JPS61258365A

JPS61258365A - テ−プロ−デイング装置

Info

Publication number: JPS61258365A
Application number: JP60099392A
Authority: JP
Inventors: Yoshitaka Kunimaru; 敬高国丸; Shigekazu Wada; 和田　繁一
Original assignee: Pioneer Electronic Corp
Current assignee: Pioneer Corp
Priority date: 1985-05-10
Filing date: 1985-05-10
Publication date: 1986-11-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はカセットビデオテープレコーダ等におけるテー
プローディング装置に関する。

〔発明の概要〕

本発明は、カセットの供給リールと巻き取りリールとの
間に巻回され、収容されている磁気テープを０、供給リ
ールと巻き取りリールの近傍に各々設けられている比較
的狭い左右の引出し口より引出し、回転ヘッドが装着さ
れている回転ドラムの外周に巻回するテープローディン
グ装置において、回転ドラムが取り付けられている基板
と、カセットが装着され、基板に対して相対的に移動自
在なカセット基板と、基板とカセット基板のうち一方に
取り付けられたアームと、他方に取り付けられたアーム
を駆動するカム手段とを設け、カセットを演奏位置に移
動するときなされるカセット基板の基板に対する相対運
動を利用して、カム手段によりアームを駆動し、少なく
とも磁気テープが回転ドラムに巻回された状態になった
とき、アームに取り付けられ、磁気テープを引出すガイ
ド部材をカセットの引出し口の略延長線内に位置させる
ようにし、もって磁気テープをカセットの引出し口を構
成する側壁と接触させずに左右のガイド部材にガイドさ
せ、磁気テープの損傷を防止するようにしたものである
。

〔従来の技術〕

カセットビデオテープレコーダ等においては磁気テープ
がカセット内に収容されているため、カセットを演奏位
置に移動させるとともに、磁気テープをカセットから引
出し、回転ヘッドが装着されている回転ドラムの外周に
巻回する所謂テープローディング操作が必要となる。第
４図は所謂８ｍビデオテープレコーダの斯かるローディ
ング状態におけるカセット内部の様子を表わしている。

同図において５１はカセットであり、供給リール５２と
巻き取りリール５３とを有し、その餌に磁気テープ５４
が巻回され、収容されている。５５．５６は供給リール
５２と巻き取りリール５３の近傍に各々設けられた左右
の引出し口であり、磁気テープ５４の損傷を防ぐため比
較的狭く形成されている。５７．５８は引出し口を構成
する側壁である。磁気テープ５４は引出される前は点線
で示すような位置にあるが、引出され、図示せぬ回転ド
ラムに巻回された状態においては実線で示すような位置
になる。そして斯かる状態において磁気テープ５４は走
行される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このように従来の装置においては、磁気テープ５４が、
引出し口５５．５６から引出され、回転ドラムに巻回さ
れているとき引出し口５５．５６を構成する側壁５７．
５８に接触しているため、引出し時あるいは走行時損傷
し易い欠点があった。

この側壁５７．５８は曲面に形成されているが、一般に
カセット５１とプラスチックにて一体成形されるもので
あり、損傷を防ぐのに充分な程の面精度を確保すること
は殆ど困難である。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図乃至第３図は本発明のテープローディング装置の
構成を表わしている。これらの図において１は基板であ
り、図示せぬ回転ヘッドが装着されている回転ドラム２
が取り付けられている。３はカセットが装着されるカセ
ット基板であり、基板１に形成された複数の長孔４に嵌
合する複数のピン５を有し、基板１に対して相対的に移
動自在となっている。６は基板１に取り付けられたキャ
プスタン、７．８は基板１に形成されたカム溝である。

９はアームであり、カセット基板３の支点１０に回動自
在に支持されている。アーム９はピンチローラ１１と磁
気テープを引出すガイド１２と、基板１のカム溝７に嵌
合しているピン１３とを有している。１４はカセット基
板３の支点１５に回動自在に支持されているアームであ
り、磁気テープを引出すガイド１６と、基板１のカム溝
８に嵌合しているピン１７を有している。１８．１９は
回転ドラム２の外周に略左右対称に基板１に固定された
ガイド板であり、各々ガイド溝２０．２１を有している
。２２．２３は移動台であり、各々ガイド板１８．１９
のガイド溝２０．２１によりガイドされ、回転ドラム２
の外周を移動自在となっている。回転ドラム２が基板１
に対して所定角度に傾斜して設けられているので、ガイ
ド板１８．１９は基板１に対して平行に設けられている
（勿論逆にすることもできる）。移動台２２゜２３は、
各々回転するガイドローラ２４．２５と、所定の角度に
傾斜したガイドポール２６．２７を有している。２８．
２９及び３０．３１は基板１とカセット基板３との間の
相対運動を、移動台２２．２３に伝達するように設けら
れたリンクであり、軸３２．３３において各々回転自在
に結合されている。３４．３５はカセット基板３に各々
設けられたピンであり、リンク２８．２９の孔４５．４
６と基板１の長孔３６．３７に各々嵌合している。小さ
い長孔３８．３９はリンク２８．３０に各々設けられて
おり、ピン４０が嵌合している。

