JP3127637B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP3127637B2
JP3127637B2 JP04333900A JP33390092A JP3127637B2 JP 3127637 B2 JP3127637 B2 JP 3127637B2 JP 04333900 A JP04333900 A JP 04333900A JP 33390092 A JP33390092 A JP 33390092A JP 3127637 B2 JP3127637 B2 JP 3127637B2
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tape cassette
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昭浩 上竹
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な記録再生装置に関
する。詳しくは、記録再生装置のローコスト化と確実な
リールのロックとその解除を実現することが出来るよう
にしたものである。
【0002】
【従来の技術】カセットケース内に記録媒体テープを巻
装したテープリールを回転自在に収納したテープカセッ
トにおいては、記録媒体テープのゆるみを防止するた
め、不使用時においてテープリールが回転しないように
ロックするリールロック機構が設けられる。
【0003】そして、かかるリールロック機構には、カ
セットケース内にテープリールが回転しないようにロッ
クするロック位置と該ロックを解除するロック解除位置
との間を移動するリールロック部材を配置し、記録再生
装置に設けられたロック解除部材をカセットケース内に
挿入することによってリールロック部材をロック解除位
置へと移動させるようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、記録再生装
置には大きさの異なる2種類のテープカセットを使用す
ることが出来る、所謂、コンパチブルタイプの記録再生
装置がある。
【0005】そして、コンパチブルタイプの記録再生装
置にあっては、テープローディングやその他の都合によ
り、テープカセットを装着したときのシャーシ面とテー
プカセットの底面との間の距離が大小それぞれのテープ
カセットで異なることがある。
【0006】このような場合、単一のロック解除部材で
大きさの異なるテープカセットそれぞれについてテープ
リールのロック解除を行おうとすると、該ロック解除部
材を3次元的に移動させなければならず、その移動機構
が複雑になってしまうという問題がある。
【0007】また、大テープカセットと小テープカセッ
トとでは、テープリールの大きさが異なり、そのため、
リールロック部材の大きさもテープリールの大きさに応
じて変えなければならない。
【0008】そして、リールロック部材の大きさが変わ
れば、ロック解除のための移動ストロークも大小のテー
プカセットで異なることになり、ロック解除部材の形状
を大小それぞれのテープカセットに応じて変えなければ
ならない。
【0009】このような事情から、従来にあっては、単
一のロック解除部材で大小それぞれのテープカセットに
ついてテープリールのロック解除を行うことが不可能で
あった。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明記録再生
装置は、上記した課題を解決するために、ロック解除部
材をシャーシと平行な平面上を移動可能に形成し、該ロ
ック解除部材を装着されたテープカセットに対応した挿
入位置へと移動させるようにしたものである。
【0011】
【0012】
【作用】従って、本発明にあっては、単一のロック解除
部材を2次元的に移動させて大小それぞれのテープカセ
ットについてそのテープリールのロック解除を行うこと
が出来るので、機構が複雑化することを避けることが出
来る。
【0013】
【実施例】以下に、本発明記録再生装置の詳細を図示し
た実施例に従って説明する。
【0014】先ず、テープカセットについて説明する。
【0015】1は大テープカセットであり、2はそのカ
セットケースである。
【0016】カセットケース2は上方から見て横長の長
方形をした扁平の箱状をしており、その前面の左右両端
部にテープ出口3、3′が形成され、また、該テープ出
口3と3′との間に前方と下方に開口したマウス部4が
形成されている。
【0017】カセットケース2内には磁気テープ5の両
端部が止着されかつ巻装されたテープリール6、6′が
回転可能に収納されており、これらテープリール6、
6′のハブ7、7にはその下端に開口したリール台係合
穴7a、7aが形成され、これらリール台係合穴7a、
7aはカセットケース2の底面壁に形成された図示しな
いリール台挿通孔を通して外部に臨むようにされてい
る。
【0018】そして、磁気テープ5の一部は上記テープ
出口3、3′からカセットケース2外に導出され、上記
マウス部4の前面に沿って位置されている。
【0019】8はカセットケース2内の後端部の中央に
