
監視センタ6の監視員は、監視カメラ装置2からの異常通報(S60)を受けて、監視カメラ装置2に対して、記憶部22に保持している画像の伝送を要求し、伝送された監視領域の記録画像から利用者が非常操作するに至った状況を把握し対処することができる。
以上、警戒セットモード及び警戒解除モードそれぞれにおける制御部20の動作を説明した。警戒セットモードは、侵入センサ12により侵入者を自動検知し発報する自動的な監視モードであるので、監視対象事象が発生してから発報するまでの応答期間は短いことが予定されている。すなわち、侵入センサ12の検知原因となった事象は、その異常検知の直前以降の画像に写るので、記憶部22への記録期間は短くてよい。記録期間が短い分、記憶部22に記録される画像の単位時間当たりのデータ量を大きくすることができる。本実施形態では、警戒セットモードにおいて、侵入センサ12の反応時間(予定応答期間)を包含する記録期間にて監視カメラ10が撮影する各フレームの画像を記録する画像記録方法を採用する。すなわち、記憶部22には、高いフレームレートの動画が記録され、侵入者の行為等が詳細に記録される。
一方、警戒解除モードは、利用者が異常状態を認識して非常操作器14を操作する手動的な監視モードであるので、基本的に警戒セットモードよりも応答期間は長くなる。すなわち、利用者が異常状態を認識するまでの時間、及び認識した後、非常操作器14を操作するまでの時間が長くなり、監視対象事象が発生してから非常操作器14が監視主装置16へ発報するまでに時間がかかる場合があることが想定される。よって、警戒セットモードのように検知信号の発報直前から画像を記録し始めたのでは、異常状態を十分に記録することができず、監視員が記録画像に基づいて状況を把握することが困難となり得る。このように警戒解除モードでは、応答期間として比較的長い期間を予定する必要があり、その予定応答期間を包含するように画像の記録期間が設定される。そこで、記憶部22に記録される画像の単位時間当たりのデータ量を小さくして、記録期間を長くする画像記録方法を採用する。本実施形態では、警戒解除モードでは、上述の間引き処理により、記録期間を警戒セットモードの5倍に延長し、非常検知信号発報の80秒前からの画像が記憶部22に保持される。記録期間を長くすることで記録画像の再生により、異常状態をその初期から観察することができ、監視員は状況の把握が容易となる。
なお、記憶部22に記録する画像の単位時間当たりのデータ量の変更制御は、画像の解像度(dpi:dot per inch)や、1ピクセル当たりのビット数に応じた色深度(bpp:bit per pixel)などを変えて1フレーム当たりの画像のデータ量を調節することによっても可能である。この場合、解像度や色深度を低下させるのに応じて、1フレーム当たりの画像の記憶領域を小さくしてその数を増加させる。例えば、上述の実施形態の警戒解除モードのように、記録期間を5倍にする場合には、制御部20は、監視カメラ10から得られた画像に対して解像度変換等の処理を施して1フレームのデータ容量を1/5にする一方、警戒セットモードでの1つの記憶領域を5つの記憶領域に分割して全体で500個の記憶領域を設定する。
このように、1フレームのデータ容量を調節して記録期間を長くする方法は、記憶部22に記録される画像のフレームレートを、記録期間が短い場合と同様に維持することができ、動き・変化の速い異常状態の監視に好適である。
なお、フレームレートの変更と、解像度・色深度とを併用し、監視対象事象に応じて画像の記録間隔や画質を調整することもできる。
上述の実施形態では、発報手段として侵入センサ12と非常操作器14とを示したが、これら以外のものであっても、本発明を適用することができる。例えば、センサを用いた自動的な検知であっても、監視対象事象の種類や検知手法に応じて、事象発生から検知・発報までの応答期間が異なり得る。そのような自動監視の応答期間の相違に対しても、画像記録方法を変えて、再生画像による監視対象事象の確認に必要となる画像の記録時間や画質を得ることができる。
また、上述の実施形態では、警戒セットモード及び警戒解除モードの2つの監視モードを持つ監視カメラシステムについて説明したが、監視領域が有人状態において非常操作器14及び一部の侵入センサ12のみの発報を有効とする部分警戒セットモードを設けてもよい。この場合、部分警戒セットモードでは利用者による非常操作が行われる可能性があるため、警戒解除モードのときと同様の記録期間とすればよい。
また、無人時に設定される警戒セットモードにおいては非常操作器14が操作されることは一般的にはないが、あえて非常操作器14による発報(非常検知信号)を無効化しなくてもよい。
