JP2547299B2 - 2値符号記録媒体 - Google Patents

2値符号記録媒体

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JP2547299B2
JP2547299B2 JP4291777A JP29177792A JP2547299B2 JP 2547299 B2 JP2547299 B2 JP 2547299B2 JP 4291777 A JP4291777 A JP 4291777A JP 29177792 A JP29177792 A JP 29177792A JP 2547299 B2 JP2547299 B2 JP 2547299B2
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    • H04L25/38Synchronous or start-stop systems, e.g. for Baudot code
    • H04L25/40Transmitting circuits; Receiving circuits
    • H04L25/49Transmitting circuits; Receiving circuits using code conversion at the transmitter; using predistortion; using insertion of idle bits for obtaining a desired frequency spectrum; using three or more amplitude levels ; Baseband coding techniques specific to data transmission systems
    • H04L25/4906Transmitting circuits; Receiving circuits using code conversion at the transmitter; using predistortion; using insertion of idle bits for obtaining a desired frequency spectrum; using three or more amplitude levels ; Baseband coding techniques specific to data transmission systems using binary codes
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B20/10Digital recording or reproducing
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    • G11B20/1403Digital recording or reproducing using self-clocking codes characterised by the use of two levels
    • G11B20/1423Code representation depending on subsequent bits, e.g. delay modulation, double density code, Miller code
    • G11B20/1426Code representation depending on subsequent bits, e.g. delay modulation, double density code, Miller code conversion to or from block codes or representations thereof

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  • Communication Control (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Measurement Of Unknown Time Intervals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2値符号記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】デジタ
ル伝送や磁気及び光学記録再生システムにおいては、通
常情報をシンボルの系列として伝送したり、記録したり
する。このようなシンボルは一体でアルファベット(し
ばしば2値のアルファベット;符号)を構成する。2値
符号の場合には、一方のシンボル、例えば“1”をNR
ZM(NRZ−mark)コードによって2つの磁化の
状態の間の遷移として磁気ディスクやテープに記録し、
または2つのフォーカス状態の間の遷移として光学ディ
スクに記録する。そして、他のシンボル“0”をそのよ
うな遷移の欠如として記録する。
【0003】あるシステム上の要求の結果、発生するシ
ンボルの系列に実際にはいくつかの規則が課される。あ
るシステムではセルフ・クロッキングが要求され、この
ため、伝送したり記録したりするシンボルの系列を、検
出や同期に用いられるクロック信号を生成するために、
十分な遷移として伝送したり記録したりしなければなら
ない。他にも、ある種のシンボル系列が特別の目的、例
えば同期信号として用いられるので、このようなシンボ
ル系列が情報信号中に生じないようにすることが要求さ
