JP2565221B2 - テ−ププレ−ヤ - Google Patents

テ−ププレ−ヤ

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JP2565221B2
JP2565221B2 JP62007647A JP764787A JP2565221B2 JP 2565221 B2 JP2565221 B2 JP 2565221B2 JP 62007647 A JP62007647 A JP 62007647A JP 764787 A JP764787 A JP 764787A JP 2565221 B2 JP2565221 B2 JP 2565221B2
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【発明の詳細な説明】 本発明はテーププレーヤを以下の項目に従って説明す
る。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.背景技術 D.発明が解決しようとする問題点 E.問題点を解決するための手段 F.実施例 a.テープカセット[第1図、第2図、第4図、第5図、
第8図] b.DATの概要[第1図乃至第5図] c.メカブロックの筐体[第1図乃至第8図] d.メカシャーシ[第1図、第2図、第4図乃至第8図] d−1.メカシャーシ[第1図、第2図、第4図乃至第8
図] d−2.2つのメカブロックの連結[第1図、第4図、第
6図、第7図] e.蓋体[第1図乃至第5図、第8図] e−1.蓋体 e−2.2つのメカブロックの移動及び相互の位置決め f.カセットキャリア[第1図、第2図、第5図、第8
図] g.第2のメカブロックの機構[第1図、第4図、第5
図、第7図、第8図] h.第1のメカブロックの機構[第1図、第2図、第4図
乃至第6図、第8図] h−1.リール台、巻取ギヤ[第1図、第2図、第4図乃
至第6図、第8図] h−2.テープローディング機構[第1図、第4図、第6
図乃至第8図] h−2−a.テープローディングブロック[第1図、第4
図、第6図、第8図] h−2−b.ローディングアーム、リンク[第1図、第4
図、第6図、第8図] h−2−c.ストッパー片、引張スプリング[第1図、第
4図、第6図、第7図] h−2−d.動き h−3.キャプスタン、固定ガイド[第1図、第4図、第
6図、第8図] h−4.ピンチローラアーム[第1図、第4図、第6図、
第8図] h−5.テンレギアーム[第1図、第4図、第6図] i.動作[第1図乃至第5図、第8図] i−1.テープカセットの装着[第1図、第2図、第4
図、第5図、第8図] i−2.2つのメカブロックの接合、テープローディング
[第3図乃至第5図] i−3.再生動作[第4図] i−4.2つのメカブロックの離間、テープアンローディ
ング[第1図、第4図] i−5.テープカセットの取出[第1図、第2図] G.発明の効果 (A.産業上の利用分野) 本発明は新規なテーププレーヤに関する。詳しくは、
テープカセットのテープリールが係脱自在に係合される
リール台や磁気ヘッド及びテープローディング部材等が
設けられた記録再生部を有すると共にテープに対する記
録又は記録されている内容の再生はテープカセットから
テープを引き出して少なくとも磁気ヘッドと接触する所
定のパスを通るようにローディングした状態で行なうテ
ーププレーヤ、例えば、ビデオテープレコーダ(以下、
「VTR」と言う。)やPCM(パルス・コード・モジュレー
ション)方式によるテーププレーヤ以下、「DAT」と言
う。)等のテーププレーヤに関するものであり、記録再
生部を相対的に移動自在な2つのメカブロックに分けて
連結すると共に、蓋体を開放位置又は閉塞位置へ移動さ
せると該2つのメカブロックの相対的な移動に連動して
テープローディングが行なわれるようにし、それによっ
て、この種のテーププレーヤの構造及び操作を大幅に簡
単なものとすることができると共に、テープカセットの
着脱を行なうとき以外はその外形を必要最小限の大きさ
に縮めておくことができるようにした新規なテーププレ
ーヤを提供しようとするものである。
(B.発明の概要) 本発明テーププレーヤは、テープカセットのテープリ
ールが係脱自在に係合されるリール台や磁気ヘッド及び
テープローディング部材等が設けられた記録再生部を有
すると共にテープに対する記録又は記録されている内容
の再生はテープカセットからテープを引き出して少なく
とも磁気ヘッドと接触する所定のパスを通るようにロー
ディングした状態で行なうテーププレーヤにおいて、テ
ープカセットの着脱用開口部を開放する位置と閉塞する
位置との間を移動する蓋体と、少なくともテープカセッ
トの一対のテープリールと各々係合する一対のリール台
が設けられた第1のメカブロックと、該第1のメカブロ
ックに対して近接する位置と第1のメカブロックから離
間した位置との間を第1のメカブロックに対して相対的
に移動し、少なくとも再生用の磁気ヘッドを有する回転
ドラムを有する第2のメカブロックと、上記第1のメカ
ブロックと上記第2のメカブロックとの上記離間した位
置から上記近接した位置への相対的移動に連動してテー
プカセットから磁気テープを引き出して上記回転ドラム
に巻装するテープローディング機構とを備え、上記第1
のメカブロックと上記第2のメカブロックが離間した位
置にあるときに上記テープローディング機構の初期位置
から磁気テープの上記回転ドラムへの巻装方向の移動を
規制し、上記第1のメカブロックと上記第2のメカブロ
ックとの上記近接位置への相対的な移動に連動して上記
テープローディング機構を駆動して磁気テープを上記回
転ドラムに巻装させ、上記蓋体が上記開放位置から上記
閉塞位置へ移動されることによって、上記第1のメカブ
ロックと上記第2のメカブロックとを上記近接位置へ相
対的に移動させるとともに、上記第1のメカブロックと
上記第2のメカブロックが上記近接位置へ相対的に移動
することによって上記テープローディング機構の規制が
解除され、上記テープローディング機構により磁気テー
プをテープカセットから引き出して上記回転ドラムに巻
装し、上記蓋体が上記閉塞位置から上記開放位置へ移動
されることによって、上記第1のメカブロックと上記第
2のメカブロックとを上記離間位置へ相対的に移動させ
るとともに、上記テープローディング機構を初期位置に
復帰させるようにし、それによって、テープローディン
グを特別な駆動源や操作を要することなく行なうことが
できてこの種のテーププレーヤの構造及び操作を大幅に
簡単なものとすることができると共に、テープカセット
の着脱を行なうとき以外はその外形を必要最小限の大き
さに縮めることができるようにしたものである。
(C.背景技術) 例えば、VTRやDATにおける記録又は再生は、一般に、
記録再生部に装着されたテープカセットから磁気テープ
を引き出し、かつ、その一部が回転磁気ヘッドを備えた
ヘッドドラムに所定の巻付角巻き付けられた所定のパス
を通るようにする所謂テープローディングが為された状
態でテープを走行させかつ上記回転磁気ヘッドを回転さ
せることによって行なわれるようになっており、従っ
て、この種のテーププレーヤ等においては、装着された
テープカセットから磁気エープを引き出すための何らか
のテープローディング手段が設けられている。
このテープローディング手段には各種のものがある
が、基本的には、テープカセットが装着されることによ
って相対的にテープカセットのテープ引出用凹部に位置