また、上述の実施形態では、監視カメラ10にて0.2秒毎に画像を撮影して監視主装置16に画像信号を送信する構成としたが、監視カメラ10からは映像信号(例えばNTSC信号)を出力させ、監視主装置16にて所望のタイミングで画像を切り出して記録する構成としてもよい。この場合、監視主装置16の制御部20は、警戒セットモード中は0.2秒毎に映像信号から画像を生成して毎秒5フレームの画像を記憶部22に記録し、警戒解除モード中は1秒ごとに画像を生成して毎秒1フレームの画像を記録する。すなわち、図2のフローにおいて処理S10及びS25では、次の画像記録タイミングか否か(前回記録から0.2秒後か否か)が判定される。また、図4において、処理S55及びS65では、次の画像記録タイミングか否か(前回記録から1秒後か否か)が判定される。
2 監視カメラ装置、4 公衆通信網、6 監視センタ、10 監視カメラ、12 侵入センサ、14 非常操作器、16 監視主装置、20 制御部、22 記憶部、24 画像信号入力部、26 検知信号入力部、28 モード設定部、30 通報部。

Claims (6)

  1. 所定周期で監視領域を撮影した画像を取得する画像取得部と、
    前記監視領域にて互いに異なる方法で検知される監視対象事象の発生を発報する少なくとも2種類の発報部と、
    第1種の前記発報部による発報を有効とする第1の監視モード及び第2種の前記発報部による発報を有効とする第2の監視モードの何れかを選択的に設定するモード設定部と、
    所定のデータ容量内で画像を記憶する記憶部と、
    前記取得した画像の単位時間当たりのデータ量を前記設定された監視モードに応じて調節し、当該調節後の画像で前記記憶部に記憶された古い画像を順次上書き記録する更新処理を行い、前記発報部からの前記発報を受けて前記更新処理を停止して当該発報前を含む所定の記録期間における画像を前記記憶部に保持させる制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    第2の監視モードの設定中は、前記第1の監視モードの設定中より前記単位時間当たりのデータ量を小さく調節して前記記録期間を長期間とすること、
    を特徴とする監視カメラ装置。
  2. 請求項1に記載の監視カメラ装置において、
    前記監視モードに応じた前記記録期間は、それぞれ前記監視対象事象が発生してから前記第1種の発報部または前記第2種の発報部が発報するまでの予定応答期間を包含すること、を特徴とする監視カメラ装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の監視カメラ装置において、
    前記第1種の発報部は、前記監視対象事象を自動検知して発報するセンサを有する自動発報部であり、
    前記第2種の発報部は、前記監視対象事象を認識した者により操作されて発報する操作器を有する手動発報部であり、
    前記制御部は、前記手動発報部による発報を有効とする前記第2の監視モードが設定されているときの前記記録期間を、前記自動発報部による発報を有効とする前記第1の監視モードが設定されているときの前記記録期間より長期間とすること、
    を特徴とする監視カメラ装置。
  4. 請求項3に記載の監視カメラ装置において、
    前記制御部は、前記第2の監視モードが設定されているときに前記記憶部へ記録する画像の単位時間当たりのデータ量を、前記第1の監視モードが設定されているときの前記記憶部へ記録する画像の単位時間当たりのデータ量より小さくすること、を特徴とする監視カメラ装置。
  5. 請求項4に記載の監視カメラ装置において、
    前記制御部は、前記記憶部に記録する前記画像のフレームレート又は画質を調節することで、前記画像の単位時間当たりのデータ量を変更すること、を特徴とする監視カメラ装置。
  6. 所定周期で監視領域を撮影した画像を取得する画像取得部と、
    前記監視領域での監視対象事象の発生を発報する発報部と、
    前記監視領域が無人状態のときに設定される無人監視モード及び前記監視領域が有人状態のときに設定される有人監視モードの何れかを選択的に設定するモード設定部と、
    所定のデータ容量内で前記画像を記憶する記憶部と、
    前記取得した画像の単位時間当たりのデータ量を前記設定された監視モードに応じて調節し、当該調節後の画像で前記記憶部に記憶された古い画像を順次上書き記録する更新処理を行い、前記発報部からの前記発報を受けて前記更新処理を停止して当該発報前を含む所定の記録期間における画像を前記記憶部に保持させる制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記有人監視モード設定中は、前記無人監視モード設定中より前記単位時間当たりのデータ量を小さく調節して前記記録期間長期間とすること、
    を特徴とする監視カメラ装置。
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