前後方向へ摺動自在に配置されたリールロック部材であ
り、略角ブロック状をした摺動部9と該摺動部9の前端
面から斜め前方へ互いの前端が離間するように突出した
係合片10、10′とを有している。
【0020】摺動部9にはその下面に開口した凹部11
が形成され、該凹部11の後面はその下端部を除く部分
が略垂直な垂直部12aとされ、該垂直部12aに続く
下端部が後ろ下がりの斜面部12bとされている。
【0021】13、13はカセットケース2の後端部中
央の底面壁2aから立設され、互いに左右に離間して前
後方向に平行に延びる立壁であり、これら立壁13と1
3との間の空間が上記リールロック部材8の摺動部9が
摺動する摺動空間となっている。
【0022】そして、カセットケース2の底面壁2aの
うち上記立壁13と13との間に位置した部分には後述
するロック解除部材がカセットケース2内に挿入される
ための挿入孔14が形成されている。
【0023】15はコイルスプリングであり、上記リー
ルロック部材8の摺動部9の後端面とカセットケース2
の後面壁2bの内面との間で縮設されており、これによ
って、リールロック部材8には前方へ向けての移動力が
付勢され、後方へ向けての移動力を受けていない状態で
は、係合片10、10′の前端が上記テープリール6、
6′の下フランジ16、16′の周縁部に形成された係
合歯17、17、・・・、17′、17′、・・・と係
合して、テープリール6、6′が回転しないようにこれ
をロックしている。
【0024】尚、その他、カセットケース2の前面部に
回動自在に支持されカセットケース2の前面に沿って架
け渡されている磁気テープ5の前面を開閉するフロント
リッド等が設けられているが、それらについては図示及
び説明を省略する。
【0025】18は小テープカセットであり、19はそ
のカセットケースである。
【0026】カセットケース19は上方から見て大テー
プカセット1のカセットケース2よりはかなり小さな横
長の長方形をした扁平の箱状をしており、テープ出口2
0、20′、マウス部21等を有し、また、その中には
磁気テープ22を巻装したテープリール23、23′が
収納されている。尚、24、24はテープリール23、
23′のハブ、24a、24aはハブ24、24の下端
に開口したリール台係合穴であり、このリール台係合穴
24a、24aは大テープカセット1のテープリール
6、6′のリール台係合穴7a、7aと略同じ大きさを
している。
【0027】25はカセットケース19内の後端部の中
央に前後方向へ摺動自在に配置されたリールロック部材
であり、略角ブロック状をした摺動部26と該摺動部2
6の前端面から斜め前方へ互いの前端が離間するように
突出した係合片27、27′とを有している。
【0028】摺動部26にはその下面に開口した凹部2
8が形成され、該凹部28の後面はその下端部を除く部
分が略垂直な垂直部29aとされ、該垂直部29aに続
く下端部が後ろ下がりの斜面部29bとされている。
【0029】30、30はカセットケース19の後端部
中央の底面壁19aから立設され、互いに左右に離間し
て前後方向に平行に延びる立壁であり、これら立壁30
と30との間の空間が上記リールロック部材25の摺動
部26が摺動する摺動空間となっている。
【0030】そして、カセットケース19の底面壁19
aのうち上記立壁30と30との間に位置した部分には
後述するロック解除部材がカセットケース19内に挿入
されるための挿入孔31が形成されている。
【0031】32はコイルスプリングであり、上記リー
ルロック部材25の摺動部26の後端面とカセットケー
ス19の後面壁19bの内面との間で縮設されており、
これによって、リールロック部材25には前方へ向けて
の移動力が付勢され、後方へ向けての移動力を受けてい
ない状態では、係合片27、27′の前端が上記テープ
リール23、23′の下フランジ33、33′の周縁部
に形成された係合歯34、34、・・・、34′、3
4′、・・・と係合して、テープリール23、23′が
回転しないようにこれをロックしている。
【0032】尚、その他、カセットケース19の前面部
に回動自在に支持されカセットケース19の前面に沿っ
て架け渡されている磁気テープ22の前面を開閉するフ
ロントリッド等が設けられているが、それらについては
図示及び説明を省略する。
【0033】35はビデオテープレコーダであり、上記
大小2種類のテープカセット1、18を使用することが
出来るいわゆるコンパチブルタイプのものである。
【0034】36、36′はリール台アームであり、そ
の基端部が基体となるメカシャーシ37の手前側寄りの
位置に左右に稍離間して回動自在に支持されている。そ
して、リール台アーム36、36′の回動端部にはリー
ル台38、38′が回転可能に支持されている。
【0035】38a、38′aはリール台38、38′
の上面から突設されたリール係合軸である。また、供給
側のリール台38′の下端部にはブレーキドラム38′
bが形成されている。
【0036】そして、リール台アーム36、36′は図
2に示す小カセット位置と図1に示すす大カセット位置