される複数のテープローディングポストと該テープロー
ディングポストが支持もしくは連結されたローディング
アームあるいはローディングリング等の移動部材を備え
ており、テープカセットが装着された後テープローディ
ングポストをヘッドドラムに近接する位置へと移動させ
ることにより前記したテープローディングが行なわれる
ように構成されている。
(D.発明が解決しようとする問題点) ところで、従来のVTR等におけるテープローディング
手段は、通常、テープローディング専用のモータにより
駆動されるようになっている。即ち、従来のテープロー
ディング手段は前記したテープローディングポストや移
動部材の他にテープローディング用モータと該モータの
回転を減速して上記移動手段に伝達する減速機構を備え
ており、このモータが回転することにより移動手段が移
動されてテープローディングポストが移動されるように
なっている。
従って、VTR等においては、その構造上テープローデ
ィング手段がかなり大きなスペースをとっており、この
ため小型化を進める上で大きな障害となり、また、重量
も増し、かつ、回路も複雑になる等様々な問題がある。
更に、ビデオカメラに一体的に組み込まれるVTRや携
帯用のVTRもしくはDAT等小形のテーププレーヤにおいて
はその構造をより小型、かつ、軽量にするために、通
常、トルクの小さいモータが使用されるので、テープロ
ーディング手段を駆動する駆動力を充分得るためにかな
り大きな減速比で移動手段を駆動するようになってい
る。このため、テープローディング動作及びテープアン
ローディング動作に時間がかかるという問題がある。
また、テープローディングをモータにより行なうのは
それなりに利点もあるが、その反面、例えば、携帯用の
VTR等は、通常、バッテリーを電源とするためテープロ
ーディングが為されている状態でバッテリー切れを生じ
るとテープローディングポストをテープカセットのテー
プ引出用凹部内に戻すことができなくなり、従って、テ
ープカセットを取り出すことができなくなる等思いがけ
ない不都合が生ずることがあるという問題がある。
(E.問題点を解決するための手段) そこで、本発明テーププレーヤは、上記した問題点を
解決するために、テープカセットの着脱用開口部を開放
する位置と閉塞する位置との間を移動する蓋体と、少な
くともテープカセットの一対のテープリールと各々係合
する一対のリール台が設けられた第1のメカブロック
と、該第1のメカブロックに対して近接する位置と第1
のメカブロックから離間した位置との間を第1のメカブ
ロックに対して相対的に移動し、少なくとも再生用の磁
気ヘッドを有する回転ドラムを有する第2のメカブロッ
クと、上記第1のメカブロックと上記第2のメカブロッ
クとの上記離間した位置から上記近接した位置への相対
的移動に連動してテープカセットから磁気テープを引き
出して上記回転ドラムに巻装するテープローディング機
構とを備え、上記第1のメカブロックと上記第2のメカ
ブロックが離間した位置にあるときに上記テープローデ
ィング機構の初期位置から磁気テープの上記回転ドラム
への巻装方向の移動を規制し、上記第1のメカブロック
と上記第2のメカブロックとの上記近接位置への相対的
な移動に連動して上記テープローディング機構を駆動し
て磁気テープを上記回転ドラムに巻装させ、上記蓋体が
上記開放位置から上記閉塞位置へ移動されることによっ
て、上記第1のメカブロックと上記第2のメカブロック
とを上記近接位置へ相対的に移動させるとともに、上記
第1のメカブロックと上記第2のメカブロックが上記近
接位置へ相対的に移動することによって上記テープロー
ディング機構の規制が解除され、上記テープローディン
グ機構により磁気テープをテープカセットから引き出し
て上記回転ドラムに巻装し、上記蓋体が上記閉塞位置か
ら上記開放位置へ移動されることによって、上記第1の
メカブロックと上記第2のメカブロックとを上記離間位
置へ相対的に移動させるとともに、上記テープローディ
ング機構を初期位置に復帰させるようにしたものであ
る。
従って、本発明テーププレーヤによれば、テープロー
ディングは、蓋体を開放位置又は閉塞位置へ移動させる
と2つのメカブロックが接近方向へ移動されることによ
って自動的に行なわれることになるので、テープローデ
ィングを行なうための特別な駆動源や減速機構及び回路
等を必要としないので、その構造を大幅に簡略化するこ
とができると共に小型化、軽量化を図ることができ、か
つ、かなりのコストダウンを可能とすることができ、し
かも、テープローディングを行なうための特別な操作を
必要としないので、操作性が良く、また、テープローデ
ィングは2つのメカブロックの接近方向への移動の完了
と略同時に完了するためテープローディングが完了され
るまでの間これと行った待ち時間を伴なうこともなく、
その上、テープカセットの着脱を行なうとき以外はその
外形をこの種のテーププレーヤにおいて必要最小限の大
きさまで縮めておくことができる。
(F.実施例) 以下に、本発明テーププレーヤの詳細を添附図面に示
した実施例に従って説明する。
尚、図面に示した実施例は本発明を携帯用のDAT1に適
用したものである。
先ず、DAT1に使用するテープカセットの一例を説明
し、その後でDAT1の各部について説明する。
(a.テープカセット)[第1図、第2図、第4図、第5
図、第8図] 2はテープカセットである。
3はカセットケースであり、該カセットケース3は上
ハーフ3aと下ハーフ3bとが結合されることにより比較的
薄い箱形に形成されると共に、その前面、即ち、DTAT1
に装着された状態においてヘッドドラムの方を向く面に
テープ引出用凹部4が形成され、かつ、該テープ引出用
凹部4の両側にテープ出口5、5′が形成され、また、
これらテープ出口5、5′のテープ引出用凹部4に寄っ
た内側面にカセット内ガイド6、6′が形成されてい
る。
7はカセットケース3の前端部に回動自在に取着され
た前面蓋であり、該前面蓋7はテープカセット2がDAT1
に装着されていない状態において第2図に示すようにカ
セットケース3の前面を覆う位置に来ており、かつ、こ
の位置にロックされており、テープカセット2がDAT1に
装着されるとき第5図に2点鎖線で示すようにカセット
ケース3の前面を開放する位置へと移動されるようにな
っている。
8、8′はカセットケース3内に回転自在に収納され
た一対のリールハブであり、これらリールハブ8、8′
の下端部はカセットケース3の底板に形成された図示し
ない挿通孔に稍余裕を有して位置されている。
9は磁気テープであり、その両端が上記リールハブ
8、8′に固定され、かつ、所定量巻装されると共に、
その一部がカセット3外に導出されており、テープロー
ディングが行なわれるまでの間は、第1図に示すよう
に、カセットケース3から導出されている部分がその両
端がカセット内ガイド6、6′に巻き付けられることに
よってカセットケース3の前面に沿って延びるパスを通
されている。
10はカセットケース3の底板に形成された図示しない
挿通孔を開閉するためのシャッターであり、該シャッタ
ーはその大部分がカセットケース3の底面に下方から重
なるように位置されると共にその左右両側部がカセット
ケース3の左右両側面に形成されたガイド溝11、11(図
面では一方のもののみ示してある。)に摺動自在に係合
されることにより前後方向へ摺動自在なるように設けら
れ、かつ、前方への移動力を付勢されている。そして、
