JPH0421608Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0421608Y2
JPH0421608Y2 JP1985098382U JP9838285U JPH0421608Y2 JP H0421608 Y2 JPH0421608 Y2 JP H0421608Y2 JP 1985098382 U JP1985098382 U JP 1985098382U JP 9838285 U JP9838285 U JP 9838285U JP H0421608 Y2 JPH0421608 Y2 JP H0421608Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
press
punch
mold
bulge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985098382U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS626918U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985098382U priority Critical patent/JPH0421608Y2/ja
Publication of JPS626918U publication Critical patent/JPS626918U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0421608Y2 publication Critical patent/JPH0421608Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はプレス加工用金型、特に中間部に膨出
部が形成された凸部を有する部品を加工するプレ
ス加工用金型の改良に関する。
(従来技術) 例えば自動車のホイールハウスインナーのよう
に中間部に膨出部を有する部品はプレス成形によ
つて製作されるのが通例であるが、その場合、一
般に部品成形用の1組のパンチ及びダイスと板材
(素材)挾持用のブランクホルダーとを有するプ
レス加工用金型が使用される(例えば実開昭60−
89934号公報参照)。そして、上記ダイスとブラン
クホルダーとの間に板材を挾持した状態で、上記
パンチによつて該板材をダイスの型面内に押し込
んで絞り加工することにより、該板材を所定形状
に成形することが行われる。このようにして成形
された部品(例えばホイールハウスインナー)
は、例えば第5図に示すような形状をしている。
即ち、同図に示すように、該部品Aは、一方向
(X方向)に延びて頂部に近づく程幅が狭くなる
凸部Bを有し、且つ該凸部Bの端部B1,B1′が同
じくX方向に開口していると共に、該凸部Bの中
間にY方向(X方向と略直交する方向)に膨らむ
膨出部B2が形成された形状である。
然るに、上記のような凸部Bを有する部品Aに
おいては、該凸部Bの一端B1から他端B1′に至る
までの距離に関し、上記膨出部B2を含む凸部B
の上部の稜線に沿つてX方向に延びるX1部分の
方が、該凸部Bの下部の谷線に沿つて同じくX方
向に延びるX2部分よりも短くなるという性質が
あり、そのため、上記のような従来の金型によつ
てこの種の部品Aを成形した際には、次のような
問題が生じていた。即ち、上記パンチによつて板
材をダイス内の型面に押し付けて部品Aの凸部B
を形成する時に、該板材を構成している材料が上
記端部B1,B1′側から膨出部B2に向つて移動ない
し流入するが、その場合、上記凸部Bにおける
X1部分の方の長さがX2部分よりも短いため、該
X2部分の材料の移動に従つてX1部分の材料が上
記膨出部B2の方向に必要以上に流入し、その結
果、凸部Bの両側の部分とその中間にある膨出部
B2との境界部B3…B3にシワZ…Zが発生すると
いう問題があつた。
尚、このようなシワの発生を防止すべく従来に
おいては例えばダイスの所定位置にシワ押え用の
ビートを設け、該ビートによつて上記材料流入の
阻止を図るようになされることがあるが、その場
合、該ビートの寸法設定が極めて難しく、これを
誤ると上記のようにシワZ…Zが発生したり或い
はその部分に亀裂が生じたりするという欠点があ
つた。
(考案の目的) 本考案は、上部に至る程幅が狭くなり且つ中間
部が膨出部とされた凸部を有する部品を成形する
場合における上記のような問題に対処するもの
で、この種の部品を成形するプレス加工用金型と
してシワを発生させないで所定形状の部品を成形
することができる金型を提供し、もつてシワのな
い高品質の部品が得られるようにすることを目的
とする。
(考案の構成) 上記目的を達成すべく本考案に係るプレス加工
用金型は次のように構成したことを特徴とする。
即ち、頂部に至る程幅が狭くなるように形成さ
れた一方向に延びる凸部を有し且つその凸部の少
なくとも一端が側方に開口し、中間部が上記方向
と略直交する方向に膨出する膨出部とされて、該
膨出部を含む凸部の上部の稜線に沿う部分が該凸
部の下部の谷線に沿う部分より短くなる部品を加
工するプレス加工用金型において、上記部品を成
形する成形用雄型面を有して当該プレス装置に固
定される下型パンチと、プレス装置に備えられた
クツシヨンピンによつて支持されて上記パンチ周
囲に上下動可能に設けられるブランクホルダー
と、上記パンチにおける成形用雄型面に対応する
部品成形用雌型面を有してプレスラムによつて上
下動される上型ダイスとを有する構成において、
上型ダイスの開口端部の近傍に、該ダイスの雌型
面内に対して進退動可能にパツド部材を設ける。
上記パツド部材は弾性部材によつて上記雌型面
の内方側ないし下型パンチ側に常時付勢されてお
り、非成形時にはその先端が上型ダイスの雌型面
の内方に若干突出されている。そして、上記ブラ
ンクホルダーと上型ダイスとの間に素材が挾持さ
れた状態で、該素材が下型パンチによつて上型ダ
イスの雌型面に押し付けられて部品の凸部が形成
される時に、上記パツド部材が上記部品の凸部に
おける開口端部近傍の側面を押圧してこれを押え
ることにより、上記凸部の中間に形成される膨出
部に向つて上記開口端部の上方部分の材料が必要
以上に流入することを防止するようになつてい
る。
(考案の効果) 上記の構成によれば、頂部に至る程幅が狭くな
り且つ中間部に膨出部が設けられた凸部を有する
部品の成形時に、素材を押圧するパツド部材によ
り、成形部品の開口端部側から凸部中間における
膨出部側への特に凸部上部での材料の必要以上の
流入が阻止されるため、該膨出部の近傍に生じ易
いシワの発生が効果的に防止され、その結果、シ
ワのない高品質の成形品が得られるようになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
尚、この実施例は、自動車のホイールハウスイ
ンナー(2個取り)を成形するプレス装置に本考
案を適用したものである。
第1図及び第2図は該実施例に係るプレス加工
用金型の縦断面図及び一部省略横断面図で、これ
らの図面に示すように該金型1は、部品成形用の
雄型面2aを有して当該プレス装置の下方部に固
定された下型パンチ2と、その上方に備えられて
該パンチ2における雄型面2aに対応する部品成