との間を回動される。そして、小カセット位置にあると
きリール台38、38′の軸間距離が小テープカセット
18のテープリール23、23′の軸間距離と等しく、
また、大カセット位置にあるときリール台38、38′
の軸間距離が大テープカセット1のテープリール6、
6′の軸間距離と等しい。
【0037】39、39′は引出アームであり、その一
端部がメカシャーシ37に回動自在に支持され、その他
端部に引出ガイド40、40′が立設されている。そし
て、テープカセット1又は18が装着されるまでの間、
即ち、初期状態では、図1及び図2に2点鎖線で示す初
期位置にあり、磁気テープ5又は22をカセットケース
2又は19から引き出してヘッドドラムに巻き付けるテ
ープローディングを行うときには、図2に示すようにリ
ール台アーム36、36′が小カセット位置にあるとき
は同図に示す第1の引出位置まで回動し、図1に示すよ
うにリール台アーム36、36′が大カセット位置にあ
るときはテープ巻取側の引出アーム39は同図に示す第
2の引出位置まで回動し、テープ供給側の引出アーム3
9′は図1及び図2に示す同一の引出位置まで回動す
る。
【0038】即ち、テープ供給側の引出アーム39′は
大テープカセット使用時、小テープカセット使用時にか
かわらず、同じ位置まで回動する。従って、テープ供給
側の引出ガイド40′のテープ走行時における位置は常
に同じになる。
【0039】41はメカシャーシ37の奥側の左右方向
における略中央部に設けられたヘッドドラムであり、固
定ドラムと回転ドラムを有し、回転ドラムには図示しな
い磁気ヘッドが支持されている。
【0040】42、42はテープローディングブロック
であり、それぞれローディングガイド43、43及び傾
斜ガイド44、44を有しており、メカシャーシ37に
形成されたガイド溝45、45に沿って移動され、上記
初期状態では図1及び図2に2点鎖線で示す初期位置に
あり、テープローディング時にヘッドドラム41の両脇
の稍奥側に位置したローディング完了位置まで移動され
る。
【0041】46はキャプスタンであり、キャプスタン
モータ47で回転され、ヘッドドラム41の右方へ稍離
間した位置でメカシャーシ37の上方へ突出している。
【0042】48はピンチローラアームであり、その基
端部がメカシャーシ37の中央より稍奥側の右側寄りの
位置に回動自在に支持されている。そして、その回動端
部にはピンチローラ49が回転自在に支持されている。
そして、ピンチローラアーム48は、上記初期状態では
図1及び図2に2点鎖線で示した初期位置に位置され、
再生又は記録を行うときは同図に実線で示すようにピン
チローラ49が磁気テープ5又は22を介してキャプス
タン46に圧着された圧着位置に移動される。
【0043】50はテンションレギュレータアームであ
り、その一端よりある程度他端寄りの位置がメカシャー
シ37の中央より稍奥側の左側寄りの位置に回動自在に
支持されている。そして、該テンションレギュレータア
ーム50の他端部にはテンレギピン51が立設されてい
る。
【0044】このようなテンションレギュレータアーム
50は上記初期状態では、前後方向に略まっすぐ延びる
待機位置にロックされており、再生や記録時の動作時に
は上記ロックが解除されて、図示しない弾発手段によっ
てそれに付勢されている移動力によって上方から見て時
計回り方向に回動されて磁気テープ5又は22のうち左
側の引出ガイド40′とローディングガイド43との間
にある部分に外側から弾接するようになる。
【0045】52はバンド状のブレーキバンドであり、
その一端部はメカシャーシ37の中央部の左端近くの支
持部53に支持され、他端部はテンションレギュレータ
アーム50の一端部の支持部54に支持される。そし
て、ブレーキバンド52の中間の部分は供給側のリール
台38′のブレーキドラム38′bに巻き付けられてい
る。
【0046】そして、テープカセット1又は18がビデ
オテープレコーダ35のカセット装着位置に装着される
と、初期位置にある引出ガイド40、40′、ローディ
ングガイド43、43、傾斜ガイド44、44、ピンチ
ローラ48がテープカセット1又は18のマウス部4又
は21内に相対的に挿入される。尚、大テープカセット
1が装着されたときは大カセット位置にあるリール台3
8、38′のリール係合軸38a、38′aがテープリ
ール6、6′のリール台係合穴7a、7aに係合され、
小テープカセット18が装着されたときは小カセット位
置にあるリール台38、38′のリール係合軸38a、
38′aがテープリール23、23′のリール台係合穴
24a、24aに係合される。
【0047】それから、テープローディングブロック4
2、42がローディング完了位置へ移動され、テープ供
給側引出ガイド40′は図1及び図2に示す所定の位置
に、テープ巻取側引出ガイド40は大テープカセット1
を使用する場合は図1に示す第2の位置へ、また、小テ
ープカセット18を使用する場合は図2に示す第1の位
置へと移動され、これによって、磁気テープ5又は22
が所定のテープパスを通される。
【0048】そして、再生又は記録が為されるときはピ