ピン４０はまた基板１の小さい長孔４１にも嵌合してい
る。４２はスプリングであり、その一端はピン４０に、
他端は基板１に各々連結されている。

４３．４４はカセット基板３に設けられたリール台であ
る。

〔作用〕

しかしてその作用を説明する。第１図に示す如くカセッ
ト基板３が回転ドラム２がら離れている状態においてカ
セットをカセット基板３に装着する。斯かるローディン
グが開始される前の状態においては、ガイド１２．１６
、ピンチローラ１１、ガイドローラ２４．２５．ガイド
ポール２６．２７等と回転ドラム２との間に磁気テープ
が位置するようになされている。次に図示せぬモータを
駆動し、あるいは手動操作によりカセット基板３又は基
板１を他方に対して相対的に移動させる（例えばカセッ
ト基板３を図において上方に移動させる）。このときカ
セット基板３のピン５が基板１の長孔４にガイドされ、
移動は円滑に行われる。

基板１上においてカム溝７は、図において上方、　にい
く径内側（左側）に形成されている。従ってカセット基
板３の移動にともない、ピン１３がカム溝７に沿って内
側（左側）に移動するので、アーム９は時計方向に回動
する。その結果ガイド１２により磁気テープがカセット
から引出される。

同様にしてカセット基板３の移動にともない、ピン１７
がカム溝８に沿って内側（右側）に移動するので、アー
ム１４は反時計方向に回動し、磁気テープがカセットか
ら引出される。尚このときリール台４３．４４を両方と
も回転自在とすることもできるが、一方（例えば巻き取
り側）はブレーキをかける等して回転しないようにし、
他方（例えば供給側）のみから磁気テープが繰り出され
るようにしてもよい。

一方カセット基板３が移動すると、基板１の長孔３６．
３７に沿ってピン３４．３５（従ってリンク２８．２９
．３０．３１）が上方に移動する。

ピン４０は基板１の小さい長孔４１内を若干上方に移動
するが、他端が基板１に固定されたスプリング４２がそ
の移動を阻止するから、リンク２８．３０のピン４０に
よる連結部はそれ以上上方に移動できなくなる。従って
さらにカセット基板３を上方に移動させると、ピン４０
を支点として、リンク２８は反時計方向に、リンク３０
は時計方向に各々回動する。このときリンク２８．３０
には小さい長孔３８．３９が各々設けられているので、
回動が妨げられることはない。その結果リンク２９と３
１が連結されている移動台２２と２３を各々上方に押圧
し、移動台２２．２３はガイド板１８．１９にガイドさ
れて上方に移動する。従って第２図に示すように、移動
台２２．２３に設けられたガイドローラ２４．２５、ガ
イドポール２６゜２７により、磁気テープが回転ドラム
２に略左右対称に巻回される（勿論移動台２２．２３の
位置（すなわちガイド板１８．１９の位置）を適宜選定
することにより、左右非対称に巻回することもできる）
。カセット基板３が上方に移動すると、スプリング４２
の付勢力に抗してピン４０が基板１の小さい長孔４１内
を若干上方に移動する。その結果ピン４０はスプリング
４２により下方により強い力で付勢され、リンク２８．
３ｏにはピン３４．３５を支点として各々反時計方向と
時計方向に回動させる力が作用するので、移動台２２．
２３はガイド板１８．１９の上端部に押圧され、正確に
位置決めされる。そしてカセット基板３がこの演奏位置
までカセットを移動させたとき、アーム９は大きく時計
方向に回動するのでピンチローラ１１がキャプスタン６
に磁気テープを圧接する。従ってキャプスタン６とピン
チローラ１１により磁気テープを走行させることができ
る。

カム溝つにはカセット基板３の移動方向と略平行な部分
が若干長く形成されている。これによりカセット基板３
が基板１に対して相対的に前進を開始したとき、アーム
９が回動を開始するタイミングが遅くなり、移動台２２
上に載置され、ガイド板１８上を移動するガイドローラ
２４とガイドポール２６が先に移動を開始し、これらが
アーム９のピンチローラ１１．ガイド１２と衝突するの
を防止している。同様に、アーム１４のガイド１６が移
動台２３のガイドローラ２５．ガイドポール２７と衝突
しないようにカム溝８が形成されている。尚これらのア
ーム９．１４を基板１側に。

