JPH0512773A - テーププレーヤ - Google Patents

テーププレーヤ

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Publication number
JPH0512773A
JPH0512773A JP3188278A JP18827891A JPH0512773A JP H0512773 A JPH0512773 A JP H0512773A JP 3188278 A JP3188278 A JP 3188278A JP 18827891 A JP18827891 A JP 18827891A JP H0512773 A JPH0512773 A JP H0512773A
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JP
Japan
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cassette
tape
drum
reel
head drum
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Application number
JP3188278A
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English (en)
Inventor
Masato Yamaguchi
正人 山口
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/675Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/60Guiding record carrier
    • G11B15/61Guiding record carrier on drum, e.g. drum containing rotating heads
    • G11B15/615Guiding record carrier on drum, e.g. drum containing rotating heads inside container

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カセット装着部の後方にヘッドドラムが配置
されたテーププレーヤであって、テープカセットの着脱
が行なわれるときにテープカセットがヘッドドラムに衝
突することがないようにして、カセット装着部をヘッド
ドラムに近い位置に配置できるようにする。 【構成】 カセット装着部55の上面を開閉するカセッ
ト圧着蓋56に帯板状のドラム保護板68を回動自在に
支持し、カセット圧着蓋56が上記上面を開放した位置
に来ていてカセット装着部に対するテープカセット2の
着脱を行なうことができる状態では上記ドラム保護板の
保護部69がカセット装着部とヘッドドラム22との間
の保護位置に位置し、カセット圧着蓋56が上記上面を
閉塞した位置へと移動するときにその移動に伴ってドラ
ム保護板の保護部が上記保護位置から退避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なテーププレーヤに
関する。詳しくは、カセット装着部の後方にヘッドドラ
ム、即ち、上記カセット装着部に装着されたテープカセ
ットから引き出されたテープが巻き付けられるヘッドド
ラムが配置されたテーププレーヤに関するものであり、
カセット装着部とヘッドドラムとが近接して配置されて
いても、テープカセットの着脱が行なわれるときにテー
プカセットがヘッドドラムに衝突してヘッドドラムを損
傷してしまうことを防止することができる新規なテープ
プレーヤを提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオテーププレーヤ(VTR)や回転
ヘッド式のデジタルオーディオテーププレーヤ(R−D
AT)等の回転ヘッドを有するテーププレーヤによる信
号の記録や読取は、通常、回転磁気ヘッドが磁気テープ
の記録面をその走行方向に対して傾いた方向へ走査する
ヘリカルスキャン方式によって行なわれる。
【0003】従って、この種のテーププレーヤにあって
は、その記録再生部に、外周面に沿って移動する回転磁
気ヘッドを備えたヘッドドラムが設けられ、少なくとも
記録や再生を行なうときは、カセット装着部に装着され
たテープカセットから磁気テープを引き出してその一部
をヘッドドラムの外周面に所定の巻付角巻き付けるテー
プローディングを行ない、それから回転磁気ヘッドを回
転させ、かつ、磁気テープを走行させるようにしてい
る。
【0004】そして、このようなテーププレーヤにおい
ては、上記したテープローディングを行なう関係上、カ
セット装着部は、ヘッドドラムが配置された記録再生部
の手前に設けるようにしており、また、カセット装着部
へのテープカセットの装着は、そのテープ引出面がヘッ
ドドラムと対向する向きで行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のテ
ーププレーヤは、カセット装着部をヘッドドラムにでき
るだけ近い位置に設ければ、それだけ形状を小型にする
ことができる。
【0006】しかしながら、カセット装着部に対するテ
ープカセットの装着は、そのテープリールにカセット装
着部に設けられているリール台を係合させるために、ヘ
