JP2513182Y2 - カセツトケ−ス成形用金型 - Google Patents

カセツトケ−ス成形用金型

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JP2513182Y2
JP2513182Y2 JP1987034124U JP3412487U JP2513182Y2 JP 2513182 Y2 JP2513182 Y2 JP 2513182Y2 JP 1987034124 U JP1987034124 U JP 1987034124U JP 3412487 U JP3412487 U JP 3412487U JP 2513182 Y2 JP2513182 Y2 JP 2513182Y2
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JP
Japan
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mold
cavity
molding
die
case body
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JP1987034124U
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JPS63141715U (ja
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良浩 清野
国雄 山本
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主としてビデオカセットケースのケース体
を成形するためのカセットケース成形用金型に関する。
〔従来の技術〕
一般に、ビデオテープを内部に収納するビデオカセッ
トケースは、上下一対のケース体を組合わせた構成とさ
れている。そして、近年、製品デザインの多様化が進
み、特に、上ケース体の上面のデザインが多様化するに
つれて、これに対応するために、上ケース体の上面を成
形するキャビティ型を新たに製作する必要が生じてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このようにキャビティ型を新たに製作
して交換する場合には、キャビティ型が複雑でかつ加工
量が多いため、その製作に時間を要し、かつ制作費が嵩
むという問題がある。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、製品デザインを変更する場合に、デ
ザイン部分のみを変更するだけで円滑にかつ安価に対応
することができるカセットケース成形用金型を提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上下一対のケース体からなるカセットケー
スの該ケース体を成形する成形用金型において、前記ケ
ース体の外面を成形するキャビティ型を、前記ケース体
のデザイン面を成形する入子型と、この入子型を着脱自
在に嵌合するキャビティ型本体とから構成してなり、前
記入子型の周縁部表面は、その周囲の前記キャビティ型
本体の表面より嵌合方向に引っ込んでいることを特徴と
する。
〔作用〕
本考案のカセットケース成形用金型にあっては、キャ
ビティ型本体に嵌合する入子型を交換することによっ
て、ケース体のデザイン面の変更に対応することができ
る。また、入子型の周縁部表面がその周囲のキャビティ
型本体の表面より引っ込んでいるから、浮き彫り状のデ
ザイン面を得ることができる。さらに、この入子型とキ
ャビティ型本体との間に形成される段差により、射出時
の樹脂流れに抵抗を付与し、段差の部分でのバリの発生
を抑制することができる。しかも、この入子型とキャビ
ティ型本体との間のクリアランスが樹脂充填時のガス逃
げ通路となって段差の部分の樹脂回りを良くし、樹脂を
段差の奥まで充満させ得て、浮き彫り状のデザインを明
瞭に成形することができる。また、段差の部分は成形品
では凸状になるため、万一バリが発生した場合でも除去
が容易で目立たなくすることができる。
〔実施例〕
以下、第1図ないし第5図に基づいて本考案の一実施
例を説明する。
図中符号1は、上ケース体2の外面2aを成形するため
のキャビティ型であり、このキャビティ型1は、上ケー
ス体2の上面2bのデザイン面2cを成形するための入子型
3と、この入子型3を着脱自在に嵌合し、かつ上ケース
体2の上面2bの外縁部2d、ヘッド対応部2e及び側壁部2f
を成形するためのキャビティ型本体4とから構成されて
いる。
また、上記入子型3は、第4図に示すように、キャビ
ティ型本体4の凹所4a内に嵌め込まれ、かつ引きボルト
5をキャビティ型本体4の背面側からねじ込むことによ
り固定されている。そして、この入子型3の彫刻面3a
は、該彫刻面3aの周囲の上記キャビティ型本体4の表面
4bより若干低く位置するように設定されている。
上記のように構成されたキャビティ型1と、これに対
向し、かつ上ケース体2の内面を成形するコア型とを用
いて上ケース体2を射出成形する場合には、従来同様、
コア型を含む可動型板をキャビティ型1を含む固定側型