れる。情報信号中に擬似の同期系列が生じると、同期信
号は不明確になり、この結果、同期の目的に不適切とな
るのである。さらに、シンボル間の干渉を制限するため
に遷移間の間隔がせますぎないようにするということも
要求される。
【0004】磁気及び光学記録の場合には、遷移間の間
隔についての要求は記録媒体の情報密度とも関連する。
なぜならば、記録媒体上の2つの隣り合う遷移間の所定
の最小距離において、それに記録された信号に対応する
最小時間間隔Tmin が増大すれば、同じ割合いで情報密
度も増大するからである。要求される最小バンド幅B
min も遷移間の最小距離と関連する(Bmin =1/2T
min )。
【0005】一般的な磁気記録チャンネルの場合のよう
に、情報チャンネルが直流を伝送しない場合には、情報
チャンネルにおいてシンボル系列がほとんど直流成分を
含まないようにする必要がある。
【0006】ところで、最初に述べた方法は第1の参考
文献(Tang,D.T.,Bahl,L.R.,“B
lock codes for a class of
constrained noiseless ch
annels.”Information and C
ontrol,Vol.17,no.5,Dec.19
70,pp.436−461.)に記載されている。こ
の論文はd規則、k規則またはd−k規則のq値のシン
ボル・ブロックを基礎とするブロック・コードに関する
ものである。ここで、そのようなブロックはつぎの要求
を満たす。 (a)d規則:2個の“1”が少なくとも連続したd個
の“0”の列で分離されること。 (b)k規則:連続した“0”からなる列の最大長がk
であること。
【0007】例えば、2値データ・ビットの系列を、連
続したブロックに分割する。これらのブロックは夫々m
個のビットを有する。これらm個のビットからなるデー
タ・ブロックは、n個の情報ビットからなる情報ブロッ
クに変換される(ただしn>m)。ここで、n>mであ
るから、n個の情報ビットからなる組み合わせの数は、
実現しうるデータ・ブロックの数、2m を上まわる。例
えば、伝送したり記録したりする情報ブロックにd規則
が要求されるとすると、2n 個のデータ・ブロックと、
実現しうる2m 個から選んだ同様に2m 個の情報ブロッ
クとの間の対応付けは、d規則を満たす情報ブロックに
ついて対応付けがなされるように選ばれる。
【0008】上述の第1の参考文献の第439頁の表1
によれば、ブロックの長さ(n)及び課される要求dに
応じてどのくらい多くの情報ブロックがあるかがわか
る。そして、最小距離dが1の条件のもとでは、長さn
が4の情報ビット・ブロックは8個ある。この結果、長
さmが3のデータ・ブロック(23 =8データ・ワー
ド)はつぎの情報ブロックで表わされる。即ち、長さn
が4の情報ビットを有する情報ブロックであって、その
中の隣り合う“1”のシンボルの間に少なくとも1個の
“0”のシンボルを配するものである。例えば、このよ
うなコーディングは以下のとおりである。ここで、矢印
←→は一方のブロックが他方のブロックに対応するこ
と、及びその逆を示す。
【0009】000←→0000 001←→0001 010←→0010 011←→0100 100←→0101 101←→1000 110←→1001 111←→1010
【0010】ところで、情報ブロックをつなげたとき
に、ときどき、ある要求、例えばd規則の要求を他の手
段を用いることなしには満たしえないことがある。そこ
で上述の論文においては、情報ブロック間に分離ビット
を設けることが提案されている。d規則が要求されてい
る場合には、dビットの“0”からなる分離ブロックが
有効である。dが1である上述の例では、1個の分離ビ
ット(“0”)で十分である。3個のデータ・ビットか
らなるデータ・ブロックを(4+1)個のチャンネル・
ビットにより変換すればよい。
【0011】このような変換方法は、チャンネル・ビッ
ト列の周波数スペクトラムの低周波成分(直流分も含
む)がむしろ大きい点で不利である。また、変換器(変
調器及び復調器)、特に復調器が複雑化するという難点
もある。
【0012】最初の問題点に関しては、第2の参考文献
(Patel,A.M.,“Charge−const
rained byte−oriented(0,3)
code”,IBM Tecknical Discl
osure Bulletin,Vol.19,Nr.
7.Dec.1976,pp.2715−2717.)
において、いわゆる反転または非反転結合でチャンネル
・ブロックを連結すると、d−k規則のコードの直流不
平衡を制限することができることが示されている。この
場合、今までのチャンネル・ブロックの直流不平衡を減
ずるように、その時点でのチャンネル・ブロックの極性
が選ばれるのである。しかしながら、ここではd−k規
則に反しないように情報ブロックを結合できるというd
−k規則のコードが考えられるので、d−k規則のため
に分離ビットを付加する必要がなくなる。
【0013】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、2値データ・ビット系列を2値チャンネ
ル・ビット系列に変換する上述の2値符号を記録する2
値符号記録媒体を提案しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明2値符号記録媒体
は図面に示す如くmビットから成るデータブロックか
ら、“1”のチャンネルビットは連続するd(d≧1)
個以上の“0”のチャンネルビットにより分離されると