図示を省略してあるが、シャッター10には2つの挿通孔
が形成されており、テープカセット2がDAT1の後述する
カセットキャリアに挿入されるまでの間はその挿通孔が
カセットケース3の底板に形成された挿通孔と一致しな
い位置に保持されることによってカセットケース3の挿
通孔を閉じており、テープカセット2がカセットキャリ
アに挿入されることによってその挿入孔がカセットケー
ス3の挿通孔と一致する位置へと移動されるようになっ
ている。
(b.DATの概要)[第1図乃至第5図] DAT1はその各部を大別すると、一定の距離の範囲内に
おいて相互の間の距離を伸縮し得るように摺動自在に連
結された2つのメカブロック12及び13とカセットキャリ
ア14と蓋体15とから成り、2つのメカブロック12及び13
の一方、即ち、大きい方のもの12(以下、「第1のメカ
ブロック」と言う。)にリール台16、16′、テープロー
ディングブロック17、17′及びその他の部材が設けら
れ、他方のメカブロック13(以下、「第2のメカブロッ
ク」と言う。)にヘッドドラム18及びその他の部材が設
けられている。
そして、カセットキャリア14は第1のメカブロック12
に上下方向へ摺動自在なるように支持されると共にテー
プカセット2の挿入及び取出が行なわれるときは、第2
図に示すように、第1のメカブロック12の筐体19の天板
に形成された大きな開口部、即ち、カセット着脱用の開
口部20から上方へ突出するイジェクト位置へと移動さ
れ、その状態から下方へ向けて押圧されることによっ
て、第5図に2点鎖線で示すように、上記開口部20より
下方の装着完了位置へと移動され、そして、テープカセ
ット2が挿入された状態で装着完了位置に来ることによ
ってテープカセット2が第1のメカブロックの所定のカ
セット装着位置に装着されることになる。
また、蓋体15は上記開口部20を開閉するためのもので
あり、第1のメカブロック12に回動自在に支持されると
共にその一部が第2のメカブロック13に結合されてお
り、この蓋体15が第2図に示すように開口部20を開放す
る開放位置に来ることによって2つのメカブロック12及
び13が第1図に示すように互いに所定の距離離間して位
置し、その状態から蓋体15が第3図に示すように開口部
20を閉塞する閉塞位置へと移動することによって2つの
メカブロック12と13とが第4図に示すように互いに接近
して位置するようになっている。
そして、2つのメカブロック12及び13が互いに離間し
て位置する状態(以下、「離間状態」と言う。)からこ
れらメカブロック12及び13が互いに接近して位置する状
態(以下、「接合状態」と言う。)になる、即ち、これ
らの間の距離が縮まる方向へ移動することによってテー
プローディングブロック17及び17′が第4図に示すよう
にヘッドドラム18の左右両側の位置へと移動され、そし
て、テープローディングブロック17及び17′がこのよう
に移動することにより、第1のメカブロック12に装着さ
れたテープカセット2から磁気テープ9が引き出される
ことになる。
(c.メカブロックの筐体)[第1図乃至第8図] 第1のメカブロック12の筐体19(以下「第1の筐体」
と言う。)はその左右方向(第1図における左方へ向う
方向を左側とし、右方へ向う方向を右側とする。また、
同図における下方へ向う方向を前側とし、上方へ向う方
向を後側とする。以下の説明において向きを示すときは
この方向によるものとする。)における長さが前記テー
プカセットの長手方向における長さより稍長く、その前
後方向における長さがテープカセット2の幅よりほんの
少し長く、かつ、テープカセット2の厚みの略2倍程度
の高さを有する箱形に形成されると共に、その後面が開
口21されており、天板19aに前記カセット着脱用の開口
部20が稍右側に寄った状態で形成されている。
尚、該カセット着脱用の開口部20の前端は筐体19の前
側壁19bの位置まで延びている。
そして、第1の筐体19の左右両側壁19c、19dの前端部
の天板19aと連続する位置に前後方向に沿って伸び、か
つ、前端縁に達する細長い切欠22、22′が形成されてお
り、また、これら側壁19c、19dの前端部の下側の隅角部
に側方へ向けて突出したピン23、23′が形成されてい
る。
24は第2のメカブロック13の筐体(以下、「第2の筐
体」と言う。)であり、該第2の筐体24は前後方向から
見た大きさが第1の筐体19にぴったり内嵌される程度の
大きさを有し、かつ、前後方向においては第1の筐体19
の略5分の1程度の長さを有すると共に前面が開口され
ており、天板24aの後端部は他の部分よりほんの少し高
く形成され、また、側壁24b、24cの上端部の前後方向に
おける略中間の位置に上下方向に長い係合凹部25、25′
が形成されている。
そして、第2の筐体24は第1の筐体19の後端寄りの部
分に摺動自在に内嵌されている。
(d.メカシャーシ)[第1図、第2図、第4図乃至第8
図] (d−1.メカシャーシ)[第1図、第2図、第4図乃至
第8図] 26は第1のメカブロック12のメカシャーシ(以下、
「第1のメカシャーシ」と言う。)である。該第1のメ
カシャーシ26は第1の筐体1内の下方部に底部19eと稍
間隙を有して配置されていると共に、後端寄りの部分の
左右方向における略中央部に後端縁に達する比較的大き
な切欠27が形成されており、該切欠27は後端へ行くに従
ってその幅、即ち、左右方向における長さが次第に拡が
る略台形状に形成されると共に、その左右両側縁28、2
8′の後端部が更に方形に切り欠かれ、これによって、
左右方向に延びる当接縁28a、28′aが形成される。
そして、上記切欠27の前端縁29の略中央部には側方か
ら見て略横倒H字状を為す位置決め部材30が固定されて
おり、該位置決め部材30はその略後側半分が上記前端縁
29から後方へ突出した状態で設けられている。30aは位
置決め部材30の後端に開口した挿入溝である。
また、第1のメカシャーシ26の左側縁から稍右側へ寄
った部分の互いに前後方向に離間した2つの位置から背
の低いガイドピン31、31が立設され、また、右側縁に寄
った部分の後端寄りの部分にも前後方向に離間した2つ
の位置から同様のガイドピン32、32が立設されている。
33は第2のメカブロック13のメカシャーシ(以下、
「第2のメカシャーシ」と言う。)であり、該第2のメ
カシャーシ33は前記第1のメカシャーシ26に形成された
切欠27と略相補関係を有する大きさに形成されている。
即ち、この第2のメカシャーシ33はその大部分が略台形
状に形成されると共にその後端部に左右両側へ突出した
当接片34、34′が形成されている。尚、該当接片34、3
4′の左右方向における長さは切欠27の前記当接縁28a、
28′aの左右方向における長さより稍短くされており、
また、その台形状を成す部分の前後方向における長さは
切欠27の台形状を成す部分の前後方向における長さより
僅かに短くされている。
そして、第2のメカシャーシ33は第2の筐体24の後側
壁24dの内面の左右方向における略中央部から前方へ向
けて水平に突出するように設けられており、また、第1
のメカシャーシ26と略同じ高さに位置されている。
(d−2.2つのメカブロックの連結)[第1図、第4
図、第6図、第7図] 35及び36は第1のメカブロック12と第2のメカブロッ
ク13とを連結するための連結板であり、これら連結板35
及び36は第2の筐体24の後側壁24dの左右両側寄りの位
置から前方へ向けて水平に突出し、かつ、第1のメカシ