ッドドラムの高さ方向から行なわなければならなないの
で、カセット装着部がヘッドドラムに極く近い位置にあ
ると、テープカセットを装着する際、それがヘッドドラ
ムに衝突してしまう惧れがある。
【0007】既知の通り、ヘッドドラムはその構造上機
械的外力に対しては非常に弱く、テープカセットのカセ
ットケース等比較的堅い物がぶつかったりすると、その
表面に傷が付いたり回転磁気ヘッドが破損してしまう等
重大な故障を招くことになり、また、ヘッドドラムに傷
が付くこと、それに巻き付けられて走行するテープもダ
メージを受けることになる。
【0008】そこで、従来は、カセット装着部をヘッド
ドラムからある程度離れた位置に設けたり、あるいはテ
ープカセットの装着は移動自在なカセットキャリア、即
ち、テープカセットをカセット装着部に装着した位置と
該位置よりある程度離間してテープカセットの装填及び
取出が行なわれる位置との間を移動される部材を介して
行なうようにして、テープカセットの着脱がヘッドドラ
ムの近くでは行なわれないようにしていた。
【0009】ところが、カセット装着部をヘッドドラム
からある程度離間した位置に設けると、それだけテープ
プレーヤの外形が大きくなってしまい、また、テープカ
セットの装着をカセットキャリアによって行なうものに
あっては該カセットキャリアの移動のための空間と複雑
な移動機構等が必要になって形状の小型化やコストダウ
ンを著しく妨げることになる。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明テーププ
レーヤは、上記した課題を解決するために、カセット装
着部に対するテープカセットの着脱を行なうことができ
る状態ではカセット装着部とヘッドドラムとの間の位置
に保持され少なくともテープカセットからのテープの引
出が行なわれる前に上記位置から退避されるドラム保護
部材を設けたものである。
【0011】
【作用】従って、本発明テーププレーヤにあっては、カ
セット装着部に対するテープカセットの着脱を行なうこ
とができる状態では該カセット装着部とヘッドドラムと
の間にドラム保護部材が位置するので、テープカセット
がカセット装着部に装着される際当該テープカセットが
ヘッドドラムに当たる方向へ移動されても、テープカセ
ットのヘッドドラムへの衝突を保護部材が阻止すること
になる。
【0012】これにより、カセット装着部をヘッドドラ
ムに近い位置に配置することができる。
【0013】また、上記ドラム保護部材は少なくともテ
ープカセットからのテープの引出が行なわれる前にカセ
ット装着部とヘッドドラムとの間の位置から退避するの
で、テープの引出には何の支障にもならない。
【0014】
【実施例】以下に、本発明テーププレーヤの詳細を添付
図面に示した実施例に従って説明する。
【0015】尚、図面に示した実施例は、本発明を、外
形状及び寸法等が規格統一された8mmビデオ規格に適合
したテープカセットを使用するビデオテーププレーヤ1
に適用したものである。
【0016】先ず、ビデオテーププレーヤ1に使用する
テープカセットの一例2を説明する(図3、図4、図6
乃至図10参照)。
【0017】3はテープカセット2のカセットケースで
あり、厚み方向から見て長方形状をした2つのハーフが
一体的に結合されて成る比較的薄い箱型をしており、そ
の前面3aの左右両端部にはテープ出口4、4が形成さ
れ、該テープ出口4、4にはカセットケース3の厚み方
向へ延びるカセット内ガイド5、5が設けられている。
【0018】カセットケース3内には磁気テープ6が巻
装された一対のテープリール7、8、即ち、供給側テー
プリール7(以下、「Sリール」と言う。)及び巻取側
テープリール8(以下、「Tリール」と言う。)が回転
自在に、かつ、互いの間の軸間距離を拡縮し得るように
移動自在に収納されている。
【0019】9、9はリール保持板であり、カセットケ
ース3内の底部に左右両側へ各別に偏倚して位置され、
かつ、前端部がカセットケース3の底板10に回動自在
に支持されており、このようなリール保持板9、9に2
つのテープリール7、8が各別に、かつ、回転自在に支
持されている。
【0020】そして、リール保持板9、9は2つのテー
プリール7、8の間の軸間距離を8mmビデオ規格による
標準の軸間距離(以下、「標準軸間距離」と言う。)に
保持している標準位置と、図4に示す開き位置、即ち、
2つのテープリール7、8間の軸間距離を上記標準軸間
距離よりある程度長い距離(以下、「拡大軸間距離」と
言う。)にした開き位置との間で移動され、該開き位置
へはビデオテーププレーヤ1によるリール台移動動作が
行なわれるときそれに従って移動され、それ以外のとき
は標準位置に保持される。
【0021】9a、9aはリール保持板9、9の回動端
部に形成された連動用孔である。
【0022】磁気テープ6はSリール7から出て一方の
カセット内ガイド5に巻き付けられてカセットケース3
外に導出され、他方のカセット内ガイド5に巻き付けら
れたところからカセットケース3内に導入されてTリー
ル8に達しており、従って、磁気テープ6の一部は2つ
のカセット内ガイド5、5間に張設された状態でカセッ
トケース3の前面3aに沿って位置している。
【0023】カセットケース3の底板10には左右のカ
セット内ガイド5と5との間に張架される磁気テープ6
の後方の部分を大きく切り欠いた切欠10aが形成され
ており、該切欠10aは概ね前拡がりの台形状をしてい
る。そして、該切欠10aはリール保持板9、9が開き