共に“0”のチャンネルビットの連続個数がk個以内に
設定されたn1 チャンネルビット(但し、n1 >m)か
ら成る情報ブロックがこのデータブロックと1対1に形
成され、及びn2 チャンネルビットから成る分離ブロッ
クが各々の情報ブロック間に配設された2値符号が、こ
の“1”のチャンネルビットを状態の遷移として記録さ
れた記録媒体において、この分離ブロックは隣接する情
報ブロックのこの分離ブロックを介した連結部において
この“1”のチャンネルビットを連続するd個以上の
“0”のチャンネルビットによって分離すると共に
“0”のチャンネルビットの連続個数をk個以内とする
複数個の該当分離ブロックの中から選択され、なおかつ
連続して成るこの情報ブロック及び分離ブロックの直流
不平衡を低減させる分離ブロックが選択されて記録され
ることにより隣接する遷移間距離が所定の範囲内に設定
されると共に直流不平衡が低減されたものである。
【0015】
【作用】斯る本発明によれば分離ブロックは隣接する情
報ブロックのこの分離ブロックを介した連結部において
“1”のチャンネルビットを連続するd個以上の“0”
のチャンネルビットによって分離すると共に“0”のチ
ャンネルビットの連続個数をk個以内とする複数個の該
当分離ブロックの中から選択され、なおかつ連続して成
るこの情報ブロック及び分離ブロックの直流不平衡を低
減させる分離ブロックが選択されて記録されているので
隣接する遷移間距離が所定範囲内に設定できると共に直
流不平衡が低減できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明しよう。図1は、2値データ・ビット列を
2値チャンネル・ビット列に変換する方法を説明するた
めのもので数ビット系列を示している。この図1におい
て、2値データ・ビット列は連続するブロックに区分さ
れている。これらデータ・ブロックの夫々はm個のビッ
トから成る。本例では、以降の説明及び図面においてm
を8に選ぶ。同様のことが他のmの値についても適用で
きる。m個のビットからなるデータ・ブロックBDiは
一般に2m 個の実現しうるビット系列の1つである。
【0017】そのようなビット系列は光学または磁気記
録を直接に行う場合には不向きであり、また他のいくつ
かの理由からも適切ではない。すなわち、2つのシンボ
ル“1”は例えば一方の磁化の方向から他方の磁化の方
向への遷移として、またはピットへの遷移として記録媒
体に記録され、そして、このようなシンボル“1”が相
前後したときには、それら遷移が相互干渉の点から接近
しすぎないようにしなければならない。このことは、情
報密度を制限する。また、同時に、連続する遷移の最小
間隔Tmin が小さいほど、ビット列を伝送したり記録し
たりするために要求される最小バンド幅Bmin が増大す
る(Bmin =1/2Tmin )ことも考慮する必要があ
る。
【0018】もう1つ、データ伝送や光学または磁気記
録システムにおいて課される要求は、伝送された信号か
ら、同期を行うために使用される。クロックを再生しう
る程度に十分な遷移がビット系列に必要であるというこ
とである。1つのブロックがm個の“0”を有し、先行
するブロックが多数の“0”で終わり、そして次のブロ
ックが多数の“0”で始まる最悪の場合には、クロック
を抽出できないおそれがある。
【0019】例えば、磁気記録媒体のように直流を伝送
しない情報媒体は、さらに、記録されるべきデータ列
が、できうるかぎり少ない直流成分を有するという要求
を、満足させる必要がある。光学記録では、サーボコン
トロールの観点から、データスペクトラムの低周波成分
が最大限抑圧されるということが要求される。加えて、
直流成分が少なくなればなるほど、復調を簡素化するこ
とができる。
【0020】上述の理由や他の理由から、データ・ビッ
トを媒体を介して伝送したり、記録したりするまえに、
いわゆるチャンネル・コーディングがデータ・ビットに
つき実行される。ブロック・コーティングの場合では
(第1の参考文献)、夫々m個のビットを含むデータ・
ブロックが夫々n1 個の情報ビットを含む情報ブロック
としてコード化される。
【0021】図1はデータ・ブロックBDiがどのよう
に情報ブロックBIiに変換されるかを示す。本例で
は、以降の説明及び図においてn1 を14に選ぶ。n1
はmより大であるので、n1 ビットで形成されうるすべ
ての組み合わせが用いられるわけではない。媒体に適用
するに際し不適当な組み合わせは用いない。そして、本
例では要求されているデータ・ワードからチャンネル・
ワードへの一対一対応ゆえに、考えうる16000を越
える伝送ワードの中から256ワードのみが選択され
る。従って、いくつかの要求をチャンネル・ワードに課
すことができる。1つの要求は、n1 個の情報ビットか
らなる同一のブロック内で、隣り合う2個の第1の符
号、即ち“1”の情報ビットの間に少なくともd個の連
続した第2の符号、即ち“0”の情報ビットが存在する
というものである。第1の参考文献の第439頁の表1
はdの値に応じてそのような2値ワードがどのくらい多
くあるかを示している。この表によれば、n1 =14と
すると、隣り合う“1”のビット間に少なくとも2ビッ
ト“0”を有するワードが277あることが明らかであ
る。8個のデータ・ビットのブロックをコード化する場
合、それらデータ・ビットの組み合わせは256(=2
8 )である。そして、14個のチャンネル・ビットのブ
ロックであるから、d=2とする要求は十分に満たされ
る。
【0022】同様なd規則の要求が単にn1 ビットのブ