ャーシ26の上面に略接するように設けられており、その
左側のもの35は第1の筐体19の前後方向における長さと
略同じ長さを有し、また、右側の連結板36は左側の連結
板35の略半分の長さを有している。
そして、これら連結板35及び36の前後方向に離間した
2つの位置に前後方向に長い長孔37、37及び38、38が形
成されており、その左側の連結板35の長孔37、37に第1
のメカシャーシ26に立設された左側のガイドピン31、31
が摺動自在に係合し、また、右側の連結板36の長孔38、
38に右側のガイドピン32、32が摺動自在に係合し、これ
によって、2つのメカブロック12と13が互いに前後方向
へ一定の範囲内で摺動自在なるように連結されている。
(e.蓋体)[第1図乃至第5図、第8図] (e−1.蓋体) 蓋体15はその主部15aが第1の筐体19の平面形状の大
きさと略同じ大きさを有する長方形の板状に形成される
と共に、その前端部が下方へ僅かに屈曲されており、ま
た、後端部の左右両側から下方へ向けて突出した支持片
39、39が一体に形成されている。そして、支持片39、39
にはその下端部に挿通孔40、(40)(図面では左側のも
ののみ示してある。)が形成され、また、その内面の上
端寄りの位置に内側へ向けて突出した突起41、41が形成
されており、上記挿通孔40、(40)に第1の筐体19の左
右両側壁に形成された前記ピン23、23′が回動自在に挿
通され、かつ、上記突起41、41が第2の筐体24の左右両
側壁に形成された前記係合凹部25、25′に上下方向へ摺
動自在なるように係合されている。
(e−2.2つのメカブロックの移動及び相互の位置決
め) しかして、蓋体15が回動すると、その突起41、41が第
1の筐体19に対して略前後方向へ移動して第2の筐体24
に形成された係合凹部25、25′の前側面又は後側面を押
圧することになり、それによって、第2の筐体24が第1
の筐体19に対して前後方向に移動することになり、従っ
て、第2のメカブロック13が第1のメカブロック12に対
して前後方向へ移動することになる。
そして、第2のメカブロック13が第1のメカブロック
12に対して後退して行くと、第1図に示すように、連結
板35及び36に形成された長孔37、37及び38、38の前端縁
がガイドピン31、31及び32、32に当接され、それによっ
て、第2のメカブロック13がそれ以上後退するのを阻止
されることになり、この状態において、第1のメカブロ
ック12と第2のメカブロック13とが距離L前後方向に離
間されると共に、蓋体15が開放位置に保持されることに
なる。
また、上記した状態、即ち、離間状態から蓋体15が閉
塞位置へ向けて移動して行くと、第2のメカブロック13
が第1のメカブロック12に対して相対的に前進して行
き、蓋体15が閉塞位置に来ると、第2のメカシャーシ33
と第1のメカシャーシ26に形成された台形状の切欠27と
が略ぴったり嵌合することになり、それによって2つの
メカシャーシ26と33の互いの位置決めが為されることに
なる。即ち、蓋体15が閉塞位置に来ると、第4図に示す
ように、第2のメカシャーシ33の当接片34、34′が第1
のメカシャーシ26の切欠27に形成された当接縁28a、2
8′aに当接して2つのメカシャーシ33と26とが前後方
向に接合され、それによって、2つのメカブロック12と
13との前後方向の位置決めが為されると共に、第2のメ
カシャーシ33の側縁42、42′と第1のメカシャーシ26の
側縁28、28′とが接合して第1のメカブロック12と第2
のメカブロック13との左右方向の位置決めが為され、ま
た、第2のメカシャーシ33の前端縁43の略中央部が第1
のメカシャーシ26に設けられた位置決め部材30の挿入溝
30aに挿入され、それによって、第2のメカシャーシ33
の第1のメカシャーシ26に対する高さ方向の位置決めが
為されることになる。
尚、この状態、即ち、接合状態において、第2の筐体
24はその略全体が第1の筐体19内に位置し、かつ、第2
の筐体24の後面が第1の筐体19の後面開口21を略塞ぐよ
うに位置する。
(f.カセットキャリア)[第1図、第2図、第5図、第
8図] カセットキャリア14は前後両面が開口され、かつ、そ
の内部の高さが前記テープカセット2の厚みと略等しい
略箱形に形成されると共に、底板44に互いに左右方向に
離間して位置するリール台挿通孔45、45′が形成されて
いる。
46、47及び46′、47′はカセットキャリア14を上下方
向へ移動自在なるように支持する支持アームであり、こ
れら支持アーム46、47及び46′、47′は側方から見て略
「X」字を為すようにその略中央部において交差し、か
つ、回動自在に連結されると共に、一方の支持アーム4
6、46′の上端部がカセットキャリア14の側板48、48′
の前端寄りの部分に形成された前後方向に長い長孔48
a、48′aに摺動自在に係合され、他方の支持アーム4
7、47′の上端部が上記側板48、48′の後端部に回動自
在に連結されており、また、一方の支持アーム46、46′
の下端寄りの部分が第1の筐体19に固定された図示しな
い支持部材に回動自在に支持され、かつその下端部が引
張スプリング49によって常時前方へ引っ張られており、
他方の支持アーム47、47′はその下端部が上記支持部材
に略前後方向へ摺動自在に支持されている。
しかして、一方の支持アーム46、46′には、常時、第
5図における反時計回り方向への回動力が付勢されてい
るので、この回動力によりカセットキャリア14に上方へ
の移動力が付勢されると共に、一方の支持アーム46、4
6′の上端部が前記長孔48a、48′aの後端に来ることに
よりそれ以上上方へ移動するのを阻止されてイジェクト
位置に保持されることになり、また、下方へ向けて押圧
されることによって前記した装着完了位置へと移動さ
れ、かつ、図示しないロック手段によりその位置に保持
される。
尚、図示を省略してあるが、カセットキャリア14には
これに挿入されて来るテープカセット1の前記シャッタ
ー10を相対的に前方へ移動せしめるシャッター移動手段
及びテープカセット1の挿入位置を規制するための位置
決め手段が設けられており、テープカセット1はこのカ
セットキャリア14にそのリールハブ8、8′が前記リー
ル台挿通孔45、45′と対向する位置まで挿入される。
(g.第2のメカブロックの機構)[第1図、第4図、第
5図、第7図、第8図] 第2のメカブロック13にはテープカセット2を使用し
て再生を行なうために必要な機構の一部が設けられてい
る。
50、50′は第2のメカシャーシ33に形成されたガイド
溝であり、該ガイド溝50、50′は第1のメカブロック12
に設けられたテープローディングブロック17、17′の移
動方向を案内するための溝であり、第2のメカシャーシ
33の左右両側縁42、42′寄りの部分に該側縁42、42′の
略平行に延びるように形成されると共に、その前端はメ
カシャーシ33の前端縁43に達し、その後端はメカシャー
シ33の後端近くまで延びている。
51、51′はテープローディングブロック17、17′のヘ
ッドドラム18に対する位置決めを為すためのキャッチャ
ーであり、該キャッシャー51、51′は第2のメカシャー
シ33のうち前記ガイド溝50、50′の後端に後側から近接
する位置に固定されると共に、その前端部に前方を向い
て略V字状に開いた切欠52、52′が形成されている。
また、ヘッドドラム18は第2のメカシャーシ33の略中