ンチローラ49が磁気テープ5又は22を挟んでキャプ
スタン46に圧着され、テンションレギュレータアーム
50の待機位置へのロックが解除されてテンレギピン5
1が磁気テープ5又は22に外側から弾接される。
【0049】そして、ヘッドドラム41より供給側の磁
気テープ5又は22のテンションが小さくなるとテンシ
ョンレギュレータアーム50が上方からみて時計回り方
向へ回動してその一端部54(ブレーキバンド52の支
持部)がリール台38′から遠くなる方へ移動するの
で、ブレーキバンド52がリール台38′のブレーキド
ラム38′bを締め付け、これによって、磁気テープ5
又は22のテンションが高くされる。
【0050】また、ヘッドドラム41より供給側の磁気
テープ5又は22のテンションが大きくなるとテンショ
ンレギュレータアーム50が上方からみて反時計回り方
向へ回動してその一端部54がリール台38′に近づく
方へ移動するので、ブレーキバンド52のリール台3
8′のブレーキドラム38′bに対する締付けが弱くな
り、これによって、磁気テープ5又は22のテンション
が小さくされる。
【0051】55はメカシャーシ37上に前後方向に移
動自在に支持された移動版であり、前後方向に延びる被
案内溝56、56、56が形成されており、該被案内溝
56、56、56にメカシャーシ37に立設された案内
ピン57、57、57が摺動自在に係合されることによ
って、メカシャーシ37に前後方向に移動自在に支持さ
れる。
【0052】移動板55の前後方向に延びる2つの側縁
のうちの一方にはラックギヤ58が形成されており、メ
カシャーシ37に固定された減速機付モータ59の出力
軸59aに固定されたピニオンギヤ60が移動板55の
上記ラックギヤ58に噛合されている。
【0053】従って、モータ59が回転すると、それに
よって回転するピニオンギヤ60によってラックギヤ5
8が送られるので、それによって、移動板55が、モー
タ59の回転方向に応じた方向へ移動される。
【0054】61は上記移動板55上に立設されたロッ
ク解除部材である。
【0055】該ロック解除部材61は幅方向が前後方向
に沿う稍厚手の板状をしており、上端部61aの前後幅
がその他の部分61bの前後幅より小さくなっている。
そして、上端部61aの後縁はその他の部分61bの後
縁と同一面上に位置している。
【0056】そして、上端部61aの上端部には前下が
りの斜面部62aが形成され、該斜面部62aに続いて
垂直部62bが形成されている。
【0057】その他の部分61bの上端部には上記垂直
部62bに連続した前下がりの斜面部63aが形成さ
れ、更に該斜面部63aに続いて垂直部63bが形成さ
れている。
【0058】メカシャーシ37上にはカセット装着位置
に装着される小テープカセット18及び大テープカセッ
ト1の底面によって押圧される検出スイッチ64aと大
テープカセット1の底面によってのみ押圧される検出ス
イッチ64bが配置されており、これら検出スイッチ6
4a、64bによる検出信号がマイコン65に入力さ
れ、それによって装着されるテープカセットが大小何れ
のものかを判断したマイコン65がドライバー66を制
御して上記モータ59を駆動して移動板55を装着され
てくるテープカセット1又は18に応じた所定の位置へ
と移動させる。
【0059】図5乃至図7は大テープカセット1が装着
されるときのリールロック解除動作を説明するためのも
のである。
【0060】大テープカセット1が装着されてくると、
移動板55はそれに搭載されたロック解除部材61が大
テープカセット1の挿入孔14に対応した位置に位置す
るように移動する。
【0061】そして、大テープカセット1がカセット装
着位置へと下降してくると、先ず、ロック解除部材61
が挿入孔14を通してカセットケース2内に挿入されて
いき、上端の斜面部62aがリールロック部材8の斜面
部12bに当接し(図5参照)、ここから更にテープカ
セット1が下降することによって、これを略後方へ向け
て押圧するので、リールロック部材8はコイルスプリン
グ15の弾発力に抗して後方へ移動され、その垂直部1
2aがロック解除部材61の垂直部62bと当接する
(図6参照)。
【0062】そこから更にテープカセット1が下降する
と、そのリールロック部材8の斜面部12bがロック解
除部材61の下側の斜面部63aと当接し(図6参
照)、そして、該斜面部63aによって斜面部12bが
押圧されてリールロック部材8は更に後方へ移動され、
遂にはロック解除位置に達しその垂直部12aがロック
解除部材61の下側の垂直部63bと当接してロック解
除位置に保持される(図7参照)。
【0063】図8及び図9は小テープカセット18が装
着されるときのリールロック解除動作を説明するための
ものである。尚、小テープカセット18の装着位置は大
テープカセット1の装着位置より高い位置になってい
る。
【0064】小テープカセット18が装着されてくる
と、移動板55はそれに搭載されたロック解除部材61
が小テープカセット18の挿入孔31に対応した位置に
位置するように移動する。
【0065】そして、小テープカセット18がカセット
装着位置へと下降してくると、先ず、ロック解除部材6