ロック内に限り課されるのでなく2つの隣り合うブロッ
クの境界にも課される場合には、他の方法なしに情報ビ
ットのブロックを連結することができない。この目的に
対し、第1の参考文献は第451頁でチャンネル・ブロ
ック間に1以上の分離ビットを含ませることを提案して
いる。少なくともdと同数個の“0”の分離ビットが含
ませられれば、d規則が満たされることは容易に理解で
きる。図1は、チャンネル・ブロックBCiが情報ブロ
ックBIiと分離ブロックBSiとからなることを示
す。分離ブロックはn2 ビットからなる。そのため、チ
ャンネルブロックBCiは(n1 +n2 )個のビットか
らなる。本例では、特に明記しないかぎり、以降の説明
及び図においてn2 を3に選ぶ。
【0023】可能なかぎり正確にクロックを生成させる
ためには、さらに、1個の情報ブロック内で隣り合う2
個の“1”のビットの間に連続する“0”のビットの個
数が最大で予め決められた値kにとどまることが要求さ
れる。mを8、n1 を14とする本例では、d=2を満
たす277個のワードから、例えばkが非常に大きいワ
ードを削除することができる。kを10に抑えることが
できることは明らかである。従って、夫々8(一般には
m)個のデータ・ビットからなる28 (一般には2m
個のブロックの集合が同様に28 (一般には2m )個の
情報ブロックの集合と一対一対応する。これら情報ブロ
ックは、実現しうる214(一般には2n1)個の情報ブロ
ックの中から選ばれたものである。このことは、1つに
は、d=2及びk=10というような条件が課されるこ
とに起因する(一般にはd−k規則)。データ・ブロッ
クのいずれを情報ブロックのいずれに対応させるかは依
然選択にゆだねられている。上述第1の参考文献では、
データ・ビットから情報ビットへの番号変換は数学的に
閉じられたフォームで明白に決定されている。なるほ
ど、このような変換は原理的に採用しうる。ただ、本例
では以降さらに説明するようにこれと異なる関係付が選
ばれる。
【0024】情報ブロックBIi間に分離ブロックを配
置したときのみ、k規則を満たすようにチャンネル・ブ
ロックBIiを連げることができる。また、このことは
d規則についても適用できる。d規則の要求及びk規則
の要求は互いに背反するものではなく、むしろ相補的で
あるので、そのような目的を達成するために原則として
夫々n2 ビットからなる同一の分離ブロックを用いるこ
とができる。
【0025】従って、ある分離ブロックに先行する
“0”のビット数と、その分離ブロックに続く“0”の
ビット数と、ブロックのn2 ビット(“0”)自体の合
計がkの値を上まわるときには、“0”の系列をkビッ
トを越えない系列に分けるために、分離ビットの“0”
のビットのうちの少なくとも1つを“1”のビットに置
きかえなければならない。
【0026】d−k規則の要求を確実に満たすという役
割を加えて、分離ブロックは直流不平衡を小さくするた
めに用いることができる。このことは、情報ブロックを
連結する際にある場合には予め定められたフォーマット
のブロックが規定されるが、多くの場合には分離ブロッ
クのフォーマットには何も条件が課されることがない
か、もしくは限られた条件のみが課されるということが
わかれば、容易に理解しうる。このようにして生じる自
由度は直流不平衡を小さくするために利用される。
【0027】直流不平衡の発生や増大は以下のように説
明される。図1に示すような情報ブロックBI1 が記録
媒体に例えばNRZマーク・フォーマットで記録される
とする。このフォーマットでは、“1”は対応するビッ
トセルの最初での遷移としてマークされる。“0”のと
きには遷移が記録されない。BI1 が示されるビット系
列はWFで指示される形状となる。
【0028】そして、このような形状として、そのビッ
ト系列は記録媒体に記録される。今考えている系列では
正レベルは負レベルより長いので、この系列は直流不平
衡を有する。デジタル総和(degital sumv
alue)は直流不平衡を決定する目安としてよく用い
られる。波形のレベルを夫々WF+1及び−1とする
と、デジタル総和は波形を系列に沿って積分したものに
等しくなる。そして、図1Bで示す例ではデジタル総和
は+6Tになる。ただし、Tはビット間隔の長さであ
る。もし、このような系列が繰り返されるとすると、直
流不平衡が生じる。一般に、この直流不平衡は基線の変
動を引き起こし、実効的なS/Nを低下させる。そして
S/Nの低下の結果、記録されている信号の検出の精度
が低下する。
【0029】直流不平衡を制限するために、分離ブロッ
クBSはつぎのように利用される。今、あるデータ・ブ
ロックBDiが供給されたとする。このデータ・ブロッ
クBDiは例えば記録装置に記録されているテーブルに
よって情報ブロックBIiに変換される。こののち、一
組の実現しうるチャンネル・ブロックが生成させられ
る。このブロックは(n1 +n2 )個のビットを有す
る。これらすべてのブロックは同様の情報ブロック(図
1Bのビット・セル「1」〜「14」に、n2 個の分離
ビット(図1Bのビット・セル「15」「16」「1
7」)からなる実現しうるビットの組合せを加えてなる
ものである。この結果、図1Bで示される例では、実現
しうる8(=2ni)個のチャンネル・ブロックからなる
集合が形成される。
【0030】こののち、原則的には任意な手順として、
実現しうるチャンネル・ブロックの夫々についてつぎの
パラメータが決定される。 a)当該実現しうるチャンネル・ブロックについて先行
するチャンネル・ブロックの観点から、d規則及びk規