央部から突出するように設けられると共に、略左側へ向
けて所定の角度傾いた姿勢で設けられており、また、2
つの回転磁気ヘッド53、53′がヘッドドラム18の外周面
に沿って移動するように回転自在に設けられており、こ
れら回転磁気ヘッド53、53′と所定の回転部が図示しな
いヘッドモータにより高速で一体的に回転されるように
なっている。
(h.第1のメカブロックの機構)[第1図、第2図、第
4図乃至第6図、第8図] 第1のメカブロック12には前記リール台16、16′、テ
ープローディングブロック17、17′を含むテープローデ
ィング機構及びその他のテープローディングもしくはテ
ープ走行に必要な部材等が設けられている。
(h−1.リール台、巻取ギヤ)[第1図、第2図、第4
図乃至第6図、第8図] リール台16、16′は略円板状に形成されたギヤ板54、
54′と該ギヤ板54、54′の上方に位置するリール係合軸
55、55′等が一体的に回転するように結合されて成ると
共に第1のメカシャーシ19から立設されたリール台支持
軸56、556′に回転自在に支持されており、所定のテー
プ走行モードに応じたいずれか一方が図示しない揺動ギ
ヤによって所定の方向へ回転されるようになっている。
しかして、カセットキャリア14が装着完了位置に来る
と、リール台16、16′のリール係合軸55、55′がカセッ
トキャリア14の底板44に形成されたリール台挿通孔45、
45′を通って上記底板44から上方へ突出されることにな
る。
57は巻取ギヤであり、該巻取ギヤ57はテープアンロー
ディングが行なわれるとき2つのリール台16、16′の左
側のもの16(以下、「S側リール台」と言う。)を第1
図における反時計回り方向へ回転させてこのS側リール
台16に係合されているリールハブ8をテープ巻取方向へ
回転させ、それにより、テープカセット2のカセットケ
ース3から引き出されている磁気テープ9をカセッット
ケース3内に戻すためのギヤである。
巻取ギヤ57は大ギヤ57aと該大ギヤ57aから下方へ突出
した小ギヤ57bとが一体に形成されると共に、第1のメ
カシャーシ26のうちS側リール台16に前方稍斜め左側か
ら近接した位置に前後方向へ移動自在に支持された図示
しない可動部材から立設された支持軸58に回転自在に支
持されており、また、その小ギヤ57bに、第2のメカブ
ロック13に設けられた左側の連結板35の右側縁の前端部
に形成されたラック59が左側から噛合されている。そし
て、巻取ギヤ57は、テープアンローディングが行なわれ
るとき以外は第4図に示すようにS側リール台16のギヤ
板54と噛合しない位置に保持されており、2つのメカブ
ロック12と13が離間されて行くときに左側の連結板35に
よって作動される図示しないクラッチ及び駆動レバーに
よって前記可動部材が後方へ移動されてその大ギヤ57a
がS側リール台16のギヤ板54と噛合され、かつ、後方へ
移動して行くラック59により時計回り方向へ回転されて
S側リール台16を反時計回り方向へ回転させるようにな
っており、また、テープローディングが行なわれると
き、即ち、2つのメカブロック12と13が互いに接近され
て行くときは前方へ移動される図示しない駆動レバーに
よってS側リール台16から離されるようになっている。
(h−2.テープローディング機構)[第1図、第4図、
第6図乃至第8図] (h−2−a.テープローディングブロック)[第1図、
第4図、第6図、第8図] 60、60′はテープローディングブロック17、17′の移
動ベースであり、該移動ベース60、60′は略前後方向に
長い板状に形成されると共に、その後端部に上方へ向け
て略垂直に突出した垂直ガイドポスト61、61′が設けら
れ、また、その前端部に傾斜ガイドポスト62、62′が設
けられており、左側の傾斜ガイドポスト62は後方稍斜め
左側へ傾き、右側の傾斜ガイドポスト62′は前方稍斜め
左側へ傾いた姿勢で設けられている。
(h−2−b.ローディングアーム、リンク)[第1図、
第4図、第6図、第8図] 63、63′はローディングアームであり、これらローデ
ィングアーム63、63′は第1図に示す状態において略逆
「へ」字形を成すように形成されると共に、「へ」字形
の屈曲点が第1のメカシャーシ26の切欠27の側縁に近接
した位置に立設された支持軸64、64′に回動自在に支持
されており、その一端部、即ち、左側のローディングア
ーム63の左端部及び右側のローディングアーム63′の右
端部に下方へ突出したストッパーピン65、65′が設けら
れている。
66、66′はリンクであり、該リンク66、66′はその前
端部がローディングアーム63、63′の他端部にピン67、
67′を介して回動自在に連結されると共に、その後端部
がテープローディングブロック17、17′の移動ベース6
0、60′から下方へ突出した連結ピン68、68′と回動自
在に連結されている。
尚、上記連結ピン68、68′の下端部は第2のメカシャ
ーシ33に形成された前記ガイド溝50、50′に摺動自在に
係合されている。
(h−2−c.ストッパー片、引張スプリング)[第1
図、第4図、第6図、第7図] 69は左側の連結板35の略中央部の右側縁から突出した
L字形のストッパー片、また、69′は右側の連結板36の
前端部から左側へ向けて突出したL字形を成すストッパ
ー片であり、これらストッパー片69、69′の後端縁はロ
ーディングアーム63、63′に設けられたストッパーピン
65、65′に前方から対向している。
70、70′は引張スプリングであり、これら引張スプリ
ング70、70′は前端部が第1のメカシャーシ26に設けら
れた図示しないばね掛部に係着され、後端部がローディ
ングアーム63、63のうち支持軸64、64′から稍一端部、
即ち、ストッパーピン65、65′が設けられた側へ寄った
位置に係着されており、これにより、左側のローディン
グアーム63には第1図における反時計回り方向への回動
力が付勢され、右側のローディングアーム63′には時計
回り方向への回動力が付勢されている。
(h−2−d.動き) そして、ローディングアーム63、63′は、2つのメカ
ブロック12及び13が離間状態にあるときはそのストッパ
ーピン65、65′にストッパー片69、69′の後端縁が前方
から当接されることによってアンローディング方向への
回動が限定され、それにより、支持軸64、64′に支持さ
れた位置からリンク66、66′側の部分が略左右方向に沿
って延びる位置に保持されることになり、この状態にお
いて、テープローディングブロック17、17′が第2のメ
カシャーシ33に形成されたガイド溝50、50′の前端部上
の位置、即ち、第1図を見て良く解るように、垂直ガイ
ドポスト61、61′及び傾斜ガイドポスト62、62′がDAT1
に装着されて来るテープカセット2のテープ引出用凹部
4内に相対的に進入することができる位置(以下、「非
ローディング位置」と言う。)に保持されることにな
る。
また、この状態から2つのメカブロック12及び13が互
いに接近して行くと、ストッパー片69、69′がローディ
ングアーム63、63′に対して前方へ移動して行くので、
引張スプリング70、70′の引張力により左側のローディ
ングアーム63が反時計回り方向へ、右側のローディング
アーム63′が時計回り方向へそれぞれ回動されることに
なり、これによってテープローディングブロック17、1
7′がガイド溝50、50′に沿って後方へ移動されて行
き、そして、2つのメカブロック12と13とが接合状態に