位置へと移動することでその全体が開口される(図4参
照)。
【0024】尚、カセットケース3の内部のうち上記切
欠10aと対応した凹部状の空間11が記録又は再生時
にヘッドドラム等が挿入されるマウス部になっている。
【0025】また、テープリール7、8はそのテープ巻
付部であるハブ12、12の下端部がリール保持板9、
9のリール支持孔9b、9b内に位置することでリール
保持板9、9に回転自在に支持されると共に、底板10
に形成された長孔10b、10bを通してカセットケー
ス3外へ臨んでいる(図3参照)。
【0026】13はカセットケース3の前面3aを開閉
するための前面蓋であり、図3に実線で示すようにカセ
ット内ガイド5、5間に張架された磁気テープ6を前方
から覆うように位置とした閉塞位置と同図に2点鎖線で
示すように磁気テープ6の前側を開放した開放位置との
間を移動される。
【0027】そして、該前面蓋13には図示しない弾発
部材によって閉塞位置側へ向けての回動力が付勢されて
おり、開放位置への移動はテーププレーヤ1の後述する
開蓋レバーによって行なわれ、それ以外のときは閉塞位
置に保持される。
【0028】テープカセット2は以上のように構成され
ており、従って、該テープカセット2はそのカセットケ
ース3の前面3aが前面蓋13により閉塞され、かつ、
2つのテープリール7、8間の軸間距離が標準軸間距離
となっている状態でビデオテーププレーヤ1に装着され
る。
【0029】尚、前面蓋13の側板14、14のうちT
リール8に近い方の側板14の外側面には後述する開蓋
レバーの係合ピンが係合される開蓋用切欠14a(図9
参照)が形成されている。
【0030】ビデオテーププレーヤ1は固定シャーシ1
5をベースとする固定部16とスライドシャーシ17を
ベースとする可動部18とから成る。
【0031】固定シャーシ15はテープカセット2の平
面形状より一回り大きく、かつ、左右方向(図1におけ
る左方へ向かう方向を左側とし、右方へ向かう方向を右
側とする。また、同図における下方へ向かう方向を前側
とし、上方へ向かう方向を後側とする。以下の説明にお
いて向きを示すときはこの方向によるものとする。尚、
テープカセット2に関しては前後が逆になっている。)
に長い長方形の平板状をした主部19とその左右両側縁
から立ち上げられた背の低い案内壁20、20とから成
り、該案内壁20、20には前後方向へ延びる案内溝2
0a、20aが形成されている。また、主部19の上面
の前端部左右両端には案内支柱21、21が立設されて
おり、該案内支柱21、21はテープカセット2の厚み
の3分の1位の高さを有している。
【0032】そして、固定シャーシ15の主部19の上
面には、その中央部後端寄りの位置にヘッドドラム22
が配置され、更に、該ヘッドドラム22の左脇にはメイ
ンモータ23が右脇にはキャプスタンモータ24がそれ
ぞれ固定されており、該キャプスタンモータ24からは
キャプスタン25が上方へ向って突出されている。
【0033】26、26´は後述するテープローディン
グブロックの移動系路を案内するためのガイド部材であ
り、ヘッドドラム22に後方から略接するように配置さ
れ、かつ、いずれも右上がりに傾斜しており、左側のガ
イド部材26の左端部には固定テープガイド27が立設
されている。
【0034】尚、ヘッドドラム22は、固定シャーシ1
5に固定された固定ドラム22aと、該固定ドラム22
aに回転自在に支持された回転ドラム22bと、固定ド
ラム22aと回転ドラム22bとの間に位置した状態で
回転ドラム22bに支持されヘッドドラム22の外周面
に沿って移動する図示しない複数の回転磁気ヘッド等か
ら成り、磁気テープ6に対する記録又は再生が行なわれ
るときは回転ドラム22bが高速で回転され、その回転
は図示しないドラムモータにより行なわれる。
【0035】固定部16のその余の部分については後述
する。
【0036】スライドシャーシ17は固定シャーシ15
の主部19と略同じ大きさの平板状をした主部28とそ
の左右両側縁から立ち上げられた側壁29、29´及び
前側縁から立ち上げられた前面壁30とから成り、ま
た、側壁29、29´及び前面壁30はテープカセット
2の厚み方向と略同じ高さを有している。
【0037】主部28の左右両端部には前後方向へ延び
る係合溝31、31が形成され、また、側壁29、29
´の後端部下縁からは比較的小さな脚片29a、29´
aが下方へ突出されており、該脚片29a、29´aに
は係合軸32、32が左方へ向って突設されている。
【0038】そして、上記被案内ピン32、32は固定
シャーシ15に形成された係合溝20a、20aに摺動
自在に、また、固定シャーシ15に立設された前記案内
支柱21、21の上端部はスライドシャーシ17の係合
溝31、31にそれぞれ摺動自在に係合されており、こ
れにより、スライドシャーシ17は固定シャーシ15よ
り稍高い位置にあって該固定シャーシ15に前後方向へ
摺動自在に支持される。
【0039】尚、このようなスライドシャーシ17は、
図1に示すようにその後端部が固定シャーシ15の前端
部と対向した引出位置と、図4に示すようにその全体が
固定シャーシ15と対向した引込位置との間を移動さ
れ、その移動は前記メインモータ23と固定シャーシ1
5に設けられたカムギヤ33を含む図示しない移動機構
によって行なわれる。
【0040】スライドシャーシ17の主部28の後側縁
の中央部には後方へ向って開口した略U字形の比較的大
きな切欠34が形成されており、スライドシャーシ17
