JP2536448Y2 - モールド成形用金型 - Google Patents

モールド成形用金型

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JP2536448Y2
JP2536448Y2 JP1990401117U JP40111790U JP2536448Y2 JP 2536448 Y2 JP2536448 Y2 JP 2536448Y2 JP 1990401117 U JP1990401117 U JP 1990401117U JP 40111790 U JP40111790 U JP 40111790U JP 2536448 Y2 JP2536448 Y2 JP 2536448Y2
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JP
Japan
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knockout
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Inventor
松岡眞武
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群馬日本電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はモールド成形用金型に関
し、特に成形品の表面に鈎状の突起を形成させるモール
ド成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のモールド成形用金型の一例
の主要部を示す断面図、図4は図3の例からモールド成
形品を突出した状態を示す断面図である。
【0003】成形品の表面に鈎状の突起を形成させる従
来のモールド成形用金型は、図3および図4に示すよう
に、成形品の表面に鈎状の突起(鈎状突起部)を形成す
るためのノックアウトピン11と、インサート金具17
を押圧してキャビティ16aに形成した成形品16bを
金型から突出すためのノックアウトピン12とを有し、
ノックアウトプレート13および14を押下することに
よって上型15から突出した成形品16bをノックアウ
トピン12によって保持し、成形品16bを無理に変形
させることによって成形品の表面の鈎状突起部をノック
アウトピン11から分離して成形品16bを金型から取
出している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述したような従来の
モールド成形用金型は、ノックアウトピンによって成形
品の表面に鈎状突起部を形成させるため、成形品を無理
に変形させて金型から取出さなければならず、このた
め、鈎状突起部の強度を強くできないという欠点があ
る。また、鈎状突起部を形成するノックアウトピンのみ
によって成形品を金型から押出すようにすることもでき
るが、この場合は、成形品を破損したり変形させたりす
ることがある。さらに、インサート金具を押圧するノッ
クアウトピンを有するモールド成形用金型においては、
鈎状突起部をノックアウトピンの先端部に形成すると、
インサート金具を押圧するノックアウトピンによって成
形品が保持されてしまい、成形品を金型から取出せなく
なることがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のモールド成形用
金型は、成形品の表面に鈎状突起部を形成するためのノ
ックアウトピンを上下方向に滑動可能とし、その上下方
向のスライド量を、モールド成形品を突出すためのノッ
クアウトピンが成形品の中に食込んでいる寸法よりも大
きくすることにより、モールド成形品を変形させずに金
型から取出すことができるようにしたものである。
【0006】すなわち、本考案のモールド成形用金型
は、下面にキャビティを設けた上型と、前記上型の下方
に配設された下型と、前記キャビティと前記下型との間
に形成した成形品を押圧して前記上型から突出させる
めの第一のノックアウトピンと、先端部の側面に切欠き
を設けて前記成形品の表面に鈎状突起部を形成する第二
のノックアウトピンとを備えるモールド成形用金型にお
いて、前記第二のノックアウトピンを上下方向に滑動可
能とし、その距離を前記第一のノックアウトピンが前記
成形品の中に食込んでいる量よりも大きくしたものであ
る。
【0007】
【実施例】次に、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0008】図1は本考案の一実施例の主要部を示す断
面図、図2は図1の実施例からモールド成形品を突出し
た状態を示す断面図である。
【0009】本実施例は、図1に示すように、下面にキ
ャビティ6aを設けた上型5と、上型5の下方に配設さ
れた下型8と、成形品の表面に鈎状突起部を形成するた
めのノックアウトピン1と、キャビティ6aの中に挿入
されたインサート金具7を押圧してキャビティ6aと下
型8とによって形成した成形品6bを金型から突出すた
めのノックアウトピン2と、ノックアウトピン1および
ノックアウトピン2を保持するノックアウトプレート3
および4とを備えている。
【0010】ノックアウトピン1は、ノックアウトプレ
ート4の中で、寸法Lの範囲内で上下方向に滑動するこ
とができる。この寸法Lは、ノックアウトピン2が成形
品6bの中に食込んでいる量Mよりも大きくしてある。
【0011】このように構成したモールド成形用金型に
よって成形品6bを製作するときは、ノックアウトピン
1は、キャビティ6aに注入される樹脂の圧力によって
ノックアウトプレート3と接触する迄押上げられ、成形
品6bに鈎状突起部を形成する。
【0012】図2に示すように、成形が終了して成形品
6bを上型5から突出すと、成形品6bはノックアウト
ピン1によって押下げられ、ノックアウトピン2の下面
は成形品6bの上面よりも上の位置になる。これによっ
て成形品6bを横方向に動かすことができるようになる
ため、成形品6bを変形させずに容易に分離することが
できる。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のは、モー
ルド成形用金型は、表面に鈎状突起部を形成した成形品
を、変形させずに容易に金型から分離することができる
という効果があり、従って成形品を破損したり変形させ
たりすることがないため、鈎状突起部の強度を強くする
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の主要部を示す断面図であ
る。
【図2】図1の実施例からモールド成形品を突出した状
態を示す断面図である。
【図3】従来のモールド成形用金型の一例の主要部を示
す断面図である。
【図4】図3の例からモールド成形品を突出した状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 ノックアウトピン 2 ノックアウトピン 3 ノックアウトプレート 4 ノックアウトプレート 5 上型 6a キャビティ 6b 成形品 7 インサート金具 8 下型 11 ノックアウトピン 12 ノックアウトピン 13 ノックアウトプレート 14 ノックアウトプレート 15 上型 16a キャビティ 16b 成形品 17 インサート金具

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面にキャビティを設けた上型と、前記
    上型の下方に配設された下型と、前記キャビティと前記
    下型との間に形成した成形品を押圧して前記上型から突
    させるための第一のノックアウトピンと、先端部の側
    面に切欠きを設けて前記成形品の表面に鈎状突起部を形
    成する第二のノックアウトピンとを備えるモールド成形
    用金型において、前記第二のノックアウトピンを上下方
    向に滑動可能とし、その距離を前記第一のノックアウト
    ピンが前記成形品の中に食込んでいる量よりも大きくし
    たことを特徴とするモールド成形用金型。
JP1990401117U 1990-12-20 1990-12-20 モールド成形用金型 Expired - Fee Related JP2536448Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57159428U (ja) * 1981-03-31 1982-10-06
JPS5842030U (ja) * 1981-09-14 1983-03-19 松下電工株式会社 成形金型
JPS6019100A (ja) * 1983-07-14 1985-01-31 Kubota Ltd し尿処理場のコンポストシステム

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