なる略直前に、先ず、テープローディングブロック17、
17′の移動ベース60、60′の後端面が第2のメカシャー
シ33に設けられた前記キャッチャー51、51′のV字状の
切欠52、52′に当接し、次いで、ストッパー片69、69′
がローディングアーム63、63′のストッパーピン65、6
5′から前方へ離れ、その後第1のメカブロック12と第
2のメカブロック13とが接合することになる。
しかして、テープローディングブロック17、17′は第
1のメカブロック12と13とが離間されている状態におい
て非ローディング位置に保持され、第1のメカブロック
12と第2のメカブロック13とが接合されることによりキ
ャッチャー51、51′に圧着されてヘッドドラム18に対す
る位置決めが為される位置(以下、「ローディング完了
位置」と言う。)へと移動することになる。
(h−3.キャプスタン、固定ガイド)[第1図、第4
図、第6図、第8図] 71はキャプスタンである。キャプスタン71は第1のメ
カシャーシ26の後端部の右寄りの位置から突出するよう
に配置されると共に図示しないキャプスタンモータによ
って定速で回転するようになっている。
また、72は第1のメカシャーシ26に固定された固定ガ
イドであり、該固定ガイド72は上記キャプスタン71から
稍前方斜め左側へ寄った位置に配置されており、テープ
が巻き付けられる部分はローラになっている。
(h−4.ピンチローラアーム)[第1図、第4図、第6
図、第8図] 73はピンチローラアームであり、該ピンチローラアー
ム73は第1図に示す状態において略逆「へ」字形を成す
ように形成されており、その「へ」字形の屈曲点が第1
のメカシャーシ26のうち前記固定ガイド72から稍前方へ
寄った位置に立設された支持軸74に回動自在に支持され
ていると共に、左端部から立設された支持軸75にピンチ
ローラ76が回動自在に支持されている。
尚、ピンチローラアーム73の後側縁のうちピンチロー
ラ76に近接する部分に略半円状を成す切欠73aが形成さ
れている。
77は引張スプリングであり、該引張スプリング77は前
端部が第1のメカシャーシ26に設けられた図示しないば
ね掛片に係着されると共に後端部がピンチローラアーム
73のうち支持軸74に支持された位置から稍ピンチローラ
76側へ寄った位置に係着されており、これによって、ピ
ンチローラアーム73に第1図における反時計回り方向へ
の回動力が付勢されている。
78は右側の連結板36の2つの長孔37と37との間の位置
から立設された押圧ピンであり、ピンチローラアーム73
の支持軸74から反ピンチローラ76側へ延びた部分73b
(以下、「被押圧部」と言う。)の先端部はこの押圧ピ
ン78に前方から対向されており、2つのメカブロック12
と13が離間状態にあるとき、ピンチローラアーム73は、
第1図に示すように、その被押圧部73bが上記押圧ピン7
8に当接することによってピンチローラ76がDAT1に装着
されて来るテープカセット2のテープ引出用凹部4内に
相対的に進入することができる位置(以下、「非ローデ
ィング位置」と言う。)に保持されることになる。
そして、この状態から2つのメカブロック12と13が接
近して行くと、押圧ピン78が前方へ移動されて行くため
ピンチローラアーム73はその被押圧部73bが押圧ピン78
によって前方へ押圧されて行くことにより引張スプリン
グ77の引張力に抗して時計回り方向へ回動されて行くと
共に、2つのメカブロック12と13とが接合されるのと略
同時にピンチローラ76が前記キャプスタン71に略左側か
ら圧着される位置(以下、「ローディング完了位置」と
言う。)に来ることになる。
(h−5.テンレギアーム)[第1図、第4図、第6図] 79はテンレギアームであり、該テンレギアーム79も第
1図に示す状態において略逆「へ」字形を成すように形
成されており、その「へ」字形の屈曲点が第1のメカシ
ャーシ26のうち左側のローディングアーム63を支持する
支持軸64から稍左側へ寄った位置に立設された支持軸80
に回動自在に支持されると共に、右端部にテンレギピン
81が立設され、また、左端部に上記アーム支持軸80を中
心とする円弧に沿って延びる係合長孔82が形成されてい
る。
83は引張スプリングであり、該引張スプリング83はそ
の後端部が第1のメカシャーシ26に設けられた図示しな
いばね掛片に係着されると共にその前端部がテンレギア
ーム79のうち支持軸80から稍テンレギピン81側へ寄った
位置に係着されており、これによって、テンレギアーム
79に、常時、第1図における反時計回り方向への回動力
が付勢されている。
84は左側の連結板35の2つの長孔38と38の中間の位置
から稍後側へ寄った位置に立設された係合ピンであり、
該係合ピン84はテンレギアーム79に形成された係合長孔
82に摺動自在に係合されており、2つのメカブロック12
と13が離間状態にあるとき、テンレギアーム79は、第1
図に示すように、その係合長孔82の後端部がこの係合ピ
ン84に係合することによってテンレギピン81がDAT1に装
着されて来るテープカセット2のテープ引出用凹部4内
に相対的に進入することができる位置(以下、「非ロー
ディング位置」と言う。)に保持されることになる。
そして、この状態から2つのメカブロック12と13とが
接近して行くと、係合ピン84が前方へ逃げて行くためテ
ンレギアーム79はこれに付勢された前記回動力によって
反時計回り方向へ回動されて行くと共に、2つのメカブ
ロック12と13とが接合された時点において第4図に示す
位置と略同じ位置に来ることになる。
尚、図示を省略してあるが、テンレギアーム79には走
行する磁気テープのテンションの変化量に応じてS側リ
ール台16の回転の負荷を制御する制御手段、例えば、ブ
レーキバンドが設けられている。
(i.動作)[第1図乃至第5図、第8図] そこで、以上のように構成されたDAT1によるテープカ
セット2の着脱、テープローディング、テープアンロー
ディング及び再生動作等につき説明する。
(i−1.テープカセットの装着)[第1図、第2図、第
4図、第5図、第8図] テープカセット2を装着するときは、先ず、蓋体15を
開放位置へと移動する。これによって、第1の筐体19の
カセット着脱用の開口部20が開放されると共に第1のメ
カブロック12と第2のメカブロック13とが離間状態にな
るので、ローディングアーム63、63′、ピンチローラア
ーム73及びテンレギアーム79が非ローディング位置へと
移動し、それによって、テープローディングブロック1
7、17′、ピンチローラ76及びテンレギピン81がDAT1に
装着されて来るテープカセット2のテープ引出用凹部4
に進入することができる位置に来ることになる。
そして、イジェクト操作が為されると、カセットキャ
リア14に対するロックが解除され、それにより、カセッ
トキャリア14が引張スプリング49の弾発力によってイジ
ェクト位置へと移動される。
そこで、カセットキャリア14にテープカセット2を所
定の挿入位置まで挿入する。これによって、テープカセ
ット2のシャッター10が相対的に後方へ移動して、リー
ルハブ8、8′がカセットケース3の下方に臨まされる
ことになる。
この状態からカセットキャリア14を下方へ押圧する
と、カセットキャリア14が装着完了位置へと移動し、か
つ、その位置にロックされると共に、テープカセット2
のカセットケース3が第1のメカシャーシ26に設けられ