1が挿入孔31を通してカセットケース19内に挿入さ
れていき、上端の斜面部62aがリールロック部材25
の斜面部29bに当接し(図8参照)、ここから更にテ
ープカセット18が下降することによって、これを略後
方へ向けて押圧するので、リールロック部材25はコイ
ルスプリング32の弾発力に抗して後方のロック解除位
置へと移動され、その垂直部29aがロック解除部材6
1の垂直部62bと当接すしてロック解除位置に保持さ
れる(図9参照)。
【0066】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明記録再生装置は、カセットケース内に記録媒
体テープを巻装したテープリールが回転自在に収納さ
れ、該テープリールをロックするロック位置と該ロック
を解除するロック解除位置との間で移動自在にリールロ
ック部材が設けられ、記録再生装置に設けられたロック
解除部材がカセットケース内に挿入されてリールロック
部材を押圧することでリールロック部材がロック解除位
置に移動されるようにされた大小大きさの異なるテープ
カセットを使用することが出来る記録再生装置であっ
て、上記ロック解除部材をシャーシと平行な平面上を移
動可能に形成し、該ロック解除部材を装着されたテープ
カセットに対応した挿入位置へと移動するようにしたこ
とを特徴とする。
【0067】
【0068】従って、本発明にあっては、単一のロック
解除部材を2次元的に移動させて大小それぞれのテープ
カセットについてそのテープリールのロック解除を行う
ことが出来るので、機構が複雑化することを避けること
が出来る。
【0069】尚、上記実施例に示した各部の具体的な形
状や構造は、本発明を実施するに当たっての具体化のほ
んの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明
の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明記録再生装置の実施の一例を示すもの
で、大テープカセットを装着した状態を大テープカセッ
トを水平断面にして示す概略平面図である。
【図2】小テープカセットを装着した状態を小テープカ
セットを水平断面にして示す概略平面図である。
【図3】要部を示す概略平面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う拡大断面図である。
【図5】大テープカセット装着時のロック解除動作を示
す要部の拡大断面図である。
【図6】図5に続く動作を示す要部の拡大断面図であ
る。
【図7】図6に続く動作を示す要部の拡大断面図であ
る。
【図8】小テープカセット装着時のロック解除動作を示
す要部の拡大断面図である。
【図9】図8に続く動作を示す要部の拡大断面図であ
る。
【図10】大小2つのテープカセットの装着状態を重ね
て示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 大テープカセット 2 カセットケース 5 記録媒体テープ 6、6′ テープリール 8 リールロック部材 12a 垂直部 18 小テープカセット 19 カセットケース 22 記録媒体テープ 23、23′ テープリール 25 リールロック部材 29a 垂直部 35 記録再生装置 37 シャーシ 61 ロック解除部材 62a 斜面部 62b 垂直部 63a 斜面部 63b 垂直部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットケース内に記録媒体テープを巻
    装したテープリールが回転自在に収納され、該テープリ
    ールをロックするロック位置と該ロックを解除するロッ
    ク解除位置との間で移動自在にリールロック部材が設け
    られ、記録再生装置に設けられたロック解除部材がカセ
    ットケース内に挿入されてリールロック部材を押圧する
    ことでリールロック部材がロック解除位置に移動される
    ようにされた大小大きさの異なるテープカセットを使用
    することが出来る記録再生装置であって、上記ロック解
    除部材をシャーシと平行な平面上を移動可能に形成し、
    該ロック解除部材を装着されたテープカセットに対応し
    た挿入位置へと移動させるようにしたことを特徴とする
    記録再生装置。
  2. 【請求項2】 小さい方のテープカセット即ち小テープ
    カセットが大きい方のテープカセット即ち大テープカセ
    ットより高い位置に装着されるようにしたことを特徴と
    する請求項1に記載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 ロック解除部材には2つの斜面部と2つ
    の垂直部とが形成されており、一方の垂直部を小テープ
    カセットのロック解除に、他方の垂直部を大テープカセ
    ットのロック解除に用いることを特徴とする請求項2に
    記載の記録再生装置。
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