則の要求が今の分離ブロックのフォーマットと矛盾しな
いかどうかを判断する。 b)当該実現しうるチャンネル・ブロックについてデジ
タル総和を決定する。
【0031】第1の表示信号は、d規則やk規則の要求
と矛盾しない実現しうるチャンネル・ブロックごとに発
生させられる。コード・パラメータを選べば、少なくと
も1個の実現しうる情報ブロックについてそのような表
示信号を発生させることができる。
【0032】最後に、第1の表示信号が発生させられて
いる実現しうるチャンネル・ブロックのなかから、例え
ばデジタル総和の絶対値が一番小さなチャンネル・ブロ
ックが選ばれる。ただし、より一層良い方法は、先行す
るチャンネル・ブロックのデジタル総和を累積すること
である。そして、累積したデジタル総和の絶対値が減少
するようなブロックを、次に伝送するのに最適なチャン
ネル・ブロックの中から選ぶことである。このように選
択されたワードは伝送されたり、記録されたりする。
【0033】この方法の利点の1つは、他の目的に必要
とされる分離ビットを、直流不平衡を制限するという目
的のためにも簡易に用いることである。加えて、伝送さ
れる信号の干渉が分離ブロックまでに制限され、情報ブ
ロックまで波及しないという利点もある(ここで、伝送
され、あるいは記録されるべき波形の極性を無視す
る)。読み出された記録信号の復調は情報ビットについ
てのみ行なわれる。分離ビットを考慮しなですむ。
【0034】つぎに、本発明に関する符号変換方法の他
の例について説明しよう。図2はこの方法のいくつかの
他の例を示す。図2Aはチャンネル・ブロック‥‥、B
Ci -1、BCi、BCi+1、‥‥の系列を示す。これら
ブロックは夫々予め定められた(n1 +n2 )個のビッ
トを有する。チャンネル・ブロックの夫々は、n1 ビッ
トからなる情報ブロックと、n2 ビットからなる分離ブ
ロック‥‥BSi-1、BSi、BSi+1、‥‥とを有す
る。
【0035】この例では、直流不平衡は数ブロックを通
して求められる。例えば、図2Aに示すように2個のチ
ャンネル・ブロックBCi、BCi+1の間で求められ
る。この直流不平衡は図1例について記述した方法と同
様な方法で求められる。ただし、実現しうるスーパ・ブ
ロックのフォーマットが夫々のスーパ・ブロックSBC
iごとに形成されることを条件とする。すなわち、ブロ
ックBCi、BCi+1について情報ブロックに、ブロッ
クBSi、BSi+2の2個の分離ビットから生成されう
る実現しうる組み合わせが付加される。こののち、直流
不平衡を最小とする組み合わせがそのような集合から選
ばれる。この方法はつぎのような利点を有する。即ち、
先立った1以上のチャンネル・ブロックを考慮され、調
整が最適であるので、残留直流不平衡はより均一となる
のである。
【0036】この方法のより好ましい変形例は、顕著な
特徴を有する。この特徴は、直流不平衡が最小化された
のちにのみスーパ・ブロックSBCi(図2A)が1個
のチャンネル・ブロック分移行させられることである。
このことは、スーパ・ブロックSBCiの一部をなすブ
ロックBCi(図2A)は処理され、つぎのスーパ・ブ
ロックSBCi+1(図示略)は、上述のように直流不平
衡が最小化されたブロックBCi+1とブロックBCi+2
(図示略)からなる。そして、ブロックBCi +1はスー
パ・ブロックSBCi及びつぎのスーパ・ブロックSB
Ci+1の双方の一部となる。そこで、スーパ・ブロック
SBCについてのブロックBSi+1の分離ビットの暫定
的な選択を、スーパ・ブロックSBCi+1についての最
終的な選択と全く異ならせることができる。ブロックの
夫々は数度にわたり評価されるので(本例では2度)、
直流不平衡及び雑音の影響はより減少させられる。
【0037】図2Bは他の例を示す。この例では、同時
にいくつかのブロック(SBCj)について直流不平衡
が決定される。例えば図2Bに示すように4個のチャン
ネル・ブロックBCj(1) 、BCj(2) 、BCj(3)
BCj(4) についてである。これらチャンネル・ブロッ
クは予め定めた数、n1 個の情報ビットを有する。しか
し、チャンネル・ビットの夫々について、分離ブロック
BSj(1) 、BSj(2 ) 、BSj(3) 、BSj(4) の夫
々の分離ビットの個数は同一ではない。情報ビットの個
数は例えば14にまでのぼらせることができ、分離ブロ
ックBSj(1)、BSj(2) 、BSj(3) の分離ビット
の個数は夫々2にでき、分離ブロックBSj(4) の分離
ビットの個数は6にできる。直流不平衡は図2A例につ
き述べたものと同一の方法で決定する。
【0038】上述した利点はこの場合にも得ることがで
きる。そして、この利点に加えて、比較的長い分離ブロ
ックを用いられればそれだけ直流不平衡を減少させるこ
とができるという利点を、本例は有する。より具体的に
は、夫々のチャンネル・ブロックが等しい個数、例えば
3個のビットを有するチャンネル・ビット系列の残留直
流不平衡は、夫々の分離ブロックが平均3ビット、ただ
し2対2対2対6で分割されるビットを有するチャンネ
ル・ビット系列の残留直流不平衡よりも大きいのであ
る。
【0039】本例方法の役割や関連状態の上述時系列は
例えば市場で入手可能なマイクロプロセッサや対応する
記録装置や周辺装置等の一般的な順序論理回路によって
実現できることに留意して欲しい。図3はそのような動
作のフローチャートを示す。つぎの説明では、コーティ
ング方法の役割や状態を時系列として示すステップの注
釈を用いる。A欄は参照符号を示す。B欄は注釈を示