カム溝７，８をカセット基板３側に、各々設けることも
できるが、アーム９．１４をカセット基板３側に設けた
方が、その長さが短くとも、ガイド１２．１６の長い移
動ストロークを確保することができるので、小型化に有
利となる。

第３図は磁気テープを回転ドラム２に巻回したときのカ
セット内部の様子を表わしている。すなわちアーム９．
１４に各々支持されているガイド１２．１６は、少なく
ともアーム９．１４が充分回動したときは、各々カセッ
ト５１の引出し口５５．５６の略延長線内に配置される
ようになされている。従って磁気テープ５４は、供給リ
ール５２から引出されガイド１６に達するまでの間、ま
たガイド１２から巻き取りリール５３に巻き取られるま
での間、側壁５７．５８には接触しない。

供給リール５２、巻き取りリール５３に巻回されている
磁気テープ５４の量が変化すると、磁気テープ５４の位
置も変化し、磁気テープ５４の長さによってはその全て
の場合において磁気テープ５４が側壁５７．５８に接触
しないようにすることが困難となることもあるが、ガイ
ド１２．１６を引出し口５５．５６の略延長線上に配置
しておけば、少なくとも接触している期間を短くするこ
とができる。またガイド１２．１６を移動の終了時はも
とより開始時においても常に引出し口５５．５６の略延
長線の範囲内に位置させるようにすれば、磁気テープ５
４を回転ドラム２に巻回した状態は勿論、巻回するまで
の期間においても、磁気テープ５４が側壁５７．５８と
接触するのを防止。

あるいはより時間的に短くすることができる。

尚以上においては磁気テープの引出し動作と巻回動作を
別の部材にて行うようにしたが、同一の部材により行う
こともできる。また基板１とカセット基板３の相対運動
は上述したような直線運動ではなく、回転運動あるいは
それらの組合せの運動とすることもできる。

〔効果〕

以上の如く本発明においては、カセットの供給リールと
巻き取りリールとの間に巻回され、収容されている磁気
テープを、供給リールと巻き取りリールの近傍に各々設
けられている比較的狭い左右の引出し口より引出し、回
転ヘッドが装着されている回転ドラムの外周に巻回する
テープローディング装置において、回転ドラムが取り付
けられている基板と、カセットが装着され、基板に対し
て相対的に移動自在なカセット基板と、基板とカセット
基板のうち一方に取り付けられたアームと。

他方に取り付けられたアームを駆動するカム手段とを設
け、カセットを演奏位置に移動するときなされるカセッ
ト基板の基板に対する相対運動を利用して、カム手段に
よりアームを駆動し、少なくとも磁気テープが回転ドラ
ムに巻回された状態になったとき、アームに取り付けら
れ、磁気テープを引出すガイド部材をカセットの引出し
口の略延長線内に位置させるようにしたので、磁気テー
プをカセットの引出し口を構成する側壁と接触させずに
左右のガイド部材にガイドさせ、磁気テープの損傷を防
止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のテープローディング装置のローディン
グ開始時の平面図、第２図はそのローディング完了時の
平面図、第３図はそのローディング完了時におけるカセ
ットの内部の様子を表わす断面図、第４図は従来の場合
のローディング完了時におけるカセットの内部の様子を
表わす断面図で跣る。　。１・・・基板　　２・・・回転ドラム３・・・カセット基板４．３６．３７．３８．３９．４１・・・長孔５．１３
．１７．３４．３５．４０．４５．４６・・・ピン６・・・キャプスタン　　７．８・・・カム溝９．１４
・・・アーム　　１０．１５・・・支点１１・・・ピン
チローラ１２．１６・・・ガイド１８．１９・・・ガイド板２０．２１・・・ガイド溝２２．２３・・・移動台２８．２９．３０．３１・・・リンク４２・・・スプリング　　５１・・・カセット５５．５
６・・・引出し口５７．５８・・・側壁以上

Claims

【特許請求の範囲】カセットの供給リールと巻き取りリールとの間に巻回さ
れ、収容されている磁気テープを、該供給リールと該巻
き取りリールの近傍に各々設けられている比較的狭い左
右の引出し口より引出し、回転ヘッドが装着されている
回転ドラムの外周に巻回するテープローディング装置に
おいて、該回転ドラムが取り付けられている基板と、該
カセットが装着され、該基板に対して相対的に移動自在
なカセット基板と、該基板と該カセット基板のうち一方
に取り付けられたアームと、他方に取り付けられた該ア
ームを駆動するカム手段とを備え、該カセットを演奏位置に移動するときなされる該カセッ
ト基板の該基板に対する相対運動を利用して、該カム手
段により該アームを駆動し、少なくとも該磁気テープが
該回転ドラムに巻回された状態になったとき、該アーム
に取り付けられ、該磁気テープを引出すガイド部材を該
カセットの該引出し口の略延長線内に位置させることを
特徴とするテープローディング装置。