板に接触させることにより、コア型とキャビティ型1と
の間に空隙(キャビティ)を形成し、この空隙内に溶融
樹脂を射出、供給して上ケース体2を成形する。
この場合、入子型3の彫刻面3aはその周囲のキャビテ
ィ型本体4の表面4bより若干低く配置されているので、
射出成形された製品(上ケース体)のデザイン面2cは、
その周囲の上面2bより若干突出して形成される。これに
より、製品のデザイン面2cが浮き上がって意匠上の効果
が高い上に、入子型3とこれを嵌合するキャビティ型本
体4とのクリアランスによって生じるバリ等の発生を極
力抑制でき、しかもバリが発生した場合であっても除去
が容易でかつ、除去した跡が目立ちにくい。このバリの
発生を抑制できるというのは、入子型3とキャビティ型
本体4との間の段差により、射出時の樹脂流れに抵抗が
付与されて、これらの合わせ面に樹脂が到達するまでの
時間が遅くなるため、その間に樹脂表面にある程度の硬
化層を形成することができるからである。
また、上ケース体2の上面のデザイン面2cを変更する
必要が生じた場合には、新たに入子型3のみを製作し
て、この入子型3を代わりにキャビティ型本体4の凹所
4a内に嵌め込んで引きボルト5によって固定すればよ
く、製品デザインの変更に迅速にかつ円滑に対応でき
る。この場合、入子型3の製作は、主としてその彫刻面
3aの表面加工のみでよいから、製作が容易で、安いコス
トで製作することができる。
なお、上記実施例においては、入子型3の彫刻面3a
と、この彫刻面3aの周囲のキャビティ型本体4の表面4b
との間に若干の段差を設けて、入子型3とキャビティ型
本体4とのクリアランスに対処するように説明したが、
これに限らず、上記彫刻面3aとその周囲の表面4bとのシ
ボ加工をあらくするようにして対応してもよい。また、
上記実施例においてはデザイン変更が多い上ケース体2
の上面2bについて説明したが、場合によっては、上ケー
ス体2と対をなす下ケース体の下面についても同様の構
成の入子型を用いてデザイン変更を対処してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は、キャビティ型本体に
嵌合する入子型を交換することによって、ケース体のデ
ザイン面の変更に円滑に対応できる上に、入子型はその
表面のみを加工するだけで足りるから製作が容易で、製
作コストが安価であるという優れた効果を有する。ま
た、入子型の周縁部表面がその周囲のキャビティ型本体
の表面より引っ込んでいるから、浮き彫り状のデザイン
面を得ることができ、優れた意匠的効果を得ることがで
きる。さらに、この入子型とキャビティ型本体との間に
形成される段差により、段差の部分でのバリの発生を抑
制することができるとともに、その間のクリアランスが
ガス逃げ通路となって段差の部分の樹脂回りを良くし、
樹脂を段差の奥まで充填させ得て、浮き彫り状のデザイ
ンを明瞭に成形することができる。また、段差の部分は
成形品では凸状になるため、万一バリが発生した場合で
も除去が容易で目立たなくすることができる等の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示すもので、
第1図は分解斜視図、第2図は入子型をキャビティ型本
体内に嵌め込んだ状態の斜視図、第3図は第2図のIII-
III線に沿って切断した場合の斜視図、第4図は断面
図、第5図は上ケース体の一例を示す斜視図である。 1……キャビティ型、2……上ケース体、2a……外面、
2c……デザイン面、3……入子型、3a……彫刻面、4…
…キャビティ型本体。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−74137(JP,A) 実開 昭57−68319(JP,U) 実開 昭51−103062(JP,U) 実開 昭60−75015(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下一対のケース体からなるカセットケー
    スの該ケース体を成形する成形用金型において、前記ケ
    ース体の外面を成形するキャビティ型を、前記ケース体
    のデザイン面を成形する入子型と、この入子型を着脱自
    在に嵌合するキャビティ型本体とから構成してなり、前
    記入子型の周縁部表面は、その周囲の前記キャビティ型
    本体の表面より嵌合方向に引っ込んでいることを特徴と
    するカセットケース成形用金型。
JP1987034124U 1987-03-09 1987-03-09 カセツトケ−ス成形用金型 Expired - Lifetime JP2513182Y2 (ja)

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JPS5768319U (ja) * 1980-10-14 1982-04-23
JPS6069612U (ja) * 1983-10-20 1985-05-17 積水化学工業株式会社 集水器成形金型

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