が引込位置へと移動すると、上記切欠34内にヘッドド
ラム22が位置する(図4参照)。
【0041】35はSリール7が係合されるS側リール
台、36はTリール8が係合されるT側リール台であ
り、これら2つのリール台35、36は平ギヤ状をした
ギヤ部37、37と、該ギヤ部37、37より稍高いと
ころに位置した略円板状のリール載置部38、38と、
該リール載置部38、38の中心部から突出したリール
係合軸39、39等から成る。
【0042】そして、このようなリール台35、36は
そのリール載置部38、38から上の部分がスライドシ
ャーシ17の主部28から上方へ突出するように位置す
ると共に、互いの間の軸間距離を拡縮されるように移動
自在に設けられている。
【0043】即ち、40、41は2つのリール台35、
36を各別に支持した平板状のリール台レバーであり、
左側のリール台レバー40(以下、「S側リール台レバ
ー」と言う。)は略前後方向に長い長方形状をしてお
り、右側のリール台レバー41(以下、「T側リール台
レバー」と言う。)はその中央部が広くかつ略前後方向
に長いクランク状をしている。
【0044】そして、これらリール台レバー40、41
はスライドシャーシ17の主部28より稍低い高さに位
置し、かつ、水平方向では該主部28の前端側へ偏倚し
た部分の左半部及び右半部と各別に対応したところに位
置すると共に、その各後端部が主部28に水平方向へ回
動自在に支持されており、初期状態においてはスライド
シャーシ17との間に架け渡された引張バネ42、42
の引張力によって図1に示す初期位置、即ち、2つのリ
ール台35と36との間の軸間距離が前記標準軸間距離
と同じ長さになる初期位置に保持され、スライドシャー
シ17が引込位置へ向けて移動を開始するときそれに先
立って開き位置、即ち、リール台35と36との間の軸
間距離が前記拡大軸間距離と同じ長さになる開き位置へ
と移動される。この移動も前記カムギヤ33を有する移
動機構により行なわれる。
【0045】そして、主部28の中央部と左右両端との
間の略中間の部分には比較的大きく、かつ、長孔状をし
たリール台挿通孔28a、28aが形成されており、リ
ール台35、36のリール載置部38、38から上の部
分はこれらリール台挿通孔28a、28aを通して上方
へ突出されている。
【0046】43、43はリール台レバー40、41の
回動端部に立設された連動ピンであり、スライドシャー
シ17の主部28に形成され円弧状に延びる長孔28
b、28bを挿通して上方へ突出されている。
【0047】スライドシャーシ17の主部28のうち切
欠34の左脇の位置には略左右方向に延び、かつ、右端
が開口した比較的短いガイド溝28cが形成され、ま
た、上記切欠34の右脇の位置には支持座44が取着さ
れており、該支持座44には左端が開口した比較的短い
ガイド溝44aが形成されると共にその後端部に固定傾
斜ガイド45が立設されている。
【0048】46、46´はテープローディングを行な
うためのテープローディングブロックであり、ガイドロ
ーラ47、47´及び移動傾斜ガイド48、48´等か
ら成り、スライドシャーシ17が引込位置に至る前の状
態では前記左右のガイド溝28c、44aに各別に移動
自在に支持されている。
【0049】49は一端部にピンチローラ50が回転自
在に支持されたピンチローラアーム、51は一端部にフ
リダシガイド52が立設されたフリダシアーム、53は
一端部にテンレギピン54が立設されたテンレギアーム
であり、これらピンチローラアーム49、フリダシアー
ム51及びテンレギアーム53はその他端部がスライド
シャーシ17に回動自在に支持されており、初期状態、
即ち、スライドシャーシ17が引出位置に来ている状態
においては、図1に示すように、ピンチローラ50は右
側のテープローディングブロック46´の右脇の位置
に、フリダシガイド52はピンチローラ50の略右脇の
位置に、そして、テンレギピン54は左側のテープロー
ディングブロック46の左脇の位置にそれぞれ保持され
る。
【0050】前記したように、リール台35、36のリ
ール載置部38、38から上の部分はスライドシャーシ
17の主部28から上方へ突出するように位置し、ま
た、上記テープローディングブロック46、46´、固
定傾斜ガイド45、ピンチローラ50、フリダシガイド
52、テンレギピン54等はスライドシャーシ17の内
側の空間55内に位置する。
【0051】そして、この空間55がテープカセット2
が着脱自在に装着されるカセット装着部である。
【0052】尚、該カセット装着部55に対するテープ
カセット2の装着や装着されたテープカセット2から磁
気テープ6を引き出すテープローディング等については
後で説明する。
【0053】56はカセット装着部55の上面を開閉
し、かつ、該カセット装着部55に装着されたテープカ
セット2を主部28に圧着するためのカセット圧着蓋で
あり、スライドシャーシ17に回動自在に支持された蓋
ベース57と該蓋ベース57に取着された化粧板58と
から成る。
【0054】蓋ベース57は、外形が左右方向に長い長
方形状をした平板状の天板59と、前後方向に延び平行
に対向した左右2つの側板60、61と、比較的小さな
被ロック片62とが金属板により一体に形成されて成
り、天板59に化粧板58が取着されている。そして、
側板60、61は、天板59が立った姿勢になった状態
で左右方向から見て、その下部は略直角三角形状をして