す。C欄は対応するステップについての説明文を示す。
【0040】
【表1】
【0041】以上述べたフローチャートは図1例に適用
される。そして、すでに述べた変更を考慮に入れれば、
対応するフローチャートを図2例にも適用し得る。
【0042】伝送され、または記録されたチャンネル・
ビット系列を復調するに際して情報ビット及び分離ビッ
トを区分するために、(n3 +n4 )個のビットをチャ
ンネル・ブロック系列に含ませる。ここでn3 個は同期
情報ビットであり、n4 個は同期分離ビットである。同
期ブロックは、例えば予め決められた数の情報ブロック
及び分離ブロックごとに挿入させられる。このワードが
検出されたのちに、情報ビットがどのビット位置にある
か、そして分離ビットがどのビット位置にあるかを知る
ことができる。
【0043】そこで、何らかの手段で同期ワードが情報
ブロック及び分離ブロックの所定のビット系列と紛れな
いようにする必要がある。この目的を達成するために、
同期ビット、すなわち、情報ビット系列や分離ビット系
列にない同期ビットからなる特殊のブロックを選ぶこと
ができる。d規則やk規則を満たさない系列は、このよ
うな目的を達成するうえでさほど有用ではない。なぜな
らば、そのような場合、情報密度やセルフ・クロック特
性は悪影響を受けるからである。しかし、このような選
択は、d規則やk規則を満たす系列のグループ内に制限
される。
【0044】そこで、他の方法が提案される。前後する
2ビットの“1”の間にsビットの“0”を含む系列で
あって連続して生じるものを例えば少なくとも2個含ま
せて同期ブロックを構成する。好ましくは、sをkと等
しくする。図4は同期ブロックSYNを示す。このブロ
ックは、夫々SYNP1 及びSYNP2 で示すように系
列(10000000000,1のあとに0が10個続
く)を連続して2度繰り返して構成される。このような
系列はチャンネル・ビット系列、すなわちk=10の系
列にありうる。
【0045】しかしながら、同期ブロックのほかにこの
シーケンスが2度続けておこらないようにするために、
“1”のビットが分離ブロックの一部をなす場合には、
その“1”のビットの直前の“0”の分離ビットの数と
連続した“0”の情報ビットの数との和がkと等しく、
その“1”のビットの直後の連続した“0”の情報ビッ
トの数との和にも等しいときに第1の表示信号が抑圧さ
れる。同期ブロックが他に紛れるのをふせぐための方策
はすでに示したが、これは系列10000000000
0即ち1のあとに11個0を続けたものを2度繰り返し
生成することである。
【0046】さらに、同期ブロックはまた同期分離ブロ
ックを有する。この分離ブロックはちょうど情報ブロッ
ク間の分離ブロックと同一の役割を持っている。従っ
て、これらはd規則やk規則を満たし、また直流不平衡
を制限するという要求を満たすことを自らの目的として
いる。同期パターンが2度連続して発生したときに、チ
ャンネル・ビット列に擬似的に同期パターンが現れない
ようにするために採られる方法と同様の方法が、また、
同期ブロックの前または後に同期パターンが3度発生し
ないようにする。
【0047】上述した方法はもちろん変調時やエンコー
ド時にも適用できる。ただ、この方法は逆の場合、即
ち、復調時やデコード時に非常に一層簡素なものとな
る。情報ビット・ブロックに影響を与えることなく直流
不平衡を制限できるので、分離ブロック間の情報は情報
を復調するに際して重要ではない。加えて、変調器がわ
でどのmビット長のデータ・ビットがどのnビット長の
情報ビットに対応させられるかを選択することは変調器
についてのみでなく復調器においても重要である。すな
わち、このような選択を行うと復調器の構成を複雑にす
る。磁気記録システムにおいては、変調器及び復調器が
ともに装置内に内蔵されているので、変調器が複雑にな
ることも復調器が複雑になることもともに問題である。
光学記録システムでは、記録媒体が読み出し専用である
から利用者の装置は復調器のみ含むだけでよい。そのた
め、光学記録システムの場合では、変調器を複雑化せざ
るを得なくてもできうるかぎり復調器の構成を簡略化す
ることが特に重要である。
【0048】図5及び図6は復調器の一例を示す。この
復調器は14個の情報ビットからなるブロックから、8
個のデータ・ビットからなるブロックを復調するもので
ある。図5は復調器のブロック図を示し、図6はその回
路の一部を概略的に示す。この復調器はアンド・ゲート
17−0〜17−51を有する。これらアンド・ゲート
17−0〜17−51は夫々1個またはそれ以上の入力
端子を具備する。情報ブロックの14ビットの1つが夫
々の入力端子に供給される。これら入力端子は反転型ま
たは非反転型である。図6はCi欄でこれがどのように
実行されるかを示す。第1欄は14ビット長の情報ブロ
ックの最下位桁のビット位置C1 を示し、第14欄は最
小位桁のビット位置C14を示す。間の第2〜13欄は夫
々ビット位置との関連で残り各桁を示す。ラインl0
51は夫々、アンド・ゲートの番号に対応する。すなわ
ち、ラインl0 はアンド・ゲート17−0の入力端子に
対応し、ラインl1 はアンド・ゲート17−1の入力端
子に対応する。他も同様である。
【0049】第i欄のラインljに符号1があると、そ
れは非反転入力端子を介して第i番目のビット位置Bi
の内容が第j番目のアンド・ゲート17に供給されるこ
とを意味する。第i欄のラインljに符号Oがあると、
それは反転入力端子を介して第i番目のビット位置Ci
が第j番目のアンド・ゲート17に供給されることを意