た図示しないカセット装着部に装着され、かつ、リール
台16、16′のリール係合軸55、55′がリールハブ8、
8′に係合し、それによって左側のリールハブ8(以
下、「S側リールハブ」と言う。)とS側リール台16と
が、また、右側のリールハブ8′(以下、「T側リール
ハブ」と言う。)と右側のリール台16′(以下「T側リ
ール台」と言う。)とが、それぞれ一体的に回転される
状態とになる。
尚、テープカセット2の前面蓋7はテープカセット2
がカセット装着位置へ向って移動される間に図示しない
蓋起こし手段によってカセットケース3の前面を開放す
る位置へと移動される。
また、テープカセット2が装着されると、テープロー
ディングブロック17、17′の垂直ガイドポスト61、6
1′、傾斜ガイドポスト62、62′、ピンチローラ76及び
テンレギピン81がテープカセット2のテープ引出用凹部
4内に相対的に位置されることになる。
(i−2.2つのメカブロックの接合、テープローディン
グ)[第3図乃至第5図] そして、この状態から蓋体15を閉塞位置へと移動する
と、第1のメカブロック12と第2のメカブロック13とが
接合されると共にヘッドドラム18の一部がテープカセッ
ト2のテープ引出用凹部4内に進入し、また、連結板3
5、36に設けられたストッパー片69、69′、押圧ピン78
及び係合ピン84が相対的に前進するので、ローディング
アーム63、63′、ピンチローラアーム73が前記ローディ
ング完了位置へと移動され、かつ、テンレギアーム79が
第4図に示す位置へと移動されることになり、それによ
って、テープローディングブロック17、17′がキャッチ
ャー51、51′に圧着されてその垂直ガイドポスト61、6
1′及び傾斜ガイドポスト62、62′がヘッドドラム18の
後端部に略左右両側から近接する位置へと移動され、ピ
ンチローラ76がキャプスタン71に磁気テープ9を挟んで
圧着され、テンレギピン81がテープカセット2の左側の
テープ出口5の後方の位置に来ることになる。
しかして、これら垂直ガイドポスト61、61′、傾斜ガ
イドポスト62、62′、ピンチローラ76及びテンレギピン
81が上記した位置へと移動されることによって、磁気テ
ープ9の一部がカセットケース3から引き出され、第4
図に示すようなパスを通されることになる。即ち、この
状態において、磁気テープ9は、S側リールハブ8から
引き出された後左側のテープ出口5からカセットケース
3外へ導出されてテンレギピン81−左側の垂直ガイドポ
スト61−左側の傾斜ガイドポスト62にこの順序で巻き付
けられると共に、ヘッドドラム18に所定の巻付角巻き付
けられ、次いで、右側の傾斜ガイドポスト62′−右側の
垂直ガイドポスト61′に巻き付けられた後ピンチローラ
76のキャプスタン71との間を通って固定ガイド72に巻き
付けられ、右側のテープ出口5′からカセットケース3
内に導入されてT側リールハブ8′に巻き取られるパス
を通されることになる。
しかして、蓋体15がその開放位置から閉塞位置へと移
動されることによって2つのメカブロック12と13とが接
合されると共にその接合へ向っての動きによってテープ
ローディングが行なわれることになる。
(i−3.再生動作)[第4図] そして、この状態から再生指令が為されると、キャプ
スタン71が定速で回転し、かつ、T側リール台16がT側
リールハブ8′をテープ巻取方向へ回転させる方向へ回
転されて磁気テープ9が走行されると共に、ヘッドドラ
ム18の所定の回転部と回転磁気ヘッド53、53′が一体的
に高速で回転し、それにより、回転磁気ヘッド53、53′
が磁気テープ9の記録トラックを交互に走査して再生が
行なわれることになる。
(i−4.2つのメカブロックの離間、テープアンローデ
ィング)[第1図、第4図] テープアンローディングは蓋体15を開放位置へと移動
させることにより互いに離間される2つのメカブロック
12、13の相対的な動きによって行なわれる。
即ち、前記したようにテープローディングが為されて
いる状態から蓋体15を開放位置へと移動すると、第1の
メカブロック12と第2のメカブロック13とが離間される
と共に連結板35、36に設けられたストッパー片69、6
9′、押圧ピン78及び係合ピン84が相対的に後退するの
で、ローディングアーム63、63′はそのストッパーピン
65、65′がストッパー片69、69′によって後方へ押圧さ
れることにより非ローディング位置へと移動され、ピン
チローラアーム73はその被押圧部73bが弾接している押
圧ピン78が後方へ逃げることによって引張スプリング77
の弾発力により非ローディング位置へと移動され、ま
た、テンレギアーム79は主としてその係合長孔82の後端
が係合ピン84によって略後方へ押圧されることにより非
ローディング位置へと移動されることになり、これによ
って、垂直ガイドポスト61、61′、傾斜ガイドポスト6
2、62′、ピンチローラ76及びテンレギピン81がテープ
カセット2のテープ引出用凹部4内に戻されることにな
る。
そして、これらの動きが開始されるのと略同時に巻取
ギヤ57が後退されてその大ギヤ57aがS側リール台16の
ギヤ板54と噛合されると共に、左側の連結板35に設けら
れたラック59によって回転せしめられ、それによってS
側リール台16が反時計回り方向へ回転されることになる
ので、S側リールハブ8がテープ巻取方向へ回転されて
カセットケース3から引き出されている磁気テープ9が
S側リールハブ8に巻き取られることになる。
(i−5.テープカセットの取出)[第1図、第2図] 更に、このようにテープアンローディングが為された
状態からイジェクト操作が行なわれると、カセットキャ
リア14がイジェクト位置へと移動されると共に、このと
き、テープカセット2の前面蓋7がカセットケース3の
前面を閉塞する位置へと戻され、これによって、テープ
カセット2をDAT1から取り出すことができる状態とな
る。
尚、テープカセット2を取り出した後においても、蓋
体15が閉塞位置へと移動されると、2つのメカブロック
12と13とが接合されると共にローディングアーム63、6
3′、ピンチローラアーム73及びテンレギアーム79がロ
ーディング完了位置へと移動されることになるが、テー
プカセット2を装着しようとするときは必要的に蓋体15
が開放位置へと移動されて2つのメカブロック12と13と
が離間されることになるので、ローディングアーム63、
63′、ピンチローラアーム73及びテンレギアーム79は必
然的に非ローディング位置に来ることになる。
(G.発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明テ
ーププレーヤは、テープカセットの着脱用開口部を開放
する位置と閉塞する位置との間を移動する蓋体と、少な
くともテープカセットの一対のテープリールと各々係合
する一対のリール台が設けられた第1のメカブロック
と、該第1のメカブロックに対して近接する位置と第1
のメカブロックから離間した位置との間を第1のメカブ
ロックに対して相対的に移動し、少なくとも再生用の磁
気ヘッドを有する回転ドラムを有する第2のメカブロッ
クと、上記第1のメカブロックと上記第2のメカブロッ
クとの上記離間した位置から上記近接した位置への相対
的移動に連動してテープカセットから磁気テープを引き
出して上記回転ドラムに巻装するテープローディング機
構とを備え、上記第1のメカブロックと上記第2のメカ
ブロックが離間した位置にあるときに上記テープローデ