形用雌型面3aを有する上型ダイス3と、上記下
型パンチ2の周囲に備えられて上面に成形素材a
がセツトされるブランクホルダー4とを有する。
上記下型パンチ2は、第5図に示すような部品
(ホイールハウスインナー2個取り)Aの凸部B
を成形すべく、中央部2bが両側部2c,2cよ
りも図面上左右方向に膨んだ形状とされており、
非成形時にはその上面が上記ブランクホルダー4
の上面と略面一ないし若干下方位置となるように
設けられている。また、このパンチ2の基部2d
の下方には複数(図例では4個)のエアシリンダ
5…5が配置されており、該シリンダ5…5から
上方に出退自在に夫々突出されたクツシヨンピン
5a…5aの上端に上記ブランクホルダー4が取
付けられていることにより、該ホルダー4が常時
上方に付勢された状態で上記ダイス3側からの押
付力を受けた時に下型パンチ2に対して上下動す
ることができるように構成されている。
一方、上記上型ダイス3は、その雌型面3aの
両端部3b、3bが開口されており、該ダイス3
の上方に別途備えられたプレスラム6に連結され
ている。そして、該ラム6によつて上下動される
ことにより、第1図に示す上昇位置と、該ダイス
3の雌型面3a内に上記パンチ2の雄型面2aが
突入する下降位置(第4図参照)との間を往復動
されるようになつている。
然して、この上型ダイス3には、上記開口端部
3b,3bの近傍に複数(図例では4個)のパツ
ド部材7…7が配設されている。これらのパツド
部材7…7は、第1図に示す左右水平方向に移動
可能に埋設されており、さの背後に夫々設けられ
たバネ部材8…8によつて上記ダイス雌型面3a
の内方に向けて常時付勢されている。そして、上
型ダイス3が第1図に示す上昇位置にある時(非
成形時)には、各パツド部材7…7の先端部7a
…7aが上記ダイス雌型面3a内に若干突出した
状態にあるが、成形時には、第3,4図に示すよ
うに上型ダイス3の下降に伴つて各先端部7a…
7aが、上記部品における凸部両側部の各側面と
なるべき部分に沿つて押圧されながら、バネ部材
8…8に抗して後退されるようになつている。
上記の構成によれば、第1図に示すように下型
パンチ2及びブランクホルダー4の上方に上型ダ
イス3を位置させ且つ該ホルダー4及びパンチ2
の上部の所定位置に素材aをセツトした状態で、
上記ダイス3を下降させると、先ず、該ダイス3
とブランクホルダー4との間に素材aが挾持され
る。そして、この状態から更にダイス3が素材a
の両側部、ブランクホルダー4及びクツシヨンピ
ン5aがエアシリンダ5内の圧力に抗して一体的
に下動することにより、第3図に示すように、下
型パンチ2の雌型面2aがこれに対応する上型ダ
イス3の雌型面3a内に突入される。これによ
り、第5図に示すような中央に膨出部B2を有す
る部品Aの凸部Bとなるべき***部a1が成形され
ていくが、この時、その両側上方部分の材料が該
***部a1における膨出部B2となるべき中間部に
向つて必要以上に流入しようとする。しかし、上
記の金型1においては上型ダイス3の開口端部3
b,3bの近傍にパツド部材7…7が配設され且
つこれらがバネ部材8…8によつて雌型面3aの
内方に向けて常時付勢されているため、第3図に
示すように上記下型パンチ2の上型ダイス3側へ
の突入による成形時においては、上記***部a1
は、その開口端部(第5図に示す部品Aの開口端
部B1,B1′となるべき部分)の近傍における両側
面a2…a2の上部つまり上記材料流入の生じ易い部
分がパツド部材7…7の先端部7a…7aによつ
て押えられることになる。つまり、第4図に示す
ように両型面2a,3aが素材aを挾んで完全に
合わされるまで、上記した***部a1における所定
部分a2…a2が各パツド部材7…7によつて完全に
押えられて成形されるから、上記したような***
部a1における開口端部側から中間部側への必要以
上の材料流入が阻止されることになる。これによ
り、第5図に示すような部品Aの成形時に、その
凸部Bにおける開口端部B1,B1′から中央の膨出
部B2に向つて材料が流入するに際して、特に凸
部Bの下部の谷線に沿う部分X2よりも寸法が短
くなる上部の稜線に沿う部分X1で必要以上に材
料が流入することによるシワZ…Zの発生が効果
的に防止され、この種のシワZ…Zが存在しない
高品質の成形品が得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案の実施例を示すもので、第
1図は該実施例に係るプレス加工用金型の縦断面
図、第2図は第1図−線で切断した一部省略
横断平面図、第3,4図は上記金型による成形初
期及び終期の状態を夫々示す縦断面図である。ま
た、第5図は本考案の実施例及び従来の問題点を
説明するために用いたプレス加工成形部品(2個
取りのホイールハウスインナー)を示す斜視図で
ある。 1……プレス加工用金型、2……下型パンチ、
2a……雄型面、3……上型ダイス、3a……雌
型面、3b……開口端部、4……ブランクホルダ
ー、5a……クツシヨンピン、6……プレスラ
ム、7……パツド部材、8……弾性部材(バネ部
材)、A……成形品、B……凸部、B1,B1′……
開口端、B2……膨出部、X1……凸部上部の稜線
に沿う部分、X2……凸部下部の谷線に沿う部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 頂部に至る程幅が狭くなるように形成された一
    方向に延びる凸部を有し且つその凸部の少なくと
    も一端が側方に開口し、中間部が上記方向と略直
    交する方向に膨出する膨出部とされて、該膨出部
    を含む凸部の上部の稜線に沿う部分が該凸部の下
    部の谷線に沿う部分より短くなる部分を加工する
    プレス加工用金型であつて、上記部品を成形する
    成形用雄型面を有してプレス装置に固定される下
    型パンチと、この下型パンチの周囲に上下動可能
    に設けられてプレス装置のクツシヨンピンによつ
    て支持されたブランクホルダーと、上記下型パン
    チにおける成形用雄型面に対応する部品成形用雌
    型面を有してプレスラムによつて上下動される上
    型ダイスと、この上型ダイスの開口端部の近傍
    に、該ダイスの雌型面内に対して進退動可能に設
    けられて弾性部材によつて該雌型面の内方側に常
    時付勢されたパツド部材とを有することを特徴と
    するプレス加工用金型。
JP1985098382U 1985-06-27 1985-06-27 Expired JPH0421608Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985098382U JPH0421608Y2 (ja) 1985-06-27 1985-06-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985098382U JPH0421608Y2 (ja) 1985-06-27 1985-06-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS626918U JPS626918U (ja) 1987-01-16
JPH0421608Y2 true JPH0421608Y2 (ja) 1992-05-18