味する。この結果、アンド・ゲート17−0の反転入力
端子は第1番目のビット位置C1 に接続され、非反転入
力端子は第4番目のビット位置C4 に接続される(ライ
ンl0 )。またアンド・ゲート17−1の非反転入力端
子は第3番目のビット位置C3 に接続される(ラインl
1 )。他についても同様である。
【0050】復調器はさらに8個のオア・ゲート18−
1〜18−8を有する。これらオア・ゲート18−1〜
18−8の入力端子はアンド・ゲート17−0〜17−
51に接続されている。図5はAi欄でこのことがどの
ように実現されているかを示す。A1 欄はオア・ゲート
18−1に対応する。A2 欄はオア・ゲート18−2に
対応する。そして、A3 欄以降も同様であり、最後にA
8 欄はオア・ゲート18−8に対応する。第j番目のA
i欄の文字Aは、アンド・ゲート17−jがオア・ゲー
ト18−iに接続されていることを示す。
【0051】アンド・ゲート17−50、17−51に
ついては回路構成がつぎのように変更される。アンド・
ゲート17−50、17−51の夫々の反転出力端子が
夫々他のアンド・ゲート19の入力端子に接続される。
オア・ゲート18−4の出力端子はアンド・ゲート19
の他の入力端子に接続される。
【0052】オア・ゲート18−1、18−2、18−
3、18−5、18−8の出力端子及びアンド・ゲート
19の出力端子は夫々出力端子20−iに接続されてい
る。そして、この復号された8ビット長のデータ・ブロ
ックはこの出力端子からパラレル・データとして取り出
される。
【0053】図5で示される復調器は、いわゆるFPL
A(フィールド・ブログラマブル・ロジック・アレイ)
でかえることができる。例えばシグネティックス・バイ
ポーラFPLA82S100/82S101を用いう
る。図6ず示されるテーブルはこのアレイゆえにプログ
ラマブルである。
【0054】図5及び図6で示される復調器はその簡略
さゆえに、読み取り専用の光学記録システムに大変好適
である。
【0055】同期ブロックは、図7に示す回路によって
検出される。伝送された信号または再生された記録信号
は入力端子21に供給される。この信号はMRZ−Mフ
ォーマットのものである。この信号はオア・ゲート22
の第1入力端子に直接に供給されるとともに、遅延素子
23を介してオア・ゲート22の第2入力端子に供給さ
れている。そうすると、いわゆるNRZ−I信号がオア
・ゲート23の出力端子から出力される。オア・ゲート
23の出力端子はシフトレジスタ24の入力端子に接続
されている。
【0056】このシフトレジスタ24は多数のビット・
セルからなる。そして、これらビット・セルは夫々タッ
プを具備する。ビット・セルの個数は同期ブロックを構
成するビットの個数と等しい。上述の例では、系列|0
000000000|0000000000|を記録で
きるようにするために23個のビット・セルを持つ。
【0057】夫々のタップはアンド・ゲート25の入力
端子に接続されている。アンド・ゲート25の入力端子
は反転型または非反転型である。同期系列がアンド・ゲ
ート25の入力に供給されたときには、このアンド・ゲ
ート25の出力端子26から信号が出力される。この信
号は同期パターンの検出信号として用いることができ
る。この検出信号に基いて、ビット系列は夫々(n1
2 )ビット長のブロックに分割される。これら分割さ
れたチャンネル・ブロックは他のシフトレジスタにおい
て順次シフトされる。上記n1 桁のビットはパラレル・
データとして読み出され、図5に示すようにアンド・ゲ
ート17の入力端子に転送される。下位n 2 桁のビット
は復調では用いられない。
【0058】コード化された信号は、例えば、光学記録
媒体に記録される。この信号は図1Bで示すような形を
している。この信号は螺旋状の軌跡で記録媒体に記録さ
れていく。この情報形態は、例えば図8に示すような多
数のスーパ・ブロックの系列からなる。スーパ・ブロッ
クSBiは同期ブロックSYNiと多数の(本例では3
3個の)チャンネル・ブロックとからなる。同期ブロッ
クSYNiは図4に示すように構成される。チャンネル
・ブロックBC1 、BC2 、‥‥BC33は夫々(n1
2 )ビットからなる。“1”のチャンネル・ビットは
記録媒体においてある遷移として表わされる。例えば、
ピット無しからピット有りの状態への遷移としてであ
る。
【0059】“0”のチャンネル・ビットは記録媒体に
おいて無遷移の状態としてあらわされる。螺旋情報トラ
ックは要素をなすセル、即ち、ビット・セルに細分割さ
れる。記録媒体上でこれらビット・セルは空間的構造を
形成する。この構造はチャンネル・ビットのビット時間
間隔への細分化に対応する。
【0060】情報ビット及び分離ビットの内容と無関係
に、多数の細部が記録媒体において識別される。この記
録媒体において、k規則は、2個の隣り合う遷移間の最
大距離が(k+1)ビット・セルの長さであることを意
味する。最も長いピット(ピット無し部分)はそれゆえ
(k+1)ビット・セルからなる。d規則は2個の隣り
合う遷移間の最小距離が(d+1)ビット・セルの長さ
であることを意味する。さらに、規則正しい間隔ごと
に、最長のピット無し部分の後または前に最長のピット
がある。この形態は同期ブロックの部分である。
【0061】別の例においては、k=10、d=2そし
てスーパ・ブロックSBiが588個のチャンネル・ビ
ット・セルからなる。このスーパ・ブロックSBiは2
7(14+3)ビット・セルの同期ブロックと33個の
チャンネル・ブロックとからなる。チャンネル・ブロッ