ィング機構の初期位置から磁気テープの上記回転ドラム
への巻装方向の移動を規制し、上記第1のメカブロック
と上記第2のメカブロックとの上記近接位置への相対的
な移動に連動して上記テープローディング機構を駆動し
て磁気テープを上記回転ドラムに巻装させ、上記蓋体が
上記開放位置から上記閉塞位置へ移動されることによっ
て、上記第1のメカブロックと上記第2のメカブロック
とを上記近接位置へ相対的に移動させるとともに、上記
第1のメカブロックと上記第2のメカブロックが上記近
接位置へ相対的に移動することによって上記テープロー
ディング機構の規制が解除され、上記テープローディン
グ機構により磁気テープをテープカセットから引き出し
て上記回転ドラムに巻装し、上記蓋体が上記閉塞位置か
ら上記開放位置へ移動されることによって、上記第1の
メカブロックと上記第2のメカブロックとを上記離間位
置へ相対的に移動させるとともに、上記テープローディ
ング機構を初期位置に復帰させるようにしたことを特徴
とする。
従って、本発明によれば、テープローディングは、蓋
体を開放位置又は閉塞位置へ移動させると2つのメカブ
ロックが接近する方向へ移動されることによって自動的
に行なわれることになるので、テープローディングを行
なうための特別な駆動源や減速機構及び回路等を必要と
しないので、その構造を大幅に簡略化することができる
と共に小型化、軽量化を図ることができ、かつ、相当の
コストダウンを図ることができる。
しかも、テープローディングを行なうための特別な操
作も必要としないので、操作性が良く、また、テープロ
ーディングは2つのメカブロックの接近方向への移動の
完了と略同時に完了するためテープローディングが完了
するまでの間これと云った待ち時間を伴なうこともな
い。即ち、従来のこの種のテーププレーヤにおいては、
テープカセットを装着するための操作を行なった後ある
程度の時間テープローディングが完了するのを待つ必要
があったが、本発明においてはテープカセットの装着及
び2つの相対的な移動が行なわれるとその状態でテープ
ローディングは既に完了するので、テーププレーヤを操
作する者にテープローディングが行なわれるのを待つと
いう時間的空白を与えることはない。
そして、本発明によれば、テープカセットの着脱を行
なうとき以外の状態においては2つのメカブロックの間
の距離が縮められることになるので、この種のテーププ
レーヤを必要最小限の大きさとなっている状態で使用す
ることができる。
また、本発明においては、筐体のカセット着脱用の開
口部を開閉するための蓋体の動きに連動して2つのメカ
ブロックが相対的に移動するようにしたが、このように
することによって、2つのメカブロックを相対的に移動
するための特別な駆動源や操作を必要としないので、そ
の構造及び操作を更に簡単なものにすることができると
共により小型かつ軽量化することができ、また、誤操作
が生じる惧れもない。
尚、前記した実施例においてはカセットキャリアを2
つのメカブロックの一方に移動自在に設けるようにした
が、このカセットキャリアは蓋体の内面に固定して該蓋
体の動きによってテープカセットを記録再生部に装着す
る位置とイジェクト位置との間を移動するようにしても
良い。
更に、前記実施例においては、テープローディングの
完了と同時にピンチローラがキャプスタンに圧着される
ようにしたが、テープがヘッドドラムに巻き付けられた
状態のままテープの早送りや巻戻しを行なうことができ
るようにするために、テープローディング完了時点にお
いてピンチローラをキャプスタンと稍離間した位置へと
移動させ、記録又は再生モードを形成するための手段の
動きによってピンチローラをキャプスタンに圧着させる
ようにしても良い。
更にまた、前記した実施例においては本発明を所謂再
生専用の携帯用テーププレーヤに適用したものを示した
が、本発明はこのような適用例に限られることはなく、
記録及び/又は再生を行なう各種のテーププレーヤに適
用することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明テーププレーヤを携帯用のオーディオテー
ププレーヤに適用した実施の一例を示すものであり、第
1図は2つのメカブロックが離間している状態を一部を
切欠いて示す概略平面図、第2図は蓋体が開放位置に来
ておりかつカセットキャリアがイジェクト位置に来てい
る状態の斜視図、第3図は蓋体が閉塞位置に来ている状
態の斜視図、第4図は2つのメカブロックの接合状態を
一部を切欠いて示す概略平面図、第5図は側面図、第6
図は第1のメカブロックの要部を示す拡大分解斜視図、
第7図は第2のメカブロックの要部を示す拡大斜視図、
第8図は第1図のVII−VIII線に沿う断面図である。 符号の説明 1……テーププレーヤ、2……テープカセット、8、
8′……テープリール、9……磁気テープ、12……第1
のメカブロック、13……第2のメカブロック、15……蓋
体、16、16′……リール台、17、17′、63、63′、69、
69′、70、70′……テープローディング機構、18……回
転ドラム、20……開口部、53、53′……磁気ヘッド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープカセットの着脱用開口部を開放する
    位置と閉塞する位置との間を移動する蓋体と、 少なくともテープカセットの一対のテープリールと各々
    係合する一対のリール台が設けられた第1のメカブロッ
    クと、 該第1のメカブロックに対して近接する位置と第1のメ
    カブロックから離間した位置との間を第1のメカブロッ
    クに対して相対的に移動し、少なくとも再生用の磁気ヘ
    ッドを有する回転ドラムを有する第2のメカブロック
    と、 上記第1のメカブロックと上記第2のメカブロックとの
    上記離間した位置から上記近接した位置への相対的移動
    に連動してテープカセットから磁気テープを引き出して
    上記回転ヘッドに巻装するテープローディング機構とを
    備え、 上記第1のメカブロックと上記第2のメカブロックが離
    間した位置にあるときに上記テープローディング機構の
    初期位置から磁気テープの上記回転ドラムへの巻装方向
    の移動を規制し、上記第1のメカブロックと上記第2の
    メカブロックとの上記近接位置への相対的な移動に連動
    して上記テープローディング機構を駆動して磁気テープ
    を上記回転ドラムに巻装させ、 上記蓋体が上記開放位置から上記閉塞位置へ移動される
    ことによって、上記第1のメカブロックと上記第2のメ
    カブロックとを上記近接位置へ相対的に移動させるとと
    もに、上記第1のメカブロックと上記第2のメカブロッ
    クが上記近接位置へ相対的に移動することによって上記
    テープローディング機構の規制が解除され、上記テープ
    ローディング機構により磁気テープをテープカセットか
    ら引き出して上記回転ドラムに巻装し、 上記蓋体が上記閉塞位置から上記開放位置へ移動される
    ことによって、上記第1のメカブロックと上記第2のメ
    カブロックとを上記離間位置へ相対的に移動させるとと
    もに、上記テープローディング機構を初期位置に復帰さ
    せるようにしたことを特徴とするテーププレーヤ。
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