Family

ID=30966266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985098382U Expired JPH0421608Y2 (ja) 1985-06-27 1985-06-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0421608Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018034176A (ja) * 2016-08-30 2018-03-08 Jfeスチール株式会社 プレス成形品の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5717330A (en) * 1980-07-04 1982-01-29 Tonan Kogyo Kk Equipment for draw forming

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5889117U (ja) * 1981-12-09 1983-06-16 日産自動車株式会社 プレス型

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5717330A (en) * 1980-07-04 1982-01-29 Tonan Kogyo Kk Equipment for draw forming

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018034176A (ja) * 2016-08-30 2018-03-08 Jfeスチール株式会社 プレス成形品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS626918U (ja) 1987-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0421608Y2 (ja)
CN213223955U (zh) 一种拉延模
JP2564913B2 (ja) 対称部品成形用プレス型
JPH0459133A (ja) 絞り成形方法
JP2506400B2 (ja) 絞り成形方法
CN113275461B (zh) 汽车横梁连接件及其加工工艺、拉延模具以及汽车
JP2546308B2 (ja) プレス成形方法
JPH0536134B2 (ja)
JPS5877722A (ja) プレス装置
JPH0470212U (ja)
JP2552477Y2 (ja) プレス金型
JPS6317534Y2 (ja)
JPH01143626U (ja)
JPH0217689Y2 (ja)
JP2536448Y2 (ja) モールド成形用金型
JPH038892U (ja)
JPH028570Y2 (ja)
JPS625783Y2 (ja)
JPS63111222U (ja)
JPS59194344U (ja) 浮動プレス型
JPH0470233U (ja)
JPH0248215U (ja)
JPS5889117U (ja) プレス型
JPS62113822U (ja)
JPH06315725A (ja) フランジ成形装置