おり、細幅な上部の一側縁が天板59の左右両側縁と各
別に連続され、また、その下端部の略中央部には挿通孔
63、63が形成されると共に、下端部前端には後述す
るドラム保護板を支持するための支持孔64、64が形
成されている。
【0055】65、65はスライドシャーシ17の左右
の側壁29、29´の後端寄りの位置から互いに内側へ
向かって突設された支持軸であり、該支持軸65、65
は蓋ベース57の上記挿通孔63、63に挿通され、そ
れによって、蓋ベース57が支持軸65、65に回動自
在に支持され、その回動範囲は、図6に示すように、ス
ライドシャーシ17の主部28に対して略垂直に立った
姿勢となってカセット装着部55の上面を開放した位置
(以下、「イジェクト位置」と言う。)と、図8に示す
ように、主部28と略平行な姿勢となってカセット装着
部55の上面を閉塞した位置(以下、「閉塞位置」と言
う。)との間に規制されている。
【0056】蓋ベース57の左側板60の直立した状態
における下部にはその挿通孔63を中心として円弧状に
延びる長孔60aが形成されると共に、該長孔60aの
直ぐ上の位置には比較的小さなストッパ片60bが右側
へ向けて切起状に突設されている。
【0057】66は閉塞位置に来たカセット圧着蓋56
をその位置にロックするためのロックレバー(図2参
照)である。該ロックレバー66は左右方向に長い板状
をしており、スライドシャーシ17の前面壁30の前面
に左右方向へ摺動自在に支持されると共に、引張バネ6
7によって左方への移動力を付勢されており、その上側
縁の右端部から上方へ突出した部分には左方へ突出した
係合爪66aが形成され、かつ、該係合爪66aの上側
縁66bは左下がりに傾斜した傾斜縁になっている。
【0058】そして、ロックレバー66は、カセット圧
着蓋56が閉塞位置に到達するとき、その傾斜縁66b
が蓋ベース57の被ロック片62によって押圧されるこ
とで一旦右方へ移動された後、被ロック片62が斜縁6
6bから外れたところで左方へ戻ってその係合爪66a
が被ロック片62に上方から係合し、それにより、カセ
ット圧着蓋56が閉塞位置にロックされ、また、このロ
ックは、図示しないロック解除手段を操作することによ
って解除される。
【0059】68はドラム保護板である。該ドラム保護
板68は上記カセット圧着蓋56がイジェクト位置に来
ている状態、即ち、カセット装着部55に対するテープ
カセット2の着脱を行なうことができる状態ではカセッ
ト装着部55と前記ヘッドドラム22との間の保護位置
に位置してヘッドドラム22を保護し、カセット圧着蓋
56が閉塞位置へと移動されるときそれに従って上記保
護位置より上方の退避位置へと移動される。
【0060】ドラム保護板68は左右方向に長い帯板状
をした保護部69と、該保護部69の左右両端縁から互
いに平行になるようにに突出した腕片70、70とが金
属板により一体に形成されており、腕片70、70の先
端部には短い連結ピン71、71が外側へ向って突設さ
れ、該連結ピン71、71は蓋ベース57に形成された
支持孔64、64に挿通されており、それによって、ド
ラム保護板68が蓋ベース57に回動自在に支持され
る。
【0061】そして、ドラム保護板68の左側の腕片7
0のうち、該腕片70が水平な姿勢となっている状態で
の上側の側縁には、その先端寄りの位置にバネ掛部70
aが、その略中央部には被規制部70bがそれぞれ左方
へ向けて突設されている。
【0062】72はトーションバネであり、そのコイル
部72aは上記連結ピン71、71の左側のもの71に
外嵌状に支持され、その一方の腕72bの先端部はカセ
ット圧着蓋56を支持している支持軸65に、他方の腕
72cの先端部はドラム保護板68のバネ掛部70aに
それぞれ弾接されており、このトーションバネ72の弾
発力によってドラム保護板68には左側から見て時計回
り方向への回動力が付勢されている。
【0063】そして、このような回動力が付勢されてい
るドラム保護板68は、カセット圧着蓋56がイジェク
ト位置に来ているときは、図6に示すように、その被規
制部70bが蓋ベース57のストッパ片60bに略下方
から当接することで時計回り方向への回動を阻止され、
それにより、この状態ではドラム保護板68は蓋ベース
57と一体化されている。この状態においてドラム保護
板68は前記保護位置に位置し、その保護部69はヘッ
ドドラム22の回転ドラム22bと略同じ高さに在って
該ヘッドドラム22とカセット装着部55との間に位置
している。
【0064】また、ドラム保護板68は、カセット圧着
蓋56が閉塞位置へ向けて移動して行くときは、カセッ
ト圧着蓋56の回動支点63、63と異なる回動支点6
4、64を有することと左側から見て時計回り方向への
回動がカセット圧着蓋56のストッパ片60bによって
制限されていることとによってカセット圧着蓋56の回
動速度より遅い回動速度で回動する。
【0065】また、スライドシャーシ17の左側壁29
には比較的小さな規制片29bが右方へ向けて切起状に
形成されており、該規制片29bの先端部は蓋ベース5
7の左側板60に形成された長孔60aを挿通して右方
へ突出している。そして、カセット圧着蓋56がイジェ
クト位置から閉塞位置へ向けて回動して行くと、その当
初はドラム保護板68はカセット圧着蓋56の回動より
小さな回動量で時計回り方向へ回動して行くが、カセッ
ト圧着蓋56が、図7に示すように、イジェクト位置よ
り稍閉塞位置側へ寄ったところまで来ると、ドラム保護