クは夫々(14+3)個のチャンネル・ビット・セルを
有する。
【0062】なお、アナログ信号をデジタル信号に変換
する変換回路や、再生装置に適用しうることはもちろん
である。即ち、変調器、伝送路例えば光学記録媒体及び
復調器は一体であるシステムの一部を構成する。このシ
ステムは、例えばアナログ情報(音楽、スピーチ)をデ
ジタル情報に変換するものである。このデジタル情報は
光学記録媒体に記録される。記録媒体やそのコピーに記
録されている情報は、その記録媒体に記録された情報を
再生するのに適した装置によって再生されうる。
【0063】この場合、この変換回路は、具体的には、
記録すべきアナログ信号(音楽、スピーチ)を予め定め
られたパターン(ソース・コーティング)のデジタル信
号に変換するために、アナログ/デジタル変換器を有す
る。さらに、この変換回路においては、デジタル信号が
記録媒体から読み採るときに発生するエラーを信号を再
生する装置中で訂正できるようにするためのフォーマッ
トに、変換される。このような目的に好適なエラー訂正
システムはすでにソニー株式会社が提案している(特願
昭55−67608号)。
【0064】エラー訂正されたデジタル信号は、このの
ち、媒体の特性に好適なデジタル信号に変換するため
に、上述の変調器に供給される。さらに、同期パターン
が供給され、この信号は適切なフレーム・パターンとさ
れる。このようにして得られた信号は、例えばレーザの
コントロール信号(NRZ−Mフォーマット)を得るた
めに用いられる。このコントロール信号によって、予め
定められたピットの有無の系列としての螺旋形の情報形
態を記録媒体に適用しうる。
【0065】この記録媒体やそのコピーは、記録媒体か
ら得られた情報ビットを再生するための装置に読み取ら
れる。この目的を達成するために、この装置は変調器、
エラー訂正システムのデコーダ及び変換回路に供給され
たアナログ信号の複製物を再生するためのアナログ/デ
ジタル変換器とを有する。なお、このデコーダについて
はすでに詳細に説明した。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば分離ブロックは隣接する
情報ブロックのこの分離ブロックを介した連結部におい
て、“1”のチャンネルビットを連続するd個以上の
“0”のチャンネルビットによって分離すると共に
“0”のチャンネルビットの連続個数をk個以内とする
複数個の該当分離ブロックの中から選択され、なおかつ
連続して成るこの情報ブロック及び分離ブロックの直流
不平衡を低減させる分離ブロックが選択されて記録され
ているので隣接する遷移間距離が所定範囲内に設定でき
ると共に直流不平衡が低減できる利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】2値符号変換方法の例の説明に供する線図であ
る。
【図2】2値符号変換方法の他の例の説明に供する線図
である。
【図3】図1の説明に供するフローチャートである。
【図4】チャンネル・ビット系列を復調するときに用い
る同期ブロックの一例を示す線図である。
【図5】復号装置の一例を示す線図である。
【図6】図5の説明に供する線図である。
【図7】同期ビット系列を検出する回路例を示す構成図
である。
【図8】2値符号変換方法のフレーム・フォーマット例
を示す線図である。
【符号の説明】
BCi チャンネル・ブロック BDi データ・ブロック BIi 情報ブロック BSi 分離ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヤコブ・ゲリット・ネイボア オランダ国,アインドーフェン,ピータ ーツェーマンシュトラート 6 (72)発明者 小高 健太郎 神奈川県厚木市旭町4丁目14番1号 ソ ニー株式会社厚木工場内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 mビットから成るデータブロックから、
    “1”のチャンネルビットは連続するd(d≧1)個以
    上の“0”のチャンネルビットにより分離されると共に
    “0”のチャンネルビットの連続個数がk個以内に設定
    されたn1 チャンネルビット(但しn1 >m)から成る
    情報ブロックが上記データブロックと1対1に形成さ
    れ、及びn2 チャンネルビットから成る分離ブロックが
    各々の情報ブロック間に配設された2値符号が、上記
    “1”のチャンネルビットを物理的な状態の遷移として
    記録された記録媒体において、上記分離ブロックは隣接
    する情報ブロックの上記分離ブロックを介した連結部に
    おいて上記“1”のチャンネルビットを連続するd個以
    上の“0”のチャンネルビットによって分離すると共に
    “0”のチャンネルビットの連続個数をk個以内とする
    複数個の該当分離ブロックの中から選択され、なおかつ
    連続して成る上記情報ブロック及び分離ブロックの直流
    不平衡を低減させる分離ブロックが選択されて上記情報
    ブロックと共に記録されることにより、記録媒体上の
    接する物理的な遷移間距離が所定の範囲内に設定される
    と共に直流不平衡が低減されたことを特徴とする2値符
    号記録媒体。
JP4291777A 1980-07-14 1992-10-29 2値符号記録媒体 Expired - Lifetime JP2547299B2 (ja)

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