板68の被規制部70bが上記規制片29bに当接し、
この状態からはドラム保護板68はその被規制部70b
が規制片29bに接触した位置(この位置はカセット圧
着蓋56が回動するに従って稍変化する。)を回動支点
として連結ピン71、71が略下方へ変移されることに
よって時計回り方向へ回動し、カセット圧着蓋56が閉
塞位置まで移動する間に退避位置、即ち、図8に示すよ
うに、その保護部69が略後上方を向いて回転ドラム2
2bの上面近くに位置する退避位置へと移動する。
【0066】また、ドラム保護板68の保護部69が退
避位置にある状態からカセット圧着蓋56がイジェクト
位置へ向けて回動して行くと、ドラム保護板68はその
連結ピン71、71が略上方へ移動することによって反
時計回り方向へと回動し、そして、カセット圧着蓋56
がイジェクト位置の少し手前の位置まできたところで、
被規制部70bが規制片29bから離れ、この状態から
は被規制部70bがカセット圧着蓋56のストッパ片6
0bに押圧されて反時計回り方向へ回動されて保護位置
まで移動する。
【0067】しかして、ドラム保護板68の保護部69
は、カセット装着部55に対するテープカセット2の着
脱を行なうことができる状態ではカセット装着部55と
ヘッドドラム22との間に位置し、カセット圧着蓋56
が閉塞位置へと移動してカセット装着部55の上面が閉
塞されるときに上記保護位置から略上方へ退避する。
【0068】カセット装着部55に対するテープカセッ
ト2の装着及び取出はスライドシャーシ17が引出位置
に来ていて、かつ、カセット圧着蓋56がイジェクト位
置にある状態で行なう。
【0069】そして、この状態では、ドラム保護板68
の保護部69がカセット装着部55とヘッドドラム22
との間に位置しているので、テープカセット2を装着す
るとき又は取り出すときに、仮にテープカセット2がヘ
ッドドラム22とぶつかる方向へ移動したとしても、テ
ープカセット2はドラム保護板68の保護部69にぶつ
かることはあってもヘッドドラム22にぶつかることは
無い。
【0070】尚、73、73は蓋ベース57の天板59
に取着されたカセット圧着バネであり、テープカセット
2がカセット装着部55に装着された状態からカセット
圧着蓋56が閉塞位置へと移動すると、カセットケース
3は上記カセット圧着バネ73、73によって主部28
の上面に圧着される。
【0071】74はテープカセット2の前面蓋13を開
放位置へと回動させる開蓋レバーである。該開蓋レバー
74は左右方向から見て略三角形の板状をしており、そ
の一の隅角部からそれに対向した一の側縁側へ延びる係
合長孔74aが形成されると共に、別の隅角部には挿通
孔74bが形成され、更に、もう一つの隅角部には押圧
ピン74cが左方へ向けて突設されている。
【0072】このような開蓋レバー74は上方から見て
蓋ベース57の右側板61とドラム保護板68の右側腕
片70との間に位置すると共に、スライドシャーシ17
の右側壁29´の後端部から左方へ向けて突設された支
持軸75が上記挿通孔74bに挿通されることで該支持
軸75に回動自在に支持され、その係合長孔74aには
蓋ベース57の右側板61の直立した姿勢での下端部に
突設された係合ピン76が摺動自在に係合されている。
【0073】しかして、カセット圧着蓋56がイジェク
ト位置に来ているときは、図9に示すように、係合長孔
74aの端部が位置した隅角部が固定シャーシ15の右
側の案内壁20の上面に当接してそれ以上右側から見て
時計回り方向へ回動するのを阻止された位置に保持され
る。この状態では、係合長孔74aは後下りに傾斜して
おり、上記係合ピン76は係合長孔74aの上端部に位
置し、それによって、カセット圧着蓋56がそれ以上反
閉塞位置側へ回動するのを阻止されてイジェクト位置に
保持される。また、この状態で開蓋レバー74の押圧ピ
ン74cはカセット装着部55の前端部上端の右端に位
置している。
【0074】そこで、カセット圧着蓋56が閉塞位置へ
向けて回動して行くと、開蓋レバー74はその係合長孔
74aの一端縁が蓋ベース57の係合ピン76によって
押圧されることで反時計回り方向へ回動せしめられる。
このとき、カセット装着部55にテープカセット2が装
着されていると、開蓋レバー74の押圧ピン74cがテ
ープカセット2の前面蓋13に形成された開蓋用切欠1
4aの一側縁に当接してそれを略前下方へ向けて押圧す
る。これにより、前面蓋13が開放位置へと回動せしめ
られる。
【0075】尚、前面蓋13が開放位置に達すると、前
面蓋13の一番高い部分はカセットケース3の上面より
稍高いところに位置し、また、退避位置に来た状態のド
ラム保護板68の保護部69は、左右方向から見て、図
8及び図10に示すように開放位置に来た前面蓋13の
先端に近接したところに前記した姿勢で位置し、従っ
て、ドラム保護板68は退避位置へと移動してもテープ
カセット2より上には位置しないので、ビデオテーププ
レーヤ1の寸法をテープカセット2の厚み方向で大きく
してしまうことはない。
【0076】そして、カセット装着部55にテープカセ
ット2が装着されると、リール台35、36のリール係
合軸39、39が相対的にテープリール7、8のハブ1
2、12のリール台係合孔12a、12aに挿入され、
それにより、Sリール7がS側リール台35と、Tリー
ル8がT側リール台36とそれぞれ一体的に回転するよ
うに係合される。
【0077】また、リール台レバー40、41に立設さ
れた連動ピン43、43がリール保持板9、9の連動用
孔9a、9aに各別に挿通されて、Sリール7を支持し
ているリール保持板9とS側リール台レバー40とが、
また、Tリール8を支持しているリール保持板9とT側
リール台レバー41とがそれぞれ一体的に移動するよう
に連係される。
【0078】また、テープカセット2がカセット装着部
55に装着されると、上記ローラガイド47、47´、
移動傾斜ガイド48、48´、ピンチローラ50、フリ
ダシガイド52及びテンレギピン54がカセットケース
3の前面3aに位置している磁気テープ6の内側に位置
する(図3参照)。
【0079】そこで、スライドシャーシ17を引き込む
ための指令が為されると、先ず、リール台レバー40、
41がリール保持板9、9と共に開き位置へと移動され
て2つのテープリール7と8との間の距離が拡大された
後、スライドシャーシ17が引込位置へと移動する。
【0080】この移動により、ヘッドドラム22がカセ
ットケース3のマウス部11内に挿入されて該ヘッドド
ラム22の前端部が2つのテープリール7と8との間に
位置すると共に、該ヘッドドラム22の外周面の略前方
を向いた部分とローラガイド47、47´、固定テープ
ガイド27、固定傾斜ガイド45及びキャプスタン25
に磁気テープ6が巻き付けられる。
【0081】そして、スライドシャーシ17が引込位置
に来ると、スライドシャーシ17の左右のガイド溝28
cと固定シャーシ15に設けられたガイド部材26のガ
イド溝26aとが、また、スライドシャーシ17のガイ
ド溝44aと固定シャーシ15のガイド溝26´aと
が、それぞれ連続される。
【0082】この状態から左側のローディングブロック
46は左側の案内溝28c−26aを経て、右側のロー
ディングブロック46´は右側の案内溝44a−26´
aを経てそれぞれヘッドドラム22の略真後ろのローデ
ィング完了位置へと移動する。
【0083】そして、スライドシャーシ17が引込位置
へ向けて移動を開始すると、フリダシアーム51は固定
シャーシ15に設けられた図示しない案内カムにより稍
後方へ回動され、それにより、フリタシガイド52に磁
気テープ6が巻き付けられ、また、テンレギアーム53
はその初期位置における保持を解除されることで図示し
ない引張バネの引張力により略後方へ回動され、それに
より、テンレギピン54が磁気テープ6に弾接される。
【0084】更に、ピンチローラアーム49はスライド
シャーシ17が引込位置に到達する直前に固定シャーシ
15に設けられた図示しないカムによって稍右方へ回動
され、それにより、スライドシャーシ17が引込位置に
到達するのと略同時にピンチローラ50が磁気テープ6
を挟んでキャプスタン25に圧着される。
【0085】以上の状態がテープローディング完了状態
であり、この状態で磁気テープ6は所要のパスを通され
る。即ち、磁気テープ6はSリール7から出た後、左側
のカセット内ガイド5−テンレギピン54−固定テープ
ガイド27−ローラガイド47−移動傾斜ガイド48−
ヘッドドラム22−移動傾斜ガイド48´−ローラガイ
ド47´−固定傾斜ガイド45−キャプスタン25−フ
リダシガイド52−右側のカセット内ガイド5にこの順
序で巻き付けられてTリール8に達するというパスを通
され、ヘッドドラム22の外周面には、略一周螺旋状に
巻き付けられる。
【0086】磁気テープ6に対する記録又は再生はこの
状態から磁気テープ6がキャプスタン25とピンチロー
ラ50とによって走行せしめられ、かつ、ヘッドドラム
22の回転部が回転されることによって行なわれる。
【0087】77は固定シャーシ15の主部19の上面
の前端部略中央に設けられた首振りレバーであり、その
回動端部にはキャプスタンモータ24の回転を伝達され
て回転するアイドラギヤ78が支持されており、磁気テ
ープ6がノーマル方向、即ち、Sリール7から引き出さ
れてTリール8に巻取られてゆく方向へ走行されるとき
は上記アイドラギヤ78がT側リール台36のギヤ部3
7と噛合(図面ではこの状態を示してある。)して該T
側リール台36をテープ巻取方向、即ち、上方から見て
時計回り方向へ回転させ、また、磁気テープ6が上記ノ
ーマル方向と反対のリバース方向へ走行されるときはア
イドラギヤ78がS側リール台35のギヤ部37と噛合
して該S側リール台35をテープ巻取方向、即ち、反時
計回り方向へ回転させる。
【0088】尚、テープカセット2を取り出すときはス
ライドシャーシ17が引出位置へと移動されると共に、
テープアンローディング、即ち、テープリールへのテー
プの巻取が行なわれる。この場合は、先ず、テープロー
ディングブロック46、46´が案内溝28c、44a
上に移動されてスライドシャーシ17に戻された後、ス
ライドシャーシ17が引出位置に戻され、それにより、
ヘッドドラム22がテープカセット2のマウス部11か
ら出て行くと共にピンチローラ50、フリダシガイド5
2及びテンレギピン54が初期状態における位置へと戻
される。そして、テープローディングブロック46、4
6´の移動の開始と同時にSリール7がテープ巻取方向
へ回転され、それにより、磁気テープ6が弛み無くSリ
ール7に巻取られる。
【0089】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明テーププレーヤは、カセット装着部の後方に
ヘッドドラムが配置されたテーププレーヤであって、カ
セット装着部に対するテープカセットの着脱を行なうこ
とができる状態ではカセット装着部とヘッドドラムとの
間の位置に保持され少なくともテープカセットからのテ
ープの引出が行なわれる前に上記位置から退避されるド
ラム保護部材を設けたことを特徴とする。
【0090】従って、本発明テーププレーヤにあって
は、カセット装着部に対するテープカセットの着脱を行
なうことができる状態では該カセット装着部とヘッドド
ラムとの間にドラム保護部材が位置するので、テープカ
セットがカセット装着部に装着される際当該テープカセ
ットがヘッドドラムに当たる方向へ移動されても、テー
プカセットのヘッドドラムへの衝突を保護部材が阻止す
ることになる。
【0091】これにより、カセット装着部をヘッドドラ
ムに近い位置に配置することができる。
【0092】また、上記ドラム保護部材は少なくともテ
ープカセットからのテープの引出が行なわれる前にカセ
ット装着部とヘッドドラムとの間の位置から退避するの
で、テープの引出には何の支障にもならない。
【0093】尚、上記実施例においては、ドラム保護部
材がカセット装着部とヘッドドラムとの間の位置から退
避したときに、該ドラム保護部材が装着されたテープカ
セットの一番高い部分より上には突出しないところに位
置するようにしたが、このようにすれば、ドラム保護部
材がカセット装着部の外形を大きくしてしまうようなこ
とがない。
【0094】また、上記実施例においては、カセット装
着部の上面を開閉するための蓋部材にドラム保護部材を
支持し、その蓋部材の移動に伴ってドラム保護部材が移
動されるようにしたが、このようにすることによって、
ドラム保護部材を移動させるための特別な手段を設けな
くても済むので、テーププレーヤの構造が複雑になるこ
とがない。
【0095】もっとも、本発明におけるドラム保護部材
が、このような手段によって移動されるものに限られる
ことはない。
【0096】この他、上記実施例に示したドラム保護部
材、カセット装着部その他各部の具体的な構造ないしは
形状、更には、テーププレーヤの種類やテープローディ
ングの方式等は本発明を実施するに当たっての具体化の
ほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発
明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図10と共に本発明テーププレーヤを
VTRに適用した実施の一例を示すもので、本図は初期
状態におけるVTR全体を示す平面図である。
【図2】VTRの要部を示す斜視図である。
【図3】カセット圧着蓋がイジェクト位置に来ている状
態における図1のIII−III線に沿う拡大断面図で
ある。
【図4】テープローディング完了状態におけるVTR全
体を示す拡大平面図である。
【図5】蓋ベースとドラム保護板と開蓋レバー等を拡大
して示す斜視図である。
【図6】図7及び図8と共にカセット圧着蓋の動きに伴
うドラム保護板の動きを経時的に示すもので、本図はカ
セット圧着蓋がイジェクト位置に来ているときの状態を
一部切り欠いて示す要部の拡大側面図である。
【図7】カセット圧着蓋がイジェクト位置からある程度
閉塞位置側へ移動したときの状態を一部切り欠いて示す
要部の拡大側面図である。
【図8】カセット圧着蓋が閉塞位置に来たときの状態を
一部切り欠いて示す要部の拡大側面図である。
【図9】図10と共にカセット圧着蓋の動きに伴う開蓋
レバーの動きを経時的に示すもので、本図はカセット圧
着蓋がイジェクト位置に来ているときの状態を一部切り
欠いて示す要部の拡大側面図である。
【図10】カセット圧着蓋が閉塞位置に来たときの状態
を一部切り欠いて示す要部の拡大側面図である。
【符号の説明】
1 テーププレーヤ 2 テープカセット 6 テープ 22 ヘッドドラム 55 カセット装着部 69 ドラム保護部材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 カセット装着部の後方にヘッドドラムが
    配置されたテーププレーヤであって、カセット装着部に
    対するテープカセットの着脱を行なうことができる状態
    ではカセット装着部とヘッドドラムとの間の位置に保持
    され少なくともテープカセットからのテープの引出が行
    なわれる前に上記位置から退避されるドラム保護部材を
    設けたことを特徴とするテーププレーヤ。
JP3188278A 1991-07-03 1991-07-03 テーププレーヤ Pending JPH0512773A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3188278A JPH0512773A (ja) 1991-07-03 1991-07-03 テーププレーヤ
US07/904,581 US5291349A (en) 1991-07-03 1992-06-26 Tape recorder and reproducer machine

Applications Claiming Priority (1)

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JP3188278A JPH0512773A (ja) 1991-07-03 1991-07-03 テーププレーヤ

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ID=16220859

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